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履歴書の職務内容の書き方完全ガイド|準備から例文まで徹底解説

「履歴書の職務内容って、どうやって書けばいいのだろう…」と迷っている人も多いのではないでしょうか。

採用担当者が特に注目する項目だからこそ、自己PRや志望動機以上に説得力のある内容に仕上げたいところです。

しかし、経験や実績を整理せずに書いてしまうと、伝えたい強みがぼやけてしまい、せっかくのアピールチャンスを逃してしまうこともあります。

本記事では、履歴書の職務内容の意味やポイント、準備から具体的な書き方のステップ、さらに職種別の例文まで徹底解説します。ぜひ参考にして、採用担当者の目に留まる履歴書を作成してください。

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目次

職務内容とは?

履歴書に記載する職務内容とは、これまで担当してきた業務や役割を簡潔にまとめたものです。転職活動を進めるうえで、採用担当者が応募者の経験やスキルを判断する大切な情報になります。

そのため、ただ作業を並べるのではなく、仕事内容を分かりやすく整理して伝える工夫が必要でしょう。まず、職務内容は自分がどんな仕事を担当してきたのかを示す材料です。

具体的に業務の範囲や成果を書けば、自分の強みが理解されやすくなります。たとえば「営業を担当」と書くよりも「法人営業を担当し、年間20件の新規契約を獲得」とまとめる方が伝わりやすいでしょう。

また、職務内容は面接での質問のきっかけにもなります。記載が具体的であれば、そこから深掘りされ、自分の実績や工夫を説明する機会が広がるでしょう。

履歴書の職務内容は採用担当者に「自分の力」を伝えるためのファーストステップです。分かりやすく簡潔にまとめることを意識すれば、良い印象を持ってもらえるはずです。

採用担当者が履歴書の職務内容から見ていること

履歴書に記載する職務内容は、単なる作業の並びではなく、応募者の能力や経験を示す重要な要素です。採用担当者はここから、即戦力になれるかどうかを判断しています。

見るべき観点を理解して書くと、印象に残る履歴書に仕上げられるでしょう。

  1. 募集要件とのマッチ度
  2. 成果や実績の再現性
  3. 役割や責任範囲のレベル感
  4. 数値や実績の客観性
  5. キャリアの一貫性と将来性

①募集要件とのマッチ度

採用担当者が最初に確認するのは、職務内容が募集要件と一致しているかです。豊富な経験があっても、募集内容と関連が薄ければ評価は上がりません。

そのため、履歴書には幅広く書くのではなく、応募先が求めるスキルや経験を意識して記載することが欠かせないのです。

たとえば「営業経験」なら、どの業界で何を達成したかまで書くと、採用側が必要とする能力を見つけやすくなります。担当者の視点を意識した情報整理が、選考通過の近道になるでしょう。

②成果や実績の再現性

次に見られるのは、過去の成果を新しい環境で再現できるかです。「営業を担当した」「企画に携わった」だけでは説得力に欠けます。

どんな工夫をして、どのような結果を残したかを具体的に示す必要があるでしょう。例えば「新規顧客を年間50社開拓」「売上前年比120%達成」のように、実績を数字で伝えると効果的です。

採用担当者は未来の活躍を想像しているため、再現性を意識した記載が信頼につながります。

③役割や責任範囲のレベル感

応募者がどの立場で業務を担ったかは、採用側にとって重要な判断材料です。同じ職種でも、一般社員として関わったのか、リーダーやマネージャーとして全体をまとめたのかでは、評価は大きく変わります。

履歴書には「プロジェクトリーダーとして10人のチームを指揮」など、役割や責任の範囲を具体的に書くと効果的です。経験の規模感が伝われば、即戦力としての期待も高まるでしょう。

④数値や実績の客観性

採用担当者は、応募者の自己評価よりも数字や事実を重視します。そのため「業務改善を行った」だけでは不十分です。

「処理時間を30%短縮」「クレーム件数を月10件削減」など、客観的な成果を添えることが必要。数値を加えると説得力が増し、担当者が成果を正しく評価しやすくなります。

