面接に自信がない人向けの対策紹介!先輩の克服経験を面接官が解説
面接では、さまざまな不安や緊張を感じ、思い通りに受け答えができないと感じる就活生が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「面接に自信が持てない人の特徴」「自信を持つための準備方法」「自信を失わないヒント」などをまとめました。
本記事を読めば、万全の準備で不安を軽減し、自信のなさを克服して本来の実力を十分に発揮できるようになりますよ。面接に自信が持てるよう十分な準備と対策を行い、好印象を与えて採用に繋げましょう。
面接で選考通過を目指そう!
記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
就活生のリアルな意見を聞いた!そもそも面接に自信がない人は多い?
株式会社学情(本社:東京都千代田区)が就活生を対象に取ったアンケートによると、対面での面接を受けた就活生のうち、「面接に自信がある」「やや自信がある」と回答したのはたったの18.0%。
つまり、そもそも自信がある状態で面接に挑む人のほうが少数派なわけですね。
ちなみに、面接で自信をなくす理由としては「リアル面接の経験が少ないから」「リアル面接でのマナーが分からないから」など、やはり経験不足からくる不安が大きいようです。
とはいえ、「自信がある」と回答した人以外が全て選考落ちしているとも考えにくいですよね。自信がなくとも面接を切り抜けたり、自信のなさを克服している就活生も多くいるはずです。
本記事でも、「面接に自信がなかった先輩の克服談」「自信がない場合はどんな対策を取るべきか」などを面接官が解説しているため、気になる人はそちらも読んでみてくださいね。
参考:リアルで実施する面接について、「自信がない」の回答が55.6%に迫る。「自信がある」の3倍超。「リアル面接に慣れていないので、緊張してしまう」の声/2023年卒対象アンケート
面接が不安な人必見!振り返りシートで「受かる」答え方を知ろう

面接落ちを経験していくと、だんだんと「落ちたこと」へのショックが大きくなり、「どこを直せばもっとよくなるんだろう?」とは考えられなくなっていくものですよね。
最終的には、まだ面接結果が出ていなくても「落ちたかも……」と焦ってしまい、その後の就活が空回ってしまうことも。
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就活の面接に自信が持てない4つの理由

就活面接に対して自信が持てない理由は、主に以下の4つです。
面接への自信がない原因を理解し、具体的な対策を立て、本来の実力を発揮できる落ち着いた精神状態を実現しましょう。
①準備が不足している
「模擬面接をしていない」「業界・企業研究が浅い」などの準備不足は、面接に自信が持てない人の大きな特徴のひとつです。
準備不足とは、質問の想定・回答の準備・逆質問を考えておく・面接マナーの練習などをしていない状態を指します。これでは、「ちゃんと答えられるか」「うまくいかなかったらどうしよう」と不安になるのは当然です。
面接に挑む前から自信をなくしていると表情が固くなり、面接官にも伝わって場の雰囲気がより緊張しますよ。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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②コミュニケーションに不安がある
就活・転職の面接に自信が持てない人の特徴の1つに、コミュニケーションへの不安があります。これは、自己表現力の不足や相手の意図を理解する力の欠如から生じる場合が多いです。
コミュニケーション能力に自信がない人は、面接官との会話に不安を感じやすく、自分の意見を適切に伝えられないと考えがちです。
また、「わかりやすい話し方」「適切なボディランゲージ」「目線のコントロール」など、細かな点を気にしすぎる傾向にあります。
不安は面接官との会話が成立しにくくなる原因となり、面接で落とされやすくなる要因にもなりますよ。
③緊張しやすい性格をしている
開き直れずにいろいろと悩む緊張しやすい性格は、就活・転職の面接に自信が持てない人の特徴のひとつです。
緊張しやすい人は「うまくやらないと」というプレッシャーを、自分自身にかけすぎてしまう傾向があります。
真面目で責任感の強い人ほど緊張しやすく、面接という重要な場面では過度な心理的プレッシャーを感じてしまいます。
「早口になる」「表情がこわばる」「声が震える」「汗が出た」などの身体的な反応が現れ、さらに頭が整理できずに「話の内容が飛ぶ」「質問の意図が理解できない」などの状態に陥り、本来の自分をアピールできません。
④他人と比較ばかりしている
就活・転職の面接に自信が持てない人は、うまくいった知人・友人・SNS上の情報と自分を比較ばかりしているケースが多いです。さらに、他人と比較する際には、以下のような傾向があります。
- 自分よりできている人と比べる
- 結果だけを比較する
- 条件が異なるにもかかわらず比較する
他人との比較の習慣化は自信を失うだけでなく、就活や転職の成功にも悪影響をおよぼす可能性があります。
他人と比較を続ければ自分の長所や独自性を見失い、面接でのアピールポイントが曖昧になってしまいますよ。
面接に自信がない人でも選考通過できる?実際の経験談を面接官が解説!
