「諦めない心」を言い換えて効果的に伝える方法|インパクトを掴む例文も紹介
「自己PRに諦めない心を効果的に伝えるにはどう書いたらいい?」と悩んだことはありませんか?確かに「諦めない心」を上手に伝えるにはどう表現したらいいのだろうかと思いますよね。
この記事では、諦めない心を言い換えて効果的に伝える方法を解説します。さらにシーン別にインパクトを掴む自己PRの例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
無料アイテムで就活を効率的に進めよう!
- 1自己PR作成ツール|自動作成
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 2AI強み診断|自己分析
- AIがあなたの強みを診断!
- 3自己PRを添削|LINEで簡潔
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
- 4志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
企業側が「諦めない心」にもつイメージとは?
企業が諦めない心と書かれた自己PRの内容に対して抱くイメージは、以下の3つです。
これらの内容を具体的なエピソードとともに述べていくと、より入社後に活躍してくれそうなイメージがしやすくなるでしょう。
①長期的に働いてくれる
諦めない心という言葉には、長く働いてくれる意思の強さを感じさせます。
企業は、できるだけ長期的に働いてくれる人材を求めているので、諦めない心をもつ学生には忍耐力や粘り強さがある存在になってくれると期待しているはずです。
たとえ難しい仕事を任されたとしても、最後まで諦めずにやってくれそうな見込みがあると思ってもらえるように意識しながら自己PRを書くようにしてください。
②結果が出るまでやり抜く
「心」には、気持ちや精神という意味も含まれるため、諦めない心があれば、結果に結びつけるまでやり抜いてくれそうな予感をイメージさせることができるでしょう。
やはり仕事には結果や成果が付き物です。諦めない心があれば、自分なりにやり方を工夫して、何とか結果を達成しようと努力してくれそうと思ってもらえるはずです。
③高い目標を乗り越えようとする
諦めない心には、高い目標に向かって自ら率先して行動できるという期待も含まれています。学生時代に、自分の可能性を信じ、一生懸命乗り越えてきたというイメージです。
何か一つでもこれだけは誰にも負けないという具体的なエピソードがあれば、存分にアピールすると良いでしょう。
自己PRに諦めない心を書くメリット3選
ここからは、自己PRに諦めない心を書くメリットを3つ紹介します。
諦めない心は、さまざまな視点から文章を作成しやすく、自己PRの文章でアピールする言葉としても汎用性が高いです。
実際の自己PRには、なぜ諦めない心を主張したいのか根拠も併せて書くといいでしょう。
①実体験や成果の話をアピールできる
諦めない心には、自分が努力して乗り越えてきた経験や結果を書きやすいというメリットがあります。学業やサークル、アルバイトなど諦めずに努力したことを書くことができるでしょう。
その他にも、就職活動に向けて資格試験の勉強をしてきた成果があればアピールポイントとしてより高い評価を受けられるはずです。
②前向きな姿勢をアピールできる
新入社員として、初めて行う仕事や慣れない作業にも前向きに取り組む姿勢を持ち続けることができるのは、諦めない心があってこそでしょう。
特に最初は何をしても思った方向にいかないことが続き、ついネガティブな方向に陥りやすくなってしまいます。
そうしたことも諦めない強い気持ちがあれば、きっと自分で壁を乗り越えてくれるはずだと期待をもってもらえるようになるはずです。
③社会人としての適応力をアピールできる
諦めない心は、社会人として仕事の意義や仕事を効率よくこなすために、やり方を模索し、作業スピードを上げて適応していく力をアピールできます。
社会人生活では、どんなに頑張ったとしても、思ったより低い評価やミスが続くと挫折してしまいそうなことがあるかもしれません。
とは言え、根底に諦めない心をもっていれば、いつかは絶対に成果が出せるはずと自分を鼓舞して立ち直ることができるはずです。
