履歴書の読みやすい文字サイズは?PC・手書き別に徹底解説
「履歴書の文字サイズ、どれくらいが適切なんだろう?」就職活動を進める中で、履歴書は自分をアピールする重要な書類です。
その中でも、文字の大きさは見栄えや読みやすさに大きく影響すると言われています。そのため、適切な文字サイズを選ぶことで、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。。
本記事では、PC・手書きそれぞれの履歴書で最適な文字サイズや、文字の大きさによる印象を徹底解説します。適切な文字サイズと整ったレイアウトで、採用担当者に好印象を与え、就活を有利に進めましょう!
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履歴書の文字の大きさを揃えて見栄えをよくしよう

履歴書は、限られたスペースの中で自分をしっかり伝えるための大切な書類です。文字の大きさがバラバラだと、見た目が不揃いに感じられ、読み手にとって非常に読みにくくなります。
特に採用担当者にとっては、内容と同じくらい「読みやすさ」が大事な判断材料です。
文字サイズに一貫性がないと、雑に書かれている印象を与えてしまい、「丁寧さに欠ける」「注意力が足りない」と思われてしまうかもしれません。
逆に、文字サイズが整っていれば、視線がスムーズに流れやすくなり、書いている内容にも集中してもらいやすくなります。
履歴書の第一印象を良くするためにも、まずは「文字の大きさをそろえること」を意識してみてください。
パソコンで履歴書作成する際の最適な文字の大きさ

パソコンで履歴書を作成するとき、文字の大きさは第一印象を大きく左右する要素です。読みやすさや全体の見た目に影響するため、適切なフォントサイズを選びましょう。
ここでは、本文と見出しそれぞれに最適な文字の大きさを解説します。
- 本文は10.5~11pt
- 氏名や見出しは13〜18pt
① 本文は10.5~11pt
履歴書をパソコンで作成する際、本文の文字サイズは10.5〜11ptが適しています。これより小さいと読みづらくなり、大きすぎると1ページに情報が収まりきらなくなるおそれがあります。
採用担当者は多くの履歴書に目を通すため、見やすさが重要です。たとえば、フォントサイズが9ptだと細かすぎて読みにくく、印象も悪くなりかねません。
一方で12pt以上になると、ページ全体のバランスが崩れ、必要な情報をすべて盛り込めないこともあるでしょう。読み手への配慮として、10.5〜11ptの範囲で調整するのが無難です。
また使用するフォントは明朝体やゴシック体など、ビジネス文書で一般的なものが望ましいでしょう。サイズとフォントの組み合わせにも注意し、履歴書全体が整って見えるように仕上げてください。
② 氏名や見出しは13〜18pt
履歴書内で氏名や見出しに使う文字の大きさは、本文よりも大きめの13〜18ptが目安です。氏名は履歴書の中でも特に目立つ部分のため、しっかりと強調することで、自信や誠実さが伝わりやすくなります。
たとえば、氏名を16pt、各見出しを14ptに設定すれば、自然なメリハリが生まれます。文字が大きすぎると他の情報とのバランスが崩れ、読みづらくなることもあるため、全体を見ながら微調整してください。
印刷プレビューを活用すると、画面上と紙面上の見え方の違いも確認できます。視認性を確保しながらも、読みやすく整った印象を保つことがポイントです。
読み手の立場になって、情報の配置と大きさを工夫しましょう。
手書きで履歴書作成する際の最適な文字の大きさ

手書きの履歴書では、文字の大きさに気を配るだけで読みやすさが大きく変わります。特に欄ごとに適したサイズで書くことで、全体の印象も整います。
- 学歴・職歴欄は0.5〜0.7cm
- 氏名や見出し欄は1cm
① 学歴・職歴欄は0.5〜0.7cm
学歴や職歴の欄は、情報量が多くなるため文字が大きすぎると読みにくくなってしまいます。一方で、文字が小さすぎても視認性が落ちてしまいます。目安としては0.5〜0.7cmが適切でしょう。
このサイズを意識すると、程よい余白と整った行間が生まれ、見た目もすっきりします。字の高さをそろえる工夫として、定規で薄く下書きを入れておくと安心です。
仕上がりに差が出るポイントなので、書き始める前に軽く線を引いておくと良いでしょう。丁寧にそろった文字は、内容以上に「しっかりした人」という印象を与えてくれます。
② 氏名や見出し欄は1cm
氏名や「学歴」「職歴」などの見出しは、履歴書の中でも特に目立つ部分です。ここが読みづらいと、全体の印象まで損なわれかねません。1cm前後の文字サイズで、見出しとしての存在感を持たせましょう。
小さすぎると目立たず、大きすぎるとバランスが崩れてしまいます。書いた後は、文字が枠の中央に収まっているか、左右の余白が均等かどうかも確認してください。
こうした丁寧さが、採用担当者に安心感や信頼感を与える要素になるはずです。
文字の大きさで採用担当者に与える印象

