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【例文8選】不動産業界の志望動機を例文付きで解説!コツ・NGポイントは?

不動産業界の企業にチャレンジするにあたって、説得力のある志望動機の作成が重要です。

しかし就活生の皆さんの中には、「志望動機ってどう作ればよい?」と迷っている人もいるのではないでしょうか。

そのため本記事では、不動産業界の志望動機作成のコツやNGポイントなどを紹介します。

例文も紹介しているので、不動産業界を志望する方はぜひご参考にしてくださいね。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

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吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

志望動機作成の前提知識!不動産業界の主要4業種

不動産業界の志望動機作成にあたっては、一定の前提知識があった方が書きやすいと言えます

そのためここでは、不動産業界における以下の主要4業種について解説します。

  1. 不動産開発
  2. 不動産流通
  3. 不動産管理
  4. コンサルタント

①不動産開発

不動産開発とは、マンションやオフィスビルの建設、商業開発などを主な仕事としている業種です。

不動産開発には、主に以下の種類の企業が存在します。

種類概要
デベロッパー商業施設やマンションなどの開発を担う
ゼネコンデベロッパーをはじめとする企業が企画した大型建築物を建設する
ハウスメーカー建売住宅や注文住宅の建設・販売を担う

不動産開発系の企業は非常に幅広い事業を行うことから、大企業が多く存在する業種であるともいえるでしょう。

②不動産流通

不動産流通とは、主に不動産の仲介や販売を手掛ける業種です。不動産流通業界には、主に以下のような企業が存在します

種類概要
不動産仲介物件の売買や賃貸の仲介を手掛ける
住宅販売戸建てやマンションの販売を行う

不動仲介とは、土地や建物を売買・賃貸契約する際に、売主(貸主)と買主(借主)の仲介を行う仕事です。

一方の住宅販売とは、デベロッパーが開発した不動産を販売する仕事を指します。

③不動産管理

不動産管理とは、マンションやオフィスビル、商業施設などの不動産を管理する業種です。

ひとくちに「管理」と言っても、実際には以下のようにさまざまな業務が存在します

  • 建物メンテナンス
  • 設備メンテナンス
  • 入居者対応
  • 清掃作業
  • 集客

上記のように幅広い業務を、不動産オーナーが自らこなすのは困難です。そのため不動産管理業者が、オーナーに変わって管理を行います。

不動産の資産価値を維持するためには、不動産管理の業務が欠かせません。

④コンサルタント

不動産コンサルタントとは、不動産オーナーや不動産運用を検討している人などに助言を行う業種です。

「不動産を利用したビジネスを行いたいけれど、専門的な知識がない」という人に対して、専門家の立場から助言を行います。

コンサルタントには不動産に関する幅広く深い知識が必要であり、宅地建物取引士や1級建築士などの資格の取得が原則として必要です。

また、未経験からいきなりコンサルタントになるのではなく、不動産関連の業務経験を積んだ後に転身することが一般的だと言えます。

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不動産業界の主な職種4つ

ここでは、不動産業界の主な職種として以下の4つを紹介します。

  1. 不動産営業
  2. 不動産事務
  3. 不動産管理
  4. 企画・開発

①不動産営業

不動産営業は、土地や建物を顧客に紹介する職種です。不動産営業は、主に不動産仲介と不動産販売の2つを手掛けています。

仲介業と販売業の違いによって営業方法も大きく異なることから、ひとくちに不動産営業と言っても就職先によって業務内容は異なると言えるでしょう。

例えば仲介業では、飛び込み営業やテレアポ営業などが中心的だと考えられます。

一方の販売業では、展示場や店舗などを訪れた顧客に営業を行うことが一般的です。

②不動産事務

不動産事務とは、不動産業界における事務作業全般を担う職種です。不動産事務には、大きく分けて以下の2種類があります。

種類概要
営業事務不動産営業のサポートを行う。見積書や提案書の作成や受発注などが業務。
不動産管理事務不動産入居者の管理を行う。家賃の入金確認や問い合わせ対応などが業務。

