エントリーシート(ES)の提出期限を過ぎてしまったら?今すぐできる対処法と注意点
「エントリーシートの提出期限を過ぎてしまった…」と焦っている人も多いのではないでしょうか。
就活はスケジュール管理が命といわれますが、予期せぬ事情で締切を逃してしまうことは誰にでも起こり得ます。
しかし、そのまま諦めてしまうのはもったいない行動です。採用担当者への正しい連絡方法や代替手段を知っていれば、まだ選考のチャンスをつかめる可能性があります。
そこで、この記事では提出期限を過ぎたときの具体的な対処法や謝罪のマナー、メール・電話の例文まで詳しく解説します。ぜひ参考にして、就活でのリカバリーに役立ててください。
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エントリーシートの提出期限を過ぎても選考してもらえる?

エントリーシート(ES)の提出期限を過ぎたとしても、必ずしも選考対象外になるわけではありません。
人気企業では厳格に対応されることが多いですが、中小企業や比較的柔軟な企業では、事情を説明すれば受け入れてもらえるケースもあります。
そのため、提出が遅れた場合はすぐに連絡を入れましょう。何も言わずに遅れて出すのは悪印象につながるおそれがあります。誠意を持って謝罪し、理由を明確に伝えることが重要です。
ただし、企業にとってESの締切は選考スケジュールを保つうえで不可欠な要素であり、応募者全体の公平性にも関わります。うっかり忘れた、なんとなく間に合わなかったという理由では通用しません。
また今後は同じミスを繰り返さないよう、スケジュール管理の方法も見直すべきです。
エントリーシート提出が遅れたとき今すぐやるべきこと

エントリーシート(ES)の提出期限をうっかり過ぎてしまったとき、頭が真っ白になるほど焦る気持ちはよくわかります。しかし、まだ完全にチャンスを失ったわけではありません。
大切なのは、現状を冷静に受け止め、すぐにできる行動を起こすことです。ここでは、就活生がESを遅れてしまったときに取るべき対応策を、優先順位ごとに丁寧に解説します。
- 採用担当者への連絡
- 提出フォームや募集要項の再確認
- メール添付または添え状を添えての郵送
- 二次募集・追加募集の確認
- 他の応募方法や代替手段の検討
①採用担当者への連絡
まず最優先でやるべきことは、採用担当者への連絡です。たとえ提出期限を過ぎてしまっていたとしても、事情を丁寧に説明し、謝罪の言葉とともにESの提出を相談することで、状況が変わる可能性もあります。
多くの学生は、「もう無理かも」と落ち込んでしまいがちですが、社会に出れば期限厳守は当たり前でありつつも、「どう対応するか」が同じくらい大事な評価ポイントになります。
だからこそ、遅れたときこそ丁寧かつスピーディーな対応が求められます。黙っているよりも、行動を起こすことで相手の心象を良くすることができるかもしれません。
連絡は電話またはメールが一般的ですが、電話であれば即時対応ができ、メールであれば丁寧な文章で気持ちを伝えられるというメリットがあります。
相手の忙しさも考慮しつつ、自分の誠意が伝わる方法を選んでください。焦りすぎず、でも迷わずに。誠実な一歩が、信頼を取り戻す鍵になるでしょう。
②提出フォームや募集要項の再確認
次に確認すべきは、提出フォームや募集要項の内容です。
中には、「もう締め切られた」と思い込んでしまう学生もいますが、実際にはシステム上提出が可能だったり、「○日必着」ではなく「○日中に送信」でOKだったりするケースも少なくありません。
企業によっては、締切時間が23:59や翌日午前中に設定されていることもあります。また、提出フォームとは別に、メール送付や郵送など複数の手段が用意されている場合もあります。
改めて募集要項をすみずみまで確認してみると、まだ間に合うルートが残されていることもあるのです。就活は情報戦でもあるため、思い込みや勘違いが命取りになりかねません。
「もうダメだ」と諦める前に、今できる確認作業を落ち着いて行ってみてください。もしかすると、そのひと手間が次の扉を開く鍵になるかもしれません。
③メール添付または添え状を添えての郵送
ESの提出方法がフォームからの送信以外にある場合、次に考えるべきは「メール」または「郵送」での提出です。
