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面接で「連絡する」と言われたのに来ない!原因と正しい対処法を解説

この記事では、面接では「連絡する」と言われたのに来ない時の理由や対処法を徹底解説しています。

実際に、「連絡する」と言われたのに連絡がないと不安ですよね。不安な気持ちを解消するために、問い合わせの適切なタイミングやNG行動も紹介しています。

 

目次

面接で「連絡する」と言われたのに来ないのは不採用サイン?

面接後に「結果は後日ご連絡します」と言われたのに、数日たっても企業から連絡がないと、不安になる方は多いでしょう。

とくに就職活動中は一つひとつの選考が大切なので、焦る気持ちも自然なことです。

結論から言えば、「連絡が来ない=不採用」とは限りません。多くの企業では、選考スケジュールや社内の意思決定に時間がかかることがあります。

採用担当者が他の業務に追われていることもあり、連絡が後回しになっている場合もあるでしょう。そうした背景を知らずに、「もう落ちたのかもしれない」と早合点してしまうのは、非常にもったいないことです。

一方で、合否連絡を出さずに終わらせる、いわゆる“サイレントお祈り”を採用している企業も存在します。これは望ましい対応とは言えませんが、現実的には一定数あるのが事実です。

そのため、面接の最後に「合否連絡はいつ、どのようにいただけますか」と確認しておくことで、あとから不安になりにくくなります。

大切なのは、不確かな情報に振り回されず、自分の行動を止めないことです。まずは冷静に状況を整理し、必要なら適切なタイミングで問い合わせることも考えてみてください。

面接の結果はいつ来る?

面接後に「後日連絡します」と言われたのに連絡が来ないと不安になるのは自然なことです。一般的に結果は3日〜1週間以内に来ることが多いですが、企業の規模や選考段階によっては1〜2週間以上かかることもあります。

  • 大手や官公庁系は時間がかかりやすい
  • ベンチャーや中小は連絡が早い傾向
  • 最終面接は判断や調整に時間がかかる
  • 業界ごとにスピード感も違う(ITや広告は早く、金融や製造業は遅め)

また、「サイレントお祈り(不合格でも連絡なし)」の企業もあり、ホームページなどで「合格者のみに連絡」と明記されている場合もあるので事前確認が大切です。

目安の日数を過ぎても連絡が来ないときは、マナーを守りつつ、メールで問い合わせをしてみましょう。

面接結果の連絡が遅れる企業側の理由とは?

面接後、「後日ご連絡します」と言われたのに、何日経っても連絡が来ないと不安になりますよね。実は、企業側にもさまざまな事情があり、連絡が遅れてしまうことは珍しくありません。

ここでは、面接結果の連絡が遅れる主な理由についてわかりやすく解説します。

  1. 選考に時間がかかっている場合があるため
  2. 補欠候補として保留されていることがあるため
  3. 社内で意見が分かれて調整に時間がかかっているため
  4. 担当者の連絡ミスが起きている可能性があるため

① 選考に時間がかかっている場合があるため

大手企業や人気企業など、応募者数が非常に多い会社では、一人ひとりの書類・面接結果を確認するのにどうしても時間がかかってしまいます

特に複数名の面接官が関与していることが多く、最終面接など重要なフェーズの場合は、慎重な選考が求められるため、判断までのプロセスが長引くことがあるようです。

早く結果を知りたい気持ちは自然ですが、選考が終わっていない段階で催促をしてしまうと印象を損なうリスクもあるため、一定期間は冷静に待つことが大切になります。

② 補欠候補として保留されていることがあるため

面接結果がすぐに出ない背景には、あなたが「補欠」として保留されているケースもあります。企業は第一志望の候補者に内定を出し、その返答を待っている段階かもしれません。

その場合、あなたの評価は決して低くはなく、むしろ採用候補として残っている状態です。ただし、企業側からはその事実が明かされないことが多いため、不安を感じやすい状況でしょう。

