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Web面接の流れ・事前準備を解説|トラブルの対処法も紹介

Web面接は、現代の就職活動において不可欠です。しかし、「どのような準備をすればいいのか?」「Web面接はどのように進むのか?」と悩んでいる方も多いのでは?

この記事では、Web面接の流れと必要な準備について解説します。また、トラブルの対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

人事担当役員 小林

記事の監修者

人事担当役員 小林

1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

Web面接と対面面接の違いとは?

Web面接と対面面接は、大きな違いがあります。Web面接では、画面を通じて会話するため、表情や声のニュアンスが相手に伝わらない可能性があります。

対面での面接では、直接顔を合わせて会話ができるため、ジェスチャーや表情なども含めて意図が明確に相手に伝わるでしょう

また、Web面接ではインターネット通信の不安定さが、映像や音声に影響を及ぼすことも。このようなWeb面接特有のトラブルを対処するには、事前に通信環境を整えておくことが必要です。

Web面接で事前に準備するべきもの

ここからは、Web面接で事前に準備するものを細かく解説します。Web面接に慣れていない方はぜひ参考にしてくださいね。

  1. 通信環境
  2. 機材
  3. 場所
  4. カメラの位置
  5. 服装

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①通信環境

Web面接の事前準備として、通信環境の整備が最も重要です。安定したWi-Fi接続を確保することで、接続障害を最小限に抑え、自宅での面接をスムーズに進行できますよ。

面接当日に通信トラブルが発生し、面接官に悪印象を与えないよう、事前に通信環境をチェックしておくことが大切です。

もし通信速度が遅く面接の進行に支障をきたす場合は、採用担当に連絡する・インターネット回線を切り替えるなど、迅速な対応が求められます。

②機材

Web面接の事前準備には、機材の準備が欠かせません。なぜなら、Web面接に不適切な機材はコミュニケーションの途切れや誤解を招く原因となるためです。

できる限りマイク付きのパソコンを用意することが理想的。それが難しい場合は、タブレットやスマートフォンを用意しましょう。

適切な通信機材を用意し、クリアな音声と安定したビデオ通話を行い、スムーズに面接を進めましょう。

③場所

Web面接を成功させるためには、面接を受ける場所も重要になります。面接に不適切な場所は、伝えたい内容が相手に届かないリスクがあるためです。

面接実施に適切な場所は、人気がなく静かで明るい空間です。この条件が揃った場所を探すのも時間を要するため、できる限り自宅を選択しましょう。

さらに、背後には何もない壁を選ぶことで、視聴者の視線を自分に集中させられるためおすすめです。

面接官側は音声の聞き取りやすさや背景の整い具合までしっかり見ています。特に、生活音が入りやすい場所は評価を下げる要因になるので、環境音のチェックは必須です。

私たちも面接練習を通じて、照明の位置やカメラ映りによる印象の差を実感します。表情が読みやすいよう、自然光が入る時間帯を選んだり、デスクライトで補うのもおすすめです。

④カメラの位置

Web面接では、カメラの位置設定を徹底しましょう。そうすることで、コミュニケーションがスムーズに行われ、相手に良い印象を与えられますよ。

カメラは胸の高さに設定し、顔から上半身がはっきりと映るようにするのがベスト。表情や身振りが相手にしっかりと伝わりますよ。

また、面接時にはカメラを見つめることで、画面越しでも相手の目を見て話しているような印象を与えられます。

私たちも面接官から「画面越しでも目を見て話している印象がある学生は記憶に残りやすい」と聞くことが多いです。カメラを見ようとするだけでも好印象に直結しますよ。

また、カメラの位置が不安定だと、上から見下ろす、あるいは見上げる構図になり、無意識に威圧感や頼りなさを与えてしまうことも。胸の高さで安定させましょう。

⑤服装

Web面接における服装選びも重要なポイントです。清潔感のある印象を与えられるよう、面接の場に適した服装を心がけてください。

スーツが推奨されていない、あるいは私服での参加が求められている場合でも、シンプルでカジュアルな服装が望ましいでしょう

もし選択に迷うようであれば、「対面の面接にも適した服装かどうか」を判断基準にすると良いでしょう。これにより、Web面接でも適切な服装で臨むことができますよ。

Web面接では対面よりも画面越しの印象に左右されやすいため、「清潔感」は重要です。油断せず、シャツのアイロンがけや明るい色味の服装を意識すると好印象につながりますよ。