客観性を持たせた書き方は、信頼性を高める有効な方法でしょう。

⑤キャリアの一貫性と将来性

最後に注目されるのは、これまでの職歴が一貫しているか、そして今後の成長につながるかです。経歴が散漫だと専門性や方向性が伝わりにくく、不安を持たれる場合があります。

一方で、異なる職種でも「課題解決力」や「調整力」など共通する強みを意識して書けば、一貫性のあるキャリアとして評価されやすくなります。

また、これまでの経験を応募先でどう活かすかを示せば、将来性も伝わるでしょう。履歴書は過去をまとめるだけでなく、未来をアピールするための大切な道具なのです。

履歴書に職務内容を書く前に準備すべきこと

履歴書に職務内容を書く前の準備が不足すると、内容が浅くなり採用担当者に伝わりにくくなります。ここでは、記載をスムーズに進めて効果的にアピールするための準備ポイントを整理しました。

  1. これまでの経験やスキルを棚卸しする
  2. 応募先企業の求める人物像を把握する
  3. 成果を示せる数値や実績を整理する
  4. 自己PRにつながるエピソードを選ぶ
  5. 書きやすいフォーマットや構成を決める

①これまでの経験やスキルを棚卸しする

職務内容を書く前に大切なのは、自分の経験やスキルを整理することです。どのような仕事をしてきたのかを書き出すと、強みや得意分野が明確になります。

例えば接客のアルバイトでも「顧客対応力」や「判断力」といったスキルに変換できるでしょう。この作業により、何を優先して書くか決めやすくなります。

採用担当者は履歴書で応募者の適性を見ます。単に「○○業務を担当」と書くだけでは伝わりません。自分が得たスキルや成果を意識して整理することで、より伝わる内容になるのです。

最終的には、応募先の人材像と照らし合わせて選べば、説得力が増すでしょう。

②応募先企業の求める人物像を把握する

履歴書の職務内容は、応募先のニーズに合った形で書くことが重要です。そのためにまず、企業が求める人物像を調べましょう。

公式サイトや求人票を見れば、求める人材や仕事内容が記載されていることが多いです。ここで大切なのは、自分の経験とどう結びつけるかを考えること。

例えば「チームで成果を出す力」を重視する企業なら、過去のプロジェクト経験を強調すると効果的です。採用担当者に「この人なら活躍できる」と思ってもらうために意識してみてください。

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③成果を示せる数値や実績を整理する

職務内容をより伝わるものにするには、客観的な数値や実績を入れることが有効です。「売上を上げた」だけでは抽象的なので、「前年比120%の売上を達成」「業務時間を30%削減」と具体的に表現しましょう。

数値が出せない場合でも、顧客からの感謝や社内表彰といった具体的な事例を使うと効果的です。こうした材料を事前にまとめておけば、履歴書にスムーズに盛り込めます。

④自己PRにつながるエピソードを選ぶ

職務内容は、単なる仕事内容の記録ではなく自己PRの土台です。そのため、自分の強みを裏づけるエピソードを選ぶことが大切です。

例えば「課題解決力」を示したいなら、トラブル対応で成果を出した体験を準備するとよいでしょう。

また、面接で深掘りされる可能性もあるため、状況・行動・結果を具体的に話せる内容にしておくと安心です。準備をしておけば、書類から面接まで一貫性を持って伝えられます。

⑤書きやすいフォーマットや構成を決める

最後に、職務内容を書く際のフォーマットや構成を決めておくと効率的です。「概要→詳細→成果」の流れで整理すると、読み手に伝わりやすいでしょう。

フォーマットが整っていると見た目も良くなり、採用担当者の印象も向上します。複数の職務経験があっても整理された印象を与えられるので、統一感を意識してください。

こうした準備が、完成度の高い履歴書を作るための大事なステップです。

履歴書の職務内容に書くべき主な項目

履歴書に記載する職務内容は、経験を並べるだけでなく、採用担当者が応募者の力を判断する材料になります。書くべき要素を明確に押さえることで、説得力のある内容に仕上げられるでしょう。

