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就活説明会の服装は何を選ぶ?指定なしの服装マナーを解説

「服装自由って言われたけど、何を着て行けば正解なの?」就活中の説明会でよく見かける「服装の指定なし」や「自由」という言葉。

一見ラクO感覚を見られていることもあります。

そこで本記事では、「指定なし」と言われたときに選ぶべき服装や業界別の傾向、注意点まで詳しく解説します。ぜひこの記事を参考にして、迷ったときの判断基準を見つけましょう。

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目次

服装の指定なし=なんでもOKではない理由

説明会で「服装の指定なし」と案内された場合でも、それは「何でもいい」という意味ではありません

企業はあえて明確なドレスコードを示さず、学生自身の判断力や常識を見ようとしているケースが多いものです。だからこそ、自分勝手な解釈でラフすぎる格好を選んでしまうと、場違いな印象を与えてしまうでしょう

「自由」といわれると気が緩みがちですが、実際には「適切な服装を自分で判断できるか」を見られているのです。

だからこそ、スーツやオフィスカジュアルといった清潔感があり、かつ無難な服装が安心です。第一印象が重要視される就活において、服装は自分の評価を左右する大切な要素だと心得ておきましょう。

企業が「服装自由」や「指定なし」とする意図

説明会で「服装自由」や「指定なし」と記載されている背景には、企業側のさまざまな意図があります。

単なる配慮のように見えて、実は学生への評価を含んだケースもあるため、正しく理解しておくことが大切です。

  1. 学生の心理的負担を減らすため
  2. 服装からTPO感覚や常識を見ているため
  3. 企業の文化や業界特性を伝える意図があるため

① 学生の心理的負担を減らすため

企業が「服装自由」と記載する理由のひとつに、就活に対する緊張や不安を少しでも和らげたいという思いがあります。

特に就活初心者にとって、どんな服装が正解なのかを判断するのは負担が大きいでしょう。その負担を軽くするために「自由」と記載している場合があるのです。

ただし、自由だからといって気を抜いてしまうと逆効果になりかねません。あくまでも場に合った服装と清潔感は意識してください。

② 服装からTPO感覚や常識を見ているため

「自由」と言われたときこそ、あなたの判断力が試されています。企業は、説明会という場にふさわしい格好ができているかを見ており、そこから常識やTPOの感覚を測っているのです。

極端にカジュアルな服装で参加すれば、「空気が読めない」といった印象を与える可能性も。選考対象ではなくても、第一印象はしっかりチェックされていると考えたほうがよいでしょう。

③ 企業の文化や業界特性を伝える意図があるため

「服装自由」とすることで、自社の雰囲気や業界のカラーを伝えようとする意図もあります。

たとえばベンチャー企業やクリエイティブ系の職場では、形式にとらわれず、自分らしさを尊重する風土が重視されがちです。

その一方で、金融や公務員系など、スーツが当たり前の業界では「自由」と書かれていても実際にはスーツを期待されている場合があります。業界ごとの特徴を理解したうえで、服装を選んでください

業界・職種ごとの説明会の服装の傾向を知っておこう

説明会で「服装の指定なし」と書かれていても、業界や職種によって好まれる服装には違いがあります。企業の雰囲気や文化を理解するうえでも、業界ごとの傾向を事前に把握しておくことが大切です。

  1. 金融・コンサル・公務員などはスーツが基本
  2. IT・広告・ベンチャーはオフィスカジュアルが主流
  3. アパレル・クリエイティブ業界は私服もOK

① 金融・コンサル・公務員などはスーツが基本

堅実で信頼感が重視される金融・コンサル・公務員といった業界では、たとえ説明会でもスーツを着用するのが一般的です。

実際に「服装自由」と案内されていても、参加者の多くはダークスーツにネクタイ、革靴といった正統派のスタイルで臨んでいます。

万が一カジュアルな格好で参加すれば、周囲から浮いてしまうだけでなく、「常識がない」「真剣味に欠ける」といったマイナス評価につながるリスクもあります。

説明会といえども、第一印象は重要です。こうしたフォーマルな業界では、きちんとした装いで臨むことが社会人としてのマナーといえるでしょう。

② IT・広告・ベンチャーはオフィスカジュアルが主流

柔軟な発想や個性が尊重されるIT・広告・ベンチャー業界では、スーツよりもオフィスカジュアルが一般的

たとえば、ジャケットにシャツ、チノパンを組み合わせたような、清潔感がありながらも堅すぎない服装が好まれます。

ただし「自由=何を着てもよい」というわけではなく、デニムやTシャツなどカジュアルすぎる服装はマイナスの印象を与えかねません。また、髪型や靴など細かい部分にも気を配ることが大切です。

