大日精化工業の平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
大日精化工業は、顔料などの中間素材を製造・販売している化学メーカーです。化学業界に興味のある就活生の中には、大日精化工業について具体的な情報が知りたいと思っている方も多いでしょう。
本記事では、大日精化工業の平均年収や初任給、新卒募集の詳細などについて紹介します。競合他社との比較もしているので、ぜひ参考にしてください。
業界研究のお助けツール
- 1ESをAIに丸投げ|LINEで完結
- 完全無料でESを簡単作成
- 2AI強み診断|自己分析
- AIがあなたの強みを診断!
- 3志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
大日精化工業の平均年収は705万
大日精化工業の平均年収は705万円です。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、全国の平均給与は458万円なので、大日精化工業はこれを大幅上回っています。
従業員数(連結) | 3,634名 |
平均年齢 | 41.3歳 |
勤続平均年数 | 17.4年 |
平均年間給与 | 705万円 |
平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は17.4年となっており、長く働ける環境が整っていると考えられるでしょう。
大日精化工業の初任給
大日精化工業の初任給を紹介します。修士了で26万1,000円、大学卒と高専(専攻科)卒で24万4,000円、高専(本科)卒で22万5,000円、短大・専門学校卒で21万5,000円、高校卒で19万5,000円です。
学歴 | 初任給 |
---|---|
修士了 | 261,000円 |
大学卒、高専(専攻科)卒 | 244,000円 |
高専(本科)卒 | 225,000円 |
短大・専門学校卒 | 215,000円 |
高校卒 | 195,000円 |
厚生労働省の2019年度データと比べると、大日精化工業はかなり高水準と言えます(参照元:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」)。例えば、修士了の初任給は一般水準より約2万2,000円高いです。
大日精化工業の募集要項
大日精化工業の募集要項は以下の通りです。技術系、営業・管理系、生産・品質管理系など、幅広い職種で採用を行っています。
募集職種 | 技術系、営業・管理系、生産・品質管理系 |
手当 | ライフプラン手当、通勤手当(実費全額支給)、時間外手当、営業手当、子女教育手当、役職手当、技能手当ほか |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7、12月) 組合員平均125.0万円(2023年度実績) |
勤務地 | 東京、埼玉、千葉、茨城、静岡、愛知、大阪など(国内外の全事業所が対象) |
勤務時間 | 本社・支社・支店 9:00~17:30 他製造事業所 8:30~17:00(いずれも休憩1時間含む) ※坂東製造事業所 9:00~17:30 |
休日・休暇 | 年間休日125日(土日、祝日、GW、夏季、年末年始など) 有給(15~20日)、慶弔、リフレッシュ休暇ほか |
福利厚生 | 諸制度:社会保険、財形貯蓄、従業員持株会ほか 諸施設:独身寮 その他:クラブ活動、社員食堂(利用時食費一部補助)、会員制福利厚生サービス |
昇給は年1回、賞与は年2回で、2023年度の組合員平均は125万円です。給与面では、基本給に加えて様々な手当が用意されています。
勤務地は国内外の全事業所が対象で、勤務時間は勤務地によって異なっている点に注意しましょう。
福利厚生も手厚く、独身寮やクラブ活動、社員食堂などが用意されています。
大日精化工業の企業情報3つ

ここからは大日精化工業の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- 大日精化工業の事業内容
- 大日精化工業の売り上げ・実績
- 大日精化工業の基本理念
①大日精化工業の事業内容
大日精化工業は、顔料や着色剤など、幅広い中間素材を扱う企業です。事業内容は多岐にわたり、人々にとって身近な商品を生産・販売しています。
主な事業は、顔料事業をはじめ、化成品、合樹・着剤、ファインポリマー、コート材、グラビアインキ、オフセットインキなどです。これらの製品は、私たちの生活のさまざまな場面で使われています。
さらに注目したいのは、グローバルに活躍している点です。世界11の国と地域に、17もの営業・生産拠点を持っており、世界中のメーカーと取引をしています。
②大日精化工業の売り上げ・実績