ここでは、基本的に記載しておきたい主な項目を整理しました。

  1. 会社名や所属部署を書く
  2. 役割や担当業務の概要を書く
  3. 具体的な仕事内容を書く
  4. 成果や実績を書く
  5. 活用したスキルや資格を書く
  6. 工夫した点や改善エピソードを書く

①会社名や所属部署を書く

最初に書くべきなのは、勤務していた会社名と所属部署です。採用担当者は、応募者がどのような環境で働いていたかを知ることで経験の背景を理解します。

会社名は必ず正式名称で記載し、部署名も省略せずに書くと信頼感が高まるでしょう。例えば「株式会社〇〇 営業部 法人営業課」と具体的に書けば、担当者も内容を正確に受け取れます。

略称やあいまいな表現は避け、正確さを意識してください。

②役割や担当業務の概要を書く

次に必要なのは、自分が会社で担っていた役割や業務の概要です。採用担当者は、どの立場でどの範囲の仕事を任されていたのかを知りたいと考えています。

「営業担当として法人顧客の新規開拓を担当」「経理課で月次決算業務を実施」など、一文でわかる表現が有効です。ここでは詳細を書く必要はありませんが、役職や担当業務の範囲を明確に示してください。

全体像がわかることで、その後の仕事内容や成果の意味が伝わりやすくなります。

③具体的な仕事内容を書く

概要の次は、担当していた仕事内容を具体的に書きましょう。採用担当者は応募者が日々どのような業務を行い、どんなスキルを得たのかを知ろうとしています。

「法人顧客への訪問営業」「販売促進イベントの企画運営」「仕訳や伝票処理」など、具体的に書くことが重要です。ただし単なる作業の羅列ではなく、業務の流れがイメージできるよう意識してください。

読み手に仕事内容を正しく理解させることが信頼につながります。

④成果や実績を書く

仕事内容を伝えるだけでは不十分で、どんな成果を出したかを書くことが大切です。成果は応募者の実力を示す裏付けになります。

「年間売上を前年比120%達成」「新規顧客を年間50社獲得」「業務改善で処理時間を30%短縮」など、数字を使えば説得力が増すでしょう。具体的な成果は採用担当者が再現性を判断する材料にもなります。

実績を積極的に盛り込むことで、自己PRにもつながるでしょう。

⑤活用したスキルや資格を書く

職務内容をより魅力的に見せるため、業務で活用したスキルや資格も記載しましょう。

「Excelでのデータ分析」「日商簿記2級を活かした会計処理」「TOEIC800点を用いた海外取引」など、具体的に挙げると効果的です。

スキルや資格は応募先の仕事にどう役立つかをイメージさせる役割を持っています。強みを客観的に示せる部分なので、漏れなく記載してください。

⑥工夫した点や改善エピソードを書く

最後に、業務の中で工夫したことや改善した経験を記載すると、主体性を示せるでしょう。採用担当者は、与えられた仕事をこなすだけでなく、自ら改善して成果を出せる人材を求めています。

「顧客満足度を高めるためアンケートを導入」「在庫管理のフローを見直し、ミスを削減」などの事例を簡潔に書くと効果的です。

工夫や改善の経験は、問題解決力や前向きな姿勢を伝える証拠となり、他の応募者との差別化にもつながるでしょう。

履歴書の職務内容を書くためのステップ

履歴書に職務内容を書くときは、いきなり書き始めるのではなく、流れを意識して準備することが大切です。整理せずに書くと、内容が浅く伝わりにくい文章になりがちでしょう。

ここでは、応募先にしっかり伝わる職務内容を書くための6つのステップを紹介します。

  1. 企業の募集要項を読み解く
  2. 経験や実績を選んで優先順位をつける
  3. STAR法でエピソードを整理する
  4. 成果に数値を添えて表現する
  5. 見やすいレイアウトに整える
  6. 第三者にチェックしてもらう