場にふさわしい服装を選び、自分を整える意識を持っているかどうかも評価される要素の1つと考えておきましょう。

③ アパレル・クリエイティブ業界は私服もOK

ファッション・アート・映像などを扱うアパレルやクリエイティブ業界では、私服での参加が歓迎されるケースもあります

なぜなら、服装や身だしなみそのものが自己表現の手段と見なされ、個性やセンスを伝えるひとつの方法になるからです。

説明会とはいえ「どんなスタイルで来たか」から、感性や世界観をチェックされている可能性があります。ただし、やりすぎた個性の主張は逆効果です。

派手すぎる色や過度な露出、だらしない服装などは避けてください。自分らしさと社会性の両立が求められる点を意識して、好印象を残せるコーディネートを心がけましょう。

説明会の「服装の指定なし」と言われたときのポイント

企業説明会で「服装自由」や「指定なし」とされている場合、自分で判断して適切な服装を選ぶ必要があります。迷いやすい場面だからこそ、基本を押さえておくと安心です。

ここでは、意識しておきたい6つのポイントを紹介します。

  1. 悩んだらスーツを着る
  2. 派手すぎる色や柄は避ける
  3. サイズ感とシワに注意して清潔感を保つ
  4. 露出度が高すぎる服装は避ける
  5. オンライン説明会でも全身着替える意識を持つ
  6. 全体のバランスとトータルコーディネートを意識する

① 悩んだらスーツを着る

「服装自由」や「指定なし」と言われても、何を着るべきか迷ってしまいますよね。そうしたときは、迷わずスーツを選ぶのが無難です。

特に、初めて接する企業や、業界の雰囲気がわからない段階では、スーツで参加しておけば大きな失敗にはなりません。

フォーマルな服装は、誠実さや真剣さ、そしてビジネスマナーをわきまえているという印象を与えやすいです。

さらに、他の参加者との違和感も少なく、悪目立ちする心配もありません。TPOをわきまえた服装として、スーツはやはり基本の一着といえるでしょう。

② 派手すぎる色や柄は避ける

説明会は、企業の第一印象を左右する場です。そのため、服装に取り入れる色や柄も慎重に選ぶ必要があります

あまりに鮮やかだったり目を引くデザインだったりすると、場にそぐわないと判断されることも。そのため、落ち着いた色味と控えめな柄を意識するのがおすすめです。

特に、ネイビー・グレー・ベージュ・ホワイトなどのベーシックカラーは、清潔感もあり好印象につながりやすいでしょう。

安心して選べる色をベースにすれば、他の小物とのコーディネートもしやすくなります。

③ サイズ感とシワに注意して清潔感を保つ

就活の場では、服そのものよりも“整え方”が重視されます。どんなに高価な服を着ていても、サイズが合っていなかったり、シワやヨレが目立っていたりすると、全体の印象が大きく損なわれるでしょう。

逆に、シンプルでも自分の体型に合ったサイズ感で清潔に整えられていれば、信頼感を持たれる可能性が高まります。

服を選ぶ段階では、必ず一度着て確認し、必要であればアイロンをかけたり、クリーニングに出したりして準備を整えておきましょう。細部への配慮ができる人と受け取ってもらえるかもしれません。

④ 露出度が高すぎる服装は避ける

たとえ暑い季節であっても、就活の場では露出の多い服装は避けたほうが賢明です。

ノースリーブや短いスカート、胸元の大きく開いたトップスなどは、カジュアルすぎる印象を与え、真剣さを疑われる原因にもなりかねません。

また、周囲と比較された際に悪目立ちするリスクもあります。自分では控えめに見える服装であっても、企業の担当者から見て不快に感じられる場合もあるため、注意が必要です。

