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好印象なインターンの意気込みの書き方|事前準備やコツ・注意点も紹介

この記事では、インターンの意気込みの書き方を徹底解説しています。

また、インターンの意気込みを企業が重視する理由から、準備方法や意気込みの構成のコツも紹介しているので、インターンを控えている就活生必見の内容になっていますよ。

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目次

インターンの意気込みは内容で差をつけよう

インターン選考では、志望動機や学歴だけでなく「意気込み」の内容が評価されることが少なくありません。企業は、応募者が何を考え、どう行動しようとしているのかを見ています。

そのため、具体性や説得力のある文章が印象を左右するでしょう。ただ熱意を語るだけでは不十分です。

「なぜその企業でインターンをしたいのか」「どのような学びを得たいのか」「どう成長していきたいのか」といった点を、自分の言葉で表現することが重要です。

他の学生と差をつけるためには、テンプレート的な表現ではなく、自分らしさの伝わる文章に仕上げてください。

そのためにも、事前に企業や業界について理解を深め、インターンに参加する目的を明確にしておく必要があります。意気込みを通して選考官の心を動かすには、自分自身の考えを深めることから始めましょう。

企業がインターンで意気込みを尋ねる理由

企業がインターン希望者に「意気込み」を尋ねるのには、明確な意図があります。単に熱意を測るためではなく、行動力や価値観、将来的な成長の可能性を見極めるための重要な手段とされているのです。

ここでは、企業が意気込みから何を読み取ろうとしているのか、5つの観点から整理してご紹介します。

  1. やる気や主体性を確認するため
  2. 企業とのマッチ度を見極めるため
  3. インターン後の採用を見据えているため
  4. 成長意欲がある学生を見つけたいから
  5. 限られた機会で人柄や価値観を見極めるため

① やる気や主体性を確認するため

企業が学生の意気込みを聞く主な理由は、どれほどのやる気と主体性を持っているかを把握するためです。

インターンは短期間で実務に触れられる貴重な機会ですが、受け身の姿勢では得られるものも限られてしまいます。

そのため企業は、学生がどのような目的意識で参加し、どんな行動を起こそうとしているかを見ています。

たとえば「現場で課題解決力を高めたい」といった具体的な目標があると、前向きな意志が伝わりやすくなるでしょう。

意気込みは単なる感情表現ではなく、行動への意志を伝える重要な材料です。ありきたりな表現ではなく、自分の言葉で熱意を表現することが、企業に好印象を与える近道でしょう。

② 企業とのマッチ度を見極めるため

意気込みから、学生と企業の相性がどの程度合っているかを読み取ろうとする企業も少なくありません。どんなにスキルが高くても、社風や価値観が合わなければ長く活躍するのは難しくなります。

そこで重要になるのが、「なぜこの企業を選んだのか」「どこに共感したのか」といった視点です。そうした情報が意気込みに含まれていることで、マッチ度を判断する材料となります。

企業は、同じ方向を向いて仕事ができる学生を求めています。ただ憧れているだけでなく、自分の志向やビジョンと企業の考え方がどこで一致しているのかを明確に伝えることが求められるでしょう。

③ インターン後の採用を見据えているため

企業にとってインターンは、単なる職場体験の場ではなく、将来的な採用候補者を見つける場でもあります。そのため、意気込みには採用につながる熱量や具体性が求められるのです。

