就活でバイトをやめるべきなのか解説!両立するコツも紹介
就職活動が忙しく、アルバイトを辞めようかと悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。
この記事では、就職活動中にアルバイトを辞めるべきかについて解説します。アルバイトを辞めるメリットとデメリット、就職活動とアルバイトの両立方法についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
就活でバイトをやめなくても大丈夫
就職活動が始まると、多くの学生が「アルバイトを続けるべきかどうか」という問題に直面します。
実際はどうなのでしょうか。就職活動を行いながらもアルバイトを続ける学生は比較的多いです。2022年のデータによると、就職活動中にアルバイトをしている学生は6割を超えています。
アルバイトを続ける主な理由として、生活費や就職活動に必要な経費を賄うため、スキルを身につけるためなどが挙げられます。
そのため、就活中にアルバイトを辞める必要はありませんが、両立は簡単ではないため、勤務日数を調整するなどの工夫が必要です。
就活中にバイトをやめるメリット3つ
では、就活でバイトをやめるメリットは何なのでしょうか。ここでは就活中にバイトを辞めるメリット3つについて詳しく解説します。
- 就活に多くの時間を使える
- バイトでスケジュールが乱れない
- バイトによる疲れがなくなる
①就活に多くの時間を使える
就活でバイトを辞めるメリットの1つは、就活に使える時間が増えることです。
就活では、企業説明会への参加・面接・エントリーシートの作成など様々なことをしなくてはなりません。アルバイトをしているとこれらのことに時間をかけにくくなります。
しかし、アルバイトを辞めることで、自分のキャリアについて考える時間が増え、将来の目標をより真剣に考えられるでしょう。さらに、企業研究や面接の準備にも、じっくりと時間をかけられます。
②バイトでスケジュールが乱れない
就職活動における2つ目のメリットは、アルバイトでスケジュールが乱れることなく、就職活動に集中できる点です。
アルバイトをしていると、シフトの調整や突然の呼び出しで予定が狂うことがよくあります。特に就活中は、企業の説明会や面接などのスケジュールが急に決まることが多く、バイトの呼び出しに対応するのは大変です。
しかし、アルバイトを辞めることで、自分の時間を自由に使えるようになり、就職活動の計画を立てやすくなります。
さらに、就職活動に関連するイベントやセミナーにも参加する機会も増え、有益な情報を得る機会が増えますよ。
③バイトによる疲れがなくなる
就活中にバイトを辞める3つ目のメリットは、アルバイトによる疲労を感じずに、就活に取り組めることです。
アルバイトをしていると肉体的にも精神的にも負担が大きくなります。特に、接客業や肉体労働をしている場合は疲労の蓄積がより大きいでしょう。
アルバイトを辞めて、健康的な生活リズムを保つことで就活のストレスを減らせます。
就活中にバイトをやめるデメリット3つ
ここまでは、就活中にバイトを辞めるメリット3つを紹介しましたが、逆に就活中にバイトを辞めるデメリットは何なのでしょうか。ここでは、就活中にバイトを辞めるデメリット3つを紹介します。
- 金欠になる
- 就活後にバイトを探すのが大変になる
- バイトで気分転換ができない
①金欠になる
就活中にバイトを辞める最も大きなデメリットは、バイトによる収入がなくなることです。
多くの学生がアルバイトを続ける主な理由は、「生活費を稼ぐため」と「就職活動にかかる費用(交通費など)を賄うため」でしょう。実際、就活では様々な場面でお金がかかります。
具体的には、面接や企業説明会で着用する服やバッグ、靴などの衣類、交通費や宿泊費、情報収集や準備に必要な本、文房具、証明写真の撮影費用、食事代などがありますよ。
日常生活で使う費用に加えて、これらの就活で使うお金を捻出するには、安定した収入が必要です。アルバイトを辞めると、これらの費用を賄うための収入源がなくなり、金銭的なプレッシャーになります。
②就活後にバイトを探すのが大変になる
就活後にアルバイトの再開が難しくなることは、見過ごせないデメリットの1つです。
特に、大学4年生の学生が新しいアルバイトを探すことは他の学年の学生に比べて難しいでしょう。4年生は卒業間近であり、長期間働くことができないため、雇ってもらうのが難しいからです。
③バイトで気分転換ができない
