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【例文14選】好奇心旺盛を自己PRでアピールする方法!コツや強みの言い換え表現も紹介

就活で好奇心旺盛を長所・強みにしたいけれど、自己PRでどうアピールしたらよいのか迷いますよね。

実は、好奇心旺盛は伝え方を間違えると短所と捉えられてしまう可能性があり、アピールするためには工夫が必要です

本記事では、好奇心旺盛を強みとして伝えるコツや言い換え表現を解説し、評価につながる自己PR例文も紹介しますよ。

マイナス評価につながるNG例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

好奇心旺盛は自己PRの長所・強みとして有効!

好奇心旺盛は、長所・強みとして採用担当者にアピールできる特徴です。学習意欲や向上心が高いと見なされるため、期待度が高いでしょう。

また、初めての業務にも積極的に取り組めるため、入社後も成長の早さや成果が期待できる点が評価されますよ。

ただし強みとして活かせるのは、企業が求める人材にマッチした場合です。自分勝手な好奇心や成果につながらない好奇心は評価されない場合も。

そのため、言い換え表現を活用し、仕事に活かせる強みとしてアピールする必要がありますよ。

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そもそも好奇心旺盛とは?

好奇心旺盛とは、知らないことや珍しいこと、新しいことへの興味関心が強いことを指します。正しく意味を理解できると、より魅力的な自己PRを作成できますよ。

イメージをつかむため、具体的なエピソード例も確認してみましょう。下記が、企業が求める「好奇心旺盛な人」です。

  • 専攻分野以外の知識も勉強している
  • 習い事やサークルなど複数の活動を両立できている
  • 未経験の物事にも積極的に取り組む
  • 新情報や流行に敏感
  • 興味を持ったことをとことん追求する

好奇心旺盛な人の長所4選

好奇心旺盛をどのようにアピールしたらよいか迷う方も多いでしょう。ここからは、好奇心旺盛な人が長所としてアピールできるポイントを紹介します。

  1. ポジティブ思考で取り組む
  2. コミュニケーションに積極的
  3. すぐに行動に移せる
  4. 柔軟性がある

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① ポジティブ思考で取り組む

好奇心旺盛な人は、新しいことや課題にポジティブ思考で取り組めます。嫌なことや失敗があっても前向きに捉え、自己成長につなげられる人材でしょう。

与えられた課題に取り組む学生時代と異なり、社会人には自ら課題・問題点を見つけ出し解決に導いたり、新しい発見につなげたりできる力が必要です。

自己PRでは何事にもポジティブ思考で取り組み、自己成長とともに、課題解決や企業への貢献ができることをアピールしてください。

コミュニケーションに積極的

好奇心旺盛な人は、興味のあることを追求するために、初対面の人とも臆せずにコミュニケーションを取れる人が多い傾向にあります。

コミュニケーション能力は1つの目標を達成するために、チームで協力が必要な際に欠かせない能力です。また、海外支店がある企業の場合は、異なる文化の人との交流が求められる場面も。

そのため、興味のあることを追求するために多くの人と円滑にコミュニケーションを取って情報を得てきたことや、周囲と協力できたエピソードが提示できると効果的ですよ。

③ すぐに行動に移せる

好奇心旺盛な人は、わからないことがあったとき、自分の知的好奇心を満たすために解決に向けて素早く行動できます

社会人になると、わからないことをそのままにせず、きちんと解決できる力が求められますよ。問題解決に向けてすぐに行動できれば、大きなミスにつながる心配がありません

また、行動力がある人はリーダーシップも発揮できるため、企業に重宝されるでしょう。

④ 柔軟性がある

好奇心旺盛な人の長所には、初めてのことにチャレンジできる柔軟性もあります。柔軟性がなければ、失敗を恐れてしまいチャレンジができないでしょう。

企業では、流行や時代に合った新商品や新サービスの提案・提供が求められることが少なくありません。成長や生き残りをかけて新分野に進出する企業も多く、その際に活躍できる人材が必要です。

自己PRでは、新しい分野や未知の領域にも積極的にチャレンジできる柔軟性をアピールできるとよいですね。

特に新しい発想が必要とされる企画職・クリエイティブ職・研究職では、柔軟性が重要視されるので、積極的にアピールしてください。

好奇心旺盛な人が短所として指摘されやすいこと3選

好奇心旺盛は、伝え方によっては以下のような短所があると捉えられる場合があります。

  1. 没頭すると視野が狭くなる
  2. 飽きっぽく長続きしない
  3. 注意力が散漫になる

悪い面が目立ってしまうと、マイナス評価につながる場合も。以上のようなマイナスの側面も理解した上で、高評価につながる自己PRを作成しましょう。

① 没頭すると視野が狭くなる

好奇心旺盛な人は、興味があることに没頭すると視野が狭くなる傾向があります。集中力が高いとも言えますが、短所と捉えられてはマイナス評価になってしまうため注意が必要です。

優先するべき仕事があるのに、自分が興味のあることを優先してしまうのはNG。

「話しかけても返事がない」「チーム内で連携が取れない」などのコミュニケーション不足が懸念され、信頼を得られない可能性があります。

自己PRでアピールするときは、「短所」と受け取られがちな「没頭する姿勢」を「集中力が高い」などと言い換え、長所と受け取ってもらえるよう伝え方を意識しましょう。

② 飽きっぽく長続きしない

好奇心旺盛な人は、興味があるものがどんどん変わるため、飽きっぽく長続きしないという短所を併せ持っています。興味を抱き手を出したものの、何か違うと思うとすぐに辞めてしまうことも。

また、興味を持っても深く追求せずに、ある程度知識を得た時点で満足してしまうので、実績を残せない可能性もあります。

そのため、「責任を持って最後まで仕事ができるのか」「壁にぶち当たったときに諦めてしまうのでは」と採用担当者が不安に思うケースも少なくありません。

興味を持ったことはとことん追求し、難しいことでも目標達成に向けてモチベーションをキープできると伝えましょう。

③ 注意力が散漫になる

好奇心旺盛な人は、目の前のやるべきことよりも「面白そうなこと」に意識が向き、注意力が散漫になりがちです。様々なことに興味を持つことは大切ですが、仕事に集中できないとミスにつながる可能性が高まります。

「他のことに目移りして仕事を途中で投げ出してしまうのでは」と感じられる自己PRでは、採用担当者の心は掴めません。

せっかくの自己PRが短所と受け取られないよう、やるべきことをしっかりとやり遂げたエピソードを交えましょう。

好奇心旺盛な人におすすめの職種5選

続いて、好奇心が旺盛な人におすすめの職種を紹介します。

自己PRを作成する前に、志望する企業や職種で求められる人材を確認し、好奇心旺盛のアピール方法を考えましょう。

好奇心旺盛な自分に合った職種を見つけたい人も、ぜひ参考にしてください。

  1. 企画職
  2. 営業職
  3. 研究職
  4. クリエイティブ職
  5. マーケティング職

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① 企画職

企画職は新商品や新サービスを企画する仕事です。新商品や新サービスを企画する際には、市場の流行や需要を把握する必要があり、強い好奇心は以下のように役立ちます。

  • アンテナが広く幅広い情報収集や分析ができる
  • 流行や世間のニーズをキャッチできる
  • 顧客の立場に立って企画を考えられる
  • 幅広い観点からアイデアを出せる
  • 競合他社の最新情報や強みがわかる

企画職では、顧客のニーズに合った企画を提案が求められます。また、企画か商品開発に至るまで、チームをまとめて、良好な関係を築くコミュニケーション能力が必要です。

トレンドに敏感でコミュニケーション能力が高い好奇心旺盛な人にぴったりの職種と言えるでしょう。

ただし、好奇心だけでは企画を立てられないため、情報収集力や分析力、提案力なども併せてアピールすると良いですよ。

② 営業職

営業職は顧客開拓や商品・サービスの提案を行う仕事です。顧客との信頼関係構築にはコミュニケーション力が欠かせないため、好奇心旺盛さは以下の点で役立ちます。

  • 顧客の話に耳を傾けることができる
  • 顧客の悩みを引き出すことができる
  • 市場のニーズを把握し戦略を立てられる
  • 幅広い人脈を築ける
  • 新しい営業術を身につけられる