「この学生は伸びしろがありそうだ」「自社で成長してくれそうだ」と思わせるような内容であれば、面接や書類選考の時点から評価は高まります。

インターン中の行動や姿勢も重要ですが、スタート時点の意志表示として意気込みが見られていることを意識しておきたいところです。

インターンが本選考の前哨戦になることも多いため、軽視せずしっかりと準備して臨む必要があります。

④ 成長意欲がある学生を見つけたいから

企業は、今できることだけでなく、今後どれだけ成長できるかという「伸びしろ」にも注目しています。意気込みを通じて、成長意欲の高さを見極めようとしているのです。

たとえば「苦手なプレゼンを克服したい」「未経験の業務に挑戦したい」といった言葉があれば、前向きな姿勢が伝わりやすくなります。

企業側は、成長を自分の力でつかもうとする学生に対して、積極的にチャンスを与えようと考えるものです。

自己分析を深め、自分の課題や目的を明確にすることで、より実のある意気込みを伝えられるでしょう。

⑤ 限られた機会で人柄や価値観を見極めるため

インターンの選考では、限られた情報で多くの学生を評価しなければなりません。そのため、意気込みは人柄や考え方を判断する大切な要素となっています。

たとえば、「人の役に立つ仕事に携わりたい」「チームで成果を出すことにやりがいを感じる」といった記述から、学生の性格や価値観が見えてくる場合があるのです。

ありのままの思いを、飾らず丁寧に伝えることが評価につながります。短い文章の中でも、自分らしさを出すことを意識して書いてみてください。

インターンの意気込みを書く前の準備

効果的な意気込みを書くには、熱意だけでなく、事前の準備が重要です。自分の強みや企業への理解を深めておくと、伝わる文章になりやすくなります。

ここでは、意気込みを作成する前に取り組んでおきたい準備を4つ紹介します。

  1. 自己分析で自分の強みと課題を明確にする
  2. 業界研究・企業研究で理解を深める
  3. 過去のインターン体験談や口コミを参考にする
  4. OB・OG訪問でリアルな声を聞く

① 自己分析で自分の強みと課題を明確にする

自信を持って意気込みを書くには、まず自分を理解することが欠かせません。自己分析を通じて、自分の強みや価値観、今後の課題を整理しておくと、伝えたい内容がはっきりします。

たとえば「協調性がある」という強みが見つかれば、それを発揮した具体的な場面を思い出し、インターンでどう活かすかを考えてみてください。

課題についても触れることで、成長意欲が伝わるでしょう。具体性のある言葉が説得力を生みます。

② 業界研究・企業研究で理解を深める

企業が求める人物像を知るには、業界や企業の理解が不可欠です。業界全体の動向や、企業ごとの理念・事業内容・インターンの目的を調べることで、意気込みに深みが出てきます。

「なぜこの企業なのか」という動機に説得力を持たせたいなら、採用ページやIR資料、社員インタビューなどを確認してみてください。情報を集めて整理することで、自分との接点が見つかるはずです。

③ 過去のインターン体験談や口コミを参考にする

その企業で実際にインターンを経験した人の声は、貴重な情報源です。参加者の体験談を読むと、求められる姿勢や実際の業務内容が見えてきます。

それを踏まえて意気込みを書くと、現実味のある内容になるでしょう。さらに、選考でどんな質問が出たかなどの情報も参考になります。

ただし、書かれている内容をうのみにせず、自分の言葉に落とし込む意識が大切です。

④ OB・OG訪問でリアルな声を聞く

OB・OG訪問では、実際にその企業で働いている人の考え方や職場の雰囲気を直接聞くことができます。話を聞くなかで、自分との価値観の一致や違いに気づくこともあるでしょう。

そうしたリアルな視点を取り入れると、意気込みにも具体性と説得力が加わります。情報収集だけで終わらせず、自分の志向と照らし合わせることが重要です。

インターンの意気込みで書きたい内容

インターン選考での意気込みは、単なるやる気アピールではありません。企業はその文章から、学生の価値観や将来性、企業との相性を見極めようとしています。

では、どんな内容を盛り込めば、伝わる意気込みになるのでしょうか。ここでは意識して書きたい4つのポイントをご紹介します。

  1. インターンに参加する目的を明確にする
  2. その企業を選んだ理由を伝える
  3. インターンで達成したい目標を具体化する
  4. 過去の経験やスキルとの関連性を示す

① インターンに参加する目的を明確にする

なぜそのインターンに参加したいのかをはっきり示すことが欠かせません。目的があいまいだと、印象に残らず熱意も伝わらないだけでなく、選考に不利になる可能性があります。

