サマーインターンは何をするの?参加する流れや参メリットを解説
サマーインターンには様々な種類があり、一般的なインターンとの違いが分かりづらいことがあります。就活生の皆さんの中にも、「サマーインターンというのは普通のインターンと何が違うのだろう」「私もサマーインターンに参加した方がよいのだろうか」と疑問に思う人もいるでしょう。
本記事では、サマーインターンの詳細について丁寧に解説していきます。サマーインターンの全体的な流れや、参加するメリット、心構えなどについて触れていますので、ぜひ就活の参考にしてみてください。
エントリーシートのお助けアイテム!
- 1ESをAIに丸投げ|LINEで完結
- 完全無料でESを簡単作成
- 2ESを添削|プロが無料添削
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
- 3志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
- 4自己PR自動作成|テンプレ
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 5企業・業界分析シート|徹底分析
- 企業比較や選考管理もできる
記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
詳しく見る記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見るそもそもサマーインターンって何?
インターンには、実施される時期によって「サマーインターン」「オータムインターン」「ウィンターインターン」など、様々な種類が存在します。サマーインターンは名前の通り、夏季に行われるインターンシッププログラムのことを指します。大学3年生の長期休暇中に参加するケースが多く、企業によって期間や内容は様々です。
サマーインターンは就活のスタートを切る上で重要なイベントと言えます。参加は必須ではありませんが、この時期にインターン経験を積んで本格的な就活に備える学生が多くいるのが実情です。
就活生の皆さんはぜひサマーインターンへ積極的に参加することをおすすめします。
サマーインターンに参加するまでの流れ

サマーインターンは、開催直前に申し込んでさくっと参加できるものではありません。ほとんどの企業では、実施時期の1~2ヶ月前にエントリーを受け付け、厳しい選考を経て参加者が決まります。
このため、希望する企業のサマーインターンに絶対に参加したいという場合は、事前の準備が重要になってきます。
就活生の皆さんは、この流れをしっかりと把握し、サマーインターン参加に向けて計画的に行動しましょう。
- インターン情報解禁
- エントリー
- 選考
- インターン本番
①インターン情報解禁
サマーインターンの募集情報は、通常4月中旬から5月中旬にかけて公開されます。しかし、企業によってその時期はまちまちです。就活生の皆さんは、興味のある企業の採用サイトや就活情報サイトをこまめにチェックしておくことが重要です。
多くの企業では、サマーインターン参加に向けて書類選考や面接など、厳しい選考を課しています。
募集要項の公開と同時に、選考方法や提出が必要な書類なども発表されるはずです。情報が出たら素早く対策を立て、準備を始めましょう。サマーインターンに確実に参加するには、入念な事前準備が不可欠です。
②エントリー
サマーインターンのエントリー受付期間は、だいたい5月末から6月末ごろです。
この時期にエントリーシートの作成・提出、適性検査(Webテスト)の受験、ポートフォリオ提出(クリエイティブ職向けインターンの場合)など、必要な手続きを済ませなければなりません。期間内にエントリーできなければ、当然サマーインターンに参加できなくなってしまいます。
また、企業によっては先着順で選考や面接に進むケースもあり、受付開始日にエントリーできるかどうかが大切になってくることも。就活生の皆さんは、事前に募集要項を確認し、受付期間や選考フローをしっかり把握しましょう。
③選考
サマーインターンの選考は、6月末から7月末にかけて実施されることが多いです。選考方法は企業により異なりますが、主に「面接」と「グループディスカッション(GD)」の2つが代表的でしょう。
面接は1回または2回程度行われ、個人面接、グループ面接、Web面接など様々な形式があります。一方、GDは短期間で多くの学生を選考できるため、応募者が多いサマーインターンでは企業が好んで使う選考方法です。
選考は基本的に平日に実施されることが多いので、大学の授業や他の予定と日程が重ならないよう、事前に調整しておくことが大切です。
④インターン本番
サマーインターンの実施時期は、おおむね7月末から9月中旬ごろが一般的です。就活生の皆さんは、この期間に合わせて夏休みの予定を立てる必要があります。
サマーインターンは単なる業務体験にとどまらず、業界や企業を知る絶好の機会です。また社員の方々と直接お話しする時間や、自分自身をアピールするチャンスもあります。
しかし、事前の準備が不十分だと、こうした機会を十分に活用できません。サマーインターンを最大限に活かすには、参加前と参加中にどのようなことに気をつければよいのか、しっかりと把握しておく必要があります。
サマーインターンに参加するメリットとは?

