【インターンシップのエントリーシート】質問事項別!書き方や通過率UPのポイントを徹底解説
インターンシップに応募したいけれど、エントリーシートに何を書けばいいのか分からず悩んでいませんか?文字数や提出期限、就活への影響を考えると、不安を感じるという学生も多いでしょう。
そこで本記事では、エントリーシートの構成や書き方を詳しく解説します。具体的な例文や、落ちやすいエントリーシートの特徴、通過率を上げるコツも合わせて紹介していきますよ。
最後まで読めば、エントリーシートの書き方に対する不安を解消し、自信をもって提出できるはずです。ぜひ読み進めて、自信を持って一歩踏み出していきましょう。
インターンシップのエントリーシートとは?

インターンシップのエントリーシートとは、企業がインターン参加希望の学生に提出を求める応募書類の1つです。就活における本選考のエントリーシートと同様、学生の人柄や経験、意欲などをアピールするものです。
とくに人気企業や選考のあるインターンシップでは、このエントリーシートによる書類選考が最初の関門になります。出来次第でその後の選考に進めるかどうかが決まる、重要な書類です。
ここでは以下の点について解説していきます。
エントリーシートに対する理解を深めて、自分を効果的にアピールできるようにしましょう。
①企業のインターンシップにエントリーシートが必要な理由
企業がインターンシップでエントリーシートの提出を求めるのには、以下のような目的があります。
- 優秀な学生を早期発掘したい
- 学生の意欲・志望度を確認したい
- 自社とマッチする人材か見極めたい
企業はエントリーシートを通じて学生の能力や素質を本選考に先んじて見極め、優秀な学生をいち早く発掘したいと考えています。
また、企業はエントリーシートを通じて「本選考につながるインターンに誰を受け入れるか」を見極め、さらに学生の回答からインターンへの意欲や志望度の高さも測っているのです。
ただ漠然と応募するだけでは通過は難しく、企業の意図を理解し、自分を積極的にアピールする必要があります。
②エントリーシートと履歴書の違い
エントリーシートと履歴書は混同されがちですが、内容や目的に明確な違いがあります。エントリーシートは企業ごとに設けられた質問に対し、自分の経験や考えを回答し企業に自身を売り込むためのものです。
一方で履歴書は、氏名・連絡先・学歴・資格といった基本情報や定型的な項目を中心とした書類で、主に事実関係を伝えるものです。
履歴書は主に本人確認や基礎情報の把握に使われるのに対し、エントリーシートは選考の合否判断に直結する重要な役割を果たします。履歴書だけでは見えない熱意や人柄、価値観を知るために、企業はエントリーシートを重視するのです。
③本選考との違い
本選考(新卒採用)とインターンシップは選考の目的が異なり、それぞれのエントリーシートは位置づけや設問内容、回答に必要な文字数に違いがあります。
本選考では即戦力となる人材を見極めることを目的とする傾向にあるのに対し、インターンシップの選考は、将来性や成長意欲のある学生との接点を早くから持つことが目的です。
エントリーシートでは、本選考の方が質問が具体的かつ求められる回答の文字数も長く、インターンシップの選考では基本的な質問に簡潔に答える場合が多いでしょう。
インターンシップエントリーシートを書く前に必須の2つの事前準備

エントリーシートを書き始める前に、必ず行っておきたい事前準備があります。それは以下の2つです。
これらを徹底して行うことで、エントリーシートの質が格段に上がります。準備を怠ると、表面的で説得力に欠けるエントリーシートになってしまうため注意しましょう。
①自己分析を深める
エントリーシートを書く前に自分自身を知ることが大切です。自己分析を深め、以下の点を明確にしましょう。
- 自分の強み・弱み(長所・短所)
- 価値観
- 将来やりたいこと
