OA機器営業の仕事内容ややりがいを解説!きつい業界だって本当?
営業職にはさまざまな職種が存在しますが、中にはオフィスに欠かせない存在である「OA機器営業」に興味を持った方もいるのではないでしょうか。
しかし実際にOA機器営業として就活を進めようとすると、仕事の特徴や大変さなど分からないことも多々出てくるものですよね。
そこで本記事では、OA機器営業の仕事内容ややりがい、きついと言われる理由などについて簡単に解説します。
OA機器営業の平均年収も解説しているので、ぜひご参考にしてくださいね。
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OA機器営業とは

OA機器営業とは、オフィス機器の顧客への提案から販売(リース契約)、そしてサポート案内までを担う営業職のことです。
OA機器とは、FAXやコピー機、電話機などのオフィス機器のことを指します。
OA機器はオフィス業務における業務効率化や自動化に欠かせない存在であり、オフィスの数だけニーズがあると考えられる仕事です。
OA機器営業は顧客の事業所における事務処理内容を把握したうえで、業務効率化や自動化につながる適切な提案を行うことが求められます。
扱う商材の特性上、OA機器営業の仕事は法人営業が中心です。ただし顧客の種類や規模は幅広く、営業先に合わせた提案内容や営業方法が求められますよ。
OA機器営業の主な営業方法3つ

ここでは、OA機器営業の主な営業方法として以下の3つを紹介します。
OA機器営業を志すうえで営業方法は大切な知識ですので、ここで一緒にチェックしましょう。
①飛び込み営業
OA機器営業の営業方法としてまず挙げられるのが、飛び込み営業です。OA機器営業の基本的な営業スタイルであり、企業に出向いて機器を売り込みます。
飛び込み営業では基本的にアポイントメントせず初対面の顧客に自社製品を売り込むことから、断られてしまうことも多いと言えますよ。
そのため飛び込み営業で成果をあげていくには、繰り返し断られても気持ちを落とさず、切り替えて次の営業先に向かえるポジティブさが重要です。
②テレアポ営業
テレアポ営業とは、電話を利用した営業方法です。新規顧客に対して電話で自社製品の紹介を行い、アポイントメントを取り付けます。
電話だけで製品の購入や成約にいたるケースはほとんどなく、あくまでもアポ取りやコミュニケーションのきっかけ作りが目的だと言えますよ。
電話ではお互いの顔が見えないことから、飛び込み営業以上に断られてしまうケースが多い方法です。
電話における話し方の基本を理解し、飛び込み営業と同様に断られても次にすぐ迎える切り替えの早さが求められるでしょう。
③新規開拓営業
OA機器営業の営業においては基本的にルート営業はほとんどなく、新規開拓営業が基本だと考えておかなくてはいけません。
OA機器営業の場合、一度営業した顧客に対して何度も商品を売り込むことが少ないためです。
一般的には度の顧客も、自社の営業所に必要な台数のOA機器を導入した後は何年・何十年と買い替えを行わないことが多いと言えます。
追加購入のチャンスはあまりなく、基本的にはこれまで紹介した飛び込み営業やテレアポ営業によって新規顧客の開拓をしていく必要があるでしょう。
OA機器営業の仕事のやりがい4つ