たとえば「自分の適性を知りたい」「実務経験を通じて業界理解を深めたい」など、動機が具体的であれば、文章に説得力が出ます。

さらに、その目的が将来の目標とどのようにつながっているのかを示すと、より魅力的に映るでしょう。抽象的な表現ではなく、自分の言葉で目的を明確に伝えること。

それが、他の応募者との差を生み出す第一歩です。

② その企業を選んだ理由を伝える

意気込みの中で、なぜその企業を選んだのかを説明することも重要です。企業側は、「この学生は本当に当社に関心があるのか」を見ています。

「有名だから」「業界に興味があるから」といった漠然とした理由では、他の応募者との差別化は難しいでしょう。

代わりに、「企業理念に共感した」「特定のプロジェクトに関心を持った」など、企業研究に基づいた理由を述べてください。

事前にホームページやニュース、社員インタビューなどを読み、心に残った点を意気込みに盛り込むと、志望度の高さが伝わりやすくなります。

③ インターンで達成したい目標を具体化する

意気込みでは、「何を学びたいか」「どう成長したいか」を明確に書く必要があります。ただ「多くを学びたい」では、意欲は伝わっても中身がわかりません。

たとえば「営業の現場に同行し、顧客対応のコツをつかみたい」や「実際のデータを使って分析スキルを試したい」といったように、できるだけ具体的に書くと評価につながります。

目標がはっきりしていれば、インターン中の行動にも迷いがなくなり、企業にとっても指導しやすい存在になるでしょう。

④ 過去の経験やスキルとの関連性を示す

インターンで自分の力を発揮するためには、過去の経験やスキルがどのように活かせるかを伝えることが効果的です。

たとえば「ゼミでのプレゼン経験を活かして、チームワークを高めたい」や「飲食店のアルバイトで学んだ接客力を実務で試したい」など、具体例を交えて説明すると、説得力が増します。

ただし、自慢話にならないよう注意が必要です。あくまで「その経験をどう活かしたいか」「どんな成長をしたいか」に焦点を当てることで、自然な流れになります。

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インターンの意気込みを書くコツ

意気込みは熱意を伝えるだけでなく、どう表現するかによって印象が大きく変わります。伝えたい内容が明確でも、構成や言葉選び次第で評価は左右されるでしょう。

ここでは、相手の心に残る意気込みに仕上げるための工夫を4つ紹介します。

  1. 冒頭で結論を伝える
  2. プログラム内容への理解を示す
  3. 強みは応募先の仕事内容に合わせて書く
  4. 克服したい短所もポジティブに表現する

① 冒頭で結論を伝える

意気込み文の構成として意識したいのが、最初に結論を書く「結論先行型」の書き方です。

採用担当者は多くの文章を短時間で読むため、「この学生が何を目的に応募しているのか」を冒頭ですぐに理解できると、印象に残りやすくなります。そのあとに理由や背景を加えて展開する形が有効です。

