履歴書封筒の正しいのり付け方法とマナー|注意点も徹底解説
「履歴書の封筒、のり付けってどうすればいいんだろう…」封筒ののり付けは、意外と見落とされがちですが、第一印象に大きく影響を与えます。
適切なのり付け方法を知り、細かいマナーを守ることで、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。
本記事では、履歴書を入れる封筒ののり付け方法や注意点を詳しく解説し、就職活動をよりスムーズに進めるためのコツを紹介します。丁寧に気を配った封筒作成で、就職活動の第一歩を踏み出しましょう。
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履歴書を入れる封筒ののり付けで印象をアップしよう

履歴書を郵送するとき、封筒ののり付けは単なる作業ではありません。丁寧に仕上げることで、誠実な人柄として評価されるでしょう。
反対に、のりがはみ出していたり、封がしっかり閉じていなかったりすると、だらしない印象を与えてしまうおそれがあります。
そのため、のりは封筒の端まで薄く均一に塗り、閉じた後は軽く押さえてしっかり密着させてください。
見落としがちな封筒の扱いですが、細かい部分に気を配れる姿勢こそが、就活において重要な評価ポイントになるでしょう。
履歴書を入れる封筒におすすめののりの種類

履歴書を送るとき、封筒ののり選びは意外と見落とされがちですが、非常に重要です。のりの種類によっては、封筒の仕上がりや印象に差が出てしまいます。
清潔感や丁寧さを大切にしたい就活では、最適なのりを選ぶことが評価にもつながるでしょう。ここでは、就活生におすすめできる封筒用ののりを5つ紹介します。
- スティックのり
- テープのり
- 両面テープ
- 液体のり
- 水のり封筒
① スティックのり
スティックのりは、履歴書封筒に使うのりとしてもっとも安定した選択です。のりがはみ出しにくく、手や封筒の表面を汚さないため、清潔感を保ちやすいのが特徴といえます。
特に採用担当者に好印象を与えるためには、仕上がりの美しさも重要でしょう。一方で、安価な商品では粘着力が弱く、封がうまく閉じられないこともあります。
そのため、信頼できるメーカーの製品を選んでください。書類を多めに入れる場合は、しっかり圧着しておかないと途中で開いてしまうおそれもあるため、圧力をかけながら封を閉じるのがポイントです。
スティックのりは扱いやすく、はじめて就活書類を郵送する人にもおすすめです。見た目もきれいに仕上がり、安心して使える定番アイテムでしょう。
② テープのり
テープのりは、手を汚さずスムーズに使える便利な道具です。ローラーを転がすだけでのりが均等に塗れるため、きれいにフタを閉じられます。乾燥時間がいらないのも魅力で、急ぎのときでも安心です。
ただし、製品によっては粘着力がやや弱く、封が浮いてしまうケースも。また、幅が広いタイプを使うと、のりがはみ出してべたつくことがあるので注意してください。
粘着力と幅のバランスが取れたものを選ぶのがコツ。忙しい就活生には、作業効率の高さが心強いでしょう。見た目と使いやすさの両方を重視したい人に向いています。
③ 両面テープ
両面テープは、のり跡が表に出ないため仕上がりがとてもきれいです。封筒の内側にぴったり貼りつけられるので、美しい印象を保ちたい人に向いています。
ただし、強力なタイプを選ぶと封筒が開けにくくなり、開封時に破れてしまう可能性もあるため注意が必要です。また、封筒の紙質によってはフチがヨレることもあるでしょう。
適度な粘着力の製品を選び、フチ全体に均一に貼ることが大切です。
見た目を優先しすぎると実用性を損ねることもあるため、実際の使いやすさも考慮してください。採用担当者がスムーズに開封できることも忘れてはなりません。
④ 液体のり
液体のりは手に入りやすくコストも低いため、使いやすいアイテムのひとつです。紙同士をしっかり接着できる反面、水分を多く含んでいるため、封筒が波打ったり形が崩れたりする恐れも。