過去の経験を振り返り、「どんな場面で力を発揮したか」「何を学び、成長したのか」を洗い出してみます。アルバイトやサークルなど学生時代の様々な経験を書き出し、それぞれの経験から得たものを整理しましょう。
自己分析が深まると、エントリーシートで書く自己PRやガクチカのエピソードに一貫性と説得力が生まれます。
ただ経験を書くだけでなく、その経験から何を学び、どう成長し、志望企業でどう活かしたいかまで掘り下げることが重要です。
②業界・企業を研究する
次に欠かせないのが業界・企業研究です。以下の点について事前に調べ、「なぜその企業のインターンでなければならないのか」を明確にしておきましょう。
- 志望する業界の動向
- 事業内容
- 企業理念
- 求める人物像
企業の公式ホームページや採用情報、就職情報サイトの企業研究ページ、ニュース記事などを活用して、その企業ならではの強みや特徴を把握します。可能であれば、OB・OG訪問や説明会への参加も有効ですよ。
業界・企業研究をしっかり行うことで、エントリーシートの志望動機やその他の回答に具体性が生まれます。また、企業が求める人物像を把握していれば、それに沿った自己PRを盛り込むことも可能です。
エントリーシートの構成のポイント

エントリーシートを書く際には、伝わりやすい文章構成を意識することが大切です。そのためには以下の4つのポイントを押さえる必要があります。
エントリーシートでは、自分の経験を思うままに書くのではなく、読み手である企業の人事担当者にとって理解しやすく印象に残る文章にすることが重要です。
①結論から書く
まず結論(要点)を最初に述べるように心がけましょう。最初の一文で何を伝えたいのかを明確にすることで、読む側は要点をすぐに把握でき、続く詳細なエピソードも理解しやすくなります。
たとえば、自己PRであれば「私の強みは〇〇です」志望動機なら「私が貴社のインターンシップを志望する理由は△△だからです」と結論から書き始めましょう。
結論ファーストの書き方は、忙しい採用担当者に配慮した文章術でもあります。
限られた時間の中で多くのエントリーシートに目を通す人事担当者にとって、冒頭で何が言いたいのかが掴めるエントリーシートはそれだけで好印象です。
逆に、前置きが長かったり結論が最後までわからなかったりすると、内容を十分に読んでもらえない可能性もあります。重要なポイントほど先に書く習慣をつけましょう。
②順序だてて背景を説明する
結論を述べたら、その結論に至った背景や根拠を順序立てて説明します。話の流れが時系列や因果関係に沿っていれば、読み手は内容を理解しやすくなります。
たとえばガクチカを書くなら、以下のような順序でエピソードを広げていくのがおすすめです。
- 取り組んだきっかけ
- 直面した課題
- 工夫や努力
- 得られた結果
- 学んだこと
文章を構成する際は、1つの段落に1つのメッセージを持たせることを意識しましょう。話が逸れないよう「結論・理由・具体例・再度結論(PREP法)」の基本構成に沿って、筋道を立てて書き進めます。
とくに、自分の経験談を語る部分では「状況→課題→行動→結果」の流れを意識すると、自己PRでも志望動機でも納得感のある内容になります。
③数字を使って分かりやすくする
エントリーシートでは可能な限り数字や具体的な名称を用いて説明することで、内容を分かりやすくし、信憑性も高めることができます。
たとえば「サークルでリーダーを務め、部員を増やしました」と書くよりも、「サークル長として1年間で部員数を15名から30名に倍増させました」と書いた方が、読み手はより具体的にイメージができます。
また、「アルバイトを頑張った」ではなく「接客アルバイトで毎月の売上目標120%を達成した」というように、具体的な数字を示すと読み手の印象に残りやすくなるのでおすすめです。
ただし、不正確な数字や大袈裟な表現は逆に信用を失うので、事実を述べられる範囲で具体化しましょう。また、具体的なイベント名やプロジェクト名を述べるのも効果的です。
④第三者に添削をしてもらう
