コンサルのインターン選考の対策や注意点、実際の内容を詳しく解説
コンサルタントを目指す人は、企業でのインターンシップに参加し、実際の現場を体験して、コンサルティング業務の内容を理解したいと思っている方も多いでしょう。
そこで本記事では、コンサルのインターンの具体的な内容と、3つの対策方法を紹介します。
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記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見るコンサルのインターンに参加するための対策方法3つ

コンサルのインターンの選考対策は大きく分けて3つあります。
- グループディスカッション対策
- フェルミ推定・ケース問題対策
- 幅広い知識を身につける
「インターンの選考対策がよくわからない…」「何度も選考に落ちてしまう…」と悩んでいる場合は、無料で受け取れるインターン選考対策ガイドを確認して必勝法を知っておきましょう。LINE登録だけで無料でダウンロードできますよ。
①グループディスカッション対策
コンサルのインターン選考ではグループディスカッションの力が重要視されます。
実際の業務でもチームで課題に取り組むため、グループ内での役割や貢献度が問われるのです。
論理的思考、問題解決能力や数値データを分析し、適切な施策を提案できるスキルが求められます。
議論が停滞した際に論点を整理したり、意見を引き出したりできる人は、周囲から信頼を得やすいです。発言量よりも、全体にどう貢献できたかが評価の鍵になります。
また、数値やデータを扱う問題では、計算が苦手でも、方向性を示して他メンバーの力を引き出せれば、十分高評価につながります。普段から統計データなどに触れ、数値の背景を読み取る癖をつけておきましょう。
②フェルミ推定・ケース問題対策
フェルミ推定やケース問題の対策も重要です。コンサルのインターン選考では、こうした問題が出題されることがあるからです。
フェルミ推定とは、公衆電話の台数や家庭教師の人数など、調査が難しい対象の概数を推測する問題です。
一方、ケース問題では「売上アップのための方策は?」「ランチ売上が伸び悩むイタリア料理店の業績を2倍にする策は?」などのビジネス課題に対する解決力が試されます。
③幅広い知識を身につける
コンサルは、多岐にわたる知識が求められる職業です。特に業界に関する知識は不可欠なので、事前知識をしっかりと身につけておくことが重要です。
もちろん、知識だけではインターンを乗り切ることはできませんが、コンサル業界に関する知識が豊富なインターン生は企業から「しっかりと準備している」と高く評価されます。
モチベーションの高さを示すことにも有効なので、しっかり対策をしておきましょう。
幅広い知識といっても、全てを一度に習得する必要はなく、まずは興味のある業界の基礎用語や最新ニュースを押さえることが第一歩です。業界レポートなどを習慣的にチェックすると、知識が自然と身につきます。
さらに一歩進めるなら、数字や事例を意識的にストックすると効果的です。特に統計データや市場動向は武器になるため、自分なりの情報整理ノートを作るのもおすすめです。
コンサルのインターンで行われる内容

ここでは、コンサルのインターンで何が行われるのかを解説します。インターンの流れを抑えておくことで、心の準備ができますよ。
- グループワークが中心
- 最終日にプレゼンをする
グループワークが中心
コンサルのインターンでは、課題解決に向けた話し合いを多く行うので、グループワークが中心となります。
チームに分かれ、具体的な課題について掘り下げた議論を行うことが目的です。例えば「この店の売上を半年で30%アップさせるには、どうしたらよいか」といった課題について、様々な角度からディスカッションを重ねていきます。
まず現状の把握から始め、問題点を洗い出し、対策案を出し合います。その上で、提案された対策がどのような効果をもたらすかを考察していきます。このように一つひとつのプロセスを着実に進めながら、建設的な意見を活発に出し合える人が特に重宝されますよ。
コンサル会社のインターンには優秀な学生が集まるため、刺激的な環境ですし、なにかあれば上司からアドバイスを受けられますから、自分の考えを恐れることなく発言していきましょう。
グループワークでは、ただ意見を出すだけでなく、相手の発言を踏まえて議論を深められるかどうかが評価されています。論理性と協調性のバランスを取ることが大切です。
また、実際のコンサル業務では「限られた時間で結論を導く力」が重要になります。普段からニュース記事を要約したり、課題に対して仮説を立ててみる習慣を持つと、インターンでも発言の質が自然と高まります。
最終日にプレゼンをする
インターンの最終日には、プレゼンテーションを行い、提案内容を発表します。資料を使いながら、具体的に効果が期待できる提案ができるかどうかをチェックされる、選考において重要な日です。
グループワークを行うチーム内では当然、意見交換を重ねますが、一人一人も課題に関する情報を収集し、仮説を立て、経営戦略を考えていきます。基本的にコンサルのインターンは中長期で、数ヶ月間の有償インターンもあります。
そういった場合は、数日や数週間をかけて自分なりの納得のいくプレゼンができるよう、様々な角度から徹底的に考察を重ねていきます。
コンサルのインターンに参加した場合に意識しておきたいこと

