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【例文6選】設備管理の志望動機の書き方|選考通過のための評価ポイントとNG例も紹介

この記事では、設備管理の志望動機の書き方を解説しています。設備管理を志望して選考を突破するためには、仕事内容への理解と適性のアピールが不可欠です。

そのため、志望動機の書き方だけではなく、企業が評価するポイントや強みの伝え方、職場別の例文、NG例、活かせる資格まで丁寧に解説します。

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人事 鈴木

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人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

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吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

志望動機を作成する前に確認!設備管理とは?

設備管理とは、ビルや工場などの施設において、空調・電気・給排水といった設備を安全かつ正常に稼働させるための保守・点検・修繕などを行う仕事です。

就活生の中には「裏方の仕事」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、実際には施設全体の機能を支え、利用者の安全や快適な環境を確保する大切な役割を担っています。

たとえば、電気系統に不具合が起きた場合、対応が遅れると業務全体に支障が出るおそれがあります。そのため、設備管理では迅速な判断や的確な対応力が欠かせません。

また、最近では省エネや環境配慮の観点から設備の更新や改善提案に携わる機会も増えており、単なる点検業務だけでなく、施設運営の質や企業価値にも深く関わる仕事といえるでしょう。

このように、設備管理は目立つ職種ではないものの、社会インフラを支える縁の下の力持ちとして、多方面で重要な役割を果たしています。

設備管理の仕事内容とは

設備管理の仕事は、建物や施設を安全かつ快適な状態に保つために欠かせない業務です。日々の点検やトラブル対応など多岐にわたる内容があり、就職先によって求められるスキルも異なります。

以下では、代表的な業務を4つに分けて紹介します。

  1. 施設の検査・点検
  2. トラブル対応・メンテナンス作業
  3. 新設備の導入・改善提案
  4. 清掃・設備に関する事務作業

① 施設の検査・点検

施設の検査や点検は、設備管理の中でも基本となる業務です。不具合が起こる前に兆候を見つけて対応することが、安全性の維持につながります。

たとえば空調や電気、給排水設備の状態を定期的に確認し、異常がないかチェックします。問題を発見した場合は、即座に調整したり修理の手配を行ったりといった対応が求められます。

こうした予防的な行動が、利用者の安心感や施設全体の信頼性に直結します。

② トラブル対応・メンテナンス作業

突発的なトラブルが発生した際には、速やかに対応し、被害の拡大を防ぐ必要があります。この業務では冷静な判断力と臨機応変な対応力が求められます。

たとえば、電気設備の故障や水漏れがあった場合、現場を確認しながら原因を特定し、応急処置や専門業者への連絡を行います。

対応の精度とスピードによって施設の稼働状況が左右されるため、大きな責任が伴う場面も多いでしょう。

③ 新設備の導入・改善提案

設備管理では、現状維持にとどまらず、より良い環境づくりを目指した改善提案も重要です。

たとえば古くなった設備を新しい機器に入れ替える案を出したり、より効率的な運用方法を企画したりといった取り組みが該当します。

現場の課題を拾い上げ、コストや利便性を考慮しながら提案する力が求められます。そのため、技術的な知識に加え、関係部署との連携や調整能力も必要となるでしょう。

④ 清掃・設備に関する事務作業

設備管理の仕事には、清掃や記録管理などの事務的な業務も多く含まれます。たとえば点検結果の記録や修繕の履歴を整理したり、外部業者への依頼書を作成したりする作業があります。

これらの業務は一見地味に見えるかもしれませんが、スムーズな現場対応や正確な報告につながる大切な要素です。

裏方として全体を支える意識を持ち、丁寧かつ的確にこなす姿勢が評価されるポイントになります。

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企業が設備管理の志望動機で評価するポイント

設備管理の仕事は、専門性と責任感が問われる職種です。企業は応募者の志望動機から、業務に対する理解や覚悟、そして長期的な成長意欲を見極めようとしています。

ここでは、企業がどのような視点で志望動機を評価しているかを、以下の4つの観点から解説します。

  1. 仕事内容や業務の大変さへの理解
  2. 主体的に貢献したいという姿勢
  3. 長期的な勤務意欲
  4. 入社後の活躍が期待できる適性

① 仕事内容や業務の大変さへの理解

設備管理の仕事は、単なる点検業務にとどまりません。緊急時の対応や現場での判断力など、多くのスキルと責任を要します。

企業は、こうした業務の実態を理解したうえで志望しているかどうかを重視しています。

たとえば、「トラブル時の迅速な判断が求められる」といった認識を持っていれば、業務の本質に触れていると評価されるでしょう。

仕事内容の奥深さを理解し、そのうえで前向きに取り組む姿勢があれば、信頼を得やすくなります。

② 主体的に貢献したいという姿勢

設備管理の現場では、指示を待つだけでなく、自分から考えて動く力が求められます。企業は、受け身ではなく、積極的に施設の改善や安全管理に取り組もうとする姿勢を評価しています。

