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企画の仕事に向いている人は?未経験から転職成功させるポイントも解説

企画職に興味はあるけど「自分に向いているか分からない」と不安に感じる方は少なくありません。

企画職に求められるのは「考える力」と「動かす力」です。これまでの経験やスキルを活かしながら、未経験でも十分にチャレンジできる仕事です。

この記事では、企画職に向いている人の特徴から、未経験からでも転職を成功させるコツまで、分かりやすく解説します。

企画職への適性を知ることで、自分の強みを活かした働き方が実現できるでしょう。

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目次

企画職の仕事とは

企画職は、商品やサービスの新しい価値を生み出して企業の成長を支える役割を担います。ここでは以下の企画職のおもな仕事内容を分かりやすく解説します。

  1. 商品企画・開発
  2. 販売促進
  3. 広報・PR
  4. 営業企画
  5. 経営企画

①商品企画・開発

商品企画・開発は、企画職の中でもアイデアを形にする役割が強く求められるポジションです。

市場調査・競合分析・企画書作成・試作品の検証などを行い、0→1を生み出す発想力と分析力が求められます

また、商品企画・開発は他の部署との連携が重要な仕事です。実際に商品として形にして売り出すには、生産・製造部門や営業部門など、社内のさまざまな部門との協力が欠かせません。

②販売促進

販売促進は、新しく制作した商品やサービスの売上を伸ばすための施策を立てる仕事です。

キャンペーン・広告・SNS戦略などを立案し、消費者との接点のつくり方がポイントになります。

具体的には、季節に合わせた売場展開やSNS投稿キャンペーン、メルマガやECサイトの特集ページ設計、店頭の陳列演出・POPの企画などの業務があります。

完成した商品を「誰に、どう届けるか」を設計し、購入につながる仕掛けを考えるため、マーケティング視点と消費者視点の両方が求められるポジションです。

③広報・PR

企業や商品・サービスの魅力を社外に伝え、ブランド価値や企業の認知度、イメージを向上させる役割を担うのが広報・PR部門です。

具体的には、プレスリリース作成やメディア対応、社内広報の戦略設計などが含まれ、伝える力やメディア感度が求められます。

広告とは異なり、第三者を通じて信頼感ある情報発信を行うのが特徴です。単なる宣伝ではなく、企業と社会・顧客・メディアとの良好な関係づくりを戦略的に進めるポジションです。

④営業企画

営業企画は、営業部門の成果効率を上げるために戦略や仕組みをつくる、裏方的な役割を担います。直接営業するのではなく「どうすれば売れるか」を考え、営業活動の効率化や支援を行います。

営業現場と経営の中間に立ち、データ分析・仕組みづくり・ツール整備・施策の立案などを行う「戦略+実行サポート」を兼ね備えた重要な部門です。

具体的には、売上分析や営業資料の作成・顧客データの管理・営業ツールの改善などを論理的に考え支援する力が重視されます。

⑤経営企画

会社全体の経営戦略を支える、経営層に近いポジションにある部門です。会社の意思決定に関わることができるため、会社の未来を形づくる手ごたえを直に感じられるのが魅力です。

企業の中長期の経営戦略の立案や予算管理、事業計画の分析などが中心で、高いビジネス視点やデータ分析力のスキルが求められるでしょう。

未経験からチャレンジするにはハードルが高い部分もありますが、営業企画やマーケティング、財務などの経験を土台にステップアップできますよ。

企画職ならではのやりがいと達成感

多彩な業務に携われる企画職は、仕事を通じてやりがいを実感しやすい職種の1つです。ここでは、企画職ならではの魅力や達成感についてみていきましょう。

  1. 自分のアイデアが商品・サービスとして世に出る
  2. ユーザーの反応を直接感じられる
  3. 新しいトレンドを作り出せる
  4. マーケティング・データ分析・プレゼン力が鍛えられる