自分では完璧だと思って書いた文章でも、第三者の目で見ると改善点が見つかるものです。エントリーシートを書き上げたら、必ず第三者に添削をお願いしてください。
大学のキャリアセンターの専門スタッフや就活を経験した先輩、信頼できる友人などに読んでもらい、フィードバックを受けてみましょう。
第三者にチェックしてもらうことで、誤字脱字や日本語表現のミスはもちろん、伝わりにくい箇所や論理の飛躍にも気づくことができます。
客観的な視点からの意見を取り入れて修正することで、完成度の高いエントリーシートに仕上がるでしょう。時間の余裕を持って作成し、一度は誰かに目を通してもらう習慣をつけることがおすすめです。
【質問項目別】インターンシップエントリーシートの書き方と例文

インターンシップのエントリーシートには、典型的な質問項目がいくつかあります。ここでは代表的な以下の5つの質問について、ポイントと回答例文を紹介します。
質問の意図を正しく理解し、自分の経験や考えを的確に伝えられるようにしましょう。
①自己PR
自己PRは、あなたの強みや長所を問うものです。企業はこの回答から「どんな強みを持ち、それをどう活かしてくれそうか」を知りたいと考えています。
効果的に書くには、最初に「私の強みは〇〇です」と結論を明示したうえで、裏付けとなる具体的なエピソードを続ける構成がおすすめです。
また、強みが発揮された状況と結果、そこで何を学んだかまで触れることで説得力が増します。さらに、志望企業でその強みをどう活かせるかにも言及できれば、よりアピール度が高まりますよ。
私は、目標に向かって粘り強く取り組む行動力が強みです。 大学ではテニスサークルの運営に携わり、新入部員の減少という課題に直面しました。 そこで私は部長として練習メニューの改善や新歓イベントの開催など工夫を重ね、その結果、半年で部員数を20名から30名に増やすことに成功しました。 この経験から、課題に対する解決策を見つけ、目標に向けて粘り強く取り組む力を身につけました。 御社のインターンシップでも、この行動力を活かし、チームの目標達成に貢献したいと考えています。 |
②学生時代に頑張ったこと
「学生時代に頑張ったこと」(ガクチカ)は、学生生活で力を入れた取り組みの過程や成果を問う質問です。企業はこの回答から、あなたの人柄や物事への取り組み方、成長の過程を知りたいと考えています。
効果的に書くには、何に挑戦し、どんな目標や困難に直面してどう乗り越え、何を達成したかを順序立てて述べましょう。そこで得た学びや自分の変化にまで触れると、より印象に残りやすい内容になります。
私は大学2年生の時、学内のビジネスコンテストにチームで挑戦し、「絶対にプレゼン賞を獲る」という目標を掲げました。 毎日遅くまで図書館で市場調査を行い、チームメンバーと試行錯誤しながらプレゼン資料を改善し続けました。 その結果、目標としていたプレゼン賞を受賞することができました。 この経験から、情報を集める力、プレゼンスキル、そして周囲と協力し合う姿勢を身につけることができました。 困難と思われる課題にも積極的に挑戦し、失敗を重ねながら成長し続ける大切さを学びました。 |
③志望動機
志望動機では、「なぜその企業のインターンに応募したのか」を具体的に説明します。企業はこの回答から、学生の企業理解の深さや熱意、自社で成し遂げたいことが明確かどうかを見ています。
業界・企業研究で知ったその企業独自の魅力を織り交ぜて、志望企業でなければならない理由を述べましょう。自分の将来のキャリア目標や関心分野とインターン内容を関連付けると、一貫した志望動機になりますよ。
さらに、「インターンで何を学び、どんな貢献ができるか」まで触れることで、受け身ではない積極的な姿勢もアピールできるのでおすすめです。
私が貴社のインターンシップを志望する理由は、ITを活用して社会課題を解決する貴社の事業に強く魅力を感じたからです。 私は将来、テクノロジーで人々の生活を便利にするサービスを創り出すことがキャリア目標です。 貴社は業界の中でいち早くAI技術を医療分野に導入し、社会に貢献している点に惹かれました。 インターンシップを通じてその最先端の現場で経験を積み、自分のITスキルと発想力を試したいと考えています。 |
