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【管理栄養士の志望動機】業務内容・受かりやすい志望動機の書き方を紹介

管理栄養士は、栄養学の知識に長けており、食生活のサポートを行う仕事です。そんな管理栄養士として就職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、管理栄養士の志望動機の書き方・業務内容などを詳しく解説します。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

管理栄養士の魅力・業務内容を解説

管理栄養士は、国家資格を持つ栄養学のプロ。その主な仕事は、栄養学の知識と技術を活かして、人々の健康的な食生活をサポートすることです。具体的には、バランスの取れた献立作成や、個々人に合わせた栄養管理を行っています。

管理栄養士の特徴的な点は、健康な方だけでなく、病気や高齢の方々の栄養指導も担当することです。そのため、活躍の場は多岐にわたり、病院・介護施設・学校・更生施設などで給食運営に携わりますよ。

人々の健康を食事面からサポートする、やりがいのある仕事と言えるでしょう。

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管理栄養士の志望動機を尋ねられる意図2つ

では、なぜ管理栄養士の志望動機を尋ねられるのでしょうか。ここでは、考えられる2つの意図を紹介します。企業側の質問意図を汲み取り、適切な回答をしましょう。

  1. 業界・企業への熱意を確認するため
  2. 企業と学生の相性を確かめるため

①業界・企業への熱意を確認するため

志望動機を聞かれる大きな理由の一つは、その業界・企業に対する熱意を確認すること。つまり、どれほど強く働きたいと思っているかという「志望度の高さ」を見極めたいのです。

企業側としては、長期的に活躍してくれる人材を求めています。そのため、志望度が低いと判断されると、すぐに退職してしまうのではないかと懸念され、採用される可能性が下がってしまうかもしれません。

一方で就活生にとっても、志望動機は自分がその企業でどんな仕事に取り組みたいかをアピールする絶好の機会です。熱意とビジョンを伝え、採用担当者の印象に残る志望動機を準備しましょう。

②企業と学生の相性を確かめるため

志望動機を聞く企業側のもう一つの狙いは、学生が自社の文化や理想とする人材像に合致するかどうかを見極めるためです。つまり、あなたの熱意だけでなく、将来どのように活躍できるかという展望も重要なポイントになります。

たとえ志望度が高くても、自分がどんな仕事で力を発揮できるかが明確でないと、内定獲得は難しくなるでしょう。企業は、熱意と企業での具体的な活躍イメージの両方を求めています

志望動機では、自分の強みや経験を活かしてどのように貢献できるかを具体的に伝え、企業との相性の良さをアピールすることが大切です。自分自身と企業の未来像を重ね合わせてみましょう。

【管理栄養士の志望動機】魅力的な書き方を3つ紹介

ではここで、管理栄養士の志望動機の書き方を3つ紹介します。採用担当者に評価されやすい書き方を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. なぜ管理栄養士を志望しているのかを明確に
  2. 志望動機を裏付ける経験談を書く
  3. 入社後にどう活躍するかを明確にする

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①なぜ管理栄養士を志望しているのかを明確に

志望動機を書く際は、なぜ管理栄養士として働きたいのかを明確に述べることから始めましょう。結論から伝えることで、読み手にとって理解しやすく、好印象を与えられます。

ここで大切なのは、管理栄養士という国家資格ならではの魅力に焦点を当てること。

例えば、「栄養バランスの取れた献立作成や調理過程の管理だけでなく、食育指導ができる点が大きな強みです」など、資格を活かした具体的な強みを示すとよいでしょう。

熱意と管理栄養士という専門性を組み合わせた志望理由で、採用担当者の心をつかんでください。

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②志望動機を裏付ける経験談を書く

志望動機に説得力を持たせるには、具体的な経験を交えましょう。なぜその企業や職種に惹かれたのかを明確に伝える力を持っているからです。

大切なのは、単なる事実だけでなく、そこからどんな思いが芽生えて入社を決意するに至ったかを伝えることですよ。

心を動かされた出来事や、管理栄養士を目指すきっかけとなった経験など、個人の体験談を織り交ぜることで、志望動機はより印象的なものになります。

自分らしさを活かしたエピソードで、採用担当者の心に響く志望動機を作り上げましょう。

③入社後にどう活躍するかを明確にする

志望動機において熱意を示すことは大切ですが、それだけでは他の就活生との差別化は難しいでしょう。多くの応募者の中から選ばれるために重要なのは、入社後にどのように企業に貢献できるかを明確にイメージさせることです。

例えば、「私は貴社で、高齢者向けの栄養バランスに優れた献立開発に携わり、おいしさと健康を両立させた給食サービスの実現に貢献したいと考えています」といった具体的なキャリアビジョンを示すことで、採用担当者の心に残りやすくなりますよ。

