【例文6選】法律事務所の志望動機の書き方|書く時のポイントや注意点も紹介
この記事では、法律事務所の志望動機の書き方を職種別に解説しています。
志望動機の書き方だけではなく、法律事務所の業務内容や必要なスキル、例文、注意点まで網羅しているので、内容をしっかりと確認して好印象な志望動機を目指しましょう。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
志望動機を書く前に|法律事務所の業務は?

法律事務所の仕事は弁護士がすべてを担っていると思われがちですが、実際にはさまざまな職種が関わり、多様な業務が行われています。
就職活動でこの点をきちんと理解しておくと、志望動機をより具体的に書くことができるでしょう。
まず、法律事務所の中心的な役割は、依頼者からの法律相談に対応し、訴訟や交渉を通じて問題を解決することです。ただ、それは弁護士の担う一部の仕事にすぎません。
実際には、パラリーガルと呼ばれる補助職や事務職員が在籍しており、書類の作成や調査、依頼者との連絡対応などを行っています。こうした業務があって初めて、弁護士は法的判断や交渉に専念できるのです。
さらに、最近では企業法務や知的財産、国際取引といった分野にも対応する法律事務所が増え、取り扱う業務の幅も広がっています。
こうした背景から、法律事務所は多職種によるチーム体制がより重要になっていると言えるでしょう。
このような現状を知っておくことで、法律事務所を目指すうえで自分にできることや役割を考えやすくなります。志望動機を書くときにも、具体性と説得力を持たせる助けになるはずです。
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法律事務所の主な職種

法律事務所では、弁護士だけでなく複数の職種が連携して業務を進めています。ここでは、弁護士以外の代表的な職種について、仕事内容や特徴を紹介します。
- パラリーガル
- 弁護士秘書
- 法律事務スタッフ
① パラリーガル
パラリーガルは、弁護士の業務を補助する専門職です。契約書や訴訟関連の書類作成、法律の調査、裁判所への提出書類の準備などを担当します。
法学部出身者や資格保持者が多い傾向にありますが、入社時点での専門知識は必須ではありません。実務を通じて身につけていくことも可能です。
大切なのは、丁寧さや責任感、そして正確に仕事を進める力でしょう。
パラリーガルはあまり知られていない職種かもしれませんが、弁護士を支える重要な役割を果たしています。自分の得意分野を活かしながら、法律の現場で活躍したい人に向いている仕事です。
② 弁護士秘書
弁護士秘書は、弁護士が業務に集中できるよう、スケジュール調整や電話・メール対応などを行うのが主な業務。クライアントとのやりとりを任されることも多く、丁寧な対応や気配りが求められます。
業務の一つひとつは地道ですが、弁護士の動きを先回りして支える姿勢が必要です。段取りの良さや柔軟な判断力も評価されるポイントといえるでしょう。
一見すると裏方のような仕事ですが、弁護士からの信頼を得ることがやりがいにつながる職種です。
③ 法律事務スタッフ
法律事務スタッフは、来客対応や電話応対、書類整理、郵送業務などを通じて、事務所の運営を支えます。法律に関する専門知識がなくても始めやすいのが特徴です。
ただし、機密情報の取り扱いや書類管理などには注意が必要なため、正確さや慎重さが求められます。
仕事内容は表に出にくいですが、弁護士やパラリーガルが安心して働ける環境を整える、大切なポジションといえるでしょう。
就活生の中には見逃しがちな職種かもしれませんが、安定した環境で働きたい方や、事務スキルを活かしたい方にはおすすめです。
法律事務所で役立つ資格

法律事務所を志望する就活生にとって、弁護士以外の職種で活躍するには、どんな資格があるのかを把握しておくことが大切です。
志望動機を考える際にも、実務に活かせる資格を理解し、自分の強みと結び付けて伝える視点が必要になります。ここでは、評価されやすい代表的な資格を紹介します。
- パラリーガル認定資格
- 司法書士資格
- 行政書士資格
- 秘書検定
- 簿記資格
- TOEIC
① パラリーガル認定資格
法律事務所で働くうえで、実務補助ができるスキルを証明する資格です。書類作成や法的な調査業務をスムーズに進める力があると評価されやすいでしょう。
弁護士のサポートを的確にこなす役割が求められるため、即戦力として見なされることもあります。
