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「諦めない心」を言い換えて効果的に伝える方法|インパクトを掴む例文も紹介

「自己PRに諦めない心を効果的に伝えるにはどう書いたらいい?」と悩んだことはありませんか?確かに「諦めない心」を上手に伝えるにはどう表現したらいいのだろうかと思いますよね。

この記事では、諦めない心を言い換えて効果的に伝える方法を解説します。さらにシーン別にインパクトを掴む自己PRの例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

企業側が「諦めない心」にもつイメージとは?

企業が諦めない心と書かれた自己PRの内容に対して抱くイメージは、以下の3つです。

  1. 長期的に働いてくれる
  2. 結果が出るまでやり抜く
  3. 高い目標を乗り越えようとする

これらの内容を具体的なエピソードとともに述べていくと、より入社後に活躍してくれそうなイメージがしやすくなるでしょう。

長期的に働いてくれる

諦めない心という言葉には、長く働いてくれる意思の強さを感じさせます。

企業は、できるだけ長期的に働いてくれる人材を求めているので、諦めない心をもつ学生には忍耐力粘り強さがある存在になってくれると期待しているはずです。

たとえ難しい仕事を任されたとしても、最後まで諦めずにやってくれそうな見込みがあると思ってもらえるよう、意識しながら自己PRを書くようにしてください。

人手不足の昨今、基本的に長く働いてくれる人材はそれだけで貴重です。多少の困難にはくじけないことをアピールできれば、企業にとっても魅力的に映りますよ。

結果が出るまでやり抜く

「心」には、気持ちや精神という意味も含まれるため、諦めない心があれば、結果に結びつけるまでやり抜いてくれそうな予感をイメージさせることができるでしょう。

やはり仕事には結果や成果が付き物です。諦めない心があれば、自分なりにやり方を工夫して、何とか結果を達成しようと努力してくれそうと思ってもらえるはずです。

高い目標を乗り越えようとする

諦めない心には、高い目標に向かって自ら率先して行動できるという期待も含まれています。学生時代に、自分の可能性を信じ、一生懸命乗り越えてきたというイメージです。

何か一つでもこれだけは誰にも負けないという具体的なエピソードがあれば、存分にアピールすると良いでしょう。

新卒は主にポテンシャル採用であり、成長してくれることを前提に採用するため、成長意欲があるかどうかは非常に重要です。

特に、自分から目標を探して成長していける人や、コツコツ続けて目標を達成できる人は、成長可能性が高いため、企業側としても欲しい人材ですね。

自己PRに諦めない心を書くメリット3選

ここからは、自己PRに諦めない心を書くメリットを3つ紹介します。

  1. 実体験や成果の話をアピールできる
  2. 前向きな姿勢をアピールできる
  3. 社会人としての適応力をアピールできる

諦めない心は、さまざまな視点から文章を作成しやすく、自己PRの文章でアピールする言葉としても汎用性が高いです。

実際の自己PRには、なぜ諦めない心を主張したいのか根拠も併せて書くといいでしょう。

実体験や成果の話をアピールできる

諦めない心には、自分が努力して乗り越えてきた経験や結果を書きやすいというメリットがあります。学業やサークル、アルバイトなど諦めずに努力したことを書くことができるでしょう。