自分の強みや興味を活かして、どんな仕事に取り組みたいかを簡潔かつ具体的に伝えることで、企業側もあなたの将来像を思い描きやすくなるはずです。

【魅力が伝わる】管理栄養士の志望動機のポイント3つ

続いては、採用担当者にあなたの魅力が伝わる管理栄養士の志望動機作成ポイントを3つ紹介します。他の就活生と異なった印象を伝え、高評価を得られるポイントを紹介していますよ。

  1. 管理栄養士を目指したい理由を明確に
  2. その就職先を選んだ理由を明確にする
  3. 管理栄養士としての魅力的なポイントを伝える

①管理栄養士を目指したい理由を明確に

管理栄養士を目指す志望動機を説得力あるものにするには、管理栄養士を選んだ理由を自分自身の中で明確にすることが大切です。「なぜ管理栄養士なのか」という問いに対する答えが曖昧では、面接官の心に響く志望動機は生まれません。

そのためには、管理栄養士の仕事内容をしっかりと把握しておくことが欠かせません。献立作成、栄養管理、食育指導など、多岐にわたる業務の中で、自分はどの部分に特に関心があり、どんな仕事に携わりたいのかをイメージしましょう。

自分の強みや価値観と照らし合わせながら、管理栄養士としての夢を明確に描いてみましょう。

②その就職先を選んだ理由を明確にする

管理栄養士の志望動機は、なぜその就職先を選んだのかを明確に伝えることが重要です。志望動機が他社にも当てはまるような一般的な内容では、その就職先への志望度が低いと判断されるリスクがあります。

そこで大切なのは、就職先独自の魅力や特徴を具体的に挙げること。その就職先独自の事業や取り組みに言及しましょう。

このように、目指す管理栄養士像とその企業の事業や理念を結びつけることで、志望動機により説得力が生まれます。

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③管理栄養士としての魅力的なポイントを伝える

志望動機では、管理栄養士としての基本的なスキルや熱意だけでなく、あなただけの特別な強みをアピールすることが重要です。他の応募者と自分を差別化し、採用担当者の記憶に残るためには、ユニークな経験や付加価値のあるスキルを前面に出しましょう。

管理栄養士としてのプラスアルファの魅力を積極的にアピールしてください。個性が輝くエピソードや特技を織り交ぜることで、志望動機はより印象深いものになります。

自信を持って、管理栄養士としてのあなたならではの付加価値を伝えてください。

【志望先別に紹介】管理栄養士の志望動機の例文

病院や介護施設、学校など、管理栄養士が活躍する現場は多岐にわたります。それぞれの職場には異なる役割があるため、どこに魅力を感じ、どんな貢献をしたいのかを明確に伝えましょう。

本章では、志望先ごとの職場環境や業務の違いを踏まえた上で、それぞれに適した志望動機の例文を紹介します。自分の経験や価値観と照らし合わせながら参考にしてください。

  1. 病院
  2. 介護施設
  3. 保育園・幼稚園
  4. 学校
  5. 企業
  6. スポーツ施設
  7. 食品関連企業

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、7つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①病院

