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【例文6選】保育士の志望動機の書き方|作成前に準備すべきことや注意点も紹介

この記事では、保育士の志望動機の書き方を徹底解説しています。

志望動機の基本的な書き方だけではなく、志望動機を差別化するコツやNG例まで紹介しています。保育士を目指している場合は必見の内容ですよ。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

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吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

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目次

保育士の志望動機はなぜ重要?

保育士を目指すうえで、志望動機は単なる「やる気アピール」ではありません。採用する園側は、あなたがどんな価値観で保育に向き合おうとしているのか、どんな経験や考えがその原点にあるのかを見ています。

たとえば「子どもが好きだから」という動機はよくあるものですが、それだけでは“保育の仕事”に必要な視点や覚悟までは伝わりません。

実際の現場では、子どもとの関わりだけでなく、保護者との信頼関係づくりや、職員同士の連携、思い通りにいかない日々への向き合いも求められます。

だからこそ、志望動機では「なぜ保育なのか?」という問いに、自分なりのストーリーで答えることが大切です。

たとえば、子どもとの関わりのなかで感じたやりがいや、保育園での実習・アルバイト経験から学んだことを軸にすれば、あなたにしか書けない言葉になります。

志望動機は“評価されるため”の文章ではなく「あなたの姿勢を伝えるため」の入り口です。まずは、自分自身の経験や想いに向き合うことから始めてみましょう。

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保育士の志望動機を書く前に準備しておくべき4つのこと

いきなり志望動機を書こうとしても、なかなか言葉が出てこない……そんな壁にぶつかる就活生も多いのではないでしょうか。

特に「想いはあるはずなのに、うまく文章にできない」というもどかしさを感じる方もいるかもしれません。

大切なのは、いきなり書き始めるのではなく、まずは自分の気持ちや経験を丁寧に整理することです。焦って進めるよりも、準備をしっかり行えば、自然と説得力のある文章が書けるようになります。

ここでは、保育士としての志望動機を書くうえで大切な4つのポイントを紹介します。

  1. 保育士を目指した理由を言語化する
  2. 志望先の保育園を選んだ理由を明確にする
  3. 動機の根拠となる具体的なエピソードを整理する
  4. その園でどのように貢献できるかを考える

① 保育士を目指した理由を言語化する

保育士という仕事に対する思いは、人それぞれ異なります。ただ「子どもが好きだから」という理由だけでは、多くの志望者と同じ印象になってしまい、採用担当者の心に残りにくいかもしれません。

だからこそ、「なぜ自分は保育士を目指すのか」を丁寧に言葉にしていくことが大切です。これは、自分自身の原点を見つめ直す機会にもなります。

たとえば、実習中に子どもと関わる中で「ただ可愛いだけではない」「命を預かる責任がある」と感じた経験や、ボランティアで親子の信頼関係の深さに感動した体験などを思い出してみてください。

「どんなときに心が動いたか」「その経験が自分にどんな気づきを与えたか」を意識して整理すると、自分らしい志望理由が見えてきます。

感情だけではなく、価値観や学びも含めて伝えることができれば、思いのこもった志望動機として読み手に届くでしょう。

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② 志望先の保育園を選んだ理由を明確にする

「保育士になりたい」という気持ちがいくら強くても、志望先の園とのつながりが見えなければ説得力は生まれません。

採用担当者が気になるのは、「なぜこの園を選んだのか」という具体的な理由です。ここが曖昧だと、「他の園でもよいのでは」と感じられてしまうかもしれません。

まずは園のホームページやSNSを活用して、保育理念や方針、行っている活動などを調べてみましょう。園児との関わり方や先生たちの雰囲気から、その園ならではの魅力が見えてくるはずです。

たとえば、「家庭的な雰囲気で一人ひとりに丁寧に向き合っている姿勢に共感した」「地域と連携した保育を行っているところに惹かれた」といった、自分の価値観と重なる部分を明確にすることが大切です。

「この園だから働きたい」と思えた理由を自分の経験や考え方とつなげて伝えることで、共感と納得のある志望動機になるでしょう。

③ 動機の根拠となる具体的なエピソードを整理する

気持ちのこもった志望動機を伝えるには、自分自身の経験に基づいた具体的なエピソードが欠かせません。抽象的な思いや理想だけでは内容がぼやけてしまい、印象に残らないおそれがあります。

たとえば、「子育てサークルに参加した際、初めは子どもとの関わり方がわからず戸惑った。

でも何度も顔を合わせるうちに少しずつ笑顔を見せてくれるようになり、自分が信頼されていく実感が嬉しかった」といったように、体験の中で得た感情や学びを具体的に伝えてみてください。

保育実習での印象深い出来事も良い題材です。「泣いていた子どもに寄り添う先生の姿を見て、信頼関係を築くことの大切さを感じた」といったように、観察したことから得た気づきも強い動機の裏づけになります。

「どんな場面で」「何を感じたのか」「そこからどう変わったのか」を丁寧に振り返ることで、あなただけの言葉で語れる志望動機になります。

それが、他の応募者との差を生むポイントにもなるでしょう。

④ その園でどのように貢献できるかを考える

志望動機を伝えるうえで忘れてはならないのが、「自分がその園でどのように役立てるか」という視点です。

採用担当者は、「この人と一緒に働くイメージが持てるか」「園にどんな良い影響を与えてくれそうか」を見ています。そこで大切になるのが、自分の経験や学びをどう活かすかを具体的に示すことです。