諦めない心がマイナスイメージとなるデメリット2選
ここからは、諦めない心がマイナスイメージとなるデメリットを2つ紹介します。
諦めない心を裏返すと、頑固・柔軟性がないと思われる可能性も否定できません。
そうは言っても、表現を言い換えて自己PRを行うことで自分の強みである、諦めない心をアピールしていきましょう。
①頑固と思われてしまう
諦めない心は、時として諦めの悪さとして捉えられ、頑固者と思われてしまうこともあります。
そのような誤解を生まないようにするためにも、諦めない心があったからこそポジティブに考えて行動できたことを伝えていきましょう。
自分自身が最後まで諦めず信じて粘り強く頑張った結果もアピールすると、きっと好印象な自己PRになりますよ。
②柔軟な対応ができない
諦めないという気持ちは、柔軟な対応ができないと思われる可能性もあります。
どのような仕事もチームワークで動いているため、仕事をするうえで周りとの協調性や、柔軟性が非常に重要なポイントとなり、自己PRで自分のことばかりをアピールすることは避けた方が無難です。
諦めない心を持ち、チームに貢献するために努力していることをアピールして、いざという時に頼れる人間性があることをアピールしていくと良いでしょう。
諦めない心の自己PRが評価を得やすい仕事の特徴3つ
ここからは、自己PRに諦めない心を書くと高評価が得やすい仕事や業種の特徴を3つに絞って解説します。
もちろん他の職種にも当てはまるので、言葉の言い換えや、文脈に注意しながら書くといいでしょう。
①個人やチームでノルマがある仕事
ノルマが発生する仕事に就きたい人の自己PRには、目標達成までの過程で具体的な数字や途中で放棄することなくやり切った成果を書くと採用するメリットを感じやすいでしょう。
企業組織が掲げる利益目標は、基本的に社員一人ひとりの売上やチームでの目標達成が蓄積された結果です。
そこで、企業側は人より諦めない心を持ち続けて主体的に努力することを惜しまない人材を求めています。
また高い目標を挫折せずやり切るモチベーションの高さは、チームをまとめる役として必要な人材といえる存在として印象が深く残るはずです。
②サービスやものづくりの仕事
サービスやものづくりの仕事に就きたい人の自己PRには、諦めない心を伝えるとより高評価を受けやすくなるでしょう。
サービスやものづくりにおいて、ユーザーからの声や、改善案に柔軟に対応しながらより良いものを提供していくことが必要です。
しかし、中には既存のものを好む人もいて、反対意見も多くなり意見がぶつかることも多くなるでしょう。
新しいことに挑戦するには、まずお互いの意思を尊重して、失敗を恐れず自分の信念を諦めずに持ち続ける心が必要不可欠です。
③先進的な開発が求められる仕事
先進的な開発が求められる仕事の自己PRには、状況に応じた創意工夫や、何度もプロセスを変更して成果に結びつけようと諦めない心を伝えると良いでしょう。
実務内容によっては、数カ月・数年単位の長期的な取り組みが必要となるプロジェクトになるので、諦めない心は有利なアピールポイントとなるはずです。
諦めない心を言い換えた10の表現
ここまで、諦めない心を自己PRに書くポイントを解説してきました。
さらにインパクトを持たせる表現を目指すのであれば、諦めない心を言い換えてみるのも一つの手です。
以下は、諦めない心を言い換えた例を一覧にしたものになります。
- 最後まで諦めない
- 粘り強い
- 課題解決能力が高い
- 高い目標をもつ
- 負けず嫌い
- 忍耐力がある
- 困難に立ち向かう姿勢
- 継続して行動する
- ポジティブ思考
- 強いメンタルをもつ
社会人として必要な素質ですので、自分のエピソード内容にしっくりくる表現方法を見つけてアピールしていきましょう。
「諦めない心」を自己PRに書く4つの秘訣
ここからは、諦めない心を自己PRに書くポイントを4つ解説します。
自己PRのフレームワークの順番に沿って書くことで、より分かりやすく、読みやすい自己PRとなるでしょう。
①結論から書き始める
自己PRの冒頭の文章は、自分の強みとなる諦めない心を端的に書くようにします。
結論や主張したい内容から書き始めることで、相手にこれ以降の内容の理解や同意をもちやすくなるはずです。
