面接で印象づける志望動機の作り方とは?回答例文つき
「面接で志望動機を聞かれたら、どんな風に答えたらいのかな」、「志望動機の作成方法が分からない」とお悩みではないですか。
想定外の質問ならともかく、面接で100%聞かれると分かっている「志望動機」はしっかり抑えておきたいですよね。
そこで、「面接の志望動機を作成するポイント」や「印象づける志望動機の例文」を解説します。
さらに、「面接で志望動機をうまく話すコツ」と「志望動機を作成する注意点」も紹介しますので是非参考にして下さい。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
面接官が志望動機を聞く理由

採用担当者が志望動機を聞きたい理由は、大きく分けて次の3つです。
志望動機は面接で必ずと言っていいほどよく聞かれる質問の1つですが、採用担当者は志望動機を聞いて何をジャッジしているのでしょうか?
①自社への志望度の高さを知るため
採用担当者は志望動機を聞くことで、自社への志望度の高さを見極めています。企業は、たくさんある同業他社の中からどうして自社を選び志望したのかを知りたいのです。
自社への志望度の高さを知ることで、「仕事に対するやる気や関心」、「成長意欲」を感じ取っていますよ。
志望度の高さをアピールするには、事前に企業研究を深めておき、企業の求める人物像と自分の共通点をアピールし、入社後のビジョンを明確に答えることが大事ですよ。
②自社の面接にどれだけ準備できているかを確認するため
採用担当者が志望動機を聞く理由は、自社の面接にどれだけ準備できているかを確認するためです。
「志望動機」のような面接でよく聞かれる質問にさえ答えられなければ、面接の準備ができていない、すなわち企業への志望度も低いと見なされてしまいます。
どんなに基礎能力やポテンシャルが高くても、面接の準備ができていなければ内定を勝ち取ることは難しいでしょう。
面接の前までに提出書類を見直し、面接で話す内容とズレがないか、聞かれそうな質問への回答の準備は万全か確認しておくことが大事です。
③すぐ辞めないか判断するため
採用担当者が志望動機を聞く理由は、すぐに辞めないか判断するためです。
中小企業では特に、採用に掛けられる時間や予算も限られているので、すぐに辞められてしまえば時間と労力が無駄になってしまいます。
そのような事態を避けるためにも、企業は志望動機を聞き、就活者の思い描く未来と自社がマッチしているかを判断していますよ。
志望動機の締めくくりに、入社後どんな活躍ができるかをアピールするのが大事です。
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さらに、本記事の後半では実際に面接で回答する志望動機を添削しています!
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面接で使う志望動機を作成するポイント

面接の志望動機を作成するには、「企業が知りたいことが伝わること」と「企業を志望するに至った根拠」が重要です。
そこで、面接で使う志望動機の作成に役立つポイントを5つ紹介します。
①企業選びの軸を明確にする
志望動機を作成する前に、自分が企業を選ぶ際に重視するポイントは何か、自己分析をしましょう。
具体的には、仕事をする上で大切な事ややってみたいこと、理想の職場環境などを明確にすることです。
どんな会社なら働きたいと思うのか自分なりの価値観や譲れない条件を考えてみることで、志望動機に説得力が増し、自信をもってアピールできます。
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②応募企業ならではの強みを探す
志望動機作成のポイントは、多くの同業他社にはない応募企業ならではの強みを企業研究することです。
応募企業ならではの強みは、お客様に選ばれている理由から考えてみると見つけやすいでしょう。
また、商品の値段やスペック、技術力の高さやサービスの質、受賞歴などから企業の強みになる可能性もあります。
応募企業の情報をマインドマップにまとめて、企業の強みを見つけ出すのも有効的な手段なので是非試してみて下さい。
※マインドマップ…トニー・ブザンが提唱する思考の表現方法。頭の中で考えていることを描き出すことで、記憶の整理や発想をしやすくするもの。
③応募企業で働きたい理由を言語化する
志望動機作成のポイントは、応募企業で働きたい理由を言語化することです。
他の会社ではなく自社を志望する理由を、根拠をもって話すことができれば説得力があり、志望度の高さも伝わります。
