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小売業界のすべてがわかる!仕組み・職種・年収・企業研究の方法まで網羅

「人と関わる仕事がしたい」「身近な業界で自分の力を発揮したい」そんな思いから、小売業界に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

スーパーやコンビニ、百貨店など、私たちの暮らしに欠かせない存在である小売業界は、日々の生活を支えると同時に、お客様との直接的な関わりが持てるやりがいのある仕事です。

とはいえ、「小売業界って具体的にどんな仕事があるの?」「年収は?」「自分に向いているか不安…」と感じている方も少なくないでしょう。

本記事では、小売業界の基本的な仕組みから最新の市場動向、職種ごとの仕事内容や年収、企業研究の方法まで、就活に役立つ情報をわかりやすく解説します。

業界研究や自己分析を深めたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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小売業界とは?

小売業界とは、メーカーや卸売業者から仕入れた商品を、消費者に直接販売する業界です。

ここでは、そんな小売業界の動向や現状や課題、トレンドについて詳しく説明します。

  1. 小売業界の動向や市場規模の推移
  2. 小売業界の現状・課題
  3. 小売業界のトレンド

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①小売業界の動向や市場規模の推移

安定したニーズがある小売業界ですが、近年はそのビジネス環境が大きく変化しています。

経済産業省の調査によると、2022年の小売業全体の販売額は154兆4,020億円に達し、前年比2.6%の増加を記録しました。

さらに、コロナの収束と円安の影響によってインバウンド(訪日外国人観光客)による消費も回復傾向にあり、小売業界全体の売上に追い風となっています。

一方で、実店舗のみでの販売には限界もあり、多くの企業がECサイト(ネット通販)の強化やデジタル化を急いでいるのが現状です。

リアルとデジタルを融合させた「次世代の小売業」が、今後の成長の鍵を握っていると言えるでしょう。

②小売業界の現状・課題

小売業界の企業が直面している課題は少なくありません。

スマートフォンの普及やネット通販の拡大により、かつて主流だった「店舗で商品を選ぶ」スタイルから、「必要なときにオンラインで購入する」流れへと大きく変わりました。

また、小売業は店舗の営業時間に合わせて勤務するため、土日祝の出勤が多く、これが離職率の高さや人材確保の難しさにつながっています。

加えて、今や多くの商品が一定の品質を満たしており、消費者は「何を選ぶか」で悩む時代です。

こうした中で、単に商品を並べるだけでは不十分であり、「これを選びたい」と思わせる独自性や付加価値をどう提供するかが、企業の競争力を左右する鍵となっています。

③小売業界のトレンド

小売業界では、時代の変化に対応するために新たなトレンドが次々と生まれています。

中でも注目されているのが、ECサイトの拡充です。ユニクロのようにオンライン限定の商品を展開する企業もあり、ネットならではの利便性や付加価値が強みとされています。

加えて、実店舗とオンラインを連携させた「オムニチャネル」の導入も進行中です。SNSやアプリを活用し、よりシームレスで快適な購買体験を提供する動きが加速しています。

セルフレジの導入やAIによる在庫管理の最適化といったDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進により、業務の効率化や人手不足への対応も着実に進展中です。

さらに、ユニクロや無印良品のように企画から販売までを一貫して行うSPA型、メーカーがECを通じて消費者に直接販売するDtoC型といったビジネスモデルも、今や小売業を語るうえで欠かせません。

小売業界の7つのビジネスモデル

ここでは、小売業界の7つのビジネスモデルを紹介します。

一口に「小売業界」といっても、業態によってビジネスモデルや取り扱う商品、働き方は大きく異なるため、就活で企業選びをする際は、それぞれの業態の違いを理解しておきましょう。

  1. コンビニエンスストア
  2. スーパーマーケット
  3. ドラッグストア
  4. ホームセンター
  5. 100円ショップ
  6. ディスカウントストア
  7. 百貨店・デパート

