二次面接で落ちる原因を徹底解説|落ちるフラグや通過率を上げる方法も紹介
この記事では、二次面接で落ちてしまう主な原因を解説しています。
また、二次面接に落ちてしまう原因だけでなく、落ちる人の特徴や見逃しがちな面接官の落ちるサインも紹介しています。
二次面接通過のために、頻出質問への答え方、意欲を示す逆質問も収録しているので、最後まで読んで二次面接通過を目指しましょう!
面接で選考通過を目指そう!
記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
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吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
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人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
詳しく見るまずはおさらい|二次面接と一次面接の違いとは?

就職活動での「一次面接」と「二次面接」は、どちらも面接ではあるものの、目的や評価されるポイントが大きく異なります。
この違いを理解していないと、一次面接を通過した安心感のまま対策を怠り、思わぬ形で二次面接に落ちてしまうこともあるでしょう。
ここでは、両者の違いを整理しながら、効果的な準備のための視点を紹介します。
- 一次面接
- 二次面接
①一次面接
一次面接では、主に「社会人としての基本的な素養」が評価されています。たとえば、最低限のマナーや丁寧な受け答え、自己紹介がきちんとできるかといった点です。
また、会話のキャッチボールが成立するかどうかも大切なチェック項目の一つでしょう。企業側はこの段階で、基本的なコミュニケーション能力や協調性を見ています。
そのため、自己PRや志望動機に多少の甘さがあっても、人柄が伝わる対応ができれば通過するケースもあります。とはいえ、「感じがいい」だけでは先には進めません。
次の面接に向けて、より深い準備が求められることを念頭に置いておきたいところです。
②二次面接
二次面接では、一次とは異なり「配属先で活躍できるかどうか」が評価されます。面接官が現場の社員や責任者になることも多く、実務に近い視点での質問が増える傾向にあるでしょう。
企業との相性、志望度の高さ、自社に合う人材かどうかが特に重視されるため、表面的な受け答えだけでは十分とは言えません。
また、一次面接と内容に一貫性があるかも問われます。矛盾のある発言をしてしまうと信頼性を欠き、評価が下がってしまう恐れもあるでしょう。
だからこそ、自分の強みや志望動機を企業ごとに見直し、経験と志望理由のつながりを明確にして臨む姿勢が大切です。
一次面接 | 二次面接 |
社会人としての基本的な素養」が評価 | 「配属先で活躍できるかどうか」が評価 |
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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二次面接で落ちる理由

二次面接で落ちる学生には、共通する原因があります。一次面接を通過しても、その勢いだけで二次に臨むと評価されないケースが少なくありません。
ここでは、落ちやすい代表的な理由を5つに整理し、対策を考えるための視点を紹介します。
- 企業理解が浅いため
- 自己PRが曖昧で強みが伝わらないため
- 志望度や熱意が面接官に伝わらないため
- 企業の求める人物像とマッチしていないため
- 受け答えが表面的で深掘りに耐えられないため
① 企業理解が浅いため
企業に対する理解が浅いと、志望理由に説得力がなくなります。「なぜこの会社なのか」と問われたとき、具体的な回答ができない場合は要注意です。
企業理念や事業内容を調べるのは基本ですが、自分の経験や価値観とどうつながるのかを語れるかがポイントになります。
表面的な調査だけで終わらず、「この企業で働く理由」を自分の言葉でしっかり話せるようにしてください。
② 自己PRが曖昧で強みが伝わらないため
自己PRが漠然としていると、印象に残りません。自分の強みを伝えるには、その裏付けとなる具体的なエピソードが必要です。
そして、ただの自慢話にならないよう、その経験を通して得た気づきや学びも含めると説得力が増します。
さらに、その強みが応募先企業でどう活かせるかまで言及できると、より評価されやすくなるでしょう。
③ 志望度や熱意が面接官に伝わらないため
熱意が伝わらないと、「他社でも良いのでは」と思われてしまいます。たとえば、企業研究が不足していると、質問に対する回答が抽象的になり、意欲が感じられません。
