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男女別|面接での服装の押さえておくべきマナーと身だしなみの注意点を解説

この記事では、面接で好印象を獲得するための服装に関して徹底解説しています。

リクルートスーツの選び方から男女別の身だしなみの基本、私服面接のマナーまで面接シーンの服装に関して全体的に紹介しています。気になる部分から読んでみてくださいね。

 

目次

面接における服装の基本マナー

面接は第一印象がすべてと言っても過言ではありません。その第一印象の大半を占めるのが「服装」です。どんなに話の内容が良くても、服装にマイナス要素があると評価が下がることもあります。

ここでは、就職活動を始めるにあたり、最低限おさえておくべき面接時の服装マナーについて解説していきましょう。

就活の面接では、基本的にリクルートスーツを着用するのが望ましいとされています。

なぜなら、企業は応募者の服装から「社会人としての常識が備わっているか」「TPOをわきまえているか」といった点を見ているからです。

面接では「服装自由」「私服OK」といった案内がある場合もありますが、その場合でも基本を外しすぎないことが重要です。

自由=カジュアルという意味ではなく、あくまで「ビジネスの場としてふさわしい服装」が前提と覚えておいてください。

迷った場合はスーツを選んでおくのが無難です。服装選びは自分をどう見せたいかを伝える手段でもあります。基本マナーをしっかり守って、面接官に好印象を与える準備をしておきましょう。

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就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。

そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

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面接先の企業に合わせた服装の選び方

企業ごとに求められる服装の印象は異なります。自分が受ける会社の雰囲気を知り、どの程度のフォーマルさが必要かを判断できれば、面接時に安心して臨めるでしょう。

ここでは、服装を決める際に参考にしたい3つの視点を紹介します。

  1. 業界や社風から服装を判断する
  2. 服装指定の有無から読み取る
  3. 社員の服装や雰囲気を参考にする

① 業界や社風から服装を判断する

企業の業種や文化によって、面接時にふさわしい服装は変わります。たとえば、金融や製造などの堅めの業界ではスーツ着用が前提となる場合が多いでしょう。

一方、ITや広告といった業界では、多少ラフな服装でも違和感を与えないことがあります。ただし、「ラフ」と「だらしない」は別物です。

企業の公式サイトや採用情報、パンフレットなどを通じて、雰囲気を事前に把握しておくことが大切になるでしょう。服装は第一印象に直結するため、業界との相性を考えた選択が求められます。

② 服装指定の有無から読み取る

企業から「私服でお越しください」や「服装自由」と言われた場合でも、そのままカジュアルな服装で行くのは控えたほうがよいでしょう。

多くの場合、それは応募者の判断力や場に合った服装を選べるかを見ているサインです。判断に迷ったときは、スーツを選んでおけば失敗しません

あくまでビジネスの場であることを意識し、「自由」の意味を慎重に解釈することが大切です。

③ 社員の服装や雰囲気を参考にする

社員の服装を見ることで、その企業にふさわしい服装のヒントが得られます。説明会やインターン、公式SNSなどで社員の姿を観察し、色味やスタイルの傾向を参考にしてください。

また、清潔感や落ち着きがあるかどうかもチェックポイントになります。面接時に周囲と調和した印象を与えるためには、企業の空気感をあらかじめつかんでおくことが欠かせません

【男女共通】面接に適したスーツの着こなしポイント

面接では見た目の印象が評価に大きく影響します。とくにスーツの着こなしは、清潔感や信頼感を相手に伝える重要な要素です。

ここでは、男女問わず意識しておきたいスーツ選びと着こなしの基本を、3つのポイントに分けて紹介します。

  1. 清潔感を大切にする
  2. 体型に合ったサイズのものを選ぶ
  3. シンプルな色と柄のスーツを選ぶ

① 清潔感を大切にする

面接では、清潔感のある服装が何よりも重要です。たとえば、スーツにしわがあったり、シャツに黄ばみが残っていたりすると、それだけで印象が悪くなってしまいます。

前日までにアイロンがけを済ませ、靴やバッグも汚れがないかしっかり確認しておきましょう。服装の清潔さは、あなたの誠実さや丁寧さを示すサインでもあります。

面接直前に、鏡で身だしなみをチェックする習慣をつけておくと安心です。

② 体型に合ったサイズのものを選ぶ

スーツのサイズが合っていないと、不自然に見えたり、だらしなく映ったりするおそれがあります。

肩幅が合っていない、袖やズボンの丈が長すぎるといった状態は、相手に違和感を与える原因になるかもしれません。

購入時は必ず試着し、自分の体に合ったものを選んでください。既製品で合わない場合は、お直しを検討するのもおすすめです。サイズが合っているだけで、立ち姿にも自信がにじみ出ます。