ただし、この資格だけで業務すべてをこなせるわけではありません。実務経験や他の資格との組み合わせも重要です。それでも、法律業界での実践力と理解をアピールするには、有効な資格だといえます。
② 司法書士資格
司法書士資格は、不動産登記や商業登記といった専門的な業務ができる国家資格です。法律事務所の中でも特に専門性が高く、場合によっては独立開業も可能とされます。
新卒で取得するのは難易度が高いものの、すでに資格を持っていれば大きなアピール材料です。取得を目指して勉強している段階でも、法的知識への関心や真剣な姿勢を伝えることができるでしょう。
③ 行政書士資格
行政書士資格は、契約書作成や官公庁への申請書類の代行ができる資格です。法律事務所においても、クライアント対応や事務手続きの場面で活用されることが多いでしょう。
ただし、業務範囲は司法書士に比べて狭いため、他のスキルと合わせて活かすことが前提です。それでも、法律全般への理解を示すには十分で、意欲の高さを伝えるきっかけになります。
④ 秘書検定
秘書検定は、社会人としての基本的なマナーや事務スキルがあることを証明できる資格です。
弁護士秘書や事務スタッフとして勤務する際、ビジネスマナーや文書作成能力があると好印象を持たれることが多いでしょう。
とくに「サポート力」や「ホスピタリティ」を志望動機の軸にしたいときは、この資格を取得していると説得力が増します。法律の知識だけでなく、働く環境への適応力も示せる点が魅力です。
⑤ 簿記資格
法律事務所では経理や財務に関する業務も発生するため、簿記の知識が役立ちます。とくに企業法務を扱う事務所では、クライアントの会計資料を扱う場面もあるでしょう。
日商簿記3級以上を取得していれば、数字に強い人材として見なされやすくなります。法律と会計の両面からサポートできる人材として、自分の強みを示すには有効です。
⑥ TOEIC
国際業務を多く扱う法律事務所では、英語力のある人材が求められます。TOEICのスコアは、英語のスキルを客観的に証明できる基準のひとつです。
とくにTOEIC700点以上を持っていれば、実務で使える英語力として十分評価されるでしょう。
「国際案件に携わりたい」「外国人クライアントの対応に貢献したい」といった志望動機の裏付けとして活用できます。
法律事務所の志望動機の構成

説得力のある志望動機を書くには、気持ちだけでなく、読み手に伝わる構成が欠かせません。ここでは、結論・根拠・展望という3つの流れにそって、分かりやすい文章の組み立て方を紹介します。
- 結論:志望理由の結論を書く
- 根拠:志望理由の根拠を述べる
- 展望:入所後の展望を示す
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① 結論:志望理由の結論を書く
まず最初に、「なぜその法律事務所で働きたいのか」という結論を一文で伝えることが大切です。文章の冒頭で目的をはっきり示すと、採用担当者に意図が伝わりやすくなります。
たとえば、「地域に根ざした法的サポートに携わりたい」や「人の力になれる仕事がしたい」といった表現が効果的でしょう。
最初の一文は印象を左右する重要なポイントです。抽象的な言葉に頼らず、自分の想いを具体的に伝えてください。
② 根拠:志望理由の根拠を述べる
次に、その結論に至った理由を説明しましょう。大学での学びやボランティア、アルバイトなど、実際の経験に基づいて書くと説得力が生まれます。
たとえば、「ゼミで契約書を調べて実務に興味を持った」「法律相談の手伝いを通じて、人の役に立てる喜びを感じた」などが効果的です。
根拠があいまいなままだと、志望の本気度が伝わりにくくなってしまいます。具体例を交えて、自分らしい背景を語ってください。
③ 展望:入所後の展望を示す
最後に、入所後にどんなことを目指していきたいかを伝えましょう。「まずは正確な事務作業を身につけたい」「信頼されるスタッフとしてチームに貢献したい」など、現実的な目標を示すと好印象です。
大きな夢を語るよりも、入社後の近い将来に向けた前向きな姿勢を伝える方が誠実さが伝わります。成長意欲や継続的な努力をアピールすることで、担当者に安心感を与えられるでしょう。
法律事務所の志望動機を書く際のポイント

志望動機を書くときは、なぜその職場を選んだのかを具体的かつわかりやすく伝える必要があります。ここでは、印象に残る志望動機に仕上げるために意識したい4つのポイントを紹介します。
- 法律に興味を持ったきっかけや背景を伝える
- 事務所の理念や取り組みに共感した理由を伝える
- 自分の経験やスキルが役立つ場面を伝える
- 入所後に達成したい目標を明確に伝える
① 法律に興味を持ったきっかけや背景を伝える