内容が整理されていないまま書き始めると、話が横道に逸れやすく、主張もぼやけがちです。1文につき1つの内容に絞り、簡潔で読みやすい文章を意識してください。

構成を工夫するだけで、同じ内容でも伝わり方は大きく変わります。

② プログラム内容への理解を示す

企業がインターンの意気込みで重視しているのは、応募者がどれだけそのプログラムを理解し、自分の将来と結びつけているかという点です。

単に「社会人としての経験を積みたい」などの一般的な表現では、他の応募者との差別化ができません。

たとえば「貴社のインターンでは、実際のクライアントへの提案業務に携われることを知り、実践的なスキルを身につけられる点に魅力を感じました」と書くことで、

事前にしっかり企業研究を行っている印象を与えられます。具体的な内容を盛り込むと説得力が高まり、企業との相性や意欲がよりリアルに伝わります。

インターン情報や社員インタビュー、プログラム紹介などを事前にチェックし、意気込みにしっかり反映させてください。

③ 強みは応募先の仕事内容に合わせて書く

自分の強みを伝えるだけでは、インパクトとしてはやや弱くなりがちです。大切なのは、その強みがインターン先でどう活かせるのかを明確にすることです。

たとえば「私は人の意見をまとめるのが得意です」と言うよりも、「ゼミでのグループ研究では、異なる意見を調整しながら進行役を務めた経験があり、

チームワークを重視する御社のインターンで活かせると考えています」と具体的なエピソードを交えることで説得力が増します。企業側も、業務にどう貢献できるかをイメージしやすくなります。

業界や職種ごとに求められる資質は異なるため、応募先の企業がどんな働き方をしているかを意識し、それに合わせて自分の強みを描写しましょう。

④ 克服したい短所もポジティブに表現する

短所に触れるのは勇気がいるかもしれませんが、改善したいという意欲を示すことで、前向きな姿勢として評価される可能性が高まります。

たとえば「私は人前で話すことに苦手意識があります」と書いたうえで、「そのためゼミのプレゼン練習を重ねて自信をつけてきました」と具体的な取り組みを紹介すると、

弱みをそのままにせず、克服に向けて行動している姿勢が伝わります。また、「インターンを通じてさらにその力を伸ばしたい」と結ぶことで、成長意欲も示せます。

大切なのは、短所そのものではなく、それに対してどう向き合っているかです。自分の課題に対する主体的な取り組みがあれば、それは大きなアピール材料になります。

インターンの意気込みの例文

どんなに意欲があっても、意気込みの伝え方に悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。

ここでは、インターンの意気込みをどう書けばよいかを具体的にイメージできるように、さまざまな職種や目的別の例文を紹介します。

  1. 例文①:マーケティング職で実践経験を積みたい
  2. 例文②:IT業界の現場を体験して視野を広げたい
  3. 例文③:営業職で自分の強みを活かしたい
  4. 例文④:自分の弱みを克服して成長したい
  5. 例文⑤:商品開発を学び将来に活かしたい
  6. 例文⑥:チームでの協働経験を深めたい

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例文①:マーケティング職で実践経験を積みたい

マーケティング職に関心を持つ学生向けの意気込み例文を紹介します。学びの姿勢や実務への興味が具体的に伝わるように工夫することがポイントです。

《例文》

私は大学で経営学を専攻しており、消費者心理について学んでいます。なかでも広告が人の行動に与える影響に興味を持ち、貴社のマーケティング職インターンに応募しました。

ゼミでは架空商品のPR企画を立てる実習に取り組み、SNS広告を活用したアイデアを提案した経験があります。

実際の企業活動の中で、どのように消費者ニーズを分析し、戦略に落とし込んでいるのかを現場で体験したいと考えました。

また、自分の視点がどれほど実務に通用するかを試し、今後の学びに活かすきっかけを得たいです。学生のうちに社会のリアルな動きを知ることで、自分の視野を広げたいと思っております。

《解説》
マーケティング職への関心と、これまでの学びや経験が自然につながる構成にしています。体験と応募理由をしっかり結びつけるのが成功のコツです。

例文②:IT業界の現場を体験して視野を広げたい

IT業界に興味を持ち始めた学生が、実務経験を通じて業界理解を深めたいという意欲を伝える例文です。技術的な知識が浅くても、学ぶ姿勢と動機が明確なら印象に残りやすくなります。