働きたい理由は、仕事内容や事業内容、応募企業の製品やサービス、企業理念や教育制度などをテーマにすると書きやすいでしょう。
しっかり企業研究し、自分の強みと絡ませることで応募企業にマッチしている人材であるとアピールできればより好印象になります。
④基本は履歴書と同じにする
面接の志望動機の内容は、履歴書やES(エントリーシート)と一致させて下さい。
企業は、履歴書やESをもとに面接で質疑応答をするため、応募書類に書かれている内容と違えば、志望動機に一貫性がないと判断されてしまいます。
志望動機に一貫性がなければ、志望したい理由があやふやになり、入社したい熱意や志望度の高さが伝わりません。
採用担当者が応募書類に書いている志望動機を聞く時は、より詳細な内容の質問をしてくるので、基本は履歴書と同じにして内容を充実させて準備しておいて下さい。
⑤長さは1~2分で話せる程度にまとめる
面接での志望動機は、1~2分程度で話せる長さにまとめておきます。1分間に話せる文字数は300字程度とされているので、これを基準に書くといいでしょう。
だらだらと長すぎる志望動機だと、面接官の興味が薄れ、「これ以上聞きたくない」という感情になり、内容も伝わりづらくなります。
伝える内容は1つに絞り、簡潔にまとめ、「続きが聞きたい」と思わせるような長さが適切です。
採用担当者は、深堀したい内容について質問してくるので、一度に詳細を伝えきらなくても大まかな内容が伝われば心配ありません。
面接で志望動機をうまく話すコツ4つ

志望動機を作成する時のポイントを理解できれば、後は本番で面接官の印象に残る伝え方をするだけです。
面接で志望動機をうまく話すコツを4つにまとめて紹介します。
①最初に結論を簡潔に伝える
面接での志望動機は、最初に結論を簡潔に述べましょう。まず初めに、「私は、御社の〇〇に魅かれ志望しました」のように一文で話のゴールを示します。
その後に、最初の結論に至るまでの具体的なエピソードやきっかけを話すことで話がスッキリまとまりますよ。
逆に、結論を最後に持ってきた話し方をすれば、最後まで聞かないと話の全体像が見えてこず、面接官に回りくどい印象を与えてしまうでしょう。
志望動機に関わらず、自己PRやガクチカ(学生生活の中で力を入れたこと)を作成する際にも「結論ファースト」は面接でうまく伝える基本です。
②熱意を持って根拠を話す
面接の志望動機は、熱意をもって根拠を話すことです。たとえ志望動機の内容がどんなに素晴らしいものでも、棒読みでは「入社したい!」という熱意が伝わってきません。
面接の際は、「入社したい」という思いが伝わるような話し方で、かつ「なぜ御社なのか」を根拠をもって明確に伝えることが大事です。
「御社だから入社したい!」という思いが伝わる話し方であれば、自社への本気度が伝わり好印象を残すことができます。
③最後に入社後の活躍をアピールする
面接の志望動機は、最後に入社後の活躍をアピールすることが大事です。
志望動機の締めくくりは、「ピーク・エンドの法則(※)」でも提唱されているように志望動機全体の印象を左右するくらい重要ですよ。
そのため最後に、「入社後はどのように貢献していきたいか」を述べれば、採用担当者はあなたが自社で働いているイメージをしやすくなるのです。
志望動機の締めくくりは、ポジティブな表現、かつ「~に貢献します」のような断定形で伝えるようにすると好印象です。
※ピークエンドの法則…人はある出来事に対し、感情が最も高まったとき(ピーク)の印象と、最後の印象(エンド)だけで全体的な印象を判断するという法則
④事前に口に出して練習しておく
面接の志望動機は、事前に志望動機を口に出して練習しておきましょう。
履歴書やESに書いた内容を話し言葉に変え、1~2分程度におさまるように事前練習することで、落ち着いた話し方になります。
面接では志望動機の内容だけでなく、猫背になっていないか、話す表情や話す速さ、声のトーンなど適切にできているかも意識して取り組むことが大事です。
鏡の前で練習したり、録画や録音してみてもいいですが、社会人の先輩など第三者に聞いてもらうと、アドバイスをもらえいち早く改善することができますよ。
面接で印象に残る志望動機の例文
ここからは、面接で印象に残る志望動機の例文を5つ解説します。
さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。
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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