たとえば、「大学で発達心理を学び、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添う姿勢を身につけてきた」「実習で保護者対応を経験し、相手に寄り添った丁寧なコミュニケーションを心がけてきた」など、自分の強みを言葉にしてください。

また、「子どもの挑戦をそばで見守り、自分も一緒に成長していきたい」といったように、園でどんな存在でありたいかをイメージできる表現も効果的です。

園とのつながりを意識したうえで、自分なりの貢献の仕方を伝えれば、具体性と意欲が両立した説得力ある志望動機になります。

自分の未来像を描きながら、前向きな気持ちを伝えていきましょう

他と差がつく保育士の志望動機にするための工夫

「子どもが好き」という気持ちは、多くの就活生が持っている共通の出発点です。
ですが、それだけでは採用担当者の印象に残る志望動機をつくることは難しいでしょう。

ここでは、「この人に一度会ってみたい」と思ってもらえるような、あなただけの志望動機をつくるための4つの視点を紹介します。

  1. 園が発信している言葉から、価値観や人柄を読み取る
  2. 自分の経験を「できること」に変換して伝える
  3. 実習中に気づいたことを言語化する
  4. 自分がなりたい保育士像と、園の方針を重ねる

① 園が発信している言葉から、価値観や人柄を読み取る

保育園が発信する情報の中には、その園ならではの価値観や空気感が詰まっています。ホームページの紹介文やSNSでの投稿、写真の雰囲気、先生の言葉づかいなどを丁寧に読み解くことで、「この園が大切にしていること」が浮かび上がってくるはずです。

とくにInstagramなどのビジュアル中心のメディアでは、日常の保育風景や行事の様子、先生たちと子どもたちの関わりがリアルに伝わってきます。

そこに映る「一人ひとりを大切にしている姿勢」や「のびのびとした雰囲気」から、あなたが共感できるポイントを見つけてみてください。

たとえば、ある園のSNSでは「その子らしさを尊重する」という言葉が繰り返し使われていました。

それに共感した学生は、自分も個性を認められた経験から、その価値観を大切にしたいと考え、志望動機につなげていました。

園が大事にしている言葉や考え方に、自分の経験や思いを重ねることで、より深く、あなただけの動機が見えてきます。

それが、他の応募者との差を生む大きな要素になります。

② 自分の経験を「できること」に変換して伝える

エピソードを語るとき、単に「こんな経験をしました」と並べるだけでは、印象に残りにくいものです。

その経験から「何ができるようになったのか」「どんな視点を持つようになったのか」といった成長や強みまで言語化してはじめて、説得力が生まれます。

たとえば、実習中に「言葉がけに迷って距離を縮められなかった子がいた」という経験があるとします。

そこで感じた悔しさや反省を経て、「子どもの表情や行動をよく観察し、言葉よりも“そばにいる安心感”を大切にしたい」と考えるようになった、という流れなら、具体性と実践性を兼ね備えた志望動機になります。

「できること」はスキルだけではありません。「考える力」や「相手の立場に立つ視点」なども立派な強みです。

自分の経験から何を学び、何を大事にしたいのか。その延長線上にある“自分らしい強み”を伝えることで、採用担当者の心に響く内容になります。

③ 実習中に気づいたことを言語化する

実習は、保育の現場に直接触れられる貴重な機会です。単に作業をこなすだけではなく、子どもや先生との関わりの中で、自分なりの「気づき」が生まれる瞬間があります。

その気づきをどう言葉にするかが、志望動機の深さを決めると言っても過言ではありません。

たとえば、「いつも静かな子に声をかけるタイミングを逃してしまい、自分の偏った目線に気づいた」という経験があったとします。

そこから「すべての子どもに平等なまなざしを向ける大切さ」を実感したという言葉は、保育士としての成長を感じさせる強いエピソードになります。

また、先生のちょっとした声かけや行動に感動した経験も、志望動機の材料になります。
「子どもの気持ちに寄り添った対応を見て、自分もあんな風に信頼される存在になりたいと思った」など、実習から得た感動や学びを、できる限り自分の言葉で伝えてください。

実習は失敗や反省も含めて、成長の宝庫です。気づきを丁寧に言語化できれば、他の応募者とは一味違う、厚みのある志望動機になります。

④ 自分がなりたい保育士像と、園の方針を重ねる

志望動機をつくるうえで、自分が目指す「理想の保育士像」を持っておくことはとても重要です。

そのうえで、志望先の園が掲げる方針や価値観と、自分の理想がどこで重なるのかを丁寧に言葉にしていくと、納得感のある志望動機ができあがります。

たとえば、「子どもが安心できる居場所をつくれる保育士になりたい」という思いがある場合、家庭的な雰囲気を大切にしている園とは、親和性が高いでしょう。

また、「失敗を見守る保育」に共感している園なら、「子どもの挑戦を支える姿勢に共鳴した」と伝えることができます。

このとき注意したいのは、理想がふわっとしすぎないこと。
実習やボランティアなどの経験から感じた「具体的な場面」や「出会った先生の姿」などを交えて書くと、現実味が生まれます。

