履歴書に浪人期間は書くべき?正しい学歴欄の書き方ガイド
進学のために浪人を経験した方の中には、履歴書の記載方法に悩む方も少なくありません。記載の仕方を誤ると、空白期間や一貫性のない学歴としてマイナス評価につながることもあります。
この記事では、履歴書の正しい記載ルールや企業の見方、面接で聞かれた際の答え方まで、わかりやすく解説します。
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履歴書の学歴欄に浪人期間を記載する必要はない

履歴書を書くとき、「浪人期間を学歴欄に書いたほうがいいのか」と悩む方は少なくありません。しかし、結論として浪人期間をわざわざ記載する必要はないのです。
企業が履歴書で確認しているのは、いつどの学校に入学し、卒業したかという事実であり、入学までにどれくらいの期間がかかったかではないからです。
たとえば、1年間浪人して大学に入学した場合でも、「○○高校 卒業」「○○大学 入学」と記載すれば十分です。
履歴書はあなたの強みや実績を正確に伝えるためのものです。空白期間に関心が集まるより、大学で何を学び、どのような経験を積んだのかを伝えることのほうが重要です。
もちろん、面接で浪人期間について聞かれた場合には正直に答えるべきですが、それはその場で丁寧に説明すれば十分です。不要な情報をあえて履歴書に書く必要はありません。
大切なのは、自信を持って自分自身を伝える姿勢です。
履歴書の学歴欄で企業が見ているポイント

企業が履歴書の学歴欄で注目しているのは、単なる大学名や偏差値ではありません。選考を通じて、あなたがどのような経験を積み、どんな考え方で進路を選んできたのかを把握しようとしているのです。
ここでは、企業が特に重視する5つのポイントについて詳しく説明します。
- どの程度の学歴レベルを有しているか
- 学歴と応募職種との関連性はあるか
- 空白期間や学歴の不自然なズレがあるか
- 志望動機やキャリアの一貫性があるか
- 履歴書の記載ルールを守れているか
①どの程度の学歴レベルを有しているか
企業がまず確認するのは、応募者の学歴レベルです。ただし、単に偏差値や大学の知名度だけを見ているわけではありません。
その学歴を得るためにどのような努力を重ねてきたのか、自らの力で選択してきた道かどうかという視点も含まれています。
たとえば、大手企業や専門職では、採用基準として一定以上の学歴を求めることがあります。しかし、どれだけ有名な大学を出ていても、成長意欲や主体性が感じられなければ評価にはつながりません。
履歴書では、大学名だけでなく、ゼミや研究テーマ、卒業論文のテーマなども簡潔に盛り込むとよいでしょう。それにより、あなたの学びの深さや熱意が自然と伝わりやすくなります。
②学歴と応募職種との関連性はあるか
企業は、学歴が応募職種とどの程度関連しているかも重視します。たとえば、システムエンジニア職を希望している場合、情報系や工学系の学部出身であることは強みになるでしょう。
一方、文系であっても、論理的思考力やプレゼンテーション能力など、職種と関連する力が身についていれば、それを明確に伝えることで差別化が可能です。
学部や学科と志望職種に直接のつながりがないと不利なのでは、と不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、重要なのは、その学問で得た知識や視点がどのように仕事に活きるかを説明できるかどうかです。
履歴書では、学歴欄に正確な専攻名を記載しつつ、志望動機や自己PRの中でつながりを丁寧に補足すると、企業側に納得感を与えやすくなります。
③空白期間や学歴の不自然なズレがあるか
履歴書をチェックする際、企業は学歴の流れに違和感がないかどうかを必ず確認します。
高校卒業から大学入学までに1年以上の空白があれば「浪人」、大学在籍期間が通常より長いと「留年」や「休学」、途中で退学していれば「中退」などを想定して判断するでしょう。
例えば卒業年が1年ずれていた場合、その理由を明らかにしないと、疑問や不信感を持たれるかもしれません。
「目標をもって浪人した」「家族の事情で休学したが、復学後は成績を上げた」といった具体的な説明ができれば、評価につながる可能性もあるのです。
履歴書では、年月を正確に書くだけでなく、面接での説明準備もしておくことが大切でしょう。