《例文》

大学では文系学部に所属しており、これまでITについて専門的に学ぶ機会は多くありませんでしたが、

アルバイト先で店舗の予約システムを導入した経験をきっかけに、ITの力で業務が効率化される様子を目の当たりにしました。

そこからIT業界に興味を持つようになり、今回のインターンを通じて実際の現場を体験したいと考えております。

特に、開発チームがどのように連携しながらシステムを形にしていくのか、そのプロセスを自分の目で見て学びたいです。

業界に関する知識を深めると同時に、自分に合った働き方を見つけるきっかけにしたいと思っています。

《解説》
きっかけとなった身近な体験から関心が高まった流れが自然で、説得力が出ています。知識が浅い場合も、「なぜ体験したいか」を明確にすることが重要です。

例文③:営業職で自分の強みを活かしたい

営業職に関心がある学生向けの例文です。人と接することが得意という強みを活かしながら、実務経験への意欲を伝える構成がポイントになります。

《例文》

私は人と話すことが好きで、相手の立場に立って考える力が自分の強みだと感じています。

大学ではオープンキャンパスの学生スタッフとして、高校生や保護者の方に学校案内を行う活動を2年間続けてきました。

相手の不安や疑問に寄り添い、言葉を選んで説明する経験を重ねる中で、「話すこと」以上に「相手の意図をくみ取る姿勢」の大切さに気づいたのです。

営業職は信頼関係の構築が重要だと聞いており、自分の強みを活かしながら現場で実践力を磨きたいと考えております。

今回のインターンでは、先輩方の商談への向き合い方を間近で学び、営業の仕事に必要な視点や工夫を体感したいです。

《解説》
エピソードを通じて「強みの根拠」を示すと説得力が高まります。営業職を希望する場合は、コミュニケーション力だけでなく信頼構築への意識も書くと効果的です。

例文④:自分の弱みを克服して成長したい

ここでは、自分の弱みに向き合い、それを克服したいという前向きな意志を伝える意気込みの例文をご紹介します。等身大の姿を見せながらも、成長意欲をしっかりアピールすることが大切です。

《例文》

私はこれまで、人前で意見を述べることが苦手でした。

大学1年の頃、グループワークで自分の考えをうまく伝えられず、チームに迷惑をかけてしまったことが大きな反省となり、それ以来「伝える力を高めたい」と意識するようになりました。

その後は、少人数ゼミやプレゼンの機会に積極的に取り組み、自分の意見を整理してから伝える習慣を身につけています。

今回のインターンでは、実際の業務の中でさらにコミュニケーション力を高め、苦手意識を克服するきっかけにしたいと考えております。

まだ課題も多いですが、だからこそ現場での経験から多くを学び、成長につなげたいです。

《解説》
弱みを隠さず、その背景や努力の過程を具体的に示すことで好印象を与えやすくなります。克服したい理由と、今後どう行動するかを明確にすると説得力が高まります。