「より効率的な点検方法を提案したい」といった能動的な姿勢が伝われば、成長意欲の高い人材として期待されるでしょう。

志望動機では、自分の思いや工夫をどう活かすかを具体的に表現することが大切です。

③ 長期的な勤務意欲

設備管理は、経験を重ねることでスキルが磨かれていく職種です。企業は、長く働く意思があるかどうかを見極めようとします。

特に新卒採用では、早期離職のリスクを避けたいと考えている企業が多いため、「将来的には施設全体を統括できる技術者を目指したい」といった中長期的なビジョンを持っているかが評価のポイントになります。

「安定しているから働きたい」だけでなく、「継続の中で自分を成長させたい」という意欲が伝わる内容が好まれます。

④ 入社後の活躍が期待できる適性

企業は志望動機を通じて、応募者に活躍の素養があるかを見ようとしています。たとえば、トラブルに冷静に対応できるか、人との連携を大切にするかといった点は、設備管理で特に重視される要素です。

自己PRの中で「友人からは落ち着いて物事を判断するタイプと言われる」といったエピソードを交え、それが設備管理にどう活かせるのかを伝えると説得力が増します。

適性は目に見えにくい分、言葉での伝え方が重要です。

設備管理の志望動機でアピールすべき強みとは

設備管理職を志望する際、どのような強みを志望動機に盛り込むべきか迷う方も多いでしょう。企業が見ているのは、やる気の有無だけではなく、業務に適した資質や将来的な成長性です。

ここでは、就活生が設備管理職の志望動機に活かせる代表的な強みを紹介します。

  1. 専門知識や技術に対する探究心がある
  2. 地道な努力を継続できる粘り強さがある
  3. 丁寧に仕事を進める責任感・使命感がある
  4. 周囲と協力できるコミュニケーション力がある

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① 専門知識や技術に対する探究心がある

設備管理では、電気や機械などの専門的な知識が求められる場面が少なくありません。そのため、技術への興味や学び続ける姿勢は高く評価されやすいです。

たとえば、学校の授業だけでなく、自主的に資格取得を目指している場合や、技術記事を日頃から読んでいるといった経験は、前向きな成長意欲として伝わるでしょう。

日々の業務で新たな知識を吸収し、現場でのトラブルにも自ら対応しようとする姿勢があれば、職場でも頼りにされる存在になれるはずです。

② 地道な努力を継続できる粘り強さがある

設備管理は、目立つ成果が出にくい一方で、日々の積み重ねが非常に重要です。点検や保守といった作業をコツコツ続ける力は、現場で重宝されます。

たとえば、長期的に資格勉強を継続した経験や、サークル活動で裏方の役割を黙々と担っていたことなどは、粘り強さの証明になります。

こうした経験をもとに、自分がどのように継続力を身につけたかを具体的に伝えると、説得力が増すでしょう。

③ 丁寧に仕事を進める責任感・使命感がある

設備管理の現場では、ひとつのミスが安全性や運営に大きく影響します。そのため、作業の丁寧さや慎重さは必須といえるでしょう。

責任感を持って業務に取り組む姿勢は、職種への適性を伝えるうえで効果的です。

たとえば、文化祭の運営で備品管理を担当し、ミスなく準備を進めた経験があれば、そのエピソードを通じて丁寧な仕事ぶりを伝えられます。

任されたことに対して誠実に向き合う気持ちは、設備管理という職種にぴったりの資質です。

④ 周囲と協力できるコミュニケーション力がある

設備管理の業務は、複数人で行動することも多く、報告・連絡・相談といったやり取りが欠かせません。だからこそ、周囲と円滑に協力できる力は重要な要素となります。

たとえば、アルバイト先で他スタッフと連携して問題を解決した経験や、チームでの作業において役割を理解し協力できたことがある場合、それをアピール材料にしてください。

技術職であっても、人との関係性を大切にできる人は、職場の信頼を得やすいでしょう。

設備管理の志望動機を書く3ステップ

設備管理の志望動機を書くときは、「やってみたい」という気持ちだけでは相手に伝わりません。採用担当者を納得させるには、志望理由や企業との相性、将来のビジョンを具体的に示すことが重要です。

ここでは、設備管理の志望動機をわかりやすく伝えるための3つのステップを紹介します。

  1. ステップ1:なぜ設備管理を志望するのかを明確にする
  2. ステップ2:企業の特徴と自分の強みを照らし合わせる
  3. ステップ3:入社後の活躍イメージを具体的に伝える

