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【例文つき】内定式メール返信マナーと書き方を徹底解説

「内定式の案内メールが届いたけれど、どう返信すればいいのか不安…」という方は多いのではないでしょうか。

社会人としての第一歩となる場だからこそ、メールの書き方ひとつで印象が大きく変わるものです。

この記事では、返信マナーの基本から、出欠の伝え方、返信が遅れた場合の対処法まで、例文つきでわかりやすく解説します。

自信をもって対応するために、ぜひ参考にしてください。

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目次

内定式の案内メールには早めに返信しよう

内定式の案内メールを受け取ったとき、いつ返信すればいいのか悩む方もいるかもしれません。しかし、返信が遅れると企業に悪印象を与える可能性があります。

企業側は出欠の確認をもとに準備を進めるため、スムーズな連絡が求められているのです。メールを受け取ったら、できるだけ当日中、遅くとも翌営業日には返信を済ませましょう。

返信が早い人はビジネスマナーを理解していると見なされ、信頼感も高まります。逆に返信が遅いと「連絡にルーズな人」「参加の意思が薄い人」といった印象を与えかねません。

まだ予定が確定していない場合でも、現時点での状況を簡潔に伝えることで、丁寧な対応だと受け取ってもらえるでしょう。就活においては、些細なやりとりも評価の対象になります。

返信の早さは、社会人としての基本的なマナーのひとつ。信頼関係を築く第一歩として、早めの返信を心がけてください。

内定式の案内メールへの返信マナー

内定式の案内メールが届いたとき、どのように返信すればよいか迷う就活生は多いでしょう。社会人としての第一歩を印象づける大切な場面だからこそ、丁寧で適切な対応が求められます。

ここでは、返信時に気をつけたいマナーを具体的に紹介します。

  1. 返信は案内メールを受け取った当日中に行う
  2. 件名に「Re:」を含めたまま返信する
  3. 返信は営業時間内(平日10時〜18時)に送る
  4. BCCやCCは使用せず、宛先は個別に送信する
  5. 署名に顔文字や絵文字などを使わないようにする
  6. 敬語を正しく使う

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就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。

そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

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① 返信は案内メールを受け取った当日中に行う

内定式の案内メールを受け取ったら、なるべくその日のうちに返信することが大切です。返信が早ければ早いほど、好印象を持たれやすい傾向があります。

逆に数日経ってしまうと、「参加する意思があるのか不明」と受け取られるかもしれません。もしすぐに本文を作成できない状況であれば、「後ほど改めてご返信いたします」などの一言を先に送ると安心です。

迅速な対応が信頼につながるといえるでしょう。また、企業は出欠の確認をもとに内定式の準備を進めているため、返信が遅れると関係者に迷惑をかけることになります。

特に出欠確認は出席者数に関わるため、企業にとっては重要な情報です。返信の早さはマナーだけでなく、相手への思いやりとして受け取られる場合もあるため、就活生として意識しておきましょう。

② 件名に「Re:」を含めたまま返信する

返信時には、件名を変更せずに「Re: 内定式のご案内」といった形でそのまま残してください。これはビジネスメールの基本的なルールであり、やり取りの流れを確認しやすくするためです。

件名を独自に変えてしまうと、誰からの返信か一目で判断できず、相手に余計な手間をかけてしまう恐れも。小さなポイントではありますが、重要な配慮のひとつです。

特に、企業では複数名の内定者とやり取りしているケースが多いため、件名を統一しておくことで、受信者がスムーズに確認できるメリットもあります。

「Re:」の付いた件名は、メールのやりとりの履歴管理にも役立つため、社会人としての基本マナーとして覚えておくとよいでしょう。

③ 返信は営業時間内(平日10時〜18時)に送る

内定式の返信メールは、企業の営業時間内に送るのが望ましいです。一般的には平日10時〜18時が対応時間とされています。

深夜や早朝に送信してしまうと、確認が遅れるだけでなく、ビジネスマナーを理解していない印象を与えるかもしれません。

もし夜に内容を整えた場合でも、下書き保存をして翌朝に送信するといった配慮があるとスマートです。

加えて、土日祝日を避けることも意識したいポイントです。企業によっては週末にメールを確認しないこともあるため、メールの到着が埋もれてしまう可能性があります。

④ BCCやCCは使用せず、宛先は個別に送信する

返信メールでは、BCCやCCを使わず、宛先に担当者のメールアドレスだけを記載してください。複数の内定先があるからといって、まとめて送信するのは絶対に避けましょう。