ただし、遅れて提出する際は、ただファイルを送るだけでは不十分です。背景やお詫びの気持ちをきちんと伝えることが信頼回復のためには不可欠です。
メールの場合は件名を「エントリーシート提出のお願い(大学名・氏名)」のように明確にし、本文では謝罪・事情説明・提出依頼を簡潔かつ丁寧にまとめましょう。
郵送なら封筒に添える文書に同様の内容を記載し、全体の印象を損なわないよう誤字脱字にも注意が必要です。
就活は第一印象がすべてです。丁寧で誠意ある対応は、それだけで他の学生と差がつくポイントになり得ます。
④二次募集・追加募集の確認
すでに提出期限を過ぎてしまい、連絡しても受付不可と断られてしまった場合でも、まだ希望はあります。企業によっては応募状況や採用計画の見直しにより、二次募集や追加募集を行うことがあるためです。
特に大手企業や人気企業では、想定よりも辞退者が出たり、応募数に余裕があったりすると、再度募集をかけることも珍しくありません。
そのため、公式ホームページやマイナビ・リクナビなどの就活情報サイトは、日頃からこまめにチェックしておくことが大切です。
また、大学のキャリアセンターに寄せられる情報には、ネットに出回っていない追加募集情報が含まれていることもあります。就活仲間との情報共有も意外と重要です。
「あの企業、再募集してたよ」などの声から貴重なチャンスが舞い込むかもしれません。一度チャンスを逃してしまったとしても、次のチャンスに備えて動き続けることが、自分の成長にもつながります。
⑤他の応募方法や代替手段の検討
ESを出せなくても全てが終わるわけではありません。説明会やインターンなど、ESを介さずに参加できる機会を用意していることもあります。そこに参加すれば評価される可能性もあるでしょう。
たとえば説明会で社員と話して印象を残したり、インターンでのパフォーマンスを示すことで特別なルートに進める場合もあります。提出期限を過ぎてしまった時こそ自分の姿勢や行動が評価される場面です。
さらに、大学のOB・OGを訪ねて情報を得たり、他の企業の選考に積極的に参加することで、就活全体の視野が広がります。
今このタイミングで落ち込むよりも、行動を積み重ねることでしか得られない気づきがたくさんあるはずです。失敗も経験のひとつととらえ、別の角度からチャンスをつかみにいきましょう。
就活はマニュアル通りにいかないからこそ、柔軟な発想が大きな武器になります。
提出遅れを連絡する際のマナーと注意点

エントリーシートの提出期限を過ぎてしまったとき、多くの就活生は「今さら連絡しても大丈夫かな?」と不安に感じるでしょう。
けれど、マナーを守って丁寧に対応すれば、選考への影響を最小限にとどめることも可能です。ここでは、提出遅れの際に押さえておきたい基本的なマナーと注意点を解説します。
特に、初めての就活で不安が多い大学生にとっては、どう動けばいいのか分からず戸惑うこともあるでしょう。安心して対処できるよう、正しい対応の仕方を一つずつ確認していきましょう。
- メールと電話の使い分け
- 連絡のタイミングと時間帯の配慮
- 謝罪内容の優先順位
- 過剰な言い訳を避ける
- 誤字脱字や敬語ミスの注意
①メールと電話の使い分け
提出期限を過ぎてしまった場合、どのような手段で連絡を取るかが重要です。メールと電話、それぞれの使いどころを知っておくと安心できます。
基本的にはメールでの連絡が一般的で、企業も記録が残るため対応しやすい連絡手段です。電話が苦手な人も、メールなら落ち着いて内容を整理できるでしょう。
「ES提出遅れのご連絡」など簡潔でわかりやすい件名にしましょう。本文では冒頭で謝罪の言葉を入れ、その後遅れた理由や提出意思、提出可能日を漏れなく簡潔に書いてください。
一方で、どうしても緊急性が高い場合や、数日以上過ぎてしまった場合などは、電話での連絡も選択肢となります。
ただし、企業の忙しい時間帯は避け、要点をまとめて伝えることが重要です。事前に話す内容をメモしておくと安心でしょう。
②連絡のタイミングと時間帯の配慮
提出が遅れてしまったことに気づいたら、なるべく早く企業へ連絡することが大切です。「もう少し落ち着いてからでいいか」と後回しにしてしまうと、印象が悪くなる可能性が高まります。