詳しく解説していきます。

①自分のアイデアが商品・サービスとして世に出る

企画職の魅力の1つは、自分が考えたアイデアが実際の商品やサービスとなって世に出るという点です。

リサーチを重ね、何度も試行錯誤して練り上げた企画が形になり、実際にユーザーの手に渡る瞬間は、他の職種では味わえない達成感があります。

たとえば、街中やWeb上で自分が関わった商品が紹介されたり、ユーザーがそれを利用して喜んでいる様子を見かけたりすると、「自分の仕事が社会に価値を生んでいる」という実感を得られるでしょう。

単なる業務の成果にとどまらず「自分の発想が誰かの役に立った」というやりがいがあるのも、企画職ならではの醍醐味です。

②ユーザーの反応を直接感じられる

企画職では、自分が関わった商品やサービスに対して、ユーザーの反応をダイレクトに感じられる場面が多くあります

たとえば、SNSで「使いやすい」「面白い企画だった」といった口コミに触れたり、店頭で商品を手に取っているユーザーの反応を見ることで、自分の仕事が誰かの役に立っている実感を得られるでしょう。

特にキャンペーンやイベント、プロモーション企画に携わった場合は、その場の盛り上がりや反響をリアルタイムで体感できることも多く、達成感をダイレクトに味わえるのが魅力です。

③新しいトレンドを作り出せる

企画職は自分のアイデアや仕掛けがきっかけとなり、新たなトレンドやムーブメントを生み出せる可能性があるのも魅力です。

また、市場調査やユーザーインサイトをもとに自分なりの切り口で企画を立て、大きな反響を呼んだ際には、社会を少し動かしたような達成感を味わえるでしょう。

トレンドをつくることは簡単ではないですが、挑戦できる環境があるのが企画職の醍醐味といえます。

常にアンテナを張り、新しい価値を世に送り出したいという意欲のある人にとってはやりがいにつながる仕事です。

④マーケティング・データ分析・プレゼン力が鍛えられる

企画職では、根拠のある企画を立案して周囲に伝え、実行へとつなげる力が求められます。たとえば、企画を立てる前には市場やユーザーのニーズをリサーチし、数字や傾向をもとに仮説を立てて企画を組み立てます。

その後、上司や他部署に納得してもらうためには、プレゼンで論理的に企画の価値を伝える力も必要です。

日々の業務を通してこれを何度も経験することで、ビジネスの現場で役立つマーケティング力・データ分析力・プレゼンテーション力などの実践的なスキルが自然と身につくでしょう。

将来的にマーケターや経営企画などへのキャリアアップを目指すうえでも、企画職は良い土台となります。

企画職の仕事の辛さと大変

華やかなイメージのある企画職ですが、実は地道でハードな一面もあります。ここでは、企画職だからこそ直面する仕事の辛さと大変さについてみていきましょう。

  1. 常に新しいアイデアを求められるプレッシャーがある
  2. 成果が出るまでに時間がかかる
  3. 意見の対立が多く調整力が求められる
  4. 複数のプロジェクトを同時進行することも多い

