公務員エントリーシートの書き方と例文|志望動機・自己PRも解説
この記事では、公務員のエントリーシートの基本的な書き方を紹介しています。
基本的な書き方だけではなく、志望動機・自己PRの具体的な書き方など項目ごとの解説や、採用担当者が読みやすくするポイントも紹介しています。
例文も収録しているので、公務員のエントリーシートに苦戦している方は例文から確認してみても良いですよ。
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公務員のエントリーシートはアピール力が大切

公務員のエントリーシートでは、自分をどうアピールするかが重要です。安定志向のイメージが強い公務員ですが、実際には積極性や主体性のある人材が求められています。
エントリーシートは、採用担当者があなたを初めて知る手がかりです。だからこそ、内容が曖昧だったり、ただ志望動機を並べただけのものでは十分な評価を得られないでしょう。
最も大切なのは、自分の経験や価値観を通じて「どのように貢献できるか」をはっきりと伝えることです。
たとえば、ボランティア活動を「困っている人を助けたい」という想いにつなげて語れば、公共の利益を意識している姿勢を自然にアピールできます。
また、目指す自治体や官庁によって求められる人物像は異なるため、それぞれに合わせてエントリーシートの内容を調整することが欠かせません。
エントリーシートは単なる応募書類ではなく、自分の魅力を伝えるプレゼン資料だと考えるとよいでしょう。
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公務員のエントリーシートとは?

公務員を目指す就活生にとって、エントリーシートは避けて通れない最初の関門です。
民間企業とは異なる点が多く、特有の書き方や重視される要素を理解しないまま提出してしまうと、選考を通過できない可能性があります。
公務員のエントリーシートは、面接前に提出する自己紹介書のようなもので、志望動機や自己PR、学生時代の経験などを通じて、自分の価値観や人柄、適性をアピールするための書類です。
民間企業のように多数の企業に同時応募するケースは少ないため、1通1通がより慎重に見られる傾向にあります。
また、自治体や職種によって求められる人物像が異なるため、同じ内容を使い回すと評価が下がるおそれがあります。
提出時期や方法も自治体ごとに異なるため、情報収集を怠ると締切に間に合わないこともあるでしょう。
公務員エントリーシートは、事前の準備と確認が合否に直結するといっても過言ではありません。しっかりと情報を集めたうえで、自分らしさを伝える内容に仕上げることが大切です。
公務員のエントリーシート提出・記入の基本情報

公務員のエントリーシートを提出する際には、提出時期や方法、記入すべき内容など、あらかじめ知っておくべきポイントがいくつかあります。
こうした基本情報を押さえておかないと、締切に間に合わなかったり、評価を落とすような記入ミスにつながるおそれもあるでしょう。
ここでは、公務員エントリーシートを準備するうえで重要なポイントを順に解説します。
- 提出時期は職種や自治体で異なる
- 提出方法はWebまたは書面持参が一般的
- 主な記入項目は志望動機・自己PR・学生時代の経験
- 民間と比べて志望動機の比重が大きい
① 提出時期は職種や自治体で異なる
エントリーシートの提出時期は、公務員試験の種類や各自治体のスケジュールによってばらつきがあります。
国家公務員と地方公務員では試験日も異なるため、それに伴って提出のタイミングも変わってくるでしょう。
早いところでは大学3年の冬から受付が始まることもあるため、志望する自治体の公式情報は早めに確認してください。
「民間企業の選考と重なって提出を忘れた」といったミスは避けたいものです。締切を逃すと、それだけで選考対象外になる可能性があります。
提出スケジュールをしっかり把握し、計画的に準備しておくことが大切です。
② 提出方法はWebまたは書面持参が一般的
公務員のエントリーシート提出方法は、主にWebか紙の2通りです。最近ではオンライン提出が主流になりつつありますが、自治体によっては書面での持参や郵送を求めるケースも少なくありません。
特に地方では、紙での提出が根強く残っています。Web提出の場合は、専用フォームへの入力ミスや誤送信に注意しましょう。
一方で紙の提出では、字の丁寧さやレイアウトの見やすさが印象を左右します。提出方法に応じた対策を講じることで、丁寧な印象を与えることができるはずです。
③ 主な記入項目は志望動機・自己PR・学生時代の経験
エントリーシートにおいてよく求められるのは、志望動機・自己PR・学生時代に力を入れた経験です。
中でも公務員は、「なぜその仕事に就きたいのか」「なぜその自治体を選んだのか」といった明確な動機が重視される傾向があります。
自己PRでは、自分の強みを一方的に語るのではなく、協調性や責任感など、公務に必要な資質を具体例とともに伝えることが大事です。
学生時代の経験については、何を学び、どう活かせるかまで言及すると説得力が増すでしょう。各項目の意図を正しく理解し、バランスの取れた構成を心がけてください。
④ 民間と比べて志望動機の比重が大きい
公務員のエントリーシートでは、民間企業に比べて志望動機の重要性が格段に高いです。
というのも、公務員は営利ではなく公共のために働く職業であるため、その動機に真剣さや具体性が求められるからです。
たとえば「地域の福祉に貢献したい」と書くだけでは不十分で、そう思うに至った背景や実際にどのように貢献したいのかまで踏み込んで伝える必要があります。
ありきたりな表現では、他の応募者との差がつきません。自分の経験や想いと結びつけて、深みのある動機を伝えてください。
公務員のエントリーシートを見やすくする書き方