最も良いタイミングは「気づいた瞬間」です。特に学生の間は、「締切に遅れたことを怒られるのが怖い」と思ってしまいがちですが、何よりも早く誠意を見せることが信頼回復への近道です。
また、連絡する時間帯にも気を配る必要があります。基本的には平日の午前10時〜午後4時ごろが適切です。
この時間帯であれば、企業の担当者が業務中である可能性が高く、失礼にもなりにくいです。朝早すぎる時間帯や、夜遅い連絡は非常識に思われてしまうことがあります。
連絡する勇気が出ないときでも、「今すぐ」がベストタイミングであることを意識してくださいね。迅速で丁寧な行動が、企業側の印象を左右します。
③謝罪内容の優先順位
提出遅れについて連絡を入れるときは、「何をどう書けばいいのか分からない」という学生も多いかもしれません。そんなときは、まず「謝罪」から始めることを心がけてください。
理由から書き始めると、相手には「言い訳を並べている」と受け取られるおそれがあります。まずは「提出期限に間に合わず、申し訳ございませんでした」と、シンプルかつ丁寧な謝罪文で始めましょう。
そのうえで、やむを得なかった事情や体調不良、トラブルなどの簡潔な理由を伝えます。
次に「ESを提出したいという気持ちがあること」、そして「今後はこうしたことが起きないよう、十分に注意する」という再発防止の意思を述べると、誠意が伝わりやすくなります。
さらに「お手数をおかけし申し訳ありません」といった相手への配慮の言葉を添えると、より印象がよくなるでしょう。文章の組み立てに自信がない場合は、事前にメモに書き出して整理してみると安心です。
④過剰な言い訳を避ける
ESの提出が遅れてしまった理由を説明しようとすると、「どうしても言い訳っぽくなってしまう」という悩みを持つ学生も多いはずです。しかし、過剰な言い訳はかえって印象を悪くしてしまいます。
たとえば「他社の選考で忙しかった」「うっかりしていました」などの発言は、自分本位で責任感に欠ける印象を与えかねません。
理由を述べる際は、あくまでも簡潔かつ事実のみを伝えることを意識してください。むしろ、理由以上に大切なのは「反省の気持ち」と「誠意ある対応」です。
たとえば「このようなことが二度とないよう、今後は締切管理を徹底いたします」といった一文を添えることで、前向きな姿勢を伝えることができます。
大学生活では自由時間が多く管理に慣れていない人もいますが、就活では行動が評価されます。だからこそ言い訳よりも反省と改善の姿勢を示すことが大切です。
⑤誤字脱字や敬語ミスの注意
提出遅れを伝えるメールや電話での対応では、文章の中身だけでなく、言葉づかいや表現の正確さも重要になります。特に文章での連絡は、就活生の言葉選びやビジネスマナーが問われる場面です。
誤字脱字があると、「この人は細かいところに注意が向かない人なのかな?」と思われてしまいます。さらに、敬語の使い方を間違えていると、せっかくの謝罪の内容も台無しになってしまう可能性があります。
「ご提出いたします」「お納めください」など、普段使い慣れない表現こそ慎重に確認しましょう。メールを送る前には、必ず一度自分で見直しを行いましょう。
できれば第三者、たとえばゼミの先輩やキャリアセンターの職員などにチェックしてもらうと、客観的なアドバイスをもらえて安心です。
こうした細かい気配りができるかどうかも、就活では評価の対象になります。丁寧な文面と正しい敬語で、あなたの誠実さをしっかりと伝えてください。
お詫びメール・電話の例文|シーン別テンプレート

エントリーシートの提出期限を過ぎてしまい、どのように謝罪や連絡をすべきか悩んでいる方も多いでしょう。
ここでは、状況別に使えるお詫びメールや電話のテンプレートを紹介し、安心して対応できるようにまとめました。
- メールでの謝罪テンプレート(フォーム未提出の場合)
- メールでの謝罪テンプレート(郵送遅延の場合)
- 電話での謝罪テンプレート(勤務時間内)
- 電話での謝罪テンプレート(勤務時間外に気づいた場合)
また、ビジネスメールがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジン編集部が作成したメール自動作成シートを試してみてください!