たとえば、「私の強みは、一度自分で決めた目標に向かって諦めずに達成しようとする気持ちを持ち続けることです。」というような1文から書き始めると良いでしょう。
諦めない心だけだと若干抽象的な意味合いになってしまうところを補うために、文章を付け加えることで、より相手が納得しやすい文章となります。
②エピソード内容にフィットした言葉で書く
冒頭で書いた内容を説明する具体的なエピソード内容を書いて、より説得力のある自己PRの文章を完成させるようにしましょう。
エピソード内容と自分の心境の変化に対する文章を関連させて書くことで、諦めない心が強く印象に残る文章にすることができます。
採用担当者の心に留まる自己PRとするには、何度も修正してより完成度の高い文章に仕上がるように時間を置いて推敲してみるのもおすすめですよ。
③企業の求める諦めない心の意図を考えて書く
自己PRを書くときに大切なのは、自分の強みである諦めない心の定義と、企業が求める諦めない心をもつ人物像が一致することです。
もしもエピソード内容が結果がでるまで独自のやり方で自己解決してきたのであれば、悪く言えばこだわりが強すぎて諦めきれないと捉えられる可能性もあります。
臨機応変な対応ができないとなると、事業方針の方向転換を受け入れられないと思われてしまうかもしれません。
企業が求める人材をよく理解し、誤解させない文章で自分の良さをアピールしていきましょう。
④入社後の姿を連想させる文章で締めくくる
自己PRの最後には、入社後の自分の姿を連想させる文章で締めくくりましょう。採用担当者は、入社後の活躍してくれそうかどうか非常に重要なポイントとして判断しています。
諦めない心を活かして今後頑張りたい業務内容や、早く仕事に慣れ業績を上げて会社に貢献したいという一文で締めくくると好印象を得やすいです。
【シーン別】企業に好印象を残す諦めない心をアピールする例文4選
ここからは、エピソード内容をシーン別に、企業に好印象を残す諦めない心をアピールする例文を4つ紹介します。
学生の間に体験したことや、これまで経験した中で逆境を跳ね除けて努力してきたエピソード内容を書くと、よりリアリティーのある文章となるのでおすすめです。
①学業(資格取得)編
私の強みは、大学在学中に資格試験の勉強を続けてきたことです。WEB関連の仕事に興味があり、ITパスポート資格試験と自分でコードが書けるように自作アプリを作るなど自発的に創作してきました。 独学から始めたこともあり、途中分からないところが出てくることが多かったのですが、ネットで調べては何度もコードを書き換えて試行錯誤を繰り返してアプリを作れるようになりました。周りの友人にもアドバイスをもらいながら、より面白いものを創る楽しみを知ることができました。 貴社が発表した〇〇アプリのように、ユーザーが面白いと思ってもらえるアプリ開発に関わりたいと思っています。また、システムエンジニアの登竜門である基本情報技術者試験にも挑戦していきたいと思っています。 |
この例文では、将来の就職を見据えて、在学中から自発的に独学で自作アプリに挑戦してきたことが簡潔に書かれています。
また、周囲の友人の評価を聞き、より良いものを作りたいということをアピールできている点が評価対象のポイントです。
さらに、就職志望の決め手となる具体的なアプリ名を志望動機としている点も採用担当者の心に響く文章となっていることでしょう。
②部活動編
私の強みは、最後まで諦めない心の強さを知っていることです。私は友人に誘われチアリーディング部に所属しました。 チアリーディングと聞くと、ただダンスをして応援するというイメージが強いかもしれませんが、本質はチーム一丸となり笑顔でエールを送ることです。実際に場内で戦っている選手たちに、ダンスを通じて声援を送り続け、最後の最後までやり抜く姿は一心同体といっても過言ではありません。 誰かのために、自分の持てる力を出し切ることを知っているチアリーディングでの経験は、精神的にも強くなれた気がします。 貴社に入職後も、困難な状況が立ちはだかることがあっても、自分や周りにいる人を信じて乗り越えたいと思っています。 |
この例文では、部活動を通して最後まで諦めないことと、精神的に強くなったことが書かれています。
また、文章を「です・ます調」ばかりにならないよう書かれている点が工夫して書かれていると評価されるでしょう。