不動産事務の業務は幅広く地道で細かい作業が求められることから、不動産業界を裏方として支える存在だと言えるでしょう。

③不動産管理

不動産管理は、不動産や関係者の管理を担う業種です。不動産管理は、大きく以下の2種類に分類できます。

種類概要
プロパティマネジメント不動産の入居者や不動産オーナーの対応を主に行う
ビルメンテナンスビルの管理や周辺の清掃などを主に行う

不動産運用において、資産価値の維持は非常に重要な要素を占めています

④企画・開発

企画・開発は、不動産開発の企画立案や設計、プロジェクトのマネジメントなどを行う職種です。

不動産開発に関わる業務は、不動産業界の中でも特にデベロッパーが担うと考えられます。土地活用の方法は、多種多様です。

クライアントの意向を考慮しながら不動産を調査し、最適な土地の仕入れを行います。

企画・開発というプロジェクトの上流工程だけでなく、竣工から引き渡しまでを行うことが一般的です。

不動産業界に向いている人の特徴4つ

ここでは、不動産業界に向いている人の特徴として以下の4つを紹介します。

  1. コミュニケーション能力が高い
  2. チームワークを重視する
  3. 向上心がある
  4. 相手目線になって考えられる

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①コミュニケーション能力が高い

不動産業界に向いている人の特徴としてはまず、コミュニケーション能力が高いことが挙げられます

不動産業界では、幅広い業界・職種の人と関わっていくケースが多いためです。

例えばデベロッパーの場合、不動産開発計画を進めていくには建設会社だけでなく行政機関とのやり取りも求められます。

不動産業界の選考なら、コミュニケーション能力をアピールするのは良い方法です。アルバイトや部活など、自分なりのエピソードでアピールしてみましょう。

②チームワークを重視する

チームワークを重視することも、不動産業界を目指すなら重要な資質の1つです。不動産業界の仕事の多くは、チームを組んで進めることになるためです。

プロジェクトの規模が大きくなるほど、関わる人も増えていきます。そのため不動産業界で活躍していくには、協調性が欠かせません。

チームで活動して成果を出したエピソードやチームに働きかけて何かを変えたエピソードがあるなら、アピールすると効果的でしょう。

③向上心がある

不動産業界の就職に向いている人の特徴としては、向上心があることも挙げられます。不動産業界におけるニーズは、時代とともに常に変化するためです。

常に新たな情報や知識を取り入れていくには、高い向上心が求められます。

また、不動産業界で扱う商品・サービスは高額であることが多く、購買へのハードルが高いことも理由に挙げられます

不動産業界で新規顧客を獲得して成果を出していくには、努力し続けることが求められるでしょう。

④相手目線になって考えられる

相手目線になって考えられることも、不動産業界に適している人の特徴です。高額な商品を扱うことから、相手のニーズをくみ取る能力は重要です。

こちらの都合ばかりを押し付けて営業していると、消費者から不信感を持たれてしまう可能性もあります。

高額な商品・サービスを購入するにあたって、信用できない相手から購入したいとは思わないでしょう。

相手目線に立って考える姿勢は、どの業界で働くためにも重要な要素です。自分の強みとしてアピールできないか検討してみてください。

不動産業界の志望動機のポイント3つ

ここでは、不動産業界の志望動機を考えるにあたって重要なポイントを以下の通り3つ紹介します。

  1. なぜ不動産業界なのかを明確にする
  2. なぜその企業なのかを明確にする
  3. 企業に貢献できることを示す

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①なぜ不動産業界なのかを明確にする

不動産業界の志望動機においてまず大切なのが、「なぜ不動産業界なのか」を明確にすることです。

どの業界にでも通用するような志望動機にしてしまうと、「他の業界でも良いのでは?」と思われてしまいかねません。

不動産業界の仕事に魅力に感じている理由を、自分らしいエピソードを交えて説明できるようにしておく必要があります

実体験を交えることで他の志望者との差別化ができ、汎用的でないオリジナルの志望動機に仕上げられるでしょう。

②なぜその企業なのかを明確にする

不動産業界を選んだ理由だけでなく、応募先の企業を選んだ理由についても明確にしておく必要があります。

不動産業界のどの業種にも幅広い企業が存在しており、「その中からどうして自社なのか?」に質問に答えられなくては志望度の高さを伝えられません。

応募先企業が大切にしていることや得意としている分野を調べ、自分がどのように共感しているのかを示すことが大切です。

応募先の企業だけでなく競合他社の情報収集も合わせて行い、事業方針や理念などの違いを整理しておくようにしましょう。

③企業に貢献できることを示す

志望動機では、企業に貢献できることも示す必要があります。採用担当者は、「その就活生を採用するメリット」を知りたがっているためです。

やる気や熱意を伝えることはもちろん大切ですが、経験や強みも合わせてアピールする必要があります。

これまでの経験から得た強みやスキルの中から、応募先企業で活かせるものを選んで盛り込むようにしましょう。

また、不動産関連の資格を取得したのであれば、忘れずに書いておくことも大切です。

志望動機のNGポイント4つ

ここでは、志望動機を作成するうえでのNGポイントを以下の通り4つ紹介します。

  1. 待遇面を主な理由にする
  2. 学びの姿勢をアピールしすぎる
  3. 不動産業界でなくても良い内容にする
  4. 志望動機が抽象的過ぎる

①待遇面を主な理由にする

志望動機を考える際には、待遇面を主な理由にするのは避けなくてはいけません待遇面を前面に出すと、「仕事をやる気がない」と思われてしまいます。

給料や福利厚生など、待遇に関する情報はどうしても気になるもので、確かに企業選びの段階では、待遇面の比較も大切です。

しかし履歴書や面接で企業側に伝える志望動機としては、別のものを用意すべきです。

「〇〇の業務に携わりたい」「〇〇の強みを発揮できると考えた」など、企業に貢献できることを示せる内容にしましょう