また、乾くまで時間がかかるため、封を閉じたあとすぐに投函してしまうと、途中で開いてしまうおそれもあります。こうした点から、やや扱いに注意が必要なのが液体のりの特徴です。
ただし、薄く均一に塗り、しっかり乾かすことを意識すれば、十分に使えます。丁寧な使い方を心がければ、マナーを損なうこともありません。使用する際は、時間に余裕をもって作業するようにしましょう。
⑤ 水のり封筒
水のり封筒は、あらかじめのりが付いていて水で湿らせるだけで封ができる便利な封筒です。郵送用として一般的に使われており、公的な用途にも適しています。
ただし、湿らせすぎると封筒がヨレたり、しっかり封が閉じなかったりする恐れも。きれいに仕上げるためには、スポンジや布を使って均一に湿らせることが大切です。
見た目にムラが出ると、相手に丁寧さが足りないと受け取られかねません。水のり封筒を使う場合は、少し練習しておくと安心でしょう。
履歴書を入れる封筒で避けるべきアイテム

見た目や使いやすさで選びがちな封の道具の中には、就活では使用を控えたほうがよいものもあります。ここでは、履歴書を郵送する際に避けるべきアイテムを紹介します。
- セロハンテープ
- ガムテープ
- ホチキス
- マスキングテープ
① セロハンテープ
セロハンテープは手軽で使いやすいものの、履歴書の封には適していません。封筒が事務的に見え、丁寧さや誠意が伝わりにくくなる恐れがあります。
また、粘着力が弱くはがれやすいため、輸送中に開封されてしまうリスクも。しっかりとのりで封をし、「〆」マークを記入する方法のほうが、信頼感のある印象を与えやすいでしょう。
② ガムテープ
ガムテープは強度がある一方で、就活には不向きです。厚みがあり見た目も粗雑になりがちで、封筒が不自然に膨らんでしまうことも。
さらに、ビジネス文書の扱いとしては非常識と思われることがあり、評価に悪影響を与えるかもしれません。封筒の封には、見た目の印象も含めて適切な方法を選びたいところです。
③ ホチキス
ホチキスでの封は、安全面と印象の両面からおすすめできません。金属部分が引っかかり、開封時に相手がケガをする危険性がありますし、見た目も雑に見えてしまう可能性があります。
書類を大切に扱っている印象を持ってもらうためには、のりを使って封をし、丁寧に仕上げることが重要です。
④ マスキングテープ
マスキングテープは見た目がかわいく、つい使いたくなるかもしれません。
しかし、就活用の封筒には不適切です。色柄があるとカジュアルに見えてしまい、礼儀を欠く印象を与える可能性も。
加えて、粘着力も強くないため、輸送中にはがれる可能性もあるでしょう。就活では、実用性とマナーの両立を意識した封を心がけてください。
履歴書を入れる封筒のマナー

履歴書の中身をどれだけ丁寧に仕上げても、封筒の扱いが雑だと全体の印象を損ねてしまいます。就職活動では、書類の内容はもちろん、見た目や形式にも注意が必要です。
郵送する際の封筒のマナーも、ビジネスの基本を理解しているかを判断される重要なポイントになります。見過ごされがちな封筒ですが、正しく扱うことで印象を大きく改善できるでしょう。
ここでは、履歴書を封入する際に押さえておきたい封筒の使い方を4つの観点から解説します。
- 白無地で角2サイズを使う
- 封筒の宛名は丁寧な字で中央に書く
- 表面に「履歴書在中」と赤字で記載する
① 白無地で角2サイズを使う
履歴書を入れる封筒は、白無地で角2サイズのものを選ぶのが基本マナーです。このサイズであればA4判の履歴書や添え状を折らずにそのまま封入でき、書類の見た目をきれいに保てます。
封筒を折って送ると、相手が開封した際に書類が読みづらくなるだけでなく、雑な印象を与える場合も。
茶封筒や色付きの封筒はカジュアルな印象を与え、ビジネス文書にはふさわしくありません。
また、紙質が薄いものだと中身が透けて見えたり、輸送中に破れたりするリスクもあるため、ある程度しっかりとした厚みのあるものを選ぶと安心ですよ。
② 封筒の宛名は丁寧な字で中央に書く