ビジネスマナーを押さえたメールが【名前・大学名】などの簡単な基本情報を入れるだけで出来上がります。
「面接の日程調整・辞退・リスケ」など、就活で起きうるシーン全てに対応しており、企業からのメールへの返信も作成できるので、早く楽に質の高いメールの作成ができますよ。
メールでの謝罪テンプレート(フォーム未提出の場合)
エントリーシート提出期限を過ぎてしまった際に、採用担当者へ誠意をもって謝罪することはとても大切です。
ここでは、大学生がよく経験する「うっかり期限を過ぎてしまった場合」を想定した、メールでの謝罪例文をご紹介します。
株式会社○○ 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。○○大学○○学部の△△△△と申します。 このたび、エントリーシートの提出期限を過ぎてしまい、大変申し訳ございません。 大学の試験準備に追われてしまい、提出が遅れてしまいました。 もし可能であれば、遅れてでもご提出させていただくことは可能でしょうか。 今回の件につきましては深く反省しております。 今後このようなことがないよう、管理を徹底いたします。 何卒よろしくお願い申し上げます。 |
この例文は、期限を過ぎた理由を簡潔に伝えつつ、誠実な姿勢で謝罪している点がポイントです。
同じテーマで書く場合は、理由を言い訳にせず短く述べ、今後の改善点や誠意を明確にすることで好印象につながります。
メールでの謝罪テンプレート(郵送遅延の場合)
就職活動で提出期限が過ぎてしまったエントリーシートについて、誠意を持って謝罪することはとても大切です。今回は、エントリーシート提出期限が過ぎた際に使えるメール例文をご紹介します。
株式会社〇〇 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の△△と申します。 このたびは、エントリーシートの提出期限を過ぎてしまい、誠に申し訳ございません。体調不良により作業が遅れてしまい、期限内にお送りできませんでした。 大変恐縮ではございますが、本日郵送にて書類をお送りいたしましたので、到着まで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。 今後はこのようなことがないよう、より一層注意してまいります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 |
この例文では、遅れた理由を簡潔に伝えつつ、誠実な謝罪と今後の改善への姿勢を示しています。
同じテーマを書くときは、過剰な言い訳を避け、事実と謝罪、そして対応策をシンプルにまとめることが信頼感を高めるポイントです。
電話での謝罪テンプレート(勤務時間内)
就職活動中の大学生が、うっかりエントリーシートの提出期限を過ぎてしまった場合に使える、電話での謝罪例文をご紹介します。採用担当者に誠意を伝えつつ、今後の対応を丁寧にお願いする姿勢が大切です。
お忙しいところ失礼いたします。○○大学の△△と申します。このたびは御社のエントリーシート提出期限を過ぎてしまい、大変申し訳ございません。 提出締切日を正しく確認しておらず、自分の不注意で遅れてしまいました。もし可能であれば、今からでも提出を受け付けていただけるか、あるいは次の選考機会について教えていただけないでしょうか。 ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。 |
この例文では、まず名乗りと謝罪を明確にしたうえで、状況説明とお願いを簡潔にまとめています。
同じテーマを書く場合も、相手の時間を尊重しつつ、誠実さを伝える短い文章にすることを意識すると効果的です。
電話での謝罪テンプレート(勤務時間外に気づいた場合)
エントリーシートの提出期限を過ぎてしまった場合、焦ってしまうことが多いですが、誠実な対応で信頼回復につなげることができます。
ここでは、勤務時間外に提出期限を過ぎたことに気づいたときに使える例文を紹介します。
夜分に失礼いたします。○○大学△△学部の□□と申します。本日がエントリーシートの提出期限であったことを失念し、先ほど気づきました。大変申し訳ございません。 提出期限を過ぎてしまったことを深く反省しております。もし可能であれば明日の朝一番に提出させていただきたく存じます。お忙しい時間帯にご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。 |
例文では、名乗りと謝罪、そして今後の対応案を簡潔に伝えることで誠実さをアピールしています。
同じようなテーマを書くときは、状況説明・謝罪・お願いの順序を意識し、相手の時間帯への配慮を言葉に含めることがポイントです。