営業職では、顧客の悩みや要望を引き出すために、興味を持って話を聞く傾聴力が求められますよ。また、好奇心旺盛な人は初対面でも積極的に話しかけられるので、営業職に向いているでしょう。

ただし、一部のニーズに応えるだけでは成果が上げられません。好奇心を活かした広い視野や柔軟性も伝わる内容だと、好印象につながります。

③ 研究職

研究職は、専門分野の研究をして新しい発見を目的とした実験を実施し、その結果やデータの解析を行う仕事です。好奇心旺盛な人の強みは、以下のように役立ちます。

  • あらゆる視点で実験を実施できる
  • 新しい実験にどんどんチャレンジできる
  • 様々な研究や実験に興味を持てる
  • 研究の結果やデータを追求できる
  • 専門分野以外の知識も豊富にある

好奇心旺盛な人であれば、新たな発見のために新しい実験や技術にも積極的に挑戦できるでしょう。

また、研究職では常に新しい知識を学び身につける必要があります。研究職は、好奇心旺盛さがなければ務まらないと言えます。

自己PRでは、好奇心旺盛な強みを研究の成果に結びつけられたエピソードを添えましょう。具体的な根拠も示すことで、高評価につながりますよ。

④ クリエイティブ職

クリエイティブ職は新しいものを創造する仕事で、デザイナーやクリエイターと呼ばれる職種です。好奇心旺盛な人材は以下の理由で必要とされます。

  • 市場ニーズや動向を把握できる
  • トレンドに敏感で求められていることがわかる
  • あらゆる知識からアイデアを出せる
  • 最新の技術や知識を追求できる
  • 常に新たな思考で模索できる

好奇心旺盛だと、市場のニーズ・動向・トレンドを把握し、常に新たな思考を反映しながら新しいものを創造できますよ。また、柔軟な発想力を持ち、多様な視点から物事を見る能力も欠かせません。

さらに、市場のニーズや動向だけではなく、最新の技術や知識の習得も必要。好奇心を持って新しいことを積極的に学ぶ姿勢をアピールできると好印象につながります。

⑤ マーケティング職

マーケティング職は自社の商品やサービスが売れるよう販売促進を行う仕事です。商品やサービスが売れるように戦略を立てる必要があり、好奇心旺盛な人の強みは以下のような場面で役立ちます。

  • 市場で求められていることがわかる
  • 競合他社の最新情報や強みがわかる
  • 他の商品・サービスとの差別化が得意
  • データや実績を分析できる
  • 新しい戦略を生み出せる

商品やサービスを売るためには、市場で求められているものを提供した上で、競合他社と差別化した自社独自の販売戦略も求められますよ。

また、マーケティング職ではデータや実績の分析も必要なので、好奇心旺盛と分析力を結びつけてアピールしましょう。

自己PRを書くための準備

実際に自己PRを書くために必要な準備を5つのステップに分けて紹介します。

  1. 好奇心旺盛がわかるエピソードがないか振り返る
  2. エピソードをまとめる
  3. 周りに与える影響を考える
  4. 長所・短所の言い換え表現を考える
  5. 入社後に役立てる方法を考える

上記5つの準備の後に自己PRを作成すると、より解像度の高い自己PRになりますよ。準備を進めて採用担当者の印象に残る自己PRを作成しましょう。

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① 好奇心旺盛がわかるエピソードがないか振り返る

自己PRに説得力を持たせるためには、好奇心旺盛さが伝わるエピソードが欠かせません。

好奇心旺盛だからこそ成果が出せたエピソードや課題解決ができたエピソードが理想的です。できるだけ多くのエピソードを振り返り、具体的な内容を思い出してください。

好奇心旺盛を強みとして活かせたエピソードがない場合は、自己分析を行いましょう。自分の長所が好奇心旺盛だと思ったきっかけを振り返ると、根拠を示せるエピソードが見つかるかもしれませんよ。

② エピソードをまとめる

次に、複数挙げたエピソードの中から自己PRに使用するエピソードをまとめます

ただし、長々書いたり、たくさんのエピソードを伝えるとわかりにくいため、企業が求めている人材に合ったエピソードに絞りましょう。

エピソードでは好奇心旺盛な長所を活かし、課題解決や成果に導いたプロセスも具体的に述べてください。

好奇心旺盛な強みだけではなく、具体的なエピソードも添えることで説得力のある自己PRになりますよ。

③ 周りに与える影響を考える

エピソードがまとまったら、好奇心旺盛な性格が周りに与えるよい影響について考えてみましょう。企業では組織・チームで仕事を進めるため、周りによい影響を与えられる人材が求められます。

例えば「好奇心からフランス語を学び始めて習得できました。」のように実績だけを述べるのはNGです。

「フランス語を学びコミュニケーション力が高まって、留学先でディスカッションにも積極的に参加できた」と周りに与えるよい影響も交えたエピソードが理想的ですよ。

好奇心から行動・提案した結果、周りにどのような影響を与えたのかをエピソードの中に盛り込みましょう。

④ 長所・短所の言い換え表現を考える

好奇心旺盛の長所・短所は、言い換え表現で分かりやすく伝えることが大切。例えば以下のように言い換えれば、短所として捉えられやすい点も上手く乗り切れるでしょう。

  • チャレンジ精神がある
  • 行動力がある
  • 探究心が強い
  • 柔軟性がある
  • コミュニケーション能力が高い
  • ポジティブ

また、好奇心旺盛だけでは抽象的で、採用担当者に具体的な強みが伝わりにくい可能性があります。

「強みは好奇心旺盛さです」よりも「強みは好奇心旺盛で探究心が強いところです」と言い換えた方が、採用担当者の印象に残りやすいですよ。

⑤ 入社後に役立てる方法を考える

最後に、入社後に役立てる方法も考えておき、強みだけでなく入社への熱意もアピールしましょう。自分の強みである好奇心旺盛さが、応募先企業でどのように活かせるのかを分析してください。

「新しい環境・業務に挑戦する機会も多いかと思いますが、柔軟な対応力で常に前向きに取り組みたいと考えています。」

または、「課題に直面した時でもポジティブに捉え、自発的に行動し即戦力として貢献します。」と、入社後の姿を具体的にイメージできる内容が好ましいです。

ただし、志望先の企業が求めている人材とマッチしない内容はおすすめできません。その企業だからこそ実現できる目標を考えましょう。

【4ステップで完結】好奇心旺盛を強みとして伝えるコツ

ここからは、好奇心旺盛を強みとして伝えるコツを紹介します。

  1. 結論から始める
  2. 具体的なエピソードを述べる
  3. 学んだことを伝える
  4. 入社後の展望で締める

自己PRは上記4ステップで完結させるとまとまりがよくなるので参考にしてください。

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① 結論から始める

自己PRは結論である志望理由から始めましょう。結論を最初に伝えることで、採用担当者は何について伝えたいのか明確にわかり、その後の内容を理解しやすくなります。


NG例
大学時代の課題でAIの人工知能に興味を持ち、学外セミナーにも積極的に参加して知識や技術の習得につなげられた経験があり、好奇心旺盛さから知識や技術の習得ができる点が強みです。
OK例私の強みは、好奇心旺盛で知識や技術の習得につなげられるところです。
大学時代の課題ではAIの人工知能に興味を持ち、学外セミナーにも積極的に参加しました。

上記、2つの例文を比較すると、後文の方が主張したい強みが明確です。強みが明確な分、取り組んだ内容もスッと入ってきますよね。

② 具体的なエピソードを述べる

結論の後には具体的なエピソードを述べ、説得力を高めましょう。採用担当者がイメージしやすいように、経験した内容に加え、成果や経験から学んだことをまとめます。

NG例独学で専門分野外のCGについても学びコンテストで優秀賞を獲得しました。
OK例大学ではグラフィックデザインを専攻していましたが、独自性を出すために自主的にCGについて独学で勉強を進めました。
新しい視点でグラフィックデザインに取り組めたことで、コンテストで優秀賞を獲得できました。