③ シンプルな色と柄のスーツを選ぶ

スーツの色や柄は、第一印象を左右する大事な要素です。派手すぎる色や大きな柄は避け、黒・ネイビー・ダークグレーといった落ち着いた色を選びましょう。

柄は無地、または目立たないストライプ程度が適しています。ビジネスの場では、個性よりも信頼感が優先されます。スーツの印象で不安を与えないよう、無難な選択を心がけてください。

【男性編】面接で好印象を与える服装と身だしなみの基本

男性が面接で良い印象を与えるためには、服装や身だしなみの細かな部分にまで気を配ることが大切です。

面接官に「社会人としての基本ができている」と思ってもらえるよう、基本的なポイントを5つに分けて紹介します。

  1. 黒の無地スーツに白の無地シャツを着用する
  2. ネクタイは無地または控えめな柄を選ぶ
  3. 紐付きの黒革靴、靴下は黒やグレーの無地を選ぶ
  4. 髪は落ち着いた色で、清潔感のある短髪スタイルにする
  5. 自立するビジネス用バッグを使用する

① 黒の無地スーツに白の無地シャツを着用する

黒の無地スーツは、面接における最も基本的なスタイルです。真面目で誠実な印象を与えるため、白の無地シャツと合わせて着用しましょう。柄や淡い色のシャツは避けてください。

スーツやシャツにしわがないか、黄ばみが残っていないかなども事前に確認しておくと安心です。清潔な見た目を意識して、丁寧に準備を整えましょう。

② ネクタイは無地または控えめな柄を選ぶ

ネクタイは小さなアイテムですが、印象を左右する重要な要素です。無地または落ち着いたストライプ柄など、シンプルなデザインを選んでください。色はネイビーやグレーなどがおすすめです。

結び目が曲がっていたり、緩んでいたりするとだらしなく見えてしまうため、出発前に鏡で整えましょう。

③ 紐付きの黒革靴、靴下は黒やグレーの無地を選ぶ

足元も意外と見られやすいポイントです。紐付きの黒い革靴は、面接に最も適しています。カジュアルなローファーやスニーカーは避けましょう。

靴下は黒やグレーの無地を選び、派手な柄や白い靴下は控えてください。靴が汚れていたり傷んでいたりしないかも、あらかじめチェックしておくとよいでしょう。

④ 髪は落ち着いた色で、清潔感のある短髪スタイルにする

髪型は顔全体の印象に大きな影響を与えます。明るすぎるカラーや長髪は避け、暗めの色で整えられた短髪が好印象です。

寝ぐせがついたままや、顔に髪がかかっていると清潔感が損なわれてしまいます。髭も忘れずに剃って、整った身だしなみで面接に臨んでください。

⑤ 自立するビジネス用バッグを使用する

バッグは見落とされがちですが、印象づくりにおいて重要なアイテムです。A4サイズの書類がしっかり入る、落ち着いた色のビジネスバッグを選びましょう。

肩掛けやリュックタイプのカジュアルなバッグは、面接の場では不向きです。自立するタイプのバッグであれば、床に置いたときもスマートな印象を与えられます。

【女性編】面接で好印象を与える服装と身だしなみの基本

女性が面接で良い印象を与えるには、清潔感とバランスを大切にすることがポイントです。服装・髪型・メイク・持ち物のどれか一つでも外すと、全体の印象が崩れてしまうおそれも。

ここでは、基本として押さえておきたい項目を5つ紹介します。

  1. 黒色で無地のスーツを選ぶ
  2. 肌なじみの良い色のインナーを選ぶ
  3. 髪は顔にかからないようまとめ、落ち着いた色味にする
  4. A4サイズの書類が入るビジネス用バッグを持つ
  5. 派手にならないナチュラルメイクを心がける