②学びの姿勢をアピールしすぎる

学びの姿勢をアピールしすぎることも、志望動機の作成時には控えなくてはいけません。

企業は学ばせるのではなく、自社に貢献してもらうために人材採用をしているためです。向上心のアピールは、確かに大切だと言えます。

しかし「スキルアップしたい」と強調されると、「スキルアップしたら退職してしまいそう」とも思われかねません。

自分に軸を置くのではなく、「企業に貢献するためにスキルを身に着けたい」と企業を軸にして記述しましょう

③不動産業界でなくても良い内容にする

不動産業界でなくても良い内容の志望動機にしてしまうと、内定獲得は難しくなります。「志望度が低い」「手を抜いている」と思われかねないためです。

どんなに優秀な人材でも、やる気がないと判断されれば内定は難しくなります。

志望動機は、「なぜ不動産業界なのか」の質問にしっかりと答えた内容にしなくてはいけません。

業界研究をしっかりと行い、不動産業界にどんな魅力を感じて自分ならどう貢献できるのかを整理してから作成に臨みましょう。

④志望動機が抽象的過ぎる

志望動機においては、抽象的過ぎる内容も避ける必要があります。話が抽象的だと、アピールしたいポイントが伝わらない可能性があるためです。

また、「端的に分かりやすく説明できない」と判断される可能性もあります。

たとえば「チームプレーを大切にする」とだけ言われても、他人に合わせるのが得意なのか、周囲をまとめる力があるのか分かりません。

志望動機の作成にあたっては具体的なエピソードを盛り込み、志望理由や強みが明確に伝わる内容にするとい良いでしょう。

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【業種・職種別】不動産業界の志望動機の例文8選

不動産業界への志望動機は、業種や職種によって求められる資質やアピールポイントが異なるため、一括りに語るのは難しいものです。

本章では、不動産業界で代表的な業種・職種を取り上げ、それぞれに適した志望動機の例文を紹介していきます。

  1. 【業種①】不動産開発
  2. 【業種②】不動産流通
  3. 【業種③】不動産管理
  4. 【業種④】不動産コンサルタント
  5. 【職種①】不動産営業
  6. 【職種②】不動産事務
  7. 【職種③】不動産管理
  8. 【職種④】不動産の企画・開発

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、8つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

【業種①】不動産開発

今回の例文は、不動産開発の仕事を志望する方に向けた志望動機です。

まずは「なぜ空間を生み出す仕事に関わりたいのか」「どのように地域や社会へ貢献したいのか」を明確にしましょう。

不動産開発の志望動機
【結論】
私は、人々の暮らしを支える地域の価値を高める都市基盤を創出しまちづくりに携わりたいという思いから、不動産開発の仕事を志望しています。
添削コメント|志望動機に具体性を持たせるために、「都市基盤をつくること」や「不動産の価値を高めること」といった明確な目標を示しました。不動産開発でどんな役割を果たしたいのかが伝わりやすくなっています。
【根拠となるエピソード】
高校時代、通学路にあった空き地が商業施設に変わっていく様子を間近で毎日のように見たことがきっかけです。
添削コメント|頻度を示す表現に置き換え、変化を継続的に追いかけた事実を際立たせました。体験の描写がより鮮明になり、エピソードのリアリティが高まりました。
【エピソード詳細】
当初は雑草が生い茂っていた場所が空き地だったスペースが工事を経て人でにぎわう施設になっていく様子を見て、街の表情が変わる面白さと、それに関わる仕事の社会的な意義まち全体の価値を高める仕事の意義に強く惹かれました。その後、大学では都市計画や地域経済について学び、不動産開発が街に与える影響や、計画段階での視点の重要性を理解するようになりました。大学では都市計画ゼミで駅前再開発案を立案し、住民ヒアリングと経済波及効果の試算を行い、計画段階から多角的な視点で開発立案を行なってきました。
添削コメント|空き地から施設へと変わっていく様子に焦点を絞り、冗長な部分を省くことで印象を明確にしました。抽象的な言葉は「価値向上」として具体化し、大学での学びも企画や実践まで踏み込んだことで、主体性と成果を裏づける内容に仕上げました。
【企業を選んだ理由】
貴社は大規模な複合開発に多数の実績があり、周辺環境との調和を大切にする姿勢に共感しました特に〇〇市の「スマートシティ計画」で、地域の水辺環境を活かしながら住民と協働した点に強く共感しています。単なる建物の建設ではなく、街の未来を見据えた価値創造に携われる点に魅力を感じています。
添削コメント|企業が手がける具体的なプロジェクト名を挙げることで、独自性が伝わりやすくなりました。また、その取り組みの内容にも深く言及しつつ、「なぜこの会社なのか」が採用側にしっかり届く内容になっています。
【入社後】
入社後は、地域の特性を活かした開発に取り組み、大学で培った計画立案力とデータ分析力を活かし、地域の歴史や交通動線を踏まえた開発計画を推進し、長く人々に愛される街づくりを担える人材を目指してまいります。
添削コメント|漠然とした抱負ではなく、具体的なスキルや行動計画に落とし込むことで、入社後にどのように貢献し、どのように成長していきたいのかが伝わる構成になりました。スキルから成果までの一貫した流れが明確になりました。

【NGポイント】
志望理由やエピソードに抽象的な表現が多く、なぜ不動産開発を志すのか、なぜその企業なのかが弱くなっていました。企業に対する理解も浅く、どの会社でも通用しそうな「共感」や「魅力」という語にとどまっていた点も評価を下げる要因でした。

【添削内容】
抽象的な語句は「都市基盤の創出」「価値を高める」などの具体表現に置き換え、企業独自のプロジェクト名を挿入。大学での学びについても、実践的なゼミ活動や成果を加えて説得力を強化しました。

【どう変わった?】
不動産開発職に求められる「都市の未来を構想する力」と「計画実行力」が明確になり、採用側が「この学生が当社で活躍できる理由」を具体的にイメージできる内容に仕上がりました。