こうした場合でも、自分ではコントロールできない領域なので、他の企業への応募も進めながら気持ちを切り替えていくことが賢明です。

③ 社内で意見が分かれて調整に時間がかかっているため

とくに中小企業やベンチャー企業では、採用に関して面接官の意見が一致しないケースがよくあります。

「この人は即戦力だ」と評価する人もいれば、「他の候補者の方が合うかもしれない」と意見する人もいるでしょう。最終判断に経営層や他部門が関わる場合、さらに調整に時間がかかります。

このような状況では、結果の連絡が数日〜数週間後になることも珍しくありません。ただし、これは決してあなたが落ちたという意味ではなく、「慎重に選んでいる」過程の一部です。

連絡が遅れている背景には、むしろ期待を寄せられている可能性すらあるでしょう。

④ 担当者の連絡ミスが起きている可能性があるため

企業も人間が運営している以上、どうしてもヒューマンエラーが発生することがあります。

たとえば、メールアドレスを間違って記録していたり、送信したつもりで未送信のままになっていたり、そもそも連絡するべき人への引き継ぎが漏れていたということもあるでしょう。

とくに新卒採用では、多くの応募者を同時に対応するため、こうしたミスが起こる可能性はゼロではありません。

指定された連絡予定日を過ぎても何も連絡がない場合は、マナーを守りながら一度確認の問い合わせをしてみるとよいでしょう。

連絡の行き違いが原因でチャンスを逃してしまうのは、非常にもったいないことです。

面接結果の連絡が来ないときに確認すべきチェックリスト

面接後に「連絡します」と言われたのに音沙汰がないと、不安に感じることもあるでしょう。ですが、その原因が企業側ではなく、自分の見落としにある可能性もあります。

ここでは、連絡がないと感じたときに確認しておきたい項目をまとめました。

  1. 連絡予定日を正しく把握できているか
  2. 迷惑メールフォルダ・着信履歴をチェックしたか
  3. 企業の営業日・休業日を調べたか
  4. 口コミサイトやSNSで他の学生の状況を参考にしたか

① 連絡予定日を正しく把握できているか

面接終了時に伝えられた「◯日以内にご連絡します」という言葉を、なんとなくの記憶のまま過ごしていませんか?

たとえば「3日以内」と言われた場合、それが営業日ベースなのかカレンダー上の日数なのかで意味が大きく異なります。

土日や祝日、企業の休業日を除外すると、実際の期限はもう少し先になるかもしれません。

うっかりフライングで「もう連絡が来ない」と判断してしまわないよう、まずは面接時のメモを見直し、落ち着いて確認してください。

② 迷惑メールフォルダ・着信履歴をチェックしたか

「連絡が来ていない」と感じていても、実はすでにメールが届いていたというケースは意外と多く見られます。

特にGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを使っている場合、業からの連絡が自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことも

また、電話の場合でも、面接中や外出中に着信に気づけず、そのまま折り返しを忘れているという可能性もあります。

念のため、すべての受信フォルダ・通話履歴を丁寧に見返してみてください。通知設定や着信拒否設定にも注意が必要です。

③ 企業の営業日・休業日を調べたか

連絡予定日が企業の休業日や定休日に当たっている場合、その日には連絡が来ないのが当然です。一般的には土日祝が休みの企業が多いですが、業種によっては平日に定休日を設けている会社もあります。

また、年末年始やお盆などの長期休暇も見逃せません。連絡が遅れていると感じたら、まずは企業のホームページやSNSで営業日を調べ、実際に連絡可能な日程かどうかを確かめてください。

それによって、無用な不安を抱かずに済むこともあるでしょう。

④ 口コミサイトやSNSで他の学生の状況を参考にしたか

「自分だけが連絡をもらえていないのでは」と心細くなることもあるかもしれませんが、実は多くの就活生が同じような状況にある可能性もあります。

そんなときは、SNSや就活掲示板、口コミサイトなどを活用し、同じ企業を受けた他の学生の声を調べてみましょう。

「まだ連絡が来ていない」「1週間後に来た」という情報を見つければ、安心材料になるかもしれません。ただし、あくまで参考程度にとどめ、焦りすぎず自分のペースで選考に向き合う姿勢も大切です。