ここでは、サマーインターンに参加するメリットを紹介します。
- 自分に合う業界・企業を探せる
- 社会人のイメージを掴める
- スケジュール調整がしやすい
①自分に合う業界・企業を探せる
サマーインターンに参加するメリットの1つ目は、自分に合った業界や企業を見つけられる点にあります。
インターンシップでは、原則として実際の就業を体験する時間が設けられています。業務に携わることで、その業界や企業の実態を肌で感じ取ることができるため、こうした体験を通じて、自分の適性や向き不向きをしっかりと判断できるのです。
※就業体験が含まれないプログラムは、厳密にはインターンシップとは呼べず、「オープンキャンパス」や「キャリア育成プログラム」に該当します。
大学3年生の長期休暇中にサマーインターンに参加し、自分に合う業界や企業を発見することができれば理想的です。
②社会人のイメージを掴める
サマーインターンに参加するメリットの1つに、社会人へのイメージを具体的に持てるようになる点が挙げられます。
学生生活と社会人生活は全く異なる世界です。求められるものも大きく変わるでしょう。しかし、学生のうちから社会人を経験する機会はほとんどありません。
そのため「本当に社会人になれるだろうか」「社会人になるのが不安だ」と考える学生は多いはずです。インターンシップでは貴重な社会体験ができるため、そうした不安や疑問を払拭する手助けにもなります。実際に職場の雰囲気を体感し、社会人のイメージを具体化できるのです。
③スケジュール調整がしやすい
インターンは開催される時期によって種類が異なります。複数あるインターンの中で、特にスケジュールを立てやすいのはサマーインターンです。
サマーインターンは大学の夏休み期間に行われます。夏休みは長期間にわたり、授業や学校行事の影響を受けないため、予定が立てやすいです。
大学3年生の秋以降は、ゼミや卒論、就活関連の予定で忙しくなりがちです。そのため、サマーインターンはその他のインターンシップの第一歩として、最も参加しやすいと言えるでしょう。
サマーインターン前の準備で心がけること3つ

サマーインターンを成功させるためには、本番での振る舞いだけでなく、事前準備も大切です。準備不足のままインターンに臨んでも、貴重な機会を活かしきれないでしょう。
サマーインターン前に心がけたいこととして、次の3つがあります。
- 業界・企業研究を行う
- ビジネスマナーを知っておく
- インターンに参加する上での目標を立てる
①企業・業界研究を行う
サマーインターンに参加する前に、企業や業界の研究は欠かせません。事前知識がないままインターンに臨むと、話の内容が理解できずに困ることになります。
インターン中に説明はされますが、基礎的な知識や常識は既に知っている前提で進むことが多いです。企業や業界研究が不足していると、スムーズに就業体験ができないだけでなく、準備不足や意欲がないと見なされる恐れもあります。
最低限、業界の基礎知識や企業の理念、事業内容を調べてから参加しましょう。
企業・業界研究は、単なる事前準備ではなく、インターン中の学びやアウトプットの質を大きく左右する要素です。その場の話題についていけるかどうかで、印象も大きく変わります。
特に注目しておきたいのは、その企業が注力している事業や直近のニュースです。決算資料やプレスリリース、業界動向がまとまった記事にも目を通しておくと、視野がより広がります。
②ビジネスマナーを知っておく
サマーインターンに参加する前に、企業側に不快感を与えない程度の基本的なビジネスマナーを身につけましょう。
インターンは社会人と接する貴重な機会であり、ビジネスの現場を体験できる数少ないチャンスです。学生とはいえ、社会人と共に仕事をする以上、社会で求められるマナーを守る必要があります。
インターンシップで接する社員は、将来一緒に働く可能性があります。ビジネスマナーを知らずに失礼な振る舞いをすると、悪印象を与え、後々の社会人生活にも影響が出る恐れがあるため、注意しましょう。
