就活を何もしてない大学3年は何をするべき?時期別のタスクを解説
大学3年生になると、就活について考え始めなければなりませんが、就活は人生初めてのことですから、何をすればいいのか分からない人も多いでしょう。
この記事では、就活をまだ始めていない大学3年生の方向けに、これからやるべきことを紹介します。
大学3年でも就活を何もしてない学生は意外と多い
就活を始めていないと、焦りや不安を感じるもの。「具体的に何をすればいいの?」「いつから動き出せばいいの?」そんな悩みを抱える大学3年生も多いはずです。
しかし、まだ就活を始めていない3年生は多くいるので、まだ始めていなくても手遅れではありません。ただし、準備次第で就活の結果は大きく変わってきますから、早めに準備を始めた方が有利になるのは間違いありません。
何もしてない大学3年生が就活のために準備するべきもの
ここでは、大学3年生が就活に向けて準備するべきものを紹介します。
- リクルートスーツ
- 革靴
- カバン
①リクルートスーツ
就活では、インターンシップや企業説明会、面接など、さまざまな場面でスーツが必需品になります。身なりを正すことは、ビジネスマナーの基本中の基本です。そこで、失敗のないスーツ選びのコツを紹介します。
まず、男女ともに無地の黒色リクルートスーツを選べばまちがいありません。サイズが合っていないと恰好が悪くなるので、必ず試着してから購入するようにしてください。
リクルートスーツに合わせて、シャツ、ネクタイ、ベルトも揃えましょう。スーツ専門店や百貨店なら、アドバイスを受けながら一括で購入できます。
②革靴
スーツに合う革靴を用意することも大切です。スーツと合っていない靴では身だしなみが整っていないと思われてしまいます。
男性はシンプルな革の紐靴、女性は飾り気のないパンプスがおすすめです。パンプスは細すぎず太すぎないヒールで高さは3〜5cmが良いでしょう。就活では想像以上に歩くことになるので、試し履きをして歩きやすいサイズを選んでください。
③カバン
就活で使うカバンも忘れずに準備しましょう。
就活用のカバンの選び方として、見た目と機能面のポイントがあります。
見た目はシンプルな無地の黒を選びましょう。ナイロン・合皮・本革などが無難な素材です。機能面では、A4サイズの書類が入り自立するものがよいでしょう。仕切りが多く、撥水加工されていると便利です。様々な就活用のカバンが販売されているので、気に入ったものを探してみてくださいね。
④スケジュール帳
就活では、スマートフォンよりも紙のスケジュール帳を使うことが好まれます。
面接などでは口頭で予定を伝えられることも多いため、ビジネスシーンにふさわしいシンプルなデザインのものを選びましょう。
また、就活中は想像以上に書き込む機会が多いので、ページが大きめのものがおすすめです。
⑤履歴書
就活では企業からエントリーシートの提出を求められることが多いですが、履歴書の提出が必要になる場合もあります。履歴書には種類があるので、直前になって慌てないよう、あらかじめ用意しておきましょう。
履歴書には「JIS規格」という統一された書式のものや、「一般用」「転職用」など用途別のフォーマットがあるのをご存知でしたか?就活生の場合は「JIS規格」か「一般用」を選ぶとよいでしょう。
また、所属する大学がオリジナルの履歴書を発行していることもあります。履歴書の選び方で迷ったら、大学指定の履歴書を使うのも一つの手です。
何もしてない大学3年生はまず就活スケジュールを知ろう
就活をこれから始めるという人は、まずはスケジュールを把握することが大切です。そうすれば自分がどんなことをいつまでにやらなければならないか、見えてくるはずです。
例えば経団連の企業であれば、3年生の3月に採用情報が解禁され、4年生の6月から面接が解禁されます。しかし最近は、夏や冬のインターンからの早期選考で内定が出るケースも多くなっているようです。
一方、外資系や経団連非加盟企業は、就活の動きがさらに早く、3年生のうちにほとんどの選考が終わってしまうこともあります。このように企業や業界によってスケジュールは違うので注意が必要です。
「受けたい会社の選考に間に合わなかった」なんてことにならないよう、インターンや早期選考に向けてできるだけ早め早めの対策を心がけましょう。