① ステップ1:なぜ設備管理を志望するのかを明確にする

まず大切なのは、「なぜこの職種を選んだのか」という理由をはっきりと伝えることです。

たとえば、建物や機械に興味を持った経験や、身近な施設での安全対策に感銘を受けたことなど、具体的なエピソードを交えて話すと、説得力が増します。

設備管理の仕事には、責任感や専門的な知識が求められます。そのため、仕事内容への理解を示したうえで、自分がなぜ関心を持ったのかを言葉にすることが大切です。

他の職種ではなく設備管理でなければならない理由を伝えれば、意欲の高さもより明確に伝わるはずです。

② ステップ2:企業の特徴と自分の強みを照らし合わせる

次に意識したいのが、応募先企業の特徴と自分の強みを結びつけることです。

たとえば、予防保全を重視している企業であれば、「問題を未然に防ぐための計画を立てる力に自信がある」といった経験を伝えると、企業との相性が伝わりやすくなります。

単に「興味があるから」ではなく、「この企業でこそ力を発揮できる」という視点を示すことで、他の候補者と差がつきます。

企業研究を丁寧に行い、自分との接点を見つけてアピールすることが、説得力ある志望動機につながります。

③ ステップ3:入社後の活躍イメージを具体的に伝える

最後に重要なのは、入社後にどのように活躍していきたいかを具体的に描くことです。ただ「がんばります」と伝えるだけでは不十分です。

たとえば、「まずは現場で経験を積み、将来的にはチームをまとめられる人材を目指したい」や、「資格取得を通じて技術力を高め、安定稼働に貢献したい」などのように、将来の行動まで言及することで、成長意欲や長期的な視野が伝わります。

企業側は、「長く働いてくれそうか」「育てる価値があるか」といった視点で見ているため、具体性のあるビジョンを語ることが評価につながるでしょう。

設備管理の志望動機の例文

設備管理職への応募を考えている方の中には、「どんな職場での志望動機を書けばよいのか」と悩んでいる方も多いでしょう。

このセクションでは、職場ごとに異なる特徴を踏まえた志望動機の具体例を紹介します。自分の希望する勤務先に合わせて参考にしてください。

  1. オフィスビルの設備管理
  2. マンションの設備管理
  3. 工場の設備管理
  4. 商業施設・ホテルの設備管理
  5. 駅・空港の設備管理
  6. 病院・学校の設備管理

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

例文①:オフィスビルの設備管理

ここでは、オフィスビルの設備管理を志望する志望動機例文を紹介しています。

設備管理の志望動機を作成する際は、「なぜこの職種を選んだのか」と「なぜこの企業を選んだのか」を明確にし、経験やエピソードを繋げましょう。

オフィスビル設備管理の志望動機
【結論】
私は、日々の暮らしを支える裏方の仕事に魅力を感じ、オフィスビルの設備管理職を志望しました。快適な環境を保ち続けることは、多くの人の働きやすさや安全を支える重要な役割だと考えております。設備の安定稼働によって、ビルで働く多くの方々が安心して業務に集中できる環境を支える点に大きな意義を感じています。
添削コメント|2文目に関して、志望職種の意義を伝えたいという意図は分かりますが、一度読んだだけでは伝わりづらいため、オフィスビルで働く人々を支えるという視点を強調し、設備管理職の意義を具体的に表現し直しました。
【根拠となるエピソード】
大学のアルバイトで、商業施設の清掃業務に携わった経験があります。表に出る仕事ではありませんでしたが、裏方として支える経験の多い仕事でしたが、自分の手で人の役に立っている実感を得られ、やりがいを強く感じました。
添削コメント|「表に出る仕事ではない」はネガティブに響きやすいため、「裏方の仕事」と肯定的に言い換えることで、設備管理との共通性が自然に伝わるよう調整しました。志望動機の根拠としても違和感なくつながります。
【エピソード詳細】
特に、エアコンのフィルター清掃やトイレの故障時の初期対応など、快適な環境づくりに直接関われたことが印象に残っています。地道な作業が、利用者の安心につながる点に誇りを持ちました。また、トイレの詰まりを迅速に対処できたときに、お客様から直接感謝の言葉をいただき、誰かの快適な時間を支える仕事のやりがいを強く感じました。
添削コメント|「安心」「誇り」という抽象語に留まっていた部分を、具体的な行動と結果(感謝された経験)に置き換えることで、読者にエピソードのリアリティと価値が伝わりやすくなります。
【企業を選んだ理由】
貴社はオフィスビル管理の実績が豊富で、若手でも責任ある業務に挑戦できる体制に魅力を感じました。新人でも段階的にスキルを習得できる研修制度や、チームでの点検・対応体制が整っている点に惹かれました。丁寧な設備点検と迅速な対応力で信頼を築いている点にも共感しております。
添削コメント|「若手でも責任ある業務に〜」という表現は具体性に欠けるため、企業の制度や方針に言及して説得力を高めました。企業研究の深さと志望理由の結びつきが伝わる構成です。
【入社後】
入社後は設備の知識を一つひとつ習得し、細かな異常にも気づける観察力を身につけたいです。将来的には現場全体を俯瞰し、トラブルを未然に防げる設備管理のプロとして貢献したいと考えています。点検記録の蓄積や設備の劣化傾向を分析することで、故障の予兆を早期に把握し、トラブルの未然防止に取り組める人材として現場に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「俯瞰」「プロ」といった抽象語を具体化し、将来の活躍イメージを現実的なステップに置き換えました。企業側は再現性のある成長プランを重視するため、説得力が大きく向上しています。

【NGポイント】
設備管理職を選んだ理由やエピソードの具体性が不足しており、業務内容とのつながりや熱意が伝わりにくい構成になっていました。また、企業の魅力や自分の貢献意欲についても、情報の裏付けが乏しく、説得力を欠いていました。