面接結果の連絡が来ないときにやってはいけないNG行動

面接後に連絡が来ないと、不安や焦りから思わぬ行動をとってしまうことがあります。ただし、その行動が企業にマイナスの印象を与えるおそれもあるため、注意が必要です。

ここでは、面接後に連絡が来ないときに避けたいNG行動を紹介します。

  1. 期日前に焦って問い合わせてしまう
  2. 不採用だと決めつけて落ち込んでしまう
  3. 何度もしつこく連絡をしてしまう

① 期日前に焦って問い合わせてしまう

面接時に「〇日以内にご連絡します」と言われていた場合は、まずその期日が過ぎるまで待つのが基本です。

仮に「3営業日以内」と案内された場合でも、土日や祝日は営業日に含まれないため、実際のカウントには注意が必要でしょう。

まだ期間内にもかかわらず連絡を催促すると、企業側に「落ち着きがない」「マナーを理解していない」といった印象を与えてしまうかもしれません。

社会人としての冷静な対応が求められる場面だからこそ、自分の感情を一度整理し、過剰な反応を控えることが大切です。

② 不採用だと決めつけて落ち込んでしまう

連絡がなかなか来ないと、「もう落ちたに違いない」と思ってしまうのも無理はありません。しかし、それはまだ決まった事実ではなく、単に選考に時間がかかっているだけの可能性もあります。

たとえば応募者が多かったり、社内での意見調整が必要だったりと、企業側にも事情があるものです。

自分だけが取り残されたと感じると精神的にも辛くなりますが、そんなときこそ気持ちを切り替えて、次の企業への準備や自己分析の見直しなどに時間を使ってみてください

前向きな姿勢は、次のチャンスにもきっとつながるはずです。

③ 何度もしつこく連絡をしてしまう

一度問い合わせをして返信がなかった場合でも、何度も電話やメールを送るのは控えましょう。担当者も他の業務と並行して対応しているため、すぐに返事ができないこともあります。

繰り返し連絡を入れると、逆にマナーを欠いていると受け取られるリスクがあります。問い合わせは1回にとどめ、最低でも数日間は返信を待ってください。

その間は、他の企業の準備や情報収集などに時間を使うのが賢明です。相手の状況を思いやる気持ちが、長期的には良い印象につながるでしょう。

面接結果の連絡が来ないときの問い合わせタイミングはいつ?

面接で「後日ご連絡します」と伝えられたにもかかわらず、期日を過ぎても何の音沙汰もないと、不安になるのは自然なことです。

ただ、問い合わせのタイミングを誤ると印象を悪くしてしまう可能性もあるため、適切な時期を見極めることが大切になります。

目安としては、事前に指定された「連絡予定日」から3日以上過ぎても返信がない場合は、問い合わせても失礼にはあたりません。

一方、具体的な日程が提示されなかった場合は、面接日から7~10日を目安に待ってみてください。企業の繁忙期や休業日が影響している可能性もあるため、焦りは禁物です。

問い合わせる際は、相手の立場を思いやった丁寧な言葉づかいを意識しましょう。「結果が届かないことへの不満」ではなく、「確認のお願い」という形にすると、印象を悪くせずに済みます。

落ち着いた対応が、あなたの評価にもつながるはずです。

企業への失礼のない問い合わせ方

面接後に連絡がない場合でも、焦って連絡を入れるのではなく、マナーを守って丁寧に対応することが大切です。

相手に不快感を与えないよう配慮しつつ、状況確認の連絡をするにはいくつかのポイントがあります。ここでは、企業側に失礼にならない問い合わせ方法を4つ紹介しています。

  1. 企業の営業時間内に連絡する
  2. 結果を催促するのではなく「確認」の姿勢で問い合わせる
  3. 不安な感情をメールの文章に込めすぎないようにする
  4. 電話をかける前に簡単な台本を用意しておく

① 企業の営業時間内に連絡する

問い合わせる時間帯は、相手への配慮として非常に重要です。早朝や夜間、または企業が休業中のタイミングで連絡してしまうと、非常識な印象を与えてしまう可能性があります。