- 4月・5月にするべきこと
- 6月・7月・8月にするべきこと
- 9月・10月・11月にするべきこと
- 12月・1月・2月にするべきこと
①4月・5月にするべきこと
4月や5月は、サマーインターンに向けて準備を進めていきます。6月からサマーインターンが始まるので、まずは自分のやりたいことを自己分析で見つけ、気になる企業を探すことが第一歩となります。
気になる企業が見つかれば、サマーインターンに向けて準備を始めましょう。選考があるかどうかを確かめ、もしあれば選考フローに合わせて対策を順番に進めていきます。この時期から動き出せば、余裕を持って企業分析でき、業界や企業への理解が深まるでしょう。
また、自己分析には時間をかけることがおすすめです。自己分析を手薄にすると、自分に合ったことが分からず、合わない企業を選んでしまったり、志望動機が弱くなり内定が難しくなったりする恐れがあります。
まだ動き出す人が少ない時期ですから、ゆとりを持って動き始めていきましょう。
②6月・7月・8月にするべきこと
大学3年生の夏は、サマーインターンシップに参加してみるとよいでしょう。
この時期から本格的に就活を意識する学生が増えてきます。実際に、6月ごろから就活ナビサイトが大規模なインターンシップイベントを開催し始め、企業からもサマーインターンシップの募集をし始まるのです。
サマーインターンシップに参加すると、早期選考を受けられたり、場合によっては選考の一部が免除されることもあります。気になる企業があれば、ぜひエントリーしてインターンに参加してみてくださいね。
もしインターンの選考で落ちてしまった場合は、自己分析や業界・企業研究、Webテストなどを振り返り、上手くいかなかった原因を探ることが大切です。
夏の時期には、まだ就活を始めていない学生も多くいますから、焦りすぎずに、自分のペースで着実に準備を進めていきましょう。
③9月・10月・11月にするべきこと
秋からはオータムインターンやウィンターインターンに参加しながら、エントリーシート(ES)対策や面接対策を並行して行いましょう。
秋の時期は、3月の本選考に向けた基礎固めの期間となります。本選考前に面接練習を重ね、Webテストの勉強やESの添削を受けるなど、具体的な選考対策に取り組むことが大切です。
年が明けると就活ラッシュになるので、秋のうちに万全の準備をしておきましょう。夏休みのように長期休暇があるわけではなく、大学生活と並行して就活を行うことになります。就活と学業が重なり大変かもしれませんが、単位を落とすと後々影響がでるので、学業を最優先させましょう。
また、一部の外資系企業やマスコミ業界では10月頃から説明会が開催されます。志望する業界の最新情報を逃さないよう、情報収集を怠らないようにしましょう。
④12月・1月・2月にするべきこと
情報解禁直前の冬は、早期選考対策や本選考に向けた準備が中心です。3月になると一斉に企業への応募がスタートするので、必然的に慌ただしくなります。その直前の時期の準備が、その後の就活に大きな影響を与えます。
具体的な準備としては、企業説明会への参加、OB訪問、グループディスカッション対策など、実際に受ける企業や業界に特化した対策を行うことが重要です。
さらにこの時期に最も重要なのは、インターンや自己分析の経験を踏まえ、3月からの本選考でエントリーする業界や企業を絞り込むことです。
万一、早期選考で不合格だった場合は、選考を振り返り反省点の原因を分析しましょう。就活はトライ&エラーの繰り返しです。本選考に向けて弱点が分かったことを前向きに捉え、最終仕上げの対策に切り替えてくださいね。
就活で何もしてない大学3年生こそ時間を有意義に使おう
大学3年生の中には、まだ就活をスタートしていない人も多くいます。
しかし、この記事を読んでくださっているあなたは、少なくとも就活の一歩を踏み出したと言えるでしょう。ここで紹介した就活スケジュールを参考に、今から何をすべきかを計画してみてください。
まだ何も始められていない段階では、焦りを感じるのは自然なことです。でも、就活は一つひとつ着実に行動を重ねていくことが大切なのです。今の自分に何ができるのかを理解し、実践に移していきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。