入社後も、自分が会社のためにできることを一生懸命励んでくれそうな期待感がもてます。
③アルバイト編
私の強みは、アルバイト経験で得たメンタルの強さです。私は、学生アルバイトとして1年生のときからこれまでIT関連の会社でアルバイトを続けてきました。 最初は、社員の方からデータ入力などの業務が多かったのですが、仕事の効率化を考えながら仕事をするようにして自分なりに工夫してきました。あるとき任されたプレゼン資料に使用するグラフを工夫して提出したことがきっかけで、少し難易度の高い仕事も任されるようになり、充実感があったのを覚えています。 地道に努力を続け、自分の創意工夫次第で仕事の幅を広げることができたことは仕事に対するポジティブな自信に繋がっています。 貴社に入職後は、常に課題解決に効果的な手段を考えながらも、スピード重視で業務をこなせるよう努力していきたいと考えています。 |
この例文では、諦めない心=メンタルの強さに言い換えて自己PRの文章にしています。
自分のアピールしたいエピソード内容を説明しやすくするために分かりやすい言葉で文章をまとめている点が採用担当者にも伝わるでしょう。
また、社会人として作業効率を考えて業務をこなすことの大切さに気が付いている点も評価が高くつくことが予想される文章といえます。
④日常生活編
私の強みは、どんな状況でもポジティブ思考でいられることです。その理由は、女手ひとつでいつも笑顔で兄弟を育ててくれた母の姿をみて育ったからです。 幼少のころ父が他界してから大変だったと思いますが、どんな時も明るく前向きな母は、私がテストで満点を取って帰ってきたら自分よりも喜んでくれたことを覚えています。 相手のことを自分ごとのように喜べるには、物事を良い方に捉えるポジティブ思考が必要です。ポジティブ思考をもてると人も笑顔になるという母の教えが、私の最大の強みです。 貴社のお客様ファーストのサービス精神に惹かれ、笑顔の接客を学びたく入社志望をしました。入社後は明るい挨拶と笑顔を心がけて接客に努めたいと思っています。 |
これまでの経験を強みとして自己PRしている点が印象に残りやすい例文といえます。
また社会人になっても育ってきた環境は大きく影響するため、いつも明るいポジティブ思考でいる人材はどのような職場にも必要な存在といえるでしょう。
また志望動機にサービスを学びたいことが書かれている点も、採用担当者に共感を得やすい文章となっている点が評価できます。
自己PRに諦めない心を書くときの注意点
ここからは、諦めない心を書く時の注意点を解説します。
①諦めが悪いと捉えられる表現は避ける
諦めない心という言葉は、忍耐力があり、最後まで諦めずにやり切る力があるという評価になる一方、諦めの悪さと捉えられてしまうかもしれません。
諦めが悪いと、柔軟性がなく、独りよがりで意見を聞き入れることができない性格と思われてしまう可能性もあります。
そうならないようにするためにも、言葉を言い換えることや、エピソード内容できちんと説明できるように文章を工夫すると誤解を招くことはないでしょう。
②諦めないことが悪目立ちする内容は書かない
諦めないことがデメリットに感じるエピソード内容は避けてください。
周囲の環境や人がやらなかったことを引き合いに出して、自分が最後までやったということも良い印象を与えないので書かないようにしましょう。
この場合は、最後まで自分が諦めずに努力したことのみを書くようにして採用担当者にアピールしてください。
諦めない心という言葉の表現や文章は、捉え方を一歩間違うと悪い印象を与えかねません。
自己PRに書く際は、同じ言葉を言い換えて誰が読んでも強みやメリットと理解してもらえるようにしていく必要があります。
諦めない心を言い換えて採用担当者にインパクトのある自己PRを書こう!
この記事では、自己PRに「諦めない心」を言い換えて書くときのポイントや例文を紹介しました。
諦めない心には最後まで諦めない粘り強さや、どんな困難にも立ち向かう姿勢など、さまざまな意味合いが含まれます。
自己PRに書くときは、最も自分の強みをアピールできる言葉に言い換えて書くとよりインパクトの強い自己PRとなるでしょう。
諦めない心は、社会人として必要な素質ですので、しっかりとアピールしてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。