企業の魅力を自分なりに解釈し、共感したポイントを話すと気持ちが伝わりやすくなります。また、逆質問の場面でも積極性が見えると好印象を残せるでしょう。
熱意が伝わらない原因の多くは、「自分の言葉で話していないこと」にあります。面接官としては、自分なりの言葉で語られたエピソードや企業理解にこそ本気度を感じます。
また、志望度や熱意を伝えるためには逆質問も有効ですが、これも「なぜその質問をするのか」という背景まで伝えると、私たちも印象に残りやすいですね。
④ 企業の求める人物像とマッチしていないため
どれだけ能力があっても、企業の文化や価値観と合わないと選考に通るのは難しいです。
マッチ度を高めるには、企業が大切にしている価値や働き方を把握し、それと自分の性格や経験がどう一致しているのかを伝えることが効果的です。
自分らしさを失わずに、相手企業との接点を見つけてください。
新卒選考の場では、スキルよりも「この人と一緒に働きたいか」という視点が非常に重視されます。企業との価値観のズレは、想像以上に大きな不安要素になるんですよね。
私たちも面接中、「この考え方、うちの職場と合いそうだな」と感じられるかを無意識に見ています。企業独自の文化と自分のスタンスが交差する部分を、しっかりと示しましょう。
⑤ 受け答えが表面的で深掘りに耐えられないため
二次面接では、より本質的なやりとりが求められます。エピソードの背景や考え方まで掘り下げて話せるかどうかが評価の分かれ目です。準備不足だと、少し踏み込まれた質問に詰まってしまいがちに。
あらかじめ「なぜそうしたのか」「どう感じたのか」といった観点から自分の行動を振り返り、深く答えられるようにしておきましょう。
面接が不安な人必見!振り返りシートで「受かる」答え方を知ろう

面接落ちを経験していくと、だんだんと「落ちたこと」へのショックが大きくなり、「どこを直せばもっとよくなるんだろう?」とは考えられなくなっていくものですよね。
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二次面接で落ちるフラグとは?

二次面接での手応えに不安を感じたことはありませんか。実は、面接中のちょっとしたやりとりの中に「落ちるフラグ」が隠れていることがあります。
ここでは、面接官の反応や面接の進行から見えてくる、よくある6つの兆候を紹介しましょう。
- 面接官の態度がそっけない
- 質問が定番ばかりで深掘りされない
- 逆質問の機会が与えられない
- 面接時間が極端に短い
- 「次の選考」の話が一切出ない
- 最後に一言を求められて終わる
① 面接官の態度がそっけない
面接官が無表情で話を進め、うなずきや共感を示す反応がほとんど見られない場合は注意が必要です。
話していても目が合わず、メモも取られずに会話が淡々と進むと、興味を持たれていない可能性があります。質問に答えてもリアクションが薄く、次の質問へ流れるように移るときも要警戒です。
ただし、面接官の性格や体調、担当のスタイルによるものかもしれません。あくまで1つの兆候として客観的に捉える姿勢が重要です。
面接官によっては「これ以上は聞く必要がない」と判断してそっけない態度を取る人も確かにいますが、そっけない面接官が全て不合格判定をしているとは限りません。
誰にでも冷静な態度を取っている、あるいはあまり表情が変わらないだけのこともあります。表情だけで判断せず、面接全体の雰囲気を冷静に読み取ることが大切ですよ。
② 質問が定番ばかりで深掘りされない
「自己紹介をお願いします」「ガクチカを教えてください」など、よくある質問だけで終わる面接は、関心が持たれていない可能性があります。
面接官がその内容をさらに掘り下げてこない場合、評価の対象から外れていることも考えられるでしょう。
通常、魅力を感じた候補者には「そのとき何を意識していたか」「別の選択肢はなかったのか」など、思考プロセスを確認する質問が続くものです。
表面的なやり取りだけで終わるようであれば、次の選考に進む可能性は低いかもしれません。
定番質問で終わってしまう背景には、「回答が簡潔すぎて深掘りができない」というパターンもあります。
実際に私たちも、簡潔さを優先しすぎた回答には「これ以上突っ込んで聞けることがないな……」と感じがちです。1つの回答で全て説明しようとせず、深掘りの余地を残しておきましょう。
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③ 逆質問の機会が与えられない
面接の終盤に「何か質問はありますか」と逆質問の時間が設けられないケースも、注意すべき兆候です。