上記のOK例文のように、課題や目標に対し自分がどんな行動を起こしたのか詳しく述べることができれば、当時の状況をイメージしやすくなります。

エピソードで好奇心旺盛な長所をアピールすると共に、自分の人柄がわかる自己PRを作成しましょう。

③ 学んだことを伝える

エピソードを述べた後には、経験から学んだことを伝えます。経験を述べるだけでは魅力が伝わらない可能性もあるので、以下の例文を参考にしてみましょう。

<知識・学びを示す例文>
興味を抱いたことを深く分析し新たな知識を得ることは、自身の成長と新たな発見につながることを学びました。
<学びの結果を表す例文>
結果、お客様満足度NO1を獲得でき、新しい環境でも柔軟に対応することで自己成長につながりました。

上記のように、何を学んだのか・どのような結果が出たのかを採用担当者が理解しやすいように意識しましょう。

④ 入社後の展望で締める

自己PRの最後は入社後の展望で締め、企業に貢献できる点をアピールしましょう。

採用担当者は自己PRを通し、強みを入社後に活かして会社に貢献できる人材か見極めています。強みだけのアピールでは、自己PRが不十分と見なされる可能性も。

応募先企業が求めている人材や業種・職種に合わせ、好奇心旺盛な長所を活かし、どのように貢献できるかを伝えてください。

好奇心旺盛な人の言い換え表現6選

周りと差がつく自己PRを作成したい方は、好奇心旺盛な人の言い換え表現も参考にしましょう

  1. チャレンジ精神がある
  2. 行動力がある
  3. 探究心が強い
  4. 柔軟性がある
  5. コミュニケーション能力が高い
  6. ポジティブ

好奇心旺盛な強みをより具体的に表現し、独自性のある自己PRの作成に役立ててください。

①チャレンジ精神がある

好奇心旺盛な人は好奇心を満たすために様々なことに挑戦できるので、チャレンジ精神があると言い換えられます。失敗を恐れずにチャレンジすることで、大きな成果や学びを得られる場合も。

また、失敗してしまった場合でも「なぜ失敗したのか」と興味を持って前向きに試行錯誤する姿勢も評価されます。

自己PRでは、失敗を糧に成長し、成果につながったエピソードを伝えられると、採用担当者に好印象を与えられますよ。

② 行動力がある

好奇心旺盛な人は興味を持つとすぐに行動に移すので、行動力があると言えます。

行動力は教えられて身に付くものではないため、企業側も自発的に行動できる人を求めています。受け身ばかりな人は、入社後の成長が期待できません。

しかし、自発的な行動ができる人は、早い成長が期待できるだけでなく、会社への貢献や周囲へのよい影響も期待できます。

③ 探究心が強い

好奇心旺盛で気になることを深く掘り下げて追及する人は、探究心が強いと言い換えられます。

「好奇心旺盛」は、「飽きやすく続かない」と受け取られてしまうこともあるため、探究心が強いと言い換えると好印象です。

また、「探究心」という言葉からは「問題に直面しても解決策を見出そうと努力できる人材である」ということが感じられ、高い評価が得られるでしょう。

④ 柔軟性がある

好奇心がある人はチャレンジ精神があるため、切り替えも早く柔軟性があると言い換えるのもおすすめです。

柔軟性がある人は、イレギュラーなことやトラブルに直面しても、臨機応変な対応ができます。また、自分の考えややり方に固執せず、他者の意見や方針にも興味を持てます。

柔軟性は組織やチームで仕事をする際にも大いに役立つでしょう。

⑤ コミュニケーション能力が高い

好奇心旺盛な人で誰かに質問したり人の意見を取り入れたりした経験が豊富であれば、コミュニケーション能力が高いと言い換えられます。

また、好奇心旺盛だと人の話を否定せず興味を持って語り合えるので、傾聴力に長けているとも言えるでしょう。

初対面の人とも積極的に交流できるため、人間関係の構築が得意と見なされますよ。

⑥ポジティブ

好奇心旺盛で何事に対してもポジティブ思考で前向きに取り組めると言い換えられます。

また、好奇心旺盛な人は広い視野を持っているため失敗しても固執せず、次につなげられるでしょう。

ただし、ポジティブのみを伝えてしまうと無鉄砲な印象を与えてしまうため、反省を活かせる点や問題解決力もアピールしてください。

【言い換え表現別】好奇心旺盛の自己PR例文6選

志望している企業や職種に合った言い換え表現を見つけたら、言い換え表現別の自己PR例文を見ていきましょう。

  1. 諦めずに挑戦できる
  2. 自ら進んで行動できる
  3. 探究心が強く学習意欲が高い
  4. 環境に合わせて柔軟に対応できる
  5. 新たな人間関係の構築が得意
  6. 前向きに取り組める

例文を参考にして、好奇心旺盛を活かしてどのように企業へ貢献できるかアピールしてください。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

① 諦めずに挑戦できる

最初に紹介するのは、「好奇心旺盛」という強みを「諦めずに挑戦できる」として表現している自己PR例文です。

単なる性格紹介に終わらず、課題を自ら見つけて乗り越える姿勢をどう描くかが、企業に伝わる自己PR作成のポイントです。

諦めずに挑戦できるの自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格を活かし、慣れない分野であっても積極的に関わり、学びを深めることを大切にしてきました。
添削コメント|元の文章ではどの分野で学びを深めているのかが分からなかったため、「慣れない分野であっても積極的に関わる」という表現にすることで、さらに「好奇心旺盛」というテーマ性を明確にしました。
【エピソード】
大学では異文化理解に興味を持ち、英語が得意ではなかったにもかかわらず語学力に不安があったものの、国際交流イベントの運営に参加しました。
添削コメント|元の表現はやや自己卑下的だったため、「語学力に不安があったものの」という前向きな挑戦の姿勢に言い換えることで、努力と行動にフォーカスを移し、好印象につなげました。
【エピソード詳細】
最初は積極的に話しかけることができませんでしたが、初めての運営では思うように交流ができず、悔しさを感じました。よりスムーズに交流できるかを考え、英語フレーズをまとめたカードを参加者に配布しました。さらに、事前にイベント内容を予習することで、共通の話題を見つけやすくなる工夫も行いました。文化や趣味など共通点を見つけやすくするため、事前に参加者の出身国の特徴を調べ、質問リストも用意しました。その結果、イベント終了後に複数の留学生から「話しやすかった」と声をかけてもらい、自信につながりました。
添削コメント|「話しかけることができなかった」という事実だけでなく、悔しいという感情描写を入れることで、その後の行動をより強調するよう工夫しました。また、「イベント内容の予習」はリサーチ行動を説明することで、より説得力を高めました。
【成果】
苦手意識のある分野でも、初めはうまくいかなくても、課題を見つけて改善することを楽しみながら、自分なりに工夫を重ねながら行動することで成果を出す力が身についたと感じています。
添削コメント|「苦手意識のある分野でも」を言い換え、「課題を見つけて改善することを楽しみながら」と表現することで、前向きな挑戦姿勢と好奇心による行動力を自然にアピールしました。
【入社後】
入社後もこの好奇心と行動力を活かし、業務の枠にとらわれず、新しい環境や課題にも積極的に関わりながら、新しい知識やスキルの習得に前向きに取り組み、組織に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「業務の枠にとらわれず」という表現は一見前向きですが、企業によっては逸脱行動と取られる恐れがあります。「新しい環境や課題に関わる」と言い換えることで、企業視点でも安心感のある内容に整えました。

【NGポイント】
全体的に「好奇心旺盛」である根拠がやや曖昧で、自己卑下の表現が目立っていました。また、行動内容の一部がぼやけており、努力の再現性が読み取りにくくなっていました。