④志望動機やキャリアの一貫性があるか
履歴書の記載内容と志望動機の整合性は、選考を左右する重要な要素です。
企業は、これまでの学びや経験から自然に志望職種へとつながっているかどうか、つまりキャリア選択の一貫性をチェックしています。
工学部出身で営業職を希望する場合、その転換の理由をきちんと説明しないと、「なぜこの道を選んだのか」と疑問を持たれることになります。
一見、関連のなさそうな学部であっても、その経験がどのように仕事で活きるかを自分なりに分析し、言葉にして伝えることが大切です。
履歴書を書くときは、学歴と志望動機の内容に矛盾がないかを必ず確認してください。
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⑤履歴書の記載ルールを守れているか
企業は、履歴書の中身だけでなく、形式面や記載ルールもチェックしています。特に学歴欄では、細かいミスが信頼を損なう原因になることもあるため注意が必要です。
学校名は略さず正式名称で記載しているか、入学・卒業の年月は正確か、学部や学科名を省略していないかなどが見られています。浪人や休学がある場合は、年数にズレが生じやすくなるため、特に気をつけましょう。
また、和暦と西暦が混在していないか、学歴の記載順が時系列になっているかといった基本も押さえておく必要があります。
これらの点を守れていないと、内容以前に「雑な人」という印象を与えてしまうかもしれません。小さな配慮の積み重ねが、選考での信頼感につながります。
履歴書の学歴欄の基本的な書き方

就活では履歴書の作成が欠かせません。その中でも学歴欄は、採用担当者がまず目を通す重要なポイント。正しい書き方を知らずに提出すると、意図せずマイナス評価につながることもあるのです。
ここでは、履歴書の学歴欄を分かりやすく、かつ正確に書くための基本的なルールを紹介します。
- 高校入学から時系列で記入する
- 卒業見込みは「卒業見込み」と明記する
- 大学院は「修了」を使う
- 学校名は正式名称で記載する
- 学部・学科・専攻まで明記する
- 転校や編入があった場合はその旨を記載する
- 暦の表記は和暦または西暦で統一する
①高校入学から時系列で記入する
学歴欄は高校入学から記載するのが基本です。中学校卒業後、高校に進学するのが一般的なため、「○○高等学校 入学」から始めれば自然な流れになります。
これは採用担当者が、応募者の学歴の流れを時系列で正確に把握しやすくするためでもあるのです。
仮に浪人や休学があったとしても、高校から順を追って記入することで経歴に不自然さが生まれません。また、採用担当者は書類の整合性や丁寧さも見ています。
履歴書は第一印象を左右する書類です。読みやすく正確に記入することが、信頼を得るための第一歩といえるでしょう。
②卒業見込みは「卒業見込み」と明記する
在学中の場合は、卒業予定年月のあとに「卒業見込み」と明記しましょう。たとえば「2026年3月 ○○大学 経済学部 卒業見込み」と記載することで、企業は入社可能時期を正確に把握できます。
「卒業予定」「予定者」などのあいまいな表現は、誤解や確認作業を生む原因になるため避けたほうが無難です。履歴書は限られた情報で自分を伝える場なので、簡潔かつ正確な言葉遣いが求められます。
また、「卒業見込み」はほかの学歴情報と合わせて表記を統一することも大切です。書類全体に一貫性があることで、読み手に安心感を与えられます。
細かな部分ですが、丁寧さの積み重ねが好印象につながります。
③大学院は「修了」を使う
大学院を修了した場合は、履歴書には「卒業」ではなく「修了」と書きましょう。大学と大学院では学位の扱いが異なるため、表現も区別する必要があります。
「2024年3月 ○○大学大学院 理工学研究科 修了」のように記載することで、正確な経歴を伝えることができるのです。「卒業」と書いてしまうと、学歴に対する理解が浅いと思われるおそれがあります。
専門職や研究職を目指す場合、大学院での学びや研究内容が評価対象になります。記載ミスによって履歴書の信頼性が損なわれるのはもったいないことです。
正しい用語を選び、学歴の価値を正しく伝えましょう。
④学校名は正式名称で記載する
履歴書では、学校名を略さず正式名称で記載するのが基本です。たとえば「○○大」や「○○高」ではなく、「○○大学」「○○高等学校」とフルネームで記入してください。