ここでは、コンサルのインターンに参加する際に意識しておきたいことを解説します。これを意識しておくことで、
- 自分なりに考えて案を出す
- パワポとエクセル
①自分なりに考えて案を出す
コンサルのインターンでは、何よりも「徹底的に考え抜き、自分なりの案を出す」ことが大切とされます。
事前に様々な資料や書籍から得た知識は役立つかもしれませんが、最も評価されるのは、「自分で徹底的に考え、答えを導き出す力」があるかどうかです。
知識は確かに重要ですが、それ以上に個々の課題に対して柔軟に対応し、最適な改善策を見出せるかが問われるのです。
コンサルのインターンでは、知識の量よりも「なぜその結論に至ったのか」の流れを論理的に説明することが大切です。答えの正しさ以上に、思考プロセスを示すことが重視されます。
また、結論が出ても、考えた内容を相手に伝える力が不足しているケースは意外と多くありますよ。アイデアを出したら、その背景や根拠をわかりやすく整理して話す練習を積みましょう。
②パワポとエクセルに慣れておく
コンサルのインターンでは、最終日にプレゼンを行いますが、発表資料はPowerPointが使われるので、操作に事前に慣れておくと良いでしょう。Googleスライドやその他のソフトを利用する企業もありますが、PowerPointの習熟度が高ければ、他のプレゼンツールも使いこなせるでしょう。
また、インターンはグループワークと発表だけではありません。社内の事務作業を任されることもあり、Excelのスキルが役に立つことがあるので、完璧にマスターする必要はありませんが、ある程度スムーズに操作できれば、業務がはかどるはずです。
③参考書を読んでおく
コンサルのインターンを控えている人には、参考書を事前に読んでおくことをおすすめします。確かに知識だけでは勝負できませんが、知識は大前提となる重要な要素なのです。
参考書から様々な事例やコンサル業界の業務を学んでおけば、発想の幅を広げるヒントとなり、必ず役立つでしょう。また、数値データなどの情報を事前に取り込んでおけば、思わぬ場面で役に立つかもしれません。
参考書を読むときは、「どう活用できるか」という視点を持つことが重要です。特にケース面接の過去問やフレームワーク解説本は、思考の切り口を広げるうえで役立ちますし、実践的な場面での応用力に直結します。
また、インターンでは即興で意見を求められることも多く、頭の中で理解しているだけでは不十分です。そのため、知識を自分の言葉で整理して説明できる状態にしておくことが大切になります。
コンサルのインターンの選考フロー

ここでは、コンサルのインターンの選考対策を解説します。
- ESをなるべく早めに作成する
- WEBテストは問題集で対策しよう
- グループディスカッションは場数を踏んで慣れる
- 面接で聞かれる定番の問題を押さえておこう
①ESをなるべく早めに作成する
エントリーシート(ES)は、早めに作りはじめましょう。ESは時間をかけて丁寧に取り組めば取り組むほど、質の高いものが仕上がります。
最初は荒削りでも構いません。「一度作り上げたら、そのまま提出しなければならない」わけではないですから、一旦、全体を完成させてみましょう。
各企業によって設問は異なりますので、応募先がどのような点を重視しているか、設問を通して何を知りたがっているのかを考えながら、丁寧に作成するようにしましょう。
ESを早めに作ることは、複数の企業にエントリーするときに内容を調整できる時間が生まれるという点でも大きなメリットがあります。最初に土台を作っておけば、企業ごとの設問に合わせた修正がしやすくなるのです。
また、早めに仕上げておくと第三者に見てもらえる機会が増えます。他人の目を通すことで、自分では気づけなかった改善点が見つかることは少なくありません。客観的な意見は合格率を高めますよ。
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②WEBテストは問題集で対策しよう
応募企業のWEBテストがどのような内容かを事前に把握し、同じタイプの問題集などで対策しましょう。
SPI、玉手箱などのWEBテストは問題集や対策教材が市販されていることが多いので、問題を数回こなし、苦手分野を中心に復習をしてください。
特に玉手箱は、SPIよりも対策が必要です。問題の傾向を掴むために、何回も問題に取り組んでおくと良いでしょう。
③グループディスカッションは場数を踏んで慣れる
グループディスカッションの対策として最も効果的なのは、実際に「場数を踏んで慣れる」ことです。友人と一緒に練習するのがおすすめです。
理想はコンサル志望の就活仲間と練習できれば良いのですが、別の業界を目指す人でも構いません。重要なのは、みんなで課題を設定し、一緒にグループディスカッションの練習に取り組むことです。
練習の際は、ぜひ録画して振り返りを行いましょう。発言内容や主張の一貫性を確認できるのはもちろん、態度や発声のトーンなども客観的に見直すことができます。
グループディスカッションは本番に近い緊張感を体感することが最大の学びです。録画して振り返るだけでなく、加えて他者からのフィードバックを得ると改善点がより明確になります。
また、自分の役割をどう発揮できるかを意識することも大切です。リーダーやタイムキーパーなど役割を変えて取り組むと視点が広がりますよ。自分の役割を意識しつつ、場を進行させる意識を持ちましょう。
④面接で聞かれる定番の問題を押さえておこう
面接では、ケース問題やフェルミ推定の問題が出されることが多いため、しっかりと対策をしておく必要があります。
ケース問題は、問題集と全く同じ問題が出題されることは少ないものの、出題パターンがある程度決まっています。そのため、事前に対策をしておけば、本番で落ち着いて取り組めるでしょう。
一方、フェルミ推定の問題では、人口や年齢構成など、よく使われるデータがわかりやすくまとめられた問題集が役立ちます。丸暗記する必要はありませんが、一度目を通しておくと、問題に慣れることができるはずです。
頻出テーマは、触れておくだけで心理的な安心感が生まれます。安心感があると発想も広がりやすいので、問題集を単に暗記するより「型の確認」として活用することがおすすめです。
また、事前に身近なテーマで練習すると、自分の頭の癖や思考のパターンに気づけます。これを把握しておくと本番でも落ち着いて取り組めるので、模擬練習の積み重ねが大事です。
コンサルティング業界の基本情報