この例文は病院志望の管理栄養士の方向けの志望動機です。

病院向けの志望動機では患者の病状に栄養管理がどのように影響するか、病院独自の取り組みは何かなどに言及することで、即戦力としてのイメージを与えましょう。

病院の志望動機
【結論】
私は、患者様一人一人に寄り添った栄養管理を通じて、治療の一助となれる大学病院である貴院のチーム医療体制のもと、患者の病状に合わせて栄養管理の計画を組むことで、治療に貢献できる管理栄養士を目指したく、貴院を志望いたしました。
添削コメント|「栄養管理を通じて治療の一助となりたい」というざっくりとした表現から、具体的に病院でどのようなことをしたいかを示し、病院志望であることを強く強調する形に変更しています。
【根拠となるエピソード】
幼少期に入院した際、病院食が体調や回復に合わせて工夫されていたことに感動し私の体調に合わせて主菜を刻み食に変更してもらったことで、病院食をきちんと食べられて退院が早まった経験から栄養の力で人を支える仕事に関心を持つようになりました。
添削コメント|「病院食の工夫に感動した」という表現だけではインパクトが足りず、志望動機のきっかけとしては説得力に欠けます。そこで病院側がどんな工夫をしてくれたかをもう少し具体的に描写することで、病院での栄養管理に興味を持った流れを明確にしました。
【エピソード詳細】
当時、病後の食欲が戻らない中でも、見た目や味付けを工夫した献立を提供いただき、安心して食べられた経験があります彩りを意識した柔らかい食材にポテトピュレを添える献立により前日よりも食事をとることが出来ました。また、栄養士の方が笑顔で声をかけてくれたことで、食事が回復への前向きなきっかけになりました。この経験が、管理栄養士として「治療を食から支える」道を志す原点となっていますこの体験を軸に、大学では腎疾患患者向けにタンパク質制限食を開発し週替わりメニューを提案しました
添削コメント|過去の体験をきっかけに学習を進め、大学でも独自に行動した、という「きっかけ→行動」の繋がりを示し、「憧れだけでなく行動もできる人材」であることを示しました。
【企業を選んだ理由】
貴院では、医師や看護師、リハビリ職など多職種と連携しながら患者様の状態に合わせた栄養指導を行っている点に惹かれました。また、NSTの取り組みや、患者様のQOL向上に力を入れている点にも強く共感しました2023年導入のNST回診で血糖管理困難患者の平均在院日数を2日短縮した実績に感銘し、自身の栄養評価スキルが活かせると確信しました
添削コメント|数字付き実績を引用することで、なぜ数ある病院の中でも「その病院を選んだのか」を具体的な根拠のある状態で説明しました。企業研究の深さを示すことのできる好例です。
【入社後】
入社後は、患者様の小さな変化にも気づける観察力を養い、多職種と連携しながら最適な栄養サポートを行える電子カルテでバイタルと摂取量の推移を数値管理しNST会議で治療方針に反映させる管理栄養士を目指してまいります。
添削コメント|曖昧だった成長目標を行動に変更することで、即戦力としての活躍イメージを明示した点が高評価につながります。

【NGポイント】
全体的にインパクトに欠ける表現が多く、「どうして栄養士を選んだか」「そのために何をしているか」などが不明瞭でした。また、志望先を選ぶ理由が一般論に終始し、「本当にその病院に行きたいのか?」という説得力を欠いていました。

【添削内容】
曖昧な語句を具体化し、志望動機のきっかけとなる経験と、それを経て自らどのように行動したかを盛り込みました。また、志望先独自の取り組みについて、NST実績による平均在院日数の短縮など、数値を使ってより具体的に追記しています。

【どう変わった?】
病院で発揮できる専門性と実績データが加わり、応募者が入社後に貢献できる根拠が明確化できました。採用担当は即戦力イメージを具体的に描けるようになり、差別化効果が高まりました。

【今回の志望動機のコツ】
・数値と成果で再現性をもたせる
・企業独自の取り組みについて言及する
・原体験を元に学習を始めた主体性を示す

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②介護施設

今回紹介するのは、介護施設志望の管理栄養士向け志望動機例文です。

介護現場課題→自分の経験→具体的数値目標の順で論を組み、固有事例とKPIを示すことに注意して作成しましょう。

介護施設の志望動機
【結論】
私は、食事を通じて高齢者の生活の質を高める管理栄養士として貴施設に貢献したいと考えています。
添削コメント|介護施設での管理栄養士という職種を志望していることに加えて「高齢者の生活の質を高めたい」という貢献軸が一文に凝縮されており、読んだ瞬間に自身の価値提案が伝わります。
【根拠となるエピソード】
大学で栄養学を学ぶ中、ゼミ活動で地域の高齢者向け料理教室を企画し、参加者が食事を楽しみながら健康指標を改善した姿に感動しました半年後に参加者平均体重が健康体重に平均1.2kg近づくという成果を確認し、自分の提案が高齢者の健康改善に直結すると確信しました
添削コメント|「感動した」という主観的な表現を削り、「体重が健康体重に1.2kg近づく」など数値的なデータで根拠を示すことで再現性と説得力を向上させました。数字×期間を提示すると企業は応募者の強みを理解しやすくなります。
【エピソード詳細】
特に噛む力が弱い方でも食感を楽しめる献立を考案し、アンケートでは「久しぶりに完食できた」との声を七割から得ました。この経験から、工夫次第で毎日の食事が生きがいになると実感しましたこの成果を受けて「嚥下レベルに合わせた献立を作ることが生活の質を左右する」と学び、より高齢者に寄り添った管理栄養士として貢献したいと強く思いました。
添削コメント|過去経験を経ての学びがやや抽象的だったため、「どのような学びを経て、どうして介護施設で管理栄養士を目指そうと思ったか」を具体的に追記しています。これにより、志望動機に関する説得力が増し、熱意がダイレクトに伝わる表記になっています。
【企業を選んだ理由】
貴施設は「最後まで食事を楽しむ」を理念に、常食に近い形態のソフト食を導入しておられます。自分の発想力を活かし、その取り組みをさらに広げられる環境だと感じ志望しました実際に貴施設が選択制やわらか食で年間の喫食率を10%増加させた事例に共感し、現場発信で改善を重ねる環境で自分の知識と提案力を最大限発揮したいと思いました
添削コメント|施設独自の成果と自身の強みを結び付けることで企業研究の深さと志望度をアピールしました。「改善を重ねる環境」に言及し、マッチ度を示した点が好印象になります。
【入社後】
ご入居者一人ひとりの嚥下状態を観察し、医療スタッフと連携して個別献立を提案します。また、季節行事の行事食や調理レクを企画し、「食べる喜び」を日常に根付かせ、栄養状態と笑顔の両面で施設全体の活気向上に寄与します加えて、行事食を常食・ソフト食・ミキサー食の三形態で提供し喫食率を平均80%以上に引き上げることで、ご入居者の栄養改善と生活意欲の向上を目指します
添削コメント|「活気を向上させたい」という漠然とした目標を削除し、喫食率80%というゴールを提示することで、手段と成果のセットにより採用担当が入社後の活躍をイメージしやすくなります。