封筒に書く宛名は、採用担当者が最初に目にする部分です。
そのため、宛名の文字が乱雑だったり、バランスが悪かったりすると、それだけで「雑な人」「配慮が足りない」といったマイナスの印象を与えてしまいます。
読みやすく丁寧な文字を意識し、封筒の中央にバランスよく配置してください。
宛名の書き方としては、会社名→部署名→担当者名の順で記載し、敬称として「御中」や「様」を正しく使い分ける必要があります。
会社宛てで個人名が不明な場合は「御中」、個人名が分かっているときは「様」が適切です。自信がない場合は、事前に下書きをしてから清書すると安心でしょう。
また、ボールペンや万年筆など、にじみにくく読みやすい筆記具を使うのもポイントです。宛名の書き方ひとつで、全体の印象に差がつくことを意識しておきましょう。
③ 表面に「履歴書在中」と赤字で記載する
封筒の表面には、「履歴書在中」と赤字で記載するのが一般的なマナーです。
この一文があることで、受け取った担当者が中身を即座に把握しやすくなり、書類の取り扱いも丁寧にしてもらえる可能性が高まります。
これを書き忘れていたり、黒字で記入していたりすると、書類の重要性が伝わらず、形式的なミスとしてマイナス評価につながる恐れも。
「履歴書在中」は、封筒の左下あたりに縦書きで記載するのが一般的です。
手書きでもスタンプでも構いませんが、スタンプを使う際は、文字がかすれていないか、にじんでいないかなど仕上がりに注意してください。
文字の太さや大きさも、他の記載内容とバランスを取りながら整えると、全体がきれいにまとまります。
封筒をのり付けする前に確認すべきこと

履歴書を封筒に入れて封をする前には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。ここで紹介する内容をチェックすれば、思わぬミスによって評価を下げる心配も少なくなるでしょう。
- 添え状や履歴書など必要書類が揃っているか
- 書類の内容や日付が最新であるか
- 書類の向きがそろっているか
- 封入前に封筒に誤字脱字がないか
- 封筒の外観(汚れ・折れ)が問題ないか
① 添え状や履歴書など必要書類が揃っているか
書類を封入する前に、必要なものがすべてそろっているか必ず確認してください。
企業によっては、履歴書だけでなく、添え状やエントリーシート、成績証明書、資格証明書などの提出が求められることもあります。
書類が不足していると、提出先に「準備不足」「確認を怠っている」といったマイナスの印象を与えかねません。実際に、必要書類がそろっていないことで選考対象から外されてしまうケースも存在します。
そのような事態を防ぐためにも、事前に企業の応募要項をしっかりと確認したうえで、書類リストを作成しておくと安心です。チェックリストに沿ってひとつずつ確認すれば、漏れなく確実に準備できます。
時間に余裕を持って見直しを行うことも大切です。
② 書類の内容や日付が最新であるか
書類の内容が古くなっていないかどうかも、封入前に必ず確認しましょう。とくに注意したいのが、日付や連絡先、志望動機、学歴・職歴などです。
履歴書のテンプレートを以前使ったものからコピー&ペーストしていると、うっかり過去の日付がそのまま残っていたというケースがよくあります。
こうしたミスは意外と多く、見落とされがちですが、採用担当者は細かい点にも目を通しているでしょう。
少しの違和感でも「細部に配慮が足りない」と判断されることがあるため、文面全体を見直し、情報が現時点で正確か確認してください。
印刷前にはパソコン上で、印刷後には紙面で読み直すなど、複数の視点でチェックすると効果的です。
③ 書類の向きがそろっているか
複数の書類を封入する場合、用紙の向きをきちんとそろえることも重要です。書類の向きがバラバラだと、開封後に読みづらく、整理ができていない印象を与える原因になります。
とくに添え状や履歴書、エントリーシートといった複数の用紙を送る場合は、すべて同じ方向にそろえ、上下を間違えないように配置してください。