連絡は必ず営業時間内に行いましょう。企業の始業時間や定休日は業種や会社によって異なるため、あらかじめ公式サイトなどで確認しておくと安心でしょう。

相手の立場を考えた適切な時間帯を選んで連絡することが、社会人としてのマナーです。

② 結果を催促するのではなく「確認」の姿勢で問い合わせる

選考結果を知りたい気持ちが強くても、ストレートに「結果はどうなっていますか?」と尋ねるのは避けたほうがよいでしょう。

企業側の状況にも事情があることを考慮し、「お忙しいところ恐れ入りますが、進捗状況についてご確認させていただけますか」といった表現を使うことで、柔らかく丁寧な印象を与えることができます。

問い合わせの目的は催促ではなく、あくまで確認であるという姿勢を大切にしてください。

③ 不安な感情をメールの文章に込めすぎないようにする

連絡が遅れていると、つい不安や焦りが言葉に出てしまうことがありますが、メールにそのまま感情を込めすぎるのは避けましょう

「返事がないことに落ち込んでいます」や「不安でたまりません」といった表現は、相手にプレッシャーを与えかねません。ビジネスメールでは、感情を抑えた簡潔かつ冷静な文面が基本です。

用件を明確に伝えるとともに、相手への敬意を忘れずに文章を整えてください。

④ 電話をかける前に簡単な台本を用意しておく

電話で問い合わせをする際は、緊張して伝えるべき内容を忘れてしまうことがあります。そのため、あらかじめ話す内容を簡単にまとめておくと安心です。

たとえば、自分の名前や応募した職種、面接日、問い合わせの目的などを箇条書きにしてメモしておくと、スムーズに会話を進められます。

事前に軽く練習しておくことで、焦らず落ち着いて対応できるでしょう。

【メール・電話】面接の結果を問い合わせる場合の例文

面接後に「結果は連絡します」と言われたのに、何日経っても連絡が来ない…。そんな不安な状況で、企業に問い合わせたいけど、失礼にならないか、どんな言い方をすればいいのか悩んでいませんか?


ここでは、メールや電話で問い合わせる際に使える具体的な例文を紹介します。相手に配慮しつつ、丁寧かつ適切に気持ちを伝える方法を学びましょう。

  1. 【メール】丁寧な印象を与える問い合わせ例文
  2. 【メール】結果連絡の催促にならない書き方の例文
  3. 【メール】返信が来ない場合のフォローアップメール例文
  4. 【メール】面接結果だけでなく選考状況を確認したい場合の例文
  5. 【電話】基本マナーを踏まえた例文
  6. 【電話】連絡ミスが疑われる場合の柔らかな確認表現を使った例文
  7. 【電話】採用担当者が不在だった場合の伝言依頼例文
  8. 【電話】電話がつながらなかった場合の留守電対応例文

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①【メール】丁寧な印象を与える問い合わせ例文

面接後に企業から「後日ご連絡します」と言われたにもかかわらず、期日を過ぎても連絡が来ないと、不安になりますよね。

そんなときでも、丁寧な印象を与えるメールを送ることで、好感を損なわずに状況確認ができます。

《例文》

件名:面接結果に関するご確認(○○大学 ○○)

○○株式会社
人事部 ○○様

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
先日はお忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。

○月○日に面接を受けさせていただき、その際「後日ご連絡いたします」と伺っておりましたが、
本日時点でまだご連絡をいただいておらず、念のためご確認のためご連絡いたしました。

お忙しいところ恐縮ではございますが、選考結果または今後の流れについてご教示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――
○○大学 ○○学部 ○○ ○○
メール:xxxxx@xxx.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――――――――

《解説》
相手への感謝と丁寧な確認依頼を盛り込むことで、催促ではなく「確認」という柔らかな印象を与えることができます。件名や署名も忘れずに入れましょう

②【メール】結果連絡の催促にならない書き方の例文

面接後に「連絡します」と言われたものの、しばらく経っても音沙汰がないと不安になるでしょう。ただ、あまり強く催促するような文面は印象を損ねてしまう可能性も。

そこで、催促感を出さずに確認できるメール例文を紹介します。

《例文》

件名:選考結果に関するご確認(○○大学 ○○)

○○株式会社
人事部 ○○様

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
先日はお忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。

