住友林業の平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
住友林業は、林業を基盤に住宅事業や不動産事業を展開する住友グループの企業です。社有林の管理や世界規模の植林活動はもちろん、森林アセットマネジメントや再生可能エネルギーの発電事業などにも力を入れています。
業界でも大手企業として知られている住友林業について、具体的な給与や初任給、事業内容について詳しく知りたい方も多いでしょう。
本記事では、住友林業の平均年収や募集要項、実際の事業内容まで詳しく紹介します。競合他社との比較もしているので、ぜひ参考にしてください。
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住友林業の平均年収は914万
住友林業の従業員の平均年収で914万円です。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円なので、住友林業の平均年収は全国平均の約2倍と非常に高水準なことがわかりますね。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
914 | 24,815 | 44.0 | 16.3 |
また、平均勤続年数が16.1年と比較的長いことから、1つの会社で長期的に働ける環境が整っていると言えるでしょう。従業員の規模も大きく約2万5000人います。
住友林業の初任給
住友林業の初任給について、詳しく見ていきましょう。学歴と職種によって、初任給の金額が異なります。
総合職 | 初任給 |
高専卒 | 254,000円(20.5時間分の残業代41,795円を含む) |
大卒 | 264,000円(20.5時間分の残業代40,309円を含む) |
修士卒 | 274,000円(20.5時間分の残業代38,848円を含む) |
博士卒 | 284,000円(20.5時間分の残業代37,362円を含む) |
事務企画職 | 初任給 |
大卒 | 185,000〜205,000円(10.25時間分の残業代14,696円~16,285円を含む) |
総合職だと、高専卒で25万4,000円、大卒で26万4,000円、修士卒で27万4,000円、博士卒で28万4,000円です。一方、事務企画職(大卒)は18万5,000円から20万5,000円となっています。総合職と比べると少し低めですね。
住友林業の初任給は残業代込みであること、また事務企画職においては地域によって初任給に幅があることに注意しましょう。
住友林業の募集要項
住友林業の募集要項は、以下の通りです。総合職と事務企画職の2つを募集しており、総合職においては事務企画職、建築技術職、住宅営業職の3つに分かれています。
募集職種 | 総合職:業務企画職、建築技術職、住宅営業職 事務企画職 |
勤務地 | 本社及び各事業所 |
労働時間 | フレックスタイム制(1日の標準労働時間:7時間15分、コアタイム11時から15時) |
諸手当 | 通勤手当 |
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回 |
福利厚生 | 財型貯蓄、従業員持株、退職金、永年勤続休暇、慶弔見舞金、社宅制度、介護・育児休業制度 など |
フレックスタイム制を採用しており、財形貯蓄や従業員持株制度、退職金制度などの福利厚生も充実しているでしょう。ワークライフバランスを重視したい方は要チェックです。
さらに、永年勤続休暇や介護・育児休業制度もあるので、長く働き続けられる環境が整っていると考えられます。
住友林業の企業情報3つ

ここからは住友林業の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- 住友林業の事業内容
- 住友林業の売り上げ・実績
- 住友林業の基本理念
①住友林業の事業内容
住友林業は幅広く事業展開をしており、住宅事業、生活サービス事業、資源環境事業、木材建築事業、建築・不動産事業などに取り組んでいます。
住宅事業では、戸建注文住宅やリフォーム、賃貸住宅、不動産仲介、さらには緑化事業まで幅広く取り組んでいるのが特徴です。また、資源環境事業では、木の再生利用を大切にしながら、植林活動を行っています。
国内にとどまらず海外事業にも進出し、木材や建材の調達から流通、製造、加工、住宅建築まで一貫して手がけている点は、住友林業の強みと言えるでしょう。
引用元:住友林業株式会社HP|事業紹介
②住友林業の売り上げ・実績
住友林業の業績は、かなり安定しています。直近3年間の数字を見てみましょう。
2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | |
売上高(百万円) | 1兆3,859億3,000万円 | 1兆6,997億700万円 | 1兆7,331億6,900万円 |
営業利益(百万円) | 113,651 | 158,253 | 146,755 |
経常利益(百万円) | 137,751 | 194,994 | 159,418 |
売上高は、2021年に1兆3,859億円だったのが、2023年には1兆7,331億円まで伸びています。また、営業利益、経常利益ともにとても好調です。
営業利益は2021年の1,136億円から2023年には1,467億円になりました。経常利益も2021年の1,377億円から2023年には1,594億円まで増加しています。
この数字から、住友林業が安定した経営基盤を持ちながら、成長し続けていることがわかるでしょう。
③住友林業の基本理念
住友林業は、「住友の事業精神に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」ことを企業理念にしています(引用元:住友林業株式会社HP|経営理念)。
「住友の事業精神」は、公正と信用を重視し、社会に貢献するという考え方です。最終的な目標として、持続可能で豊かな社会を実現することを目指しています。
環境への配慮と社会の発展を両立させようとする姿勢が伝わってきますね。
住友林業グループは、公正、信用を重視し社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献します。 |
住友林業の競合企業

ここからは住友林業の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- 三井ホーム
- 大和ハウス
- 積水ハウス
①三井ホーム
三井ホームは、三井不動産グループの一員であり、住宅事業で活躍している大手ハウスメーカーです。
売上収益 | 2兆2,691億300万円 |
従業員数(連結) | 24,706名 |
平均年齢 | 40.2歳 |
勤続平均年数 | 10.6年 |
平均年間給与 | 1,269万円 |
売上高は2兆2,691億300万円、従業員数は24,706人と非常に規模の大きい会社なのがわかりますね。勤続年数は10.6年で、全国平均が12.4年なことを考えると、やや短めと言えるでしょう。
また、平均年間給与が1,269万円と、業界内でもトップクラスの水準です。大企業で安定した収入を得たい方は、要チェックですよ。
②大和ハウス
大和ハウスは、住宅や施設に関する幅広いサービスを展開する総合不動産グループです。企画から設計、施工、販売、そしてリフォームまで、不動産に関わるあらゆる分野をカバーしています。
売上高 | 5兆2,029億1,900万円 |
従業員数 | 48,483名 |
平均年間給与 | 964万円 |
平均年齢 | 40.4歳 |
平均勤続年数 | 15.5年 |
売上高は5兆2,029億1,900万円と 、今回紹介している企業の中で一番高い業績です。従業員数も約5万人とかなりの規模であることがわかります。
また、平均年収は964万円と三井ホームについで高い金額です。同業他社の住友林業よりやや高い金額と言えるでしょう。
平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は15.5年と、長く働ける環境が整っているようですね。事業規模の大きさや安定性、年収の高さは魅力的なポイントでしょう。
③積水ハウス
積水ハウスは、国内トップクラスの実績を誇る住宅メーカーです。長年築き上げてきた顧客基盤は業界屈指の規模を誇り、独自の高度な技術力と確かな施工力が大きな強みとなっています。
売上高 | 3兆1,072億円4,200万円 |
従業員数 | 29,932名 |
平均年間給与 | 859万円 |
平均年齢 | 43.8歳 |
平均勤続年数 | 16.5年 |
企業規模を見ると、連結売上高は約3兆1,072億円と、住宅メーカーの中でもトップクラスの実績を誇っているでしょう。従業員数も約29,000人と、組織としての規模も非常に大きいです。
今回紹介している競合企業に比べ、平均勤続年数16.5年と長い点が積水ハウスの魅了でしょう。平均年間給与も859万円と、高水準です。
国内屈指の実績と規模を持ちながら、技術とサービスの質にもこだわる総合力の高さが、積水ハウスの大きな特徴と言えるでしょう。
住友林業の企業分析を就活に活かそう
今回紹介した、住友林業や競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。
また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。