【添削内容】
曖昧だった言葉やネガティブな表現を添削し、強みに基づく挑戦行動を明確化しました。特にエピソード詳細では、行動の背景や工夫した点を5W1Hを意識して記述することで、行動力や工夫力がより伝わるよう工夫しました。

【どう変わった?】
「好奇心旺盛」という強みが単なる性格特徴に留まらず、実際の行動と成果にしっかりつながっている点が明確になりました。「課題に直面しても自ら工夫しながら前に進める人材」として評価されやすくなっています。

【今回の自己PRのコツ】
・前向きな挑戦をする姿勢で文章を展開する
・マイナス表現をポジティブに言い換える
・努力と行動にフォーカスを当てる

② 自ら進んで行動できる

次の例文では、「好奇心旺盛」という強みを「積極性の高さ」としてアピールする自己PR例文を紹介します。

自己PRでは強みの実際の発揮場面や行動を5W1Hで示し、企業側にイメージしやすい形で表現することが重要です。

自ら進んで行動できるの自己PR
【結論】
私の強みは好奇心旺盛で、自ら進んで挑戦できる点です。新しい知識や技術に積極的に関心を持ち、成長し続けることができる点です。
添削コメント|元の文章でも強みを分かりやすく伝えていますが、「新しい知識や技術に積極的に関心を持って成長できる」と、成長という結果に繋げられることをさらにアピールしました。
【エピソード】
大学でのゼミ活動では、専門外の分野にも積極的に興味を持ち、自発的に関連書籍を読んだり、学外のセミナーに参加することで知識を深めました。
添削コメント|エピソードは強みを発揮した場面をはっきりと示すことが大切です。全体的に積極性を伺える文章でしたので、そのまま用いることができます。
【エピソード詳細】
特にマーケティングに関心を持った際には、ゼミの枠を超えて実際の企業でのインターンに応募し、現場の知識を深めることができました。こうした行動は、自分の視野を広げるだけでなく、チーム内でも新しいアイデアを提案するきっかけになりました。インターン先での経験をもとに、ゼミのディスカッションで新しい視点を提案し、チームの議論を活性化させました。
添削コメント|5W1Hで行動をイメージしやすいように示し、「チーム内での提案」をどのようにしたのかを明らかにしました。インターン経験とゼミ活動の連携が明確になり、強みがどのように発揮されたかが伝わりやすくなっています。
【成果】
結果として、ゼミの発表会で新たな視点を取り入れた提案が教授や学生から高く評価され、チームの成績向上に貢献しました。
添削コメント|成果は評価者を明記し、成果の内容を第三者から得られた評価であることを明示することで納得感が増し、説得力が高まります。
【入社後】
入社後は、好奇心旺盛な姿勢を活かし、成長し続けることで変化する市場や技術に積極的に対応し、常に学び続ける姿勢で、貴社の発展に貢献したいと考えています。
添削コメント|入社後の目標が「成長し続ける」のみで終わってしまうと、「具体的にどう行動して成長するのか」が採用担当者に伝わりづらくなってしまいます。より詳細に言及することで効果的な自己PR文のまとめにしましょう。

【NGポイント】
好奇心旺盛であることは伝わりましたが、行動の具体性や周囲への影響、成果との関連が弱く、採用担当者に印象づけるには説得力がやや不足していました。また、入社後において発揮する方法も抽象的でした。

【添削内容】
好奇心からの行動を具体的に描き、ゼミ外でのインターン経験を通じた視野拡大やチーム貢献までを明示しました。また、入社後の学習姿勢と会社への貢献意欲を具体的に言語化し、成長意欲を強調しています。

【どう変わった?】
「どのように好奇心を行動に移したか」「周囲にどんな影響を与えたか」「それがどんな成果につながったか」が明確になり、強みの再現性と職場での活躍イメージを具体的に伝えられる構成になりました。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを端的に示す
・実際の行動を5W1Hで詳細に説明する
・入社後の成長プロセスを盛り込む

③探究心が強く学習意欲が高い

ここでは、好奇心旺盛を単に述べるだけでなく、「学習意欲の高さ」としてこれまでの行動・経験や成果を表現する例文を紹介します。

自身の強みを入社後にどのように活かすかを行動ベースで詳しく描くことで、企業の採用担当者に好印象を与えられます。

探求心が強く学習意欲が高いの自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛で、新しいことを積極的に学ぶ姿勢があります特に未知の分野に対しても自ら進んで情報を収集し、深く理解しようと努める探究心があります。
添削コメント|結論部分は強みを端的に示していますが、好奇心旺盛を仕事に活かすイメージが弱い点を改善しました。「探究心が強い」という言葉を加えることで、強みを明確にしています。
【エピソード】
大学では幅広い分野に興味を持ち、授業外でも自ら勉強や調査を続けました。例えば、経済学以外にも心理学や環境問題についても積極的に学び、多角的な視点を身につけました。
添削コメント|「幅広い分野」とは具体的にどんな分野か分かるよう、実際の行動に置き換え、好奇心旺盛が行動として現れていることを伝えやすくしました。多方面に学んだことを示し、探究心が強い点をアピールしましょう。
【エピソード詳細】
特に、ゼミの研究テーマに関連する知識を深めるために、図書館で専門書を読み込んだり、インターネットで最新の論文を調べたりしました。研究期間中は週に3回図書館に通い、毎回3時間以上かけて関連書籍を精読しました。さらに国内外の論文データベースを用いて最新の研究動向を把握しました。また、関連するセミナーや勉強会にも積極的に参加し、同級生と議論を重ねることで理解を深めました。
添削コメント|5W1Hを意識し、頻度・時間・方法を明記することで、強みを発揮した行動をより印象的な構成にしました。就活生が実際に行った活動を想像しやすく、説得力が増します。
【成果】
その結果、研究発表では教授や学生から高い評価を受け、自分の考えを論理的に説明する力も身につけられました。優秀発表賞を受賞し、教授からは「資料の調査と分析が非常に緻密で説得力がある」と評価されました。
添削コメント|成果をより客観的に示すため、賞や教授のコメントを追加しました。これにより、評価内容が明確で納得感が増し、採用担当者に印象づけられます。
【入社後】
貴社に入社後も好奇心を持ち続け、業務に必要な知識を自主的に学びながら、新しいアイデアや改善策を提案できる人材として貢献したいと考えています。業務の改善や新規プロジェクトの立案において、常に最新の情報を収集し、多角的に分析して貢献できるよう努めます。
添削コメント|入社後のビジョンをはっきりと示し、好奇心旺盛な性格がどのように企業で活かされるかをイメージしやすくしました。業務改善や新規事業への貢献意欲が明確で、好印象を与えます。

【NGポイント】
元の例文は、好奇心旺盛という強みを単に述べているだけで、行動や成果の繋がりや説明が不足していました。また、結論やエピソードの内容がやや曖昧で、採用担当者がイメージしづらいものでした。

【添削内容】
学習分野や行動の頻度、時間を明示して5W1Hの視点を強化し、成果に客観的な評価を加えました。また、入社後の意欲は業務改善や新規プロジェクトに結びつけてイメージしやすくなりました。

【どう変わった?】
採用担当者にとって理解しやすく、行動や成果がイメージできる内容になりました。好奇心旺盛な性格が仕事にどう活かされるかが明確に伝わり、評価が高まる例文へと改善しました。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを裏付ける行動を明記する
・成果は客観的な評価で裏付ける
・入社後の活かし方を詳細に描く

