OB訪問のメールの作成方法を徹底解説|基本マナーとアポの取り方も紹介
この記事では、OB訪問メールの基本から応用までを完全解説しています。
OB訪問前に送るメールの正しい書き方やマナー、件名の付け方など、失礼のないメールを作成するマナーも紹介しているので、就活生必見の内容ですよ。
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メール作成の前に確認|OB・OG訪問とは?

就職活動が本格的に始まると、「OB・OG訪問って何をするのかよくわからない」と感じる方も多いでしょう。ここでは、OB・OG訪問の意味やメリットをわかりやすく説明します。
OB・OG訪問とは、大学の先輩など、実際に企業で働いている方から直接話を聞ける貴重な機会です。就活生が企業研究や業界理解を深める手段として、多く利用されています。
ネットの情報や説明会では知り得ない、リアルな体験談を聞ける点が大きな魅力です。
たとえば、社内の雰囲気や働き方、配属後の実際の業務内容など、現場の方でなければ伝えられない情報が得られます。その結果、自分に合った会社かどうかを判断する材料にもなるでしょう。
さらに、訪問を通じて関係性が生まれ、就活中や入社後も相談できる存在になる可能性もあります。選考には関係ないことが多いですが、礼儀を守ることで好印象を残せるかもしれません。
OB・OG訪問は、情報収集にとどまらず、自分の将来を具体的にイメージするための大切なプロセスといえます。気になる企業があれば、早めに一歩踏み出してみてください。
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OBやOGを見つける方法

OB・OG訪問をしたいと思っても、「どうやって相手を探せばいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。
ここでは、就活生が実際にOB・OGとつながるために使える、代表的な5つの方法を紹介します。
- 大学のキャリアセンターを活用する
- ゼミ・部活動など学内の人脈から探す
- OB・OG訪問支援サービスを利用する
- 企業の採用ページや説明会を活用する
① 大学のキャリアセンターを活用する
もっとも基本的で安心なのが、大学のキャリアセンターを利用する方法です。多くの大学では、過去のOB・OG訪問記録や卒業生の名簿が管理されており、自分の志望に合う先輩を見つけやすくなっています。
連絡先の提供や紹介状の発行をしてくれるケースもあり、初めての方でも安心して利用できるでしょう。時期によっては予約が混み合うため、早めに相談しておくことをおすすめします。
② ゼミ・部活動など学内の人脈から探す
ゼミやサークルの先輩を通じて、OB・OGを紹介してもらうのも効果的です。知っている関係だからこそ話しかけやすく、率直な話も聞きやすいでしょう。
ゼミや部活で就職先の一覧や連絡網がある場合は、それを活用するのも有効です。ただし、親しい間柄であっても、社会人としてのマナーはきちんと守るよう心がけてください。
③ OB・OG訪問支援サービスを利用する
OB・OG訪問専用のサービスを使えば、効率よく現役社員とつながれます。「ビズリーチ・キャンパス」や「Matcher」では、大学名や企業名で絞り込んで相手を探すことが可能です。
ただし、大学提携が必要な場合もあるため事前確認が大切になります。
また、「LinkedIn」などのビジネスSNSで探す学生も増えています。出身大学や企業で検索し、丁寧にメッセージを送れば応じてもらえることもありますが、ビジネスマナーは必須です。
④ 企業の採用ページや説明会を活用する
企業の採用ページに掲載されている社員インタビューや卒業生の声から、OB・OGを見つけられることがあります。
出身大学が書かれていれば、キャリアセンターやSNSを通じて連絡がとれるかもしれません。また、企業説明会に参加して、登壇社員に直接話しかけてみるのもおすすめです。
説明会のあとなら、自然な流れでOB訪問をお願いしやすいため、積極的に行動してみてください。
OB・OG訪問のメールの基本マナー