【添削内容】
「快適さ」「重要な役割」「プロとして活躍」といった表現を、オフィスビルの文脈や実務的観点に沿って具体化しました。企業の制度や経験の描写も追加し、全体に一貫性を持たせています。

【どう変わった?】
設備管理職の役割や魅力が「人を支える仕事」として具体的に描かれ、経験との一貫性も明確になりました。企業視点で「なぜこの応募者が活躍できそうか」が伝わりやすくなり、志望理由の納得感が大きく向上しています。

【今回の志望動機のコツ】
・経験から何を学んだかを伝える
・経験に具体性を伴わせる
・志望先ならではの特徴に触れる

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例文②:マンションの設備管理

ここでは、住民の暮らしを支えるマンション設備管理の役割に焦点を当てた志望動機例文を紹介しています。

職種理解を深めながら、体験と企業の特徴を具体的に結びつけることで、「なぜマンションの設備管理なのか」に説得力を持たせることができます。実際の行動や気づきを明確に書きましょう。

マンション設備管理の志望動機
【結論】
私は、暮らしの安全を支える設備管理の仕事に魅力を感じ住民の安心な生活を裏側から支える責任とやりがいを感じ、志望いたしました。目立たないけれど重要な役割を担う仕事に携わることで普段意識されにくい設備こそが生活の基盤であると考え、安心して暮らせる環境づくりに貢献したいと考えています。
添削コメント|「魅力を感じ」「目立たないけれど重要な役割」など抽象表現が多く、志望理由としては弱い印象でした。そこで設備管理の本質である「縁の下の支え」や責任感に焦点を当て、動機を明確にしました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、一人暮らしのアパートで水道トラブルが起きた際、管理会社の迅速な対応に助けられた経験があります設備点検を担当する業者の迅速な対応により、生活をすぐに立て直すことができた経験があります
添削コメント|「管理会社」という言葉では、設備管理職との関連があいまいで伝わりにくいため、「設備点検を担当する業者」と職種に近い表現に修正しました。
【エピソード詳細】
真冬に給湯器が故障し、生活に大きな支障が出ましたが、設備管理担当の方が丁寧に状況を確認し、その日のうちに復旧させてくださいました。あのときの安心感と対応の的確さが印象に残り現場での確かな対応力と、住民の不安を和らげる姿勢に深く感銘を受け、自分も人々の生活を支える立場になりたいと思うようになりました。
添削コメント|「安心感」「的確さが印象に残り」は感情のみの記述で説得力が弱くなりがちです。設備管理職の具体的な対応力や姿勢に着目することで、「何に感銘を受けたか」の描写が志望動機の説得力を高める結果になりました。
【企業を選んだ理由】
貴社はマンション管理の実績が豊富で、現場の声を大切にする姿勢に共感いたしました設備の老朽化にも丁寧に対応し、住民視点を重視した管理体制を整えている点に共感いたしました長期的な視点で建物と人を支える貴社の姿勢に強く惹かれました。
添削コメント|「現場の声を大切にする姿勢」では他社にも当てはまる内容です。志望先の特徴である「設備の老朽化対応」や「住民視点」を取り入れることで、企業研究を行ったことが伝わり、志望度の高さが評価されやすくなります。
【入社後】
入社後は、基本的な設備知識をしっかり身につけ、どんなトラブルにも落ち着いて対応できる管理者を目指します現場での確認や入居者とのやり取りも含めて、設備不良の早期発見・迅速対応ができる人材を目指します。また、住民の方々に信頼される対応を常に心がけてまいります。
添削コメント|「どんなトラブルにも落ち着いて対応する」は、職種理解や成長意欲の伝達力が弱い表現でした。具体的な業務内容(現場確認、早期発見)に触れることで、実務への理解と意欲を強調できています。

【NGポイント】
「設備管理職ならではの魅力」や「その企業を選ぶ理由」への言及が不足しており、曖昧な内容になっていました。また、エピソードと設備管理職とのつながりが不明瞭で、職種理解が浅い印象を与えていました。

【添削内容】
行動や背景を可視化できるものにすることで、設備管理職ならではの責任感や役割への理解がしやすい志望動機になります。さらに、企業研究に基づいた特徴も文中に盛り込みました。

【どう変わった?】
業務理解と志望理由がより明確になり、「なぜこの職種でこの企業なのか」が伝わる構成に整理されました。設備管理職としての理解と熱意が伝わる構成に変わり、企業にとって採用後の活躍イメージが描きやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・行動の背景を簡潔に記述する
・他社と被りにくい特徴を提示する
・体験と志望動機の接点を明確にする