① 黒色で無地のスーツを選ぶ

黒の無地スーツは、最もフォーマルで落ち着いた印象を与えやすい定番スタイルです。スカートは膝丈以上、パンツなら足首が見えない長さを選んでください。

チェック柄や光沢のある生地は控えたほうが無難です。しわや汚れがないか、前日に確認しておくと安心でしょう。丁寧に整えられた服装は、誠実さを感じさせます。

② 肌なじみの良い色のインナーを選ぶ

インナーは、白やベージュ、淡いピンクなど肌の色に自然に馴染む色を選びましょう。派手な色や飾りの多いデザインは控えてください。

胸元が大きく開いているとだらしなく見える場合もあるため、首まわりのデザインにも気を配ってください。シンプルなインナーは、顔まわりの印象をやわらかく整えてくれます。

③ 髪は顔にかからないようまとめ、落ち着いた色味にする

髪型は見た目の清潔感に直結します。前髪やサイドの髪が顔にかかると暗い印象になりがちです。まとめ髪や耳にかけるスタイルで、すっきりと整えてください。

髪色は、地毛に近い自然なトーンがおすすめです。面接中に髪を触らないよう、しっかり固定しておくと安心でしょう。

④ A4サイズの書類が入るビジネスようバッグを持つ

バッグは、A4サイズの書類が入る自立型のビジネスバッグが最適です。色は黒・ネイビー・ベージュなど落ち着いたものを選んでください。

手持ちタイプで、床に置いても倒れにくい形が望ましいです。リュックやトートバッグはカジュアルに見えるため、避けたほうがよいでしょう。

⑤ 派手にならないナチュラルメイクを心がける

メイクはナチュラルに仕上げ、健康的で明るい印象を目指しましょう。ファンデーションは厚塗りせず、肌に合った色を選んでください。

チークやリップは控えめなトーンにし、アイメイクも濃くなりすぎないよう気をつけましょう。「整えること」に重きを置いたメイクが好印象につながります。

【男性編】オフィスカジュアル・私服面接の服装例

「私服可」や「服装自由」と指定された場合、どんな服装がふさわしいのか悩む人も多いでしょう。好印象を与えるには、ビジネスマナーを意識した“オフィスカジュアル”が基本です。

ここでは、男性が私服で面接に臨む際に押さえておきたいポイントを3つに分けて紹介します。

  1. ジャケット×襟付きシャツ×チノパンを着用する
  2. 装飾の少ない革靴を選ぶ
  3. ジーンズ素材、派手な小物は避ける

① ジャケット×襟付きシャツ×チノパンを着用する

私服面接でも、ビジネスシーンを意識した装いが求められるでしょう。テーラードジャケットに白や淡い色の襟付きシャツ、ベーシックカラーのチノパンを組み合わせると、清潔感があり印象も良くなります。

Tシャツやパーカーといったカジュアルすぎるアイテムは避けましょう。きちんと感を保ちつつ、自分らしさも表現できるスタイルを心がけてください。

② 装飾の少ない革靴を選ぶ

足元も全体の印象に大きく関わるため、装飾の少ない革靴がおすすめです。黒やダークブラウンなど落ち着いた色味のシンプルなデザインを選ぶと、誠実さや信頼感が伝わりやすくなります。

スニーカーやサンダル、先が尖ったデザインのものなど、派手な靴は避けた方がよいでしょう。前日までに汚れを落とし、磨いておくと安心です。

③ ジーンズ素材、派手な小物は避ける

デニム素材や派手な装飾のある服、小物は、面接の場では好ましくありません。特に色落ちやダメージ加工が施されたジーンズは、ビジネスの場には不向きです。

また、大きなロゴ入りのバッグやアクセサリーも悪目立ちする可能性があります。全体としてシンプルかつ上品にまとめることで、好印象を残しやすくなるでしょう。

【女性編】オフィスカジュアル・私服面接の服装例

私服での面接でも、社会人としての常識やマナーが求められます。特にオフィスカジュアルを指定された場合、自由度があるぶん判断に迷うこともあるでしょう。

ここでは、服装選びで気をつけたいポイントを3つに分けて紹介します。

  1. ジャケット×トップス×スカートまたはロングパンツを着用する
  2. ヒールが高すぎないパンプスを履く
  3. ダメージ加工の服、ミニスカートやショートパンツは避ける