清潔感と上品さを意識し、肌の露出は最小限に抑えるよう心がけましょう

⑤ オンライン説明会でも全身着替える意識を持つ

オンライン開催だからといって、服装を手抜きするのは避けたほうがよいでしょう。

画面に映るのは上半身だけと思っていても、立ち上がったりカメラの角度が変わったりすることで下半身が見えることもあります。

部屋着のままで参加していた場合、相手に不快感や違和感を与えかねません。また、きちんとした服に着替えることで、自分の気持ちを引き締める効果も期待できます。

画面越しであっても誠意が伝わるよう、全身を整えて臨むことが大切です。

⑥ 全体のバランスとトータルコーディネートを意識する

服装は一部だけ整えても、全体のバランスが崩れていては意味がありません

たとえば、きれいなジャケットを着ていても、足元がスニーカーだったり、リュックが派手すぎたりすると、印象がちぐはぐになります。

髪型やメイク、アクセサリーなども含めて、全身での「トータルコーディネート」が重要です。

鏡で全身をチェックしながら、「この場にふさわしいか」「自分らしさは出せているか」を客観的に確認しましょう。細部まで整った装いは、相手への気配りの表れとして評価されるはずです。

説明会でスーツを着用する際の注意点

服装の指定がなかった場合、スーツを選ぶのは無難で安心な選択です。ただし、ただ着るだけでは不十分で、着こなしや細かな部分に注意が必要。

ここでは、スーツを着るときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

  1. 男性はネクタイ・革靴・シワのないスーツを着用する
  2. 女性はスカートかパンツスーツに清潔感をプラスする
  3. スーツでもカバンや髪型など小物の印象に配慮する

① 男性はネクタイ・革靴・シワのないスーツを着用する

男性がスーツを着る際は、「清潔感」と「誠実さ」をどう表現するかが重要です。まず、スーツにシワがあると、それだけでだらしなく見えてしまいます。

着用前にはアイロンをかけるか、余裕を持ってクリーニングに出しておきましょう。また、ネクタイは派手な柄を避けて、紺やエンジなど落ち着いた色を選ぶのが無難です。

革靴も汚れや擦れがないか確認し、必要に応じて磨いておいてください。ベルトと靴の色を合わせることも意外と見られています。

こうした一つひとつの丁寧な身だしなみが、社会人としての意識を感じさせ、好印象へとつながっていきます

② 女性はスカートかパンツスーツに清潔感をプラスする

女性の場合、スーツの選び方と着こなしが印象に大きく影響します。スカートでもパンツでも構いませんが、丈が短すぎると不適切な印象を与えるため注意が必要

タイトすぎるシルエットも避け、体に程よくフィットするデザインを選ぶと安心です。インナーは襟付きのシャツや、透けない素材のものを選びましょう。

また、ストッキングは肌なじみのよいベージュ系が無難で、破れや伝線がないかも事前にチェックしておくと安心です。

全体を落ち着いたトーンで統一し、ヘアスタイルやメイクもナチュラルに仕上げれば、信頼感のある印象を自然に演出できます。

③ スーツでもカバンや髪型など小物の印象に配慮する

スーツをしっかり整えていても、小物やヘアスタイルがアンバランスだと全体の印象が損なわれてしまいます。特にカバンは、ビジネス向けのシンプルなデザインが基本です。

リュックやカラフルなトートバッグはカジュアルすぎる印象を与えるため避けてください。また、髪型も清潔感のあるスタイルを意識し、前髪や後れ毛が乱れていないかも確認しておきましょう。

アクセサリーや腕時計なども、主張の強いものより控えめなアイテムを選ぶと安心です。服装全体のバランスを整えることで、「きちんとした人だ」という印象を自然に相手に伝えられます。

説明会にオフィスカジュアルで参加する際の注意点

「服装指定なし」と案内された場合、多くの企業が想定しているのはオフィスカジュアルです。スーツほど堅くなく、私服ほどラフでもない、その中間のスタイルが求められます。