④ 環境に合わせて柔軟に対応できる

この例文では、好奇心旺盛な性格を軸に、「自ら行動し新しい環境や課題に柔軟に対応する姿勢」を伝えています。

企業が「どんな行動をしたか」「どのような成果を出したか」「入社後にどう活かせるか」をイメージできる内容にすることが重要です。

環境に合わせて柔軟に対応できるの自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格で、新しいことにも柔軟に対応できる点が強みです。 新しい分野や課題にも積極的に取り組み、その過程で得た知識や経験を活かして柔軟に環境に適応できる点が強みです。
添削コメント|「新しい分野や課題に取り組む」「得た知識を活かす」ことを明示することで、好奇心旺盛さと柔軟な対応力を伝わりやすくました。
【エピソード】
大学では、複数のサークルやアルバイトに参加し、多様な経験を積むことに意欲的に取り組みました。 さまざまな分野の活動に参加して、自分の興味を深めるために積極的に行動しました。
添削コメント|元の「多様な経験を積むことに意欲的に取り組みました」で行動の詳細が伝わりづらくなっています。興味の幅を広げる行動として言い換え、好奇心旺盛さをより明確に表現しました。
【エピソード詳細】
特に、文化系サークルでのイベント企画や、飲食店での接客アルバイトでは、初めての役割にも積極的に挑戦し、わからないことは自ら調べたり先輩に相談したりして改善を重ねました。業務マニュアルを読み込み、先輩に実践的な質問をして理解を深めました。 多様な人と関わる中で、その場に応じた対応力も磨くことができました。イベントの運営方法を詳細に調べて改善案を提案し、接客ではお客様のニーズに応じて臨機応変に対応することを心がけました。
添削コメント|元の文章では定型表現で読み手に状況が伝わりづらいため、行動や工夫の例を示し、好奇心旺盛で柔軟に対応する力をアピールできる内容に改善しました。
【成果】
その結果、イベントの参加者数を前年比20%増加させ、アルバイト先では顧客満足度向上に貢献したと伺いました。 アンケートで顧客満足度が15%向上したと評価されました。改善提案を積極的に行い、実行に移したことが結果として表れて達成感を感じました。
添削コメント|客観的な数字や評価を示すことで成果を裏付けるだけでなく、「改善提案を積極的に行い実行した」という行動との因果関係を明確にし、努力が結果につながったことを伝えています。
【入社後】
貴社でも好奇心旺盛な姿勢を活かし、常に新しい知識やスキルを吸収して迅速に環境に適応し、チームやプロジェクトの成功に貢献したいと考えております。
添削コメント|「チームに貢献したい」だけでは入社後のイメージがしづらいため、「新しい知識やスキルを吸収して環境に適応する」という行動目標を掲げ、好奇心旺盛な姿勢が企業でも活かせるイメージを明確化しました。

【NGポイント】
元の文章は好奇心や柔軟性を述べていましたが、具体的な行動や工夫、成果との結びつきが弱く、エピソードの説得力が不足していました。また、「柔軟に対応できる」ことの裏付けが曖昧でした。

【添削内容】
興味を持ったことに対して積極的に調べ、実践に活かす姿勢を明確にし、柔軟に対応する行動の具体例を盛り込みました。また、成果や評価と自身の行動との因果関係を明示し、説得力を高めました。

【どう変わった?】
好奇心旺盛という性格が実際の行動や成果として具体的に描かれることで、再現性のある強みとして伝わるようになりました。柔軟な対応力が職場でどう活かせるかのイメージも明確になりました。

【今回の自己PRのコツ】
・言葉の選び方で好奇心旺盛さを表現する
・行動と成果の因果関係を示す
・入社後の貢献を明確に伝える

⑤ 新たな人間関係の構築が得意

この例文では、「好奇心旺盛」という強みを「新たな人間関係の構築」に結びつけてアピールする自己PRを紹介します。

行動の過程や周囲の反応を盛り込み、「人間関係の構築が得意」という強みがビジネスにも活きることを効果的にアピールすることが重要です。

新たな人間関係の構築が得意の自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格を活かし、常に新しいことに挑戦しながら常に新しい知識や経験を積極的に取り入れながら、人との良好な関係構築を得意としています。
添削コメント|「新しいことに挑戦しながら」と不透明だった部分を「新しい知識や経験を積極的に取り入れ」と言い換え、好奇心旺盛である点がより伝わりやすくなりました。
【エピソード】
大学時代、サークル活動で新メンバーの受け入れ係を担当しました。初対面の人と接する機会が多く、不安を感じるメンバーも多かったです。緊張しているメンバーの気持ちに寄り添いながら接することを心がけました。
添削コメント|「不安を感じるメンバーも多かったです」では行動の主体性を示す表現として不十分のため、「緊張しているメンバーの気持ちに寄り添いながら接する」と改善しました。
【エピソード詳細】
そこで、メンバー一人ひとりに積極的に話しかけて興味を持ち、共通点や趣味を探しました。また、自分から様々なイベントを提案し、交流の場を増やすよう努めました。さらに、週に1回のミーティング後にカフェでの交流会を企画し、リラックスした場で意見交換できる環境づくりをしました。その結果、短期間でメンバー同士の信頼関係が深まり、サークル全体の雰囲気も明るくなりました。
添削コメント|「様々なイベントを提案」では内容が漠然としていたため、企画内容を詳しく説明することで、好奇心旺盛さと行動力が明確に伝わるようにしました。
【成果】
この経験から、好奇心旺盛であることが新しい人間関係をスムーズに築く力につながると実感しました。また、積極的に行動することでチームの結束力を高めることができました。周囲のメンバーからも「話しやすい」と評価され、チームの連携強化に貢献できました。
添削コメント|主観的な成果は、自己PRとして効果的ではありません。第三者からの評価を盛り込むことで、説得力と信憑性を高めましょう。
【入社後】
入社後も好奇心を持って仕事や人と向き合い、周囲と信頼関係を築きながら、チームの活性化に貢献したいと考えています。
添削コメント|入社後の抱負は行動や強みの活かし方を示すことで説得力が増します。好奇心旺盛な姿勢を持続してチームへ貢献したいという意欲が伝わっていて良い内容です。

【NGポイント】
行動の主体性が曖昧な箇所がありました。特に結論やエピソードの初期表現は強みが伝わりにくく、行動の内容が漠然としている部分が目立っていました。

【添削内容】
感情表現は自分の行動に焦点を移し、企画内容もわかりやすく示すことで、好奇心旺盛さが行動としてイメージしやすくなるよう改善しています。また、成果を周囲の評価で補強し、説得力を強めました。

【どう変わった?】
強みに言及することでが説得力増し、自己PR全体の印象が格段に向上しました。採用担当者が応募者の強みを理解しやすくなり、実際の行動や成果を通じて企業での活躍イメージを持ちやすくなったのが大きな変化です。