① ジャケット×トップス×スカートまたはロングパンツを着用する

オフィスカジュアルといっても、信頼感や清潔感のある服装が基本です。ジャケットはネイビーやグレーなど落ち着いた色を選び、白やベージュのトップスと合わせると好印象を与えられます。

ボトムスは、膝丈以上のスカートやロングパンツが無難でしょう。派手な柄やフリルの多い服は控えめにし、全体のバランスを意識してください。

② ヒールが高すぎないパンプスを履く

足元は第一印象を左右する大切な要素です。ヒールは3〜5cm程度のパンプスが歩きやすく、見た目にも自然です。色は黒やベージュなど、落ち着いたトーンを選びましょう。

ミュールやサンダル、スニーカーなどはカジュアルすぎるため避けた方が安心です。履き慣れた靴でも、面接前に汚れやかかとのすり減りを確認しておくと安心でしょう。

③ ダメージ加工の服、ミニスカートやショートパンツは避ける

面接で好印象を与えるためには、ラフすぎる服装は避けなければなりません。たとえば、ダメージ加工のジーンズやミニスカート、ショートパンツなどは面接には不向きです。

また、背中が大きく開いたトップスや透け感の強い服も控えましょう。華美になりすぎず、落ち着きのあるスタイルを意識することが、私服面接では大切です。

【季節別】夏・冬の面接に適した服装と身だしなみの注意点

就職活動において、服装は第一印象を左右する重要な要素です。特に季節によって適した装いが異なるため、気候や環境を考慮して準備する必要があります。

夏や冬には、それぞれ特有の注意点があり、対策を怠ると見た目の印象に影響しかねません。ここでは、夏と冬それぞれの面接に適した服装と身だしなみについて紹介します。

  1. 夏の面接では快適かつ清潔感を保つ服装を選ぶ
  2. 冬の面接では防寒と印象を両立させる服装を選ぶ
  3. 季節に応じた服装でも「清潔感」を最優先にする

① 夏の面接では快適かつ清潔感を保つ服装を選ぶ

夏の面接では、暑さによる汗やムレへの対策が欠かせません。通気性の良い素材のスーツや、速乾性のあるインナーを選ぶことで、不快感を抑えながら見た目の清潔感も維持できます。

男性の場合、企業によってはノーネクタイでも問題ない場合があります。形式にとらわれず、企業の方針を確認することが大切です。

女性はパンツスーツが動きやすく人気ですが、スカートを選ぶなら透けや露出に注意し、ストッキングの着用を忘れないようにしてください。

意外と見落とされがちなのが、汗じみ対策です。汗取りパッドや替えのシャツを用意しておくと安心でしょう。暑い季節でも清潔感を損なわない工夫が、印象を大きく左右します。

② 冬の面接では防寒と印象を両立させる服装を選ぶ

寒さが厳しい冬は、防寒を意識しつつも、きちんとした印象を保つ服装が求められます。ウール素材のスーツや裏地付きのジャケットは、見た目と防寒の両面で優れています。

コートを着る場合は、派手な色や柄は避け、落ち着いたデザインを選びましょう。建物に入る前には必ず脱いでおくのがマナーです。

男性はマフラーを巻く際にも、カジュアルすぎないよう注意してください。女性は防寒インナーやタイツを取り入れつつ、着膨れしないように調整することが大切です。

寒さをしのぎながらも、服装がだらしなく見えないよう心がけることで、落ち着きと信頼感を与えることができます。

③ 季節に応じた服装でも「清潔感」を最優先にする

どの季節でも、面接で最も大切なのは清潔感です。夏は汗やニオイ、冬は静電気やほこりなど、それぞれに注意点があります。服のシワや靴の汚れなど、細かい部分にも気を配りたいところです。

髪型や爪などの身だしなみも含めて、全体の印象が整っているかを意識してください。

たとえば「暑いから仕方ない」「寒いので厚着している」といった自己都合の装いは避け、相手からどう見えるかを考えて選ぶことが大切です。

面接官が見ているのは、社会人として基本的なマナーが身についているかどうか。どんな季節でも、清潔で整った身だしなみを保つことが、好印象を得るための基本といえるでしょう。