例文①仕事内容に関連した志望動機
ここでは、「企業の仕事内容に関連付けた志望動機」を添削しています。
志望企業の仕事内容に言及しつつ「なぜその会社なのか」「どのように活躍したいのか」を一貫した流れで語ることが大切です。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「人と関わりながら課題解決」では漠然としており、どう関わり、どう解決するのか具体的なイメージがわきにくいです。そこで、営業職の本質である「顧客の課題に対して最適な提案をしたい」という内容を盛り込み、志望動機の具体性を向上させました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、飲食店でアルバイトをしていた際、 |
添削コメント|「満足していただくための接客対応」という言い回しでは具体的な行動が伝わりづらいため、「会話や注文対応に工夫」などの具体的な行動内容を加え、再現性のある経験として説得力を持たせています。 |
【エピソード詳細】 特に印象に残っているのは、常連のお客様から「あなたがいると居心地が良い」と声をかけていただいたことです。 |
添削コメント|抽象的な表現が続いていた箇所を、ニーズの把握・提案・気配りといった具体的な行動に言い換えたことで、エピソードの解像度が高まりました。また、「お客様の声に真摯に~活かせると確信」の部分で、過去の経験と営業職を選ぶ理由の結びつきを明確にしています。 |
【企業を選んだ理由】 御社は |
添削コメント|もとの文章は「長期的な関係を重視した営業スタイル」など他社でも通用しがちな表現であったため、サービス名や具体的な営業体制を挙げて競合他社との差別化を図りました。「なぜこの企業か」の根拠を示すことで志望度の高さが伝わります。 |
【入社後】 入社後は、お客様一人ひとりに向き合い、 |
添削コメント|「真摯に寄り添う」「信頼を高める」といった意欲的な表現は評価される一方で、抽象的で再現性がないと評価される可能性があります。修正後は、スキル向上や具体的な成果を意識した行動方針へと変えることで、企業での活躍イメージが明確になりました。 |
【NGポイント】
全体として抽象的な表現が多く、営業職に対する理解や企業とのマッチ度が見えづらい内容になっていました。特に「課題に寄り添う」といった表現だけでは背景がなく、伝わりにくかったと言えるでしょう。
【添削内容】
具体的な行動や成果を示し、抽象的な言葉の背景にある体験を明確にしました。また、企業選びの理由に具体的なサービスや営業スタイルを盛り込むことで、志望度の高さが伝わる構成へと修正しました。
【どう変わった?】
行動ベースで自己PRをアピールしており、企業側が「再現性」「伸びしろ」を判断しやすくなったでしょう。また、企業研究の深さがうかがえるため、志望度の高さや誠実な姿勢も評価されやすいです。
・結論やエピソードの前提は明確にする ・企業の強みに具体的に言及する ・行動と成果をセットにする |
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例文②事業内容に関連した志望動機
ここでは、「企業の事業内容に関連づけた志望動機」を添削しています。
企業理解の深さが問われるため、事業の特徴と自分の過去経験・志向をどう結びつけるかが重要です。
【結論】 私は「人の役に立つ仕組みを作りたい」という思いから、 |
添削コメント|「人の役に立つ仕組み」だけでも良いですが、「社会インフラをITで支える」のように御社の特徴や事業内容に紐づけて明示することで、「なぜこの会社なのか」という納得感が増し、面接官の記憶にも残りやすくなります。 |
【根拠となるエピソード】 大学のゼミで地域の課題を解決するアプリを企画・開発した経験が、ITの力で人々の生活を豊かにできることを実感したきっかけでした。 |
添削コメント|きっかけとなる経験が端的かつ具体的に示されており、志望動機の背景として信ぴょう性があります。このように、志望の原点を明確に伝える構成は、企業側にも動機の一貫性を伝えられます。 |
【エピソード詳細】 ゼミでは、高齢者の外出を支援するアプリを開発しました。 |
添削コメント|「ユーザーインタビュー」という表現は内容のイメージが読み手に伝わりにくいです。「誰に・何を聞き・どのように改善したか」を具体化し、成果に至る過程を明確にすることで、エピソードの説得力が高まりました。 |
【企業を選んだ理由】 中でも御社は、 |