詳しく解説していきます。

①常に新しいアイデアを求められるプレッシャーがある

企画職では常に次の一手や新しい切り口を求められるため、アイデアを出し続けるプレッシャーを感じる場面があります

世の中のトレンドやニーズは変化が早く「前回と同じでは通用しない」「もっとインパクトのある企画が欲しい」と言われることもあるでしょう。

特に成果が目に見えづらい初期段階では、評価されづらさや孤独感を感じることもあるため、自分を信じてやり抜く粘り強さが必要です。

②成果が出るまでに時間がかかる

企画職の仕事はアイデアを思いついた瞬間がゴールではなく、企画を形にして世に出し、結果が出るまでがワンセットです。

そのため、短期間で成果が出るとは限りません。「考える→提案する→調整する→実行する→検証する」と何度も繰り返す必要があり、長期的な取り組みになります。

やりがいが大きい反面、すぐに結果が見えないことに不安や焦りを感じる人もいるため、地道なプロセスを楽しめるかがカギとなるでしょう。

③意見の対立が多く調整力が求められる

企画職は社内のさまざまな部署と関わるため、異なる立場や意見と向き合う場面が出てきます。そして、仕事で連携の必要な各部署は、以下のように求めるものが異なります。

  • 営業は売りやすさを重視
  • 開発は技術面の制約を優先
  • 上層部はコストや利益を重視

企画職はこうした異なる視点の間に立って、バランスを取りながら最適な案を導く「調整力」や「交渉力」が重要です。

人と関わることが多い分、コミュニケーションの難しさを感じる瞬間もありますが、そこを乗り越えることで大きな成長につながるでしょう。

④複数のプロジェクトを同時進行することも多い

企画職は、1つの企画に集中できるとは限らず、複数の案件やプロジェクトを同時に進めることも珍しくありません

アイデア出し、調査、資料作成、関係各所との調整など、多岐にわたるタスクを並行して管理する力が求められます。

納期に追われたり、優先順位に悩んだりする場面も多いため、スケジュール管理力やタスク整理力が必要不可欠でしょう。
自分のペースで仕事がしたいという人にはハードで辛いと感じてしまうかもしれません

企画職の仕事に向いている人の7つの共通点

企画の仕事に向いている人には、いくつかの共通点があります。ここでは、企画職に向いている7つの特徴について解説します。

  1. アイデアを考えるのが好きな人
  2. トレンドや市場の動向に敏感な人
  3. 論理的に考えられる人
  4. コミュニケーション能力が高い人
  5. 失敗してもめげない人
  6. マルチタスクが得意な人
  7. 自分のアイデアで人を喜ばせたい人
  8. 【番外編】企画職への適性を見極める判断基準

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①アイデアを考えるのが好きな人

企画職に向いている人の中でもアイデアを考えるのが好きな人は特に適性が高いでしょう。

企画の仕事は商品やサービス、プロモーション施策などにおいて、まだ世にないものやユーザーが求めるものを考えることが多く、発想力や想像力が求められます

日常の中で「こんな商品があったら便利かも」「こういう仕組みがあれば面白そう」と自然に考えてしまう人は、アイデアの引き出しが豊富で企画の種を見つけるのが得意なタイプです。

好奇心が豊かで、物事を多角的に見られる人ほど活躍しやすいでしょう。

②トレンドや市場の動向に敏感な人

企画職に向いている人の特徴としてトレンドや市場の動向に敏感な人が挙げられます。企画の仕事では常に世の中で求められているニーズをキャッチし、そのニーズの一歩先を読む力が重要です。

トレンドに敏感な人は、ユーザー視点も持ち合わせていることが多く、企画を通じて「刺さるもの」をつくる感覚に優れています

また、市場や競合の動きを把握しておくことで、説得力ある企画を提案することにもつながるでしょう。

③論理的に考えられる人

企画職はひらめきや感性だけでなく、物事を筋道立てて考えられる論理的思考力も求められます

論理的に考えられる人は、課題や目標に対して「誰に」「なぜ」「どのようにアプローチするか」を明確に整理し、説得力のある企画を立案できます。

たとえば、データ分析や市場調査の結果から仮説を立てて企画を組み立てたり、関係者を納得させる資料を作成したりする場面でも、この力が大きく活かされます。

論理的に物事を整理して課題を冷静に捉え、柔軟に対応できる人は企画職に向いているといえるでしょう。

④コミュニケーション能力が高い人

企画は1人では進められません。開発・営業・デザインなど社内の複数部署との連携が必須です。

そのため、相手の立場を理解して協力を得ながら円滑に進められるコミュニケーション力が大切です。たとえば、プレゼンや他部署との調整、意見交換が得意な人は向いているでしょう。