エントリーシートの提出に二度と遅れないための対策

エントリーシート(ES)の提出期限をうっかり過ぎてしまった就活生にとって、同じミスを繰り返さないための対策はとても重要です。
ここでは、提出遅れを防ぐためにできる行動を、3つの視点からわかりやすく解説していきます。就活が本格化する3年生の後期や、締切が重なる4年生の春は、特に注意が必要です。
提出忘れを未然に防ぐことで、チャンスを逃さずに済むでしょう。
- 「必着」か「消印有効」かの確認
- 就活用カレンダーの作成と習慣化
- 早期提出を意識した逆算スケジュール
①「必着」か「消印有効」かの確認
ESを郵送する際は企業ごとの提出条件に注意が必要です。「必着」であれば期限日までに到着させなければなりませんが、「消印有効」なら当日消印があれば期限内とされます。
この違いを理解せずに行動してしまうと、想定外のトラブルに発展しかねません。締切当日に出したつもりでも「必着」だった場合、ESは受理されない可能性があります。
企業からの案内文や募集要項をしっかり確認し、少しでも曖昧な点があれば、企業に直接問い合わせて確認することが賢明です。
早い段階で条件をチェックしておくことで、締切間際に焦ることもなくなりますし、確実に提出できる安心感も得られます。大切なのは「何となく」ではなく、「確認を習慣にする」ことです。
②就活用カレンダーの作成と習慣化
就活が本格化してくると、説明会、ES提出、Webテスト、面接と、あらゆる予定が重なってきます。そのなかでESの提出期限を把握しきれず、提出が遅れるというケースは決して少なくありません。
学生生活と両立する時期は、頭の中だけでなく「見える化」して管理することが大切です。例えば、就活専用カレンダーで提出予定や選考日程を一元管理すると効果的です。
アナログな手帳でも、デジタルのスケジュールアプリでも構いません。大切なのは、自分にとって見やすく、続けやすいツールを選ぶことです。
さらに、朝の支度時間や寝る前など、1日のなかで「この時間にカレンダーを見る」と決めておくと、自然と習慣化できます。提出の前日や当日にリマインダーを設定しておくと安心感も増します。
スケジュールを整えておくことで、ES作成だけでなく面接準備にも集中できるようになり、結果として就活の質も高まるはずです。
③早期提出を意識した逆算スケジュール
ESを提出期限ギリギリに出してしまうと、内容をじっくり見直す時間が取れなかったり、急な予定や体調不良に対応できなかったりすることがあります。
こうしたトラブルを避けるためには、早めに提出できるよう、逆算してスケジュールを立てて行動することがカギです。
たとえば締切が金曜なら1週間前に完成を目指し、月曜に自己分析、水曜に志望動機の下書き、木曜に最終チェックと、1つずつ段階的に進めると確実です。
また、早めに出すことで、他の応募者より早く企業の印象に残る可能性もあります。逆に、直前で提出することで、「ギリギリに出す人」という印象を与えてしまうリスクもゼロではありません。
大学の課題やアルバイトとの両立が大変な時期だからこそ、逆算して行動する力は就活の成功に直結します。少し余裕を持つだけで、気持ちも穏やかになり、自分らしい内容のESが書けるようになるでしょう。
エントリーシートを早く出すメリットとは?

エントリーシート(ES)は、締切までに出せば問題ないと考えている就活生も多いでしょう。しかし、実際には早めに提出することで得られるメリットが数多くあります。
選考通過率や企業からの評価、スケジュール調整のしやすさなど、就活を有利に進めるうえで大きな違いが生まれるため、意識しておきたいところです。
- 通過率が高くなる可能性がある
- 面接の案内が早く届く
- 企業からの印象が良くなる
- 予備日を確保しやすい
- 締切間際のトラブル回避ができる
- 他社選考との調整がしやすくなる
①通過率が高くなる可能性がある
企業の中には、ESが提出された順番に目を通して選考を進めていくところもあります。つまり、早く出されたエントリーシートはそれだけ採用担当者にじっくり読んでもらえる可能性が高くなるのです。
とくに人気企業や採用人数が限られている企業では、早めに選考枠が埋まっていくこともあるため、出遅れは大きなリスクになります。
実際に就活をしていると、「まだ締切まで時間あるし……」と考えて後回しにしがちですが、提出のタイミングによって他の応募者と差がついてしまうことは少なくありません。
ESは内容そのものも重要ですが、出す「タイミング」も評価の一部と捉える必要があるでしょう。早く提出することはそれだけで通過率アップにつながる可能性があります。