添削コメント|もとの文章では他の企業にも言える表現が多く「その企業でなければいけない理由」が伝わってきませんでした。どのような事業領域に魅かれたのかを明確に記述することが重要です。具体的な業界名や働き方への理解を示すことで、企業理解の深さが伝わります。 |
【入社後】 入社後は、ユーザーの声を丁寧に汲み取りながら、 |
添削コメント|「使いやすく、長く使われる」では内容がやや浅いため、「業務や現場視点でのニーズを意識したシステム設計」という視点を入れることで、より具体的かつ職務理解のある意欲が伝わります。 |
【NGポイント】
元の文章では、企業への共感や動機が抽象的で、他社でも通用してしまう表現が多く見られました。特に「人の役に立ちたい」などの曖昧で漠然とした表現が説得力に欠ける印象を与えていました。
【添削内容】
抽象的な表現を具体的な業界名や事業内容に置き換え、就活生自身の体験を詳細に説明することで、企業への志望理由や適性が伝わるように工夫しました。冗長な表現は削除し、読みやすさも向上させています。
【どう変わった?】
企業の事業内容と個人の経験・価値観が結びついたことで、「この会社でなければならない理由」が明確になりました。面接官にとっても印象に残りやすく、志望動機としての完成度が高まったでしょう。
・事業内容と志望動機のつながりを明確にする ・具体的な経験を示して動機を伝える ・抽象的な表現は背景や理由まで説明する |
例文③製品・サービスに魅かれた志望動機
ここでは、「企業の製品・サービスに魅かれた志望動機」を添削しています。
企業の商品に触れるだけでなく、自身の経験とどう結びつくかが重要になります。行動やエピソードで裏付けることが説得力を高めるポイントです。
【結論】 私は御社の製品が生活の質を向上させている点に強く共感し、ユーザー目線で価値ある商品を届けたいという思いから志望いたしました。 |
添削コメント|この結論部分は、簡潔かつ具体的に表現できています。自己の価値観と企業の製品特性との一致が明確に伝わる文章です。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、趣味でガジェット系のブログを運営しており、新製品のレビューや使用感を発信する中で、ユーザー視点の大切さを実感しました。その中でも日常的に使用する製品ほど、 |
添削コメント|細分の工夫とはどんな工夫なのか具体的な説明が足りておらず、説得力がありません。修正後は、どんな工夫が満足度につながっているのか内容をより具体化し、さらに、ユーザーの実際の声を根拠とすることで信ぴょう性と納得感を高めました。 |
【エピソード詳細】 実際に御社の製品を使用した際、細やかな設計や使いやすさに感動しました。 |
添削コメント|もとの文章では「多くの反響」など曖昧な表現が使われており、具体的な成果や信頼性が伝わりづらい内容でした。修正後は製品名と読者の声を取り入れることで、企業の製品価値を自身の経験から裏づけて伝え、説得力を向上させています。 |
【企業を選んだ理由】 御社は開発から販売後のフォローまで一貫してユーザーを大切にしており、「本当に必要とされる製品」を追求する姿勢に惹かれました。 |
添削コメント|「挑戦的な姿勢」という表現では具体性がなく、根拠に乏しい印象がありました。修正後は、具体的な事業分野を挙げることで企業研究の深さが伝わり、「なぜその企業を選ぶのか」の理由に説得力があります。 |
【入社後】 入社後は、ユーザー視点を忘れずに、製品開発や企画の現場で積極的に意見を発信し |
添削コメント|「生活を豊かにする製品づくりに貢献したい」では具体的な役割や行動が見えにくく、業務への理解が浅く見えてしまうリスクがありました。修正後は、自身の役割や行動の方向性を明示することで、実務への具体的な貢献意欲が感じられる構成にしています。 |
【NGポイント】
全体的に、伝えたいことに対して行動を伴った根拠や具体的な背景の説明が不足しており、説得力のない志望動機になっていました。また、「その企業でなければいけない理由」が不明瞭でした。
【添削内容】
ブログ運営経験や企業製品の使用体験を通じた具体的な学びへと言い換え、説得力を強化しました。企業の事業内容についても具体性をもたせることで、「なぜこの会社か」という問いに答える構成にしています。
【どう変わった?】
抽象的な表現を具体的な体験に置き換えることで、志望動機に説得力が増し、企業視点から「自社をしっかり理解している学生」として評価されやすくなりました。企業への熱意が伝わる志望動機です。