略称を使うと、他の学校との混同や、確認に時間がかかるおそれがあります。履歴書は読み手に配慮して作成する書類なので、正式な情報を丁寧に記載する姿勢が求められるのです。
迷ったときは、学校の公式サイトや卒業証明書を参考にして、正式名称を確認してください。細かいところまで正確に書くことが大切です。
⑤学部・学科・専攻まで明記する
大学や専門学校を記載する場合、学校名だけでなく、学部・学科・専攻までしっかり明記しましょう。
「○○大学 経済学部 経済学科」のように記載することで、どの分野で何を学んできたかが明確になります。企業は、応募者がどのような知識やスキルを身につけたかを知りたいです。
特に専門性の高い職種では、専攻分野との関連性が重視されることもあります。また、職種によっては学んだ内容が業務と直接結びつくこともあるため、略さず丁寧に書くことが評価につながるでしょう。
履歴書の学歴欄は、自分の強みや専門性を伝える重要なスペースでもあります。しっかり記載して、内容に厚みを持たせましょう。
⑥転校や編入があった場合はその旨を記載する
高校や大学で転校や編入を経験した場合は、履歴書にもその事実を明記してください。
例えば「2022年4月 ○○大学 編入学」と記載することで、学歴の流れが自然に伝わります。こうした情報を省略すると、学歴の年数や学校名に整合性が取れず、不信感を持たれる可能性があるでしょう。
転校や編入は、ネガティブなことではありません。むしろ、新しい環境に適応する力や学習への意欲の証として評価されることもあります。事実を正確に、そして前向きに伝えることが大切です。
透明性を意識しながら書くことで、あなたの誠実な姿勢が伝わり、好印象につながるでしょう。
⑦暦の表記は和暦または西暦で統一する
履歴書に記載する年月は、和暦(令和・平成など)か西暦(2024年など)のどちらかに統一してください。たとえば「平成31年3月 卒業」と書いた場合は、他の年月もすべて和暦でそろえます。
和暦と西暦が混在していると、読み手に混乱を与えてしまうでしょう。また、「細かい部分に気が回らない人」という印象を与えることにもなりかねません。
一般的には西暦のほうが分かりやすいため、迷ったときは西暦を選ぶとよいでしょう。
履歴書を提出する前に、年月の表記を見直し、統一されているか確認してください。こうした細部の整え方が、全体の印象を大きく左右します。
浪人した場合の履歴書の学歴欄の書き方

浪人経験があると、履歴書の学歴欄にどのように記載すればよいのか悩む方も多いでしょう。実際には、浪人期間を履歴書に記載する必要はありません。
ここでは、浪人経験がある場合の正しい学歴欄の書き方について、誤解しやすいポイントとともにわかりやすく解説します。
- 浪人期間は履歴書に記載しない
- 予備校は学歴に含まれないため記載しない
- 仮面浪人の場合も予備校は記載しない
①浪人期間は履歴書に記載しない
履歴書に浪人期間を記載する必要はありません。なぜなら、履歴書の学歴欄には「正規の教育機関への入学や卒業」の事実だけを記すのが基本だからです。
たとえば、高校卒業から大学入学までに1年の空白があっても、それを記載する義務はありません。
ただし、空白があることで疑問を持たれる可能性はあるため、面接で聞かれたときに備えて説明を用意しておくと安心です。
「第一志望の大学に合格するために1年間努力した」など、前向きな理由を伝えられれば、かえって好印象につながることもあります。
履歴書には書かず、必要に応じて説明できるよう準備しておくことが大切です。
②予備校は学歴に含まれないため記載しない
予備校に通っていたとしても、それを学歴欄に記載する必要はありません。予備校は文部科学省の認可を受けた正規の教育機関ではないため、学歴として扱われないからです。
履歴書には、学校教育法に基づいた教育機関への入学・卒業歴だけを記載します。予備校に通ったことは努力の証かもしれませんが、履歴書に書いてしまうと形式ミスとみなされる可能性があるでしょう。
採用担当者は、記載内容が正確で簡潔かどうかも確認しているため、必要な情報に絞って書くことが望ましいです。
予備校に通っていた経緯を伝える必要がある場合は、面接時に口頭で説明するようにしましょう。
③仮面浪人の場合も予備校は記載しない