自分の将来像と園の考えが自然に重なっていることを伝えられれば、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まります。

それが、他と差がつく志望動機をつくる最大のポイントです。

【例文】保育士の志望動機|ケース別

志望動機を書こうとしたとき、「何から書けばいいのか分からない」と悩む方は多いのではないでしょうか。

そんなときは、自分と似た立場の人がどんな動機を持っているのかを知ることが、書き出しのヒントになります。

ここでは、就活生に多い3つのケースに分けて、志望動機の例文を紹介します。

  1. 保育実習の経験をもとにした例文
  2. 子どもとの関わりをきっかけにした例文
  3. 教育・福祉への関心を軸にした例文

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、3つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①保育実習の経験をもとにした例文

ここでは、大学での保育実習経験をもとに保育士を志望する志望動機を紹介します。

自身の保育観や入社後の行動に一貫性を持たせることが、説得力ある志望動機を作るために重要です。

保育実習の経験をもとにした志望動機
【結論】
私は、子どもたち一人ひとりの成長を温かく見守りながら、その可能性を最大限に引き出せる日々の関わりを通じて、自信や主体性を育めるようサポートできる保育士になりたいと考えています。
添削コメント|「可能性を最大限に引き出す」は抽象度が高く、保育士として何を目標にしているのかが伝わりづらいです。そこで、自身が目指すサポート体制をわかりやすく伝え、自身の価値観を明確に示しました。
【根拠となるエピソード】
この思いの原点は、大学の保育実習で年少児クラスを担当した際、関わり方ひとつで自分の声かけや関わり方によって子どもの表情や行動が変化していく姿に感動した経験にあります。
添削コメント|「関わり方ひとつで」では、どんな行動をしたのかが読み手に伝わりません。「声かけ」などの関わりを明記することで説得力が増します。
【エピソード詳細】
最初は人見知りしていた子どもが、毎日声をかけて遊びに誘ううちに、少しずつ心を開いてくれ、最後には自ら話しかけてくれるようになりました次第に自分から手をつないで登園してくれるようになり、笑顔で話しかけてくれるようにもなりました。この経験から、子どもの気持ちに丁寧に寄り添い続ける姿勢が、信頼関係を築く上で何よりも大切だと実感しました。
添削コメント|成果として「自ら話しかけてくれるようになった」だけでは、子どもの変化についての説明が足りていない印象があるので、情報を補足しました。信頼関係の形成を伝える際は、表情や距離感の変化などを説明することで説得力が増します。
【企業を選んだ理由】
貴園は少人数制を採用し、一人ひとりと丁寧に向き合う保育方針を掲げており日々の保育の中で子どもの感情や行動の変化を丁寧に観察しながら対応する姿勢を大切にされており、私の目指す保育の形と一致していると感じ、志望いたしました。
添削コメント|「一人ひとりと丁寧に向き合う保育方針」では、その園特有の特徴や取り組みが伝わらず、企業理解が浅い印象を受けます。そこで、「観察と対応の重視」など園の具体的な保育方針に言及した上で自身の価値観との一致を示し、説得力を向上させました。
【入社後】
入社後は、子どもたちの気持ちに寄り添いながら信頼を築き、一人ひとりの成長に責任を持って関われる保育士を目指してまいります日々の出来事を丁寧に記録・共有しながら、一人ひとりに応じた関わりを実践していける保育士を目指してまいります
添削コメント|「責任を持って関われる」は意欲としては良い表現ですが、どのような行動を通じて責任を果たすのかが不明瞭です。記録・共有といった「行動」で意識の高さを示すことが大切です。

【NGポイント】
何を実現したいか、どんな目標に向けて行動するかといった視点が欠如しており、自身の価値観がぼやけてしまっていました。特に「可能性を引き出す」などの表現は、具体的に何をするのかが伝わりませんでした。

【添削内容】
自身の保育観をより明確になるよう修正しました。また、保育方針の実践的な側面に言及し、共感の理由を裏づけました。さらに入社後の姿も、姿勢だけでなく「記録・共有・実践」といった行動を示しました。

【どう変わった?】
保育への思いや価値観が自身の行動や園の方針と繋がっているため、志望熱意が伝わる志望動機になっています。入社後の展望を具体的に示せており、採用側も保育士としての将来像をイメージしやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・保育士としての目標や価値観を明確にする
・経験における行動と気づきをセットで書く
・入社後の展望は具体的な行動まで伝える