まず、法律に興味を持つようになった背景をしっかりと伝えてください。
たとえば、大学の授業で法律の面白さに気づいたり、身近なトラブルを通じて関心を持った経験がある場合は、それを具体的に書くと伝わりやすくなります。
「正義感が強いから」などの抽象的な理由ではなく、行動や出来事を通して芽生えた興味を言葉にすることが大切です。ここがあいまいだと、業界への熱意が伝わりにくくなってしまいます。
② 事務所の理念や取り組みに共感した理由を伝える
次に、なぜその法律事務所を選んだのかを説明することも大切です。事務所の理念や取り組みに共感した理由を、自分の体験と結びつけて伝えてください。
たとえば、社会的課題に取り組む姿勢に感銘を受けた、特定分野への専門性に惹かれた、などの視点があると説得力が増します。
ホームページに書かれている内容をそのまま写すのではなく、自分の言葉で表現することを意識しましょう。
③ 自分の経験やスキルが役立つ場面を伝える
志望動機には、自分がどのように役立てるかを加えることで、より魅力的な内容になります。
たとえば、アルバイトで身につけた接客対応力や、ゼミで資料をまとめた経験などを挙げ、それがどのような業務に生かせるかを具体的に伝えてください。
単に「強みがあります」と言うのではなく、どのような場面で貢献できるかまで説明すると、採用担当者に伝わりやすくなります。
④ 入所後に達成したい目標を明確に伝える
最後に、入所後にどのような目標を持って働きたいのかを示すと、前向きな印象を与えることができます。
「実務を通して知識を深めたい」「チームの信頼を得て中心的な存在になりたい」といった目標を伝えてみてください。
大きな夢よりも、現実的で一歩先を見据えた内容にすると、誠実さや計画性も伝わるでしょう。目指す姿を言葉にすることが、意欲をアピールする一歩になります。
法律事務所の志望動機の例文6選
志望動機を書くとき、言いたいことがうまく言葉にできず悩んでいませんか?ここでは、職種ごとに分かりやすい例文を紹介します。自分の考えを伝える参考として、活用してみてください。
- 例文①:パラリーガルを志望する場合
- 例文②:弁護士秘書を志望する場合
- 例文③:法律事務スタッフを志望する場合
- 例文④:経理・人事・総務職を志望する場合の志望動機
- 例文⑤:英語スキルを活かしたい方向けの志望動機
- 例文⑥:未経験から法律事務所を目指す場合の志望動機
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
例文①:パラリーガルを志望する場合
ここでは、パラリーガルを志望する場合の志望動機を添削しています。
志望動機を作成する際は、なぜ法律事務所を志すのか、その理由とエピソードを具体的に示し、事務所選びの根拠まで一貫して伝えることが大切です。
【結論】 私は、依頼者にとって最も身近な支援者として、法律的な不安や悩みに寄り添えるパラリーガルとして働きたいと考え、 |
添削コメント|添削前では、どのような観点でその事務所に魅力を感じたのかが不明確な印象でした。修正後は、「依頼者対応を重視した体制」に具体的に言及し、志望動機と応募先の特徴とをつなげる一文にしています。 |
【根拠となるエピソード】 きっかけは、大学時代に祖母が遺産相続の問題に直面した経験です。 |
添削コメント|「書類の確認や情報の調べ物」では行動が曖昧で、内容が伝わりません。修正後は「手続きの進め方を自ら調べ、必要書類の収集、窓口対応の下調べを行った」と具体的な行動に置き換え、主体性が伝わるように工夫しました。 |
【エピソード詳細】 当時、私自身も法律に関する知識がなく、調べながら対応する日々でした |
添削コメント|削除箇所は成果の描写が抽象的で、説得力に欠けていました。修正後は、具体的な行動と、それに伴う変化(祖母の不安解消)を示すことで、エピソードの納得感を高めています。 |
【企業を選んだ理由】 貴所は、一般民事を中心に依頼者一人ひとりの事情に丁寧に寄り添う姿勢を大切にされており、強く共感いたしました。 |
添削コメント|「信頼構築に関わる姿勢に魅力を感じた」では、他の職種にも同じことが言えるため、理由の根拠としては不十分です。修正後は、企業研究を前提にホームページの情報に言及し、なぜその法律事務所を選んだのかが具体的に伝わるようにしました。 |
【入社後】 入社後は、事務処理や書類作成の正確さはもちろん、 |
添削コメント|「安心感を与える存在」は抽象度が高く、何をすればそうなれるのかが不明確です。そこで、「表情や話し方への配慮」など再現性のある行動を具体的に示し、企業での活躍像を明確にしました。 |