誤送信や情報漏洩のリスクがあるうえ、企業に対して不誠実な印象を与えかねません。個別に丁寧な返信を心がけることが、社会人としての信頼につながります。

特に注意すべきなのは、他社名を誤って記載してしまうケースです。過去のメールを流用して返信すると、企業名や担当者名の差し替えを忘れることがあり、大きな失礼となってしまいます。

面倒に感じるかもしれませんが、メールは必ず1件ずつ丁寧に作成し、送信前の見直しを習慣にしましょう。

⑤ 署名に顔文字や絵文字などを使わないようにする

メールの署名部分では、顔文字や絵文字は使わないようにしてください。カジュアルさを演出するつもりでも、ビジネスの場ではマイナスに働くことがあります。

署名は「大学名・学部・氏名・連絡先」といった基本情報を簡潔に記載するだけで十分です。

また、過度な飾り文字や記号も避けましょう。署名は自分の名刺代わりのようなものであり、読み手がすぐに必要な情報を把握できるように設計することが求められます。

ビジネスにおける署名は“見やすさ”と“わかりやすさ”が命です。見た目にこだわるよりも、正確性と簡潔さを重視してください。

⑥ 敬語を正しく使う

返信メールでは、敬語を正しく使うことも重要です。「拝見いたしました」「ご確認いただけますと幸いです」など、丁寧で自然な表現を意識しましょう。

一方で、「ご覧になられましたでしょうか」のような二重敬語は避けるべきです。

適切な敬語表現に不安があるときは、音読して不自然でないか確認したり、キャリアセンターなどに相談してから送信すると安心でしょう。

さらに、「ご苦労様です」や「了解しました」など、目上の人には不適切とされる表現にも注意してください。

正しい敬語は相手への敬意を示すだけでなく、あなたの社会人としての素養をアピールする材料にもなります。自信がない場合は、友人同士でチェックし合うのもひとつの手です。

内定式の返信メールの書き方

内定式の案内メールに対して正しく返信するには、ビジネスメールの基本構成を押さえておくことが大切です。

読み手である企業の担当者が内容をすぐに理解できるよう、項目を整理して記載する必要があります。ここでは、返信メールの基本的な書き方を7つの要素に分けて紹介します。

  1. 「件名→宛名→名乗り→本文→署名」の順に書く
  2. 件名は一目で内容がわかるようにする
  3. 宛名には担当者名(不明な場合は部署名)を入れる
  4. 名乗りでは大学名・氏名・選考番号などを記載する
  5. 本文には出席・欠席の意思と理由を記載する
  6. 出欠にかかわらずお礼の一文を入れる
  7. 署名には学部・学科・電話番号・メールアドレスを明記する

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① 「件名→宛名→名乗り→本文→署名」の順に書く

内定式の返信メールでは、ビジネスメールの基本的な構成に沿って書くことが重要です。この順序を守ることで、読み手が内容をスムーズに理解しやすくなり、丁寧な印象も与えられるでしょう。

まずは件名で何のメールかを端的に伝えましょう。次に、宛名では相手の立場を尊重した表現を用います。

そして名乗りで自分が誰であるかを明確にし、そのうえで本文にて出席か欠席かの意思とその理由を述べてください。

最後に署名を添えることで、連絡先や個人情報の確認が容易になり、やり取り全体が円滑になります。この基本構成を守るだけでも、社会人としての誠実さを十分に伝えられるでしょう。