【今回の志望動機のコツ】
・意図や考えをはっきり示す
・企業独自の実績や方針に触れる
・大学の学びは成果・行動で示す

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【業種②】不動産流通

今回の例文は、不動産流通の仕事を志望する方に向けた志望動機です。

不動産の売買や仲介に携わる意義を、自分なりの価値観や経験を通してどう捉えているかを示すことが大切ですよ。

不動産流通の志望動機
【結論】
人々の暮らしに直接関わる仕事に魅力を感じ、不動産流通業界を志望しています地域密着で暮らしを支える貴社の不動産流通事業で価値提供をしたいと考えています
添削コメント|志望動機を「業界全体」から「御社」に絞り込み、地域密着という特徴を加えることで、不動産流通への関心と企業との接点が明確になりました。採用担当者にも企業との相性が伝わる構成になっています。
【根拠となるエピソード】
大学時代に一人暮らしを始めた際、理想に近い物件を紹介してくれた営業担当の方の対応がとても印象的でした条件整理から内見同行まで親身に相談に乗っていただき、深く感銘を受けました
添削コメント|感想だけでは伝わりにくい部分を、具体的な行動に置き換えて整理しました。提案に至るまでの流れや考え方を描写することで、実際の動きがイメージしやすくなり、どのように活躍できるかを採用担当が想像しやすくなっています。
【エピソード詳細】
希望条件が多く、なかなか物件が決まらない中でも、当時は家賃・立地・築年数など譲れない条件が多く選択肢を絞り切れませんでしたが、担当者は粘り強く話を聞いてくださり、内見も何件も同行してくれました。最終的に納得のいく部屋が見つかったときの安心感や感動が、不動産という仕事の価値を強く感じさせてくれましたその過程で条件の優先順位付けと周辺環境の比較検討の重要性を学び、生活を設計する視点から不動産流通の社会的意義を実感しました
添削コメント|応募者の課題に対してどのように関わり、どんな気づきを得たのかという流れを明確にしました。その学びが不動産流通の仕事と結びついているため、志望動機にも一貫性が生まれています。
【企業を選んだ理由】
貴社は物件情報の豊富さだけでなく、地域密着型の対応力やお客様との信頼関係を重視されており強みに掲げ自分が感じた感動を届けられる環境だと感じました私も顧客の未来設計に寄り添う提案で貴社の価値向上に貢献したいと考えています
添削コメント|受け身の表現を能動形に改め、企業の特徴 → 自分の志向 → 貢献意欲の順に組み立て直しました。その結果、「なぜ貴社なのか」という理由がはっきり示され、会社とのマッチ度の高さが際立つ構成になっています。
【入社後】
入社後は、お客様一人ひとりのご希望やご不安に丁寧に耳を傾け、言葉にならないお気持ちにも配慮しながら、最適な住まいをご提案できる営業を目指してまいります。日々の接客の中で信頼関係を築き、お客様に「お願いしてよかった」と感じていただけるよう、誠実な姿勢で取り組んでいきたいと考えております。
添削コメント|顧客を意識した行動の軸が簡潔に表現されており、「何を」「どう提供するか」がはっきり伝わってきます。成長への意欲や将来の活躍イメージもしっかりと感じられ、締めくくりとして非常に良い仕上がりです。

【NGポイント】
元の例文は業界全体への関心にとどまり、企業ならではの魅力や特徴に触れていなかったため、志望理由としての説得力に欠けました。また、学びや入社後の展望についての言及が少なく、受け身の表現が続いたことで熱意が弱く映っていました。

【添削内容】
企業名や地域密着という特色を冒頭で示し、志望先との相性を印象づけました。受け身表現を能動的な言い回しに直すことで、より前向きな印象に改善しています。情報量のバランスも調整し、全体として読みやすさが向上しました。

【どう変わった?】
志望動機が企業ならではの魅力と自身の経験にしっかり結びつき、採用担当者が「この人がどんな貢献をしてくれるのか」をイメージしやすい内容になりました。社風との相性や再現性のある行動力もしっかりと伝わるようになりました。

【今回の志望動機のコツ】
・企業独自性と強みを冒頭で提示する
・抽象語は具体行動と数字で肉付けする
・事業特徴→志向→貢献で論理一貫性を強化する

【業種③】不動産管理

今回の例文は、不動産管理の仕事を志望する方に向けた志望動機です。

建物の価値や居住者の満足度を支える立場として、どのような視点で課題に取り組みたいのか、自身の経験とあわせて伝えることが効果的ですよ。

不動産管理の志望動機
【結論】
人と関わりながら建物の価値を守る不動産管理の仕事に、設備や環境を整えることで人々の生活の安心を支えられるという魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「魅力」という言葉だけでは熱意が伝わりにくいので、「人々の生活を支えられる」など具体的な社会的意義を示し、志望理由をより詳細に伝えました。貢献意欲の高さも明確にしています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、サークルの備品管理を担当し、裏方として支えることのやりがいや責任感を実感しました。備品の貸出フローを見直すことで回転率を30%向上させるなど、裏方としてサークルの活動を支えてきました。
添削コメント|「やりがい」や「責任感」といった言葉では応募者の実績が伝わりにくいため、実際に取り組んだ工夫や数字で示せる成果に言い換えました。どんな行動をとって、どんな結果につながったのかが伝わりやすくなり、企業側も適性を判断しやすくなります。
【エピソード詳細】
サークル内では備品の破損や紛失が多く、使いたいときに使えない問題が頻発していました。私はそれを改善するため備品の貸し出し記録の整備や定期点検の仕組みを導入しました。結果として物品のトラブルが激減しメンバーからも感謝の言葉をいただくことができました。主な備品の利用率が20%向上し、活動全体がスムーズになりました。この経験から目立たない仕事でも安心や快適を提供できる点にやりがいを感じました。「建物や設備の管理」が人の行動や快適さに直結する視点を持ち始めました。そこで、管理の仕事を通じて人の生活を支える不動産管理の仕事に関心が湧きました。
添削コメント|感謝の言葉や「やりがい」といった主観的な表現を削り、削減額や利用率などの具体的な数字を入れて説得力を高めました。また、「建物や設備の管理の重要さ」に言及し、サークル活動の経験からどうして不動産管理の仕事を目指したのかを示しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は地域密着型のきめ細やかな対応を強みとし物件ごとの特性や課題を適切に把握し、トラブルがあれば迅速に対処することで、入居者とオーナーの双方に寄り添う姿勢を重視しています。さらに人と信頼関係を築くことを重視する社風に魅力を感じています日常の対応を通じて関係構築を重ねていく点に、自分が学んだことを活かせると感じています。
添削コメント|企業について魅力に感じている部分が、「管理を通じて人の生活を支えたい」という自身の志望動機とどのように接続しているのかを意識し、「自分の関心」と「企業の方針」が一致している点を強調しました。
【入社後】
入社後は、各物件の築年数や設備状況、入居者層などの特性を丁寧に把握し、定期点検やトラブルの未然防止策を講じることで、入居者が安心して生活できる環境づくりに努めます。また、オーナーに対しては、修繕計画や稼働状況のデータをもとに資産価値の維持・向上に向けた提案を行い、信頼関係の構築にも力を入れていきたいと考えています。
添削コメント|自分の行動と貢献対象の関係が明確に書かれており、「どんな姿勢でどんな成果を目指すか」が伝わる内容になっています。目標と手段にズレがないので、採用担当にも好印象を与えやすいでしょう。