アルバイトは、収入源としてだけでなく、就活中に気分転換ができる場所でもあります。アルバイトを辞めると、気分転換をする機会が少なくなるでしょう。
就活は、心理的、肉体的に大きな負担がかかります。アルバイトをすることで、就活以外のことに没頭したり、仲間との交流を楽しんだりできて、就活のプレッシャーを一時的に忘れられるでしょう。
アルバイトを辞めてしまうと、このようなリフレッシュの機会が少なくなり、就職活動のストレスが増えるリスクがあります。
就活とバイトを両立するコツ4つ
バイトを続けることを決めた場合、どのようにして就活とバイトを両立すれば良いのでしょうか。ここでは就活とバイトを両立するコツ4つについて詳しく解説します。
- シフトを少なめにする
- スケジュール管理に気を付ける
- バイトは夕方から夜にする
- シフトが自由なバイトを選ぶ
①シフトを少なめにする
就活が本格化すると、企業の説明会や面接などの予定が目白押しになるでしょう。このため、アルバイトの勤務スケジュールを見直すことが必要です。
アルバイト先の管理者や店長には、就活のスケジュールを事前に伝え、勤務時間を減らしてもらえるように相談しましょう。特に就活が忙しい時期には、アルバイトの時間を減らして、就職活動に専念する時間を作ることがおすすめですよ。
②スケジュール管理に気を付ける
就活とアルバイトを両立するには、きちんとしたスケジュール管理が大切です。企業の説明会や面接など、予期せぬ予定が入ることもあるので、時間の使い方をしっかりと管理する必要があります。
スマートフォンのカレンダーアプリや手帳を使って、予定の重複を避けましょう。
さらに、健康管理にも気を配ることも大切です。忙しい日々の中で、疲労が蓄積しやすくなるため、休む時間もしっかりと取るようにしましょう。
③バイトは夕方から夜にする
企業の説明会や面接は通常、日中に実施されることが多いです。そのため、アルバイトは夕方以降や夜間にするようにしましょう。
飲食店やコンビニエンスストアなど、夜間に働く学生が多い職場ならシフトの調整もしやすいです。しかし、深夜の場合は、次の日の就活の予定や自身の体調を考えて、無理のない範囲で働くようにしましょう。
④シフトが自由なバイトを選ぶ
就活中は予定が不定期に変わることが多く、シフトの調整が柔軟にできるアルバイトを選ぶことがおすすめです。
特に日雇いや単発のアルバイトは、自分の都合に合わせて働けるため、就活のスケジュールに合わせやすく、おすすめですよ。
さらに、シフト提出期間が長いアルバイトや、シフト変更がしやすいアルバイトも、就活との両立がしやすいでしょう。
就活とバイトの両立をするときの注意点
学生は就活とバイトの両立で困ることもあります。そんな時はどのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは就活とバイトを両立する時の注意点2つを紹介します。
- 両立が辛くなったら無理せずやめる
- 企業の選考対策はバイトより優先する
①両立が辛くなったら無理せずやめる
アルバイトは貴重な収入源になりますが、就活との両立が難しくなったら潔く辞めることも大切です。アルバイトを無理して続けると、心身への大きな負担になります。
スケジュールが厳しくなったり、就職活動の進捗に応じて、アルバイトを一時的に中断したり、完全に辞めるという選択肢もありますよ。
②企業の選考対策はバイトより優先する
就活は、人生の大切なターニングポイントです。この時期には、アルバイトよりも企業選考の準備を優先しましょう。
説明会や面接には事前準備が欠かせません。アルバイトの勤務と就職活動のスケジュールが被ると、選考対策に充てる時間が不足し、就活で不利になります。
そのため、就活のスケジュールと健康管理を最優先にして、必要に応じてアルバイトのシフトを調整したり、休むことも検討しましょう。
バイトを続ける場合は就活に支障が出ないように気を付けよう
アルバイトと就職活動のバランスをとるのは難しいですが、アルバイトを辞めてしまうと金欠になる可能性があります。就職活動では予想外の出費も多いため、シフトの調整をしながらアルバイトを続けるのがおすすめです。
しかし、無理をしてアルバイトを続けるのは辞めましょう。もし体力的、精神的に負担が大きいと感じたら、アルバイトを辞めて就職活動に専念することも1つの選択肢です。自分のリズムで就活を進めましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。