【NGポイント】
修正前では成果が感動や生きがいといった抽象語に留まり、介護施設が求める力や意欲があるかが伝わりませんでした。また志望先を選んだ理由が施設の理念紹介止まりで独自研究が浅く、入社後ビジョンも漠然としていました。

【添削内容】
エピソードの成果については平均体重+1.2kgなど具体的な数値を加えました。また、施設独自の実績を具体的に強調し、入社後は喫食率80%といったゴールを設定することで、志望度の高さや、計画性といった強みもアピールしています。

【どう変わった?】
過去経験の成果が明確になり、即戦力と成長余地を評価しやすい内容へ変化しました。企業研究の深さが伝わったことで志望度の高さも示せて、行動目標を提示したことにより入社後の貢献像が分かりやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・数字で経験と成果を裏付ける
・施設独自の実績に接続する
・入社後KPIを分かりやすく設定する

③保育園・幼稚園

今回は、保育園で働くことを志望している管理栄養士の志望動機例文を紹介します。

保育園・幼稚園を志望する際は、「食育の工夫」と「子どもとの関わり」の具体例を交えて書くことが重要です。

保育園・幼稚園の志望動機
【結論】
私は、子どもたちの健やかな成長を食事面から支えたいと考え、管理栄養士として保育園で働くことを志望しています。
添削コメント|この結論は志望動機が簡潔かつ明確に伝わっており、管理栄養士として保育園を希望する理由が職種・職場の特徴に合致しています。
【根拠となるエピソード】
幼少期に好き嫌いが多かった私に、保育園の先生が工夫して料理を出してくれたことが印象に残っており、その経験がきっかけで食事の工夫が子どもに与える影響の大きさを実感しました。その出来事を通じて「食の大切さ」に興味を持つようになりました。
添削コメント|「その経験がきっかけで」は意味が重複しており、冗長表現でした。「影響の大きさを実感」という気づきに置き換えたことで、保育園での経験がなぜ志望動機に繋がったのかが伝わるようになっています。
【エピソード詳細】
大学では栄養学を学びながら、子どもの食に関する発達や食育の重要性についても深く学びました。学内で行われた保育園での食育イベントにボランティアとして参加した際には、子どもたちの反応を見ながらメニューを工夫する楽しさと難しさを実感し、保育園で働くことへの意欲が高まりました。年齢ごとの咀嚼力や食の好みに応じてメニューを調整し、子どもたちが完食してくれた場面では、工夫が成果に繋がる喜びを感じました。こうした経験から、食を通じて子どもの成長を支える仕事に大きなやりがいを感じるようになりました。
添削コメント|削除した部分は一文に多くの要素を含みすぎて逆に伝わりづらくなっており、保育園で働きたいという志望動機の根拠としては弱かったです。改善後は実際の行動と成果にフォーカスすることで説得力が増し、保育園という職場に対する志望理由との一貫性も高まりました。
【企業を選んだ理由】
貴園は季節の食材を取り入れた献立や、子ども一人ひとりに合わせた食育方針を大切にされておりアレルギー対応や家庭との連携など、多角的に子ども一人ひとりに向き合う体制を整えておられ、子どもたちの健康と成長を丁寧に支える姿勢に共感しました。
添削コメント|「子供に向き合っている」という特徴はどの園にも当てはまるため、志望先独自の魅力が伝わりにくい内容でした。改善後はアレルギー対応や家庭連携といった具体的要素を取り入れることで、園への理解や共感の深さが表現され、志望理由としての説得力が向上しています。
【入職後】
入職後はまず、子どもたちが食事を楽しいと感じられるよう、見た目や味にこだわった献立作成や、保育士と連携した食育活動に積極的に取り組みたいと考えています。に取り組みたいです。ひいては子どもたちが自ら食に関心を持てるよう、季節や行事を取り入れたメニュー提案や、食材に触れる機会の提供など、園児の五感を育む食育活動を実施したいと考えています。
添削コメント|削除部分は職務として当然の内容に留まっており、志望者ならではの主体性や工夫が見えづらい表現でした。改善後は五感や体験といった観点を加えることで、自身の貢献イメージがより明確になり、入社後の活躍イメージが伝わりやすくなっています。