ここでは、実際に面接に自信がない先輩がどのように選考を通過したか、実際の経験談を紹介します。また、先輩の対策がどうして有効だったのか、現役の面接官にくわしく解説してもらいます。
「面接に自信が持てないのはなんでなんだろう……」「どういう対策が有効なのか、いまいちわからない……」という人は、ぜひ本章を読んでみてくださいね。
そもそも「自信がないから面接に落ちる」のではありません。「自信のなさが要因となって、回答の質が落ちてしまう」パターンが、面接落ちの大きな原因の1つです。
つまり自信がない人も、工夫次第で選考通過することは可能なんですね。以下では、面接回答についての考え方を変え、面接を乗り越えた就活生の経験談を紹介します。
体験談|Mさん(23歳・文系・地方国公立) |
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面接は何度も経験していましたが、正直ずっと自信がなくて。私は緊張すると頭が真っ白になって「えーっと…」「あの…」という言葉ばかりが出てしまい、本題に入るタイミングが遅れることもしばしばでした。話してる最中も「今の返し、大丈夫かな…?」って不安になって、ずっと緊張しっぱなしでしたね。 また、自分が準備してきたのと微妙に違う質問が出されると、柔軟に対応できずに困りました。「自己PRをしてください」には答えられても「あなたの強みは?」って聞かれると、ぱっと答えがでてこなくなってしまうんです。自分なりに答えているつもりでも、面接官の反応がいまいちで、「あれ、ちょっとズレてたかも…」と感じることが何度もありました。 そんな感じでしばらく、「えー」「あのー」といったフィラー言葉に関しては苦戦していたんですが、あるときふと、自分が納得できているエピソードを話しているときは、フィラー言葉がほとんど出ないことに気づいたんです。 それからは、話す内容の“納得感”と、事前の準備の“質”をとにかく大事にするようにしました。単に答えを暗記するのではなく、「なぜ自分はそう思うのか?」を深掘りしておくことで、自分の回答の土台を徹底的に固めたんです。すると、本番も自然と落ち着いて話せるようになりました。 想定質問と少しずれた質問に対しても、完璧な回答を用意するのではなく、“自分の言葉でどう答えるか”に切り替えました。具体的には、「あなたにとって働くとは?」とか「理想の上司像は?」みたいな抽象度の高い質問だけをノートにまとめて、そこに対して自分の価値観や自己分析の軸に立ち返りながら考え直す練習をしていましたね。 |
完璧主義で真面目な人ほど「回答も完璧にしないと」と考えるあまり、フィラー言葉を多用したり、回答を柔軟に変更できなかったりすることが多いですね。
とはいえ、Mさんのように「回答は『自分が納得できるか』を重視する」「自分の回答の根本的な軸を決めておく」という対策は、面接に自信を持てない人ほど有効です。
完璧な回答を目指してしまうと、面接に自信を持ちにくくなるため「自分らしさ」を主張していくほうが近道なんです。「自分の軸はどこにあるのか」をじっくり自己分析して、自分自身が納得できる軸を見つけられれば、面接に自信がなくても回答しやすくなりますよ。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
自信を持って面接に臨むための準備

自信を持って面接に臨むための準備は、以下のとおりです。
- 業界・企業への理解を深める
- 自己分析をしっかりとする
- 想定質問への回答をひととおり用意しておく
- 「なぜ?」を繰り返して深掘り質問に備える
- 面接マナーを身につける
- 就活エージェントに相談する
事前準備を万全にして面接での緊張を軽減し、自分の強みや経験を効果的にアピールできる力を身につけましょう。
①業界・企業への理解を深める
業界・企業への理解を深めるのは、就活・転職のときに自信を持って面接に臨むためのもっとも重要な準備のひとつです。
自信のなさの大きな原因である不安は、ほとんどの場合「知らない」「未経験」から発生するため、業界・企業研究を十分に行い、未知から既知に塗り替えれば不安がやわらぎ自信を持てますよ。
事業内容・顧客層・提供している商品やサービス・社風・理念など、志望企業に関するあらゆる情報を収集・分析しましょう。
面接でも、業界・企業のことを知らないと答えられない質問は必ず出されます。たとえば「入社して3年後はどうなっていたいですか?」などは、仕事内容への理解がないと答えられません。
そのため、なるべく業界・企業分析は深く行ないましょう。社員インタビュー等で、企業の社風を細かく知っておくなどもおすすめです。