採用担当者にしっかりと内容を伝えるには、エントリーシートの「見やすさ」がとても大切です。どれだけ中身が優れていても、読みにくければ印象に残りません。
ここでは、公務員試験におけるエントリーシートを読みやすく整えるためのポイントを3つ紹介します。
- 構成はPREP法を使う
- 文字サイズ・フォントは読みやすさを意識する
- 記入欄は8割以上を丁寧に埋める
①構成はPREP法を使う
読みやすく伝わる構成として効果的なのが、PREP法(Point→Reason→Example→Point)です。
はじめに結論を述べることで、読む側の理解が早まり、話の筋もつかみやすくなります。
次に理由を示し、具体例を挙げて内容を深め、最後にもう一度要点をまとめて締めくくる流れにすると、自然な文章になるでしょう。
たとえば「人の役に立つ仕事がしたい」と伝える場合でも、理由や経験を挟んで説明すれば説得力が増します。
書く前に構成を意識することで、内容の整理にもつながり、自己PRや志望動機に一貫性が生まれやすくなるでしょう。
②文字サイズ・フォントは読みやすさを意識する
エントリーシートの文字が小さすぎたり、クセのあるフォントだったりすると、読み手に負担をかけてしまいます。パソコンで作成する場合は、指定された書式に従いましょう。
手書きであれば、ていねいで整った文字を意識してください。読みやすさは第一印象にも関わる大事な要素です。
また、字と字の間が詰まりすぎたり、行間がバラバラだったりすると、視認性が下がってしまいます。余白とのバランスも大切です。
見た目が整っていると、それだけで「この人は細かい部分まで気を配れる」と感じてもらえるかもしれません。
③記入欄は8割以上を丁寧に埋める
エントリーシートでは、書く量も評価の一部と見なされることがあります。記入欄が空白だらけだったり、数行だけで終わっていたりすると、熱意が伝わりにくくなってしまうでしょう。
目安として、各欄の8割以上をていねいに埋めることを意識してください。とはいえ、ただ文字数を増やすだけでは意味がありません。内容が薄くなると逆効果です。
書き始める前に伝えたいことを整理し、構成を考えることで、質と量のバランスが取りやすくなります。見た目の充実感と中身の濃さを両立させることが、評価されるエントリーシートへの近道です。
公務員エントリーシートの志望動機の書き方