【NGポイント】
エピソードや入社後の内容が曖昧で、本人の工夫や成長が伝わりにくい点がありました。また、企業を選んだ理由もやや一般的で、どの保育園にも当てはまる表現になっていたため、志望先との結びつきが弱く見えていました。

【添削内容】
抽象表現や一般論となっていた箇所に対して、実際のエピソードや具体的な行動・成果・観察結果を追加しました。保育園での体験を起点に、子どもの反応や個別の配慮まで掘り下げ、より主体的な視点が伝わるように調整しています。

【どう変わった?】
就活生の意欲や考えが「誰にでも言えること」から「この人だから言えること」へと変わり、企業視点で見たときに、具体的な働き方や職場への理解が深い応募者として好印象を与える文章に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象表現に必ず具体例を添える
・企業ごとの特徴と結びつける
・成果や気づきは行動ベースで示す

④学校

今回の例文では、学校志望の管理栄養士を目指す方を対象にした志望動機を紹介します。

学校志望の志望動機では、児童との具体的な関わりや、学校現場での実践性が伝わる内容を意識することが重要です。

学校の志望動機
【結論】
私は、子どもたちの健やかな成長を支える「食育」の現場に携わりたいと考え、学校で働く管理栄養士を志望いたしました。
添削コメント|冒頭で「食育」というキーワードを明示し、志望先である「学校」との親和性を端的に伝えられており、志望理由としての軸が明確です。
【根拠となるエピソード】
大学時代に行った小学校での実習を通じて、子どもたちが給食に関心を持ち、楽しみにしている姿に触れたことがきっかけです。その背景にある、子どもたちの食への好奇心や質問に応える中で、栄養に関する知識を伝える意義を実感したことが志望の原点です。
添削コメント|「楽しみにしている姿」は、単なる雰囲気描写にとどまっていたため、子どもの質問対応という行動に書き換えました。これにより「なぜ学校で働きたいのか」という志望の根拠が明確になり、採用担当者にも納得感を与えられます。
【エピソード詳細】
実習中、児童から「どうして今日は魚なの?」といった質問を多く受け、自分の説明で食材への関心が高まる様子を見たとき、食事が学びと直結していると実感しました。その都度、魚の栄養や季節との関係などを丁寧に説明したところ、子どもたちが翌日以降も食材に興味を示してくれるようになりました。また、偏食の子どもが説明後に苦手な野菜を一口食べてくれたことも印象的で、あり、食べる意欲を引き出す言葉がけの大切さを学びました。
添削コメント|感想のような表現が多く説得力が弱かったため、実際の児童の変化や反応を含めて描写しました。自分の努力の結果、園児の行動にどんな良い影響を与えたかまで踏み込むことで、管理栄養士としての実践力がより鮮明になります。
【志望先を選んだ理由】
貴校では給食だよりや食育授業を通じて、児童への情報発信にも力を入れており、私自身の「伝える力」を活かせる環境だと感じたため志望いたしました。私は実習を通して、食の背景をわかりやすく伝えることにやりがいを感じたため、貴校のように発信活動に積極的な環境でその力をさらに磨きたいと考えました。
添削コメント|「伝える力」だけでは根拠が弱く、なぜその力を貴校で活かしたいのかが不明でした。実習経験と貴校の取組みをリンクさせることで、「この学校を選ぶ理由」が明確となり、他校との差別化が図れています。
【入職後】
入職後は、子どもたちが毎日の食事を通じて健やかに成長できるよう、栄養面だけでなく興味や理解を深める工夫を重ねていきたいと考えています。学年に応じた食育活動や、食材の特徴を紹介する掲示物づくりなどを通じて、子どもたちが自ら食に関心を持てるよう工夫を重ねていきたいと考えています。
添削コメント|「工夫を重ねたい」は意欲は伝わるものの、何をどう行うかが不明瞭でした。掲示物や学年別対応といった施策を加えることで、採用後の具体的な行動がイメージしやすくなり、即戦力性を示す内容になっています。

【NGポイント】
元の例文では「実感した」「印象的だった」など感想に似た表現が多く、具体的な行動や成果が見えにくい状態でした。企業側は応募者の行動力や実行力を重視するため、「何をどうしたか」「どう結果に表れたか」はなるべく明確にしましょう。