就活を進める中で、「この企業、気になるけど、詳しいことがわからない…」と感じたことはありませんか?そんなときに活用してほしいのが、就活の視野を広げる「企業・業界分析シート」です。
①人気業界・注目企業の特徴や選考傾向をまとめてチェック
②志望動機や自己PRに活かせる具体的な情報が手に入る
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②自己分析をしっかりとする
自分の強みや弱み・スキル・能力・興味・価値観・目標を知る自己分析は、面接に自信を持って臨むための重要な準備ステップです。
自分がどのような価値観を持ち、どう生きていくのかといった目標を定められれば、アイデンティティの土台を固められます。
また、自己分析をすれば面接で強調すべき強み・弱点を適切に説明できるようになるのがメリットです。自分の経験や目標を明確にし、企業のニーズと自分を結びつける方法を考えられます。
自己分析の代表的な方法を、以下の表にまとめました。
自己分析の方法 | 詳細 |
---|---|
SWOT分析 | 強み・弱み・機会・脅威の4つの観点から自分を分析する方法 |
ジョハリの窓 | 「自分が知っている/知らない」「他人が知っている/知らない」の4つに分けて自己理解を深める |
360度フィードバック | 上司・同僚・部下など周囲の人から多角的に評価を受けて自己認識を確認する |
過去の経験の棚卸し | 過去の成功体験・失敗体験を振り返り、行動パターンや価値観を発見する |
価値観カード | 多数の価値観を示したカードから自分が大切にするものを選び優先順位をつける |
面接に自信がない人の特徴として「自分の強みや信念を理解しきれず、アピールが弱くなっている」というものもあり、非常にもったいないなと感じますね。
逆に自己分析が十分だと、強みや就活の軸、仕事に対する考え方が固まっていて、受け答えもぶれにくい傾向に。面接でも自然体で、話が弾むことも多いですよ。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
③想定質問への回答をひととおり用意しておく
誰でも最初は面接の経験則がないため、不安から自信をなくす人は多くいます。そのため、面接前に質問を想定して、あらかじめ回答を用意することが非常に重要です。
例えば、以下のような代表的な質問への回答は、必ず用意しましょう。基本はESに書いた回答をそのまま答えて問題ありませんが、ESにはなかった質問もいくつか想定しておくと安心ですよ。
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
- 就活の軸・企業選びの基準
- 入社後に何がしたいか
- 志望企業に興味を持ったきっかけ
いくつも面接を受けていると、「そもそもこの企業へのESには何を書いたか」を忘れてしまい、面接でしどろもどろになるパターンも。
ESの内容はバックアップを取っておくか、面接前に回答内容を思い起こす時間を取りましょう。用意した回答を軽く振り返るだけでも、不安は軽減されますよ。
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④「なぜ?」を繰り返して深掘り質問に備える
自分の回答に対して「なぜ?」を繰り返して自分の考えや経験を掘り下げれば、面接中に「深掘り質問」をされても、スムーズに回答ができるようになります。
面接中に想定外の深掘りをされて頭が真っ白に……というのはありがちなパターンのため、これが防げるだけでも自信がつけられますよ。
深掘りの際は、「なぜこの業界を希望するのか」→「興味があるから」→「なぜ興味があるのか」→「こんな経験をしたから」のように、1つの問いの答えに対して「なぜ?」と繰り返し理由を突き詰めていきます。
こうすることで、表面的な理由ではなく、自分の価値観や経験に基づいた説得力のある回答ができるでしょう。
「深掘り質問に答えられた」ことで自信がつき、さらに回答しやすくなる人は多くいますね。私たち面接官も、深掘り質問まで網羅できている人は自然と印象が良くなります。
とはいえ、全ての回答の深掘りをする必要はありません。就活の軸や、企業選びの基準をいくつか深掘りしておけば、複数の質問に答えやすくなりますよ。
⑤面接マナーを身につける
一般的なビジネスでの振る舞い方やマナーを身につけておけば、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。面接のマナーのポイントについて、以下の表にまとめました。
面接マナーの ポイント | 内容 |
---|---|
面接マナーの基本 | 挨拶・声・表情・話し方・服装に気をつける |