①コンビニエンスストア

コンビニエンスストアは、24時間営業や駅前・住宅街など立地の良さを活かし、飲料・弁当・日用品・チケット発券など、多様な商品とサービスを提供する業態です。

店舗の運営は効率性が重視され、品出し・接客・レジ・清掃など幅広い業務を少人数でこなす必要があります。

日々のオペレーションが早朝から深夜まで続くため、マルチタスク能力や柔軟な対応力を発揮したい人に向いているでしょう。

代表的な店舗
セブン・イレブン、ファミリーマート、ローソンなど

②スーパーマーケット

スーパーマーケットは、地域密着型の店舗で、食品・日用品など生活に必要な商品を広く取り扱う業態です。

生鮮食品や惣菜など「食」を中心に、日々の買い物に対応する役割を担っています。

部門ごとの運営(青果・精肉・鮮魚・惣菜など)があり、チームで協力しながら働く力や現場改善の提案力が求められるでしょう。

代表的な店舗
イオン、イトーヨーカドー、ライフ、ベイシアなど

③ドラッグストア

ドラッグストアは、医薬品・健康食品・化粧品を中心に、日用品や食品まで幅広く扱う店舗です。

店舗によっては薬剤師や登録販売者が常駐しており、健康に関する相談対応も行います。

接客で得られるやりがいはもちろん、健康や美容への興味がある人にとっても魅力的な環境でしょう。資格を取得することでキャリアアップの道も広がりますよ。

代表的な店舗
ウエルシア、ツルハドラッグ、マツモトキヨシ、ココカラファインなど

④ホームセンター

ホームセンターは、DIY用品・工具・園芸・インテリア・ペット・カー用品など、暮らしを支える商品を扱う業態です。

日常生活だけでなく、趣味やレジャーに対応する商品ラインナップが特徴で、郊外型の大型店舗が中心となっています。

商品知識の幅が広く、接客の中で「提案力」や「専門性」を身につけたい人に適しているでしょう。

代表的な店舗
カインズ、コメリ、DCM、コーナンなど

⑤100円ショップ

100円ショップは、生活雑貨・キッチン用品・文房具・収納用品などを1点110円(税込)で販売するワンプライス業態です。

商品の多くは自社開発されており、企画力や仕入れ戦略も重要な役割を持ちます。

コスパ重視の消費者に向けた商品づくりや売り場作りに関心がある人におすすめの、発想力やマーケティング力を活かせる環境だと言えるでしょう。

代表的な店舗
ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツなど

⑥ディスカウントストア

ディスカウントストアは、食品・日用品・衣料・家電などを「低価格」で提供することを強みとする業態です。

大量仕入れや在庫処分品の活用などで価格競争力を持ち、独自の売場展開を行います。

忙しい売場でスピーディーな判断力が求められるため、臨機応変に動ける人や、現場の数字に強い人に向いているでしょう。

代表的な店舗
ドン・キホーテ、トライアルなど

⑦百貨店・デパート

百貨店は、アパレルや化粧品、宝飾品、食料品、ギフトなど、ハイクラスな商品を揃え、質の高い接客を提供する業態です。

対面販売が基本で、外商(法人や富裕層への訪問販売)など独自の営業手法もあるため、丁寧な接客スキルが求められます。

接客や商品知識だけでなく、ブランドを背負って“人に信頼される販売員”として成長したい人に適しているでしょう。

代表的な店舗
三越伊勢丹、高島屋、大丸松坂屋など

小売業界の7つの業務と仕事内容

小売と聞くと接客やレジ対応を思い浮かべがちですが、実はその裏で多くの専門職が店舗や企業を支えています。各職種の役割を知ることで、志望動機を考えるヒントにもなるでしょう。

ここでは、小売業界で活躍する7つの職種とその仕事内容を紹介します。

  1. 販売
  2. 店舗運営
  3. バイヤー
  4. 店舗開発
  5. 商品開発
  6. マーケティング
  7. 物流管理

①販売

販売は、お客様に直接商品を届けるもっとも基本となる職種です。主な業務は、接客・レジ対応・商品の陳列・在庫補充が挙げられます。

多くの企業では、新卒入社後にまず販売業務からスタートするケースが一般的で、ここでの経験が今後のキャリアの土台となるでしょう。

販売の仕事では、お客様の反応を間近で感じながら、売り場づくりや接客のスキルを高められます。そのため、人と関わるのが好きな方、現場での成長を望む方に向いている職種です。