私たちも「服装に迷う」という相談をよく就活生から受けますが、迷ったら「企業のオフィスにそのまま行っても浮かない服かどうか」で判断してみてください。

Web面接の一般的な流れ

ここまで、Web面接の事前準備について解説してきました。ここからは、Web面接の一般的な流れについて紹介します。

  1. 面接で使うアプリ・ソフトのダウンロード
  2. 5分前に入室
  3. 面接担当者が入室して面接開始
  4. 面接を退出

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そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

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①面接で使うアプリ・ソフトのダウンロード

Web面接を控えている方は、事前に使用するアプリケーションやソフトウェアをダウンロードしておくことが不可欠です。これにより、通信トラブルを避け、面接がスムーズに行えますよ。

一般的に利用されるアプリケーションにはZoom、Microsoft Teams、Skypeなどがあります。面接を行う企業が指定するツールを事前に確認し、準備を整えましょう。

また、これらのアプリケーションには個別設定が必要な場合も多く、余裕を持ってダウンロードし、設定を完了させましょう。これにより、面接当日に通信トラブルの発生リスクを抑えられますよ。

②5分前に入室

Web面接においては、開始予定時刻の5分前にはログインするのが望ましいとされています。予期せぬ通信障害にも対応でき、スムーズな面接開始を実現するためです。

そのため、面接開始5分前までに、服装の調整や必要な機器の準備、ソフトウェアのダウンロードや設定を含め、万全の態勢を整えておきましょう。

こうすることで、面接が始まるギリギリの時間に慌てることなく、もし何か問題が発生した場合にも迅速に対応できますよ

私たちも面接官として、開始数分前からログインして待機している方には、計画性や対応力を感じますね。第一印象が良くなった状態で面接を始められます。

また、直前に通信や機材のトラブルが起きても、5分前に入室していれば対応できるでしょう。背景や音声などの最終確認もできる、大事な時間として意識してくださいね。

③面接担当者が入室して面接開始

面接官が入室した瞬間から、Web面接が正式にスタートします。まずは、礼儀正しい挨拶と簡潔な自己紹介で始め、その後面接官から面接の流れや大まかな内容についての説明を受けることになります。

続いて、自分の経歴や応募理由をしっかりと伝え、最後には積極的な質問を行うことも忘れずに。

面接中は姿勢や表情を意識し、自信を持って自分自身をアピールすることが重要ですよ。

④面接を退出

Web面接の終了時は、退出する前に挨拶と感謝の言葉を述べることが重要です。

面接官が退出を促すまでは、落ち着いて礼儀をわきまえ、感謝の気持ちを込めた言葉を伝えましょう。通常、面接官が終了を促すまで待機するのがマナーです。

面接官が先に退出しない場合は、「失礼します」と一言添えてから、自ら退出します。対面での面接と同じく、最後の瞬間まで集中を保つことが求められますよ。

Web面接で印象が良くなるコツ4つ

「Web面接を控えているけど、選考突破するために印象をよくしたい!」そんな方へ、Web面接で印象が良くなるコツを4つ紹介します。

  1. ハキハキと大きな声で話す
  2. 聞いているときの姿勢も意識する
  3. カメラを見て話す
  4. 手書きでメモを取る

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①ハキハキと大きな声で話す

Web面接における印象を良くするコツは、ハキハキと大きな声で話すことです。対面でのやり取りとは異なり、オンラインでは表情やジェスチャーが伝わりにくいため、伝わりやすい声が大切になります。

伝わりやすいコミュニケーションをとるには、マイク声を入れ、落ち着いたペースで話すことがポイントです。さらに、表情を豊かに使うことで、言葉だけでなく感情も伝わり安くなりますよ。

Web面接では相手の表情や空気感が伝わりにくく、話し方や声のトーンが印象を大きく左右します。語尾をはっきりさせるだけでも、自信を持って話しているように映りますよ。