逆質問は、応募者の意欲や理解度を確認する重要な機会であるため、あえて時間を取らないということは、不合格が既定路線になっていることを示唆する場合があります。
ただし、時間が押していたり、面接官のミスで忘れてしまったりする可能性もあるため、必ずしも一因とは限りません。万が一聞かれなかった場合でも、前向きな姿勢で最後まで取り組むことが大切です。
④ 面接時間が極端に短い
予定された時間より明らかに早く終了した場合、特に注意が必要です。たとえば15分の予定が、10分以内に終わってしまうようなら、最初から合格の可能性が低いと判断されていた恐れもあるでしょう。
もちろん、前の面接が長引いて調整が必要だったり、面接官の業務都合による短縮など、外的要因も考えられます。
しかし、質問数が少なく、会話があまり膨らまなかった印象があれば、評価されていない可能性が高いでしょう。冷静に振り返り、次に活かせる学びを見つけてください。
⑤ 「次の選考」の話が一切出ない
面接の最後に「次は○○部門との面談になります」や「1週間以内にご連絡します」といった説明がまったくない場合、通過の見込みが薄いと考えられます。
一般的に、面接が順調に進んだ場合には、次のステップについて軽く触れられることが多いため、何もアナウンスがなければ慎重に構える必要があるでしょう。
落ちたと断定せず、結果を待ちつつ他の企業の準備も並行して進めるのが賢明です。視野を広げて、チャンスを複数確保しておきましょう。
⑥ 最後に一言を求められて終わる
「最後に何か一言ありますか」と聞かれてすぐに面接が終了した場合は、やや気を引き締めたいところです。
この場面では、本来なら意欲の再確認や逆質問が行われることが多いため、形式的な締めくくりだけで終わると関心が薄いと捉えられている可能性も否定できません。
ただし、この質問は印象を左右するチャンスでもあります。たとえ面接全体の手応えが微妙だったとしても、最後に熱意を込めて感謝や意欲を伝えれば、ポジティブな印象を残すことができるでしょう。
二次面接で落ちる割合

一次面接を通過すると安心してしまう人も多いですが、実は二次面接で落ちる学生は少なくありません。
ここでは、実際の通過率や落ちる割合の目安を紹介しながら、気を抜くことができない理由をわかりやすく解説します。
結論から言えば、二次面接の通過率はおおよそ30〜50%ほどといわれています。つまり、2人に1人、あるいはそれ以上が落ちる可能性があるということです。
一次面接と比べて競争倍率が下がっているように見えても、実際には企業の目はより厳しくなっています。
というのも、二次面接では現場社員や役職者が面接官を務めることが多く、実務の視点での選考に切り替わるからです。
この段階では、単なる人柄や受け答えの丁寧さだけでは評価につながりません。志望度の高さや企業理解、配属後の活躍イメージまでが求められます。
一次面接を通過できたからといって気を緩めず、もう一段階レベルアップした準備が必要でしょう。
二次面接で落ちる確率を下げる方法

二次面接での合格率を、少しでも上げたいと考える就活生は多いでしょう。一次面接を通過した段階だからこそ、ここでの準備が次の選考への分かれ道になります。
ここでは、特に効果的な5つの対策を紹介します。
- 自己分析を深めて経験と志望を結びつける
- 企業・業界研究で差別化を図る
- 一次面接を振り返り矛盾点を見直す
- 面接頻出質問を想定して準備する
- 逆質問の質を高めて熱意を伝える
① 自己分析を深めて経験と志望を結びつける
説得力のある回答には、一貫性と自分の言葉が必要です。そのためには、自己分析を丁寧に行い、自分の価値観や強みを整理しておくことが重要でしょう。
それらが志望企業の方向性とどう関係するかまで落とし込めると、評価されやすくなります。表面的な自己紹介ではなく、自分らしさが伝わる内容を準備してください。
さらに、自分が経験した出来事をもとに、どのように考え、何を学び、今後どう活かしていきたいかまでを言語化できると、面接官の印象に残りやすくなります。
自己分析では、志望動機などに関して「なぜそう考えるようになったのか」という背景まで掘り下げましょう。回答の説得力に関わるので、私たちも面接練習の中で、回答の背景の浅さを指摘しがちです。
企業のビジョンや事業内容と、自分の経験や価値観がどうつながるのかまで整理して回答すると、「この人と働きたい」と感じてもらえる確率はぐっと高まりますよ。
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② 企業・業界研究で差別化を図る
企業研究が浅いと、志望動機がありきたりに見えてしまうこともあるでしょう。特に二次面接では「なぜこの会社か」という問いに対し、具体的な回答が求められます。