①企業の募集要項を読み解く

履歴書の職務内容は、応募企業のニーズに合わなければ評価されません。そこでまずは募集要項を読み込み、どんなスキルや経験が必要とされているかを確認してください。

例えば「リーダーシップ」や「顧客対応」といった言葉が繰り返し出ている場合、その要素に関連する経験を中心に書くと効果的でしょう。ただ持っているスキルを並べるだけでは十分ではありません。

企業が求める人物像を把握し、それに合う情報を選んでまとめることが必要です。この準備をきちんと行えば、企業の期待に沿った内容になり、評価される可能性が高まります。

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②経験や実績を選んで優先順位をつける

これまでの経験には数多くのエピソードがあるはずです。しかし全部を載せてしまうと焦点がぼやけ、採用担当者に伝わりません。応募先に合った経験や成果を選び、優先順位をつけることが大切です。

例えば営業職を志望する場合、接客アルバイトの経験よりも営業実績や数字に関する内容を中心に書いた方が効果的。

優先度を判断するときは「採用担当者が評価しやすい情報かどうか」を基準に考えてみてください。必要な情報を絞って整理すれば、読みやすく伝わりやすい履歴書になります。

③STAR法でエピソードを整理する

職務内容を伝えるには、STAR法(Situation, Task, Action, Result)を使うと効果的です。状況・課題・行動・結果を順に書くことで、成果がわかりやすく伝わります。

例えば「売上を伸ばした」と書くだけでは曖昧です。STAR法を使えば「売上が落ちていた状況」「改善のために任された役割」「取り組んだ行動」「結果として前年比120%に回復」と具体的に書けます。

筋道が通った文章は採用担当者に理解されやすく、評価も得やすいでしょう。

④成果に数値を添えて表現する

説得力を高めるには、成果を数値で表現することが有効です。「売上を伸ばした」より「売上を前年比120%にした」と書く方が信頼性が増します。

数値は努力の結果を裏づけるため、担当者の目にとまりやすいでしょう。

数字を出しにくい場合でも「1日あたりの対応件数を2倍にした」「顧客満足度で上位10%に入った」など工夫して取り入れることは可能です。成果を具体的に示せば、強みがしっかり伝わります。

⑤見やすいレイアウトに整える

履歴書は内容だけでなく、見やすさも重視されます。行間をそろえる、箇条書きを適度に使うなどの工夫で、整理された印象になるのです。読み手にとって負担のないレイアウトを意識してください。

また文章を長くしすぎると読みにくくなるので、1文は簡潔にまとめることが大事です。見た目のわかりやすさを意識することで、採用担当者に内容が届きやすくなるでしょう。

⑥第三者にチェックしてもらう

最後に、完成した履歴書は第三者に確認してもらいましょう。自分では気づかない誤字や不自然な表現を指摘してもらえるので、仕上がりの質が上がります。転職経験がある先輩やキャリアアドバイザーに見てもらうのもおすすめです。

客観的な意見を取り入れることで、内容の一貫性や説得力が高まります。提出前にチェックを受ければ、自信を持って応募できるはずです。

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履歴書の職務内容の書き方のポイント

履歴書の職務内容は、採用担当者があなたの経験や能力を判断する大切な材料です。読みやすさと具体性がなければ、十分に評価されないこともあるでしょう。

ここでは、効果的に伝えるための6つのポイントを紹介します。

  1. 読みやすさと説得力を意識する
  2. 数字や割合で成果を具体化する
  3. 専門用語は一般的な表現に言い換える
  4. 応募職種に関連づけて強調する
  5. 箇条書きを活用して見やすくする
  6. 面接での質問を想定して一貫性を持たせる

①読みやすさと説得力を意識する

履歴書の職務内容は、採用担当者が短時間で確認します。そのため結論を先に書き、その後に取り組みや成果を補足すると理解されやすいです。

文章が冗長になると内容が伝わらないため、簡潔で明快な構成を意識してください。

「売上を伸ばした」とだけ書くよりも「新規顧客の開拓により売上を前年比120%に伸ばした」と記載した方が強く印象に残るでしょう。要点を端的に示し、納得感のある内容にすることが大切です。