例文③:工場の設備管理

ここでは、設備トラブルをきっかけに工場の設備管理職を志望している方の志望動機例文を紹介しています。

「なぜ他施設ではなく工場での設備管理を選んだのか」が明確に伝わるようにエピソードを表現することが重要です。

工場設備管理の志望動機
【結論】
私は、ものづくりを支える設備管理の仕事を通じて、安全で効率的な生産現場を支えたい安定稼働と品質維持の両面から工場運営を支える役割を担いたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「安全で効率的な生産現場」という表現は他職種でも使い回せる印象を与えます。設備管理職ならではの視点として「安定稼働」「品質維持」といった職務に直結する言葉に置き換えることで、職種理解と適性がより伝わりやすくなります。
【根拠となるエピソード】
大学時代、研究室で使用する装置が故障した経験を通じて、設備の重要性を強く意識するようになりました生産活動を支える設備の安定稼働がいかに重要かを実感しました
添削コメント|「設備の重要性を意識」は感覚的であり、読み手に訴える力が弱くなります。「生産活動を支える」「安定稼働」といった因果関係や機能的役割を含んだ言い換えにより、なぜ関心を持ったかが明確になります。
【エピソード詳細】
ある日、実験中に主要な測定機器が突然動かなくなり、予定していた実験がすべて延期となりました。その際、装置の保守点検の重要性を実感し、日頃から設備が正常に稼働しているありがたさに気づきましたこの出来事を通じて、日常的な点検やトラブルの予防が、実験や生産活動を支える基盤であることに気づきました以降、定期的な点検やトラブル時の対応方法を自主的に学び、研究室内の設備チェックを任されるようになりました。
添削コメント|「ありがたさに気づいた」は感情に寄っており説得力に欠けます。設備管理の目的である「予防保全」に視点を寄せ、「支える基盤」といった言葉で設備の重要性を論理的に表現することで、実務への理解と適性が伝わります。
【企業を選んだ理由】
貴社は多くの工場で安定した生産体制を支えており、設備保全にも力を入れていると知りました設備保全の仕組みや点検体制が充実している点に注目しました自分の関心と経験が活かせると感じ、志望いたしました生産設備の安定稼働に関心を持ってきた自身の経験と、貴社の体制が強く結びつくと感じ、志望いたしました
添削コメント|「力を入れている」は曖昧で、企業研究が浅く見える恐れがあります。「点検体制」など具体性を持たせつつ、自身の経験との接続を明示することで、志望理由に一貫性と深みが出ます。
【入社後】
入社後は、現場での経験を積みながら、トラブルを未然に防ぐための知識や技術を高め、安全で快適な職場環境づくりに貢献してまいります。
添削コメント|未経験者であっても「現場経験を積みながら学ぶ姿勢」と「予防意識の高い貢献意欲」が明確に描かれており好印象です。学びの方向性と実行意志が両立されており、採用側からの期待に応える内容です。

【NGポイント】
結論や企業を志望した理由において抽象的な表現が使われていたため、設備管理職とのつながりがやや不明瞭になっていました。また、感情表現に頼りすぎた箇所があり、エピソードの説得力が弱まっていました。

【添削内容】
「安全」「ありがたさ」など感覚的な表現を削り、安定稼働や品質維持といった設備管理特有のワードに言い換えました。企業の設備保全体制と自身の経験を結びつけ、職種・企業との適合性を高めています。

【どう変わった?】
設備管理職ならではの業務理解が明確になり、志望動機の一貫性が高まりました。企業の特徴と自身の経験がしっかり結びついており、職務への意欲や将来の貢献が読み手に伝わりやすい構成になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・体験と志望理由を接続させる
・企業との接点を強調する
・行動の裏付けを示す

例文④:商業施設・ホテルの設備管理

ここでは、商業施設やホテルといった人の往来が多い場所での設備管理を志望する方の志望動機を紹介しています。

表面的な「魅力」ではなく、なぜ商業施設での設備管理に魅力を感じたのかという背景をエピソードで論理的に伝えることが重要です。

商業施設の志望動機
【結論】
私は、人々が快適に過ごせる空間づくりを支える多くの人が利用する施設の安全性と快適さを裏側から支える設備管理の仕事に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「快適に過ごせる空間づくりを支える」という表現は、設備管理の職務内容との直接的な関連が伝わりづらいです。「多くの人が利用する施設」「裏側から支える」と、分かりやすい結論部分になるよう添削しました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、学園祭の運営スタッフとして、施設の安全確認や備品管理を担当した経験があります仮設ステージの設営や機材管理を通じて、安全かつスムーズにイベントを進行させる役割を担いました
添削コメント|「施設の安全確認や備品管理を担当した経験があります」では、どのような工夫や責任があったのかが伝わりません。「仮設ステージの設営」や「機材管理」といった具体行動を盛り込むことで、読み手がその業務の重要性と経験の実感を持てるようにしました。
【エピソード詳細】
特に屋外会場の設営時には、電源の確保や通路の安全確保に細心の注意を払い、来場者が安心して楽しめる環境を整えるために仲間と連携して取り組みました。この経験から、見えない部分で多くの人の安全と快適さを守る仕事に大きなやりがいを感じました。裏方の仕事であっても、現場全体の安全性を左右する重要な役割があると実感し、設備管理のように人目に触れにくい分野から支える働き方に強く惹かれるようになりました。
添削コメント|元の後半文では「やりがいを感じた」と締めているものの、その理由が曖昧でした。「裏方の仕事」「現場全体の安全性」といったキーワードを用い、エピソードから得た学びと設備管理職への志望理由の橋渡しが明確になるよう改善しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は商業施設やホテルなど多くの人が集まる場で、設備の安定稼働に努めておられます。人の流れや使用状況に合わせた柔軟な管理体制に惹かれ、そこで専門性を高めたいと考えました。施設ごとに異なる利用者の動きや運営状況に応じて、効率的かつ安全に設備を運用されている点に惹かれ、そうした実践の中で現場力を養い、将来的には複数施設の管理にも関われる人材を目指したいと考えました。
添削コメント|「柔軟な管理体制に惹かれた」という表現はどの企業にも当てはまり得る内容でした。商業施設やホテルというテーマ性を活かすため、「施設ごとの利用状況への対応力」や「複数施設管理」という具体的な視点に言及し、企業を選んだ理由に深みと将来性を加えました。
【入社後】
入社後は現場での経験を重ね、トラブルの予防や対応力を身につけることで、利用者が安心して過ごせる空間づくりに貢献してまいります。
添削コメント|この文は構成・内容ともにバランスが取れており、設備管理職としての成長意欲と貢献意識が自然に伝わってきます。「予防」「対応力」「安心して過ごせる空間」といった、用語を用いることで業種理解の深さも表現できています。

