【カラオケ業界】業態・今後の動向・大手企業まで徹底解説
「カラオケ業界に興味があるけど、どんな仕事があるの?」興味はあるけどよく知らないという方も多いのでは?
本記事では、カラオケ業界の主な業態・今後の動向・大手企業の紹介をします。ぜひ参考にしてください。
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カラオケ業界は3つの業態で分けられる!
まずは、カラオケ業態を理解するために必要な業態の説明をします。以下の3つに分けて説明するので、最後まで読んでみてください。
①通信メーカーの役割
カラオケ業界には、通信メーカーが不可欠です。DAMやJOYSOUNDのような企業が、コンテンツの配信インフラを整えることが主な任務となっています。
新曲が出るたびに、それを速やかにカラオケで歌えるようにするのが仕事です。また、データ分析を行い、利用者の好みに合わせた新サービスを開発することも、通信メーカーの重要な役割の一つです。
カラオケで「20代に人気」という印象がありますが、これも通信メーカーによって印象付けられたものなのですよ。
②カラオケボックスの役割
「カラオケ」と聞けば、多くの方がカラオケボックスを思い浮かべるでしょう。まねきねこやカラオケ館、ビッグエコーなど、名だたる大手が存在しますよ。
これらのカラオケボックスでは、歌だけでなく、食事や飲み物を楽しめます。また、最近では、自分のデバイスを接続して映画や動画を大画面で鑑賞するという新しい使い方も増えていますよ。
カラオケボックスは、ただ歌う場所というだけでなく、様々な楽しみ方ができる空間として、多くの人に親しまれています。
③ディストリビューターの役割
カラオケボックスが利用する通信カラオケ機器は、ディストリビューターと呼ばれる中間流通業者を通じて提供されることが一般的です。
ディストリビューターの業者は、機器のリースも手掛けており、仕入れ価格と販売価格の差額で利益を得ています。
大手企業であるJOYSOUNDなどは直販も行っていますが、多数のカラオケボックスはディストリビューターのサービスを活用しているのが現状です。
カラオケ業界の現在・今後の動向
カラオケ業界は、少子化や人口減少の影響で市場が縮小していました。コロナ禍では、自宅で過ごす時間が増え、業界はさらに打撃を受けました。
しかし、最近の状況は改善し、第一興商のような企業は経常利益が大幅に回復しています。また、カラオケボックスはテレワークや映画鑑賞、スポーツ観戦など、多目的な利用が進んでいますよ。
今後の大きな成長は見込めないかもしれませんが、業界が大幅に縮小することはなさそうです。
【カラオケ業界】大手企業5つの事業・特徴を解説
ではここで、カラオケ業界で人気の大手企業を5つ紹介します。就活でカラオケ業界を志望している方は、企業選びの参考にしてください。
①【第一興商】事業と特徴
第一興商は、カラオケ機器「DAM」とカラオケ店「ビッグエコー」の運営で知られる業界のリーダー企業です。
カラオケサービスだけでなく、Web配信や飲食、音楽ソフト事業も手掛け、日本のエンターテインメント業界を牽引しています。
大企業でありながら、実力主義の風土が根付いており、成果を出せば年齢に関わらず昇進のチャンスがあるのも魅力の一つです。
②【コシダカホールディングス】事業と特徴
コシダカホールディングスは、人気の「カラオケ本舗 まねきねこ」を運営する会社です。
フィットネスクラブ「カーブス」の運営も手掛けるなど、カラオケだけにとどまらない幅広いサービスを展開し、安定した経営を実現しています。
時代の先端を行く企業体制を持ち、若手社員のキャリアアップを支援する「執行役員制度」を取り入れていますよ。さらに、年に一度の5日間連続休暇「リフレッシュ5」を設け、休息も大切にしています。
単なる出勤ではなく、ワークライフバランスを重視しながら効率的に仕事を進める文化が根付いているのが特長です。
③【AOKIホールディングス】事業と特徴
AOKIホールディングスは、紳士服の「AOKI」や「快活クラブ」で知られていますが、カラオケ店「コートダジュール」も運営しています。
事業の幅広さと安定性から、カラオケ業界で際立った存在です。店舗数は96と多くはありませんが、そのラグジュアリーな店舗デザインは他と一線を画しています。