一般的には、左上をそろえて重ねると整って見えます。さらに、添え状を最上部に配置すると、採用担当者が開封した際に自然な順序で読み進められますよ。
こうした配慮は、相手への気遣いとして受け取られやすくなり、評価にも好影響を与えるでしょう。細部まできちんと整えた書類は、それだけで信頼感を与えるものです。
④ 封入前に封筒に誤字脱字がないか
封筒に記載する宛名や住所などの情報にも、細心の注意を払う必要があります。とくに企業名や担当者名の漢字ミスは、大きな失礼にあたります。
誤字脱字はもちろん、文字の抜けや変換ミスにも気をつけてください。たとえば、「株式会社」の「株」を省略したり、「御中」と「様」を混同したりすることは避けましょう。
書き終えたあと、すぐに封をしてしまうと見直しが不十分になりがちです。できれば一晩おいて、翌日に再度確認することで、冷静な目で見直しやすくなります。
手書きの場合はとくに、書き直しが必要になることもあるため、予備の封筒を用意しておくと安心です。丁寧に記入された封筒は、それだけで好印象につながります。
⑤ 封筒の外観(汚れ・折れ)が問題ないか
履歴書を入れる封筒の見た目は、思っている以上に相手の印象に影響します。白無地の封筒は清潔感がありますが、反面、汚れやシワが目立ちやすい素材でもあるのです。
封入時や持ち運びの際には、指の汚れやインクのにじみにも注意してください。また、角がつぶれていないか、封筒全体に折れ目やゆがみがないかをしっかり確認しましょう。
とくに雨の日などは、封筒が湿気を吸ってしまうこともあるため、予備を用意しておくと安心です。少しでも外観に問題がある場合は、迷わず新しい封筒に交換してください。
書類の内容が完璧でも、封筒が汚れていれば、それだけで雑な印象につながってしまいます。封筒も履歴書の一部と考え、細やかな配慮を忘れないようにしましょう。
封筒を綺麗にのり付けするコツ

履歴書を郵送する際、封筒ののり付けが雑だと書類の印象まで悪くなってしまいます。見た目の丁寧さはもちろん、内容の保護やマナーの観点でも重要です。
ここでは、封筒をきれいにのり付けするための基本的なポイントを4つ紹介します。
- 封筒全体にのりを均一に塗る
- のりは多すぎない量を意識する
- 閉じた後にしっかりと押さえて密着させる
- シワがつかないよう平らな机でのり付けする
① 封筒全体にのりを均一に塗る
封をしっかり閉じるには、封筒のフチ全体にまんべんなくのりを塗ることが大切です。塗り残しがあると、移動中に開いてしまうおそれがあり、書類が傷んでしまう可能性もあります。
特に角の部分は外れやすいため、丁寧に塗ってください。スティックのりやテープのりを使えば、ムラなく簡単に塗れます。
反対に、一部に厚く塗ると封筒が浮いてしまい、不格好な仕上がりになりかねません。均一に塗ることは、書類を大切に扱っているという印象にもつながります。
② のりは多すぎない量を意識する
のりをたっぷり使えば安心と思うかもしれませんが、実は逆効果です。量が多すぎると、紙が湿ってよれたり、外側にはみ出してベタついたりする原因になります。それでは雑な印象を与えかねません。
適量を意識して、必要な範囲だけにのりを塗ってください。スティックのりを使えば出しすぎを防ぎやすく、不慣れな人にも扱いやすいでしょう。
丁寧に少しずつ塗ることが、見た目のきれいさにもつながります。
③ 閉じた後にしっかりと押さえて密着させる
封筒を閉じたら、しっかり押さえて密着させることが必要です。軽く押しただけでは粘着力が弱く、途中で開いてしまうことも。
とくに履歴書を入れると封筒がふくらむため、より強く押す必要があるのです。手で押さえる際は、指の腹を使って均等に力を加えてください。数秒押さえるだけでも仕上がりが安定します。
せっかくののり付けが甘くならないよう、最後まで丁寧に作業しましょう。
④ シワがつかないよう平らな机でのり付けする
封筒をのり付けする際は、必ず平らな机の上で行ってください。膝の上ややわらかい場所では力が均等に伝わらず、シワができやすくなります。