姿勢 | 背筋を伸ばし背もたれに寄りかからない。 男性は膝を少し開き、女性は膝をそろえる |
アイコンタクト | 自然で落ち着いた視線で自信を示す |
話し方 | 落ち着いてゆっくり話し、簡潔に回答する |
入退室 | ノック3回・30度のお辞儀・ 促されてから着席・電子機器はオフにする |
事前に友人や家族と練習するなど、マナーを実践的に身につける努力をすれば、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。
面接マナーを身につけるには繰り返しが大切ですので、確実にできるようになるまで反復して練習してください。
意外と軽く見ている人も多いですが、面接において第一印象は非常に重要です!第一印象が面接の最後まで頭に残っていて、合否に関わることも少なくありません。
そのため、面接中の姿勢や話し方が身についている人は好印象ですね。面接では回答以外の部分も見ているので、覚えておいて損はありませんよ。
「あなたはビジネスマナー分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。
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⑥就活エージェントと模擬面接を重ねる
何度か面接落ちを経験して、自信をなくしている人もいますよね。「どうやったら受かるか分からない……」と悩む場合は、就活エージェントと模擬面接を重ねるのも方法の1つです。
漠然とした不安を面接に感じてしまうのは、単純に「場慣れしていないから」です。本番の面接だけでは慣れるのに時間がかかり、面接落ちによる自身喪失が先に来てしまうわけですね。
そのため、就活エージェントと面接練習を繰り返し、都度フィードバックをもらうのがおすすめ。練習するうちに「面接の場」自体に慣れ、自然体で回答できるようになるでしょう。
回答内容だけでなく、話し方・態度・視線・表情など、細かな部分でもアドバイスをもらえるので、コミュニケーションスキル向上にも役立ちますよ。
また、面接の振り返りを間違えて自分の美点をつぶしてしまい、さらに面接落ちを重ねてしまう人も少なくありません。
面接練習では、私たちキャリアアドバイザーが、面接でのあなたの欠点・美点を徹底的にアドバイスします。美点は徹底的に伸ばして、選考通過を勝ち取りましょう。
面接の深掘り質問に回答できるのか不安、間違った回答になっていないか確認したい方は、メンターと面接練習してみませんか?
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自信がない人必見|面接で「自信がある印象」を与えるための3つのコツ

面接への自信がつけられれば一番良いですが、そう簡単に自信がつかない……という人も多いですよね。そこで本章では、面接で「自信がありそう」な印象を与えるための3つのコツを紹介していきます。
面接官に自信がある印象を与えるテクニックを身につけて自己アピールし、採用の可能性を高めましょう。
①大きな声でゆっくり・はっきりと話す
面接官に自信がある印象を与えるには、大きな声でゆっくり・はっきりと話すのが重要です。大きな声で話せば内容がしっかり伝わるだけでなく、自信があるように見えるというメリットがあります。
逆に声が小さいと、どんなによい内容を話していても自信がなさそうに見え、「大丈夫かな?」と面接官に心配されかねません。
緊張すると自然と声が小さくなりがちですが、意識的に日常会話よりも大きな声で話すよう心がけましょう。
②面接官としっかり視線を合わせる
目線をさまよわせず面接官をしっかりと見ることは、面接で自信がある印象を与えるために重要ですよ。
相手の目や顔を見ずに話すのはマナーを欠いており、「自信がない」「消極的」「不誠実」などの印象を与えるからです。
適切なアイコンタクトの維持には、「50-70ルール」と呼ばれる方法がおすすめです。これは、会話で50%〜70%の時間アイコンタクトを維持すれば、自信がある印象を与えられるとする法則です。
どうしても相手の目を見るのに抵抗があるなら、相手の鼻から顎のあたりに視線をおいておきましょう。
私たち面接官も、目が合うだけでも「きちんと話を聞いてくれているんだな」「誠実に回答しようとしてくれているんだな」と感じて、嬉しくなりますね。
逆に目をそらされる時間が多いと「実はそんなに志望度が高くないんだろうか」と考えることもあるので、目は合わせてほしいところですね。
③結論ファーストと断言口調を意識
面接では結論ファーストにくわえて断言調で話すことも重要です。これにより、「意見が明確」「主張への確信を持っている」などの好印象を与えられます。