ここでは、男女別の基本的なスタイルと注意点を紹介しましょう。

  1. 男性はジャケット・シャツ・チノパンを着る
  2. 女性はブラウス・膝丈スカートやパンツ・パンプスを選ぶ
  3. ビジネス感を損なわない色味とシルエットを意識する

① 男性はジャケット・シャツ・チノパンを着る

男性のオフィスカジュアルでは、「きちんと感」と「清潔感」の両立がポイントです。

基本のスタイルとしては、落ち着いた色合いのジャケットに襟付きのシャツ、そして無地でシンプルなチノパンを組み合わせるのがおすすめ。

インナーは白や淡いブルーなど、清潔感を演出しやすい色を選びましょう。Tシャツやジーンズ、派手な柄やビビッドカラーは避けたほうが無難です。

足元も重要な印象を与えるため、スニーカーではなく、革靴や落ち着いた色のローファーを選ぶと安心でしょう。服装全体にまとまりがあり、落ち着いた印象を与えることが、信頼感につながります。

② 女性はブラウス・膝丈スカートやパンツ・パンプスを選ぶ

女性のオフィスカジュアルでは、上品さと清潔感を意識した服装が好まれます

基本の組み合わせとしては、襟付きまたはシンプルなデザインのブラウスに膝丈のスカート、またはセンタープレスの入ったパンツを合わせるのが無難です。

全体のトーンは白・ネイビー・グレーなど、控えめで落ち着いた色味を選びましょう。柄物を取り入れる場合は、小さめで主張の少ないものにしてください。

足元はパンプスが基本で、ヒールは高すぎず歩きやすいものを選ぶと安心です。ヘアスタイルやメイクもナチュラルに整え、全身から清潔感と信頼感が伝わるよう心がけましょう。

③ ビジネス感を損なわない色味とシルエットを意識する

オフィスカジュアルは自由度が高い分、ビジネス感とのバランスを取るのが難しいスタイルです。色味はネイビーやベージュ、グレー、オフホワイトといった落ち着いたトーンを中心に選びましょう

あまりにもカジュアルな色合いや蛍光色は避けたほうが無難です。また、シルエットにも配慮が必要でしょう。

ぴったりしすぎる服や、だらしなく見えるオーバーサイズは避け、程よく体に沿った形を選ぶと印象が良くなります

トップスとボトムス、小物を含めた全体のバランスを整えることで、「きちんと感」がしっかり伝わり、就活の場にもふさわしい装いになるでしょう。

会社説明会で避けるべきNGな服装とは

「服装自由」や「指定なし」と書かれていても、何を着てもよいという意味ではありません。知らずに悪目立ちしてしまうこともあるため、避けるべき服装の例をあらかじめ確認しておきましょう。

  1. Tシャツ・ジーンズなどカジュアルすぎる服装
  2. 派手な柄や色、個性が強すぎる服装
  3. サンダル・スニーカー・帽子などの小物

① Tシャツ・ジーンズなどカジュアルすぎる服装

「自由」と案内されている場合でも、Tシャツやジーンズといった普段着そのままの服装で参加するのは避けるべきです。

特にプリント入りのTシャツや、ダメージ加工のジーンズ、色あせたデニムなどはカジュアルな印象が強すぎて、説明会という場には不適切です。

相手企業は、学生の常識やTPOへの配慮を見ている可能性もあるため、清潔感と信頼感を意識する必要があります。

ラフすぎる服装は「準備不足」や「配慮に欠ける」といったネガティブな印象を与えるおそれがあるので注意してください。

② 派手な柄や色、個性が強すぎる服装

自分らしさを表現することは大切ですが、企業説明会のような公的な場では第一印象が非常に重要です。

蛍光色や極端に明るい色合い、アニマル柄や花柄などの大きなデザイン、目立つロゴなどは、企業によってはTPOをわきまえていないと受け取られる可能性があります。

説明会は選考の一部ととらえる企業もあるため、落ち着いた色味やシンプルなデザインを選んだほうが安心です。相手に不快感を与えず、協調性や社会性が伝わる服装を意識しましょう。