その他にも、就職活動に向けて資格試験の勉強をしてきた成果があればアピールポイントとしてより高い評価を受けられるはずです。

前向きな姿勢をアピールできる

新入社員として、初めて行う仕事や慣れない作業にも前向きに取り組む姿勢を持ち続けることができるのは、諦めない心があってこそでしょう。

特に最初は何をしても思った方向にいかないことが続き、ついネガティブな方向に陥りやすくなってしまいます。

そうしたことも諦めない強い気持ちがあれば、きっと自分で壁を乗り越えてくれるはずだと期待をもってもらえるようになるはずです。

「諦めない」というだけで、前に進める人なんだな、という印象を受けますね。あとはどれくらい踏ん張れる人なのかをエピソードで補強していきましょう。

社会人としての適応力をアピールできる

諦めない心は、社会人として仕事の意義や仕事を効率よくこなすために、やり方を模索し、作業スピードを上げて適応していく力をアピールできます。

社会人生活では、どんなに頑張ったとしても、思ったより低い評価やミスが続くと挫折してしまいそうなことがあるかもしれません。

とは言え、根底に諦めない心をもっていれば、いつかは絶対に成果が出せるはずと自分を鼓舞して立ち直ることができるはずです。

諦めない心がマイナスイメージとなるデメリット2選

ここからは、諦めない心がマイナスイメージとなるデメリットを2つ紹介します。

  1. 頑固と思われてしまう
  2. 柔軟な対応ができない

諦めない心を裏返すと、頑固・柔軟性がないと思われる可能性も否定できません。

そうは言っても、表現を言い換えて自己PRを行うことで自分の強みである、諦めない心をアピールしていきましょう。

頑固と思われてしまう

諦めない心は、時として諦めの悪さとして捉えられ、頑固者と思われてしまうこともあります。

そのような誤解を生まないようにするためにも、諦めない心があったからこそポジティブに考えて行動できたことを伝えていきましょう。

自分自身が最後まで諦めず信じて粘り強く頑張った結果もアピールすると、きっと好印象な自己PRになりますよ。

柔軟な対応ができない

諦めないという気持ちは、柔軟な対応ができないと思われる可能性もあります。

どのような仕事もチームワークで動いているため、仕事をするうえで周りとの協調性や、柔軟性が非常に重要なポイントとなり、自己PRで自分のことばかりをアピールすることは避けた方が無難です。

諦めない心を持ち、チームに貢献するために努力していることをアピールして、いざという時に頼れる人間性があることをアピールしていくと良いでしょう。

仕事では諦めないことは重要ですが、優先順位が変わっても対応できない人はあまり良い印象にはなりません。切り替えの早さも重要ですよ。

諦めない心の自己PRが評価を得やすい仕事の特徴3つ

ここからは、自己PRに諦めない心を書くと高評価が得やすい仕事や業種の特徴を3つに絞って解説します。

  1. 個人やチームでノルマがある仕事
  2. サービスやものづくりの仕事
  3. 先進的な開発が求められる仕事

もちろん他の職種にも当てはまるので、言葉の言い換えや、文脈に注意しながら書くといいでしょう。

個人やチームでノルマがある仕事

ノルマが発生する仕事に就きたい人の自己PRには、目標達成までの過程で具体的な数字や途中で放棄することなくやり切った成果を書くと採用するメリットを感じやすいでしょう。