【NGポイント】
量的な情報が乏しく、志望動機全体が抽象的な表現に偏っていた点が問題でした。「やりがい」などの心情表現が目立ち、行動や成果といった具体的根拠との結びつきが弱かったため、企業側は実務適性や再現性を評価しにくい構成でした。

【添削内容】
過去にどんな行動を取ったかを具体的に示し、再現可能な強みがあることをアピールしました。さらに、エピソードから「どうして不動産管理を最終的に選んだのか」という理由を追記し、志望動機の根拠を明確にしました。

【どう変わった?】
エピソード中の行動と成果が明確な数値やプロセスでつながったことで、強みの再現性が強まりました。やや不明瞭だった「過去エピソードから不動産管理に興味を持った流れ」も明確になり、納得感のある志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象語を避け数値で裏付ける
・企業独自の強みと経験を接続する
・成果と動機を因果で示す

【業種④】不動産コンサルタント

今回の例文は、不動産コンサルタントの仕事を志望する方に向けた志望動機です。

クライアントの課題に対して、どのような視点で解決策を提案したいのか、また不動産という領域でコンサルティングに携わりたいと考える理由を示しましょう。

不動産の企画・開発の志望動機
【結論】
人とじっくり向き合いながら、暮らしに関わる最適な提案を行いたいという思いからという目標を実現するため、不動産コンサルタントを志望しています。
添削コメント|結論に感情的な言い回しがあると意図がぼやけるため、「思い」という表現を削除しました。代わりに「目標を実現する」といった具体的な行動目的を示すことで、熱意の高さがより論理的に伝わるように整えています。
【根拠となるエピソード】
大学時代に、友人から引っ越し相談を受けた際、立地や間取りだけでなく生活スタイルに合う物件を一緒に調べたことがきっかけです。生活動線や安全面を指標化し複数候補を比較検討した経験が、不動産の専門性を学ぶ契機となりました。
添削コメント|「調べた」だけでは行動の具体性が弱いため、条件を指標化したり比較検討したりといった作業を加えて補強しました。こうすることで、経験が専門性への関心につながった流れが明確になり、エピソード全体の説得力が高まっています。
【エピソード詳細】
相談されたとき、本人の希望だけでなく、通学時間や買い物の利便性なども考慮し、3つの物件を比較して提案しました。通学ルートを地図でシミュレーションし家計負担や防犯面を数値表にまとめ3案を提示しました。最終的に選んだ物件での生活が快適だったと感謝され、「誰かの暮らしを支える提案」に大きなやりがいを感じました。情報整理と代替案提示で生活を支えられる手応えを得ました。
添削コメント|提案までの流れを具体的に書いたことで行動の再現性が見えやすくなり、「やりがい」といった曖昧な言葉は学びや成果に置き換えることで説得力を持たせました。行動・結果・気づきが順を追って伝わる構成になっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は物件の紹介にとどまらず、資産活用や相続対応など幅広い視点で顧客の課題に向き合っている点に所有資産の長期価値を最大化するコンサルティングで年間300件超の収益改善実績を持つ点に強く魅力を感じました。単なる仲介ではなく、長期的な視野でサポートできる点が自分の志向と一致しています。特に空き家再生を通じ地域活性に貢献する事業は私の都市政策ゼミの研究テーマとも合致します。
添削コメント|企業ならではの実績と自分の経験を、数字や専攻内容を通じて具体的につなげることで、「なぜこの会社を選んだのか」がはっきり伝わるようにしました。また、「魅力的」といった抽象的な言葉は削除し、差別化と志望企業との相性の良さを同時に示しています。
【入社後】
入社後は、生活背景や価値観の異なるお客様に寄り添い、丁寧なヒアリングと提案を通して信頼されるコンサルタントを目指してまいります。具体的には、顧客のライフプランを数値化し5年後までの運用シミュレーションを提示することで、初年度リピート率70%を目標にしていきます
添削コメント|曖昧な「寄り添い」という表現は、数値やシミュレーション、KPIなどを使って具体化しました。目標を定量的に示すことで実現性が高まり、入社後のイメージも伝わりやすくなっています。

【NGポイント】
全体的に抽象的な言葉が多く、特に「やりがい」「思い」「魅力」などの表現に具体的な背景が不足していた点が問題でした。また企業を選んだ理由も一般的で、他社でも当てはまる内容だったため、志望度の高さが伝わりにくい構成になっていました。

【添削内容】
エピソード内に調査内容や合意形成プロセスなどの行動と結果を盛り込み、行動力と課題解決力を明示しています。企業選定理由にも具体的なプロジェクト名を入れることで、「なぜ貴社なのか」に説得力を持たせました。