③ サンダル・スニーカー・帽子などの小物

服装だけでなく、身につける小物にも配慮が必要です。サンダルやスニーカー、キャップやニット帽などのカジュアル小物は、ビジネスシーンにはふさわしくありません

また、サングラスや大きなアクセサリーは顔の表情を隠したり、場の雰囲気にそぐわない印象を与えたりする可能性も。

さらに、リュックや派手なトートバッグなども学生らしさが強く出てしまうため、避けたほうが無難です。

全体として「きちんとしている」と感じてもらえるよう、服装と小物のバランスにも気を配ってください。

会社説明会の「服装の指定なし」の身だしなみのポイント

服装に指定がなくても、第一印象を左右するのは身だしなみです。企業は「自由」だからこそ、学生自身の判断力や常識を見ています。清潔感や細やかな気配りは、服装選びと同じくらい大切です。

ここでは、気をつけたいポイントを5つに絞って紹介します。

  1. 清潔感がある服装を心がける
  2. 髪型やヒゲ、ネイルにも気を配る
  3. シワ・汚れ・臭いのない状態で臨む
  4. バッグや時計などの小物もビジネス向けを選ぶ
  5. 香水や整髪料は控えめにして好印象をキープする

① 清潔感がある服装を心がける

どのような服装であっても、清潔感があるかどうかは第一印象を大きく左右します。見た目に清潔で整っているかどうかは、相手に安心感や信頼感を与えるポイントです。

服がきちんと洗濯されているか、シミやほこりなどがついていないか、チェックしてから着用してください。また、色やデザインはシンプルで控えめなものを選ぶと好印象につながります。

トレンドや個性よりも、就活の場にふさわしい「きちんと感」を優先しましょう。

② 髪型やヒゲ、ネイルにも気を配る

身だしなみは服だけでなく、髪型や顔まわり、手元まで含めて全体で判断されます。男性はヒゲをきちんと剃り、髪は寝ぐせのないよう整えると清潔感が伝わるでしょう。

女性も、爪が伸びすぎていないか、ネイルの色やデザインが派手すぎないかを確認してください。ネイルをしていない場合でも、爪の汚れや割れには注意しましょう。

こうした細かな気配りは、企業側に誠実さや社会性を伝える手段にもなります。

③ シワ・汚れ・臭いのない状態で臨む

衣類のシワや汚れは、見た目に大きな影響を与える要素です。どんなに高価な服でも、シワだらけだったり、汚れていたりするとだらしなく映ってしまいます。

出かける前にはアイロンがけを済ませ、靴は磨いておくと安心でしょう。また、意外と見落としがちなのがにおいです。

たばこや香水、整髪料のにおいが強いと不快感を与える可能性も。香りは控えめにして、爽やかで自然な印象を大切にしてください

④ バッグや時計などの小物もビジネス向けを選ぶ

服装が整っていても、バッグや時計、アクセサリーなどの小物が浮いていると全体の印象が崩れてしまいます。

たとえば学生用のリュックや、キャラクター柄の雑貨は避け、シンプルで落ち着いたデザインのものを選びましょう

腕時計は派手すぎないものが好ましく、アクセサリー類も最小限にとどめるのが無難です。小物にまで気を配ることで、全体のバランスが整い「きちんと感」が伝わります。

⑤ 香水や整髪料は控えめにして好印象をキープする

香水や整髪料を使う際は、その香りの強さに注意しましょう。自分ではちょうどよいと感じていても、他人にとっては強すぎると感じることもあります。

特に企業説明会のような場では、密室で他人と近い距離になる可能性があるため、控えめな使用を心がけてください。

無香料か微香タイプの製品を選ぶと安心です。香りも含めて身だしなみの一部ととらえ、相手が不快にならないよう配慮する姿勢が評価されます。

会社説明会の服装でよくある質問とその回答

「服装の指定なし」と案内された説明会では、何を着ればよいか迷う方が多いでしょう。実際、服装の印象は企業に与える影響も大きく、選択を誤ると損をする可能性もあります。

ここでは、就活生からよく寄せられる質問に答えていきましょう。

  1. 説明会の服装は選考に影響することがある?
  2. 私服で行って他の人が全員スーツだったらどうする?
  3. スニーカーやジーンズはどの程度までならOK?
  4. 就活中に髪色やネイルはどこまで許される?
  5. 服装で失敗した場合、どうリカバリーすればいい?
  6. 服装に迷ったときは誰に相談すればいい?