企業組織が掲げる利益目標は、基本的に社員一人ひとりの売上やチームでの目標達成が蓄積された結果です。

そこで、企業側は人より諦めない心を持ち続けて主体的に努力することを惜しまない人材を求めています。

また高い目標を挫折せずやり切るモチベーションの高さは、チームをまとめる役として必要な人材といえる存在として印象が深く残るはずです。

ノルマがある仕事は「目標」と「それを達成する手段」が明確なため、諦めない人にはやりやすい仕事であるとも言えますね。

サービスやものづくりの仕事

サービスやものづくりの仕事に就きたい人の自己PRには、諦めない心を伝えるとより高評価を受けやすくなるでしょう。

サービスやものづくりにおいて、ユーザーからの声や、改善案に柔軟に対応しながらより良いものを提供していくことが必要です。

しかし、中には既存のものを好む人もいて、反対意見も多くなり意見がぶつかることも多くなるでしょう。

新しいことに挑戦するには、まずお互いの意思を尊重して、失敗を恐れず自分の信念を諦めずに持ち続ける心が必要不可欠です。

先進的な開発が求められる仕事

先進的な開発が求められる仕事の自己PRには、状況に応じた創意工夫や、何度もプロセスを変更して成果に結びつけようと諦めない心を伝えると良いでしょう。

実務内容によっては、数カ月・数年単位の長期的な取り組みが必要となるプロジェクトになるので、諦めない心は有利なアピールポイントとなるはずです。

先進的な開発の仕事はノウハウが組みあがっていないことも多く、くじけずにトライアンドエラーができるかを見られる傾向にあります。

そのため、諦めない心を持っている人は出し惜しみせずアピールしていきましょう。

諦めない心を言い換えた10の表現

ここまで、諦めない心を自己PRに書くポイントを解説してきました。

さらにインパクトを持たせる表現を目指すのであれば、諦めない心を言い換えてみるのも一つの手です。

以下は、諦めない心を言い換えた例を一覧にしたものになります

  • 最後まで諦めない
  • 粘り強い
  • 課題解決能力が高い
  • 高い目標をもつ
  • 負けず嫌い
  • 忍耐力がある
  • 困難に立ち向かう姿勢
  • 継続して行動する
  • ポジティブ思考
  • 強いメンタルをもつ

社会人として必要な素質ですので、自分のエピソード内容にしっくりくる表現方法を見つけてアピールしていきましょう。

「諦めない心」を自己PRに書く4つの秘訣

ここからは、諦めない心を自己PRに書くポイントを4つ解説します。

  1. 結論から書き始める
  2. エピソード内容にフィットした言葉で書く
  3. 企業の求める諦めない心の意図を考えて書く
  4. 入社後の姿を連想させる文章で締めくくる

自己PRのフレームワークの順番に沿って書くことで、より分かりやすく、読みやすい自己PRとなるでしょう。

結論から書き始める

自己PRの冒頭の文章は、自分の強みとなる諦めない心を端的に書くようにします。

結論や主張したい内容から書き始めることで、相手にこれ以降の内容の理解や同意をもちやすくなるはずです。

たとえば、「私の強みは、一度自分で決めた目標に向かって諦めずに達成しようとする気持ちを持ち続けることです。」というような一文から書き始めると良いでしょう。

諦めない心だけだと若干抽象的な意味合いになってしまうところを補うために、文章を付け加えることで、より相手が納得しやすい文章となります。

自分のエピソードに合わせて、どんなタイプの「諦めない心」なのかを簡潔に説明しましょう。企業や職種に合わせることも重要です。

エピソード内容にフィットした言葉で書く

冒頭で書いた内容を説明する具体的なエピソード内容を書いて、より説得力のある自己PRの文章を完成させるようにしましょう。

エピソード内容と自分の心境の変化に対する文章を関連させて書くことで、諦めない心が強く印象に残る文章にすることができます。

採用担当者の心に留まる自己PRとするには、何度も修正してより完成度の高い文章に仕上がるように時間を置いて推敲してみるのもおすすめですよ。

企業の求める諦めない心の意図を考えて書く

自己PRを書くときに大切なのは、自分の強みである諦めない心の定義と、企業が求める諦めない心をもつ人物像が一致することです。

もしもエピソード内容が結果がでるまで独自のやり方で自己解決してきたのであれば、悪く言えばこだわりが強すぎて諦めきれないと捉えられる可能性もあります。

臨機応変な対応ができないとなると、事業方針の方向転換を受け入れられないと思われてしまうかもしれません。

企業が求める人材をよく理解し、誤解させない文章で自分の良さをアピールしていきましょう。

入社後の姿を連想させる文章で締めくくる

自己PRの最後には、入社後の自分の姿を連想させる文章で締めくくりましょう。採用担当者は、入社後の活躍してくれそうかどうか非常に重要なポイントとして判断しています。

諦めない心を活かして今後頑張りたい業務内容や、早く仕事に慣れ業績を上げて会社に貢献したいという一文で締めくくると好印象を得やすいです。

企業は「強み」そのものではなく、その強みを活かしてどんな成果を出せるかを知りたいので、入社後の活躍イメージを伝えられると、評価がしやすくなります。

【シーン別】企業に好印象を残す諦めない心をアピールする例文4選

ここからはエピソードの内容別に、企業に好印象を残せる「諦めない心」の自己PR例文を4つ紹介します。

  1. 学業(資格取得)編
  2. 部活動編
  3. アルバイト編
  4. 日常生活編

また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、4つの例文を本気で添削!コツやNGポイントが分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