私たちもWeb面接の際には、まず声の聞き取りやすさから第一印象を判断することが多いです。ハキハキと話せている学生ほど、準備や意欲が伝わり、印象に残りやすいですね。

②聞いているときの姿勢も意識する

Web面接における印象は、話す時だけでなく聞き手としての姿勢も重視されます。真剣に聞く姿勢は面接中の集中力を示せますよ。

面接時に意識すべきは、カメラの中心に顔がくるように位置を調整すること、正座または背筋をピンと伸ばすことです。さらに、カメラに目線を合わせつつ、相手の話をしっかりと聞くことが求められます。

聞き手としての姿勢は、対面以上にWeb面接で差が出やすいポイント。画面越しでは表情の変化や反応が伝わりにくく、姿勢や目線が「誠実さ」の指標となるんです。

私たちも、話を聞く際にうなずきや目線の動きがあると「ちゃんと向き合ってくれているな」と感じます。逆に姿勢が乱れていると、関心が薄いのかなと感じることもありますね。

③カメラを見て話す

Web面接で印象が良くなるためには、カメラを見て話すことが不可欠。なぜなら、相手と視線を合わすことで信頼感や関心を伝えられ、真剣な態度を示すからです。

カメラを見ることで、相手に自分が真剣に向き合っていると伝わります。ポイントとしては、無理に取り繕った態度をせず、自然な表情を保つことが重要ですよ。

カメラ目線が重要なのは、対面と違って視線のズレが違和感として伝わるからです。視線が泳いでいたり、画面ばかり見ていたりすると、印象で損をしてしまうこともあります。

web面接だと目が合いにくいことは私たちも感じているので、目線を合わせて話す方には自然と関心が向きますね。自然な笑顔で目線を合わせてくれるとより好印象です。

④手書きでメモを取る

Web面接の際には、メモを取る行為が非常に重要です。これにより、面接官への真剣な姿勢を示すと同時に、相手の言葉を深く理解し、後の質問にも役立てられます。

メモを取るときは、画面から目をそらさないよう注意し、話を聞いていることを示すため、うなずきなどのリアクションを取り入れましょう

私たちも、面接中に手書きでメモを取っている学生を見ると「この学生は話をしっかり受け止めようとしているな」とポジティブに感じることが多いですね。

ただし、メモに集中しすぎて無表情になったり、視線が下に固定されたりすると逆効果です。軽くうなずき、短くでも反応すると、「ちゃんと聞いているな」と好印象を抱きますね。

Web面接でよくあるトラブル2つ

ここまで、Web面接の流れやポイントを解説してきました。ここからは、Web面接で良くあるトラブルを2つ紹介します。起こりうるトラブルを事前に把握し、迅速に対応できるようにしましょう。

  1. 接続が悪く音声・ビデオが届かない
  2. 相手の声が聞こえない

①接続が悪く音声・ビデオが届かない

Web面接中に予想されるトラブルとして、接続不良により音声やビデオが届かない事態があります。

そうなった場合、まずインターネットの接続状況をチェックしましょう。それで解決しなければ、面接から一旦退出して再接続を試みてください。

もし再接続しても問題が続く場合は、速やかに企業の人事担当者に連絡し、状況を伝えることが重要です。

②相手の声が聞こえない

Web面接中、相手の声が聞こえなくなるというトラブルは珍しくありません。この場合、焦らずに冷静に対応することが重要ですよ。

もし相手の声が届かない時は、アプリのチャット機能を使って状況を伝え、相手の意向を確認しましょう。それで解決しない場合は、直接電話をして状況を伝えるのがベストです。

こういったトラブルに直面した時に慌てずに、対処しましょう。面接前には、トラブルを予測しておき、対応策をメモしておくことで余裕を持って面接に臨めますよ。

事前準備を怠らずWeb面接に挑もう

この記事では、Web面接における事前準備の重要性・流れなどについて解説しました。

Web面接の際には、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。そのため、事前の準備を怠らないことが重要です。

さらに、面接官に良い印象を与えるためには、明確で力強い声で話すこと、そして適切な聞き手となることが求められます。これらのポイントをおさえ、Web面接に挑みましょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。