OB・OG訪問のメールは、相手にとってあなたの第一印象になる大切なやり取りです。丁寧で失礼のない内容にするためには、基本的なマナーを押さえておく必要があります。
ここでは、特に重要な5つのポイントを紹介しましょう。
- 件名は分かりやすく簡潔にする
- メール文面で相手への配慮を示す
- 日程を提示する際は複数日程を提示する
- 送信前に誤字脱字をチェックする
- 土日祝日のメール送信は避ける
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就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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① 件名は分かりやすく簡潔にする
件名は、相手がメールを開くかどうかを左右する要素です。「OB訪問のお願い(〇〇大学・氏名)」のように、内容と送り主がすぐに分かる形にしましょう。
内容があいまいだったり、件名が長すぎたりすると、見落とされる可能性があります。簡潔で伝わりやすい件名を心がけてください。
件名だけでメールの用件が分かるように意識すると、相手に安心感を与えられます。
② メール文面で相手への配慮を示す
本文では、自分の要望を伝えるだけでなく、相手への気遣いも忘れないようにしましょう。
「ご多忙のところ恐縮ですが」や「ご都合の良い日程があれば教えてください」といった言葉を添えると、印象がやわらぎます。丁寧な文章と柔らかな表現が、好感を持たれるポイントです。
一方的な依頼ではなく、相手を思いやる姿勢が伝わる文面に仕上げましょう。
③ 日程を提示する際は複数日程を提示する
日程を伝える際は、候補を1つに絞らず、3つ程度の選択肢を示してください。
たとえば、「7月10日(月)午後」「7月11日(火)午前」「7月12日(水)終日」といった形で伝えると、相手が調整しやすくなります。
選択肢が多すぎると迷わせてしまうため、3つ前後がちょうどよいでしょう。日にちに加えて、曜日や時間帯も併記するとさらに親切です。
④ 送信前に誤字脱字をチェックする
誤字や脱字があると、注意力や誠実さに欠ける印象を与えかねません。送信前には必ず読み直し、可能であれば音読するとミスに気づきやすくなります。
特に相手の氏名や社名に間違いがないかは、最優先で確認してください。小さなミスが信頼を損なう原因になることもあります。見直しには時間をとって、焦らず丁寧に確認しましょう。
⑤ 土日祝日のメール送信は避ける
社会人への連絡は、タイミングにも配慮が必要です。土日祝日や深夜の送信は避け、平日の朝~夕方に送るようにしましょう。休日に作成した場合は、送信予約機能を活用するのがおすすめです。
相手の負担にならない時間帯を選ぶことも、大切なマナーのひとつ。できるだけ相手の業務時間内に届くよう調整するのが望ましい対応です。
OB・OG訪問メールに必ず書くべき内容

OB・OG訪問のメールを書く際、「何をどこまで書けばよいのか分からない」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、メールに必ず盛り込むべき基本情報を3つに整理して紹介します。いずれも相手への配慮と、スムーズなやり取りのために欠かせません。
- 訪問の目的
- 所要時間
- 都合の付く日程の提示
① 訪問の目的
まず最初に、メールの本文では「なぜOB・OG訪問をお願いするのか」を明確に伝える必要があります。
たとえば「企業研究の一環としてお話をうかがいたい」や「実際の業務内容について詳しく知りたい」など、理由を具体的に書いてください。
曖昧な目的だと、相手にとっても時間を割く価値が伝わりません。誠意をもって伝えることで、快く対応してもらえる可能性が高まります。
② 所要時間
訪問の依頼文には、「どのくらいの時間をいただきたいか」も記載しておきましょう。一般的には30分~1時間程度が目安とされています。
「30分ほどお時間を頂戴できれば幸いです」といった書き方で十分です。所要時間をあらかじめ伝えておくと、相手も予定を立てやすく、安心感を持ってもらえます。
③ 都合の付く日程の提示
訪問をお願いする際には、複数の候補日を提示するのが基本です。「7月10日(月)午前」「7月11日(火)午後」「7月12日(水)終日」など、3つ前後の日程を挙げて、相手が選びやすいよう配慮しましょう。
候補日を1つだけ提示するのは避けるべきです。日程調整の手間を減らし、返信のハードルを下げることがポイントになります。
【例文あり】OB・OG訪問メールの書き方|依頼・返信・お礼まで網羅