②数字や割合で成果を具体化する

成果を数字で示すと説得力が高まります。「効率を改善した」と書くより、「業務効率を20%改善した」と具体的に表現すると、担当者に効果が明確に伝わるでしょう。

数字を出しにくい場合でも、件数や比率、期間などで補うことが可能です。たとえば「新人教育を担当し、半年で3名を独り立ちさせた」と書けば、状況が具体的にイメージしやすくなるでしょう。

③専門用語は一般的な表現に言い換える

職務内容に専門用語を使いすぎると、採用担当者に伝わらない場合があります。業界内で通じる言葉でも、誰にでも理解できる表現に直すことが大切です。

「KPIを達成した」とだけ書くよりも、「設定された売上件数の目標を達成した」と説明するとわかりやすいでしょう。相手に負担をかけず、スムーズに理解してもらえる工夫が必要です。

④応募職種に関連づけて強調する

履歴書は応募先ごとに調整するのが効果的です。経験の中でも応募職種に関連性が高い実績を選んで書くと、担当者に「この人なら活躍できそうだ」と感じてもらえるでしょう。

営業職なら売上改善や顧客対応の実績を詳しく書くことが望ましいです。逆に関連性の薄い内容を中心にすると、評価につながりにくいので注意してください。

⑤箇条書きを活用して見やすくする

文章が長すぎると読み手が負担を感じやすいです。その場合は箇条書きを取り入れると効果的です。強調したい成果や経験を3〜4点に整理すると、視覚的に理解しやすくなります。

ただし、箇条書きばかりだと単調になりがちです。文章と組み合わせて使うことで、見やすさと説得力を両立できるでしょう。

⑥面接での質問を想定して一貫性を持たせる

職務内容に記載したことは面接で質問される可能性が高いです。誇張や矛盾がないよう、事実に基づいた内容にしてください。実際に語れるエピソードを選ぶと安心です。

また、履歴書と面接での発言に一貫性があると信頼を得やすいでしょう。内容を正直にまとめ、誠実さを伝えることが評価につながります。

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【職種別例文】履歴書の職務内容の例文

履歴書の職務内容は職種ごとに書き方が異なり、自分の経験をどう表現すべきか迷う方も多いでしょう。ここでは主要な職種ごとの例文をまとめ、具体的にどう記載すれば良いかを紹介します。

  1. 営業職の例文
  2. 事務職の例文
  3. 接客・販売職の例文
  4. エンジニア・IT職の例文
  5. 企画・マーケティング職の例文
  6. 医療・福祉職の例文
  7. 公務員・教育職の例文
  8. クリエイティブ職の例文
  9. 製造・生産職の例文
  10. 人事・管理職の例文

営業職の例文

営業職の職歴を履歴書に記載する際は、会社名・部署・担当業務を簡潔にまとめることが大切です。詳細を長く書きすぎると職務経歴書と重複するので、履歴書では流れを伝えることを意識しましょう。