④その他の伝えたいこと・性格・価値観
「その他の伝えたいこと」や「性格・価値観」に関する設問は、自由記述で学生の人柄や考え方を知る狙いがあります。他の質問では伝えきれなかった自分の一面をアピールする場ととらえましょう。
自己PRや志望動機と重複しないエピソードを選び、あなたの性格や価値観がよく表れる具体的な経験談やモットー、その価値観を持つに至った背景などを述べると効果的です。
趣味や特技を通じて培った力、あるいはどうしても伝えておきたい強みなどを補足するのもおすすめです。自由度が高い分、自分らしさを存分に表現し、企業に覚えてもらえる回答を心がけましょう。
私のモットーは「現状に満足せず常に挑戦し続けること」です。 大学では、未経験だったプログラミングに挑戦しました。 最初は思うようにいかず何度も挫折しそうになりましたが、「新しいことを学ぶ楽しさ」を原動力に独学を続け、一年後には自作のアプリケーションを完成させるまでになりました。 この経験以来、未知の分野でも臆せず挑戦するチャレンジ精神が自分の強みになったと感じています。 貴社のインターンシップでも、新しい業務に積極的に挑み、自分を成長させたいと考えています。 |
⑤学歴・資格・趣味特技
学歴・資格・趣味特技といった項目は、履歴書にもある基本情報ですが、エントリーシートでも尋ねられることがあります。
学歴は大学名・学部学科・在籍期間などを指定どおり記載します。趣味・特技は人柄が伝わるように工夫しましょう。
研究テーマ等を問われた場合は、その概要を簡潔に述べましょう。資格は正式名称と取得時期を記載し、多数ある場合は志望企業に関連の高いものを優先します。
資格は日商簿記検定2級とTOEIC800点を取得しました。 趣味はギターで、10年以上続けたバンド活動で培った協調性が自分の強みです。 |
落ちるエントリーシートのよくある特徴

一生懸命書いたつもりでも、エントリーシートが選考で落とされてしまうことがあります。落ちるエントリーシートには以下のような特徴があります。
自分の書いた内容が当てはまっていないか、提出前にチェックしましょう。
①内容に具体性がない
エントリーシートの内容が漠然としていて具体性に欠けると、読み手に何も伝わりません。
たとえば「私は努力家です」「学生時代にサークルを頑張りました」といった抽象的な表現だけでは、どんな人物なのかイメージできないのです。
主張に対して具体的な経験や数字が伴っていないと説得力も生まれません。自分だけの経験談や詳細な描写を盛り込み、第三者が読んでも鮮明にイメージできるよう細かく説明しましょう。
また、主観的な表現に頼りすぎず、客観的な事実や成果を交えることで信憑性を高めます。具体的に書かれたエントリーシートは、それだけで他の学生との差別化にも繋がります。
②企業の求める人物像とのミスマッチ
いくら自分のアピールを書いても、企業が求める人物像と大きくかけ離れている内容では評価されにくくなります。企業ごとに「求める人材」は異なるため、注意が必要です。
たとえば、チームワークを重視する企業に対して、自己PRで「単独で黙々と作業する力」を強調しても高評価は得られません。こうしたミスマッチを防ぐためには、事前の企業研究が不可欠です。
企業の採用ページやパンフレットに記載されている「求める人物像」や社員の声などにはしっかり目を通し、自分の持つ強みや経験の中からマッチするものを選びましょう。
ただし、高評価を得るために嘘をついてまで企業に合わせるのはNGです。事実や実体験をベースにアピールしてください。
③文章自体にミスが多い
内容以前に、文章の基本的な部分で減点されてしまうケースもあります。誤字脱字や漢字の誤用、文法の誤りなどが多いエントリーシートは、それだけで印象が悪くなります。