公務員のエントリーシートでは、志望動機がとても重要な評価ポイントです。受験者が「なぜこの仕事を選んだのか」を通じて、本気度や価値観が見られます。
ここでは、伝わる志望動機を書くための視点を4つに分けて紹介します。
- 公務員を志望する明確な理由を伝える
- 志望先の自治体・官庁との接点を伝える
- 希望する部署や職種を具体的に伝える
- 民間企業との違いから公務員を選んだ理由を伝える
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① 公務員を志望する明確な理由を伝える
志望動機では、なぜ公務員になりたいのかを明確に伝えることが求められます。「人の役に立ちたい」などの一般的な表現だけでは気持ちが伝わりにくく、他の応募者と差がつかないおそれがあります。
たとえば、災害時の行政対応に心を動かされた経験がある場合、その出来事や気づきを具体的に書くと説得力が出ます。
どんな体験がきっかけだったのか、どのように気持ちが深まったのかを順を追って説明してみてください。自分の言葉で語ることが、読み手の心に届く一番の近道です。
② 志望先の自治体・官庁との接点を伝える
採用担当者は、「なぜこの自治体・官庁なのか」という視点にも注目しています。そこがあいまいだと、どこでもいいと思っているのではと受け取られてしまうかもしれません。
出身地での経験、地域活動への参加、インターンなどの接点があれば、それをもとに思いを伝えてみましょう。実際に見聞きしたことや感じたことを盛り込むことで、言葉に厚みが出ます。
表面的な情報ではなく、自分自身の行動や経験に根ざした動機が好印象につながります。
③ 希望する部署や職種を具体的に伝える
エントリーシートでは、希望する部署や職種をできるだけ具体的に書くことが大切です。漠然と「公務員になりたい」と伝えても、やりたいことが見えないと熱意が伝わりにくくなってしまいます。
たとえば「都市整備に関わりたい」「福祉の現場で高齢者を支援したい」など、関心のある業務とその理由を結びつけてください。
自分の経験や強みとリンクさせることで、やりたい仕事への理解や準備の深さが伝わります。希望を明確にすることで、印象にも残りやすくなるでしょう。
④ 民間企業との違いから公務員を選んだ理由を伝える
公務員を選んだ理由として、民間との違いを踏まえた説明があると志望動機に深みが出ます。安定性だけを強調すると、「他の選択肢ではだめだったのか」と疑問を持たれる可能性も。
利益よりも公共性を重んじる点に魅力を感じたなら、その背景やきっかけを具体的に語るようにしてください。
「地域全体の課題に取り組む仕事がしたい」「長期的な視点で住民の安心を支えたい」など、自分の考えと重ねると説得力が高まります。
公務員という選択に対して、自分なりの理由をしっかりと示すことが評価につながるでしょう。
公務員エントリーシートの自己PRの書き方

自己PRは、あなたがどのような人物で、どのように公務員として貢献できるかを伝える大切なパートです。内容に一貫性と具体性があることで、読み手に納得感を与えられます。
ここでは、効果的な自己PRの書き方を4つのポイントに分けて紹介します。
- 行政の業務に活かせる自分の強みを伝える
- 自己分析で強みを明確にし、根拠あるエピソードにする
- 志望動機との一貫性を持たせる
- 面接での質問を想定した内容にする
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①行政の業務に活かせる自分の強みを伝える
公務員の仕事は、制度の運用や住民対応など、地道で継続的な業務が多くを占めます。そのため、あなたの強みがこうした業務にどのように役立つのかを明確に伝えることが重要です。
「ミスのないように丁寧に確認を重ねる力」や「初対面の人にも落ち着いて対応できる柔軟性」など、具体的な能力とその背景が伝わると、評価されやすくなります。
性格の良さを並べるだけでは不十分であり、「どのように仕事に活かすか」を自分の言葉で語ることで、実践力のある人物として印象づけられるでしょう。
②自己分析で強みを明確にし、根拠あるエピソードにする
説得力のある自己PRには、具体的な経験に裏付けられた強みが必要です。そのためには、自分の過去の行動や選択を振り返り、「なぜその強みがあると言えるのか」を説明できるようにしておくことが大切。
たとえば、「責任感がある」という強みを示したい場合は、サークルの運営やアルバイトでの対応など、責任を持って取り組んだ経験を通じて伝えると良いでしょう。
さらに、その結果どのような成果や気づきが得られたかも添えることで、内容に厚みが出て、読み手の理解が深まります。
③志望動機との一貫性を持たせる
自己PRと志望動機のつながりがしっかりしていることで、内容に一貫性が生まれ、信頼性も高まります。
たとえば、「地域のつながりを大切にしたい」という動機があるなら、自己PRでは「地域活動に主体的に関わってきた経験」などを語ると自然な流れになります。
テーマがばらばらになってしまうと、読み手にとって意図が見えにくくなり、印象が弱まる恐れがあります。
むしろ、エントリーシート全体で伝えたい一つの軸を持つことで、読みやすさと説得力の両方が高まるでしょう。
④面接での質問を想定した内容にする
自己PRに書いた内容は、面接で深掘りされる可能性が高いです。そのため、内容を盛り込みすぎず、面接で補足や説明がしやすい構成にしておくことがポイントです。
「なぜその強みが身についたのか」「それをどう活かしたのか」など、聞かれやすい質問を事前に想定しておくと安心です。
また、内容が抽象的だったり曖昧だったりすると、質問に対して矛盾が生じる場合もあるため、自分の言葉で明確に説明できるかどうかを意識しておく必要があります。
エントリーシートは書類で終わるものではなく、面接につなげるための準備でもあるのです。
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公務員エントリーシートの志望動機例文