20XX年 4月 株式会社ABC商事 入社
      法人営業部 首都圏エリア担当

20XX年 3月 一身上の都合により退職
20XX年 4月 株式会社XYZソリューション 入社

      営業本部 新規開拓チーム

現在に至る
以上

履歴書では「会社名」「部署名」「担当範囲」を端的に書くと読みやすくなります。成果やエピソードは職務経歴書で補足すれば十分です。

事務職の例文

事務職の職歴を履歴書に記載する際は、担当した部署や業務内容を簡潔にまとめることが重要です。採用担当者が読みやすく、経験の流れを理解しやすい記載を心がけましょう。

20XX年 4月 株式会社グリーンサービス 入社
      管理部 一般事務担当

20XX年 3月 一身上の都合により退職
20XX年 4月 株式会社ブルーシステム 入社

      総務部 経理補助業務を担当

現在に至る
以上

事務職では「どの部署でどんな役割を担ったか」を明確にすると好印象です。細かすぎる内容は避け、全体の流れをわかりやすく伝えることを意識してください。

接客・販売職の例文

接客・販売職の職歴を履歴書に記載する際は、配属された店舗や担当業務を明確にすることが大切です。

採用担当者が応募者の接客スキルや経験の幅をイメージしやすいように、流れをシンプルにまとめましょう。

20XX年 4月 株式会社フレッシュマーケット 入社
      新宿店 レジ・商品陳列・接客業務を担当

20XX年 3月 一身上の都合により退職
20XX年 4月 株式会社スタイルショップ 入社

      アパレル販売部 接客および在庫管理を担当

現在に至る
以上

接客・販売職では「どの店舗でどのような業務を経験したか」を簡潔に書くことが重要です。規模や担当範囲を加えると、経験の具体性が伝わりやすくなります。

エンジニア・IT職の例文

エンジニア・IT職の職歴を記載する際は、配属された部署や担当したシステム開発の内容を明確に示すことが大切です。

採用担当者が応募者の専門性やスキルの活かし方を理解しやすいよう、簡潔にまとめましょう。

20XX年 4月 □□□□システム株式会社(現・株式会社△△△サービス)入社
      インターネット事業部 開発チームに配属

      Webアプリケーションの設計・運用を担当
20XX年 3月 一身上の都合により退職

20XX年 4月 ◇◇◇◇コンサルティング株式会社 入社
      販売促進本部 関東エリアシステム担当

      社内管理システムの導入・改善業務を担当

現在に至る
以上

IT職では「どの部署で何を担当したか」を端的に書くことが評価につながるでしょう。担当したシステムや業務の範囲を明記すると、専門性がより伝わりやすくなります。

企画・マーケティング職の例文

企画・マーケティング職の職歴を記載する際は、担当したプロジェクトや市場調査などの具体的な取り組みを示すことが大切です。

採用担当者に企画力や分析力を伝えるために、工夫した点を簡潔にまとめましょう。

20XX年 4月 株式会社アイデアリンク 入社
      マーケティング部に配属

      大学時代に学園祭の実行委員として広報活動を担当した経験を活かし、
      商品PRイベントの企画・運営を担当

20XX年 3月 一身上の都合により退職
20XX年 4月 株式会社プランニングワークス 入社

      企画開発部 新規キャンペーンの立案や効果測定を担当
      SNSを活用した販売促進施策に従事

現在に至る
以上

マーケティング職では「企画にどのように関わったか」を明確にすることが重要です。大学での活動やイベント経験を取り入れると、行動力や発想力を効果的に示せます。

医療・福祉職の例文

医療・福祉職の職歴を記載する際は、配属先や担当した業務の内容を具体的にまとめることが重要です。

採用担当者に対して、利用者への姿勢やサポート力を伝えるために、日常業務の中で培った経験を簡潔に示しましょう。

20XX年 4月 医療法人あさひ会 入社
      介護福祉部に配属

      利用者の日常生活支援やリハビリ補助を担当
      大学時代に福祉サークルで高齢者との交流を行った経験を活かし、

      利用者一人ひとりの生活リズムに合わせた支援を実践
20XX年 3月 一身上の都合により退職

20XX年 4月 社会福祉法人ひかりの会 入社
      特別養護老人ホーム 生活支援業務を担当

      レクリエーション企画や新人スタッフの指導に従事

現在に至る
以上

医療・福祉職では「どのような利用者に、どのような支援をしたか」を明確に書くことが大切です。学生時代の福祉活動を絡めると、対人スキルや共感力を自然に伝えられます。

公務員・教育職の例文

公務員や教育職の職歴を記載するときは、担当した業務や指導した対象を具体的に伝えることが重要。特に、地域や生徒との関わりをどう活かしたのかを簡潔にまとめると効果的です。