封を閉じたときに一部が浮いてしまうと、印象も悪くなりがちです。平らな場所であれば、のりを均一に塗ることも押さえることもスムーズですよ。
必要であれば、定規やカードなどで均等に押さえると、さらに美しく仕上がります。環境を整えるだけで、仕上がりの差は大きく変わるでしょう。
封筒をのり付けした後の封字の書き方

封筒をのり付けしたあとには、忘れずに封字を記入しましょう。封字は「この封筒はきちんと閉じられています」という意思表示であり、応募書類を送るうえでのマナーのひとつです。
ここでは、正しい封字の書き方と注意点を解説します。
- 綴じ目の中央に「〆」マークを書く
- 黒ペンやサインペンで記入する
- 文字の大きさを目立ちすぎない程度に整える
① 綴じ目の中央に「〆」マークを書く
封字としてもっともよく使われるのが「〆」という記号。これは、封筒がしっかり閉じられていることを示すもので、ビジネス文書や応募書類では基本的なマナーです。
記入する位置は、封筒の綴じ目中央、やや上のスペースが適しています。上下のバランスが崩れていたり、極端に右寄り・左寄りだったりすると、雑な印象を与えてしまうため注意してください。
目安としては、フラップの端から1cm程度下の位置に、左右均等になるよう心がけて書きましょう。また、角度が斜めになると見た目の印象が悪くなることもあるため、まっすぐに書くことも大切です。
わずかな配慮ですが、こうした細かな部分が全体の印象を左右します。
② 黒ペンやサインペンで記入する
封字を書くときには、使用する筆記具にも配慮が必要です。黒の油性ペンやサインペンを使えば、インクがにじみにくく、はっきりと読みやすい文字になります。
なかでも細字タイプのペンを使うと、封筒の紙質を傷めることなく、きれいに仕上がるでしょう。反対に、赤や青などの色付きペンはビジネス用途にふさわしくありません。
カジュアルすぎる印象を与えるだけでなく、マナーを理解していないと思われる恐れも。
また、万年筆やゲルインクペンは、封筒の表面によってはインクがにじみやすく、仕上がりにムラが出てしまうこともあります。見栄えだけでなく、実用性や安定性を重視して道具を選びましょう。
③ 文字の大きさを目立ちすぎない程度に整える
封字に使う「〆」マークは、目立ちすぎる必要はありませんが、小さすぎても意味が伝わりにくくなります。封筒のサイズやフラップ部分のスペースとのバランスを見ながら、適度な大きさで書きましょう。
目安としては、文字の高さが1〜1.5cm程度あると、しっかり見えて丁寧な印象になります。また、文字が大きすぎると圧迫感が出たり、雑に見えたりすることがあるため注意が必要です。
字の形が崩れていたり、かすれていたりする場合は、ペンを変える・ゆっくり書くなどの工夫をしましょう。封字は一文字のみの記入とはいえ、書き手の丁寧さや誠実さを示す重要な要素の1つです。
封筒ののりづけと合わせて覚えておくべきポイント

履歴書の封筒にのりを付ける際は、マナーや方法だけでなく、併せて気をつけるべきポイントもあります。ここでは、見落としがちな点や状況別の対応を確認し、より丁寧な就活準備につなげましょう。
- 手渡しの際は封筒にのり付けしない
- 厳封指定がある場合は対応する
- のり付け後に再開封したら新しい封筒を使う
- 送付書類をクリアファイルに入れて封入する
- ポスト投函ではなく郵便窓口から出す
① 手渡しの際は封筒にのり付けしない
応募書類を企業に直接持参する場合、封筒の口は閉じずに提出するのが一般的なマナーです。
採用担当者がその場で内容を確認できるよう配慮する意味もあり、閉じた状態では「不親切」と受け取られてしまう可能性があります。特に受付や面接官に手渡すケースでは、封が開いている方が自然です。
加えて、提出前に再確認をしたい場面も想定されるため、口を開けたままにしておくことで柔軟な対応が可能になります。ただし、封筒が開いているからといって中身が崩れてよいわけではありません。