【どう変わった?】
不動産コンサルタントに求められる視点や行動が伝わり、企業との相性や入社後の展望までが一貫して説明される内容に改善されました。企業視点でも「業務理解がある応募者」「具体的な志向を持っている人物」と判断しやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・感情ではなく行動ベースで熱意を伝える
・企業名や事業に根差した理由付けをする
・キャリア像に中長期性を持たせる

【職種①】不動産営業

今回の例文は、不動産営業の仕事を志望する方に向けた志望動機です。

成果を求められる営業という立場で、どのようにお客様と信頼関係を築き、課題を解決していきたいのかを、自分の体験や価値観を交えて伝えましょう。

不動産営業の志望動機
【結論】
人と接することが好きで、信頼関係を築きながら成果を上げる営業職に魅力を感じ、不動産営業を志望しています。地域のお客様の資産形成を支える不動産営業として成長したいと考えています
添削コメント|「資産形成支援」という具体的な目的を入れたことで、営業の内容や社会的な意義が明確になりました。「不動産営業」というキーワードも残したことで、志望職種とのつながりが読み取りやすくなっています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、飲食店での接客アルバイトを通じて、お客様とのコミュニケーションを深めることでリピーターが増えた経験があります。注文内容に合わせた提案や近隣情報の共有を続けた結果、3か月で来店客数が15%増え売上が前年比120%になりました。
添削コメント|実施した内容と成果を数字で示すことで、経験の再現性が伝わりやすくなりました。成果規模が見えることで、営業力の根拠として評価されやすくなります。
【エピソード詳細】
初めは業務をこなすことに必死でしたが、常連のお客様の好みを覚えて提案するなど、相手に寄り添った接客を心がけるようになりました。その結果、指名で来店される方が増え、店舗の売上向上にも貢献できました。指名来店率が前月比20%増となり週次売上が10万円向上しました。この経験から、お客様の立場に立って信頼を積み重ねていく営業職に強く関心を持ちました。課題を発見し解決策を提案する営業こそ、多くの人に価値を届けられると確信しました。
添削コメント|成果を具体的な数値で示し、課題発見から提案までの思考の流れを明確にしたことで、営業職としての一貫性と論理性が伝わるようになりました。冗長な表現を省いたことで、読みやすさも高まっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は地域密着型で、単に物件を紹介するだけでなく、住まいに関する幅広い相談に応じる姿勢に魅力を感じました地域イベントやオンライン住宅相談会など生活全体を支援する取り組みにみ力を感じています。特にお客様の人生に関わる仕事ができる点に共感し、志望いたしました。
添削コメント|企業の独自施策を具体的な名称で示すことで、「なぜこの会社なのか」が明確になりました。他社との比較や事業への理解も盛り込まれており、企業研究の深さと価値観の一致がしっかり伝わる内容になっています。
【入社後】
入社後は、まず目の前のお客様一人ひとりと誠実に向き合い、信頼される営業として成果を出すことを目指します入社後は宅地建物取引士を1年目で取得し、データ分析に基づく資産運用提案で年間契約目標120%を達成します
添削コメント|抽象的な意欲の表現を、資格取得や数値目標といった具体的な行動に置き換えることで、成長への意志や計画性が明確に伝わるようになりました。また、成長から提案、売上へのつながりを描くことで、即戦力としての実行力と将来の伸びしろを両方示せています。

【NGポイント】
成果を示す数値や具体的な取り組みが一切書かれていなかったため、説得力に欠けていました。さらに、大学時代の経験がどう業務に活きるのかが伝わらず、実務へのつながりが見えづらかった点も課題でした。

【添削内容】
成果を数値で明示し、施策の内容を具体的に示すことでエピソードの再現性を高めました。加えて、顧客の資産形成というミッションを中心に据えることで社会的意義を強調し、地域密着型企業としての文脈とも整合性を持たせました。

【どう変わった?】
成果や行動が具体的な数値で裏付けられたことで、営業職に求められる実務能力と再現性が伝わりやすくなりました。加えて、ミッションや地域貢献の視点を強調したことで、企業理念との一致も伝わり、一貫性が際立ちました。