【NGポイント】
抽象的な表現が多く、読み手に行動や状況が明確に伝わらなかった点が問題でした。また、志望動機が応募先の特長と具体的に結び付いておらず、「なぜこの事務所なのか」が読み取りづらくなっていました。
【添削内容】
具体的な行動や状況に言い換えることで説得力を高めました。また、志望理由では応募先の理念や特長に言及し、志望動機との結びつきを明確にしました。入社後の意気込みも具体性を持たせました。
【どう変わった?】
読み手が応募者の経験や意欲を明確にイメージしやすくなりました。企業側の視点でも、企業理解度や貢献意識が伝わりやすくなり、志望熱意や適性が感じられる志望動機になっているでしょう。
・行動の背景を具体的に描写する ・企業理念と志望理由を結びつけて説明する ・感情の根拠をエピソードで補足する |
例文②:弁護士秘書を志望する場合
ここでは、弁護士秘書を志望する場合の志望動機を添削しています。
志望動機を作成する際は、秘書職に通じる経験を具体的に示し、企業の特長との結びつきを明確にしましょう。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「相手の立場に立って」は抽象的な表現でどう貢献したいのかが伝わりにくいです。修正後は「状況を的確に理解」と言い換えることで、秘書に求められる観察力や柔軟な対応力が伝わる文章になっています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、学内キャリアセンターで相談員のアルバイトをしていた経験から、人の話を丁寧に聞き、 |
添削コメント|「的確な情報」だけでは当たり前のことに思われる可能性があります。そこで、「ニーズに応じて調べ、正確に伝える」とすることで、情報処理能力や対応力をアピールする内容へと具体性を向上させました。 |
【エピソード詳細】 相談者の中には緊張してうまく話せない学生も多く、まずは相手の気持ちに寄り添うことを意識しました。 |
添削コメント|添削前の文章は、どのような工夫でその結果が得られたのか過程が書かれておらず、文章が飛躍している印象があります。添削後は、どのような工夫をしたのか、どんなフィードバックを得たのか具体的な行動と成果を伝えることで、説得力のある文章にしました。 |
【企業を選んだ理由】 貴所が、企業法務から個人の法律問題まで幅広く取り扱い、 |
添削コメント|「一人ひとりに寄り添う姿勢」は多くの事務所が掲げている理念で、志望先固有の特徴が伝わりません。修正後は、「取扱分野ごとの専任チーム」など具体的な強みに言及し、志望先に対する理解の深さと適性を示しています。 |
【入社後】 入所後は、弁護士の業務が円滑に進むよう、書類整理やスケジュール管理などの事務業務を正確に行い、 |
添削コメント|「信頼される秘書」は意欲は伝わるものの内容が漠然としており、将来像として不明確です。具体的な貢献内容や活躍像を行動で示し、「どのように活躍してくれそうか」を読み手が想像できるようにしました。 |
【NGポイント】
抽象的な表現が多く、個人の思いや感情で終わっていた点が課題でした。また、応募先の事務所についての理解が浅く、他の法律事務所でも使い回せるような内容になっていたのも懸念点です。
【添削内容】
抽象的な言葉には、行動や背景を補いました。さらに、企業の特長に言及し、「なぜこの事務所なのか」という問いに対する根拠を加えることで説得力を高めました。職種適性との結びつきも強化しています。
【どう変わった?】
応募先や職種に合った具体的的な内容になり、説得力が向上しました。企業の視点からも、事務所理解の深さと秘書としての適性が伝わりやすくなり、評価されやすい内容になったといえます。
・対応力が問われる場面を具体的に描写する ・業務内容と自身の経験を結び付ける ・感情表現は具体的な行動や結果に言い換える |
例文③:法律事務スタッフを志望する場合
ここでは、法律事務スタッフを志望する場合の志望動機を添削しています。
法学の学びとゼミ活動の経験を活かし、職種理解と貢献意欲が伝わるようにすることが大切です。
【結論】 私は、正確な事務処理と円滑なコミュニケーションで、弁護士業務を支える存在になりたいと考え、 |
添削コメント|もとの文章でも良いですが、法律事務所で「誰に・どんな価値を提供したいか」まで具体化することで、職種理解と熱意が伝わる内容にしました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、法学の講義を通じて、社会のルールや権利を守る法の役割に関心を持ちました。 |