また、意見の対立やスケジュール調整などのハードな場面でも、冷静かつ柔軟に対応できる人は、調整役としても重宝される存在です。

⑤失敗してもめげない人

企画職では、どれだけ入念に企画を練っても、必ずしもすべてが成功する訳ではありません。

上司からの却下や、実施した施策の結果が不調、期待した反響が得られないなどは日常茶飯事です。

そんな中で必要なのが、失敗しても落ち込みすぎず、次に活かせる前向きさや切り替え力です。原因を冷静に分析して改善に向けて行動できる人は、企画職として成長できます。

トライ&エラーを繰り返しながら進めるので、チャレンジ精神と粘り強さも重要な素養でしょう。

⑥マルチタスクが得意な人

複数の企画案件を同時に抱えることが多い企画職では、優先順位をつけながら効率的に動ける力が求められます。1つの作業に集中しすぎるよりも、同時並行で物事を整理・実行していける人が向いています

マルチタスクが得意な人は、以下のような特徴があります。

  • スケジュール管理が上手
  • 状況に応じて臨機応変に対応できる
  • 頭の切り替えが早い

このような特徴を持つ方は、多忙になりがちな企画職でもストレスを溜めにくく、安定して成果を出せるでしょう。

⑦自分のアイデアで人を喜ばせたい人

自分のアイデアで誰かの悩みを解決したり、楽しんでもらえることにやりがいや喜びを感じる人は、企画の仕事に向いています。

自分のひらめきやこだわりが誰かの喜びに変わる瞬間を実感できるのが、何よりの達成感につながるでしょう。

人の反応や感情に敏感でユーザー視点で考えられる人は、共感力の高い企画を生み出せる素質を持っています。

⑧【番外編】企画職への適性を見極める判断基準

前項の7つの共通点を踏まえ、以下の3軸で自己診断すると、企画職への適性を立体的に判断できます。いずれも企画業務で日常的に求められる行動特性です。

発想軸:日常からアイデアを出せているか
「もっとこうすれば便利になる」「なぜこの商品は売れているのか」を普段から考え、メモや会話で言語化しているかを振り返ります。アイデアは特別な才能ではなく、思考の習慣で鍛えられるため、現時点で自然に行えているかが判断材料になります。

②情報軸:トレンドや市場の変化を追えているか
業界ニュース・SNS・競合サービスなどを、週単位で自発的にチェックしているかを確認します。情報収集が義務感ではなく習慣になっているほど、企画職との適性は高いといえます。

③対人軸:他者と合意形成しながら進められるか
自分の意見を持ちつつ、相手の立場や背景を踏まえて折り合いをつけた経験があるかを確認します。学生時代のグループワークや前職でのプロジェクト調整など、小さな合意形成の経験でも判断材料になります。

3軸すべてに当てはまる場合は適性が高く、すべてには当てはまらない場合も、不足する軸を意識して経験を積むことで企画職に近づけます。

企画職に向いていない人の特徴

企画職は適性の差が出やすい仕事です。ここでは、前章で解説した「向いている人の共通点」と対になる特徴を紹介します。

すべて当てはまる場合は、企画職以外の職種も含めて検討する方が力を発揮しやすい可能性があります。

①ルーティンワークを好む人
企画職は前例や決まった手順がない状態から仕事を組み立てることが多く、同じ作業を安定して積み重ねるスタイルではありません。業務が固定化されている方が安心できる人には、負担が大きくなりがちです。

②情報収集やインプットが苦手な人
企画職はトレンドや市場動向を日常的にキャッチアップし、アイデアに反映させる必要があります。ニュース・SNS・業界レポートなどのインプットを習慣化できない人は、アイデアの引き出しを増やしづらくなります。

③意見のすり合わせが苦手な人
企画は営業・開発・マーケティングなど複数部署との調整を前提に進みます。自分の案に強くこだわり対話による合意形成が難しい場合、プロジェクトが停滞しやすくなります。

④短期で成果が見えないとモチベーションが続かない人
企画の立案から市場投入までは数カ月〜年単位が一般的です。すぐに結果が出ないと不安を感じやすい人は、長期のプロジェクトを走り切ることが難しくなる傾向があります。