【今回の志望動機のコツ】
・成果を第三者目線で示す
・企業独自施策と志望動機を紐付ける
・入社後は資格取得と契約数目標を示す

【職種②】不動産事務

今回の例文は、不動産事務の仕事を志望する方に向けた志望動機です。

裏方として営業やお客様をどう支えていきたいのか、自分の強みや経験と重ねながら具体的に言葉にすることが重要
ですよ。

不動産事務の志望動機
【結論】
私は、お客様との信頼関係を大切にしながら、正確で丁寧な事務処理と迅速な情報共有によって不動産取引を滞りなく支える仕事に魅力を感じ、不動産事務を志望しています。
添削コメント|営業的な印象の強い表現を省き、正確さや情報共有の姿勢を強調することで、事務職への適性が伝わるように工夫しました。志望の動機と入社後の貢献イメージも一文で表現し、採用担当者が要点をすぐに把握しやすいように整えています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、サークルの会計を担当した際、地道な作業の積み重ねが円滑な活動の基盤になることを実感しました。日々の伝票入力と現金残高の突合を徹底し、月次報告の精度を向上させ活動予算の最適化に貢献しました。
添削コメント|実感ベースの抽象的な語り口を削除し、作業の具体性と成果を数値で補足したことで、行動と結果の因果関係が明確になっています。また、こうした構成によって、評価者が再現性をイメージしやすくなりました。
【エピソード詳細】
会費の管理や備品購入に関する伝票整理などを正確に行い、記録の不備をなくすためにこまめにチェックを重ねました。手間のかかる作業でしたが、メンバーから「安心して任せられる」と言われたことが大きなやりがいとなり、裏方として支える重要性を感じました。その結果、誤記ゼロの決算資料を提出でき、意思決定が迅速化し会長から「運営の要」と評価されました。
添削コメント|個人的なやりがいの表現を、実績のデータや他者からの評価に置き換えたことで、客観性が増しました。裏方の仕事であっても数値で成果を示せることが伝わり、説得力と具体性がしっかり両立できています。
【企業を選んだ理由】
貴社は地域に密着した姿勢を大切にし、地元の方々からの信頼も厚いと伺っております。そうした信頼の土台を支える事務業務に、誠実に取り組みたいと考えました。契約書類の電子化を先進導入する貴社で管理経験を活かし、業務効率化と顧客満足度向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|漠然とした志望理由を、企業のDX推進とご自身の経験とをつなげて具体化しました。また、「なぜこの会社か」という点も、企業の方向性と自分の強みの重なりで示されており、採用担当者にも伝わりやすい内容になっています。
【入社後】
入社後は、チェック体制を整えた丁寧な事務処理に加え、社内外とのやり取りでは言葉遣いやレスポンスの速さにも配慮しながら信頼関係の構築に取り組みます。経験を重ねる中で、より質の高いサポートができるよう継続的に学んでいきたいと考えています。
添削コメント|正確さや気配りといった事務職に求められるポイントがきちんと押さえられていて、働くうえでの姿勢が伝わってきます。将来的な目標もはっきりしていて、「学んで成長していきたい」という思いがよく表れています。

【NGポイント】
最初は営業寄りの表現が多く、事務職としての適性がわかりにくい内容でした。入社後の貢献についても、具体的にどの業務を改善するかが示されておらず、再現性のある貢献イメージを持たせにくかったです。

【添削内容】
営業的な表現を削除し、事務職に必要な正確性と情報共有能力を強調しました。具体的な数値で成果と評価を示し、企業選択理由には電子化導入を絡めました。また、入社後は業務効率化の提案をし、改善案を明示しました。

【どう変わった?】
具体的な数値と企業の施策を結びつけたことで、採用担当者が求めるスキルや志望度をより理解しやすくなりました。また、動機から貢献イメージまで一貫して示したことで、選考担当者の評価が向上することが期待できます。

【今回の志望動機のコツ】
・正確性を強調し事務職適性を示す
・企業施策と強みを接続して一貫性を補強する

・入社後の効率化策を明記し信頼を獲得する

【職種③】不動産管理

今回の例文は、不動産管理の仕事を志望する方に向けた志望動機です。

現場での柔軟な対応力や、入居者との丁寧なやり取りが求められる職種のため、自分の強みがどう活かせるかを具体的に伝えましょう。

不動産管理の志望動機
【結論】
人々の暮らしを支える不動産管理の仕事に魅力を感じ、貴社を志望いたしました。建物や設備の管理を通じて快適な住環境を守る不動産管理の社会的意義に共感し、地域密着で高い管理実績を持つ貴社を志望いたしました。
添削コメント|「魅力」という曖昧な言葉を具体的な業務内容と社会的価値に置き換え、地域密着の実績を補足することで、「不動産管理なら貴社」という必然性を示せます。
【根拠となるエピソード】
大学時代、サークルの代表としてイベント運営に取り組んだ際、全体の進行や参加者の安全に気を配ることで、多くの人が安心して楽しめる場をつくることにやりがいを感じました。多様な立場の参加者に合わせた動線設計とリスク管理を行い、参加者満足度アンケートで75%の高評価を得ました。
添削コメント|感情的な語句を行動と数値に変え、再現性を具体化しました。さらに、イベント運営で得た対応力が不動産管理に活かせる点を示し、強みをわかりやすくしています。
【エピソード詳細】
特に、トラブルが起きた際には、参加者との対話や現場の調整を丁寧に行い、最後までイベントを成功に導くことができました。会場音響設備が故障した際、10分で代替機材を手配し運営フローを再編成してタイムテーブルの遅延を5分に抑えました。この経験から、人の暮らしに寄り添いながら環境を整える仕事に関心を持つようになりました。「環境を整えることの重要性」と「利用者視点での気配りの必要性」を学び、これらの力を活かせる不動産管理の仕事に興味を持ち始めました。
添削コメント|サークル活動と不動産管理の仕事との関連が薄く、過去エピソードと志望動機との繋がりが不明瞭でした。そこで、サークル活動で学んだことがずばり不動産管理に活かせるという「気づき」を追記して、志望動機の根拠を示しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は地域密着のサービスを大切にし、入居者の声に細かく対応されている点に強く共感いたしました。安心して暮らせる住まいを提供する姿勢に、自分の価値観が合致していると感じました。特に「入居者アンケート即日レスポンス」など独自施策で平均入居年数を業界平均の1.5倍に伸ばす姿勢に、顧客志向の文化を実感しました。
添削コメント|価値観が一致するという表現を、貴社の独自施策やKPIを使って具体的に示したことで、他社ではなく貴社を選ぶ理由がしっかり伝わるようになりました。また企業研究の深さが伝わり、志望度の高さが自然に伝わります。
【入社後】
入社後は、丁寧な対応と現場をよく見る姿勢を大切にしながら、入居者やオーナー様から信頼される管理担当者を目指してまいります。設備点検のデジタル化と改善提案を通じて稼働率向上に貢献し、3年以内に担当物件の収益率を5%改善することを目標とします。
添削コメント|目標を具体的な行動、期限、数値で示すことで、主体性と実行力が明確になり、採用担当者が入社後の成果を想像しやすくなります。これにより、採用担当者が入社後の成果をイメージしやすくなり、より高く評価されるでしょう。