学業編

まずは、大学の授業で「諦めない力」を発揮した自己PRです。壁にぶつかった経験を使うときは「どんな努力をしたのか」にしっかり焦点を当ててくださいね。

大学の講義でのエピソード
【結論】私は諦めない心があることが強みです。困難に直面しても目標を達成するために努力を続けられる「諦めない心」を強みとしています。
添削コメント|短く単純な表現では魅力が伝わりにくいため、「困難に直面しても努力を続けられる」といった行動に結びつける表現を追加しました。強みの内容を具体化することで、採用担当者に明確な印象を与えられます。
【エピソード】大学の講義において、私は特に苦手だった統計学の授業で困難を感じ、焦っていました。テスト結果を受けて、このままでは単位を落としてしまうと危機感を抱きました。、単位取得を目標に掲げ、改善を模索しました。
添削コメント|「焦った」「危機感を抱いた」といったネガティブな表現だけで終わらせず、何を目標に掲げ、どうしてこの後の行動を起こしたのかが分かるように追記しています。
【エピソード詳細】そこで、授業の内容を振り返りながら、理解を深める努力をしました。ノートを整理し直して基礎から復習しましたまた、教授や友人に積極的に質問し、曖昧だった部分を解消しました。さらに、時間をかけて問題集を解き直すことで、理解を深めるよう心がけました。問題集を繰り返し解き直し、応用問題にも挑戦することで知識を定着させました。
添削コメント|「理解を深める努力」という漠然とした表現を「ノート整理」「基礎から復習する」など具体化しました。「問題集を解き直す」だけでなく「応用問題にも挑戦した」と主張し、努力の幅を強調しました。行動が明確になることで説得力が増します。
【成果】その結果、次のテストでは点数が向上し、20点以上点数を伸ばし、最終的には目標としていた単位を取得することができました。この経験から、粘り強く努力を続けることで成果を上げられることを学びました。
添削コメント|今回の「テスト」の他にも売上、新歓など、数字で成果を示せるところはなるべく数字に置き換えましょう。具体性が上がるので、取り組みの成果がより印象的になりますよ。
【入社後】入社後は、この粘り強さを活かして仕事に取り組みたいです。クライアントの課題に対しても粘り強く向き合い、本質的な課題解決ができるように努めたいと考えております。
添削コメント|入社後のビジョンがあっさりしすぎていると、志望意欲が伝わりません。自分の強みを主軸に、具体的にどんな業務で活かせそうかをあらかじめ考えておきましょう。

【NGポイント】元の文章では「諦めない」ことは伝わりますが、諦めずにどのように努力したのかが不明瞭でした。また、エピソードや入社後のビジョンが漠然としており、採用担当者に具体的な活躍イメージを持たせるには弱い内容でした。

【添削内容】ノート整理や応用問題への挑戦といった具体的な取り組みを追記し、成果部分では「20点以上点数を伸ばし」と具体的な数字で補足しました。入社後の部分では業務への活用例を加えることで志望意欲を強調しました。

【どう変わった?】強みが具体的な行動や成果に結びついており、説得力のある内容になりましたね。努力の過程や成果が数字で明示されたことで、取り組みの成果が印象的になり、企業への貢献意欲がしっかり伝わる文章になりました。