【添削内容】
エピソードに、実際の自分の行動やそれによる児童の反応といった状況説明を付け加えました。読者が映像としてイメージできる描写を意識しつつ、すべての段落で一貫して「児童との関わりを通じた学び・貢献」が軸になるよう調整しています。

【どう変わった?】
感情的・抽象的な記述に偏っていた例文が、具体的行動と成果をベースとした構成に変わりました。学校現場での実践力や、児童との接点における観察力・発信力を伝えられるようになり、即戦力としての期待値も高まるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・感想ではなく行動ベースで書く
・「伝える力」に根拠を添える
・学校ならではの貢献を明示する

⑤企業

今回は、社員の健康を支える管理栄養士として企業に貢献したいという志望動機の例文を紹介します。

企業志望の例文では、業務理解と職種適性を具体的なエピソードで裏づけ、入社後のビジョンに実現性を持たせることが重要です。

企業の志望動機
【結論】
私は、管理栄養士として社員の健康を支え、組織全体の生産性向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|志望動機の方向性が簡潔に示されており、企業での役割も明確です。企業テーマ(社員の健康管理)と職種(管理栄養士)の関連性も取れており、冒頭のまとめとして非常に良好です。
【根拠となるエピソード】
大学時代に家族の生活習慣病をきっかけに栄養の重要性を学び、健康管理が人の行動や働き方に与える影響を強く実感しました。身近な存在の健康が損なわれることで、日々の食事や生活習慣が人の心身に及ぼす影響の大きさに気づかされました。
添削コメント|「影響を実感した」という抽象的な表現では読者に伝わりづらく、説得力が不足しています。家族という身近な存在を軸に、気づきや学びを具体化することで、エピソードに深みと納得感が生まれました。
【エピソード詳細】
特に母が仕事と子育てを両立する中で体調を崩した経験を見て、日々の食事が体力や気力に与える力の大きさを身近に感じました。大学では栄養バランスのとれた献立作成や栄養教育の授業を通じ、管理栄養士という仕事に関心を持つようになりました。働く人々が健康的に過ごすためのサポートができる管理栄養士という職業に、自分も関わりたいと強く感じるようになりました。
添削コメント|「関心を持った」という表現では動機として弱く、エピソードとのつながりが浅く見えます。管理栄養士の特徴をより詳細に追記することで、栄養士への興味が高まったことを示し、志望動機との繋がりを明確にしました。
【企業を選んだ理由】
貴社は社員食堂のメニュー改善や健康経営の推進に積極的であり、管理栄養士として幅広く関われる環境に魅力を感じました業務の企画段階から携われる点にやりがいを感じました社員一人ひとりに寄り添った提案ができる点にも共感しています。実際に社員の声を反映した取り組みを行っている点からも、現場主導の姿勢に強く共感しています
添削コメント|「幅広く関われる」「共感している」といった感情的な表現ではなく、取り組みと職務内容に言及することで、企業研究の深さと業務理解が伝わります。
【入社後】
入社後は、社員の健康状態やニーズに応じた献立の提案や栄養指導を行い、心身ともに元気に働ける職場づくりに貢献していきたいです。定期的な健康アンケートや食事満足度の調査なども活用しながら、社員が継続的に健康意識を高められるような仕組みづくりに取り組みたいと考えています。
添削コメント|「元気に働ける職場づくり」は正しい方向性ですが、再現性が低く見られがちです。具体的な施策を加えることで、業務に対する実践的な視点が評価されやすくなります。

【NGポイント】
エピソードの多くが抽象的な表現で占められており、志望動機の根拠として説得力に欠けていました。また、「企業を選んだ理由」も印象や感情で語られており、企業の実情とのつながりが弱くなっていた点もマイナスでした。

【添削内容】
エピソードは背景やきっかけを明確にして具体化を図りました。また、企業理解の浅さが出ていた部分には、実際の施策や仕組みの記述を加えて補強しています。志望の流れが一貫して伝わるよう、文末や接続にも配慮しました。

【どう変わった?】
自己の経験と企業への志望理由に一貫性が生まれ、読み手にとって理解しやすい内容になりました。企業視点からも「この人なら職場で貢献できそうだ」と期待が持てる構成に改善されています。説得力と実現可能性の高い志望動機といえるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象語は具体エピソードで裏づける
・企業の特徴と志望動機の接続する
・入社後の貢献内容は再現性重視する