面接時に「後日ご連絡いたします」と伺っておりましたので、念のため進捗状況をご確認させていただきたく、ご連絡いたしました。

ご多忙のところ恐縮ですが、選考状況について差し支えなければご教示いただけますと幸いです。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――
○○大学 ○○学部 ○○ ○○
メール:xxxxx@xxx.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――――――――

《解説》
「念のため」や「差し支えなければ」といった柔らかい表現を使うことで、催促感を抑えた丁寧な印象を与えられます。焦らず丁寧な文面がポイントです。

③【メール】返信が来ない場合のフォローアップメール例文

一度問い合わせたものの返信が来ない場合、再度確認の連絡を入れるのは気が引けると感じる方も多いでしょう。そこで、印象を損なわず、丁寧にフォローアップできるメール例文を紹介します。

《例文》

件名:選考結果に関する再確認のご連絡(○○大学 ○○)

○○株式会社
人事部 ○○様

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

先日、面接結果について確認のご連絡をさせていただきましたが、お忙しい時期かと存じますため、念のため再度ご連絡差し上げました。

ご多用のところ恐縮ですが、もし現時点で選考状況について、何かご共有いただけることがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――
○○大学 ○○学部 ○○ ○○
メール:xxxxx@xxx.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――――――――

《解説》
再送メールでは「念のため」「ご多用のところ恐縮ですが」など控えめな表現がカギです。催促せず、丁寧に確認する姿勢を忘れないようにしましょう。

④【メール】面接結果だけでなく選考状況を確認したい場合の例文

面接後に合否連絡が来ないだけでなく、「この後の選考があるのかどうか」も気になることは多いものです。ここでは、面接結果とあわせて今後の選考スケジュールも確認できる丁寧なメール例文を紹介します。

《例文》

件名:選考状況のご確認(○○大学 ○○)

○○株式会社
人事部 ○○様

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

○月○日に面接を受けさせていただき、その後ご連絡をいただいておりませんので、現在の選考状況について念のため確認のご連絡を差し上げました。

あわせて、今後の選考スケジュールなどについても、ご教示いただけましたら幸いに存じます。

お忙しいところ大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――
○○大学 ○○学部 ○○ ○○
メール:xxxxx@xxx.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――――――――

《解説》
面接結果と選考状況の両方を確認したい場合は、質問を分けて書くと丁寧です。「あわせて〜いただけましたら幸いです」といった表現で柔らかく聞きましょう。

⑤【電話】基本マナーを踏まえた例文

面接結果の連絡が来ない場合、電話で問い合わせるのも一つの手段です。とはいえ、電話だと緊張しやすく、失礼になってしまうのではと不安に思う方も多いはず。

ここでは、電話の基本マナーを意識した問い合わせ例文を紹介します。

《例文》

(コール後)

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。

○月○日に面接を受けさせていただきました件でお電話いたしました。
ご担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?

(担当者が出たら)

改めまして、○○大学の○○と申します。先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

その後、結果のご連絡をいただいておらず、進捗状況についてお伺いできればと思い、お電話させていただきました。

お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

《解説》
電話ではまず名乗り、用件を簡潔に伝えるのが基本です。相手の状況を配慮しながら、「進捗状況を伺いたい」という言い回しで印象を和らげましょう。

⑥【電話】連絡ミスが疑われる場合の柔らかな確認表現を使った例文

面接から時間が経っても連絡が来ず、他の学生には通知が届いているという話を耳にしたとき、「自分にだけ来ていない?」と不安になることもあります。

そんなときは、催促感を出さず柔らかな表現で確認することが大切です。

《例文》

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。○月○日に御社の面接を受けさせていただき、その後のご連絡について確認のためお電話いたしました。

もしかすると、何らかの事情でご連絡が届いていない可能性もあるかと思い、念のためお伺いさせていただきました。

ご多忙の中恐縮ではございますが、もし現在の選考状況についてご共有いただけることがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

《解説》
「もしかすると〜かと思い」といった曖昧な表現を使うことで、相手を責めずに状況確認ができます。断定を避ける言い回しを意識するのがコツです。

⑦【電話】採用担当者が不在だった場合の伝言依頼例文

電話で問い合わせた際に採用担当者が不在というケースは少なくありません。そのような場合でも、丁寧な言葉遣いで伝言を依頼することで、好印象を残すことができます。以下は、その伝言依頼の例文です。

《例文》

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。○月○日に貴社の面接を受けさせていただいた件でお電話いたしました。

ご担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?