【今回の自己PRのコツ】
・行動主体で話を展開する
・強みは数字や評価で裏付ける
・チームへの貢献意識の高さを表現する

⑥ 前向きに取り組める

この例文は、「好奇心旺盛」という強みを軸に、「前向きに取り組める」姿勢を入社後の意欲まで繋げている自己PRです。

単なる性格の説明で終わらず、どんな行動が結果に繋がったかを伝えることが大切です。企業が評価しやすい構成を意識し、前向きな姿勢を明確に示しましょう。

前向きに取り組めるの自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格で、新しいことに積極的に挑戦し、学ぶ意欲が強い点が強みです。自ら進んで学び続ける姿勢が強みです。
添削コメント|好奇心旺盛という強みを端的に伝えつつ、実際の行動の姿勢まで表現することで説得力を高めました。単なる性格の説明ではなく、行動ベースで表現することで、企業に強みを理解してもらいやすくなります。
【エピソード】
大学時代、ゼミの授業で興味のあった異なる分野の研究テーマにも自ら手を挙げて取り組みました挑戦し、主体的に取り組む姿勢を貫きました
添削コメント|「自ら手を挙げて」はやや曖昧で、行動の意図が伝わりづらいため、「挑戦」「主体的に取り組む」と表現することで、好奇心をもとに自発的に行動した様子が伝わるよう工夫しました。
【エピソード詳細】
当初は専門外の内容で苦戦しましたが、積極的に文献を読み込み、教授や先輩に質問しながら毎日3時間文献を調べ、週に2回教授や先輩に質問し、理解を深めました。また、関連する学外セミナーや勉強会にも計3回参加参加し、幅広い知識を吸収することができました。
添削コメント|「毎日数時間」「週に複数回」「計3回参加」と数字を入れてエピソードの説得力を強化しました。行動の量や頻度が明確になることで信頼感が増します。
【成果】
その結果、ゼミ内での発表が評価され、学会での発表機会も得られました。この経験を通じて、好奇心を原動力に自ら学び続ける力を養うことができました。このように、自ら課題を見つけ、知識を獲得してアウトプットに結びつける力を実証できたと感じています。
添削コメント|成果の後に続く「学び続ける力を養えた」という表現を、課題発見から知識の獲得、結果としてのアウトプットにまで繋げる力として明示したことで、成果の再現性をより明確にしました。
【入社後】
貴社でも好奇心旺盛な姿勢を活かし、業務に必要な知識やスキルを積極的に吸収していきたいと考えています。変化の多い環境でも柔軟に対応し、成長し続けられる人材を目指します。例えば、新しい分野のプロジェクトにも積極的に関わり、情報収集や知識習得を自発的に行うことで、変化の激しい環境にも前向きに対応していきたいと考えています。
添削コメント|「柔軟に対応し、成長し続ける人材」はやや一般的な表現で、企業に響きにくいため、業務で想定される「新しい分野」「情報収集」などの行動を明示し、実務でも活かせる好奇心旺盛さをイメージさせています。

【NGポイント】
エピソードの主体性の表現不足や、行動の具体性・頻度が不明瞭で説得力に欠けていました。再現性の低い成果の説明も評価を下げる原因になります。入社後は意欲の伝え方が弱く、貢献イメージが不十分でした。

【添削内容】
主体的に志願した点を、学習行動によって数字で明確化しました。成果は行動と結果を結び付ける言葉に変更し、入社後は意欲と貢献意識を強調しました。全体と説得力を持たせる修正を行いました。

【どう変わった?】
行動や成果のはっきりとした記述により、好奇心旺盛な強みが企業での活躍に直結すると理解しやすくなりました。入社後の積極性も際立ち、より採用担当者の共感を得られる自己PRに仕上がりました。

【今回の自己PRのコツ】
・行動した頻度なども定量的に表す
・自発的な行動を取ったことを示す
・ビジネスの場でどのように動けるのかを示す

【職種別】好奇心旺盛の自己PR例文5選

次は、職種別に好奇心旺盛の自己PR例文を紹介します。

  1. 企画職の自己PR例文
  2. 営業職の自己PR例文
  3. 研究職の自己PR例文
  4. クリエイティブ職の自己PR例文
  5. マーケティング職の自己PR例文

職種に合っていない自己PRだと適性がないと見なされてしまうため、志望する職種に合った自己PR例文を確認しましょう。

また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

① 企画職の自己PR例文

今回は、企画職を志望する学生向けに好奇心旺盛という強みを効果的に伝える例文を紹介します。

結論では強みを明確にすることでエピソードから成果まで一貫した行動や結果を盛り込み、企業側に魅力的に映る自己PRを作成しましょう。

企画職の自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格で、新しい情報や知識を吸収し、企画力を高めることが強みです。積極的に学び続けることで企画力を高め、課題解決に活かせる点が強みです。
添削コメント|「好奇心旺盛」という強みを簡潔に示しつつ、企画力に結びつけているため、企業が求める能力との関連がわかりやすく好印象です。
【エピソード】
大学時代は、マーケティングやデザインなど幅広い分野に興味を持ち、多様な授業やセミナーに積極的に参加しました。関連する授業やゼミ、ワークショップに主体的に参加して知識を深めました。
添削コメント|「多様な授業やゼミ~」とは具体的にどんなものかが分かるように示しつつ、自発的に参加した点を強調して強みの説得力を増しました。
【エピソード詳細】
特に企画演習の授業では、ゼミ内で新商品企画を担当し、顧客ニーズを調査するためにアンケート作成やヒアリングを行いました。分からない部分は自ら調べたり、教授や先輩に質問しながら理解を深めました。分からない点は積極的に関連文献を調べたり、教授や先輩に質問を重ねて理解を深め、チームの企画に反映させました。
添削コメント|この段落では「何を」「どのように」行ったかが重要です。調査や質問がどのように行われ、どんな工夫があったかを示し、強みを発揮した行動が成果に結びついたことを明確にしました。
【成果】
その結果、チームの企画は学内コンテストで高評価を得て、実際に地元企業からもフィードバックをもらうことができました。チームの企画は学内コンテストで優秀賞を受賞し、さらに地元企業から実践的なな改善点のフィードバックをいただきました。
添削コメント|「優秀賞受賞」という明確な実績を示し、地元企業のフィードバックも内容を記載することで、成果の信頼性と説得力を高めました。
【入社後】
貴社でも好奇心旺盛な姿勢を活かし、市場の変化に敏感に対応しながら、常に新しい情報を吸収して柔軟に対応しながら、新しい企画や提案を積極的に行い、貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「市場の変化に敏感」ではどのように行動するのかが伝わりづらくなってしま史ます。「新しい情報を吸収し柔軟に対応する」と変更することで、好奇心旺盛さを活かす姿勢をわかりやすく伝えました。

【NGポイント】
結論での強みの説明がぼんやりとしており、どのように企画力に結びつくのかが不明瞭でした。エピソードも行動の説明が不足しており、自発性が伝わりにくかったです。入社後のビジョンも想像しづらい表現がありました。

【添削内容】
「好奇心旺盛」という強みと企画力の結びつきを明確にしました。エピソード部分では行動の場面を詳細に示し、自発的な姿勢を強調しました。入社後の姿勢も前向きな表現に改めています。

【どう変わった?】
企業の採用担当が強みをイメージしやすくなり、企画職で求められる能力と強みが結びつきました。行動の詳細や成果の明示で説得力が増し、結果として、好奇心旺盛を軸にした効果的な自己PRになっています。

【今回の自己PRのコツ】
・エピソードでは明確な実績を提示する
・強みと企画力の結びつきを明確にする
・自発性を伝える内容を意識する

② 営業職の自己PR例文

この例文は「好奇心旺盛」という強みを営業職に合わせて効果的に伝える自己PRです。

エピソードを交えながら、営業職としては入社後どのような行動に強みが結びつくのかまで意識して構成しています。

営業職の自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格で、新しいことに積極的に挑戦するようにしています。常に新しいことに興味を持ち、積極的に学び挑戦することで、自分の成長につなげる好奇心旺盛な性格が強みです。
添削コメント|「積極的に学び挑戦する」姿勢を加えることで、企業に伝わりやすくなりました。簡潔ながら内容が明確で、強みを効果的にアピールできています。
【エピソード】
大学ではゼミ活動で、普段触れない分野の課題に取り組みました。専門である経済学以外の分野である環境問題の課題に挑戦しました。
添削コメント|異分野への挑戦という例を示すことで、好奇心旺盛な性格をよりわかりやすく表現しています。強み発揮の場面がイメージしやすくなりました。
【エピソード詳細】
専門外の内容だったため戸惑いましたが、最初は不安がありましたが、自ら資料を集めて調べたり、教授や仲間に積極的に質問することで理解を深めました。その結果、発表では自信を持って意見を述べることができました。学内発表会で自信を持って研究内容を発表することができました。
添削コメント|「戸惑いました」という消極的表現を「不安がありました」と少し柔らかく置き換えつつ、調査・質問など行動を詳述しました。主体的に動いた事実を明確化し、好奇心旺盛さを強調しています。
【成果】
この経験を通じて、自ら解決に向かう力が身につき、主体的に課題解決に取り組む力が身につき、周囲からも積極的で頼りになると言ってもらえました。ゼミの仲間や教授から信頼される存在となりました。また積極的な姿勢を評価され、チーム内での相談役としても頼られました。
添削コメント|成果に第三者からの評価や信頼の言及を加え、より客観的で説得力のある表現にしました。好奇心旺盛な行動がチームに好影響を与えたことを強調しています。
【入社後】
貴社でも好奇心を活かし、新しい知識や技術を積極的に習得し、営業活動に役立てていきたいと営業先のニーズを積極的に調査して最適な提案を行い、売上向上に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|単なる学習意欲から一歩踏み込み、営業職での行動や貢献イメージを示しました。企業側が求める成果に直結する強みの活用を描くことで、実践的なイメージを強調しました。