【NGポイント】
「なぜその仕事に魅力を感じたのか」「なぜその企業を選んだのか」が明確になっていませんでした。特に「快適に過ごせる空間づくり」「柔軟な管理体制」などは、具体性が不足していたため、伝わりづらい印象を与えていました。

【添削内容】
具体的な行動や成果を追加し、「設備管理」の仕事の特徴が伝わるよう修正を加えました。また、企業選びの根拠も「施設ごとの特性に応じた対応力」など、他社との違いが見える内容へと掘り下げました。

【どう変わった?】
読んだ人が設備管理職の業務内容や志望者の関心がどこにあるのかを具体的に理解しやすくなりました。エピソードが明確になり、企業研究の深さや職種理解の高さが伝わる構成に変わったため、採用担当者からの高評価も期待できます。

【今回の志望動機のコツ】
魅力を感じた理由を論理的に伝える
・企業理解の深掘りを示す
・行動の詳細を簡潔に伝える

例文⑤:駅・空港の設備管理

本例は駅・空港の設備管理を志望する学生向けに、企業の強みと自身の経験を結び付けた志望動機例文を添削しました。

エピソードで背景→気づき→志望動機といった形で繋がりを示し、企業選定理由では業界内で独自性を感じた点を一つ掘り下げると、志望度の高さが伝わります。

駅・空港設備管理の志望動機
【結論】
設備管理を通じて、多くの人が快適に利用できる空間を支える仕事に携わりたいと考え、駅や空港といった多くの人が行き交う公共空間の安全と快適を支える設備管理に魅力を感じ、貴社を志望しました。
添削コメント|冒頭を具体施設に置き換え対象業務を鮮明化。施設名を示すことで企業との接点と志望理由の軸が即座に伝わり、印象が強まる。
【根拠となるエピソード】
大学時代、通学で毎日利用していた駅が、空調や照明の不具合で不便だった時期がありました。一時的に空調が故障していたことがあり、そのとき、設備の安定稼働が日常生活を支えていることを実感しました。
添削コメント|「不具合で不便」は漠然としていたため「空調の故障」と限定し具体性を向上。リアルな出来事で職種への関心の根拠が説得力を持つ。
【エピソード詳細】
特に猛暑の時期、駅の空調が止まってしまい、利用者が不満を口にする様子を見て、設備管理の重要性を肌で感じました。後日、空調が復旧し快適さが戻った際には、見えないところで動く設備のありがたさを改めて認識しました。その後、復旧作業が行われ通常通り稼働した際、設備が滞りなく機能していることの価値を強く意識するようになりました。この経験から、縁の下で暮らしを支える設備管理という仕事に興味を持ちました。
添削コメント|抽象的な感想を削り「復旧作業→正常稼働」という変化の流れを追加。状況描写と気づきをセットにしエピソードの説得力と臨場感を高めた。
【企業を選んだ理由】
貴社は全国の駅や空港の設備を幅広く管理しており、特に貴社は駅・空港といった大規模施設において、緊急時対応や予防保全といった管理体制を高いレベルで構築しています。利用者の安全・快適を守るための仕組みづくりに力を入れている点に魅力を感じました。
添削コメント|一般的な「幅広く管理」を削り独自の強みである予防保全・緊急対応を明示。企業特徴と自身の価値観を結び志望理由の必然性を示した。
【入社後】
現場での保守点検やトラブル対応を通じて、利用者の不安や不便を最小限に抑えられる人の流れが多い駅や空港でも安定した稼働を保てるよう、点検精度や異常検知の向上に努める設備管理担当を目指してまいります。
添削コメント|抽象的な目的語を具体行動へ置換し再現性を補強。点検精度・異常検知など手段を示すことで、入社後の貢献イメージが評価しやすくなった。

【NGポイント】
エピソードで公共施設の故障について言及していたものの、故障内容が「不便だった」程度しか伝わらず、志望動機への繋がりが不十分に感じられました。企業理由も、他の施設でも当てはまりそうな内容で、差別化が足りない印象でしたね。