ここでは、OA機器営業の仕事のやりがいとして以下の4つを紹介します。
①営業力が身につく
OA機器営業のやりがいとしてまず挙げられるのが、営業力が身につくことです。
飛び込みやテレアポから成約に結び付けるためには、高いコミュニケーションスキルや営業力が求められます。
またOA機器営業は主に法人を対象に営業を行い、成約後もケースに合わせてフォローやメンテナンスも行わなくてはいけません。
成果を出すための活動を続けることで、顧客と信頼関係を築く力が身についていくと考えられます。
②幅広い業界の会社・人と知り合える
幅広い業界の企業や人と知り合える点も、OA機器営業の仕事を続ける魅力の1つです。OA機器は、オフィスの数だけ必要になります。
営業対象となる業種は多種多様であり、続けることでさまざまな企業やそこで働く人々と関わる機会に恵まれるでしょう。
幅広い業界の人や働き方に増えることで視野が広がり、人脈も広がっていく可能性が十分にあります。
特に将来独立を考えている人にとっては、OA機器営業で得られる経験や人脈は貴重だと考えられますよ。
③OA機器に関する知識・スキルが身に付く
OA機器営業を続けることで、OA機器に関する知識やスキルも身についていきます。
OA機器は基本的にオフィスを構える必要がある仕事であれば必要であることから、知識やスキルは決して無駄になりません。
特にパソコンや通信機器に関する最新情報は短期間で変化していくことから、常に第一線で触れられる環境は魅力的だと言えるでしょう。
さらに機械が好きで専門的な知識やスキルに対して好奇心を持てる人であれば、OA機器営業の仕事は魅力的だと考えられます。
④成約や目標達成から満足感を得られる
成約や目標達成によって満足感を得られることも、OA機器営業の仕事における大きな魅力です。
OA機器は決して安い物ではなく、購入・成約のハードルは高いと言えます。
飛び込み営業やテレアポの成約率も低く、難しい仕事であるだけに成果につながった際の喜びは大きなものです。
自己研鑽を続けることで成果が出ればモチベーションが高まり、自己研鑽に対してより前向きになれるとの好循環に入れる可能性もあります。
OA機器営業の離職率が高い・きついと言われる主な理由3つ

ここでは、OA機器営業の離職率が高い・きついと言われてしまう主な理由として以下の3つを紹介します。
営業職単体の公的な統計データがあるわけではありませんが、OA機器営業に関わらず営業職は離職率が高い傾向がある仕事です。
そのため、離職率が高い理由を理解して冷静に分析する姿勢が重要でしょう。
①実力主義で評価される
OA機器営業がきついと言われてしまいやすい理由としてまず考えられるのが、実力主義で評価されやすい点です。
OA機器は比較的高額であり、法人にとっても何度も買い替えを行うことはあまりないと言えます。
そのため営業のチャンス自体が決して多くなく、契約獲得に対するプレッシャーを感じやすいのです。
競合が多いことから顧客の奪い合いになるケースも多々あり、その中で成果を出し続けるには体力的にも精神的にも大変だと言えるでしょう。
②忙しく働かなくてはならないケースが多い
忙しく働かなくてはならないケースが多い点も、OA機器営業の離職率が高い大きな理由になっていると考えられます。
営業の機会が多くないだけに、営業担当者は少ないチャンスを活かすべく日々果敢に営業活動を行わなくてはいけません。
さらに既存顧客のフォローやメンテナンスなども行っているとどうしても業務量が膨大になります。
また、顧客に都合に合わせて働いていると、どうしても労働時間が不規則になりやすいとも考えられるでしょう。
③覚えるべき知識が膨大にある
OA機器営業が業務上で覚えるべき知識は、膨大にあります。OA機器に関する知識はもちろん、成果をあげるには顧客の業界の知識も覚えなくてはいけません。
顧客の業界の働き方や仕事の流れを理解していないと、システムやネットワーク構築に関する最適な提案ができないためです。
飲食業界やメーカー、医療業界など営業先の顧客が増えていけば、それだけ覚えなくてはならない知識も増えていくと考えられるでしょう。
OA機器営業の平均年収

厚生労働省のデータによると、OA機器営業の平均年収は533.5万円です(引用元:厚生労働省職業情報提供サイトjobtag「OA機器営業」)。
また、OA機器営業の年齢別の年収は以下の通りです。
年代 | 平均年収 |
---|---|
~19歳 | 285.91万円 |
20~24歳 | 359.2万円 |
25~29歳 | 439.23万円 |
30~34歳 | 489.43万円 |
35~39歳 | 570.55万円 |
40~44歳 | 612.98万円 |
45~49歳 | 589.47万円 |
50~54歳 | 649.35万円 |
55~59歳 | 641.45万円 |
60~64歳 | 411.15万円 |
65~69歳 | 378.2万円 |
70歳~ | 344.78万円 |
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円でした。
つまり、OA機器営業の年収は一般平均と比較して高い水準であると考えられるでしょう。
OA機器営業の仕事に活かせる経験・スキル