添削コメント|もとの文章では「なぜ法律を扱う仕事の中でも事務職を選ぶのか」のきっかけが伝わりにくいです。そこで、法の役割に関心を持ったあと、どのように事務職の価値に気づいたのかを具体的に描写することで、説得力を持たせました。 |
【エピソード詳細】 ゼミ活動では、民法の判例をもとにチームで調査・発表を行う中で、資料の整理や情報の取りまとめを担当しました。 |
添削コメント|もとの文章は行動も感情の変化も漠然としており、読み手がイメージしづらいです。添削後は、どんな行動を通じて、何を実感したかまで詳細に記述することで、仕事の適性や姿勢が伝わるようにしています。 |
【企業を選んだ理由】 貴所は、 |
添削コメント|もとの文章では「貴所ならではの特徴」に説得力があなく、他事務所や職種との差別化が難しい状態でした。そこで、実際の業務分野や社風を踏まえた具体的な内容を盛り込むことで、志望先への理解と適性が明確になります。 |
【入社後】 入社後は、書類作成やスケジュール管理といった基本業務を正確にこなしながら、弁護士やクライアントとの信頼関係を築ける |
添削コメント|「事務スタッフを目指します」だけでは、具体的な行動が伴っていない目標になっていました。添削後は、「何を意識して」「どんな成果を期待されるか」に触れることで、採用後の活躍イメージを持たせる文章になりました。 |
【NGポイント】
文章全体で抽象的な表現が多く、応募者の理解度や具体的な適性が伝わりにくい状態でした。「魅力を感じた」などの表現だけでは、志望理由の根拠としては弱く、志望熱意や適性が伝わらない点が課題でした。
【添削内容】
抽象的な表現に対して、具体的な行動・背景・学びを明記しました。特にゼミ活動の詳細や企業理解に関する内容は、情報量と納得感を意識して補足し、文章全体の説得力を高めました。
【どう変わった?】
企職務理解や適性、将来の貢献度が具体的に伝わる内容になりました。志望理由とエピソードのつながりが明確になり、自分の価値観と企業の方向性が一致したことで説得力のある志望動機になったでしょう。
・志望理由を行動と経験に基づいて説明する ・企業の特長と自分の関心を結びつける ・入社後の目標と業務内容の関係性を明示する |
例文④:経理・人事・総務職を志望する場合の志望動機
ここでは、経理・人事・総務職を志望する場合の志望動機を添削しています。
法律事務所における経理・人事・総務職の志望動機では、裏方としての役割をどのように理解し、支える意欲があるかを伝えることが大切です。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「縁の下の力持ち」という表現では具体的な意思が伝わりづらいです。また、全体的に動機が弱く、貢献意識が見えずらいです。修正後は、法律事務所における職種の具体的な役割と志望者の貢献意欲が明確にし、志望度の高さを伝えました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、学園祭の実行委員として会計を担当した際、 |
添削コメント|「裏方の仕事が欠かせないと実感した」という表現だけでは、どのような体験からそう感じたのかが伝わりにくいです。修正後は「収支管理」「備品調達」など、職種に関連した具体的な行動を提示し、学びを得た出来事や過程を明確にしています。 |
【エピソード詳細】 準備段階での予算管理や領収書のチェック、当日の備品の発注・人員配置など幅広い業務に携わりました。特に、トラブルを未然に防ぐために事前確認を徹底したことで、予定通りの運営を実現でき、 |
添削コメント|「仲間から感謝された」では、成果としての説得力が弱いため、外部評価に基づく成果に言い換えました。業務の成果を客観的に示すことで、企業が重視する「再現性ある行動」や「成果へのつながり」が伝わる内容になっています。 |
【企業を選んだ理由】 貴所は弁護士の方々の専門業務に集中できるよう、 |
添削コメント|もとの文章では、企業の特色に具体的に言及していないため説得力に欠けます。そこで、企業の事務体制や役割分担といった特徴に言及しつつ、自身のスキルとの繋がりを明確にして、説得力を高めました。 |
【入社後】 入所後は、正確性と対応力をさらに高め、法律事務所の一員として信頼される事務スタッフを目指します。 |
添削コメント|「スムーズな業務運営に貢献します」は抽象的で、どう貢献するかの具体性がありませんでした。添削後は、行動指針を明記することで、職務遂行の具体的なイメージが伝わる内容にしました。 |