② 件名は一目で内容がわかるようにする

メールの件名は、受信者がメールを開くかどうかを左右する最初のポイントです。そのため、内容がひと目でわかる表現を意識しましょう。

「○○大学 ○○の内定式出欠のご連絡」や「内定式出席のご報告」など、件名だけで要件が伝わる文にしてください。

また、企業からの案内メールに返信する場合は、「Re: 内定式のご案内」のように、件名を変更せずそのまま使用するのがマナーです。

件名を変更してしまうと、過去のやり取りが追いにくくなり、相手に手間をかけてしまう可能性があります。見落とされがちですが、メール全体の印象を決める大切な要素です。

③ 宛名には担当者名(不明な場合は部署名)を入れる

宛名はビジネスメールにおいて、相手への敬意を示す基本的な部分です。担当者の名前が明記されていれば、「○○様」と必ず個人宛にしましょう。

名前がわからない場合でも、「採用ご担当者様」や「人事ご担当者様」といった表現を使えば問題ありません。注意したいのは、宛名の誤記や社名の間違いです。

これがあると、印象が大きく損なわれてしまいます。必ずメールの案内文や企業のホームページを確認して、正しい表記で記載してください。

丁寧な宛名の書き方ひとつで、誠実さや細やかな配慮が伝わります。

④ 名乗りでは大学名・氏名・選考番号などを記載する

メールの冒頭で自分を名乗る際には、企業が自分をすぐに識別できるよう、必要な情報をきちんと記載しましょう。

具体的には、大学名・学部名・氏名をはじめ、選考番号がある場合はそれも記載するとスムーズです。

企業は多数の学生とやり取りしているため、こうした情報がないと誰からの連絡か分かりづらくなってしまいます。名乗りは、本文に入る前に最初に記載するのが一般的です。

例としては、「○○大学○○学部の○○と申します。選考番号は12345です」といった形式で構いません。名乗りの丁寧さは、読み手の安心感にもつながります。

⑤ 本文には出席・欠席の意思と理由を記載する

メール本文では、まず内定式への出欠について、明確に意思表示することが求められます。出席の場合は「出席いたします」、欠席の場合は「欠席いたします」と、はっきりと書きましょう。

そのうえで、欠席の際は理由も添えてください。「大学のゼミと日程が重なってしまったため」や「家族の事情で遠方に戻る必要があるため」など、簡潔でも構いませんので、丁寧な表現を心がけましょう。

出席の場合は、「当日を楽しみにしております」といった前向きな一文を加えると、より好印象を与えられます。要点は、わかりやすく誠実に伝えることです。

⑥ 出欠にかかわらずお礼の一文を入れる

メールの中で必ず入れておきたいのが、案内をもらったことへの感謝の一文です。たとえば「内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます」といった内容で十分でしょう。

このようなお礼の言葉があるだけで、メール全体に丁寧さが加わり、相手の受け取る印象が大きく変わります。

出欠の連絡だけで済ませてしまうと、やや事務的に感じられてしまうこともありますが、ひとこと感謝を添えることで、温かみや誠意を伝えられるでしょう。

これはマナーとしてだけでなく、社会人としての人柄も見られるポイントのひとつです。

⑦ 署名には学部・学科・電話番号・メールアドレスを明記する

メールの最後に記載する署名には、必ず自分の連絡先情報を含めてください。大学名・学部・学科・氏名のほか、電話番号やメールアドレスを明記するのが一般的です。

これにより、相手が何か確認したいときにすぐに連絡を取れます。また、署名が整っているメールは全体の印象を引き締め、信頼感を与える要素にもなるのです。

署名はテンプレートを作成しておくと便利ですが、企業ごとに内容を少し調整するのも丁寧さとして伝わります。社会人としての自覚を示す意味でも、正しく整った署名を意識してください。

内定式の案内メールに返信する際のポイント

内定式の案内メールには、ただ返信すればよいというわけではありません。就活生として最低限押さえておくべきマナーや注意点があるのです。

ここでは、相手に好印象を与えるための基本的な返信のコツを紹介します。

  1. 相手に負担をかけないよう短文で丁寧にまとめる
  2. 誤字脱字や変換ミスを必ず見直す
  3. スマートフォンから返信する場合も敬語や署名を忘れない
  4. メールの形式は「テキスト形式」で送信する

① 相手に負担をかけないよう短文で丁寧にまとめる

内定式の案内に対する返信は、相手にとって読みやすい文面を意識することが大切です。採用担当者は日々多くのやり取りを抱えているため、文章は簡潔で明確にまとめましょう。

たとえば、「ご案内ありがとうございます。内定式に出席いたします。」のように、要点がすぐに伝わる構成が理想です。言葉を飾りすぎるよりも、要件をはっきり伝える姿勢のほうが誠実さとして伝わります。

返信の目的は「参加の意思を正確に伝えること」です。その本質を見失わず、丁寧な文面に仕上げてください。

② 誤字脱字や変換ミスを必ず見直す

メールを送る前には、必ず内容を見直してください。特に相手の名前や会社名、日付などの固有情報に間違いがあると、大きな失礼につながります。

誤字や変換ミスは、文章全体の信頼性にも影響を与えかねません。声に出して読むと、違和感に気づきやすくなります。スマートフォンで作成する場合は、入力ミスが起きやすいため特に注意が必要です。