②店舗運営

店舗運営は、販売スタッフをまとめながら、売上や人員配置、在庫などの店舗全体をマネジメントする役割を担います。

ポジションとしては、店長・副店長・マネージャーなどがあり、複数店舗を管理するエリアマネージャーやスーパーバイザーへの昇格も可能です。

店舗運営の仕事では、現場での判断力や、チームを率いるリーダーシップ、数字をもとに戦略を立てる力が求められます。

③バイヤー

バイヤーは、自社の店舗で販売する商品を選び、メーカーや卸から仕入れる専門職です。

「どの商品を、どのくらい、いくらで仕入れるか」を決定することで、売上にも大きな影響を与える重要なポジションであり、やりがいも大きい分、責任も重い職種と言えますよ。

市場のトレンドを読み、消費者のニーズを先取りする感覚や、交渉力、分析力が必要となります。

④店舗開発

「どこに、どんな店舗を出すか」を計画・実行して、企業成長を支える重要な役割を担うのが、店舗開発の部門です。

立地調査や競合分析、店舗の設計・施工の管理まで、その業務は多岐にわたります。

商圏の読みや街の変化に敏感な人、企画力やプロジェクト推進力に自信がある人に向いているでしょう。

⑤商品開発

商品開発は、自社オリジナルの商品やプライベートブランド(PB)の企画・開発を行う職種です。

最近では、ユニクロや無印良品のように「自社で企画し、自社で販売する」SPA型の企業も増えており、商品開発の重要性はますます高まっています。

マーケティング、デザイン、製造など多くの部署と連携しながら、「売れる商品」をカタチにしていく仕事です。アイデアを形にしたい人や商品づくりに関心がある人に向いているでしょう。

⑥マーケティング

マーケティング職では、「どうすれば商品が売れるか」を考え、販促や広告、キャンペーンなどの施策を企画・実施します。

チラシやPOPの制作、Web広告の運用、SNS発信などを通じて、ブランドの認知や集客を図ります。最近では、データを活用した分析型のマーケティングも主流です。

戦略的に物事を考えるのが好きな人、デザインや企画が得意な人に向いているでしょう。

⑦物流管理

物流管理は、商品の入荷から店舗への配送、在庫の最適化までを担う職種です。

販売データを分析し、「どの商品を、いつ・どこに、どれだけ届けるか」を計画して、物流の効率化を進めていきます。

ミスが許されない職種ですが、その分、裏方から現場を支えるやりがいも大きい仕事です。緻密な作業やデータ管理が得意な人に向いています。

小売業界の平均年収

令和5年分の民間給与実態統計調査によると、小売業界の平均年収は367万円で、全国平均の460万円より約93万円低い結果となっています。

これは、小売業界の非正規雇用の多さや中小企業の割合が高いことが主な要因です。

ただし、店長やエリアマネージャーへの昇進、資格取得、転職などによって収入を上げる道もあります。小売業で働くなら、現状を理解したうえでキャリアアップを意識することが大切です。

小売業界の売上ランキングTOP5

順位企業名売上高
1位セブン&アイ・
ホールディングス
約11兆4,717億円
(2024年2月期)
2位イオン株式会社約9兆5,526億円
(2024年2月期)
3位ファーストリテイリング約3兆1,038億円
(2024年8月期)
4位パン・パシフィック・
インターナショナルHD
約2兆952億円
(2024年6月期)
5位ヤマダホールディングス約1兆5,920億円
(2024年3月期)

参照元:有価証券報告書(セブン&アイ・ホールディングスイオンファーストリテイリングパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスヤマダホールディングス

この表から、セブン&アイ・ホールディングスとイオンが売上高で他社を大きく上回っており、国内小売業界の二大巨頭であることがわかります。

ファーストリテイリングは、ユニクロやジーユーなどのブランドを展開し、グローバルに成長を続けている企業です。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、ドン・キホーテを中心にディスカウントストア事業を展開し、売上高が2兆円を超えています。

ヤマダホールディングスは、家電量販店を中心に事業を展開し、1兆5,836億円の売上高を計上しました。

小売業界で働く3つの魅力

小売業界は大変だと思われがちですが、「人と接することが好き」「自分の工夫で結果を出したい」という方にとっては、やりがいにあふれた業界です。

ここでは、小売業界で働く3つの魅力を紹介します。

  1. お客様から直接「ありがとう」の言葉をもらえる
  2. 平日に休みが取りやすい
  3. 自分のアイデアで売上が伸びることがある

①お客様から直接「ありがとう」の言葉をもらえる

小売業の魅力のひとつは、何といってもお客様との距離が近いことでしょう。

店頭に立つスタッフは、日々の接客を通して「助かったよ」「また来るね」といった感謝の言葉を直接受け取る機会が多くあります。

たとえば、自分が紹介した商品を気に入ってもらい、笑顔でレジに向かうお客様の姿を見ると、「この仕事をやっていてよかった」と実感できるでしょう。

バイヤーやマーケティングなど裏方の職種でも、自分が関わった商品や企画が話題を呼び、売り場で盛況になったときには、間接的ながらも「お客様に届いた」という手応えを感じられますよ。

②平日に休みが取りやすい

シフト制が基本となっている小売業では、平日にお休みを取ることが一般的です。

そのため、役所の手続きや病院の予約、子どもの行事への参加など、平日でなければ動きにくい予定も無理なくこなせます。

また、観光地やショッピングモールに出かけても混雑を避けられるので、ストレスフリーで休日を満喫できるのも魅力です。

「土日が休みじゃないのは不便」と思われがちですが、実はこの柔軟なスケジュールに助けられることは多くありますよ。

③自分のアイデアで売上が伸びることがある

小売業には、自分のアイデアを実際の業務に反映させるチャンスが豊富にあります。

商品の陳列方法やキャンペーンの打ち出し方、POPのデザイン、SNSでの告知方法など、販売促進に関わるあらゆる要素に現場の視点が活かされるからです。

売上という目に見える成果で自分の仕事の効果を実感できる点は、やりがいにも直結し、成長意欲を刺激してくれるでしょう。

小売業界で活躍しやすい5つの資質

多くの人と接し、日々変化する現場で働くことが求められる小売業界では、向いている人に共通した資質があるのです。

ここでは、小売業界で活躍しやすい5つの資質を紹介します。

  1. 積極的に人とコミュニケーションをとれる
  2. トレンドを素早くキャッチできる
  3. 状況の変化に柔軟に対応できる
  4. 数字やデータをもとに行動できる
  5. 任された仕事に責任を持てる