社員は異動の可能性があるものの、引っ越し費用の全額負担や低家賃、柔軟な勤務体系、充実した休暇制度など、多様な働き方を支援する制度が整っているのが魅力的なポイントですね。
④【鉄人化計画】事業と特徴
株式会社鉄人化計画は、多様な娯楽を提供する「カラオケの鉄人」を運営しています。
カラオケだけにとどまらず、ダーツやビリヤード、ネットカフェといった様々なサービスを展開し、エンターテインメント業界の中でも重要な位置を占めていると言えるでしょう。
首都圏に店舗を構え、移転の心配が少ないため、安定した職場を求める方にも最適です。エンタメ分野で幅広い活動を望む方には、まさにうってつけの企業ですよ。
⑤【B&V】事業と特徴
B&Vは、人気の「カラオケ館」を中心に事業を展開する企業です。
かつては「シダックス」の運営も手掛けていましたが、現在はカラオケ館に特化し、その運営に注力しています。食堂や給食サービスの受託も行っており、フードメニューの充実にも力を入れていますよ。
JCB、クレディセゾン、ゆうちょ銀行などの大手企業との提携により、安定した経営基盤を築いており、長期的なキャリアを築きたい方に適した企業です。
カラオケ業界に就職したい人必見!向いてる人の特徴
続いて、カラオケ業界の就職に向いている人の特徴を紹介します。
①コミュニケーション能力に長けている
カラオケ業界で活躍するためには、高いコミュニケーション能力が不可欠です。受付や会計時の接客、フードサービス、クレームへの対応など、顧客との明るく丁寧なやり取りが求められます。
また、アルバイトスタッフとの円滑なコミュニケーションも、業務効率とスタッフの士気を高める上で大切な要素ですよ。
②発想力豊か・創造力が高い
カラオケ業界は、急速な成長を遂げる市場ではありませんが、需要は安定しています。
将来的に大きな拡大が見込めない中で、新たなサービスを生み出し、顧客を魅了するための発想力と創造力が求められていますよ。
革新的なアイディアを持ち、それを実現できる人材は、業界内で非常に重宝される存在。カラオケ企業各社は、発想力・想像力ある人材を積極的に求めているのが現状です。
③そもそもカラオケが好き
カラオケを心から楽しめる方は、働く上でのモチベーションを保てるため向いています。カラオケが好きな方は、利用者の立場に立って考えることができ、それがサービスの質を高められるためです。
予約状況に応じて広い部屋への案内など、柔軟な対応が可能になります。また、顧客の目的を理解することで、ニーズに合わせたサービスを提供し、店舗の評価向上に繋がり、結果として売上の増加も見込めるでしょう。
【例文あり】カラオケ業界の志望動機の書き方
カラオケ業界に魅力を感じたのは、大学生活でのサークル活動を通じて経験した、人々を一つにする力の源泉としての音楽の力に感激し、カラオケを通じて音楽に携わりたいと思ったためです。 私が所属していた音楽サークルでは、イベントの企画・運営を担当し、多様なバックグラウンドを持つ学生たちが共感し合える場を作りました。 この経験から、カラオケが提供する「共有の喜び」は、人々をつなぐ強力なツールであると確信しています。 特に、貴社を選んだのは、その顧客に対する様々な取り組みと、顧客一人ひとりに合わせた細やかなサービスに感銘を受けたからです。 入社後は、私の企画力とコミュニケーション能力を活かし、お客様に喜びを提供する新しいサービスの開発に貢献したいと考えています。 |
上記の例文のポイントは、カラオケ業界に魅力を感じた点・なぜその企業を選んだのかを明確にしているところです。
業界を選んだ理由だけでなく、企業の特徴を踏まえて志望動機を伝えられると、志望度の高さがアピールできますよ。
カラオケ業界の知識を深めて就活に活かそう
今回は、カラオケ業界の多様なビジネスモデルや、活躍する大手企業の事業内容と社風について紹介しました。
この業界は大きな成長は見込めないものの、安定性は魅力の一つです。エンターテインメントを愛し、安定した職場を求める方にとって、カラオケ業界は魅力的と言えますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。