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②子どもとの関わりをきっかけにした例文

ここでは、子どもと関わりをきっかけに保育士を志した志望動機を紹介します。

どんな行動や経験がその気持ちを支えているかを明確に伝えることが重要です。

子どもとの関わりをきっかけにした志望動機
【結論】
私は、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、その成長を見守る自分の関わりを通して子どもたちの活発な活動や成長を手助けする保育士として働きたいと考えています。
添削コメント|「その成長を見守る」は、誰でも言えるような志望理由に見えてしまいます。今回は「自分の関わりを通して」と表現することで、主体的な姿勢を示しつつ、子どもたちとの関係性を重視していることが伝わるように改善しました。
【根拠となるエピソード】
小学生のころ、近所の子どもの世話を頼まれる機会が多く、遊びや勉強を通じて関わる中で、子どもの成長に寄り添う喜びを感じた経験があります子どもが少しずつできることを増やしていく様子に達成感を覚えたことが、保育に興味を持つきっかけとなりました
添削コメント|もとの文章では喜びを感じた過程が曖昧なので、「子どもができることを増やす様子」と子どもの行動や変化を通じて感じた感情を具体的にしました。きっかけの説得力が高まり、読んだ人が状況をイメージしやすくなります。
【エピソード詳細】
特に印象的だったのは、当初は人見知りだった子が、私とのやりとりを通じて徐々に笑顔を見せるようになったことです。自分の関わりが子どもの心を開くきっかけになったことに感動し、その子のペースに合わせて接するうちに、信頼関係が築けたと実感し、自然と保育の仕事に興味を持つようになりました。
添削コメント|「自分の関わり」がどんな関わり方をしたのかわかりにくいため、「ペースに合わせて接する」という行動と「信頼関係が築けた」という結果を示すことで、自身の工夫や保育に対する姿勢が伝わるように修正しました。
【企業を選んだ理由】
貴園が掲げる「個性を大切にした丁寧な保育」という方針に共感しました。子どもを一人の人格として尊重する姿勢に魅力を感じ、ここでなら自分の想いを活かして働けると感じました特に、保護者との連携を重視しながら一人ひとりの発達段階に応じた保育を行っている点に惹かれました。自身の経験を活かし、子どもと丁寧に向き合う姿勢を大切にできると感じています。
添削コメント|元の文章はやや堅苦しい表現なのとありきたりな内容であったため、修正しました。園独自の取り組みや方針(保護者連携、個別保育)に言及した上で、自身が大切にしたい価値観との一致を示し、志望度の高さを伝えています。
【入社後】
入社後は、日々の小さな変化を見逃さず、子どもたちの心に寄り添った関わりを積み重ねることで、安心して過ごせる環境づくりに貢献したいと考えています。子ども一人ひとりの様子を細かく観察し、その子に合った声かけや関わりを工夫することで、安心して過ごせる園づくりに取り組みたいと考えています。
添削コメント|「寄り添った関わり」や「安心して過ごせる環境」という表現は、意図は良いものの抽象的です。そこで、観察や声かけといった具体的な姿勢や行動の内容を示すことで、実現性の高さが伝わるよう改善しました。

【NGポイント】
抽象的な表現が多く、具体的な行動や根拠に乏しい点が課題でした。自身の強みや適性を評価するうえで全体的に情報が不十分であり、説得力を欠いていました。

【添削内容】
行動・背景・結果の三要素を加え、志望の根拠を明確にしました。また、経験の具体性を高め、応募者の考え方や姿勢が伝わるよう工夫しています。企業選びの理由についても、企業特有の強みに言及しています。

【どう変わった?】
志望動機全体が論理的な構成になり、説得力が増しました。特に、エピソード・企業の選定理由・入社後の展望が一貫した内容になったことで、採用担当者が応募者の人物像や働き方をイメージしやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・自身の価値観と園の方針との繋がりを示す
・その園特有の特徴を踏まえた上で理由を述べる

・保育士としてどう活躍したいか明確にする

③教育・福祉への関心を軸にした例文

ここでは、教育・福祉への関心を起点に保育士を志望する志望動機を紹介します。

これまでの経験と気づきを結びつけて、なぜその園で働きたいのかを明確に伝えることが重要です。

教育・福祉への関心を軸にした志望動機
【結論】
子ども一人ひとりの個性を大切にしながら成長を支える保育士として、保護者とも連携し、安心できる保育環境をつくりたい一人ひとりの発達段階に寄り添いながら、安心して毎日を過ごせる保育を実践したいと考えています。
添削コメント|「安心できる保育環境」は簡潔すぎてややわかりにくいです。「どういった行動によって、どう安心させるのか」保育士としての行動をより具体的に示すことで、納得感のある文章にしました。
【根拠となるエピソード】
幼少期に通っていた保育園の先生が、いつも笑顔で丁寧に接してくれたことが印象に残っており、保育士を目指した原点「子どもにとって信頼できる存在になりたい」と思うようになったきっかけです。
添削コメント|「保育士を目指した原点」という言葉だけでは根拠としての説明が不足しているので、「どのような存在を目指すようになったのか」という方向性を明確にする言葉を補足しました。
【エピソード詳細】
大学では児童福祉や発達心理を学びながら、地域の子育て支援ボランティアに参加しました。そこでは、発達段階に応じた関わり方や、保護者との信頼関係の築き方の重要性を実感しました。また、子どもと接する中で、自発的な遊びや会話から個性を尊重する姿勢の大切さも学びました。さらに、活動の中で一人の子が描いた絵に強い興味を示していた姿から、子どもの個性や興味を引き出す関わりの大切さを感じました。
添削コメント|もとの文章は、個性を尊重する大切さを学んだ背景が伝わってこず、なぜそう感じたのかに説得力がない印象でした。そこで、実際に学んだ経験を具体例として取り上げることで、背景と経緯を明確にし、説得力を向上させました。
【企業を選んだ理由】
貴園が掲げる「子ども主体の保育方針」に強く共感しました。実際に園見学で、子どもたちが自由にのびのびと活動している姿と、それをあたたかく見守る先生方の姿勢に魅力を感じました。先生方が子どもの「やりたい」を尊重し、失敗も成長の一部として受け止める姿勢に触れ、私もそのような環境で保育に携わりたいと感じました。
添削コメント|もとの文章は他の園でも見受けられる光景のため、企業の選定理由として説得力に欠けます。改善後は、「園独自の方針」→「見学での具体的な場面」→「共感した理由」という流れを明確にするとともに園ならではの特徴にも触れ、志望度の高さを伝えています。
【入社後】
入職後は、学びを実践に活かし、子どもたちが安心して自己表現できる場づくりに努めます。子どもが自らの気持ちを表現し、何事にも挑戦できる環境づくりを意識しながら保育にあたります。また、保護者との連携を大切にし、信頼される保育士を目指して努力していきたいと考えています。園全体の保育方針と連携しながら、保護者にとっても安心して相談できる存在になれるよう努力していきたいと考えています。
添削コメント|もとの文章では全体的に簡潔かつ抽象的で、具体的にどんなことを実現したいのか、どういった行動で貢献していくのかが見えてきませんでした。そこで、行動の内容と目標を明確にし、自身の貢献意欲がしっかり伝わる内容に修正しました。