例文⑤:商品開発を学び将来に活かしたい

商品開発に興味を持つ学生が、自分の関心や学びを実務につなげたいと考える意気込みの例文です。将来像との関連を明確にすると説得力が高まります。

《例文》

私は将来、生活に役立つ商品をつくる仕事に携わりたいと考えています。

大学では消費者心理や市場調査について学んでおり、授業内で行った身近な商品の改良提案ワークを通じて、モノづくりの奥深さに強く惹かれました。

とくに「何を求めているか」を考え、形にしていくプロセスに魅力を感じています。

今回のインターンでは、商品企画がどのように行われているのかを実際の現場で体験し、自分のアイデアがどこまで通用するかを試したいです。

実務に触れることで視野を広げ、将来に向けて必要なスキルや考え方を学ぶ機会にしたいと思っております。

《解説》
関心の背景や学びとのつながりが自然に描かれている構成です。商品開発への意欲を伝える際は、「なぜその分野か」を丁寧に言語化することが重要でしょう。

例文⑥:チームでの協働経験を深めたい

チームワークに関心があり、協働を通じた学びを重視したい学生向けの意気込み例文です。リーダー経験がなくても、自分なりの貢献姿勢を伝えることが大切。

《例文》

私はこれまでの学生生活で、仲間と協力して一つの目標に取り組むことの大切さを何度も実感してきました。

大学の文化祭では実行委員として活動し、異なる考えを持つメンバーと調整しながら企画を成功させた経験があります。

そうした経験を通じて、個人の意見を尊重しながら全体の方向性をまとめていく力の必要性を感じました。

今回のインターンでは、チームでの業務を体験する中で、より実践的なコミュニケーション力や柔軟な対応力を身につけたいです。

将来的には、どんな立場でも周囲と連携して成果を出せる社会人を目指したいと考えております。

《解説》
協働姿勢のアピールは業界を問わず有効です。リーダー経験がなくても、自分なりの関わり方や学びたい理由を明確に伝えると好印象につながります。

インターンの意気込みを書く際の注意点

インターンの意気込みは、熱意を伝えるだけでなく、企業に「伝わる」内容にすることが大切です。どれだけ真剣でも、表現の仕方を間違えると印象に残りません。

ここでは、意気込みを書くときに気をつけたいポイントを4つご紹介します。

  1. 抽象的な表現はしない
  2. 専門用語や難解な言い回しは使わない
  3. 志望動機だけで終わらせない
  4. すべての企業に同じ意気込みを書かない

① 抽象的な表現はしない

意気込み文を書くうえで気をつけたいのが、言葉の抽象度です。「学びたい」「成長したい」「貢献したい」といった言葉だけでは、読み手に具体的なイメージを持ってもらえません。

どんなに熱意があっても、内容があいまいだと伝わらないのです。

たとえば「チームで学びたい」ではなく、「グループでの企画経験を活かして、役割分担や調整の力をさらに深めたい」と書けば、読んだ人にも行動のイメージが湧きやすくなります。

目的だけでなく、過去の経験・自分の強み・成長したいポイントなど、すべてにおいて具体的な描写を心がけましょう。

誰にでも当てはまるような表現ではなく、「自分だからこそ」の言葉を使うこと。それが、意気込みを印象深くするコツです。

② 専門用語や難解な言い回しは使わない

インターン先の業界について調べていると、専門用語を使いたくなる場面があるかもしれません。しかし、読む相手がその用語に詳しいとは限らないため、伝わりにくくなるおそれがあります。

意気込みでは、誰が読んでもわかる言葉を選ぶことが大切です。難しい表現よりも、素直でシンプルな文章のほうが、かえって印象に残る場合もあります。

自分の言葉で、自分の思いを丁寧に伝える意識を持ちましょう。

③ 志望動機だけで終わらせない

意気込みの文章が志望動機だけで終わっていると、内容が不十分になってしまいます。

「なぜ応募したか」だけでなく、「どんなことに挑戦したいか」「どのような姿勢で取り組みたいか」まで掘り下げて書いてください。

たとえば、「御社の理念に共感した」だけで終わらせず、「だからこそ、この環境で具体的に○○に取り組みたい」と展開すると、意欲がしっかり伝わります。

動機から行動へつなげることで、文章に深みが出るでしょう。

④ すべての企業に同じ意気込みを書かない

複数のインターンに応募する際、同じ内容の意気込みを使い回すのは避けたほうがよいでしょう。企業は、文章から志望度や理解度を読み取っています。

すべての企業に同じ内容を送ると、「この学生は本気ではない」と受け取られてしまう可能性があります。企業ごとに特長や方針は異なるため、それに合わせた表現に調整することが必要です。

少し手間はかかりますが、そのひと手間が評価につながります。

意気込みで差がつくインターン選考のポイントとは

インターン選考では、意気込みの内容が結果を左右する重要な要素。企業が意気込みを尋ねるのは、やる気や主体性、企業とのマッチ度、将来の採用の参考など、さまざまな意図があるからです。

そのためには、自己分析や業界研究などの事前準備が欠かせません。参加目的や企業選びの理由、過去の経験とインターンとの関係性を丁寧に整理し、具体的に伝えることが必要です。

また、強みや短所をどう活かすかを示しつつ、相手の期待に応える姿勢も大切でしょう。事例や例文も参考にしながら、注意点を押さえて書くことで、他の学生と差をつける説得力ある意気込みが完成します。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。