履歴書における文字の大きさは、単なる読みやすさの問題ではなく、採用担当者が受ける印象に直結します。
選ぶ文字サイズによって、性格や姿勢が想像されることもあるため、慎重に調整したいところです。
- 大きすぎると非常識に見られる
- 小さすぎると自信がないと思われる
- バラバラだと雑に見える
- 大きさが適切だと丁寧さが伝わる
- バランスが整っていると書類作成スキルが伝わる
① 大きすぎると非常識に見られる
履歴書の文字が必要以上に大きいと、目立つ半面、読みづらく感じられがちです。特に本文部分でサイズが大きすぎると、「ビジネスマナーに対する意識が低いのでは」と疑問を持たれてかねません。
履歴書はフォーマルな書類ですので、主張が強すぎる表現や装飾は逆効果です。文字の大きさもその一つと考えましょう。
自分を目立たせたい一心で文字を大きくするのではなく、読みやすさと調和を優先する姿勢が求められます。細かな配慮ができるかどうかが、書類を通じて評価されるポイントの1つでしょう。
② 小さすぎると自信がないと思われる
文字が極端に小さい履歴書は、情報が詰め込まれていても目が滑ってしまい、印象に残りにくくなります。
とくに名前や自己PR欄の文字が小さいと、「自分を出すことに消極的なのか」と感じられてしまう恐れも。また、文字が小さすぎると、内容を丁寧に読んでもらえない可能性も出てきます。
履歴書は、自分をアピールする場です。相手の読みやすさを意識しつつ、適切なサイズで記載することで、自信や意欲も自然に伝わるでしょう。
③ バラバラだと雑に見える
文字の大きさが項目ごとにバラバラだと、履歴書全体が整って見えず、雑な印象を与えてしまいます。
たとえば、見出しと本文のサイズ差が不自然だったり、同じ種類の情報でサイズが揃っていなかったりする場合などです。
フォントサイズが項目ごとに違っていたり、整っていない配置が目立つと、「確認不足」「だらしない」といったマイナス印象につながりかねません。
採用担当者は、こうした部分からも「丁寧な仕事ができる人かどうか」を見ています。文字サイズを統一することは、それだけで全体の完成度を高める要素になりますよ。
④ 大きさが適切だと丁寧さが伝わる
履歴書の文字サイズは、本文を10.5〜11pt、見出しを13〜16ptにするのが目安です。この基準を守ることで、視認性が高まり、相手にストレスを与えることなく、丁寧さが伝わります。
文字サイズに気を配ることは、内容の信頼性や誠実さを伝える大事なポイントです。
読み手の立場に立ち、見やすく整えることを意識すれば、履歴書に込めたあなたの配慮が伝わり、好印象を与えられるでしょう。
⑤ バランスが整っていると書類作成スキルが伝わる
履歴書は文字の大きさだけでなく、余白や行間、配置などのバランスも重要です。
見出しだけが目立ちすぎたり、本文が詰め込みすぎたりすると、読む側に負担がかかります。
逆に、バランスよく整ったレイアウトは、情報をスムーズに伝え、事務処理能力や書類作成スキルをアピールできるでしょう。
細部まで気を配り、全体のバランスを整えることで、採用担当者に「きちんとした人」と印象づけられるでしょう。
読みやすい履歴書に仕上げるコツ