企業の理念や取り組みに共感する部分と、自分の目指す方向性との重なりを意識しながら準備しておくと、説得力が増すでしょう。
さらに、同業他社との違いにも触れながら、なぜこの企業を選んだのかを説明できると、面接官にしっかりと志望度が伝わります。業界動向も押さえておくことで、より深みのある回答が可能です。
「企業研究=企業HPを読むこと」と思っている方が多いですが、それだけでは差別化は難しいです。IR情報やプレスリリース、業界専門誌なども活用して視野を広げましょう。
また、「業界地図」や「四季報業界版」などの業界構造が理解できる情報も重要です。各業界がどう成長しているのかを把握し、志望動機に情報を盛り込みましょう。
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①人気業界・注目企業の特徴や選考傾向をまとめてチェック
②志望動機や自己PRに活かせる具体的な情報が手に入る
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③ 一次面接を振り返り矛盾点を見直す
二次面接では、一貫性のある受け答えが大切です。一次面接で話した内容を振り返り、食い違いが起こらないように整理しておきましょう。
記憶が曖昧な場合は、面接直後に書いたメモや、提出したエントリーシートを見直しておくと安心です。面接官は、内容のつながりをしっかり確認しています。
加えて、一次面接での質問内容やフィードバックを覚えていれば、それに沿って準備を進めることができ、より信頼感のある受け答えができるでしょう。
一次面接の内容と矛盾しない受け答えをするためには、回答の流れやエピソードの起承転結などの「大まかな構造」を理解し、回答の軸をブレさせないことが重要です。
特に要注意なのは「志望動機」や「自己PR」の変化です。企業ごとに内容を調整している場合でも、軸がぶれないように「共通する価値観」だけは貫きましょう。
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④ 面接頻出質問を想定して準備する
志望動機やガクチカ、将来のビジョンなど、定番の質問に対する準備は欠かせません。これらの質問に対し、自信を持って答えられるよう練習しておくことが大切です。
書くだけでなく、声に出して話してみることで、自然に答えられるようになります。頭の中だけの準備に留めず、実践を意識してください。
録音して聞き返す、自分の表情や話し方を動画でチェックするなど、アウトプットの質も磨いておくと、本番で落ち着いて対応できるようになります。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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⑤ 逆質問の質を高めて熱意を伝える
逆質問は、面接官に興味や意欲をアピールする大きなチャンスです。
抽象的な質問ではなく、「〇〇のプロジェクトでは、どのようなチーム体制で進めていますか」など、具体的で実践的な内容を意識しましょう。
企業理解と自分の将来像が結びついていると感じてもらえる質問ができると、好印象につながります。
また、同じ質問を使い回すのではなく、企業ごとの特色を捉えたオリジナルの質問を用意することで、準備の丁寧さや意欲の高さを印象づけることができるでしょう。
二次面接の頻出質問とその回答例

二次面接では、一次よりも質問内容が深くなり、志望理由や自己PRの完成度がより重視されます。
面接官は、あなたの志望度の高さや論理的な思考力、そして実務に通じる適性を見極めようとしているものです。ここでは、よく聞かれる5つの質問とその回答の考え方を紹介します。
- 志望動機:「この企業で働きたい理由」を明確にする
- 自己PR:再現性のある強みの伝え方を工夫する
- ガクチカ:成果とプロセスをロジカルに話す
- キャリアプラン:入社後の成長ビジョンを描く
- 選考状況:他社との違いを意識し熱意を示す
面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。
そんな方は、就活マガジン編集部が用意した「面接質問集100選」をダウンロードして、よく聞かれる質問を事前に確認して不安を解消しましょう。
また、孤独な面接対策が「不安」「疲れた」方はあなたの専属メンターにお悩み相談をしてみてください。
① 志望動機:「この企業で働きたい理由」を明確にする
志望動機では、「なぜこの会社なのか」が問われます。ただ「業界に興味がある」と答えるだけでは弱いため、企業の特徴と自分の経験や考えがどうつながるかを明確にしてください。
経験から得た価値観を重ね合わせると説得力が増します。
⦅質問例⦆
なぜ当社を志望されたのですか?