・思いを持つに至った経緯を具体的に伝える ・体験を具体的なエピソードに基づいて話す ・企業理解の深さを事業内容を交えて伝える |
例文④企業理念に魅かれた志望動機
ここでは、「企業理念に魅かれた志望動機」を添削しています。
就活生の価値観と企業の方向性が一致していることを示すことが重要です。どのような経験が具体的な価値観と結びついているのかを伝えましょう。
【結論】 私は、御社の「人と社会に誠実である」という企業理念に深く共感し、 |
添削コメント|「理念を体現できる環境で働きたい」という表現では、具体的な働き方のイメージが伝わらず、説得力がありません。理念に共感するだけでなく、「どう行動にしたいか」まで言うことで、面接官に主体性が伝わり、印象に残る結論となります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、地域ボランティア活動に参加し、 |
添削コメント|もとの文章では、どんな行動によって「人の役に立つ」のかが伝わらない内容でした。「相手の立場に立って行動する」のように、どう行動することにどんな価値を感じたのかを具体化することが大切です。 |
【エピソード詳細】 具体的には、近隣の高齢者宅を定期的に訪問し、生活相談や買い物支援を行いました。最初は会話も少なかった方が、回を重ねるごとに私を頼ってくださるようになり、「あなたが来てくれて嬉しい」と言われた経験 |
添削コメント|「原動力になりました」は抽象的で自己満足で終わっている印象があります。エピソードから得た学びや価値観の変化を具体的に示すことで、志望動機とのつながりがより明確になります。 |
【企業を選んだ理由】 御社の企業理念は、利益の追求だけでなく、人や社会との関係性を重視するという私の価値観と一致しています。理念を重視した |
添削コメント|「事業展開や社員の意識」といった表面的な表現では、企業理解が浅いと思われるおそれがあります。「なぜ他社ではなくこの企業なのか」を説明することが大切です。実際の企業の活動事例などに触れることで、企業理解と志望理由が自然に結びつきます。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「相手の立場や背景に配慮しながら丁寧に対応する」と言葉を加え、どんな姿勢で目標を達成したいか具体的に示しました。入社後の展望は面接官に活躍イメージを持ってもらえるように、自分がどう動くことで、どんな価値を生み出すのかを言語化することが大切です。 |
【NGポイント】
抽象的な表現が多く、志望理由に説得力がない点が課題でした。特に「理念に共感した」「原動力になった」などの言葉だけだと、何をどう考え、行動にどう結びついたのか過程が伝わりにくいです。
【添削内容】
具体的な行動や場面を伝え、過去の経験からどのような価値観や学びを得たのかが明確に伝わるようにしました。自分の経験と企業理念とのつながりが一貫して表現されるように文章の流れも整えています。
【どう変わった?】
共感→行動→志望の流れが自然につながり、納得感のある内容になりました。理念に対する理解の深さや、仕事に対する姿勢が明確に伝わるようになり、志望熱意が伝わる志望動機になっています。
・行動や背景と結び付けて説明する ・企業との共通点は実体験から論理的に導き出す ・入社後の姿勢は自分の強みと絡めて伝える |
例文⑤先輩社員に魅かれた志望動機
ここでは、「先輩社員に魅かれた志望動機」を添削しています。
先輩社員への共感を示す志望動機は、身近でリアルな印象を与えることができる一方、感情的・抽象的な表現になりがちな点には注意が必要です。
【結論】 私は、説明会で出会った先輩社員の姿に |
添削コメント|「強く惹かれた」だけ1では、なぜ惹かれたのか具体的な理由が伝わりません。「どんな姿勢に惹かれたか」を具体的に書くことで、面接官がテーマである「先輩社員に魅かれた」背景を納得できる構成になります。 |
【根拠となるエピソード】 大学3年次に参加した合同説明会で、御社のブースを訪れた際、対応してくださった先輩社員の話を聞き、 |
添削コメント|「そのように働きたい」では内容が伝わりません。何について見聞きしたことで御社で働きたいと思ったのか、志望理由の背景を明確にすることが大切です。根拠を論理的に伝えることで、説得力が上がります。 |
【エピソード詳細】 先輩社員の方は、自分の担当業務だけでなく周囲への気配りを欠かさず、チームで成果を出すことに誇りを持って取り組んでいると話していました。 |
添削コメント|「そのような姿勢」では抽象的で何を指しているのかがわかりにくいです。先輩の具体的な行動や姿勢に言及し、それを受けて自分がどう感じ、何を目指したいのかを明確に述べることが大切です。 |