内容に自信があるなら、なおさら早く行動したほうが選考で優位に立てるでしょう。
②面接の案内が早く届く
ESを早めに出せば、当然ながら選考も早く進みます。これにより、面接の案内も早く届きやすくなり、自分の都合に合わせて日程を選びやすくなるのです。
就活が本格化すると複数社から面接連絡が入り、調整に悩むこともあります。ESを締切間際に出すと、他社面接と重なり日程変更を頼む事態になりかねません。
もちろん企業によっては柔軟に対応してくれることもありますが、できれば最初から自分が希望する日程で面接に臨みたいところです。
その点、早めにESを出すことで、企業側から複数の候補日を提示してもらいやすくなり、落ち着いて就活を進めることができます。
選考スピードが速い企業にとっても、フットワークの軽い学生は好印象ですし、お互いにとってメリットの大きいアクションといえるでしょう。
③企業からの印象が良くなる
早めにESを提出することは、企業に対する誠実な姿勢や計画性の高さを自然にアピールできる方法でもあります。
「この学生はしっかり準備している」「余裕をもって行動している」といった印象を持たれることで、選考全体を通じてポジティブな評価につながることがあるのです。
大学の授業やアルバイトで忙しくても、ESを早く出す学生は目立ちます。担当者も多くの応募を捌く中、対応が早い学生には「信頼できそう」と感じやすいでしょう。
また、提出の速さは企業とのやりとりにおけるスムーズさにもつながります。レスポンスが早ければ、書類選考後の連絡や面接調整もスピーディーに進み、結果的に企業側にとっても負担が減ります。
そうした積み重ねが、他の学生との差別化にもつながるのです。
④予備日を確保しやすい
ESを早く提出するメリットのひとつが、修正や見直しに対応できる「予備日」を確保できることです。
提出したあとで誤字や誤情報に気づくことはよくありますし、志望動機をもっとわかりやすく書き直したいと思うこともあるでしょう。そうしたとき、締切まで時間があれば再提出や修正が可能です。
一方で、提出を締切直前まで引き延ばしてしまうと、間違いに気づいてももう修正できません。ESに不備があれば選考に不利になるだけでなく、自信を持って提出できなかったという後悔にもつながります。
大学生の生活は日々変化があり、予定が急に入ることも多いため、ES作成はなるべく前倒しで進めたほうが安心です。
予備日があるだけで心にも余裕が生まれ、内容をブラッシュアップする時間も確保できるため、結果的にクオリティの高いESを提出できるようになります。
⑤締切間際のトラブル回避ができる
締切間際には、さまざまなトラブルが起こるリスクが高まります。たとえば、大学のWi-Fiが不安定になったり、ES提出システムにアクセスが集中して送信エラーが発生したりすることもあるでしょう。
また、自宅で作業していてパソコンがフリーズする、停電になるといった突発的なトラブルも起こり得ます。
こうした事態を避けるには、やはり早めに提出しておくことが何よりの対策です。余裕を持って行動すれば、トラブルに見舞われても冷静に対応できますし、企業にも確実に書類を届けられます。
安心感を得るためにも、早期提出を心がけましょう。
⑥他社選考との調整がしやすくなる
就活が本格化してくると、複数企業の選考が同時に進むようになります。ESを早めに提出しておけば、選考の進行もスムーズになり、他社との日程調整がしやすくなります。
面接日程がかぶってしまい、泣く泣くどちらかを辞退した……という話もよく聞きます。
早く動いておけば、そのぶん早く結果も出ますし、次のステップへのスケジュールも立てやすくなります。また、他社の選考スケジュールが見えている状態で動けるため、無理なく両立しやすくなるのです。
大学生は講義やテストも並行している時期が多いため、就活だけに時間を割くのは難しい場面もあるでしょう。だからこそ、ES提出は“できるときに出す”という意識がとても大切です。
少しでも就活全体に余裕を持たせたいなら、提出は早ければ早いほど良い選択といえます。
効率よく質の高いESを作成するコツ

エントリーシート(ES)の提出期限が迫ると、焦って内容が浅くなってしまうことがあります。効率的かつ質の高いESを仕上げるためには、事前の準備が欠かせません。
ここでは、就活生がすぐに取り組める具体的な方法を紹介します。「時間がない」「どう書けばいいか分からない」と悩む学生でも、実践しやすい方法をまとめました。
- 自己PRやガクチカのテンプレート化
- 内定者ESの参考活用
- エントリー内容の優先順位付け
- ES添削サービスの利用
「ESの書き方が分からない…多すぎるESの提出期限に追われている…」と悩んでいませんか?