【NGポイント】
入社後の目標は理想像のみで期日や具体策を示さず、信頼を得るプロセスが曖昧だったため、採用担当は実務貢献イメージを描けませんでした。さらにイベント成果を示す数字がなく、主体性の証明が弱かった点も課題でした。

【添削内容】
抽象語を具体的行動と成果指標に置換し、イベントでの動線設計や機材手配の具体数値、貴社独自KPIなど定量情報を挿入しました。入社後ビジョンでは収益改善目標を数値と期限で提示し実行計画を明確化しました。

【どう変わった?】
行動と成果を数値で裏付けることで評価基準が明確になり、志望理由は地域密着施策との接点によって独自性が向上しました。企業は即戦力としての課題解決力と計画遂行力を期待できるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象語は必ず行動と数字で裏付けを示す
・企業独自施策と自分の経験を結び付ける
・入社後目標は期限とKPIを設定する

【職種④】不動産の企画・開発

今回の例文は、不動産の企画・開発職を志望する方に向けた志望動機です。

アイデアを形にし、街や空間に新たな価値を生み出す仕事だからこそ、自分がどんな視点で企画に関わりたいのかを伝えることが大切ですよ。

不動産の企画・開発の志望動機
【結論】
不動産の企画・開発を通じて、人々の暮らしを豊かにするまちづくりに携わりたいと考え 誰もが安心して長く住める環境を創出するまちづくりに主体的に取り組みたいと考え、貴社を志望しました。
添削コメント|「暮らしを豊かにする」を「安心して長く住める環境を創出する」という具体的な表現に変え、貢献する意志をより明確にしました。これにより、目的や自分の役割がすぐに伝わり、担当者が期待する価値や熱意をすぐに把握できる構成に改善しました。
【根拠となるエピソード】
大学時代に訪れた地域の再開発エリアで、住民の声を取り入れた施設設計や周辺の景観に配慮した建築に感銘を受け、都市づくりへの関心が強まりました についてゼミのケーススタディとして調査し、完成後の利用者満足度の変化を分析したことで、設計段階から生活者視点を反映する重要性を実証的に学びました
添削コメント|ケーススタディに基づいた満足度分析と学びの事実を加えることで、エピソードに説得力が増しました。行動、成果、洞察が順を追ってつながるため、根拠が明確に示され、採用担当者が再現性のあるスキルだと判断しやすくなっています。
【エピソード詳細】
卒業研究では地域活性化をテーマに空き家の活用法についてフィールドワークを実施しました。住民や自治体へのヒアリングを通じて、利便性や景観、治安など複数の要素をバランスよく考慮することの難しさと重要性を実感しました。また、課題解決のためには、住む人の目線に立つ姿勢と、長期的な視点が欠かせないと学びました を洗い出し、防犯灯の設置やコミュニティカフェ併設を含む再生案を策定し、自治体の実証事業に採択されるまで遂行しました
添削コメント|具体的な施策として、防犯灯設置やカフェ併設を提案し、その成果として自治体に採択されたことを示しました。課題抽出から提案、実行に至るまでの流れを紹介し、企画から実行までやり遂げる行動力と、その成果を強調しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は大規模な街づくりプロジェクトだけでなく、地域に根差した開発にも注力されており、多様なニーズに応える柔軟な企画力に魅力を感じました とりわけ○○地区スマートシティ計画で住民参加型ワークショップを成功させた実績に共感し、私の住民視点提案力を最も生かせると確信しました
添削コメント|一般的な話に終わっていた部分を、具体的なスマートシティの事例に絞り込み、自身の研究経験と関連づけました。これにより、貴社でこそ活かせる強みが明確に示され、企業に対する理解と志望度の高さが一緒に伝わり、独自性が際立つ内容になっています。
【入社後】
入社後は、地域の特性を丁寧に捉えながら、暮らす人にとって本当に価値のある住環境を企画・提案できる人材を目指します 災害リスク軽減・コミュニティ形成・脱炭素化を盛り込んだ企画で街区稼働率95%を5年以内に達成するプロジェクトリーダーを目指します
添削コメント|将来像を曖昧にせず、数値KPIと重点テーマを使って5年以内にリーダーを目指す計画を示しました。行動計画、期限、成果指標を明確にすることで、採用担当者が配属後の活躍を具体的に想像できる内容にしました。

【NGポイント】
生活者視点の具体的な行動や数値成果が示されず、どのように自分が貢献できるのかが分かりにくい内容でした。さらに、入社後の目標が定性的で、どのように成果を上げるかがイメージしにくく、再現性が読み取れませんでした。

【添削内容】
住民満足度分析や自治体採択といった事実に基づいて根拠を強化しました。企業選択理由は、スマートシティ事例と自分の経験を関連付けて、独自性を加えました。入社後の目標は、KPIと期限を設定して実行計画を提示しました。

【どう変わった?】
各要素が具体的な事実で裏付けられたことにより、採用担当者は応募者の再現性と行動力を容易に想像できるようになりました。数値目標と期限を設定することで、応募者の成長イメージも描きやすくなり、採用後の早期活躍への期待感が高まりました。

【今回の志望動機のコツ】
・住民視点と具体実績を数値で鮮明化する
・企業事例と自身経験を接続する
・入社後目標を数値と期限で明示する

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