面接で服装以外で気を付けるべきこと4選

面接では服装が注目されがちですが、見た目の印象を決めるのは服装だけではありません。身だしなみや持ち物、さらにはウェブ面接の環境など、細部まで整っていることが大切です。

ちょっとした工夫で面接官の印象は大きく変わるでしょう。ここでは、意外と見落としがちなポイントを4つ紹介します。

  1. 香水・整髪料の使いすぎに注意する
  2. ネイルやアクセサリーはシンプルにまとめる
  3. バッグ・時計・小物も「ビジネス向き」を意識する
  4. ウェブ面接では背景・照明・カメラ位置にも配慮する

① 香水・整髪料の使いすぎに注意する

清潔感を出すために、香水や整髪料を使うこと自体は問題ありません。ただし、使いすぎると相手に不快感を与えてしまう可能性があります

特に香水の強い香りは、人によっては苦手に感じるでしょう。整髪料も、テカリやベタつきが目立つと清潔感に欠けて見えます。

自然な印象を保つために、無香料や微香の製品を選ぶ、つける量を減らすなどの工夫をしてみてください。自分では気づきにくい部分だからこそ、客観的にチェックしておくと安心です。

② ネイルやアクセサリーはシンプルにまとめる

面接では手元も見られることがあるため、ネイルやアクセサリーにも配慮が必要です。

女性の場合、ネイルの色やデザインは派手になりすぎないよう気をつけてください。透明や肌なじみの良い色を選ぶと印象が良くなります。

アクセサリーは、男女問わず最小限に抑えるのが基本です。ピアスや指輪などは、小さく控えめなものを選びましょう

装飾品で個性を表現したくなる気持ちは理解できますが、面接の場では清潔感と落ち着きが求められます。

③ バッグ・時計・小物も「ビジネス向き」を意識する

服装が整っていても、持ち物が学生らしすぎると全体の印象がちぐはぐになってしまいます

バッグはリュックではなく、黒や紺のビジネスバッグを選んでください。A4サイズの書類が入るシンプルなものが最適です。

時計もスポーティーなものやデジタル表示のものは避け、シンプルなデザインのアナログ時計がおすすめ。

ペンケースやハンカチ、メモ帳などの小物類も整理整頓されているかどうか見られるポイントになるため、油断しないようにしましょう。

④ ウェブ面接では背景・照明・カメラ位置にも配慮する

ウェブ面接では、服装だけでなく画面越しの見え方にも気を配る必要があります。まず背景はできるだけ白や無地の壁を背にし、部屋の生活感が映らないようにしてください。

部屋干しの洗濯物や散らかった棚などが映り込むと、印象が悪くなるおそれがあります。

照明は顔が明るく見えるように前方から当て、逆光にならないよう調整しましょう。カメラの位置は目線と同じ高さに合わせることで、自然な対話が可能になります。

事前にカメラ・マイク・通信環境も確認しておけば、安心して面接に臨めるでしょう。

面接前の服装・身だしなみチェックリスト

面接では服装ばかりに意識が向きがちですが、細かい身だしなみの差が印象を大きく左右します。第一印象で信頼感を得るには、全体の清潔感が重要です。

ここでは、面接前に見直しておきたい3つのタイミングを紹介します。

  1. 前日までに確認しておくこと
  2. 当日の朝に最終確認すべきこと
  3. 面接直前に鏡で見直すべきこと

① 前日までに確認しておくこと

面接の前日は、服装や持ち物を整える大事な準備の時間です。スーツやシャツにシワや汚れがないか確認し、必要ならアイロンをかけてください。靴の汚れやかかとのすり減りにも注意が必要です。

髪型も軽く整えておくと、翌朝の準備がスムーズに進みます。また、バッグの中身が乱雑になっていないか、必要な書類が揃っているかどうかも忘れずに確認しましょう。

前日までに準備を終えておけば、当日の余裕が生まれ、落ち着いて面接に臨めるはずです。

② 当日の朝に最終確認すべきこと

当日の朝は、身だしなみの最終チェックを行うタイミングです。シャツの襟や袖口、スーツ全体に目立つ汚れやシワがないか確認しましょう。

髪は清潔感のあるスタイルを意識し、寝ぐせが残っていないかどうかもチェックしてください。女性はメイクが濃くなりすぎていないか、男性はヒゲの剃り残しがないかもポイントです。