就活で初めてエントリーシート(ES)を作成し、分からないことも多いし、提出すべきESも多くて困りますよね。その場合は、就活マガジンが提供しているES自動作成サービスである「AI ES」を使って就活を効率化!
ES作成に困りやすい【志望動機・自己PR・ガクチカ・長所・短所】の作成がLINE登録で何度でも作成できます。1つのテーマに約3~5分ほどで作成が完了するので、気になる方はまずはLINE登録してみてくださいね。
①自己PRやガクチカのテンプレート化
就活でよく聞かれる「自己PR」や「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」は、あらかじめテンプレートとして用意しておくと、複数の企業に対応しやすくなります。
たとえば、PREP法(Point=結論、Reason=理由、Example=具体例、Point=再結論)に沿って構成することで、伝わりやすい文章になります。
テンプレートといっても、全体を固めすぎる必要はありません。重要なのは、企業ごとの特徴に合わせて少しずつ内容を調整できる柔軟性です。
特に大学生活の中で経験したことは、複数の切り口で語れる場合が多いので、1つのエピソードを軸に何パターンか作っておくと便利です。
最初にテンプレートを整えておくと、本番での作成がグッと楽になります。締め切り間近でも慌てず対応できますし、応募先が増えてきたときの負担も減るでしょう。
「自己PRの作成法がよくわからない……」「やってみたけどうまく作成できない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己PRテンプレシートをダウンロードしてみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強みを効果的にアピールする自己PRが作成できますよ。
②内定者ESの参考活用
効率的にESを仕上げたいときは、内定者のESを参考にするのが有効です。成功例から構成や表現を学ぶことで、自分のESにも説得力が加わります。
特に、同じ業界や職種を目指す人のESを読むことで、企業が求めているポイントが見えやすくなるでしょう。
たとえば、文章の始め方や締め方、自己PRの流れなどは、実際に使われた表現から吸収できることが多いです。
ただし、内容をそのまま真似るのではなく、自分の経験や思いをしっかり盛り込む必要があります。
「何が正解か」がわかりにくいのが就活です。だからこそ、内定者のESは大きなヒントになります。構成や雰囲気をつかむ材料として取り入れることで、作成のハードルも自然と下がるはずです。
③エントリー内容の優先順位付け
すべての企業に同じ力でESを作成しようとすると、どうしても時間が足りなくなりがちです。そこで、まずは志望度の高い企業を決め、優先順位をつけて取り組むようにしましょう。
企業ごとに求められる提出期限や内容は異なるため、すべてを同時に進めると混乱しやすくなります。優先順位を決めることで、締め切りに追われて質が下がるリスクを防ぐことができます。
また、心にも余裕が生まれ、丁寧に仕上げやすくなるのも大きな利点です。特に私たち学生は、授業やアルバイト、卒論などで忙しい日常の中で就活を進めなければなりません。
その中で無理なく進めるには、取捨選択が必要です。完璧を目指すのではなく、「まず出すこと」「伝えるべきことに絞ること」を意識すれば、効率的に進められるでしょう。
④ES添削サービスの利用
自分ではしっかり書けていると思っていても、第三者から見れば改善点がある場合は少なくありません。そんなときは、大学のキャリアセンターやオンラインのES添削サービスを活用するのがおすすめです。
実際、文章の論理の流れや表現のクセは、自分ではなかなか気づきにくいものです。添削を受けることで、「伝わりにくい」「論理が飛んでいる」といった問題点に早めに気づけます。
また、ESの印象がガラッと良くなるアドバイスをもらえることもあるでしょう。とくに時間が限られているときは、自力で修正を繰り返すよりも、専門家の力を借りたほうがスムーズです。
ESを客観的に見直すことで、選考通過率がアップする可能性も高まります。独りで悩まず、頼れるものは積極的に活用してください。
「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。
第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。
エントリーシートの提出期限が過ぎても諦めずに動こう

エントリーシートの提出期限が過ぎても、落ち着いて迅速に行動すればチャンスは残っています。
まずは採用担当者に連絡し、募集要項や提出フォームを再確認しながら、メール添付や郵送などの代替手段も検討しましょう。
さらに謝罪のマナーや連絡のタイミングに気を配ることで、印象を大きく改善できます。今後はカレンダー管理や逆算スケジュールで早めの提出を習慣化し、通過率アップやトラブル回避につなげましょう。
前向きな姿勢と工夫が、あなたの就活を成功へ導きます。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。