自分の言葉がどう受け取られるかを意識し、丁寧に確認してから送信しましょう。

③ スマートフォンから返信する場合も敬語や署名を忘れない

スマートフォンからメールを送るときでも、敬語や署名を省略してはいけません。形式はビジネスメールであることに変わりはなく、丁寧な表現が求められます。

たとえば、「了解しました」といった言い回しではなく、「承知いたしました」といった敬語がふさわしいでしょう。また、署名には「大学名・学部・氏名・連絡先」といった基本情報を明記してください。

端末に関係なく、誠意の伝わる文章を心がけましょう。

④ メールの形式は「テキスト形式」で送信する

メールの送信形式は、必ず「テキスト形式」に設定してください。HTML形式や装飾付きのメールは、相手の環境によっては正しく表示されない可能性があります。

また、セキュリティの設定によって迷惑メール扱いになったり、添付ファイルとみなされてブロックされるケースもあるでしょう。

そうなれば、せっかくの返信も相手に届かない恐れもあるため注意が必要です。

内定式の返信メールの例文

内定式の案内メールを受け取ったものの、実際にどのように返信すればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、出席・欠席・未定など、状況別に使える返信メールの具体例を紹介します。自分の立場に合った例文を参考にすることで、迷わず丁寧な返信ができるはずです。

  1. 内定式に出席する場合の返信メール
  2. 内定式を欠席する場合の返信メール
  3. 参加未定の場合の返信メール
  4. 直前で欠席が決まった場合の返信メール
  5. 内定式後にお礼メールを送る場合

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①内定式に出席する場合の返信メール

内定式に出席する旨を伝える返信では、出欠の意思だけでなく、案内をもらったことへのお礼や当日への意欲も一言添えると好印象です。

ここでは、実際の大学生活や志望動機に触れた、自然な返信メールの例文を紹介します。

《例文》

件名:内定式出席のご連絡(○○大学 佐藤花子)

○○株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
○○大学経済学部4年の佐藤花子と申します。

このたびは、内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ出席させていただきたく、ご連絡いたしました。

これまで大学ではゼミ活動に力を入れており、特にマーケティングの実践研究に取り組んでまいりました。御社の○○事業に関心を持ったのも、その経験がきっかけです。

内定式で社員の皆さまと直接お会いできることを楽しみにしております。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――
佐藤 花子(さとう はなこ)
○○大学 経済学部 経営学科
電話:090-1234-5678
メール:sato.hanako@example.com

《解説》
当日の出席意思に加えて、学生生活での学びと企業への関心を簡潔に伝えると、前向きな姿勢が伝わります。自身の体験を少し盛り込むのがポイントです。

②内定式を欠席する場合の返信メール

内定式を欠席する場合でも、誠意のある対応を心がけたいところです。欠席の理由を簡潔に伝えたうえで、今後への前向きな姿勢や感謝の気持ちを忘れずに盛り込むと好印象につながります。

《例文》

件名:内定式欠席のご連絡(○○大学 山田太郎)

○○株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
○○大学文学部4年の山田太郎と申します。

このたびは内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

せっかくの機会をいただいたにもかかわらず、大学の卒業論文の発表会と日程が重なっており、誠に恐縮ながら欠席させていただきたくご連絡申し上げます。

御社で働けることへの思いは変わらず、入社に向けて気持ちを新たに準備を進めてまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

――――――――――――
山田 太郎(やまだ たろう)
○○大学 文学部 英文学科
電話:080-9876-5432
メール:yamada.taro@example.com

《解説》
欠席の理由は簡潔に伝えれば問題ありません。最後に入社への意欲や感謝を添えると、丁寧で前向きな印象を残せます。

③参加未定の場合の返信メール

予定が確定しておらず、内定式への出欠をすぐに返答できない場合は、現時点での状況を正直に伝えつつ、参加の意思があることも添えると丁寧な印象になります。

《例文》

件名:内定式ご案内について(○○大学 高橋未来)

○○株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
○○大学社会学部4年の高橋未来と申します。

このたびは内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

現在、大学の集中講義のスケジュールが確定しておらず、出席できるかどうか判断がつかない状況です。講義の日程が決まり次第、改めてご連絡させていただきます。

内定式にはできる限り参加したいと考えております。お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

――――――――――――
高橋 未来(たかはし みく)
○○大学 社会学部 メディア社会学科
電話:070-1234-5678
メール:takahashi.miku@example.com