20XX年 4月 市役所 教育委員会事務局 入庁
      地域学習支援課に配属

      小中学校向けの学習支援事業を担当
      大学時代に学習塾でアルバイト講師をしていた経験を活かし、

      生徒一人ひとりの理解度に応じた教材提案を行う
20XX年 3月 一身上の都合により退職

20XX年 4月 県立高等学校 入職
      社会科教員として勤務

      授業や部活動の指導を担当し、学校行事の企画運営にも参画

現在に至る
以上

教育職では「どんな対象にどう関わったか」を明確にすることが大切です。学生時代のアルバイト経験をつなげて書くと、指導力や責任感を自然に伝えられます。

クリエイティブ職の例文

クリエイティブ職の職歴をまとめる際は、どのような制作物や企画に関わったのかを示すことが大切です。自分の発想力や表現力をアピールできるように、学生時代の経験も活かしましょう。

20XX年 4月 デザインスタジオ株式会社 入社
      広告制作部に配属

      大学時代に学園祭のポスターやパンフレットを手掛けた経験を活かし、
      企業向け広告のデザインや販促ツールの制作に従事

20XX年 3月 一身上の都合により退職
20XX年 4月 クリエイトワークス株式会社 入社

      クリエイティブ事業部に配属
      SNS広告や動画コンテンツの企画・編集を担当

      チームで新規キャンペーンを立案し、多くの反響を得る

現在に至る
以上

クリエイティブ職では「どんな制作物に関わったか」を具体的に書くことが重要です。学生時代の作品経験を取り入れると、柔軟な発想力を効果的に伝えられます。

製造・生産職の例文

製造・生産職の職歴を記載するときは、扱った製品や工程での役割を具体的に書くことが大切です。学生時代の経験を交えて、自分の強みを伝えられる形にまとめましょう。

20XX年 4月 テクノプロダクト株式会社 入社
      製造部に配属

      大学時代に工学部でロボット製作サークルに所属し、
      細かい作業や工程管理を学んだ経験を活かして、

      電子部品の組立や品質検査を担当
20XX年 3月 一身上の都合により退職

20XX年 4月 ファクトリーシステム株式会社 入社
      生産管理部に所属

      ラインの効率改善や生産スケジュール調整を担当
      チームで取り組んだ改善活動により、作業時間の短縮を実現

現在に至る
以上

製造・生産職では「どの工程で何をしたのか」を明確にすると強みが伝わるのです。大学での活動を関連付けると、実務での適性を自然にアピールできます。

人事・管理職の例文

人事や管理職の職務内容をまとめる際は、組織運営やチームマネジメントに関する経験を簡潔に示すことが重要です。学生時代の活動やリーダー経験を絡めると、説得力のある職歴欄になります。

20XX年 4月 ヒューマンサービス株式会社 入社
      人事部に配属

      大学時代にゼミ活動で代表を務め、メンバーの意見をまとめて
      学園祭企画を成功させた経験を活かし、新卒採用業務を担当

      面接調整や研修運営などを経験
20XX年 3月 一身上の都合により退職

20XX年 4月 グローバルマネジメント株式会社 入社
      総務人事課に配属

      勤怠管理や社内研修の企画運営を担当
      また、部署の改善提案により業務効率化を推進

現在に至る
以上

人事・管理職では「人をまとめる力」や「仕組みを改善する視点」を具体的に記すと効果的です。学生時代のリーダー経験を絡めると、採用担当者に成長性を伝えやすくなります。

履歴書の職務内容を効果的に伝えるために

履歴書の職務内容は、採用担当者が応募者の経験や強みを判断する重要な要素です。結論として、伝えるべきは「自分の実績を相手が理解しやすい形で表現すること」でしょう。

職務内容の正しい理解から始まり、成果や実績の整理、応募企業とのマッチ度を意識した書き方が評価につながります。

さらに、準備の段階で経験やスキルを棚卸し、数値やエピソードを交えて具体的にまとめることが欠かせません。

読みやすく一貫性のある内容を心がけることで、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。