企画職に役立つ資格

企画職に就くために必須の資格はありませんが、実務に役立つ知識やスキルを客観的に証明する手段として資格取得は有効です。

ここでは、企画職に役立つ資格を4つ紹介します。

  1. ビジネス・キャリア検定
  2. 販路コーディネーター資格
  3. プレゼンテーション検定
  4. コピーライティング技能検定

①ビジネス・キャリア検定

ビジネスキャリア検定は、職種ごとの実務能力を評価する公的資格試験です。「マーケティング」「営業」「企画・広報」など、分野ごとに受験できるのが特徴です。

マーケティング・営業・販売・広報など広い分野の知識が身につくため、業務全体を理解する必要がある企画職の基礎力として役立ちます

未経験から企画職を目指す方にとっては「業務理解の証明」としてアピールしやすい資格でしょう。

②販路コーディネーター資格

販路コーディネーターは、中小企業や商品の販路開拓・販売促進のアドバイザーとしての知識やスキルを認定する資格です。

販売促進・営業企画・マーケティングの企画職を目指す方にとって、売る仕組みへの理解や提案力を養うことができる点が魅力でしょう。

実務に近い視点で学べるため、実践的な企画力を身につけたい方におすすめの資格です。

③プレゼンテーション検定

プレゼンテーション検定では、構成力・伝達力・表現力など企画を効果的に伝えるスキルを体系的に学べます

企画職では「アイデアを伝えて、納得してもらう」プレゼン力が不可欠です。

社内外への提案や企画書発表の場面が多い企画職では、説得力ある話し方や見せ方を習得することで、実務力アップにつながるでしょう。

④コピーライティング技能検定

コピーライティング技能検定は、広告やPRなどで使える表現力・心理訴求力を評価する民間資格です。

商品企画やプロモーションに関わる企画職では、言葉の力で人を動かすスキルも大きな武器になります。

キャッチコピーやSNS投稿、キャンペーン文章などを扱う場面で、「伝わる言葉」を選べる力が磨かれ、コンセプト提案にも強くなるでしょう。

企画職に活かせる経験

以下のような経験は、企画職で求められる力と重なる部分が多いので、未経験からの転職でも強みとしてアピールできるでしょう。

  1. 営業職の経験
  2. マーケティング職の経験
  3. ライティングやプレゼンテーションの経験

詳しく解説していきます。

①営業職の経験

営業職で培ったスキルは、企画業務においても即戦力として発揮されやすいです。たとえば、営業職の以下の経験がユーザー視点に立った企画づくりに直結します。

  • 顧客ニーズを正確に把握する力
  • ヒアリング力
  • 提案力

また、売上目標の管理や達成のための改善活動を経験していれば、数値を意識した戦略的な企画立案が可能です。

「現場で何が求められているか」「実際に売れる企画とは何か」を肌感覚で理解している営業経験者は、実行力のある企画を生み出せる存在として重宝されるでしょう。

②マーケティング職の経験

マーケティング職で培った経験も、企画職において即戦力として活かせるでしょう。

たとえば、市場調査やデータ分析を通じて得られた定量的な視点は、ユーザーニーズや市場動向を踏まえた論理的な企画立案に直結します。

また、ターゲットの選定や広告戦略の立案を行ってきた経験がある人は「誰に、何を、どう届けるか」という売れる仕組みを企画として設計できるのが強みです。

マーケティングの経験があることで、感覚だけに頼らない説得力ある企画構成力を発揮できるでしょう。実行フェーズまで見据えた現実的な提案が可能です。

③ライティングやプレゼンテーションの経験

企画職では、良いアイデアを「伝わる形」にして周囲を動かす力が求められます。そのため、ライティングやプレゼンテーションの経験がある人は強みになります。

わかりやすく情報を整理して伝える力や、説得力のある企画書・資料を作成するスキルは、社内外の関係者を納得させる場面で欠かせません。

さらに、プレゼンや提案を通じて人を動かした経験がある人は、企画を実行へと推進する役割を果たせるでしょう。

企画職で求められるスキル

企画職は、ユーザーのニーズをとらえて課題を発見すること、社内外の関係者と連携をとることが必須となります。そこで、企画職として活躍するには、以下のようなスキルが重要です。