【NGポイント】
元の文章は「好奇心旺盛」や「挑戦する姿勢」を述べているものの、営業職にどのように活かせるかの接続が弱い印象でした。行動の詳細や成果部分は説得力不足で、入社後の展望も弱い内容でした。

【添削内容】
エピソードは分野や課題を明確化しました。エピソード詳細では主体的な行動をより詳述し、成果は評価や信頼の具体例を盛り込みました。入社後は営業職としての貢献イメージを明確にしました。

【どう変わった?】
再現性が増したことで、好奇心旺盛な強みが明確になり、企業に伝わりやすくなりました。成果の評価により説得力が高まり、営業職での活躍イメージもわきやすくなっています。

【今回の自己PRのコツ】
・学習意欲だけで終わらせない
・消極的表現は避ける
・入社後の貢献イメージを実務に繋げて明確にする

③ 研究職の自己PR例文

今回紹介する例文は、「好奇心旺盛」を軸とした研究職向けの自己PRです。

研究職では、知的探究心を実行に移す力が求められるため、好奇心がどのように行動や成果に反映されたかを示しましょう。

研究職の自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格を活かして、課題に対して粘り強く取り組み、深く掘り下げて考える力を培ってきました新しいテーマにも積極的に関心を持ち、自ら調査や検証を行う中で知識と思考力を深めてきました
添削コメント|「深く掘り下げて考える力」は漠然としており、評価者に伝わりづらいため、「調査・検証」などの実践的な行動に置き換えました。研究職においては、好奇心を起点に自ら動き、知識を深める姿勢が重要視されます。
【エピソード】
大学では食品に含まれる成分が人体に与える影響に関心を持ち、栄養化学のゼミに所属しました。
添削コメント|このエピソードは「興味関心を持ち、主体的に学びに向かった」という流れが自然で、研究職の土台となる姿勢が表れています。「好奇心旺盛」という長所がごく自然に伝わる構成になっています。
【エピソード詳細】
授業中に紹介された「抗酸化物質」の働きに興味を持ち、自ら論文を探して読み込み関連する国内外の論文を調べ、重要な知見をピックアップし、ゼミ内での発表に向けてデータを収集・分析しました。その過程で生じた疑問点は積極的に教授や大学院生に質問し、より深い理解を目指しました特に成分の活性度に注目して、市販食品に含まれる数値と論文情報を照合しながら仮説を立て、図表を交えて検証結果をまとめました
添削コメント|「論文を探す」の表現は主観的で伝わりにくいため、5W1Hで行動とプロセスの過程を明示しました。「仮説設定→照合→検証→可視化」という研究的な流れが示されており、好奇心から論理的アプローチに発展する力が伝わります。
【成果】
その取り組みが評価され、学内の研究発表会に代表として参加する機会をいただきました。好奇心を起点に、知識を広げながら成果につなげる姿勢を周囲にも認めてもらえたと感じています実際の食品に即した研究姿勢や探究の深さを評価していただき、教授からも「専門性のあるテーマへの取り組み方が良い」とコメントをいただきました
添削コメント|「認めてもらえたと感じています」は主観的表現で信頼性に欠けるため、客観的な評価を明示しました。特に研究職では、外部からのフィードバックや定量的成果が重要です。
【入社後】
入社後も常に新しい知識や技術に対して関心を持ち技術動向や学術的な知見にも日頃から目を向けながら、未知の分野に対しても臆せず挑戦することで、より良い製品開発や研究成果に貢献したいと考えています。
添削コメント|「関心を持つ」という表現を、研究職向けに「技術動向」「学術的知見」という表現に変更しました。入社後においても継続的に好奇心を発揮し、自律的に学び行動する姿勢をアピールしています。

【NGポイント】
「好奇心旺盛」が行動としてどう発揮されたかが不明確でした。また、成果や入社後のビジョンについても主観的な印象に留まっており、企業に伝わりにくい内容となっていました。

【添削内容】
行動や成果を再現性の高いものにするため、5W1Hに基づいた詳細な記述に置き換えました。主観表現は客観的な事実やフィードバックに変更し、研究職に必要な思考力や実践力が伝わるよう工夫しています。

【どう変わった?】
研究職に求められる「探究心を実行に移す力」が明確に表現され、実務における再現性をイメージしやすくなりました。特に、好奇心を起点に仮説→検証→発表という一連の流れが示され、強みに納得感が生まれました。

【今回の自己PRのコツ】
・知的探求心がどのように作用したのかを示す
・「仮説設定→照合→検証→可視化」を意識する
・成果や評価は客観的に伝える

④ クリエイティブ職の自己PR例文

今回紹介する例文は、好奇心旺盛を軸としたクリエイティブ職志望者向けの自己PRです。

好奇心旺盛という性格から来る探究心を行動と成果に結びつけ、職種適性を伝える構成になっています。

クリエイティブ職の自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛な性格を活かし、新しい知識や技術を自ら学び、形にする力があります。 新しいテーマに出会った際に自ら調べ、吸収し、それをクリエイティブな形で表現する姿勢を大切にしています。
添削コメント|「学び、形にする」という表現では職種適性が伝わりにくいため、「テーマに出会った→吸収→表現」という流れを示すことで、クリエイティブ職に求められる探究心とアウトプット力を明確にしました。
【エピソード】
大学では広告研究会に所属し、動画制作やポスター企画など幅広く取り組みました。その中で、毎回異なるテーマや手法に触れるたびに、「もっと知りたい」「もっと工夫したい」という気持ちが強まりました。 新しいジャンルの表現に直面するたびに、自ら調べて理解を深める癖が自然と身につきました。
添削コメント|内面的な感情表現だけでは評価につながりにくいため、「自発的な学習行動」という企業が重視する要素を強調しました。好奇心が継続的な行動変化に結びついている点を評価できます。
【エピソード詳細】
ある学園祭プロジェクトでは「目を引くビジュアル演出」をテーマに掲げ、自らVJ映像制作に挑戦しました。知識が全くなかったため、授業外で動画編集ソフトの使い方や映像演出の基礎を独学で学び、先輩にも積極的に質問して仕上げました。 使用経験のなかったAfter Effectsを活用するため、授業の合間や夜間にチュートリアルを視聴して学習し、分からない点は経験者の先輩に相談して改善を繰り返しました。
添削コメント|ツール名や時間帯、学習手段を盛り込むことで、5W1Hに基づいた行動の詳細が明示され、行動力や吸収力がよりリアルに伝わる内容に改善されました。好奇心を結果に結びつける過程が鮮明です。
【成果】
その結果、来場者から「今までにない演出で驚いた」といった声をいただき、企画内で最も注目されたコンテンツに選ばれました。 来場者アンケートでは「演出が斬新だった」「一番印象に残った」という声が多数寄せられ、学園祭広報の公式SNSでも最多いいね数を記録しました。
添削コメント|「注目された」という主観的な表現を、アンケートやSNSでの数値的・客観的成果に変えることで、再現性の高い実績として説得力が格段に向上しました。第三者評価の導入が好印象です。
【入社後】
入社後もこの好奇心を原動力に、クリエイティブ分野の新しい表現や技術を積極的に吸収し、常に新鮮なアイデアで御社に貢献したいと考えています。 デジタル・映像・グラフィックなど幅広い媒体に対して柔軟に学び続け、ユーザーの心を動かす表現を生み出し、御社のブランド価値向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|「新しい技術を吸収」という漠然とした内容から、実際の業務媒体と成果イメージに踏み込み、企業側に「自社で活躍する姿」を明確に想起させる表現へ改善。企業理解・意欲が伝わる構成です。

【NGポイント】
文章全体において、強みがどのように行動に作用したのかの関連が弱く、「好奇心旺盛」が単なる性格の印象にとどまっていました。また、成果や入社後の内容も企業側が評価しにくい構成になっていました。