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。

①積極的に人とコミュニケーションをとれる

積極的にコミュニケーションをとれる資質は、小売業界で重宝されます。

相手の立場に立って会話できる能力があれば、お客様の要望をくみ取りニーズに合った提案ができるからです。

特に、初対面でも物おじせず会話できる人や、相手の表情や話し方から本音をくみ取れるような人は、現場で高く評価されるでしょう。

②トレンドを素早くキャッチできる

売れ筋商品は日々変わります。だからこそ、小売業界で活躍するには、常に新しい情報に目を向け、流行を素早く察知できるアンテナの高さが求められますよ。

「今なにが流行っているか?」「これからどんな商品が売れそうか?」という視点を持っている人は、仕入れや販促の判断で成果を出しやすいでしょう。

小売業界は、SNSや街の声などから日常的にトレンドを探る習慣がある人にぴったりの業界です。

③状況の変化に柔軟に対応できる

小売業界では、消費者ニーズやトレンドが目まぐるしく変化するため、状況の変化に柔軟に対応できる資質が求められますよ。

たとえば、季節や天候による来客数の変動、新商品の登場、キャンペーンの実施、時にはクレーム対応など、小売業界の仕事では日々さまざまな状況に直面します。

そうした中でも冷静に状況を判断し、臨機応変に行動できる人は、現場で信頼され、スムーズな店舗運営に貢献できるでしょう。

④数字やデータをもとに行動できる

小売業界では、数字やデータをもとに行動できる資質が求められます。

売上実績や在庫状況、来店客数といったデータをもとに判断し、適切な販促や商品配置を行うことが、業績アップに直結するからです。

数値を根拠に動ける人は、店舗の課題を可視化して戦略的に改善へ導けます。これは特に、リーダー職を目指す人には欠かせない資質です。

⑤任された仕事に責任を持てる

小売業界では、任された仕事に責任を持てる人が求められています。

販売や品出し、発注管理など、店舗運営の1つひとつの業務に担当者の責任が伴うからです。ミスを防ぎ、業務を確実にこなすためには、最後までやり遂げる姿勢が欠かせません。

責任を持って行動する人は上司や同僚からの信頼も得やすく、将来的なキャリアアップにもつながるでしょう。

小売業界の企業研究に役立つ4つのアプローチ

企業研究をするうえで重要なのは、単に会社の情報を集めるだけではなく、「自分に合っているかどうか」という視点で業界や企業を見極めることです。

ここでは、小売業界の企業研究に役立つ4つのアプローチを紹介します。

  1. 企業の公式サイトから最新情報をチェックする
  2. 実際に複数の店舗を訪れて現場を体感する
  3. 企業説明会やインターンに積極的に参加する
  4. OB・OG訪問を通じてリアルな声を集める

①企業の公式サイトから最新情報をチェックする

企業研究の第一歩は、公式サイトで最新情報をチェックすることです。

公式サイトには、企業理念やビジョン、求める人物像、事業内容、業績などが詳しく掲載されていることもあり、「企業が何を大切にしているか」「どんな未来を目指しているか」を読み取れます。

特に小売業界では、同じ商品ジャンルを扱っていても、ターゲット層や強みが企業によって大きく異なるため、複数社を比較しながら確認することが重要です。

②実際に複数の店舗を訪れて現場を体感する

小売業界ならではの企業研究方法が「店舗見学」です。事前にアポイントを取る必要もなく、気になったタイミングで足を運び、自由に店舗の雰囲気を感じ取れます。

店内の雰囲気、接客対応、商品の並び方、客層などを見れば、「企業がどんな工夫をしているか」「競合と比べてどこが違うか」に気づけるでしょう。

複数店舗を見比べることで、企業全体の傾向や強み・弱みが見えてきます。

③企業説明会やインターンに積極的に参加する

説明会やインターンに積極的に参加することも、企業研究のために役立ちます。特にインターンは、実際の業務を体験しながら現場の雰囲気を知れる、貴重な機会です。

現場の社員の声に耳を傾ければ、公式サイトではわからない部分も見えてくるでしょう。

また、実際に現場を訪れることで得られる体験は、志望動機で他の就活生と差をつける材料にもなりますよ。

④OB・OG訪問を通じてリアルな声を集める

小売業界への理解を深めるうえで、OB・OG訪問も非常に有効な手段です。

実際にその企業で働いている先輩から話を聞くことで、公式情報では分からないリアルな職場の雰囲気や、実際の業務内容、キャリアの進み方などを知れるでしょう。

また、入社前後のギャップや働くうえで大切にしている価値観などを直接聞くことで、自分にその環境が合っているかどうかを判断する材料にもなります。

小売業界の理解を深めて自分のキャリアを考えよう

小売業界は、常に変化しながらも人々の暮らしに密着した生活インフラとしての役割を担っています。

そして、自分の工夫や行動が成果に直結する、やりがいのあるフィールドでもあります。

もし「人と接することが好き」「現場で成長したい」「自分のアイデアを活かしたい」と考えているなら、小売業界はあなたにぴったりな環境かもしれません。

ぜひ本記事で得た知識を活かして、業界研究や志望動機を考えるうえでのヒントにしてくださいね。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。