「細部まで注意が行き届いていない人」「書類をきちんと作成できない人」というマイナス評価につながりかねません。また、間違った敬語や極端にカジュアルな言い回しもNGです。
文章ミスを減らすためには、完成後に時間をおいて見直したり、第三者の添削を受けたりすることが有効です。とくに、企業名や部署名などのスペルミスや名前の誤記には十分注意しましょう。
当然ですが、他社向けに書いた志望動機を使い回して社名を間違える、といったミスは論外です。文章自体のミスは非常にもったいないので、可能な限りゼロにする努力をしていきましょう。
通過率を上げるためのポイント

インターンシップのエントリーシートで少しでも通過率を上げるためには、以下のポイントを意識するのがおすすめです。
基本的なことですが、実践できているかを改めてチェックしてみてください。
①自己分析と企業研究を徹底する
やはり基礎となるのは自己分析と企業研究を徹底することです。これらが不十分なまま書き始めても、上辺だけの内容になってしまいがちです。
もう一度自分の強み・弱みや価値観、経験の棚卸しを行い、志望企業との接点を洗い出しましょう。
また、企業研究では企業のビジネスモデルや社風、求める人材像を再確認し、自分のアピールポイントとの共通項を探してください。
徹底した自己分析と企業研究をもとに書かれたエントリーシートは内容に芯が通り、企業への熱意も感じられるものになります。それだけでも、他の学生よりも一歩リードすることができるでしょう。
②企業に合わせた自己アピールを考える
一通りエントリーシートを書き上げたら、それが応募先企業に合っているかを見直しましょう。使い回しの志望動機や自己PRはNGです。
企業に合わせた自己アピールとは、嘘をつくことではありません。自分の持っている強みや経験の中から、その企業が求めていそうなポイントを強調して伝えるということです。
同じ経験でも、志望企業によってアピールの切り口を変えてみましょう。各企業の経営理念やビジョンなどのキーワードを盛り込み、自分の価値観との共通性に触れるのも効果的です。
「この学生はうちにフィットしそうだ」と企業の人事担当者に思ってもらえる内容になっていれば、選考通過の可能性も高まります。
③読みやすく、分かりやすい文章を心がける
内容が良くても、文章が読みにくければ評価は下がってしまいます。人事担当者に最後までストレスなく読んでもらえるよう、読みやすく分かりやすい文章を心がけましょう。
具体的には、以下のようなポイントを意識することが大切です。
- 適度に文を区切って一文を長くしすぎない
- 複雑な表現は避けて分かりやすい言葉を使う
- 専門用語や略語は使わない
Webでの応募であれば段落を分けて見やすくしたり、要点となる言葉を強調したりすることも可能ですが、過度な強調は逆に読みにくくなるので注意しましょう。
また、先述したように結論ファーストで書く、一貫したストーリーを持たせる、具体例を用いるといった構成面での工夫も、わかりやすさに直結します。
エントリーシート提出時の注意点

完成したエントリーシートはいよいよ提出となりますが、その際のマナーや注意事項にも気を配りましょう。とくに、以下のような点には気をつける必要があります。
内容が良くても提出の仕方で印象を下げてはもったいないです。提出時のマナーを守って、悪い印象を与えないようにしましょう。
①写真のサイズや服装に注意
写真を貼付する場合、所定のサイズや服装のルールを守りましょう。一般的な証明写真のサイズ(縦4cm×横3cm)が指定されることが多いので、応募要項に従った大きさで準備します。
撮影ではスーツを着用し、清潔感のある髪型・表情になっているか確認してください。背景は無地で明るい色を選び、ピンぼけや不鮮明な写真は避けます。
提出前には写真がしっかり糊付けされているかもチェックしましょう。写真の裏に自分の氏名を書いておくと、万一剥がれてしまった場合でも判別がつき安心です。
第一印象を左右する写真ですから、最後まで気を抜かず丁寧に仕上げてください。
②郵送時は封筒のサイズや宛名に注意