中の書類はクリアファイルに入れ、整理された状態で持参することで、清潔感と丁寧さを印象づけられるでしょう。
② 厳封指定がある場合は対応する
一部の企業では、応募書類に「厳封」を求めるケースがあります。これは、書類の内容が途中で変更されていないことや、第三者が中身を見ていないことを保証するための手続きです。
このような指定がある場合は、封筒をしっかりのり付けし、綴じ目の中央に「〆」のマークを黒ペンで記入するのが基本となります。
場合によっては、封印用のシールを使うよう指示されることもあるので、応募要項や送付先からの案内文はすみずみまで確認してください。
また、厳封といっても形式的なものか、厳密に求められているのかは企業ごとに異なります。心配な場合は、問い合わせ窓口に確認するのも1つの手段です。
形式を守ることで、指示を丁寧に読み取れる人という好印象にもつながります。
③ のり付け後に再開封したら新しい封筒を使う
履歴書や送付書類を封筒に入れてのり付けしたあと、「内容に誤りがあった」「書類を入れ忘れていた」と気づくこともあるかもしれません。
そのような場合でも、すでに封をした封筒を開封して再利用するのは避けたほうが無難です。
一度のりで閉じた封筒は、開けたときに紙が破れたり、のり跡が残ったりしてしまい、見た目の印象が損なわれます。
さらに、粘着部分が弱くなって封が甘くなると、書類の落下や破損にもつながりかねません。封筒の状態が悪いと、「準備が雑」「使いまわしている」といったマイナスの印象を与えてしまう恐れも。
少し手間に感じるかもしれませんが、新しい封筒に交換し、最初から丁寧に封入し直すことが大切です。誠実さを伝える姿勢としても有効でしょう。
④ 送付書類をクリアファイルに入れて封入する
履歴書などの大切な書類は、そのまま封筒に入れるのではなく、透明なクリアファイルに入れてから封入するのが望ましいとされています。
これは、配送中に書類が折れたり、雨や汚れで傷んだりするのを防ぐためです。企業側に届いたときに中身がくしゃくしゃになっていては、どれだけ内容が良くても印象が悪くなるでしょう。
クリアファイルはできるだけシンプルで、透明なA4サイズのものを選んでください。中身がすぐに確認でき、封筒にも無理なく収まります。
封入する順番としては、添え状を最上部に置き、その下に履歴書やエントリーシートなどの書類を順番通りに重ねると、採用担当者が読みやすくなるのです。
少しの工夫で、相手への配慮が伝わりやすくなるため、こうした細やかな心配りが評価につながると考えておくとよいでしょう。
④ ポスト投函ではなく郵便窓口から出す
履歴書を郵送する際、多くの人がポスト投函を選びがちですが、確実に届けたい場合は郵便局の窓口から差し出すことをおすすめします。
ポストに入れるだけだと、封筒の重さやサイズの誤差に気づかず、料金が不足してしまうリスクがあるからです。
料金が足りなければ、書類が企業に届かないか、受け取り拒否されてしまう可能性もあります。
また、窓口ではその場で重さや料金の確認をしてもらえるため、適切な切手を貼った状態で安心して発送できるでしょう。
特に複数の書類を封入する場合や、添え状やクリアファイルを同封する場合は、想定以上に重量が増すことも多いため、確認してから発送したほうが安全です。
時間に余裕を持って郵便局へ行き、スムーズに対応できるよう心がけておきましょう。
第一印象は封筒ののり付けで決まる

履歴書の封筒は、採用担当者が最初に目にする部分です。そのため、封筒の選び方やのり付けの丁寧さは、印象を大きく左右します。
おすすめとしては、スティックのりやテープのりが手軽で仕上がりもきれいです。反対に、セロハンテープやホチキスは避けるべきアイテムといえるでしょう。
封筒のマナーや事前確認、きれいに貼るためのテクニックを身につければ、書類の信頼感もぐっと高まります。封字や手渡し・郵送時の注意点まで把握しておくことで、安心して提出できるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。