(不在と言われた場合)

承知いたしました。それでは大変恐縮ですが、○○様に伝言をお願いできますでしょうか。

『○○大学の○○よりお電話がありました。面接結果の件で一度ご確認させていただきたく、お時間のある際に折り返しいただけますと幸いです』とお伝えいただけますでしょうか。

私の電話番号は090-xxxx-xxxxでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

《解説》
担当者不在時の伝言依頼では、「折り返しのお願い」と「電話の目的」を明確に伝えましょう。電話番号をはっきり述べ、失礼のない印象を心がけることが重要です。

⑧【電話】電話がつながらなかった場合の留守電対応例文

採用担当者に電話をかけたものの、留守番電話につながってしまった場合は、伝え方に注意が必要です。簡潔で丁寧に、誰からどんな用件かが明確に伝わるようなメッセージを心がけましょう。

《例文》

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
○月○日に御社の面接を受けさせていただきました件で、○○様宛にお電話いたしました。

本日はお忙しいところ恐れ入りますが、面接結果に関して念のため状況を確認させていただきたくご連絡差し上げました。お手すきの際に、折り返しご連絡をいただけますと幸いです。

私の電話番号は090-xxxx-xxxxでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

《解説》
留守電では「誰が・なぜ・どうしてほしいか」を明確に伝えることが大切です。名乗りと連絡先ははっきり述べ、催促感のない丁寧な表現を選びましょう。

面接の結果を待つ間にやっておきたいこと

面接の結果を待つ時間は、不安や焦りがつきまとうものです。しかし、その時間を有効に使えば、次のチャンスへの準備が整い、自信にもつながります。

結果が出るまでの間にできることを整理し、前向きな気持ちで行動を続けていきましょう

  1. これまでの面接を振り返り改善点を洗い出す
  2. 次の面接や書類選考に備えて準備を進める
  3. 他の企業の選考を進める
  4. 自己分析やスキルアップに取り組む
  5. セルフケアやリフレッシュする

① これまでの面接を振り返り改善点を洗い出す

面接を終えた直後は、会話のやりとりや自分の受け答えの様子を鮮明に思い出せる貴重なタイミングです。

その記憶をもとに、上手く伝えられた内容や、反省点、準備が足りなかった質問などを具体的にメモしてみましょう。

次の選考に向けた改善点が見えてきます。冷静に振り返ることで、自分の課題を客観視でき、面接力の向上にもつながるでしょう。

② 次の面接や書類選考に備えて準備を進める

結果を待っているあいだこそ、次のステップに備えて準備を始める絶好の機会です。

志望動機や自己PRのブラッシュアップはもちろん、企業研究をさらに深めておくことで、より具体的で説得力のある受け答えが可能になります。

面接対策に加えて、ビジネスマナーの見直しなどもしておくと安心です。余裕をもって備えておくことで、本番でも焦らず対応できるようになるでしょう。

③ 他の企業の選考を進める

ひとつの企業に気持ちを集中させすぎると、結果によって精神的に大きなダメージを受けてしまうことがあります。そのため、複数の企業へ積極的に応募し、選考を同時進行させることが大切です。

就職活動は選択肢を広げることで、より自分に合った企業と出会える可能性が高まります。動きを止めず、前向きな姿勢を保つことで気持ちにも余裕が生まれるでしょう。

④ 自己分析やスキルアップに取り組む

選考結果を待つ間の空いた時間は、自分自身を深く見つめ直すチャンスでもあります。これまでの経験を振り返って自分の強みや価値観を再確認することで、自己理解が一層深まるでしょう。