逆に結論を最後に話すと面接官は着地点がわからず、内容が十分に伝わらないかもしれません。
また、「私は必ず御社に貢献できると思います」と断言調で話せば自信が感じられ、反対に「つなぎ言葉を入れて言いよどむ」「途中で迷う」「語尾が弱々しい」などの話し方は、説得力がなくなってしまいますよ。
面接前に自信を失わないための4つの工夫

面接前に自信を失わないためにも、以下の4つの工夫をしておきましょう。面接前の精神統一としても有効ですよ。
面接直前のマインドセットを整え、ポジティブな心構えで臨み、志望企業の採用を勝ち取りましょう。
①よい姿勢を保つ
面接直前の待機中に自信を失わないため、よい姿勢を保つよう心がけましょう。よい姿勢は身体的リラックスと精神的な安定をもたらし、自己肯定感と集中力を高めてくれます。
人間の心と身体は密接に関係しており、姿勢を正せば自然と自信が湧いてきますよ。たとえ不安を感じていても、背筋を伸ばしてハキハキした態度をとり続ければ、自然と精神が落ち着くはずです。
また、面接前に意識しておけば本番でもよい姿勢を保てるため、面接官に好印象を与えられるでしょう。
②ライバルも同じ境遇である点を忘れない
ほかの就活生たちも大きな不安や緊張を感じており、同じ境遇であるのを思い出せば、面接前に自信を失わずに済むでしょう。
ライバルも不安を抱えているという認識は緊張をやわらげ、全員が同じスタートラインという公平感が精神の安定をもたらすからです。
周りの優秀そうに見えるライバルたちも必死で面接準備をし、慣れないスーツを着て緊張した面持ちで会場にやってきています。
面接前に自信を失いそうになったら、「みんな同じ境遇だ」と自分に言い聞かせ、肩の力を抜いて臨みましょう。
③過去の面接での失敗は相性が悪かっただけと考える
ネガティブなイメージが頭をよぎるときは、過去の面接での失敗は相性が悪かっただけと考えるのが効果的です。
過去の面接で失敗した経験がある人は、「自分に問題がありうまくいかなかった」と思い込む場合がありますが、企業や面接官との相性によって、面接中の雰囲気や合否などが大きく左右されるのもまた事実です。
面接がうまくいかなかった原因をすべて自己責任と感じ、自分が人として問題があるなどと思い込む必要はありません。「前回は相性が悪かった」と捉えて気持ちを切り替え、心を落ち着かせるのが大切です。
面接落ちの理由として最も大きいのは「自社とのマッチ度が低い」ことです。能力が足りないわけではなく、単純に「自社とは合わない」と考えていることが多いんですね。
時期の相性もあり「去年だったら〇〇のポジションが不足していたので選考通過していたかも……」というパターンも。あまり思いつめすぎず、自然体で面接に臨んでくださいね。
④十分な準備をしてきた自分を褒める
十分な準備をしてきた自分を褒めれば、ネガティブな気持ちをやわらげて自己肯定感を高め、自信を失わず面接に臨めます。
面接の場では、つい「うまく答えられるだろうか」「評価されるだろうか」とネガティブな気持ちが湧いてきてしまいますよね。
しかし、「ここまで準備を頑張ってきた」「自分の経験には価値がある」と自分自身に言い聞かせれば前向きな気持ちを保てますよ。
面接で自信を持ち続けるために注意するべき点

一度自信をつけても、何かのきっかけで気分が落ち込み、自信を無くすパターンも少なくありません。面接への自信を持ち続けるために、以下の点を注意しておきましょう。
他者との比較やSNS情報への過度な依存を避け、完璧主義から脱却して自分らしさを大切にした面接姿勢を心がけましょう。
①周囲を気にしすぎない・比べない
とくに集団面接の場では、ほかの就活生と自分を比較しないという意識を持つと自信を失いません。他者との比較によって生じる自己評価の低下や不安感を防ぎ、自分自身の能力や魅力を発揮するのに集中しましょう。
自信を持って面接に挑むために万全の準備を整えてきているのであれば、自分を信じて面接に臨めば問題ありません。
また、知人・友人などの話も基本的には「うまくいった経験」のみが話題に上り、失敗談などは少ないはずです。人の成功談の上澄みだけを聞いて自分と比較し、自信を失うのはあまりにももったいない話です。
②SNSの情報に振り回されない
面接で自信を持つためには、SNSの情報に振り回されないのが重要です。就活においてSNSは情報収集の手段として役立つ一方、過度に情報を気にすれば自信を失ってしまう原因にもなります。
昨今はSNSを通じて、「〇〇は圧迫面接」「〇次選考の面接官は部長と役員4人」など、様々な情報があふれています。SNSの情報をすべて真に受けて右往左往していると、ネガティブな思考に流されてしまいかねません。
「個別の案件だからケースバイケース」というフレーズを頭のなかに留めておくだけで、SNSの情報に振り回されにくくなります。