履歴書は、読む人にとっての見やすさが非常に大切です。内容がどれだけ良くても、読みづらければ印象は悪くなってしまいます。
ここでは、履歴書を読みやすく整えるための具体的なポイントを紹介します。
- フォントや文字の大きさを統一する
- 改行や余白を適切に活用する
- 強調したい部分は太字や下線で区別する
- 手書きの場合は定規を使って文字を整える
- 完成後に全体の視認性を確認する
① フォントや文字の大きさを統一する
読みやすい履歴書を作るためには、フォントと文字サイズを統一することが大前提です。異なる書体やサイズが混在すると視線があちこちに移動して、内容が頭に入りにくくなります。
パソコンで作成する場合、一般的に読みやすいとされる明朝体やゴシック体を使用しましょう。本文は10.5〜11ptで統一し、見出しは13〜18ptと少し大きめにすることで自然なメリハリが生まれます。
フォントの種類や太さも統一感を持たせることが大切です。異なる書体の組み合わせは、チグハグな印象を与えることがあるので、できるだけ同じ書体にしましょう。
② 改行や余白を適切に活用する
内容が充実していても、文字が詰まりすぎていると読む気が削がれるため、適度な行間や段落の余白を意識しましょう。
自己PRや志望動機のような文章量の多い項目では、改行の位置が重要です。意味のまとまりごとに1行空けたり、文の切れ目で区切ると、読み手もスムーズに理解しやすくなります。
文字を外枠いっぱいに詰め込むのは避け、少し余白を残すことで文章全体が整い、視線の流れが自然になり、読み疲れを軽減できます。
③ 強調したい部分は太字や下線で区別する
履歴書の中で特にアピールしたい部分(「TOEIC850点取得」や「ゼミ活動でリーダーを務めた経験」など)は、太字や下線で強調すると効果的です。
これにより、読み手が重要なポイントを見つけやすくなります。ただし、強調しすぎると逆効果になることもあるので、強調は必要な部分に絞り、バランスを保ちましょう。
どこを強調するかを考えて、シンプルかつ効果的にまとめることが重要です。
④ 手書きの場合は定規を使って文字を整える
手書きで履歴書を書く場合、文字が乱れたり、行が曲がったりしやすいため、定規を使って文字を整えることが重要です。
横罫線がない用紙を使う場合、定規で薄く下線を引いておくと、文字がきれいに揃います。最初に鉛筆で下書きし、書き終わったら消しゴムで消すと、清書後も整った印象を保てますよ。
定規を使うことで行間が均等になり、文字が上下にズレることなく、整った履歴書を作れるでしょう。
⑤ 完成後に全体の視認性を確認する
履歴書を作成した後は、必ず全体を見直して、文字の大きさや行の整い方、改行の位置、強調の仕方に不自然な点がないかをチェックしましょう。
パソコンで作成した場合でも、一度印刷して紙面で確認すると、画面では気づかなかった細かい違和感が見えてくることがあります。
できれば第三者に確認してもらうと、より客観的なアドバイスが得られるでしょう。
履歴書を提出する前に確認したいチェック項目

履歴書を丁寧に仕上げても、最後の確認が不十分だと評価が下がってしまうおそれがあります。ちょっとした見落としでも採用担当者には伝わってしまうため、提出前のチェックは欠かせません。
ここでは、最終確認として見ておきたいポイントを紹介します。
- フォントは明朝体またはMS明朝を使用しているか
- 文字が枠からはみ出していないか
- 文字の並びや行間が整っているか
- 全体のバランスや余白が適切か
① フォントは明朝体またはMS明朝を使用しているか
履歴書では、フォント選びが印象を大きく左右するでしょう。
明朝体やMS明朝は、ビジネス文書に適したフォントで、真面目で知的な印象を与えます。
一方、ゴシック体は視認性が高く読みやすいですが、少しカジュアルな印象を与えることもあるため、使う場面に注意が必要です。
履歴書内でフォントを変えないようにし、統一感を持たせましょう。
② 文字が枠からはみ出していないか
文字が枠からはみ出すと、丁寧さに欠ける印象を与えるため注意が必要です。
手書きの場合は、特にスペースに余裕を持たせて書き、文字を無理に詰め込まないように気をつけましょう。
パソコンの場合は、印刷プレビューで確認し、文字が枠からはみ出していないかチェックしましょう。
③ 文字の並びや行間が整っているか
文字の並びや行間が揃っていないと、読む側にストレスを与え、内容が理解しづらくなります。
特に職歴や自己PRのような文字が多い部分では、行の高さや文字位置が不揃いだとその影響は大きいでしょう。
そのためパソコン作成の場合、WordやExcelの整列・インデント機能を使って、行や文字を揃えましょう。
また手書きの場合は、定規を使って行間を均等に保ち、下書きでガイドラインを引いてください。
④ 全体のバランスや余白が適切か
文字が詰まりすぎていたり、逆に余白が多すぎると、読み手に違和感を与えます。内容が正確でも、見た目が整っていなければ、印象が悪くなることも。
情報を適切にスペースを使って表現し、視線が自然に流れるように工夫しましょう。印刷して実際の見え方を確認し、余白やバランスが整っているかをチェックすることが大切です。
また、第三者に確認してもらうと、より完成度が高まりますよ。
履歴書作成の基本ルールをおさらい