  1. 新しい発想を生み出す力
  2. コミュニケーション力
  3. リサーチ・分析力

詳しく解説していきます。

①新しい発想を生み出す力

企画職において最も基本的かつ重要な力の1つが、新しい発想を生み出す力(発想力・創造力)です。

変化の激しい市場の中で、常に今までにない視点やユーザーの期待を超えるアイデアを考えることが求められます。

日頃からアンテナを張って他業界の事例にも目を向けるなど、柔軟な視点を持つことが求められるでしょう。

②コミュニケーション力

企画職は、社内外の多くの人と関わりながら企画を進行していくため、高いコミュニケーションスキルが不可欠です。

上司への提案や開発・営業チームとの調整、デザイナーとの連携、そしてプレゼンや交渉など、多くの場面で高いコミュニケーション力が問われます。

また、意見の衝突や利害が異なる関係者と折り合いをつける場面では、相手の意図を汲みつつ、自分の意見を的確に伝える調整力・交渉力も重要です。

③リサーチ・分析力

良い企画をつくるには、アイデアの裏付けとなるリサーチと分析が欠かせません

リサーチ・分析力がある人は、「なぜその企画が必要なのか」「どうすれば成果が出るのか」を数字や事実から説明できるため、説得力ある提案が可能になるでしょう。

ユーザーのニーズや市場動向、競合の動きなどを調査・分析し、論理的な根拠に基づいて企画を立てることが求められます。

【業界別】企画職の特徴とは

企画職は、業界ごとに仕事内容や求められるスキルが異なります

ここでは、主要な7業界における企画職の業務内容と必要なスキルを表にまとめましたので参考にしてください。

業界主な仕事内容求められるスキル
IT
テクノロジー
・新規サービス企画
・UX設計
・アプリ開発の企画推進
・論理的思考力
・テクノロジー理解
・UI/UX知識
広告
マーケティング
・キャペーン企画
・プロモーション戦略の立案
・クライアント提案
・マーケティング力
・クリエイティブ発想
・プレゼン力
製造業
商品開発
・製品開発の企画立案
・消費者ニーズ分析
・試作・改善
・製品知識
・マーケット分析力
・開発部門との調整力
ファッション・シーズン企画
・トレンド分析
・ブランドコンセプト立案
・トレンド感覚
・ビジュアルセンス
・ブランド企画力
出版
メディア
・企画編集
・特集構成
・読者ニーズに応じたコンテンツ企画
・文章構成力
・取材力
・編集・校正スキル
飲食・メニュー開発
・店舗プロモーション
・ブランド戦略の企画
・飲食トレンドの理解
・現場感覚
・発信力
エンタメ
映画
音楽
ゲーム
・番組やゲームの企画立案
・コンテンツ制作
・エンタメ感性
・ストーリーテリング力

未経験から企画職に就職・転職するためにできる4つのこと

企画職はやりがいがあり人気の高い職種ですが、未経験から挑戦する場合は入念な準備が必要です。

ここでは、未経験者が企​​画職を目指す際に知っておきたい、以下の4つのポイントを紹介します。

  1. 企画職に必要なスキルと資格を習得する
  2. 自己分析を行い強みを見つける
  3. 企業研究を念入りにする
  4. 小さなプロジェクトや他部署で経験を積む

詳しく解説していきます。

① 企画職に必要なスキルと資格を習得する

未経験から企画職を目指すためにまず取り組みたいのが、求められるスキルや知識を身につけることです。

企画職では、アイデアを組み込んで周囲を巻き込みながら実行していくため、以下のようなスキルが必要になります。

調査力市場やユーザーのニーズを調査・分析する力
論理的思考力企画を筋道立てて構成・提案する
発想力・創造力新しい視点で価値を生み出す力
プレゼンテーション力相手にわかりやすく伝える表現力
コミュニケーション力多展開との連携・調整を行う力

先に紹介したビジネスキャリア検定やプレゼンテーション検定は、実務に直結するスキルが身につくため、企画職を目指す人におすすめです。

②自己分析を行い強みを見つける

未経験から企画職を目指す場合、企画を考えるうえでのポテンシャルや再現性も重視されます。そのため、自分自身の過去の経験や価値観を振り返り、強みや得意分野を言語化しておくことが重要です。