仮面浪人をしていた場合でも、予備校や別の大学への在籍は学歴欄に記載しなくて問題ありません。
予備校は学歴に該当せず、別の大学に在籍していたとしても、中退歴は必ずしも履歴書に書く必要がないからです。
「志望校への再チャレンジを選んだ結果、中退を決めた」といった前向きな姿勢が伝われば、マイナスにはなりにくいでしょう。履歴書には、最終的に卒業した学校のみを記載するのが一般的です。
仮面浪人の詳細については、必要に応じて面接で補足しましょう。情報は整理し、採用側にとって読みやすくなるよう心がけてください。
浪人以外の履歴書の書き方

就職活動で履歴書を作成する際、浪人以外に特別な経歴がある場合、どのように記載すべきか迷う方も多いはずです。
とくに留年、休学、留学、中退といった経歴は、記載の要否やその内容次第で印象が変わる可能性があるため注意が必要。
ここでは、それぞれのケースにおける適切な書き方や面接での伝え方について、具体的に解説します。
- 留年
- 休学
- 留学
- 中退
①留年
留年を経験している場合でも、履歴書の学歴欄に明記する必要は基本的にありません。学歴欄では「入学年月」と「卒業年月」がしっかり記載されていれば、問題なく受け取られます。
ただし、卒業までの年数が標準よりも長いと、採用担当者が「何か事情があったのか」と気になる可能性があるのです。
面接の場で質問されることを想定し、事前に説明の準備をしておくことが大切です。理由が体調不良や家族の事情など、嘘をつかずに自分なりの言葉で伝えましょう。
過去を誠実に受け止めたうえで前向きに話せる姿勢が、むしろ好印象につながります。
②休学
休学についても、履歴書の学歴欄に記載する義務はありません。入学から卒業までの年月が整っていれば、空白期間があっても基本的には省略して構わないでしょう。
しかし、卒業が通常より遅れている場合には、休学の有無や理由を面接で尋ねられる可能性が高くなります。「何をしていたのか」「復学後にどう過ごしたのか」といった点が評価の分かれ目になるでしょう。
病気療養や家庭の事情、経済的な理由など、やむを得ない事情であれば、そのまま伝えることで問題はありません。
一方で、「なんとなく通学意欲がわかなかった」といった曖昧な理由ではマイナス評価につながるおそれがあります。
自分の言葉で納得感のある説明を用意し、そこから得た気づきや考えをポジティブに語れるよう準備しておくことが大切です。
③留学
留学経験は、履歴書で積極的にアピールできるポイントです。たとえ短期の語学留学であっても、海外での生活経験や語学力、異文化への適応力などは、企業にとって評価材料になります。
履歴書では、学歴欄に「○○大学 ○○学部 留学(2024年9月〜2025年6月)」のように時期と内容を明記しましょう。
特に交換留学や正規留学など、単位を取得している場合は、その旨を記載するとより説得力が増します。
また、留学中に専攻していた科目やプロジェクトの概要などを面接で具体的に話せると、単なる滞在経験ではなく、「目的を持った学び」であったことを伝えられるでしょう。
④中退
中途退学した場合は、履歴書に事実として必ず記載する必要があります。
「○○大学 ○○学部 中途退学(2022年3月)」のように、退学年月を明記することで、学歴に空白ができず、読み手の混乱を避けられるのです。
採用担当者は、中退したという事実よりも「なぜ中退したのか」「その後どのように進路を決めたのか」に注目しています。
例えば、「入学後に目指したい分野が変わった」「学外で本当にやりたいことに気づいた」といった理由であれば、前向きな選択として受け取られる可能性もあるでしょう。
中退を単なる挫折としてではなく、自分の価値観や行動の転換点として語ることで、むしろ人間的な厚みを感じさせるアピール材料になります。
面接で浪人経験を聞かれたときの回答方法

就職活動の面接で浪人経験について聞かれると、どう答えればよいか不安に感じる方も多いでしょう。
ここでは、浪人に対してマイナスの印象を持たれないようにしながら、自分の経験を前向きに伝えるための考え方と話し方を6つの視点から解説します。
- 浪人期間中に何をしていたかを説明する
- 浪人の理由を前向きな表現に変換する
- 学業へのモチベーションを伝える
- 説得力を高めるために志望動機とつなげて話す
- 嘘をつかず一貫性のある説明を心がける