大日精化工業の最近の業績について紹介します。2021年から2024年の4年間の売上収益と利益の推移を見てみましょう。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | |
---|---|---|---|---|
売上収益 | 1,384億9,100万円 | 1,219億3,300万円 | 1,220億500万円 | 1,198億2,400万円 |
経常利益 | 56億1,300万円 | 83億1,500万円 | 33億7,300万円 | 50億300万円 |
親会社株主に帰属する 当期利益 | 63億4,300万円 | 61億6,600万円 | 20億700万円 | 36億6,000万円 |
売上収益は2021年の約1,385億円から右肩下がりの状態です。一方で、経常利益は2023年に33億円まで下がったものの、2024年には50億円まで回復しています。
特に2023年3月期は、原材料価格の高騰などから厳しい状況が続いたようです。そんな中、販売価格の見直しや円安の影響を活かして売上増を達成しました。
この数字から、大日精化工業が厳しい経営状態にも柔軟に対応していることがわかりますね。
③大日精化工業の基本理念
大日精化工業の企業理念は「人に興味を持とう」「新しいことに興味を持とう」「未来に興味を持とう」という3つです。この理念に基づき、新しいことへのワクワク感、そして未来を考える楽しさを大切にしています。
また、「顧客の発展が無ければ、当社は富んでも長続きしません」という考え方のもと、顧客との良好な関係を重視しているのも特徴です。
さらに、「社会に生かされなければ、人も企業も存続し得ません」という言葉も掲げており、社会貢献への意識の高さがうかがえます。
引用元:大日精化工業「企業理念」
大日精化工業の競合企業3つ

ここからは大日精化工業の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- 東京応化工業
- サカタインクス
- 日本曹達
①東京応化工業
東京応化工業は、感光性樹脂(フォトレジスト)や高純度化学薬品など、最先端の製造材料を作っている企業です。
実は、日本で初めてフォトレジストを製造販売した会社でもあります。半導体用フォトレジスト事業で培った技術力は、業界でも光るものがあるでしょう。
売上収益 | 1,622億7,000万円 |
従業員数(連結) | 1,877名 |
平均年齢 | 41.1歳 |
勤続平均年数 | 17.5年 |
平均年間給与 | 872万円 |
売上収益は約1,622億円、従業員数は1,877名です。平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は17.5年と、長く働ける環境が整っていると言えます。
平均年間給与は、872万円と業界でもトップクラスの水準です。高い年収を条件にしている就活生にとっては、非常に魅力的でしょう。
②サカタインクス
サカタインクスは、紙やフィルムの印刷に使うインク(インキ)を作っている企業です。グローバル展開に力を入れており、20を超える国と地域に拠点があります。60か国以上で製品を販売しているのはサカタインクスの強みでしょう。
売上収益 | 2,283億1,100万円 |
従業員数(連結) | 5,035名 |
平均年齢 | 44.6歳 |
勤続平均年数 | 18.5年 |
平均年間給与 | 704万円 |
売上収益は約2,153億円、従業員数は4,862名とかなり大規模です。平均年齢は44歳で、平均勤続年数は18.1年で比較的長めと言えます。
平均年間給与は723万円で、業界でも高い水準でしょう。
③日本曹達
日本曹達は、農業化学品や医薬中間体、電子材料など、幅広い分野の高付加価値化学製品を作っている総合化学メーカーです。
特に農薬開発の分野に力を入れており、基礎研究からフィールド実験まで一貫して行える体制が整っています。
売上収益 | 1,544億2,900万円 |
従業員数(連結) | 2,402名 |
平均年齢 | 43.7歳 |
勤続平均年数 | 19.8年 |
平均年間給与 | 754万円 |
売上収益は約1,544億円、従業員数は2,402名です。平均年齢は43.7歳で、平均勤続年数は19.8年と長く、安定した職場環境が整っているでしょう。
平均年間給与は754万円で、業界内では高い水準と言えるでしょう。
大日精化工業の企業分析を就活に活かそう
今回紹介した、大日精化工業や競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。
また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。