【学業×諦めない力の自己PRのコツ】
困難な課題をどう克服したかを示す
・努力をした目的を明確にする
・抽象的な表現をなるべく減らす

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部活動編

次に部活で「諦めない力」を発揮した自己PRです。ここでは、思わず使いがちなカジュアル表現や曖昧な表現を指摘しているため、言葉遣いにも注目してみてください。

チアリーディング部でのエピソード
【結論】私の強みは、「諦めない心」です。を活かして、困難な状況にも冷静に対処し、成果を追求する力です。
添削コメント|「私の強みは〇〇です」というシンプルすぎる表現では印象が弱くなるため、「冷静に対処し成果を追求できる」といった、具体的な行動や成果を示す表現を追加しました。
【エピソード】大学で所属していたチアリーディング部では、大会入賞のために練習を積み重ねました。しかし、大会の直前になって練習中に私の技の成功率が下がり、絶望してしまいましたチームに迷惑をかけるのではないかという不安を感じていました。
添削コメント|「絶望してしまいました」というネガティブかつ俗っぽい表現を削除し、代わりに「チームに迷惑をかけるのではと不安を感じた」と変更しました。これにより、責任感を持って取り組む姿勢が強調されます。
【エピソード詳細】しかし、このままでは自分のせいで大会で良い結果が出せないと感じ、色々な動きを見直す練習を取り入れていました。基本動作や体重移動の見直しを中心に練習メニューを再構成しました。その後は技の成功率が少しずつ上がっていきました。また、チームメイトとも相談して技のアプローチを修正した結果、成功率が向上していきました。
添削コメント|「色々な動きを見直す」では努力の内容が伝わりにくいため、「基本動作や体重移動の見直し」と具体化しました。また「チームメイトとも相談して」という表現を追加し、協調性やチームでの取り組みを強調しています。
【成果】結果的に、大会では入賞することができ、達成感を感じました。チーム全員で目標を達成する喜びを味わうことができました。この経験から、諦めずに取り組むことで成果を生み出せることを実感しました。
添削コメント|「達成感を感じました」という個人的な感想だけでなく、「チーム全員で目標を達成する喜び」とし、チームプレイの重要性を強調しました。また「諦めずに取り組むことで成果を生み出せる」と学びを具体化し、入社後への期待につなげる表現に変更しました。
【入社後】入社後はこの強みを活かし、困難な課題にも粘り強く取り組みます。粘り強く挑戦し、解決策を提案します。チームで協力しながら成果を出し、会社に貢献できるよう努力していきたいです。
添削コメント|「取り組みます」だけではなく、「粘り強く挑戦し、解決策を提案」に変更することで、行動の具体性を追加しました。

【NGポイント】元の文章では、「諦めない心」という強みがどのように行動や成果に繋がるかの具体性が不足していました。また、「絶望してしまいました」や「色々な動きを見直す」などの曖昧な表現が多く、インパクトが弱い印象ですね。

【添削内容】就活生自身のことを詳しく知らない採用担当者が読んでも伝わるよう、主に努力した内容の表現を変更しています。また、チームメンバーへの影響などを考えられていることも強調し、協調性も同時にアピールしています。

【どう変わった?】強みが具体的な行動や成果に繋がる流れが明確になり、「諦めない心」の説得力が向上しました。責任感や協調性、問題解決能力といった企業が求める要素が伝わる内容に改善され、入社後の貢献がイメージしやすくなっています。