【添削内容】
「好奇心」を軸に、行動の改装度を上げることで、各エピソードでどのように知識を吸収し工夫したかを明確にしました。成果部分では、主観的な表現を避け、客観的な評価に基づいた記述に変更しています。

【どう変わった?】
強みと行動の関係性が明確になったことで、採用担当者が「実務でも活かされる資質」として納得しやすい構成に変わりました。加えて、成果や入社後の内容にも具体性が加わり、印象に残る自己PRとなっています。

【今回の自己PRのコツ】
・「テーマとの出会い→吸収→表現」の流れを示す
・探究心とアウトプット力を明確にする

・行動力や吸収力を示す

⑤ マーケティング職の自己PR例文

今回紹介する例文は、好奇心旺盛を軸とした「マーケティング職」志望者向けの自己PRです。

単なる性格の主張にとどまらず、「どの点がマーケティングに活かせるのか」を明らかにし、これまでの行動と成果に再現性を持たせることが重要です。

マーケティング職の自己PR
【結論】
私は好奇心旺盛で、常に新しい情報やトレンドをキャッチし、柔軟に行動に移す力がありますその情報をもとに自ら調べ、企画や改善案に積極的に反映する行動力を強みとしています
添削コメント|「柔軟に行動に移す」は好奇心から行動までの繋がりが不透明で評価が難しいため、「好奇心→調査→提案」と段階的に説明しました。マーケティング職の求める分析・提案力との親和性が高くなるよう調整しています。
【エピソード】
大学ではSNSマーケティングに興味を持ち、ゼミの枠を越えて他学部の講義や外部セミナーにも積極的に参加してきました学外のSNSマーケティングセミナーや関連書籍を通じて知識を深め、学びを自らの実践につなげていきました
添削コメント|講義やセミナーへの参加だけでは「好奇心」の深さや行動力が十分に伝わりません。興味→探求→応用というプロセスに修正することで、強みの本質を職務に活かせる形で表現しています。
【エピソード詳細】
特に地域企業との産学連携プロジェクトでは、Instagram運用の施策提案に携わりました。ユーザーの興味を惹く投稿スタイルを研究するため、国内外の成功事例を30件以上調査・分析し、投稿時間帯やハッシュタグの最適化など具体的な改善策を提案しました投稿パターン別の反応データや競合アカウントの傾向を30件以上比較し、視覚的に目を引くデザイン構成やユーザー層に合った投稿時間・内容を盛り込んだ改善提案を行いました。その結果、フォロワー数が約1.5倍に増加しました。
添削コメント|「成功事例を調査・分析」という曖昧な表現を削除し、誰がどんな観点で何を調査・比較したのかを明示しました。行動の信頼性が高まり、好奇心を行動に変えた点が企業にも伝わりやすくなります。
【成果】
自ら情報を取りに行き、現場で実践につなげる好奇心が、成果につながることを実感しました得た知識を実行に移すことで、実際にSNS運用の成果に貢献できたという手応えを得ました。この経験から、マーケティングに必要なリサーチ力と柔軟な発想力を磨くことができました。
添削コメント|「成果につながることを実感」という主観的な表現を排除し、「手応え」と成果のつながりを明確化しました。実績を通して好奇心の価値を企業に伝えるには、客観的な効果との接続が重要です。
【入社後】
入社後は、好奇心旺盛な姿勢を活かし、消費者ニーズや市場動向を敏感に捉え自ら新たなトレンドや顧客の声を積極的に調査・分析し、変化に強い提案型のマーケターとして貴社に貢献してまいります。
添削コメント|「敏感に捉える」は受け身で曖昧な印象を与えるため、「調査・分析」という能動的行動に修正しました。企業側が期待するマーケター像と強みの関連性を、よりイメージしやすいよう整えました。

【NGポイント】
全体的に強みの主張として「好奇心がどう行動に結びついたのか」が見えにくい部分が複数ありました。特に、「柔軟に行動に移す」や「実感した」など主観的な表現が多く、企業側が評価基準を持ちにくい内容になっていました。

【添削内容】
「好奇心→調査→提案→成果」の因果関係を整理しました。また、企業が求める能力(調査力・提案力・応用力)と自己PRの内容が自然に一致するよう文脈を調整しています。

【どう変わった?】
強みとエピソード、成果、入社後の活かし方に一貫性が生まれました。企業の採用担当者から見ても、「この人は実際に好奇心を武器に行動・改善ができる人材だ」と納得しやすい構成に仕上がっています。

【今回の自己PRのコツ】
・「好奇心→調査→提案」で行動の流れを明示する
・強みと成果を論理的に結ぶ
・興味から行動までを段階的に説明する

【注意!】好奇心旺盛が短所に見られてしまうNG例文3選

自己PRで失敗しないように、好奇心が短所に見られてしまうNG例文もチェックしましょう。

  1. 視野の狭さが伝わる例文
  2. 飽きっぽさの目立つ例文
  3. 注意力散漫な印象を与える例文

伝え方によっては短所に受け取られてしまうため、NG例文を参考に注意点を確認してください。

① 視野の狭さが伝わる例文

<例文>
私の強みは好奇心旺盛で積極的に取り組めるところです。

大学の講義のグループディスカッションでは、ある企業の業務の効率化について話し合いを行いました。グループディスカッションでは、積極的に意見を主張し、発表も自分で行いました。

特に、社員のモチベーションアップにつながる業務の効率化をテーマに話し、教授からも手本にできると褒めていただけました。
貴社に入社後も積極的な提案を心がけ、チームに貢献できる存在になりたいと考えています

積極性や提案力の高さは評価できるものの、「積極的に意見を主張し」という表現は視野が狭く周りの意見を取り入れられないという印象を与える可能性があります。

チームでの協力が必要な職種を志望する場合は、周りの意見を取り入れて成果を出せたエピソードを述べられるとよいでしょう。

② 飽きっぽさの目立つ例文

<例文>
私の強みは好奇心旺盛で新しいことに前向きに取り組めるところです。

大学時代は、飲食店、コンビニ、アパレル、工場の軽作業、イベントスタッフと様々なアルバイト経験をしてきました。初めて経験する仕事ばかりでしたが、休日や休憩時間にも専門知識の勉強を行い、社員の方から評価してもらえる機会も多くありました。

入社後も率先して新しいことにも取り組み、様々な経験を積み貴社に貢献したいと考えています。

経験豊富な点や新しいことに挑戦できる点は評価できますが、飽き性で継続できない人と捉えられる可能性があります。

「入社しても続かないのでは?」と採用を見送られる可能性があるので、エピソードは1つの経験に絞りましょう。

③ 注意力散漫な印象を与える例文

<例文>
私の強みは興味を持ったことを追求できる探究心です。

大学時代に所属していた写真サークルでは他のサークルの試合やイベントで写真を撮影する機会があり、陸上の大会では短距離走の撮影を担当することになりました。

その際、トラック内で走高跳の競技も行われており、躍動感ある写真を撮るためにはどうすればよいのか考え、シャッタースピードの設定を細かく見直しながら何度も撮影を行いました。

その結果、ベストショットがサークル内で評判となり、学内新聞に掲載されました。私は入社後も探究心を活かして新しいものを生み出し、新商品開発に貢献したいと考えています。

探究心から自身の成長や成果につなげられていますが、任された短距離走の撮影を疎かにしているとも言えます。

注意力が散漫で任せた仕事をやり遂げられない印象を与えてしまうので、探究心をアピールするなら1つのことを追求した例を挙げてみましょう。

自己PRで好奇心旺盛の強みを積極的にアピールしよう!

好奇心が旺盛な人は、学習意欲や向上心が高い人材として評価されやすいので、強みや長所として積極的にアピールしましょう。

自己PRでは言い換え表現を活用すると表現の幅が広がり、他の就活生と差をつけられます。

コツを押さえて魅力的な自己PRを作成し、志望する企業の選考を突破しましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。