【NGポイント】
全体的に抽象的な表現が多く、志望動機や行動の根拠が不足していた点が問題でした。また、企業の特徴への言及が不足し、なぜその法律事務所なのかが伝わりづらくなっていました。
【添削内容】
実際の行動や状況、企業との繋がりを具体的に示しました。特に「企業を選んだ理由」と「入社後」の項目では、応募先の特徴を踏まえた表現へ変更し、企業との適性が伝わるようにしました。
【どう変わった?】
「なぜこの職種に向いているか」「なぜこの事務所を選んだのか」が明確になりました。企業視点でも、再現性のある行動や成果が読み取れる内容となり、採用後の活躍イメージが持ちやすくなっています。
・主観的な表現を行動に置き換える ・志望動機と企業の特徴を明確につなげる ・経験が業務にどう活かせるかを具体的に示す |
例文⑤:英語スキルを活かしたい方向けの志望動機
ここでは、英語スキルを活かしたい方向けの志望動機を添削しています。
語学力を活かして法律事務所に貢献したいという志望動機を伝える際は、「どのような業務で語学力を使うのか」を明確にすることが重要です。
【結論】 私は、英語スキルを活かして国際案件にも関われる法律事務所で、事務職として |
添削コメント|「専門家を支える存在になりたい」だけでは、業務内容や実現したいことの具体性が伝わりません。法律事務所の事務職が担う実務(翻訳補助や書類作成など)に言及して志望理由を述べることで、貢献意欲が明確になります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、留学生のサポート活動に取り組む中で、語学を通じて相手の不安を軽減し、 |
添削コメント|「信頼関係を築く」という表現は悪くないものの、その結果どう自分の意識や行動が変化したかの記述が不足していました。修正後は事実を述べるだけでなく、自分の考えや行動の変化を明記しています。 |
【エピソード詳細】 留学生が行政手続きや生活面で困っている姿を見て、英語での対応窓口を提案し、 |
添削コメント|もとの文章に加えて、業務上の工夫や学びのポイントを具体的に記述することで、成長意欲と実務応用力の両方を伝えています。 |
【企業を選んだ理由】 貴所は英語力を活かせる国際案件や外国人クライアント対応の実績が豊富で、 |
添削コメント|「サポート体制に力を入れている」だけでは業務への解像度が低いです。また、「未経験でも成長できる」などの曖昧・受け身な表現は志望理由として弱くなります。企業の特徴と自分の成長意欲を結びつけた表現に改めることで、説得力と主体性が向上させました。 |
【入社後】 入社後は、正確で丁寧な事務処理に加え、語学力を活かして円滑なコミュニケーションを支え、 |
添削コメント|「所内の業務効率向上」では目的は伝わりますが、そのための手段や行動が不明瞭で説得力に欠けます。翻訳補助や書類管理などの具体的な業務を挙げることで、活躍のイメージが明確になり、評価されやすい内容となります。 |
【NGポイント】
志望理由の一部が抽象的すぎた点や、入社後の展望が曖昧だった点が問題でした。また、経験エピソードの中に感情的な表現が多く、全体的に説得力がなかった点も課題でした。
【添削内容】
「信頼関係を築く」などの抽象表現を避け、どのような業務で貢献するのか、どんな姿勢や工夫をするのかを明示しました。また、企業の特徴とのつながりを明確にすることで説得力を強化しました。
【どう変わった?】
実務に近い内容や行動に基づいた理由を加筆したことで、説得力を向上させました。採用担当にとって「この学生は入社後も再現性高く活躍してくれそうだ」と感じられる内容に変化したでしょう。
・抽象的な言葉は具体的な行動に言い換える ・経験は成果や工夫と結びつけて伝える ・入社後の役割を明確に描写する |
例文⑥:未経験から法律事務所を目指す場合の志望動機
ここでは、未経験から法律事務所を目指す場合の志望動機を添削しています。
未経験から法律事務所を志望する際は、法律業界への関心と、職種への理解を結びつけて具体的に伝えることが大切です。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「人を支える仕事」という表現は抽象的で、他業界や他業種でも通用してしまいます。ここでは、法的な知識や手続きへの関心に言及することで、「なぜ法律事務所なのか」という職種選択の理由を明確にしました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、ゼミで労働問題に関する判例を調べる中で、 |