⦅回答例⦆
私は海外展開に力を入れている企業で働きたいと考えています。貴社の東南アジア市場での成長戦略に強く惹かれました。 学生時代にタイへ短期留学した経験を活かし、グローバルな現場で価値を届ける挑戦がしたいと考えています。将来的には現地法人の立ち上げにも関わりたいです。 |
私たちは「この会社でなければならない理由」が言語化されているかを注目しています。自社の特徴に触れていない志望動機を見ると、「企業理解が薄いのかも」と感じることもあります。
また、「その企業でやりたいこと」だけでなく、「なぜやりたいのか」を裏付けるエピソードがあると説得力が増します。実体験を交えて話しましょう。
② 自己PR:再現性のある強みの伝え方を工夫する
自己PRでは、強みの再現性が問われます。「一度だけ発揮できた能力」ではなく、「今後も繰り返し発揮できる力」として伝えられるかがカギです。
経験と行動、そこから得た学びまでを一貫して話せるようにしましょう。
⦅質問例⦆
あなたの強みと、それがどのように発揮されたか教えてください。
⦅回答例⦆
私の強みは責任感です。大学のゼミではリーダーとして論文発表を担当しました。全員の意見を集約し、スケジュールを管理しながら、期限内に完成させることができたのが心に残っています。 この経験から、目標に向けて周囲を巻き込みながら動く力を身につけました。 |
自己PRでは、「強み」が学生時代の活動だけでなく、「仕事」という状況でも活かせるのかを見極めています。強みが発揮された場面を詳しく説明し、再現性がある力だとアピールしましょう。
また、面接では抽象的な表現に頼りすぎると、強みが曖昧に映ってしまいます。「きっかけ→行動→成果」の流れが自然に伝わるかどうか、自己PRの構造を確認してくださいね。
③ ガクチカ:成果とプロセスをロジカルに話す
「学生時代に頑張ったこと」は多くの企業で聞かれます。ここでは成果だけでなく、課題にどう向き合い、どんな工夫をしたかという過程も重視されます。
数字や変化を交えることで、より伝わりやすくなるでしょう。
⦅質問例⦆
学生時代に一番力を入れたことは何ですか?
⦅回答例⦆
学園祭の実行委員会で広報を担当し、来場者数を前年比1.5倍に増やしました。SNSを使った動画配信を提案し、チームで週1本の投稿を継続。フォロワー数は2か月で約3倍に増えました。 新しい方法に挑戦し、結果を出せたことが自信につながっています。 |
ガクチカでは、「どんな成果が出せたか」よりも「どう考えて行動したか」を評価します。私たちも、行動の背景や思考の流れに関する質問を投げかけ、その人の価値観を確かめることがあります。
また、成果についても、その成果を出すためにどんな工夫や改善を行なったのかを具体的に語れると説得力が増しますよ。
④ キャリアプラン:入社後の成長ビジョンを描く
キャリアプランを聞かれた際は、短期・中長期の目標を意識して答えるのがおすすめです。
現場経験を積んだあと、どんな役割を担いたいのか、企業への貢献の意識が伝わる内容にすると評価されやすいでしょう。
⦅質問例⦆
入社後、どのようなキャリアを描いていますか?
⦅回答例⦆
入社後は営業として顧客対応の力を磨きたいです。その後、商品企画に携わり、顧客ニーズを反映した提案ができる人材を目指します。 5年後には若手社員の育成にも関わり、チームを支える存在になりたいと考えています。 |
キャリアプランの質問では、「なぜそのキャリアを志すのか」という理由づけが伴っているかが重要です。実現に向けてどのような意識を持っているかが重要になります。
また、自社に合った成長イメージになっているかも見ています。ビジョンを描くだけでなく、「この会社だからこそこれを実現したい」という軸を意識しましょう。
⑤ 選考状況:他社との違いを意識し熱意を示す
他社の選考状況を聞かれたときは、企業への比較だけでなく「なぜこの企業を選びたいのか」に焦点を当てて話すのがポイントです。
選考中の他社について正直に伝えつつ、自社の魅力にしっかり言及しましょう。
⦅質問例⦆
他に選考を受けている企業はありますか?