コンサル業界の基本的な情報について確認して、インターンに役立てていきましょう。
- コンサルの種類
- コンサルの主な仕事内容
- コンサルに向いている人の特徴
コンサルの種類
コンサル業界には、さまざまな種類の会社が存在します。
戦略コンサル、財務系コンサル、シンクタンクコンサル、ITコンサルなどが有名ですが、それ以外にもFAS(アカウンティング&ファイナンス)系や人材系など、多岐にわたる分野があります。
目指す業界以外の分野でも、どのようなコンサル会社があるかを簡単に把握しておくと良いでしょう。自社の競合にはならない場合でも、コンサルとして戦略を立案する際に、他分野の動向を参考にすることがあるかもしれません。
コンサルの主な仕事内容
コンサルの主な業務は、企業から依頼されたプロジェクトについて、戦略や仕組みを考え、提案することです。
まずクライアント企業の現状を分析し、課題を把握することから始まります。次に、その課題解決に向けた情報収集と、解決の仮説を立て、検証作業を行います。こうした一連のプロセスを経て、最終的に戦略やシステムの改善案をクライアントに提示することになります。
小規模のコンサルファームでは、多岐にわたる役割を一人で担うことが多いですが、大企業では役割が細分化されている傾向にあります。
私たちも、コンサルの仕事内容は、資料作成や数値分析など裏方の作業量が想像以上に多いと感じます。華やかに見える業務の裏で、地道な分析力や粘り強さが求められるのが実態です。
また、プロジェクトの規模やファームのタイプによっても関わり方は大きく異なります。自分のキャリア設計に合う環境を選ぶことが非常に重要ですよ。
コンサルに向いている人の特徴
コンサルの業務は、企業に対して経営戦略のアドバイスを行ったり、チームで業績改善に取り組むことが中心です。つまり、人と密接に関わることが多く、一人で業務を遂行することはほとんどありません。そのため、優れたコミュニケーション力が必須となります。
コミュニケーション力とは、単に楽しく会話できる能力だけではありません。相手の意図を正しく汲み取り理解すること、課題を指摘する際に不快感を与えない適切な言い回しができることなど、さまざまな要素が含まれます。
加えて、論理的思考力も不可欠な能力です。現状の戦略が結果を出せていない原因を分析し、より良い戦略を立案するためには、筋道を立てて考える力が欠かせません。そして、その戦略をクライアントに分かりやすく説明し、実行に移せる能力も求められます。
コンサル志望の人はなるべく早く対策するようにしよう
本記事では、コンサルのインターンについて解説するとともに、面接の4つの対策方法を紹介してきました。
コンサル業界は他業界に比べて、特に「結果を出すこと」が重視されます。数字を追いかけながら試行錯誤を繰り返す必要があり、激務となることも少なくありません。しかし一方で、クライアント企業の戦略改善に携われ、目に見える形で成果を出せる達成感は大きな魅力です。
このようなコンサル業界への理解を深めつつ、エントリーシートや、WEBテスト対策、グループディスカッション練習、面接対策などを早めに行えば、志望のコンサルファームのインターン合格に近づけるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。