OA機器営業の仕事に活かせる経験やスキルは、主に以下の通りです。
- コミュニケーションスキル
- 営業経験
- OA機器や通信機器関連の知識
成功率が低いとされる飛び込みやテレアポで成約につなげるためには、高いコミュニケーション能力が求められます。
他業種であっても営業経験がある場合は、OA機器営業でも十分活かせる可能性があるでしょう。
また、OA機器や通信機に関する知識があれば、営業活動に活かせます。
OA機器営業の仕事に活かせる資格

OA機器営業の仕事においては、必要な資格は特にありません。営業スキル次第では、特に資格を持っていなくても活躍することが十分に可能です。
ただし営業活動で日常的に自動車を運転する可能性があるので、普通運転免許を取っておくと選択肢の幅が狭くならずに済むでしょう。
また、営業活動では資料作成の機会も日常的にあることから、「Word」「Excel」「PowerPoint」といったMicrosoft Office関係の資格もおすすめです。
OA機器営業に向いている人の特徴3つ

ここでは、OA機器営業に向いている人の特徴として以下の3つを紹介します。
①コミュニケーション能力が高い
OA機器営業に向いている人の特徴としてまず挙げられるのが、コミュニケーション能力が高いことです。
飛び込みやテレアポでは、全く面識のない企業の経営者や担当者とやり取りをして信頼関係を築いていく必要があります。
OA機器は高額であることが多く、「この人に任せれば大丈夫」と思ってもらうためには高いコミュニケーション能力が不可欠です。
そして相手に好印象を与えて信頼してもらうためには、特にはきはきとした明るい受け答えができるかどうかが重要だと言えるでしょう。
②行動力がある
行動力があることも、OA機器営業に向いている人の特徴の1つですよ。OA機器営業では、飛び込みやテレアポで新たな顧客に営業していく必要があるためです。
成果を出していくためには、主体的かつ積極的に行動していく必要があります。
初めてのエリアでも物おじせず活発に行動できるフットワークの軽さは、OA機器営業に求められる大切な資質です。
また、物理的な行動範囲自体が広くなることも想定されるので、フットワークの軽さだけでなく体力があることも重要な要素だと言えるでしょう。
③精神的な強さがある
OA機器営業に向いている人の特徴としては、精神的にタフであることも欠かせません。
営業活動では断られてしまうことが当たり前であり、門前払いされても落ち込まず次の営業先に向かう姿勢が求められるためです。
毎日ハードに働いている中でも前向きに仕事へ取り組むには、体力だけでなく精神的な強さも求められます。
さらに売上ノルマに対するプレッシャーも感じ続ける必要があることから、ストレス耐性は重要な要素だと考えられるでしょう。
OA機器業界の近年の動向

OA機器業界の需要は、近年徐々に減少してきていると言えます。ITテクノロジーの進歩によって、OA機器自体が減ってきているためです。
新型コロナウイルス感染拡大によってオフィスの閉鎖や縮小を選択する企業が一定数いたことも、OA機器の需要減少に影響していると考えられます。
ただし需要が減ってきていると入っても、依然として多くの業界・業務においてOA機器が欠かせないことも事実です。
時代の変化によってOA機器に対するニーズも変化していくと予想されますが、一定の需要は残っていくと考えられるでしょう。
OA機器営業に興味があるなら業界研究を進めよう!

OA機器営業の仕事は難しい面も多く、ハードに働かなくてはならないケースも多々あります。
しかしOA機器営業は大変なだけにやりがいも大きい業界であり、年収は一般平均と比較して高い水準であると言えます。
そのためOA機器営業に興味がある人は、ぜひこの記事を参考に業界研究を進めて万全の対策をしておきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。