【企業を選んだ理由】 数ある企業の中でも、説明会で社員同士の信頼関係や風通しの良さが印象的で、 |
添削コメント|「価値観と合致している」ことに加えて、その御社でなら自分はどう行動できるのかまで伝えられると志望度の高さがより伝わるでしょう。社風のどこに魅力を感じたか、また自分の適性が具体的に示されているかが重要な評価ポイントです。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|もとの文章でも良いですが、「信頼される社員」になるための行動をより具体的に示しめしました。特に、主体性とチームへの貢献意欲が伝わる構成にし、自分の成長だけでなく企業への貢献意識の高さもアピールしています。 |
【NGポイント】
「強く惹かれた」などの表現に対して、その理由の説明が不足していました。理由や根拠が弱いと、説得力のない志望動機になってしまいます。また、自分自身の行動や思考とのつながりが曖昧な印象でした。
【添削内容】
感情のきっかけや背景にある先輩社員の行動、そしてそれに対する自分の内面的な変化を加筆しました。また、企業選びの理由の項目では、企業理解と自分の価値観・働き方の繋がりを明確にしました。
【どう変わった?】
何に魅かれたのか、なぜ自分に合うと感じたのかが明確に伝わる内容へと改善されました。再現性のある志望理由なり、面接時に深掘りされても一貫性を保てる志望動機になっています。
・自分の経験を根拠に理由を述べる ・企業の理念や事業と自分の価値観を結び付ける ・入社後の活躍像を具体的に伝える |
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面接の志望動機作成の注意点

面接の志望動機作成の際に、面接官の印象を悪くしてしまう書き方があるので注意しましょう。
そうならないために、面接の志望動機作成の注意点を3つ紹介します。
「上手く志望動機が書けない…書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは無料で受け取れる志望動機のテンプレシートを使ってみましょう!1分でダウンロードでき、テンプレシートの質問に答えるだけで、好印象な志望動機を作成できますよ。
①給与や福利厚生を志望動機にしない
志望動機は、給与や福利厚生だとあまりいい印象は与えることができません。
志望動機作成で一番大切なのは、他社にはない「自社ならではの良さ」をアピールすることです。
万が一、志望動機に給与や福利厚生に魅かれた内容を書けば、肝心の仕事に対する意欲や関心が疑われてしまう可能性があります。
また採用担当者は、あなたが入社してもより条件のいい会社が見つかれば、他社に転職し自社で長く働いてもらえないのではないかと考えてしまいます。
志望するきっかけが、給与や待遇面の良さだったとしても、それ以外の魅力をアピールしましょう。
②他社でも通用する内容は避ける
採用担当者は、他社でも通用する「使いまわしの志望動機」を嫌う傾向にあります。
同業他社であれば、志望動機も似たり寄ったりになってきて応募企業の独自性を出すのは難しいところですが、企業はそこが知りたいのです。
企業は、他社にはない自社に魅力を感じてくれた就活生に入社してほしいと思っているため、他社でも通用する内容は避けましょう。
③事実だけでなく、根拠を伝える
事実を述べただけでは志望動機にならないので、「なぜその企業に入社したいと思ったのか」という根拠を伝えるようにしましょう。
志望動機作成の際によく多いのが、「入社したい」という事実だけを述べ、「なぜ入社したいのか」根拠を述べないケースです。
自分が企業に対して魅力を感じたポイントやどうして自分がそれを魅力に感じたのかを原体験と合わせて説明できるようになると説得力が増しますよ。
入社したい熱意を伝え、印象に残る志望動機にしよう!

面接の志望動機を作成する際は、自己分析と企業研究をして、「応募企業だからこそ働きたい」という理由を明確にし言語化することです。
そして、企業の強みと自分の強みの共通点を見つけ出しアピールすることで、印象に残る志望動機を作成できます。
また、面接の前に口に出して練習しておくことで、話す表情や話す速さ、声のトーンなどが意識され、自然な話し方になるでしょう。
志望動機は、面接で必ず質問されるので、面接官の印象に残るようしっかり答えられるように準備してくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。