① 説明会の服装は選考に影響することがある?

一般的に説明会は選考フローに含まれないとされていますが、企業の担当者が参加者の様子を観察しているケースもあるでしょう。

特に服装や態度、身だしなみは第一印象に直結し、「社会人としての自覚があるかどうか」を判断される要素になり得ます。清潔感があり、TPOに合った服装で臨めば、それだけで好印象を残せるでしょう。

たとえ選考対象でなかったとしても、記録が残る可能性を考えると、準備は怠らないほうが安心です。

② 私服で行って他の人が全員スーツだったらどうする?

会場に着いてみたら自分だけが私服で、他の参加者が全員スーツだったという状況は、誰でも焦ってしまうものです。しかし、その場で慌てず冷静に振る舞うことが重要でしょう。

事前に企業や業界の情報をチェックしておけば、こうしたギャップを避けやすくなります。

また、服装が多少場違いでも、説明を真剣に聞く態度や丁寧な受け答えによって、企業側の印象は十分にカバーできます。大切なのは、中身と姿勢です。

③ スニーカーやジーンズはどの程度までならOK?

スニーカーやジーンズについては、業界や企業によって許容される基準が異なります

特に、ITやデザイン系など、カジュアルな雰囲気の会社ではそこまで厳しくない場合もありますが、どんなときも「清潔感」と「ビジネス感」は保つべきです。

真っ白なスニーカーや濃い色のジーンズなど、シンプルで落ち着いたアイテムなら許容範囲内に収まることが多いでしょう。逆に、派手な柄や汚れが目立つものは避けてください。

④ 就活中に髪色やネイルはどこまで許される?

髪色やネイルについても、業界によって寛容さが異なります

たとえば、クリエイティブ業界では明るめの髪色が受け入れられることもありますが、金融や公務員など堅めの職種ではナチュラルな髪色が基本です。

ネイルも同様に、透明やベージュ系など目立たない色で、短く整えられていると好印象を与えられます。

判断が難しいときは、最も無難な選択をするか、実際に企業の雰囲気に近い先輩に相談すると安心でしょう。

⑤ 服装で失敗した場合、どうリカバリーすればいい?

説明会にふさわしくない服装をしてしまったと感じても、落ち込む必要はありません。服装のミスよりも、その後の態度や振る舞いのほうが企業には強く印象に残ります。

背筋を伸ばし、明るく受け答えをするなど、姿勢で信頼感を示しましょ。また、その経験を次回に生かす姿勢も大切です。

失敗を前向きに捉えて改善に努める姿勢は、むしろ好印象を与える可能性もあります。気持ちを切り替えることが何より大事です。

⑥ 服装に迷ったときは誰に相談すればいい?

「何を着ればいいか分からない」と感じたときは、自分ひとりで悩まず、第三者に相談するのが効果的です。

大学のキャリアセンターでは、業界ごとの傾向やマナーについて具体的なアドバイスがもらえますし、内定者や先輩の体験談も参考になるでしょう。

また、企業に直接問い合わせるのもひとつの手段ですが、その際は丁寧な言葉づかいで聞くことが大切です。相談することで不安が軽減し、服装選びにも自信が持てます。

服装に迷ったときこそ「指定なし」の本質を理解しよう

「服装の指定なし」と言われると自由に選べるように思えますが、実際にはTPOや企業文化に合わせた判断が求められます。

企業があえて指定しないのは、学生の感性や常識を見極める意図があるからです。たとえば、金融やコンサルではスーツが基本ですが、ベンチャーやアパレルでは私服も珍しくありません。

こうした業界特性を理解したうえで、自分にふさわしい身だしなみを整えることが大切です。悩んだらスーツを選ぶのが無難ですが、服装に迷ったときは信頼できる人に相談するのも良い方法でしょう。

「自由=何でもOK」ではなく、「自由=自分で考える力が問われる」という意識を持てば、説明会での印象も大きく変わるはずです。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。