【NGポイント】
抽象的な言い回しが多く、どのような保育士を目指しているのかが曖昧になっていました。特に「安心できる保育環境をつくりたい」など、具体的な行動や理由がないまま感情だけを述べている点が課題でした。

【添削内容】
実際の経験や見学時の具体的な場面について具体的に説明することで説得力を補強しました。また、自身の保育への姿勢や価値観を具体的な行動方針と関連付けて伝えることで、志望の本気度を伝えています。

【どう変わった?】
改善後は、保育に対する姿勢や園の方針への共感が明確に伝わるようになりました。「どのように働いてくれるのか」「園の方針に合うか」が判断しやすくなり、納得感のある志望動機になったと言えるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードでの具体的な行動を説明する
・園の方針への共感を明示する
・自身の価値観に基づいた活躍像を伝える

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【例文】保育士の志望動機|職場別

保育園にはさまざまな種類があり、それぞれの園で求められる役割や関わり方も異なります。そのため、どの園で働きたいのかによって志望動機の書き方も変える必要があります。

ここでは、園のタイプ別に志望動機の例文を紹介します。

  1. 認可保育園を志望する例文
  2. 小規模保育園を志望する例文
  3. こども園を志望する例文

さらに今回も、現役のキャリアアドバイザーが3つの例文を本気で添削!自分が行きたい園のタイプだとどのように書けばいいのか、ぜひ参考にしてくださいね。

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①認可保育園を志望する例文

ここでは、認可保育園で働く保育士を志望する学生の志望動機を添削しています。

認可保育園に求められる「一人ひとりに応じた支援」や「協働性」を重視した内容へと修正している点がポイントです。

認可保育園の志望動機
【結論】
私は、一人ひとりの個性を大切にしながら、子どもたちが安心して過ごせる環境をつくる発達段階に応じた関わりを通じて、子どもたちが自分らしく過ごせる環境を整える保育士になりたいと考えています。
添削コメント|「安心して過ごせる環境」は曖昧かつありきたりなため、認可保育園の特徴である年齢別の発達支援や一人ひとりの個性に応じた対応に即した志望理由に言い換え、志望の軸がぶれないようにしました。
【根拠となるエピソード】
きっかけは、近所の認可保育園でボランティアとして読み聞かせ活動に参加した際に、子どもたちの純粋な反応や成長の喜びに触れた経験子どもたちが物語に夢中になる姿や、語彙や表現力が自然と伸びていく様子に感動した経験です。
添削コメント|「純粋な反応」や「成長の喜び」といった表現は、採用担当に具体的な状況や意図が伝わりにくいです。何に感動したのか、子どもたちの変化を具体的に伝えることで、読み手がエピソードの中身が想像しやすくなります。
【エピソード詳細】
読み聞かせを通じて、子どもたちが次第に絵本の世界に興味を持ち、言葉を覚えていく様子を見たとき、保育を通じて発達を支える意義を強く感じました。また、その成長に寄り添える喜びを実感し、保育士として働くことを目指すようになりました。特に、一人の子が最初は黙って聞くだけだったのが、数回の関わりで自分の感想を話してくれるようになった変化に心を動かされ、子どもと長期的に関わる保育士の仕事に魅力を感じました。
添削コメント|「成長に寄り添える喜び」を実感した過程が不明瞭で言葉に説得力がありません。そこで、子どもが成長していく過程や自分が関わったことで起きた変化に焦点を当て、「長期的な関わり」に重きを置く認可保育園で働きたい理由を補強しました。
【企業を選んだ理由】
貴園が「家庭的な雰囲気」と「一人ひとりに寄り添う保育」を大切にしている点に共感し、私も温かい関わりを通じて子どもたちの成長を支えたいと考えました。私も一人ひとりの発達に応じた言葉がけや働きかけを行い、子どもたちが自信を持って成長できるよう支えていきたいと考えました。
添削コメント|「温かい関わり~」という表現は抽象的でどんな関わり方がわかりにくいため、志望者の意欲や園についての理解度が十分に伝わりません。添削後は関わり方を具体的に説明し、園の理念と自身の経験を繋げることで「なぜその園で働きたいのか」を明確にしました。
【入社後】
入社後は、保護者や他の職員との連携を大切にしながら、子どもたちの安心と成長を支える保育士として日々努力していきたいです。子どもたちの些細な変化に気づき、日々の成長を見逃さず記録・共有しながら、チームで一人ひとりを丁寧に支える保育士を目指します。
添削コメント|「子どもたちの安心と成長を支える」という表現は具体的な行動方針が見えないため、入社後の活躍イメージが伝わりにくいです。記録や情報共有といった行動を明示することで、認可保育園の現場で活躍できる人材であることを伝えています。