【添削内容】
対象を駅・空港に限定し冒頭で提示し、空調故障という具体トラブルを描写して復旧までの変化を追加しました。企業理由は志望先が行なっている独自の取り組みを強調し、企業分析の深さを示しています。

【どう変わった?】
エピソードにより経験→気づき→志望動機の因果を分かりやすくつなげたことで、志望動機の根拠に説得力が与えられています。また、深い企業理解と共に志望動機との繋がりが示されたことで、マッチ度の高さが明らかになりました。

【今回の志望動機のコツ】
・対象施設を明示する
・過去経験と志望動機の繋がりを明確に示す
・入社後の貢献手段を具体化させる

例文⑥:病院・学校の設備管理

ここでは、病院や学校の設備管理職を志望する志望動機の例文を紹介しています。

エピソードと企業選びの理由を具体化し、特に病院や学校の設備管理職に求められる行動力や責任感を強調した内容にしましょう。

病院・学校設備管理の志望動機
【結論】
私は、病院や学校において、利用者の安全を守ることに大きな責任を感じ、貴社を志望しました。特に、施設の安全性を最優先に保つ仕事にやりがいを感じています。利用者の安全を確保するための設備管理にやりがいを感じており、私の強みである責任感を活かせると考えています。
添削コメント|元の文章では設備管理職志望だということが示せていなかったため、「利用者の安全を確保するための設備管理」に言及し、さらに「私の責任感を活かすことができる」という表現で、合わせて強みのアピールもしました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、ボランティア活動で地域の子どもたちが集まるイベントを運営した際、設備の安全性に問題が生じたことがきっかけです。きっかけで設備管理職に興味を持ちました。子どもたちの多くが参加するエリアで電気系統のトラブルが発生し、一時的に照明が消える場面がありました。幸い大事には至りませんでしたが、その時、設備管理の重要性と、迅速かつ適切な対応がいかに安全に直結するかを痛感しました。設備管理の重要性と、適切な対応が安全を確保するためにいかに求められているかを実感しました。
添削コメント|「痛感しました」という表現がやや抽象的なため、設備管理職に何が求められているかを体験できたことを、具体的に伝えました。また、「適切な対応」を強調することで、エピソードに説得力を加えています。
【エピソード詳細】
その際に私はすぐに関係者と連携し、状況を確認したうえで、緊急対応を行いました。子供たちを一か所に集め、安全を確保することを最優先に行動しました。照明はすぐに復帰しましたが、もしトラブルが長引けば参加者に不安を与え、事故に繋がる可能性もありました。この経験から、病院や学校などの設備管理に携わりたいと考えるようになりました。病院や学校のような施設で、命に直結する安全管理を行うことに強い責任感を感じ、設備管理職を志すようになりました。
添削コメント|当時の努力について「緊急対応」だけでなく、どう行動したのかを具体化しました。経験からの学びについても「設備管理に携わりたいと思った」だけでは実感がなさそうに見えるため、「安全管理が命に直結する」という実感のこもった表現を追記しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は病院や学校といった、利用者の安全が最も重視される施設の設備管理を手掛けており、その仕事が社会に与える影響の大きさに共感しています。設備管理を通じて、施設利用者の安全と快適な環境を提供できる点に魅力を感じ、私もその一員として貢献したいと考えています。
添削コメント|元の表現では企業への熱意が伝わりにくくなっています。「設備管理を通じて」の部分を追加し、どのように貢献するのかを明確にしました。
【入社後】
入社後は、施設の設備管理において安全面を最優先に、日々の業務に取り組んでいきます。特に病院や学校では、トラブルが発生した際の影響が大きいため、常に冷静に迅速な対応を心がけ、施設全体の安全性を維持することを目指します。 施設全体の設備を管理し、特に緊急時には迅速かつ的確に対応することで、施設利用者の安全を守り続けます。
添削コメント|「施設全体の安全性を維持すること」を具体的な行動として「設備を管理し、緊急時には迅速に対応」と修正。どのように貢献するのかがより明確に伝わります。

【NGポイント】
曖昧な表現が多く、特にエピソード中に何が起きてどんな行動を取ったのか、具体的な内容が不明確でした。結果的に「どうして施設管理に携わりたいのか」が分かりづらく、読み手にインパクトを与えづらくなっていました。

【添削内容】
抽象的な表現を具体化し、エピソード中に何を判断してどう行動したのか、その経験から何を感じたかを明確化しています。また「利用者の安全を確保するための設備管理」に言及し、「責任感を活かす」といった具体的な強みを加えました。

【どう変わった?】
志望動機がより具体的になり、企業が求める人物像に合致した内容になりました。具体的なエピソードを交えることで、応募者の行動力や責任感が強調され、即戦力として活躍できる人物像が伝わるようになりました。

【今回の志望動機のコツ】
思考プロセスや主体性を伝える
・成長手段を明確にする
・判断力と実行力をアピールする

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設備管理の志望動機で避けたいNG例

就職活動では、どれほど素直な思いを込めた志望動機であっても、内容によっては企業にマイナスの印象を与えることがあります。

設備管理職は専門性や業務理解が重視されるため、表面的な言葉や曖昧な表現では熱意が伝わりにくくなります。ここでは、よくあるNG例をもとに、避けるべき志望動機の特徴を解説します。