たとえば、自己分析では以下のような自分らしさが表れたエピソードを整理してみましょう。

  • 過去にアイデアを出して人に喜ばれた経験
  • 夢中になって取り組んだこと
  • 人からよく褒められること

自分の中にある「企画の原点」を掘り下げることで、志望動機や自己PRに説得力が増し、面接でも「自分らしい言葉」で良い印象を強く残すことができます

③企業研究を念入りにする

企画職は、業界ごとに仕事内容が異なります。そのため、就職・転職を成功させるには、自分が目指す企業が属する業界について深く理解しておくことが欠かせません

業界理解を深めることで「なぜその業界で企画職をやりたいのか」が明確になり、志望動機に説得力が増します

さらに、面接での質問に的確に答えられるようになり、実務に必要な視点やスキルの把握にもつながるでしょう。業界研究は、以下の方法を参考にするとよいでしょう。

  • 業界のトレンドや課題、成長性をリサーチ
  • ニュースサイトや企業のHPを見る
  • OB・OG訪問
  • SNSで現場の声を聞く
  • インターンシップや説明会に参加する

事前に企業研究をすることで、志望企業とのマッチング率も高くなります。

④小さなプロジェクトや営業職で経験を積む

未経験から企画職を目指すうえで、営業職での経験は大きなアドバンテージになります。

営業の仕事では顧客のニーズを直接聞き取り、課題を把握して最適な提案を行うため、企画職に通じる重要なスキルが数多く身につきます。

また、営業での以下のような経験は、未経験でも企画職への転職で大きな武器になるでしょう。

  • 営業資料や提案書の改善を行った経験
  • 顧客の声をもとに商品やサービスの改善アイデアを出した経験
  • 社内キャンペーンや販促企画に関わった経験
  • 営業戦略ミーティングでの主体的な提案や実績の創出

企画職への転職でよくある質問(FAQ)

未経験から企画職を目指す段階で、特に多く寄せられる疑問をまとめました。

  1. 完全未経験でも企画職に転職できますか?
  2. 未経験からの転職は何歳までが目安ですか?
  3. 資格は必須ですか?
  4. 文系出身でも企画職に就けますか?

Q1. 完全未経験でも企画職に転職できますか?

A. 可能です。ただし、営業・マーケティング・販売など「顧客理解」や「数値分析」に近い経験があると採用されやすくなります。

最初から企画職のみを狙うより、関連職種で経験を積んだうえで社内異動や転職を目指すルートも現実的です。

Q2. 未経験からの転職は何歳までが目安ですか?

A. ポテンシャル採用が中心となるのは20代です。30代以降は「前職の経験を企画業務にどう転用できるか」を具体的に説明できるかが重視されます。

年齢そのものよりも、転用可能なスキルを言語化できているかが判断軸になります。

Q3. 資格は必須ですか?

A. 必須ではありません。ただし、本記事で紹介したビジネス・キャリア検定やプレゼンテーション検定などは、学習意欲と基礎知識の証明として書類選考で評価される場合があります。

Q4. 文系出身でも企画職に就けますか?

A. 就けます。企画職はリサーチ力・発想力・コミュニケーション力が重視されるため、文理は問われません。ただ、データ分析を伴う職種では、Excelなど基礎的な分析スキルがあると有利です。

企画職について理解を深めて自身のキャリアを考えよう

企画職は、アイデアを形にし、商品やサービスを通じて世の中に新しい価値を生み出す仕事です

業界によって仕事内容は異なりますが、共通して重要なのはユーザー視点や課題の解決といった企画的思考です。

企画職が未経験であっても、自分の強みや経験を深堀して企業研究をすることでマッチング率は高くなるでしょう

「世の中に新しい価値を届けたい」という想いがある人にとって、企画職はとても魅力的なキャリアになります。まずは自己分析や業界研究から一歩踏み出してみましょう。

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