【NGポイント】
曖昧な言い回しが多く、自身の考えや行動が伝わりにくい文章になっていました。主張の根拠や行動の背景を説明する文章がないため、全体的に説得力がなく志望度が伝わりませんでした。

【添削内容】
具体的なエピソードや行動の内容を加えることで説得力を高めました。認可保育園の特徴に言及し、自身の経験や価値観と企業の方向性が一致していることが伝わるよう文章を修正しました。

【どう変わった?】
エピソードの内容が具体的になり、価値観や主体性ある行動が伝わりやすくなりました。さらに、志望の根拠を明確にしたことで志望度の高さや入社後の貢献イメージが伝わる志望動機になっているでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・認可保育園の特徴を踏まえて理由を述べる
・志望理由は過去の経験から裏付ける

・入社後の活躍は行動で示す

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②小規模保育園を志望する例文

ここでは、小規模保育園を志望する保育士の応募者が、少人数制の良さや自分の保育観との一致をアピールする志望動機を紹介します。

施設の特徴を踏まえ、自分の体験や価値観とどのように結びつけて伝えるかが重要です。

小規模保育園の志望動機
【結論】
私は、子ども一人ひとりにじっくり関わることができる環境で、保育士として成長しながら子どもたちの発達を支えていきたいと考え、貴園を志望いたしましたています。特に、少人数での丁寧な関わりを大切にしている小規模保育園において、自分の保育観を実現できると考えています
添削コメント|元の文章は、なぜ小規模保育園を選んだのかの根拠が不明でした。改善後は、小規模保育園の特徴に着目した上で自身の保育観とのつながりを明確にし、志望理由を明らかにしています。
【根拠となるエピソード】
小学生の頃、近所の保育園で開催されていた行事にボランティアとして参加したことがきっかけで、保育士という仕事に興味を持ちました。保育士の方が子ども一人ひとりの名前を呼びながら関わっている姿が印象的でしたそのとき、保育士の方が子ども一人ひとりの表情を見て声をかけていた様子に、寄り添う保育のあたたかさを感じました
添削コメント|もとの内容は、保育園ではよくある光景であり、印象に残るほどの内容として説得力がありませんでした。そこで、保育士の方がどう子どもたちに関わっていたのか具体的な行動の内容に着目し、そこから受けた気づきを伝えました。
【エピソード詳細】
大学では保育士資格の取得を目指しながら、地域の子育て支援施設でアルバイトをしていました。少人数の子どもたちとじっくり関わるなかで、個々の成長に応じた保育の大切さを実感しました。特に、私との絵本のやりとりを通して「ありがとう」と話してくれた経験は忘れられません中でも、言葉が出にくい子どもに絵本を繰り返し読んであげたところ、ある日「ありがとう」と自発的に話しかけてくれた出来事は、関わりの積み重ねが信頼につながると実感した瞬間でした
添削コメント|もとの文章では、具体的な当時の状況や背景が不明瞭でエピソードの価値が伝わりきらないため、出来事の背景と得た成果、自分の学びという一連の流れを具体的に示し、エピソードの説得力を高めました。
【企業を選んだ理由】
貴園は定員10名という少人数制で、子ども一人ひとりと丁寧に関わることを大切にされている点に共感しました。また、保護者との密な連携を重視していることも、自分の理想とする保育に近いと感じていますさらに、保護者と日々の成長を共有しながら進める「家庭との協働保育」の方針が、自分が理想とする保育に非常に近いと感じました
添削コメント|「保護者との密な連携」という表現ではどんな連携なのか具体的な園の取り組みが伝わりません。そこで、円の方針をより具体的に示し、自身の価値観と結びつけることで、なぜこの園を選んだのかの理由が明確に伝わるようにしました。
【入社後】
入社後は、子どもたちの小さな変化にも気づける保育士を目指し、一人ひとりに寄り添った保育を実践していきたいです。また、保護者との信頼関係づくりにも積極的に取り組んでまいります加えて、日々のやりとりや連絡帳を通じて、保護者とも丁寧にコミュニケーションを重ね、家庭と協力して子どもの育ちを支えていきたいです
添削コメント|「信頼関係づくり」だけでは何をするのかが不明でした。保護者との関わり方について具体的な行動を提示することで、入社後の働き方をイメージしやすくしています。