志望動機は、なぜその職種を選んだのかを明確に伝えるための重要な項目です。ただ「やりたいこと」を書くだけでは不十分で、納得感のある理由が必要になります。
ここでは職種別に、志望動機の例文を紹介します。
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志望動機例文①|国家公務員を志望する理由
国家公務員を目指す理由として、大学時代の経験や原体験をもとにしたエピソードを交えた志望動機は、説得力を持って伝わります。
ここでは、公共への貢献意識と政策への関心を軸にした例文を紹介します。
《例文》
私は大学1年のときに地域の子ども食堂のボランティアに参加したことがきっかけで、社会の仕組みに強い関心を持つようになりました。 活動を通して、制度の支援があるからこそ現場が成り立っていることを知り、表に見えない部分で人々の生活を支えている行政の力に魅力を感じました。 その後、社会福祉制度や地方財政について学ぶ中で、制度設計の段階から関われる国家公務員の役割に大きな責任とやりがいを感じ、志望するに至りました。 将来的には、誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、制度の立案や調整に積極的に関わりたいと考えています。 現場の声に耳を傾けながら、現実に即した政策を形にしていく力を身につけたいです。 |
《解説》
「きっかけ→関心→志望理由→将来像」の流れを意識すると、読み手に伝わりやすくなります。自分の経験がどう国家の仕事に結びつくかを具体的に書くのがコツです。
志望動機例文②|市役所職員を志望する理由
地域に根ざした働き方を希望する学生にとって、市役所職員という選択肢は非常に身近で現実的です。ここでは、地域貢献の思いをベースにした志望動機の例文を紹介します。
《例文》
私が市役所職員を志望したのは、高校時代に地域の防災ボランティアに参加した経験が大きなきっかけです。 避難訓練の企画や高齢者宅への声かけなど、地域の方々と直接関わる中で、「誰かの安心を支える仕事」に魅力を感じました。 その後も大学で地域イベントの運営に携わり、地元の課題を自分ごととして考えるようになりました。市役所は住民と最も近い距離で行政サービスを届けられる場所だと考えています。 私は、日々の業務を通じて市民の声にしっかり耳を傾け、地域のつながりを育む行政の一員として貢献していきたいです。 これまでの活動で培った対話力や行動力を生かし、信頼される職員を目指します。 |
《解説》
地域活動の経験は市役所職員の志望動機と相性が良いため、背景から将来のビジョンまで一貫性を持たせて書くと効果的です。具体的な行動を盛り込むのがポイントです。
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公務員エントリーシートの自己PR例文

自己PRはエントリーシートの中でも差が出やすく、評価に直結しやすい重要なパートです。何をどのように書けばよいか悩んでいる方も多いでしょう。
ここでは、公務員を目指す就活生向けに参考になる自己PR例文を2つ紹介します。
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自己PR例文①|ボランティア経験から得た行動力
行動力をアピールする際は、受け身ではなく「自ら動いた」エピソードが効果的です。ここでは、大学生活でのボランティア経験を通じて得た行動力をテーマにした例文を紹介します。
《例文》
私は大学2年のとき、地域の清掃ボランティアに初めて参加しました。 その活動で、ごみの多さや町の現状に衝撃を受け、「自分も何かしたい」と感じたことがきっかけで、定期的に清掃イベントを企画・運営するようになりました。 仲間を集めるために学生団体と連携したり、地域の方々に協力をお願いしたりと、行動を起こすことで少しずつ活動の輪が広がっていきました。 最初の一歩を踏み出す勇気と、継続する力を得られた経験でした。 今後はこの行動力を活かして、住民の声にしっかり耳を傾けながら、地域課題に向き合い、より良い環境づくりに貢献したいと考えています。 |
《解説》
「何をしたか」だけでなく、「なぜ動いたか」まで書くことで、主体性が伝わります。きっかけと行動、成長の流れを意識して構成するのがポイントです。
自己PR例文②|チーム活動で培った協調性と責任感
協調性や責任感をアピールする際は、グループの中で自分がどう動いたかを具体的に示すことが大切です。ここでは、ゼミ活動を通じて学んだ姿勢をもとにした例文を紹介します。
《例文》
私は大学3年のゼミで、地域企業の課題解決をテーマにしたグループ発表に取り組みました。発表までの期間が限られていたため、情報収集や資料作成を効率的に進める必要がありました。 私はメンバー全員がスムーズに作業できるよう、進捗管理や役割分担を提案し、自らもタスクの一部を積極的に引き受けました。 ときには意見がぶつかることもありましたが、話し合いを重ねて納得のいく結論を出すことができました。最終的に発表は高く評価され、チームとしての達成感を味わえたことが印象に残っています。 この経験を通して、他者と協力しながら責任を持って行動する姿勢の大切さを実感しました。今後もこの力を大切にし、組織の中で信頼される存在を目指します。 |
《解説》
「チームの中で自分がどう動いたか」を具体的に書くことで、協調性や責任感が伝わりやすくなります。成果だけでなく、過程における工夫も盛り込みましょう。
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公務員エントリーシートを書く際の注意点