靴を履く前に、再度汚れを確認して磨いておくと安心でしょう。時間に追われると見落としがちなので、出発前に5分だけでも余裕を持って見直してください。

③ 面接直前に鏡で見直すべきこと

面接会場に着いたら、最終確認をしましょう。移動中に髪が乱れていたり、マスクの跡が顔に残っていたりすることもあります。

トイレなどで鏡を使い、髪型や顔まわり、シャツの乱れをチェックしてください。ネクタイが曲がっていないか、ズボンやスカートの裾が崩れていないかも忘れずに確認しましょう。

緊張から姿勢が悪くなってしまうこともあるため、一度深呼吸をして背筋を伸ばすのも効果的です。こうした小さな調整が、面接官に好印象を与える決め手になります。

面接の服装に関するよくある質問

就活中には、「スーツじゃなくていいの?」「カジュアルってどこまでOK?」といった疑問が出てくることもあるでしょう。服装は第一印象を左右する大事な要素です。

ここでは、就活生が悩みやすい4つの質問について、わかりやすく解説します。

  1. ビジネスカジュアルと私服の違いは?
  2. カジュアル指定でもスーツを着るのはいい?
  3. 面接でマスクはつけたままでいい?
  4. オンライン面接でもスーツを着るべき?

① ビジネスカジュアルと私服の違いは?

ビジネスカジュアルと私服は、似ているようで意味がまったく異なります。

ビジネスカジュアルは「ビジネスの場にふさわしいカジュアルスタイル」のことで、ジャケットや襟付きのシャツ、落ち着いた色のパンツなどが基本です。一方で私服は、あくまで普段着のことを指します。

「私服可」と書かれていても、Tシャツやデニムなどラフすぎる格好は避けたほうが安全です。迷った場合は、ビジネスカジュアル寄りの服装を選ぶのが無難でしょう。

② カジュアル指定でもスーツを着るのはいい?

カジュアル指定でも、スーツを着ていって問題ありません。迷ったときはスーツのほうが安心でしょう。ただし企業によっては、「やや堅すぎる」と見られることもあるでしょう。

たとえば、IT系やベンチャー企業ではラフな服装が好まれる傾向にあります。そのため、会社の雰囲気や業界特性を事前に調べておくことが大切です。

自由な服装といっても、何を着てもよいわけではありません。企業ごとに適したバランスを見極めてください

③ 面接でマスクはつけたままでいい?

面接時のマスク着用は、場面に応じて対応するのが基本です。待機中や受付ではマスクをつけていて問題ありませんが、面接が始まったら「失礼いたします」と一言添えて外すのが丁寧です。

表情が見えることで、コミュニケーションもしやすくなります。

ただし、企業側から「着用したままで」と指示がある場合は、それに従ってください。面接官への配慮や柔軟な対応ができるかどうかも評価につながります。

④ オンライン面接でもスーツを着るべき?

オンライン面接でも、基本的にはスーツの着用をおすすめします。画面越しでもきちんとした服装は好印象を与えるからです。

ただし、企業の案内やホームページにカジュアルな雰囲気が見られる場合は、ビジネスカジュアルでも問題ないこともあります。

また、上半身だけでなく下半身も油断しないでください。急な動きで映り込むこともあるため、全体を整えておくほうが安心です。対面でもオンラインでも、誠実さは服装に表れます。

面接での服装の基本を押さえて第一印象で差をつけよう!

面接では、服装が第一印象をよくするために大切で、しっかりとマナーを守れていないと印象が面接の冒頭から悪くなってしまいます。基本マナーを守るだけでなく、業界や社風に合わせた柔軟な判断も必要です。

男性・女性それぞれに適したスーツの選び方、オフィスカジュアル対応のポイント、そして季節に応じた身だしなみも、成功のカギを握ります。

また、面接前のチェックや服装以外の気配りも重要です。清潔感を意識しながら、自分らしさも適度に表現することが評価につながるでしょう。

服装選びは、面接への意気込みを伝える一つの手段です。服装に迷ったときは、TPOに合った落ち着いたスタイルを心がけてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。