あわせて、業界の知識を深めたり、関連する資格の勉強を始めたりするのも効果的です。少しの積み重ねが自信へとつながり、面接でも堂々と話せるようになるでしょう。

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

⑤ セルフケアやリフレッシュする

面接の緊張感や不安は、知らないうちに心身にストレスを与えています。そのため、待っている間には意識的に自分をいたわる時間も取り入れましょう

お気に入りの音楽を聴いたり、自然の中を散歩したり、好きな本を読んだりと、リフレッシュできる時間を大切にしてください。

リラックスすることで思考もクリアになり、ポジティブな気持ちで次の一歩を踏み出せるようになるはずです。

面接で「連絡する」と言われたのに来ないことに関するよくある質問

面接の最後に「結果は追ってご連絡します」と言われたのに、期日を過ぎても何の連絡もないと不安になるものです。

ここでは、よくある疑問とその対処法について解説します。次にどう動くべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 結果が来ない場合は放置してもいいのか
  2. 連絡が来ないのに他社に進んでも大丈夫か
  3. 「選考中です」と言われたまま放置されている場合、どうすればよいか
  4. 就活サイト経由で応募した企業にはどこに連絡すればよいか

① 結果が来ない場合は放置してもいいのか

企業から「ご連絡します」と言われたものの、約束の日を過ぎても連絡が来ないことは珍しくありません。

そのままにしておくと、万が一、連絡ミスが起きていた場合にチャンスを逃してしまうおそれもあります。まずは、指定された連絡予定日を正確に振り返ってみて、何日過ぎたのかを確認しましょう。

そのうえで、2〜3営業日ほど過ぎていても何の音沙汰もないようであれば、確認の問い合わせをしても差し支えありません。冷静に、丁寧な言葉遣いで連絡を取ることを心がけてください。

② 連絡が来ないのに他社に進んでも大丈夫か

他社に進んでも、まったく問題ありません。むしろ、1社の結果だけを待ち続けることは、就活を長引かせる原因にもなります。

採用のタイミングや方針は企業ごとに異なり、結果が出るまでに時間がかかることもあるでしょう。そのため、興味を持った他社の選考には積極的にエントリーし、進めていくのが賢明な対応です。

結果として、複数の企業から内定をもらえる可能性も高まり、自分に合った職場を選べる選択肢が広がります。後悔しないためにも、複数の企業と並行して動きましょう。

③ 「選考中です」と言われたまま放置されている場合、どうすればよいか

「選考中です」という連絡を最後に、数週間以上何の更新もないと、不安が募ってしまうものです。選考が長引くのは珍しくないとはいえ、連絡が滞っているのはあまり良い状態とはいえません。

特に期日が示されていなかった場合でも、面接から2週間以上経過しているようなら、現状について確認してみることをおすすめします。

その際には、責めるような表現ではなく、「選考状況についてお伺いさせていただきたく」といった丁寧な言い回しを使いましょう。企業の対応姿勢も、就職先を選ぶうえでの判断材料になります。

④ 就活サイト経由で応募した企業にはどこに連絡すればよいか

就活サイト経由で応募した場合、どこに問い合わせればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そのようなときは、応募時に届いた自動返信メールをまず見返してみてください

多くの場合、企業の問い合わせ先や担当部署の連絡先が記載されています。また、就活サイト内にあるメッセージ機能が有効なこともあるため、そちらも活用できないか確認しておくと良いでしょう。

連絡の際には、自分の氏名や応募職種、面接日など、企業が状況をすぐに把握できるような情報を添えることが大切です。丁寧かつ簡潔な文章を心がけてください。

面接の連絡が来ないときは焦らず問い合わせを意識しよう!

面接で「連絡する」と言われたのに来ないと、不採用なのではと不安になります。しかし、すぐに結論を出すのは早計です。企業側の事情や選考状況によって、連絡が遅れるケースは珍しくありません。

まずは予定日や連絡手段を再確認し、適切なタイミングで確認の連絡を入れることが大切です。焦って何度も連絡したり、落ち込んで就活を止めたりすると、かえってチャンスを逃してしまいます。

問い合わせは礼儀を守りつつ、1回にとどめるのが望ましいでしょう。連絡を待つ間は、次の選考準備や自己分析を進めておくことで、就活全体の質も高まります。

「面接 連絡すると言われたのに 来ない」と悩むときこそ、冷静に、そして前向きに動くことが成功のカギとなるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。