【NGポイント】
全体的に抽象的で、自身の保育観や保育士としての適性が十分に伝わりませんでした。また、志望理由や経験を裏付ける具体的な行動や背景の説明が不足しており、説得力に欠けていました。

【添削内容】
具体的な行動の内容や背景情報を加えることで説得力を強化しました。保育士との関わりを通じた気づきや保護者との連携方法などについて具体化し、志望への意識の高さが伝わるようにしています。

【どう変わった?】
志望動機の根拠と企業選びの理由が一貫し、少人数保育への理解や意欲の高さが明確に伝わる内容に改善されました。企業側から見ても、入社後の活躍がイメージしやすい構成になっているでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・少人数制保育園の特徴に言及する
・園の方針と自身の価値観との一致を示す
・園特有の環境を踏まえた入社後の展望を描く

③こども園を志望する例文

こども園を志望する動機を述べた志望動機例文を紹介します。

こども園の特徴である「保育と教育の一体化」を意識しながら、自身の保育観と施設理念との接点を明確に伝えることが重要です。

こども園の志望動機
【結論】
私は、子ども一人ひとりの発達を大切にしながら、家庭的な温かさのある生活の中で主体性を育む保育を実践できる保育を行いたいと考え、こども園での勤務を志望いたしました。
添削コメント|「家庭的な温かさのある」という表現は抽象的かつ主観に寄りすぎているため、何を目標としているのか、どうしたいのかを具体的に言及し、志望理由の具体性を高めました。
【根拠となるエピソード】
幼少期に通っていたこども園で、優しく見守ってくれた先生の存在が心に残っており、私も子どもに安心感を与えられる日々の関わりの中で子どもの気持ちに丁寧に寄り添えるような保育士になりたいと考えるようになりました。
添削コメント|「安心感を与える保育士になりたい」という表現は、具体的な行動や姿勢が伝わりません。改善後はより姿勢を具体的に伝え、どんな保育士になりたいのか読み手がイメージしやすいようにしました。
【エピソード詳細】
大学では保育士資格取得のための実習に力を入れました。特にこども園での実習では、年齢の異なる子どもたちとの関わり方や、保育と教育のバランスの重要性を学びました。多様な発達段階に応じた対応の難しさを実感する一方で、例えば活動のねらいを子どもの発達に合わせて調整するなど工夫を重ねながら、子どもたちの成長を見守る喜びを強く感じました。
添削コメント|「難しさを実感した」という記述だけでは、単に課題を感じただけに受け取られる可能性があります。添削後は、課題に対して自ら工夫し、乗り越えようとする姿勢を明示することで、行動の過程が伝わるようにしました。
【企業を選んだ理由】
貴園は「子どもが自ら育つ力を支える」という理念のもと、異年齢保育や遊びを重視した活動に取り組まれており等の主体的な活動を通じて子どもの興味関心を伸ばす環境が整っており、自分の目指す保育観と合致していると感じました。
添削コメント|「遊びを重視した活動」という内容は企業の選定理由としては説得力が足りない印象があります。そこで、園の特徴についてより具体的に述べることで、園への理解の深さと自分の保育観との一致を示しています。
【入社後】
入社後は、子どもたちの小さな変化に気づき、適切に寄り添える保育士を目指します。そして、保護者との信頼関係も築きながら、安心して預けられる環境づくりに貢献したいです。また、日々のやり取りや連絡帳などを通して保護者との丁寧なコミュニケーションを心がけ、家庭と連携した保育を行っていきたいです。
添削コメント|「安心して預けられる環境づくりに貢献したい」という言葉は、実際の行動が伝わりづらい表現です。保護者との連絡手段を具体的に示すことで、信頼関係構築への姿勢が明確に伝わる内容になりました。

【NGポイント】
抽象的な言い回しが多く、こども園という職場の特性に合わせた動機づけが伝わりにくくなっていました。また、「家庭的な保育」など曖昧な表現も多く、本人の価値観や人物像が読み取りづらくなっていました。

【添削内容】
こども園の理念に沿った内容に修正するとともに、自身の価値観や行動を具体的に伝えました。また、入社後の展望も具体的な行動方針を示し、入社後の活躍をイメージしやすいようにしています。

【どう変わった?】
こども園の特徴に沿った志望動機になったため、志望理由に説得力が生まれました。また、自身の価値観と企業の方針との繋がりも明確になり、志望熱意や適性が十分に伝わる内容になっているでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・こども園の特徴への理解を示す
・保育士としての人物像を明確にする
・原体験に具体性を持たせる

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保育士の志望動機を書く上で気をつけたいポイント

せっかく丁寧に志望動機を書いても、気づかないうちに“もったいない書き方”になっていることがあります。

ここでは、保育士を目指す就活生が陥りがちなNGパターンと、その回避方法を紹介します。

  1. 待遇や福利厚生を志望理由の中心にしていないか
  2. 志望動機を複数園で使い回していないか
  3. 「子どもが好き」だけで終わる内容になっていないか
  4. 「成長したい」など受け身な表現で終わっていないか

① 待遇や福利厚生を志望理由の中心にしていないか

保育士という仕事を目指すうえで、「働きやすさ」はとても大切な要素です。長時間勤務や体力的な負荷があることを踏まえれば、休日や福利厚生の内容が気になるのは自然なことですし、将来を見据えて安定した環境を求めるのも無理はありません。