ビジネスマナーは、インターン先での評価に直結する大切な要素です。特にあいさつや言葉遣い、報連相(報告・連絡・相談)といった基本行動は、初対面の印象を大きく左右します。
大事なのは、「相手への配慮があるか」という姿勢です。たとえば、メール返信のスピードや座るタイミングなど、小さな行動にも気を配れる習慣をつけておきましょう。
③インターンに参加する上での目標を立てる
インターンに参加する前に目標設定することは、サマーインターンを最大限に活用するために重要です。
目標がないまま参加すると、集中できずに時間が無駄になってしまうかもしれません。このような状態では、積極的な質問や意欲的な行動ができず、貴重な体験を活かしきれないでしょう。
目標は具体的過ぎる必要はなく、「何を見て帰るか」「誰と話すか」といった小さな目標でも十分意味があります。曖昧なまま参加すると、せっかくの機会をこなすだけになりがちです。
面談のなかで、「振り返りに困った」という声をよく聞きますが、それは目標を定めていなかったケースがほとんどです。後悔しないインターンにするには、事前の小さな準備がカギですよ。
サマーインターン参加中に心がけること4つ

ここでは、サマーインターンに実際に参加した際に気をつけるべきことを解説します。
- 主体的に行動する
- 遅刻・欠勤をしない
- 積極的にコミュニケーションをとる
- 終わった後は振り返りをする
①主体的に行動する
サマーインターン参加中は、主体的に学ぶ姿勢を大切にしましょう。
社員の話を聞いたり実際の仕事を体験するといった与えられた機会を受け取るだけでなく、自分から積極的に質問することで主体性を示していきましょう。
また、トラブルが発生した際には、すぐに報告して指示を仰ぐようにしてください。このような場面でも主体性が必要です。
サマーインターンのような短期間の場では、「与えられたことをこなすだけ」では印象に残りにくいです。自分なりの仮説や関心を持って動いているかが、評価の分かれ目になります。
また、現場では想定外のことが起こることも多く「誰に」「どのように」相談できるかが重要です。報告のタイミングや伝え方も、意識しておくと、社会人になってからも役立ちますよ。
②遅刻・欠勤をしない
サマーインターンでは遅刻や欠勤は基本的に避けるべきです。遅刻や欠勤をすると、企業や他のインターン参加者に迷惑をかけてしまいます。
電車の遅延など、どうしても遅刻や欠勤が避けられない場合は、早めに連絡をしましょう。無断での遅刻や欠席は厳禁です。
遅刻や欠勤を防ぐために、インターン中は常に余裕を持って行動することが大切です。
サマーインターン中の遅刻や欠勤は、「信頼を預けられる人物かどうか」を見極める一つの指標です。社会人としての基本的な責任感が問われていることを忘れないでおきましょう。
たとえ事前連絡をしていても、「本当に就職意欲があるのか」と懸念を持たれる可能性も。体調管理や交通手段の確認など、事前準備を徹底する姿勢が信頼構築につながるでしょう。
③積極的にコミュニケーションをとる
サマーインターンを最大限に活かすため、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
インターンでは実際に働く社員と直接話ができるため、「仕事に対するやりがいは何か」「大学生のうちにやっておくべきことは何か」など、仕事や社会人に関する疑問を解消する絶好のチャンスです。
しかし、コミュニケーションに消極的だと、質問ができないままインターンが終わってしまう恐れがあります。
現場社員との会話では、「会社で働く意味」や「職場の雰囲気」も自然に伝わってきます。一緒に働くイメージを具体化できるという点で、コミュニケーションは非常に重要です。
私たちもインターンで積極的に話しかけてくる学生には「関心が高いな」と印象に残るので、緊張する気持ちもわかりますが、「聞いてみよう」という姿勢だけでも好印象につながりますよ。
④終わった後は振り返りをする