⑥スポーツ施設

今回は、スポーツ施設における管理栄養士職を志望する志望動機例文を紹介します。

スポーツ施設を志望する場合は、利用者のニーズと管理栄養士の役割を結びつけ、自身の経験をもとに具体的な貢献内容を示すことが重要です。

スポーツ施設の志望動機
【結論】
私は、栄養管理を通じてアスリートや利用者の健康維持・パフォーマンス向上コンディションの最適化やケガの予防を支える管理栄養士として働きたいと考えています。
添削コメント|「パフォーマンス向上」は、どのような支援をするかが伝わりにくいため、スポーツ施設の業務内容に即した「コンディションの最適化」や「ケガの予防」といった表現に改善しました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、運動部のマネージャーとして、部員の体調管理や食事面でのサポートに取り組みました個別に食事内容やタイミングを調整するなど、日々の食生活を支えました。特に、試合前の食事調整や体重管理を通じて、食の重要性を実感しました。
添削コメント|「食事面でのサポート」は曖昧な表現であり、どのような工夫をしたかが伝わりませんでした。改善後は、食事内容やタイミングへの配慮といった行動を示すことで、根拠あるエピソードになりました。
【エピソード詳細】
部員のコンディションに合わせて食材や量を工夫する中で消化の良さや栄養価を意識して献立を提案するなど工夫したところ、試合でのパフォーマンスが安定したと感謝された経験があり、管理栄養士としての道を志すきっかけとなりました。相手の目的に応じた食の提案が、信頼関係の構築にもつながることを学びました。
添削コメント|「食材や量を工夫」はざっくりしているため、献立提案や栄養価への配慮といった実践内容に置き換えました。これにより、管理栄養士としての素養や貢献イメージが伝わりやすくなります。
【企業を選んだ理由】
貴施設は、運動施設として栄養サポートにも力を入れておりトレーナーと連携した栄養指導や利用者への個別対応に力を入れており、利用者の体づくりを多面的に支援している点に共感しました。現場と連携しながら、一人ひとりに合わせた栄養管理ができる点に魅力を感じています。
添削コメント|「栄養サポートに力を入れている」は運動施設としては割とありがちな特徴で、あまり他施設との差別化になりません。そこで実際の取り組み例である「トレーナーとの連携」「個別対応」などを示すことで、施設への理解と志望意欲を強調しました。
【入社後】
入社後は、利用者の目的や運動レベルに応じた食事指導を行い筋力アップや疲労回復など利用者の目的に合わせた食事提案を行い、信頼される管理栄養士として、健康支援と施設の価値向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|「目的や運動レベルに応じた指導」だけでは印象に残りにくいため、「筋力アップ」「疲労回復」など具体的な目的に即した支援内容を加えることで、業務理解の深さと実務への適性が伝わるようにしました。

【NGポイント】
管理栄養士として何ができるのか、どのように貢献するのかが曖昧になっていた点が問題でした。また、「サポートする」「工夫した」などの言い回しは具体性に欠け、志望先での再現性や説得力を損なう要因となっていました。

【添削内容】
業務内容に即した支援例や対象者への対応に言い換え、曖昧な表現を「筋力アップ」や「ケガ予防」「栄養価を意識した提案」などに具体化しました。また、企業の特徴を汎用的な表現から独自の強みに置き換えることで差別化を図りました。

【どう変わった?】
業務内容への理解と関連性が高まり、応募者としての適性が伝わりやすくなりました。企業目線では「この人なら現場で実際に活躍できそうだ」と感じさせる、再現性と実務意欲のある内容に改善されています。