しかし、そのような待遇面の話ばかりを志望理由の中心に据えてしまうと、「どの園でもよいのでは」と思われかねません。

たとえば「週休2日で働きやすそうだった」「住宅手当があるから安心」といった表現ばかりが目立ってしまうと、相手の印象に残るのは“制度に惹かれた人”という評価だけです。

もちろん、安心して長く働けることは重要な条件です。ただし、その事実を伝えるにしても、「共感した園の理念や保育方針」や「実習中に感じた園の雰囲気」など、園への思いや価値観とのマッチを軸に語ったうえで、「この制度があったから、ここで働き続けたいと思えた」と補足的に触れる方が自然です。

「この園だから働きたい」という気持ちが伝わるかどうかが志望動機では問われます。待遇に言及する場合は、それが“手段”であって“目的”ではないことを意識して書くようにしましょう。

② 志望動機を複数園で使い回していないか

就職活動が本格化してくると、複数の園にエントリーすることになります。限られた時間の中で、少しでも効率的に進めようと考え、同じ志望動機を使い回したくなることもあるでしょう。

気持ちは分かりますが、それが「テンプレート」のように見えてしまうと、読む側には「この園じゃなくてもいいのでは?」という印象を与えてしまいます。

特に危険なのは、園名だけを差し替えたような文章です。仮に内容がそれなりに整っていたとしても、表面的な印象は拭えませんし、最悪の場合は園名の記載ミスというミスコミュニケーションにもつながりかねません。

それでは、せっかくの熱意も伝わらず、信頼を損なうリスクがあります。園ごとに、保育理念、規模、方針、地域との関わり方、保育の特色などが大きく異なります。

だからこそ、「なぜこの園なのか」という観点を大切に、自分が共感したポイントを明確に伝える必要があります。

たとえば「地域と連携した保育を行っている点に惹かれた」「子どもの個性を尊重する方針に共感した」など、自分自身の価値観や体験と結び付けて書くことで、説得力が増します。

使い回しではなく、“その園に向けた志望動機”を心を込めて伝えることが、選考通過のカギを握ります。

③ 「子どもが好き」だけで終わる内容になっていないか

「子どもが好きだから保育士になりたい」という気持ちは、誰もが自然に抱く志望動機の一つです。
しかし、問題なのはその理由だけで志望動機を完結させてしまうことです。

気持ちは本物でも、それだけでは他の応募者と同じ印象になってしまい、読み手の印象に残りづらくなります

大切なのは、「なぜ好きなのか」「どんな体験があってそう思うようになったのか」を深掘りすることです。

たとえば、「アルバイト先で、最初は距離があった子どもが自分を信頼してくれるようになった瞬間に、保育のやりがいを感じた」といった経験は、単なる“好き”という気持ちを超えた説得力を持ちます。

また、子どもが好きという感情の奥には、「安心させてあげたい」「成長を見守りたい」「信頼関係を築きたい」といった個人の価値観が隠れているはずです。

そうした部分に焦点を当てて書くことで、あなたらしさが際立ち、採用担当者の記憶に残る志望動機に仕上がります。

気持ちを伝えるのは大切ですが、それをどう表現するかによって印象は大きく変わります。「好き」だけではなく、その“先”にある想いまでしっかりと伝えるようにしましょう。

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

④ 「成長したい」など受け身な表現で終わっていないか

「保育士として成長したい」「現場で学ばせてもらいたい」という気持ちは、就活生にとって素直な思いでしょうし、実際にその姿勢は大切です。

しかし、そうした表現が「受け身」に感じられてしまうこともある点には注意が必要です。採用する側が見ているのは、「この人が園でどのように活躍してくれるか」「どのような価値を与えてくれそうか」という視点です。

成長や学びを強調しすぎると、「教えてもらう前提」「依存的」といった印象を与えてしまうおそれがあります。

たとえば、「子どもが挑戦する姿に刺激を受け、自分も挑戦し続けられる保育士でありたい」「子どもたちの気持ちを理解する力を高め、日々の関わりに活かしていきたい」といった表現に変えることで、主体的で前向きな印象になります。

保育の現場は、子どもと一緒に自分自身も育っていく環境です。「教えてもらう」ではなく、「ともに育ち合う」という姿勢が伝われば、より魅力的な志望動機となります。

自分の意思で行動し、努力を重ねていく前向きな姿勢を表現することで、採用担当者の心にも響く内容に仕上がるはずです。

保育士の志望動機のポイントを理解して好印象を目指そう!

保育士を目指すうえで「志望動機」は、あなたらしさを最も伝えられる重要なパートです。実際、保育士の志望動機がしっかり書けている人ほど、園側からも「一緒に働きたい」と感じてもらいやすくなります。

そのためには、ただ「子どもが好き」という気持ちだけで終わらず、自分の価値観や経験と保育園の方針をどう重ねられるかを丁寧に整理しておくことが大切です。

本記事で紹介した準備のステップや例文、注意点などを参考に、自分だけの言葉で「なぜ保育士を目指すのか」を深掘りしながら、他の応募者と差がつく志望動機を目指してください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。