《解説》
未定の事情は曖昧にせず、具体的に書くのが大切です。「参加したい気持ち」を添えることで、誠実さと前向きな姿勢を伝えられます。

④直前で欠席が決まった場合の返信メール

やむを得ない事情で直前に内定式を欠席することになった場合は、できるだけ早くお詫びと事情を伝えることが大切です。ここでは丁寧さと誠意を意識した例文をご紹介します。

《例文》

件名:内定式欠席のご連絡(○○大学 中村翔)

○○株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
○○大学法学部4年の中村翔と申します。

本日は、内定式の欠席についてご連絡いたします。

大変恐縮ですが、前日から発熱が続いており、体調を考慮して出席を見送る判断をいたしました。
ご準備いただいた皆さまにはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

内定式でお話を伺えることを楽しみにしていた分、出席できず残念ですが、改めて気を引き締めて入社準備に励んでまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

――――――――――――
中村 翔(なかむら しょう)
○○大学 法学部 国際関係法学科
電話:090-1122-3344
メール:nakamura.sho@example.com

《解説》
直前の欠席は申し訳なさを伝えるのが基本です。理由は簡潔に、あわせて今後への前向きな姿勢を示すと好印象につながります。

⑤内定式後にお礼メールを送る場合

内定式に参加したあとは、当日の感謝を伝えるお礼メールを送ると好印象です。丁寧な気持ちを言葉にすることで、今後の関係づくりにもつながります。

ここでは内定式直後に送るシンプルなお礼メールの例を紹介します。

《例文》

件名:内定式のお礼(○○大学 井上優)

○○株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
○○大学経営学部4年の井上優と申します。
本日は、内定式を開催いただき誠にありがとうございました。

社員の皆さまのお話や社内の雰囲気に直接触れることで、改めて御社で働きたいという気持ちが強くなりました。

特に、○○部門の先輩社員の方が話してくださった業務内容ややりがいのエピソードが印象的で、今後の学びや準備にも役立てていきたいと感じました。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

――――――――――――
井上 優(いのうえ ゆう)
○○大学 経営学部 経営戦略学科
電話:080-5678-123
メール:inoue.yu@example.com

《解説》
感謝だけでなく、印象に残った話題に触れると気持ちが伝わりやすくなります。具体的な内容を一つ盛り込むのがポイントです。

内定式の案内メール返信時の注意点

返信メールは、出欠を伝えるだけでなく、ビジネスマナーを示す場でもあります。丁寧で失礼のない文面を心がけることで、企業からの信頼にもつながるでしょう。

ここでは、返信時に見落としやすい4つの注意点を紹介します。

  1. メールの冒頭に挨拶や導入文を入れるようにする
  2. 企業名や担当者名の間違いに注意する
  3. 無断でファイルや画像などを添付しない
  4. テンプレートをそのまま使わず自分の言葉を添える

① メールの冒頭に挨拶や導入文を入れるようにする

メールの書き出しでは、すぐに本題へ入るのではなく、ひと言添えることが大切です。

「お世話になっております」や「内定式のご案内ありがとうございます」といった短い挨拶があるだけで、印象が柔らかくなります。

やや形式的に感じるかもしれませんが、ビジネスではこうした一文が礼儀として求められるのです。また、最初の一文が丁寧であるほど、メール全体の印象も良くなります。

特に初めてやり取りする相手に対しては、関係構築の第一歩にもなるため、なおさら重要です。

ビジネスメールでは“いきなり要件に入らない”という暗黙のルールがあるため、冒頭に心を配るだけで社会人らしさが伝わるでしょう。

② 企業名や担当者名の間違いに注意する

企業名や担当者名を誤ると、相手に「丁寧さが足りない」と思われてしまうかもしれません。変換ミスや漢字の間違いは特に目立ちやすい部分です。

メールを送信する前に必ず確認し、他社へ送った内容の使い回しなどにも注意してください。細かい確認が信頼につながるでしょう。

加えて、企業名の略称や省略形を使うことも避けたほうが無難です。たとえば「(株)」や「Co., Ltd.」などは使わず、正式名称をフルで記載すると誠意が伝わります。

読み間違いや変換候補の誤選択も意外と多いため、送信前に落ち着いて見直す時間を取りましょう。

③ 無断でファイルや画像などを添付しない

返信メールにファイルや画像を添付する必要は、基本的にありません。企業から明確な指示がない限り、資料などを添えるのは避けたほうが無難です。

添付ファイルは容量が大きくなったり、開封を手間に感じられたりする場合もあるため、相手の立場を考えた配慮が求められます。

とくにPDFやWord形式の文書を添付する場合は、開く環境や操作によっては文字化けや表示崩れが生じることも。また、セキュリティ上の観点からも、不必要な添付は避けるべきです。