履歴書を作成するときは、内容だけでなく形式面にも気を配る必要があります。基本的なルールを守っていないと、意図せずマイナス評価につながることもあるため、注意が必要です。
ここでは、見落とされがちな基本ポイントを整理して紹介します。
- 黒インクまたは黒文字を使用する
- 西暦・和暦はどちらかに統一する
- 日付は提出日または記入日を明記する
- 学歴・職歴は時系列で正確に記載する
- 氏名・ふりがな・連絡先は正式名称で記載する
① 黒インクまたは黒文字を使用する
履歴書はビジネス文書ですので、使用する文字色は黒が基本です。手書きの場合は黒インクのボールペンか万年筆、パソコンなら黒文字に設定してください。
赤や青、グレーのような色は読みにくく、非常識だと感じられる可能性があります。くっきりとした黒は視認性が高く、相手への配慮が伝わりやすい色です。
特別な事情がないかぎり、黒を使うことが安心でしょう。
② 西暦・和暦はどちらかに統一する
学歴や職歴など、日付が複数登場する項目では、西暦と和暦が混在していないかを必ず確認してください。たとえば「2019年卒業」と書いた後に「令和2年入社」とすると、読み手が混乱するかもしれません。
どちらの表記でも問題ありませんが、書類全体で一貫していることが大切です。表記の統一は、読みやすさと丁寧さの基本ですので、抜かりなく確認しておきましょう。
③ 日付は提出日または記入日を明記する
履歴書の右上にある日付欄は、空白にせず必ず記入してください。記載がない場合、「準備不足では」と思われてしまうおそれがあります。
基本的には、提出日を記載するのが一般的です。ただし、あらかじめ複数企業用に準備している場合は、使用時にその都度、日付を最新のものに書き換えるようにしましょう。
古い日付のまま提出すると、他社の使い回しと誤解されることもあるため、注意が必要です。
④ 学歴・職歴は時系列で正確に記載する
履歴書の学歴・職歴欄は、読み手が経歴を理解するうえで非常に重要な部分です。過去から現在に向けて、時系列で正確に記載するのが基本。
たとえば、「2020年4月 ○○大学入学」「2024年3月 ○○大学卒業」のように、入学と卒業のセットで記載してください。
職歴についても、正社員としての就業経験を正確に記入し、アルバイト歴などは省きましょう。順番が前後したり、抜け漏れがあったりすると、信頼性に欠けると判断されるおそれがあります。
⑤ 氏名・ふりがな・連絡先は正式名称で記載する
名前や連絡先などの基本情報は、省略や略語を避け、正式な形で丁寧に書きましょう。「ふりがな」欄にはひらがなで、「フリガナ」とあればカタカナで記入するのがルールです。
住所は郵便番号からすべて記載し、電話番号やメールアドレスも誤りのないよう確認してください。特にメールアドレスは、ビジネス用に適した形式のものを使いましょう。
小さなミスで連絡が届かず、選考に進めないといった事態は避けたいところです。正確さと丁寧さを意識して記入してください。
印象を左右する履歴書は文字サイズがカギ

履歴書を読みやすく整えるためには、文字の大きさを正しく選ぶことが非常に重要です。パソコンで作成する場合は本文を10.5~11pt、氏名や見出しは13〜18pt程度に設定しましょう。
手書きの場合も学歴・職歴欄は0.5〜0.7cm、氏名や見出し欄は1cmを目安にすることで見た目が整います。
文字サイズが適切であれば、採用担当者に丁寧な印象を与えられ、内容の信頼性も高まるでしょう。反対に、サイズがバラバラだと雑な印象を与えてしまいます。
フォントや改行、余白の使い方を意識しながら、提出前にはチェック項目を確認してください。
履歴書作成の基本ルールを守り、文字の大きさを工夫することで、読み手に好印象を与える履歴書に仕上がりますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。