添削コメント|「実感した」という言葉は主観的であり、評価者にとって説得力が弱くなります。法的制度への関心が高まったという客観的な視点に言い換え、エピソードとしての信頼性を高めました。 |
【エピソード詳細】 調査課題で取り上げたのは、長時間労働による労災認定を巡る事例でした。資料を集め、法的根拠や過去の判例を読み解くなかで、 |
添削コメント|「支援者のていないな裏付け」など曖昧で理解しにくい文章を見直し、「問題提起から解決までの過程では、資料整理や法的文書の正確さが重要な役割を果たしている」と自分の気づきを具体的に説明する文章に修正しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴所は幅広い分野の案件を扱っており、 |
添削コメント|「成長できる環境」など汎用性の高い言葉では志望意欲が伝わりにくいため、扱う分野と自身の経験を結び付けて、熱意や本気度が伝わるようにしました。さらに、志望先独自の特徴に言及することで「なぜこの法律事務所か」が明確になります。 |
【入社後】 入所後は、依頼者に安心していただける事務対応を心がけ、 |
添削コメント|「支える存在として信頼される」は前向きな表現ですが抽象的です。具体的な業務内容に言及することで、入社後の姿がより明確になり、現場での活躍イメージが湧きやすくなります。 |
【NGポイント】
抽象的な言い回しが多く、他の業界や職種にもあてはまってしまう内容になっていました。特に「人を支える仕事」や「成長できる環境」といった表現は汎用性が高いため、志望熱意が伝わりづらかったです。
【添削内容】
「なぜ法律事務所なのか」「なぜ事務職なのか」の理由を強化するため、法律分野への関心や適性を示しました。また、企業選びの根拠や入社後の貢献イメージも具体化し、志望動機の納得感を高めています。
【どう変わった?】
修正後は、法的な視点と職種理解がつながり、事務職としての適性や意欲が明確になりました。また、企業が求める人物像との一致が明確になり、「自社で活躍してくれそう」と感じられる内容になったでしょう。
・志望理由に具体性を持たせる ・経験が職種理解につながるよう表現する ・企業の特徴と自身の動機を関連づけて説明する |
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法律事務所の志望動機を書く際の注意点

志望動機では熱意を伝えることが大切ですが、表現の仕方を間違えると、かえってマイナスに受け取られることがあります。
ここでは、伝わる志望動機にするために注意しておきたい2つのポイントを紹介します。
- 当たり障りのない表現をしない
- 待遇や条件だけを理由にしない
① 当たり障りのない表現をしない
「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」といった言葉は、聞こえは良いものの、どの業界にも通じてしまうもの。そのため、なぜ法律事務所を選んだのかが伝わらず、印象に残りにくくなります。
志望動機では、自分の経験や気づきをもとに具体的に伝えることが重要です。
たとえば、法律相談会のボランティアを通じて人の力になれたことが心に残っている、というように実体験を盛り込むと説得力が増します。自分だからこその動機を言葉にしてください。
② 待遇や条件だけを理由にしない
給与や勤務時間といった条件面に触れすぎると、「本当にうちを選んだのか?」と疑問を持たれるおそれがあります。もちろん、働きやすさは大切ですが、それだけを動機にすると説得力に欠けます。
条件面を理由にするのではなく、事務所の方針や業務内容に対する共感、または自分のスキルや経験を活かしたいという意欲を中心に伝えてください。
どうしても条件に触れたい場合は、補足的に軽く添える程度にとどめましょう。
志望動機で伝えるべきことを理解し、法律事務所への第一歩を踏み出そう

法律事務所への就職を目指すなら、まず業務内容や職種を理解することが重要です。
そのうえで、志望動機では「なぜ働きたいのか」「なぜその事務所を選んだのか」「自分の強みをどう活かすか」「将来どのように貢献したいか」といった要素を明確に伝える必要があります。
さらに、結論・根拠・展望の構成で文章を組み立てると、説得力のある内容になるでしょう。例文や注意点を参考に、あなただけの言葉で志望動機を仕上げてください。
しっかりと準備することで、法律事務所への就職に近づくことができるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。