  1. 抽象的で熱意が伝わらない
  2. 仕事内容や企業理解が浅い
  3. 他業界にも通じる動機になっている

① 抽象的で熱意が伝わらない

「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」といった漠然とした表現では、設備管理の仕事に対する本気度が伝わりません。

これらの思いが悪いわけではありませんが、実体験や具体的なきっかけと結びついていないと、説得力に欠けてしまいます。

たとえば、施設の保守作業を見て興味を持った経験や、トラブル対応を見学して感銘を受けたなど、自分の体験に基づく理由があると、より熱意が伝わりやすくなるでしょう。

② 仕事内容や企業理解が浅い

設備管理の仕事は点検や修理だけでなく、改善提案や事務作業まで多岐にわたります。また、企業によって重視する業務内容も異なります。

にもかかわらず、「設備に関わる仕事がしたい」といった曖昧な表現で済ませてしまうと、職種理解の浅さが露呈してしまいます。

企業ごとの特徴や求める役割を把握したうえで、自分がどの業務に関心を持ち、どのように貢献できるかを具体的に伝えることが大切です。

③ 他業界にも通じる動機になっている

「安定して働きたい」「手に職をつけたい」といった志望理由は、設備管理に限らず他の職種にも当てはまる内容です。

そのため、志望動機としては弱く見られてしまいます。採用担当者が求めているのは、「なぜ設備管理なのか」「なぜこの会社なのか」といった具体的な理由です。

志望動機をつくる際は、業界・職種・企業の3つの視点を踏まえて、自分の経験や価値観と結びつけて話を構成するように心がけてください。

設備管理で活かせる資格一覧

設備管理の仕事では、安全で快適な環境を維持するために、専門的な資格を持っていることが大きな強みとなります。

就職活動でも、資格の有無が評価に直結する場面が少なくありません。ここでは、就活生が取得を目指すとよい代表的な資格を5つ紹介します。

それぞれの資格が現場でどう活かされるのかを理解しておくことで、志望動機にも説得力が増すでしょう。

  1. 第二種電気工事士
  2. ボイラー技士
  3. 危険物取扱者(乙種第4類)
  4. 冷凍機械責任者
  5. 機械保全技能検定

① 第二種電気工事士

第二種電気工事士は、建物内の電気設備に関する工事や点検を行うために必要な国家資格です。

設備管理の現場では、電気系のトラブルが頻繁に発生するため、この資格があると現場での対応力を高く評価されます。

学歴や実務経験がなくても受験できるため、学生でも取得しやすいのが魅力です。資格の取得を通じて電気の基礎知識が身につけば、ほかの業務への応用力も広がるでしょう。

② ボイラー技士

ボイラー技士は、ビルや工場で使用されるボイラー設備の運転や管理に関する資格です。

とくにビル管理や大型施設では、ボイラーの点検や保守が業務の中核となるため、この資格があると採用時に有利に働きます。

試験には講習受講や実務経験などの条件がありますが、学生でも該当するケースがあるため、早めに確認して準備を進めておくと安心です。

③ 危険物取扱者(乙種第4類)

危険物取扱者(乙種第4類)は、引火性の高いガソリンや灯油などを安全に取り扱うための国家資格です。

これらの物質は空調や給湯設備などに使われることもあり、安全管理の観点から重要なスキルといえます。

文系出身でも取りやすく、比較的難易度が低いため、設備管理職を目指す学生にとっては取得しやすい資格の一つです。他の応募者との差別化にもつながるでしょう。

④ 冷凍機械責任者

冷凍機械責任者は、冷凍・冷蔵設備の運転や保守管理に必要な資格で、食品関連の施設や商業施設などで幅広く活用されます。

冷暖房や空調など温度管理が重要な現場では、この資格を持っていると信頼性が高まりやすいです。第一種から第三種までありますが、最初は第三種からの取得がおすすめです。

理系の知識が問われるため、基礎から丁寧に対策を進めることが大切です。

⑤ 機械保全技能検定

機械保全技能検定は、設備や機械の予防保全に関する知識や技術を評価する検定です。

設備管理ではトラブル対応だけでなく、安定稼働のための日常点検や保守も求められるため、この資格は現場に直結するスキルといえます。

学生でも講習や模擬試験を活用すれば受験可能です。実技も含まれる検定なので、取得すれば実務に強い人材として評価される場面が増えるでしょう。

設備管理の志望動機を説得力あげて選考通過を目指そう!

設備管理職を目指すなら、業務内容や評価ポイント、求められる適性を正しく理解することが大切です。

まずは、設備管理の基本的な仕事内容や役割を把握し、自分の興味や適性と照らし合わせましょう。次に、企業が重視する評価ポイントや、志望動機でアピールすべき強みを押さえることが重要です。

さらに、自分の経験や価値観と企業の特徴を結びつけ、入社後の活躍イメージを明確に伝えることで、他の応募者と差がつく志望動機を作成できます。

設備管理職に関する具体的な例文や避けるべきNG例、活かせる資格まで押さえておけば、説得力のある志望動機が完成するでしょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。