公務員のエントリーシートは、民間企業のエントリーシートとは形式や求められるポイントが異なります。細かい部分にも注意を払わないと、評価を落としてしまうおそれがあります。
ここでは、記入時に気をつけたいポイントを4つに分けて紹介。
- 自治体名や官庁名を明記し、「御社」や「貴社」は使わない
- コピーを保存しておくなど、基本的な管理を怠らない
- すべての項目に丁寧に記入し、空欄を作らない
- 結論を後回しにして、読みにくい構成にしない
① 自治体名や官庁名を明記し、「御社」や「貴社」は使わない
つい民間企業向けの表現を使ってしまう方もいますが、「御社」や「貴社」といった言葉は公務員志望では不適切です。自治体や官庁に対しては、「〇〇市役所」「〇〇省」と正式名称を記載してください。
こうした言葉遣いの違いを理解していないと、基本的な知識不足と見なされるかもしれません。小さなことのように感じるかもしれませんが、丁寧な対応は言葉選びからも伝わります。
細部まで意識を向けることが、良い印象につながるでしょう。
② コピーを保存しておくなど、基本的な管理を怠らない
エントリーシートの内容は、面接でも問われることがあります。そのときに自分が何を書いたのか忘れてしまうと、説得力を欠くやり取りになってしまいます。
そのため、提出前にコピーを取っておくことが重要です。Web提出であれば画面キャプチャやPDFで保存し、紙の場合もコピーを手元に残しておきましょう。
記録をしっかり管理することは、面接対策にもつながります。うっかり忘れを防ぐ備えとして、必ず実行しておきたい作業です。
③ すべての項目に丁寧に記入し、空欄を作らない
記入欄を空けたまま提出すると、「やる気がないのでは」と思われる可能性があります。たとえ答えに迷う項目があっても、自分なりに考えて言葉を埋める努力が必要です。
「特にありません」といった書き方で済ませてしまうと、もったいない印象を与えてしまいます。過去の経験や日常の気づきなどからでも構いませんので、少しでも関連のある内容を記入してください。
全体を通して自分らしさが伝わるよう、すべての欄に丁寧に向き合いましょう。
④ 結論を後回しにして、読みにくい構成にしない
長い前置きのあとにようやく結論が出てくる書き方は、読む側に負担をかけてしまいます。読みやすく伝わりやすい文章を書くには、最初に結論を伝える構成が効果的です。
PREP法(結論→理由→具体例→再度結論)を意識すると、内容が整理されて伝わりやすくなります。選考担当者は多くの書類に目を通しているため、スムーズに理解できる構成であることが重要です。
主張は早めに伝え、展開に迷いがない文章を目指しましょう。
公務員エントリーシートで印象を残すために必要なこと

公務員のエントリーシートは、志望動機や自己PRを通じて自分の強みを伝える重要な機会です。
説得力のある内容をまとめるためには、提出時期や記入形式の理解に加え、PREP法を活用した構成や見やすさにも配慮する必要があります。
さらに、志望先との接点や公務員を選んだ理由を明確にし、自己PRでは行政に活かせる経験やスキルを根拠ある形で示すことが大切です。
例文も参考にしながら、一貫性と具体性を持ったエントリーシートを作成しましょう。最終的には、読み手に強い印象を与えるアピール力が、合格への大きな一歩になります。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。