返信内容が本文だけで済むなら、その方が相手にとっても受け取りやすくなるのです。

④ テンプレートをそのまま使わず自分の言葉を添える

テンプレートを使うのは便利ですが、そのままコピーしただけの文面では、無機質な印象になる可能性があります。一文でも自分の言葉を加えることで、気持ちが伝わりやすくなります。

「当日はよろしくお願いいたします」や「お会いできるのを楽しみにしております」といったひと言を添えると、相手の受け取り方も変わるでしょう。

たとえば、内定式の中で楽しみにしていることや、先輩社員の話を聞けることへの期待など、自分の感情や視点を短く添えるだけで文章に温かみが生まれます。

テンプレートをベースにしても構いませんが、“あなた自身”が書いたことが伝わる工夫があると好印象です。

返信が遅れた場合の対処法

内定式の案内メールに対して返信が遅れてしまったときでも、誠実な対応を心がければ信頼を損なうことはありません。

重要なのは、遅れた事実を隠さず認めたうえで、適切な言葉と態度で丁寧に伝えることです。ここでは、返信が遅れてしまった場合に意識すべきポイントを3つ紹介します。

  1. お詫びの言葉をメール冒頭で明記する
  2. 遅れた理由は正直かつ簡潔に説明する
  3. 出欠に変更がある場合は明確に伝える

① お詫びの言葉をメール冒頭で明記する

返信が遅れてしまった場合は、まずメールの冒頭で謝罪の言葉を明記しましょう。

「ご連絡が遅くなり、誠に申し訳ございません」「ご返信が遅れましたこと、お詫び申し上げます」など、素直に謝る姿勢を示すことが大切です。

いきなり本文に入ってしまうと、相手に配慮が足りない印象を与えかねませn。謝罪の一文を入れることで、誠意が伝わり、相手の気持ちも和らぐでしょう。

取り繕おうとせず、率直な気持ちで伝えることが信頼回復の第一歩です。また、文面に堅苦しさが出すぎると機械的に見えることもあるため、言葉選びには柔らかさも意識してください。

謝罪を丁寧に伝えることで、その後のやり取りもスムーズになりやすくなります。

② 遅れた理由は正直かつ簡潔に説明する

謝罪とあわせて、返信が遅れた理由も伝えましょう。ただし、あまり長く書きすぎたり、細かな説明をしすぎたりすると、かえって不自然になることもあります。

あくまで簡潔に、そして正直な理由を伝えることが大切です。

たとえば、「外出が続いており確認が遅れました」「体調を崩しており、メールに気づくのが遅くなりました」など、一文で要点を押さえた説明で問題ありません。

内容は事実ベースで、誠実な印象を与えることを意識しましょう。ここで大切なのは、言い訳に聞こえないよう注意することです。

余計な言い回しは避け、相手に対する配慮を優先してください。短いながらも誠意を感じる理由であれば、担当者にもきっと伝わるはずです。

③ 出欠に変更がある場合は明確に伝える

返信が遅れたことで、内定式への出席・欠席の予定が変わった場合は、その変更を明確に伝える必要があります。

たとえば「当初は出席予定でしたが、都合により欠席させていただきます」といったように、端的かつ丁寧に記載しましょう。

相手が状況をすぐに把握できるようにすることが大切です。返信が遅れたうえに、内容まであいまいだと、企業に余計な負担をかけることになります。

また、出欠に変更がない場合でも「出席の予定に変更はございません」と一文添えると、確認が不要になり相手にとっても親切です。

連絡内容をはっきりさせることが、信頼維持につながるポイントといえるでしょう。

内定式のメール返信は丁寧かつ迅速に行おう!

内定式の案内メールを受け取ったら、早めかつ正確に返信することが大切です。返信のタイミングや書き方、マナーを押さえることで、企業からの信頼を得られるでしょう。

たとえば、件名や宛名の正しい書き方、敬語の使い方、署名の内容などは、基本ながら重要なポイントです。また、スマートフォンからの送信でもマナーを崩さない配慮が必要。

返信が遅れた場合は、お詫びと理由を添えた誠実な対応が求められます。すべてに共通するのは、相手への思いやりです。

就活生としての印象を良くするためにも、メールでのやり取りは、社会人としての第一歩と意識して取り組んでください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。