【部活動×諦めない力の自己PRのコツ】
・成果だけでなく過程を強調する
・カジュアルすぎる表現は避ける
・個人の役割とチーム貢献の両方を強調

アルバイト編

次にアルバイトで強みを発揮した自己PRです。諦めない心に合わせて冷静さや問題解決力も伝えることで、成果まで繋げられるとアピールするところがポイントです。

飲食店アルバイトのエピソード
【結論】私の強みは困難な状況でも諦めないことです。困難な状況でも冷静に対応し、改善を続けることで成果を追求できる粘り強さです。
添削コメント|「諦めないこと」でも伝わりますが、さらに「諦めない行動」について追加で明示することで、採用担当者がその強みを仕事に活かすイメージを持ちやすくなります。
【エピソード】大学時代に飲食店でアルバイトをしていました。繁忙期にはお客様が多く、ミスが起こりやすい状況でしたが、私は責任感を持って仕事を続けました。注文の混雑やミスが重なる中でも、お客様に迷惑をかけないよう冷静に対応を続けました。
添削コメント|「責任感を持って仕事を続けました」では少し分かりにくいため、自分がどんな立ち回りをしていたのかを明確にして、課題への向き合い方を伝えやすくしています。
【エピソード詳細】ある日、注文が混雑してオーダーミスが相次ぎました。その状況に焦りを感じながらも、お客様に対応し、私はすぐにお客様ごとにオーダーを整理しなおしてアルバイトのメンバーに共有し、商品提供の動線も改善。ミスが発生した際にはすぐに対応方法を考えました。また、忙しい中でも冷静さを保つよう努力し、他のスタッフと協力して仕事を進めました。タスク分担を提案し、混雑の緩和に取り組みました
添削コメント|「焦りを感じながらも」という表現を削除し、冷静かつ具体的な対応が伝わる内容に変更しました。「丁寧に対応した」という曖昧な努力内容を「動線の改善」や「タスク分担の提案」と修正することで、協調性や問題解決力を強調しています。
【成果】その結果、ミスを減らし、お客様から「丁寧な対応で安心した」と言われました。お褒めの言葉をいただきました。この経験を通じて、諦めずに改善を続けることで信頼を得ることができると学びました。周囲からの信頼と成果に繋がると実感しました。
添削コメント|強みが活きて信頼を得られただけでなく、「具体的な成果に繋げられた」と強調することで、より入社後に活躍する姿を想いうかべやすくしています。
【入社後】入社後は、この粘り強さを活かし、仕事上の課題に最後まで取り組みたいです。特に困難な状況でも冷静さを保ちながら対応し、周囲と協力して成果を出せる人材を目指します。
添削コメント|自分のエピソードが企業ではどのように活かせるかをしっかり考えられていますね!

【NGポイント】元の文章ではエピソード内の努力内容が薄く、具体的に何をしたかが曖昧でした。また、「責任感を持って仕事を続けました」や「焦りを感じながらも」といった抽象的またはネガティブな表現が、エピソードの説得力を弱めていました。

【添削内容】エピソードでは、発生した問題に対して自分がどのような行動を取れる人物なのか、具体的にイメージできるように言い換えています。また、成果の部分では入社後の活躍を想起させる表現に修正しました。

【どう変わった?】エピソードが具体的かつポジティブな表現に変更され、強みがどのように行動や成果に結びついたかが明確になりました。また、入社後の展望を具体化することで、自己PRの説得力が大幅に向上しました。

【アルバイト×諦めない力の自己PRのコツ】
・状況説明は具体的に
・チームへの貢献やリーダーシップを示す
学んだ姿勢を入社後にどう活かすかを明確にする

趣味編

最後に、趣味で「諦めない力」を発揮した自己PRです。趣味のエピソードでは、冒頭で目標を設定しておくのがポイント。成果が出たかどうかが分かりやすくなります。

ピアノの練習に励んだエピソード
【結論】私は諦めずに努力できます困難な状況でも目標達成に向けて粘り強く努力し、確実に成果を出す力があります。
添削コメント|「諦めずに努力できます」ではシンプルすぎてインパクトが弱いため、「目標達成に向けて努力し成果を出す力」とくわしく説明し、具体的な行動や結果を想起させる表現にしました。
【エピソード】私は趣味でピアノを続けています。独学のため、難しい曲に挑戦するときに何度も失敗し、思うように弾けないことがありました。それでも、コンテストでの予選通過を目標に練習を続けることで少しずつ上達することを実感しました。
添削コメント|趣味の範囲であっても、何がモチベーションの源泉になっていたのかを明らかにすることで、よりエピソードの解像度が上がります。ここでは、「コンテストで予選通過するという目標を掲げていた」と練習に励む理由が伝わるよう追記していますよ。
【エピソード詳細】あるとき、コンテストの課題曲として特に難しいクラシックの曲に挑戦することにしました。最初は何度弾いてもミスが続き、挫折しそうになりました。しかし、指の動きを確認しながらテンポを落とした練習を取り入れる、ミスしやすい部分のみを繰り返し練習して体に覚えさせるなど工夫を重ね諦めず毎日練習をすることで徐々に弾ける部分が増えました。
添削コメント|「毎日練習をした」だけでは努力が分かりづらいため、具体的な内容を追記することで、強みに説得力をもたせています。
【成果】結果、コンテストで無事にその曲を演奏し、弾ききることができ、予選も3位で通過できたのです。聴いていた人たち審査員から「感動した」と言ってもらえました。「難しい箇所も冷静に弾けており、演奏全体にまとまりがある」と評価していただけて、この経験を通じて、諦めずに取り組むことの大切さを実感しました。
添削コメント|目標に「コンテスト通過」を設定したため、ここではコンテストで予選を通過したことを、数字で表現しつつアピールしました。また、「聴いていた人たち」という曖昧な表現を「審査員」と修正し、評価の言葉も感想ではなく技術の評価に変更し、客観的な成果を強調しています。
【入社後】入社後は、この粘り強さを活かして、開発職として貢献していきたいと考えております。特に開発職として、継続的な努力と改善を重ね、成果を出せる人材を目指します。
添削コメント|「継続的な努力と改善を重ねる」というフレーズを加え、職務に即した貢献意欲を強調しました。