サマーインターンは「参加して終わり」ではなく、その後に必ず振り返りをしましょう。
インターンの振り返りには次のようなメリットがあります。
まず、サマーインターンで得た学びを定着させられます。また、企業選びの軸や就活の目標を整理することもできます。当日の失敗や反省点を分析し、次のインターンや就活に活かせるのも利点です。
当日多くの学びを得ても、振り返りをしなければ忘れてしまうでしょう。サマーインターンに参加した後が、なるべく早く振り返りをしてくださいね。
インターン後の振り返りは、「吸収力」や「成長意欲」を見極めるうえでも重要な指標になります。私たちも面接では「振り返って得た気づき」や「それをどう活かしたか」をよく質問します。
また、振り返りを文章化しておくと、ESや面接での自己PRにもつなげやすくなります。「何に気づき」「どのように改善したいと思ったのか」を具体的にメモに残す習慣を持ちましょう。
サマーインターンが内定直結に?先輩の行動が評価された理由とは
サマーインターンは「とりあえず参加しておこう」という気持ちで応募する人が多いですが、実は参加する前の心構えからすでに勝負が始まっています。
今回紹介するのは、たった5日間のプログラムで存在感を示し、内定に直結した先輩のリアルな体験談です。
本人は特別なスキルがあったわけではなく、与えられた役割に真摯に向き合っただけだと語っていましたが、事前にインターンの参加目的を決めていた点が実際のインターンでの活躍につながりました。
Fさん(22歳・私立大学経済学部)の体験談 |
---|
大学3年の夏に、第一志望だったメーカーのサマーインターンに参加しました。5日間のプログラムで、業界説明やグループディスカッション、最後には製品改善のプレゼンまで行う内容でした。 私はグループ内で進行役を担当したんですが、意見がぶつかる場面も多くて。その中で「全員の考えを整理して、ひとつの案にまとめるのが自分の役割だ」と感じて、ファシリテーションに徹するようにしたんです。 結果的に社員の方から「冷静に全体を見ていたね」と言ってもらえて、懇親会のときにも名前を覚えてもらっていたのは驚きました。その後、人事の方から特別ルート選考の案内をいただいて、秋にはそのまま内定まで決まりました。 正直、サマーインターンって就活の練習くらいの気持ちだったんですけど、参加する前に自身の強みとしていた「リーダーシップ力」の強化と実践的な職場環境や業務を経験して適性を見極めるという目標を決めていました。 なので、実際にインターンに参加後も与えられた業務に対して、真摯に向き合い短期間でも良い評価をもらえたのかなと思っています。 |
この先輩の体験談で特に参考にするべきは、サマーインターン参加前にインターンでの目標設定を行った部分です。このように参加前に目標を決めることで、ただ参加すようと思っている就活生に意識の部分から大きく差をつけることができます。
意識は実際の行動に影響し、今回では率先的にファシリテーションを行ったり、チームの先頭に立って主体的にインターンに参加できていましたね。そこを評価されて実際に内定獲得まで至っています。
サマーインターンは就活の入り口と行っても良いほど、一番最初の選考になります。エントリーシートを通過してホッとして、なんとなくの参加になりがちですが、しっかりと何を得るために参加しているのかを事前に整理しておきましょう。
目的意識をしっかりと持って行動できているだけでインターンの中でも目をみはる活躍につながりますよ。
サマーインターンは就活の中でも重要なイベント
サマーインターンは、スケジュールを立てやすい時期に実施されます。社員の話を聞けるうえ、実際の仕事も体験できるため、企業や業界の理解を深める絶好のチャンスです。
貴重なチャンスを最大限、活用するために、今回紹介したポイントを心がけながらサマーインターンに参加してみてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。