⦅回答例⦆
はい、IT業界を中心に3社選考中です。その中でも貴社は、若手でも新規事業に関われる風土に魅力を感じています。 社員インタビューで「入社2年目でプロジェクトを任された」という話に刺激を受け、自分も挑戦したいと強く思いました。 |
選考状況の質問で重要なのは、なぜこの企業なのかを明確に伝えることです。私たちも、「どうして競合他社を選ばなかったのか」「自社の何が魅力だと感じたか」には非常に注目しています。
複数の業界を受けている場合でも、「この企業に惹かれた理由」が具体的なら問題ありません。企業分析を踏まえて「志望企業にしかない魅力」を押さえた回答を目指しましょう。
二次面接で意欲アピールにつながる逆質問例

逆質問は面接の終盤に与えられる重要な機会です。単なる疑問の解消ではなく、自分の志望度の高さや企業への理解を示すために活用しましょう。
ここでは、特に印象に残りやすい逆質問を3つの切り口で紹介します。
- 働き方・社風に関する逆質問
- 面接官のキャリアや部署に関する逆質問
- 志望度の高さを示す逆質問
① 働き方・社風に関する逆質問
職場環境や人間関係についての質問は、入社後の働き方をイメージしている姿勢を伝えるのにおすすめです。社風やチームワークへの関心を持っていることもアピールできます。
質問例 | 意図 |
---|---|
入社後の1日のスケジュールを教えていただけますか? | 実際の働き方を把握しようとする姿勢を示せます。 |
社員同士のコミュニケーションにはどのような特徴がありますか? | チームへの馴染みやすさや協調性への関心が伝わります。 |
働いていて感じる、御社らしい文化はありますか? | 社風への理解と共感をアピールできます。 |
② 面接官のキャリアや部署に関する逆質問
面接官自身の経験に基づく質問は、相手との信頼関係を築きやすくします。現場に対する理解を深めたいという姿勢も、プラスに働くのがメリットです。
質問例 | 意図 |
---|---|
現在の業務で最もやりがいを感じる瞬間はどんなときですか? | 実際の仕事内容ややりがいに興味を持っていることを示せます。 |
配属先の部署ではどのような能力が特に求められますか? | 自身の強みが活かせるかを確認したいという意欲につながります。 |
入社から現在までで、印象に残っている挑戦はありますか? | 自分もそのような経験をしたいという姿勢をアピールできます。 |
③ 志望度の高さを示す逆質問
熱意をストレートに伝える逆質問も有効です。ただし、あらかじめ企業研究を行い、興味関心が表面的にならないよう工夫してください。
質問例 | 意図 |
---|---|
活躍するために、入社前から意識しておくべきことはありますか? | 早期から準備したいという積極性を伝えられます。 |
新人向けの研修や成長支援について、詳しく教えていただけますか? | 入社後の成長意欲と姿勢が伝わります。 |
内定をいただいた場合、入社までに学んでおくと良いことは何でしょうか? | 入社後も意欲的に取り組む姿勢が印象づけられます。 |
二次面接後に差がつく!お礼メールの重要性

二次面接が終わると、安心して気が緩んでしまいがちですが、実は面接後のお礼メールが印象を大きく左右する場合があります。
お礼メールは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、志望度の高さやビジネスマナーを示す手段として有効です。
特に選考が進んだ段階では、こうした行動一つが印象を分ける要素になることもあるでしょう。
お礼メールは、面接当日中に送るのが基本です。件名には「面接のお礼」や「氏名・大学名」を入れて分かりやすくし、本文は短く簡潔にまとめてください。
内容としては、まず面接の機会への感謝を伝えたうえで、面接で印象に残った話題や学び、自身の意欲を一言添えると自然です。
読みやすさを意識しつつ、相手に敬意が伝わるような言葉遣いを心がけましょう。
メールの文面はフォーマルに、かつ丁寧な構成が好まれます。下記のような例文を参考に、自分の言葉で調整して使ってみてください。
<お礼メールの例文>
件名:本日の面接のお礼(〇〇大学・山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 本日はご多忙のところ、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。 貴社の事業方針や展望について直接お話を伺い、より一層入社への意欲が高まりました。 特に、〇〇様の「若手に裁量がある環境」というお話に心を動かされ、自分もそのような場で成長していきたいと強く感じました。 引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――― 山田 太郎 〇〇大学 経済学部 3年 電話:090-1234-5678 メール:yamada.taro@example.com ―――――――――― |
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二次面接で落ちてしまった原因を理解して次の選考に活かそう!

二次面接で落ちる原因は、企業理解や自己PRの曖昧さ、志望度の低さなど、表面的な準備不足に集約されます。さらに、面接官の反応や逆質問の流れから「落ちるフラグ」を察知することも重要です。
実際の二次面接での落ちる割合や確率を意識しながら、志望動機や強みを具体的に伝える工夫が求められます。面接後のお礼メールや、意欲が伝わる逆質問も評価につながるポイントです。
結論として、二次面接を突破するには、一次面接との違いを理解したうえで、対策を多角的に進めることが成功への近道となります。
基本をおさえ、熱意を行動で示すことが内定への一歩につながるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。