【NGポイント】元の文章では「諦めない心による努力」を強調したいばかりに「なぜ努力したのか」の目的が曖昧で、エピソードの具体性が不足していました。また、努力の過程と成果のアピールが共に浅く、強みそのものも印象に残りにくいですね。

【添削内容】努力の目的として「コンテストを予選通過する」という目標を冒頭で示し、なんのために「諦めず努力した」のかを主張。また、努力過程を具体化し、成果部分でも数字や他人からの評価の言葉を入れて客観的な成果を強調しました。

【どう変わった?】強みが、目標設定と練習の工夫という具体的な行動と、コンテストの予選通過という結果に結びつき、説得力が高まりました。努力の過程が描かれたことで解像度が上がり、粘り強さの魅力がより明確に伝わっています。

【趣味×諦めない力の自己PRのコツ】
・趣味を「目的意識」と絡めて伝える
・努力過程と成果を具体的に強調
・趣味を通じて得たスキルや学びを仕事に活かせる形で示す

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自己PRに諦めない心を書くときの注意点

ここからは、諦めない心を書く時の注意点を解説します。

  1. 諦めが悪いと捉えられる表現は避ける
  2. 諦めないことが悪目立ちする内容は書かない

諦めが悪いと捉えられる表現は避ける

諦めない心という言葉は、忍耐力があり、最後まで諦めずにやり切る力があるという評価になる一方、諦めの悪さと捉えられてしまうかもしれません。

諦めが悪いと、柔軟性がなく、独りよがりで意見を聞き入れることができない性格と思われてしまう可能性もあります。

そうならないようにするためにも、言葉を言い換えることや、エピソード内容できちんと説明できるように文章を工夫すると誤解を招くことはないでしょう。

諦めないことが悪目立ちする内容は書かない

諦めないことがデメリットに感じるエピソード内容は避けてください。

周囲の環境や人がやらなかったことを引き合いに出して、自分が最後までやったということも良い印象を与えないので書かないようにしましょう。

この場合は、最後まで自分が諦めずに努力したことのみを書くようにして採用担当者にアピールしてください。

諦めない心という言葉の表現や文章は、捉え方を一歩間違うと悪い印象を与えかねません。

他の人よりも時間をかけすぎてしまったエピソードや、他人に迷惑をかけてしまったエピソードなどは、やや悪印象になるため基本的には避けましょう。

諦めない心を言い換えて採用担当者にインパクトのある自己PRを書こう!

この記事では、自己PRに「諦めない心」を言い換えて書くときのポイントや例文を紹介しました。

諦めない心には最後まで諦めない粘り強さや、どんな困難にも立ち向かう姿勢など、さまざまな意味合いが含まれます。

自己PRに書くときは、最も自分の強みをアピールできる言葉に言い換えて書くとよりインパクトの強い自己PRとなるでしょう。

諦めない心は、社会人として必要な素質ですので、しっかりとアピールしてくださいね。

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