森永製菓の気になる平均年収や初任給は？競合企業も紹介

森永製菓は、チョコレートやビスケットなど日常に欠かせないお菓子を作っている会社です。そんな森永製菓について、「初任給はどのくらい？」「森永製菓の競合企業はどこ？」など詳しい情報について気になるという方も多いでしょう。

そこで今回は、森永製菓の平均年収や採用情報について詳しく紹介します。

さらに、同業他社との比較も紹介しているので、就職を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

森永製菓の平均年収は769万

森永製菓の従業員の平均年収は769万円です。また同社の関連情報について、有価証券報告書から引用した情報を紹介します。

従業員数	平均年齢	勤続平均年数	平均年間給与
1,472名	43.2歳	18.9年	769万円

国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年度の日本の給与所得者の平均給与は458万円です。つまり、森永製菓の平均年収は、国内平均を200万円以上も上回っているのです。

森永製菓の初任給

森永製菓の初任給について、公式サイトから引用した情報を紹介します。2023年度の実績によると、大学卒業者の初任給は230,000円、大学院卒業者の初任給は242,000円となっています。

	初任給
大卒	230,000円
院卒	242,000円

森永製菓では職種ではなく最終学歴によって初任給が決まります。これは就活中の方にとって、重要な情報になるでしょう。

森永製菓の募集要項

森永製菓の2025年卒業生向けの採用情報を紹介します。

勤務地	全国
勤務時間	実働7.75時間 フレックスタイム制度およびテレワーク勤務制度あり（適用条件あり）
休日休暇	完全週休2日制、年次有給休暇、慶弔休暇 他
昇給	年1回（4月）
賞与	年2回（6、12月）
福利厚生	各種社会保険完備（健康、厚生年金、労災、雇用）、社宅制度、財形貯蓄、従業員持株会 他

全国に勤務地があり、1日の実働時間は7時間45分です。フレックスタイム制やテレワーク制度も導入されており、柔軟な働き方が可能でしょう。

福利厚生も充実しており、各種社会保険はもちろん、社宅制度や財形貯蓄制度も整っていますよ。

また、採用予定学科は職種によって異なるので、詳細は公式サイトで確認してくださいね。

森永製菓の企業情報3項目

森永製菓の事業内容や売り上げについて詳しく理解すれば、より企業研究が進むはずです。

ここでは森永製菓の企業情報について以下の3つの項目から解説します。

1. 森永製菓の事業内容
2. 森永製菓の売り上げ・実績
3. 森永製菓の基本理念

①森永製菓の事業内容

森永製菓は、4つの主要事業を展開しています。具体的には以下の通りです。

• 菓子事業：キャラメル・ビスケット・チョコレートなどを中心に展開。具体的には「森永ビスケット」や「ダース」が代表格。
• 食品事業：ココア・ケーキミックスなどを中心に展開。「ミルクココア」や「ホットケーキミックス」が代表格。
• 冷菓事業：アイスクリームを中心に展開。「チョコモナカジャンボ」が代表格。
• 健康事業：ゼリー飲料を中心に展開。「inゼリー」が代表格。

このように森永製菓は幅広い事業、商品を展開しています。

引用元：森永製菓について｜森永製菓

②森永製菓の売り上げ・実績

森永製菓の最新の財務状況を紹介します。2023年3月期の売上高は1,943億円に達し、前年比で約131億円の増加となりました。

一方で、経常利益は157億円と、前年より約24億円減少しています。

さらに過去5年間のデータを見ると、経常利益が減少傾向にあります。この背景には、原材料費の高騰や競争激化など、様々な要因があると考えられるでしょう。

引用元：IR情報 | 森永製菓株式会社

③森永製菓の基本理念

森永製菓の基本理念は以下の通りです。

「おいしく、たのしく、すこやかに」

次に、森永製菓の企業理念は3つの要素で構成されています。具体的には以下の通りです。

「使命、目指す未来、大切にする想い」

社会に対してどのように貢献していくのかを表明した「わたしたちの使命」、将来に向けてこうありたい、と考える5つの姿を表現した「わたしたちが目指す未来」、そして、創業から100年を超える歴史のなかで育み、これからも揺るぎない信念としていく「わたしたちが大切にする想い」の3つで構成されています。

引用元：企業理念 | 企業情報 | 森永製菓株式会社

森永製菓の競合企業3つ

競合企業との比較をすることで、森永製菓独自の魅力を見つけやすくなります。

そこでここでは、森永製菓の競合企業を3社紹介します。ぜひ参考にしてください。

1. カルビー
2. 明治ホールディングス
3. 江崎グリコ

①カルビー

カルビーは、「カルビーポテトチップス」や「じゃがりこ」などのヒット商品で知られる、日本を代表するスナック菓子メーカーです。

売上高	279,315（百万円）
従業員数	4,839名
平均年齢	40.9歳
勤続平均年数	15.5歳
平均年間給与	769万円

同社の売上高は約2,793億円に達しており、従業員数は4,839名で、平均年齢は40.9歳。勤続年数の平均は15.5年となっています。従業員の平均年間給与が769万円と森永製菓と同額であることが分かります。

ただし、カルビーは森永製菓と比べて従業員の平均年齢がやや若く、勤続年数も短いのが特徴ですよ。

②明治ホールディングス

明治ホールディングスは、菓子メーカーの明治と製薬会社Meiji Seika ファルマを傘下に持つ大手企業グループです。

売上高	1,062,157（百万円）
従業員数	17,290名
平均年齢	44.9歳
勤続平均年数	20.2年
平均年間給与	1013万円

2023年3月期の売上高は、1兆621億円に達しており、同業他社と比べても圧倒的な数字です。従業員数は17,290名、平均年齢は44.9歳、勤続年数の平均は20.2年と長く、社員の定着率の高さが窺えますね。

また平均年間給与が1,013万円と、森永製菓よりも高水準であることが分かります。

③江崎グリコ

大阪に本社を構える江崎グリコは、チョコレートやスナック菓子を中心に、レトルト食品まで幅広い商品を展開する食品メーカーです。

売上高	303,921（百万円）
従業員数	5,359名
平均年齢	44.0歳
勤続平均年数	13.8年
平均年間給与	812万円

同社の売上高は約3,039億円に達しており、従業員数は5,359名で、平均年齢は44.0歳。勤続年数の平均は13.8年となっています。

従業員の平均年間給与は812万円と、森永製菓と比べると約40万円高い水準ですね。

森永製菓の平均年収を知って企業研究を進めよう

本記事では、「森永ビスケット」や「ダース」などで親しまれている森永製菓を、数字を通して見てきました。

2023年3月期の売上高は1,943億円に達しています。これは、日本の菓子業界での同社の強さを示す数字と言えるでしょう。従業員の待遇面では、平均年収が769万円となっています。この数字は、同業他社と比較して平均程度と言えるでしょう。

今回は、森永製菓の基本情報を紹介しました。また競合企業との比較を通じて、同社の特徴や業界での位置を把握し、企業研究をさらに進めてみてください。