紙のエントリーシートを郵送で提出する場合は、書類を折らずに送れるよう、A4用紙が入る角形2号の封筒を使用します。
封筒の表面には、応募先企業の正式名称と部署名(採用担当部署など)、担当者名(分かっている場合)を黒のボールペンまたは万年筆ではっきりと書きます。株式会社は略さず正式名称で記載しましょう。
自分の住所・氏名は封筒の裏側に明記します。郵便番号、住所、氏名を忘れずに書き、万一の配達トラブルに備えましょう。
また、封筒の表には赤字で「エントリーシート在中」や「応募書類在中」と目立つように記載するのがおすすめです。こうすることで、企業側で開封・仕分けの際に応募書類であることが一目で分かります。
切手の貼り忘れや不足にも気をつけ、投函前に今一度チェックしてください。
③Web提出時はメール本文やファイル名に注意
近年はWebエントリーやメールでエントリーシートを提出するケースも増えています。この場合にも送り方のマナーに注意し、メール本文もビジネスマナーに沿って書きましょう。
まず、指定されたファイル形式(PDFやWordなど)で保存します。ファイル名は企業側が見て識別しやすいように、「大学名_氏名_エントリーシート」といった形式にすると親切です。
件名には「インターンシップ応募書類提出(〇〇大学 山田太郎)」のように要件が一目で分かるように書きます。
本文では、「〇〇大学の山田太郎と申します。インターンシップ応募書類を送付いたします。」と簡潔な挨拶と応募書類を送付した旨を記載し、締めの言葉を添えましょう。
また、ファイルの添付忘れがないか送信前に必ず確認することも重要です。
エントリーシート提出後の流れ

エントリーシートを提出した後は、企業からの結果連絡を待つことになります。提出して終わりではなく、その後の流れやスケジュールも把握しておくと安心です。
①結果連絡はいつ来る?
書類選考の結果連絡が来る時期は企業やインターンの時期によって様々ですが、提出後おおよそ1〜2週間以内に連絡がある場合が多いようです。
結果は合格者のみに通知する企業もあれば、不合格の場合でもメールで知らせてくれる企業もあるので確認しておきましょう。
結果はメールで来ることが多いですが、電話の場合もあります。応募後はメールをこまめにチェックし、電話にも出られるようにしておきましょう。
とくに、合格連絡は次の選考日程の案内を含むことがあるため、見落とさないよう注意が必要です。
②エントリーシート合格後の選考ステップ
エントリーシートに合格すると、多くの企業ではSPIなどの適性検査(Webテスト)が行われ、その後面接に進みます。インターンシップの選考でも、本選考と似たフローを踏むケースが一般的です。
企業によっては面接が1回だけのところもあれば、グループディスカッションやグループワークを実施するインターン選考もあります。
面接ではエントリーシートに書かれたことをもとに質問されるため、記入した内容を改めて見直して自分の回答を確認し、深堀り質問に備えておきましょう。
また、インターン日程や実施内容について事前課題が出される場合もありますので、連絡内容をよく読み、必要な対応を進めてください。合格後の選考やインターン本番に向けて、気を引き締めて臨みましょう。
インターンシップエントリーシートの書き方と注意点を理解しよう

インターンシップのエントリーシートは、就活の本選考につながる重要なステップです。
企業や業界について深く研究し、自分自身の強みや経験をしっかりと自己分析した上で、相手に伝わる形で文章を作成することが求められます。
企業の求める人物像とズレていたり、ミスが多かったりすれば評価は下がってしまいますので、質問項目ごとに何を伝えるべきかを押さえ、企業ごとに内容を調整することも大切ですよ。
本記事で紹介したポイントを守って丁寧に作成したエントリーシートで、選考突破を目指しましょう!
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。