【今回の志望動機のコツ】
・業務理解を示すエピソードを展開する
・再現性のある自分の経験を表現する
・志望先の強みに言及する

⑦食品関連企業

今回は、管理栄養士として、食品関連企業を志望する場合の志望動機例文を紹介します。

食品企業を志望する際は、「誰に」「どんな価値を」「どう提供するか」の3点を意識し、自分の経験と企業の特徴を具体的につなげることが重要です。

食品関連企業の志望動機
【結論】
私は、これまでに学んだ知識を活かし、貴社の商品開発を通じて、食の機能性や栄養価を重視した商品づくりに貢献したいと考えています。健康とおいしさを両立させた食品を届けたいと考えています。
添削コメント|「商品開発を通じて」という表現はやや漠然としており、何がしたくて食品関連企業を志望したのかが分かりづらかったです。そこで、「機能性や栄養価を重視した商品づくり」とはっきりした行動目標を示し、意欲の高さを強調しています。
【根拠となるエピソード】
大学時代に、高血圧の祖母が塩分制限のために食事を楽しめなくなった姿を見て、「制限があってもおいしい食事は作れるはずだ」と感じた健康上の制約があっても、誰もが前向きに食事を楽しめるようにしたいと強く思うようになったことがきっかけでした。
添削コメント|「〜と感じた」などの感情表現は、志望動機としての説得力を下げる要因になります。体験を通じて得た価値観や行動意欲に落とし込むことで、「なぜ食品企業を志望するのか」の動機がより明確に伝わります。
【エピソード詳細】
この思いから、栄養学の学びに加え、減塩でも満足感の得られる調理法や味付けを研究しました。学園祭では、減塩レシピを実際に提供し、「減塩とは思えない」という声をいただけたことで、「栄養」と「おいしさ」の両立の可能性を実感しました。多くの来場者から「塩分がカットされていて健康的なのに美味しい」と評価を受け、味と栄養の両立を実現できることに手応えを感じました。
添削コメント|「減塩とは思えない」は表現があいまいで、評価として伝わりにくいです。そこで「塩分カット」という事実と共に「だけど美味しい」という実感のこもった評価を付け加えることで、確実に成果を出せたことを示しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、機能性食品や健康志向の商品開発に積極的で、食の機能性を追求する企業姿勢や、実際に販売されている◯◯シリーズなどから、栄養の知見を製品化に活かす土壌があると感じ、管理栄養士としての知識が開発現場で活かせる点に魅力を感じました。
添削コメント|「健康志向に積極的」といった特徴はどの食品関連企業にも当てはまりやすいため、志望理由としては独自性に欠けます。企業が手がける製品や特徴を挙げることで、「なぜこの企業なのか」がクリアに伝わり、説得力のある志望理由になります。
【入社後】
入社後は、栄養価の高いだけでなく、誰もが「食べたい」と思えるような食品を開発し、年代や健康状態を問わず、日常的に選ばれる商品を目指して、食生活を通じて多くの人の健康に貢献したいと考えています。
添削コメント|「誰もが食べたい」という表現は評価しにくいため、対象ユーザーの具体化(年代・健康状態)や目指す製品像を明確にすることが重要です。

【NGポイント】
志望動機全体として、汎用性のある企業理解が多く、応募先の食品企業とのつながりが曖昧になっていました。また、「感じた」「思った」などの感情表現に頼りすぎており、企業が評価しにくい内容になっていた点も課題です。

【添削内容】
「魅力を感じた」「~のはず」といった主観的な表現を具体化し、自分の経験と食品企業の特徴をつなげ直しました。加えて、企業独自の取り組みや商品を具体的に追記し、「なぜその企業なのか」が明確に伝わるよう修正しました。

【どう変わった?】
企業に対してどう貢献できるのか、自身の経験を通じて得た価値観がより明確になりました。また、企業視点での「努力の再現性」「説得力」「相性」が伝わる内容となり、採用担当者に志望動機を正しくアピールできる構成に改善されています。

【今回の志望動機のコツ】
・自身の知識の貢献イメージを示す
・企業の施策や商品に触れる
・再現可能な経験を動機に落とし込む

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【管理栄養士の志望動機】気をつけるべき点2つ

では最後に、管理栄養士の志望動機を作成する際に気をつけるべき点を2つ紹介します。より魅力を伝える志望動機を作成するために、以下の2点をしっかり守ってください。

  1. 待遇を重視した志望動機は伝えない
  2. 抽象的にエピソードを説明しない

①待遇を重視した志望動機は伝えない

志望動機を伝える際、待遇の良さを前面に出すのは避けたほうがよいでしょう。確かに、給与や福利厚生は働く上で重要な要素ですが、企業側には「この人は長く働いてくれるだろうか」という懸念を抱かせかねません。

なぜなら、待遇だけで会社を選んだ場合、入社後に仕事内容とのミスマッチを感じて早期退職につながるリスクが高いと考えられるからです。

そのため、志望動機では仕事のやりがい・その企業の事業に対する共感・自己成長の機会などを中心に据えることが大切です。

②抽象的にエピソードを説明しない

志望動機の説得力を高めるためには、根拠となるエピソードをできるだけ具体的に説明することが欠かせません。たとえ文字数に制限があっても、採用担当者の頭の中に鮮明なイメージが浮かぶような内容を心がけましょう。

過去の出来事や感情を織り交ぜることで、エピソードはより伝わりやすくなります。そして、そこからどのような学びや気づきを得て、今の志望につながったのか、まで丁寧に説明できれば印象的な志望動機になるでしょう。

管理栄養士の志望動機はエピソードを交えて具体的に

本記事では、管理栄養士の志望動機の作成方法・例文などを紹介しました。なぜ管理栄養士なのか・なぜその就職先を選んだのかを明確にし、具体的なエピソードを加えて伝えましょう。

そうすることで、自分なりの言葉で志望動機が伝わり、採用担当者からの印象が良くなるでしょう。ぜひ自分なりの志望動機を作成してみてください。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。