- よくある質問例とその回答パターンを準備しておく
①浪人期間中に何をしていたかを説明する
面接で浪人について質問されたときは、「ただ浪人していました」とだけ答えるのは不十分です。その期間に自分がどのように過ごしたのかを具体的に伝えましょう。
採用担当者は浪人自体よりも、浪人期間をどのように使ったのかに注目しています。その時間を通じて得た学びや工夫を話すことで、前向きな印象につながるでしょう。
「計画的に勉強を進め、苦手分野を克服できた」など、成長の過程が伝わるエピソードがあれば、より信頼感が高まるのです。
②浪人の理由を前向きな表現に変換する
浪人した理由を聞かれた場合、「受験に失敗した」とだけ話すのは避けたいところです。
代わりに、「進学先を妥協したくなかった」「将来の目標に合った大学にどうしても入りたかった」といった前向きな理由に変えて話すようにしましょう。
結果として浪人になったとしても、その選択が自分の意志に基づいたものだったと伝えることで、主体性や目標意識が感じられます。大事なのは、失敗をどう受け止め、そこからどう動いたかです。
反省や葛藤を正直に語りつつ、それを乗り越えて行動に移したエピソードを交えて説明すると説得力が増します。
③学業へのモチベーションを伝える
浪人を経て大学に入学したあと、どのような気持ちで学業に取り組んだかを伝えることも効果的です。
浪人を経験したからこそ、勉強への意識が高まった、という流れを示せれば、努力家として好印象を持たれやすくなります。
具体的には、興味を持って取り組んだ授業や、ゼミでの研究テーマ、アルバイトや課外活動との両立などを挙げると、モチベーションの高さが伝わりやすくなります。
「浪人を経たことで、学ぶことの大切さに気づいた」といったメッセージを込めると、自分の姿勢をしっかり表現できるでしょう。
④説得力を高めるために志望動機とつなげて話す
浪人経験は、志望動機と結びつけることで、より説得力のある自己PRにつなげられます。
「大学選びの軸が企業選びにもつながっている」といった話の流れにすれば、自分の考え方に一貫性があることを伝えられるでしょう。
企業が知りたいのは、なぜその会社を選んだのかという理由なので、浪人経験を通じて方向性を明確にできたと伝えましょう。
自分の過去と今を一本の線でつなぐように話すと、ストーリーに納得感が生まれます。
⑤嘘をつかず一貫性のある説明を心がける
浪人の話をするときに最も避けたいのは、事実と異なる内容を話すことです。履歴書と面接で言っていることが違えば、信頼を損ねる原因になります。
たとえ話しづらい内容があったとしても、嘘をつかず、前向きな視点で説明するようにしましょう。また、話の内容に一貫性を持たせることも大切です。
履歴書では浪人期間を特別に書かなくても構いませんが、面接で触れる際は、入学や卒業の時期などと矛盾がないよう注意してください。正直さと整合性は、社会人としての信頼につながります。
余計な取り繕いはせず、素直な説明を心がけてください。
⑥よくある質問例とその回答パターンを準備しておく
浪人経験があると、高確率で関連する質問を受けることになります。
「なぜ浪人したのですか?」「その1年間はどのように過ごしましたか?」「浪人を経験して何を得ましたか?」といった質問に答えられるよう、あらかじめ準備しておきましょう。
事前に想定問答を用意し、回答の練習をしておくことで、本番でも落ち着いて答えられるようになります。
準備ができていれば、質問されることに対して不安が減り、自信を持って面接に臨めるでしょう。浪人経験を聞かれることを恐れず、堂々と語れるよう備えてください。
履歴書で浪人経験を正しく伝えるために意識すべきこと

履歴書に浪人期間を書くべきか迷う就活生は多いですが、基本的に記載は不要です。企業が学歴欄で見ているのは、学歴レベルや職種との関連性、一貫性や記載の正確さです。
予備校や仮面浪人も含め、浪人経験そのものは履歴に明記しなくても問題ありません。
履歴書の学歴欄では基本ルールを押さえ、正しい順序や表記で記載することが評価の土台になります。
浪人や留年、休学といった背景を必要以上に気にせず、自分の強みが伝わる書き方を心がけることが、就活成功への第一歩です。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。