面接は企業ごと、面接官ごとに異なるものであり、ほかの人の経験がそのままあなたの面接に当てはまるとは限りません。
③完璧は求めない
多くの就活生が完璧な回答を目指しがちですが、完璧主義は時として過度なプレッシャーと不安を生み出し、自信を失わせる大きな原因となります。
また、そもそも面接において完璧な回答は存在せず、面接官ごとに捉え方が異なる点にも留意しておく必要がありますよ。完璧主義に陥らないためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 70%の力を発揮し、30%は失敗してもよいと考える
- 最低限のTPOを守り、あとはリラックスして臨む
- 言葉に詰まるのは問題ないと理解する
- ひとつの回答ですべてを伝え切ろうとしない
面接に落ちてしまったら?面接を振り返って自信を取り戻す方法

1度の面接経験を次につなげるためには、面接後に以下のように振り返りを行いましょう。特に面接落ちを経験した場合は、気持ちの整理をつけて次に活かすためにも、振り返りが非常に重要ですよ。
記録・分析・目標設定・改善までのプロセスを通じて、次回の面接でよりよいパフォーマンスを発揮できるよう準備してください。
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①面接直後の記録をとる
記憶が鮮明なうちに振り返りを行って面接直後の記録をとることで記憶が新鮮なうちに詳細情報を保存でき、分析や次回の面接の改善に役立つ具体的な資料となります。
自分の考えを可視化するため、頭のなかだけで振り返るのではなくノートやパソコンを使ってメモをとる形式がおすすめです。
面接官の氏名・役職・特徴・質問内容・自分の回答・よかった点・悪かった点などを書き留めておきましょう。時間が経てば経つほど記憶が曖昧になるため、その日のうちに記録を残しておくのが大切です。
②客観的に分析する
次に、面接直後の記録を振り返って、自分の態度はどうだったか、面接官の反応はどうだったかなど、客観的な分析をしていきましょう。
冷静な視点で自己のパフォーマンスを評価すれば、強みと改善点を正確に把握し、効果的な面接対策が立てられます。
まず、記録しておいた自分の発言内容や態度を、第三者の視点から評価するようにしましょう。表情は明るかったか、滑舌よく自信を持って話せていたか、面接官の立場で振り返るのが効果的です。
また、自分がどのような話をしたときに面接官が興味を示していたかなど、反応から読み取るのも大切です。
③次回の目標を設定する
面接後の振り返りを行ったあとは改善点を明確にし、次回の面接に向けた具体的な目標を設定するのが重要です。
明確な改善目標を設定すれば方向性が定まり、効率的な準備が可能になるとともに、モチベーション維持にもつながりますよ。
目標設定には、人を軸とした振り返り手法「YWT(やったこと・わかったこと・次にやること)」のフレームワークをおすすめします。
目標を設定するときは短期的な達成感を得られるよう、最終目標を分解して中間目標を設けるのが効果的です。
④改善点を洗い出して練習する
最後に、振り返りで洗い出した改善点を集中的に練習し、弱点を克服して次回の面接での成功確率を大幅に高めましょう。
面接の振り返りでは、「よかった点」「改善点」「改善点を直すためのアクションプラン」の3点を意識するのが効果的です。
同じ失敗を繰り返さないための具体的な対策を考えて、頭のなかでシミュレーションするだけでなく、克服するための練習を実践してください。
「やり方はなんとなくわかったけど、実際に振り返ろうとするとうまくいかない……」という人には、面接振り返りシートがおすすめです!
質問に答えていくだけで、面接の振り返りがさくさく進められます。実際に先輩就活生が取った改善策など、次回の面接の参考になる要素もたっぷり詰まっていますよ。
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面接に自信がないからこそ入念な準備をしよう!
面接に自信がない人には、準備不足・コミュニケーションの不安・緊張しやすい性格・他者との過度な比較などの特徴が見られます。
業界・企業研究などの準備を入念に行い、自己分析を深めて自分の強みを明確にすれば、不安の軽減が可能です。また、ビジネスマナーの習得や模擬面接を重ねれば、本番での緊張は大幅にやわらぐでしょう。
面接に対して十分な準備と対策を行い、自信のない自分を克服して志望企業からの採用を勝ち取りましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。