OB・OG訪問のメールを初めて書くとき、何をどのように書けばよいか迷う方は多いはずです。
そこでここでは、訪問依頼からお礼、内定報告や日程変更といった場面別に、具体的なメール例文をまとめました。実際のメール作成にすぐ活用できるよう、用途ごとに分かりやすく紹介します。
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① 訪問依頼メールの例文
就職活動で企業理解を深めたいと考えている学生にとって、OB・OG訪問はとても貴重な機会です。ここでは、初めてメールで訪問依頼をする際に使える例文を紹介します。
《例文》
件名:OB訪問のお願い(〇〇大学・〇〇〇〇) 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 突然のご連絡失礼いたします。 〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。現在、貴社の〇〇職に関心を持ち、業界研究を進めているところです。 大学のキャリアセンターを通じて、〇〇様が貴社でご活躍されていると伺い、ぜひ一度お話を伺いたいと思いご連絡差し上げました。 OB訪問を通じて、〇〇様のご経験や社内の雰囲気についてお聞かせいただけますと幸いです。 ご多忙のところ恐縮ですが、今後1~2週間のうちで30分ほどお時間をいただける機会がございましたら、ぜひご都合をお聞かせいただけますと幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。 ——————————— 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名:〇〇〇〇 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ——————————— |
《解説》
件名には「OB訪問」や「大学名・名前」を入れると、受信者が内容をすぐに把握できます。本文では、目的・入手経路・訪問希望理由を明確に伝えるのがポイントです。
② 日程確認メールの例文
OB・OG訪問のアポイントが確定したら、訪問前に改めて日程確認のメールを送るのがマナーです。ここでは、相手に安心感を与える丁寧な日程確認メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:〇月〇日 OB訪問の件(〇〇大学・〇〇〇〇) 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇です。先日はOB訪問の機会をいただき、誠にありがとうございます。 念のため、明日の訪問について再度確認させていただきます。 日時:7月10日(月)13:00〜(約30分程度) 場所:〇〇駅近くの〇〇カフェ(〒〇〇〇-〇〇〇〇 東京都〇〇) 当日は、事前にお伺いした業務内容や社内の雰囲気について、ぜひ詳しくお話をお聞きしたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。 ——————————— 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名:〇〇〇〇 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ——————————— |
《解説》
日時と場所を明記し、感謝の気持ちを再度伝えることで、相手に安心感と信頼を与えられます。前日〜前々日に送るのが理想です。
③ お礼メールの例文
OB・OG訪問が終わった後は、感謝の気持ちを込めたお礼メールを必ず送りましょう。ここでは、訪問当日のうちに送るのに適したお礼メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:本日のOB訪問のお礼(〇〇大学・〇〇〇〇) 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 本日はお忙しい中、お時間をいただき誠にありがとうございました。 〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇です。 本日のOB訪問では、実際の業務内容や働くうえでのやりがいについて、具体的なお話を伺うことができ、大変参考になりました。 特に〇〇様が話してくださった「〇〇〇〇」のエピソードは、私自身の将来像を考えるうえで強く印象に残っております。 今後の就職活動において、〇〇様からいただいたアドバイスをしっかりと活かしていきたいと考えております。改めまして、このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 ——————————— 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名:〇〇〇〇 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ——————————— |
《解説》
印象に残った話や学んだことを具体的に書くと、形式的にならず気持ちが伝わります。当日中の送信が丁寧な印象を与えるポイントです。
④ 内定報告メールの例文
OB・OG訪問でお世話になった方には、就職活動の節目となる内定の報告をすることで、丁寧な印象を残せるでしょう。ここでは、内定先の報告と感謝を伝える例文を紹介します。
《例文》
件名:内定のご報告と御礼(〇〇大学・〇〇〇〇) 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇です。 以前はOB訪問の機会をいただき、誠にありがとうございました。 このたび、第一志望であった〇〇株式会社より内定をいただきましたので、ご報告と御礼を申し上げたくご連絡いたしました。 OB訪問で〇〇様にお話しいただいた内容は、企業選びや自己分析に大いに役立ちました。とくに〇〇様の「〇〇〇〇」というお話は、私の意思決定の大きな後押しとなりました。 今後も気を引き締めて精進してまいります。お忙しいところ恐れ入りますが、取り急ぎご報告と御礼まで申し上げます。 ——————————— 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名:〇〇〇〇 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ——————————— |
《解説》
内定報告メールでは、感謝の気持ちと具体的な影響エピソードを添えると丁寧な印象になります。「なぜ報告したいと思ったのか」を明確に書くと好印象です。
⑤キャンセル・日程変更メールの例文
やむを得ずOB・OG訪問の予定を変更する場合は、早めに丁寧なメールを送りましょう。ここでは、日程変更のお願いをする際の例文を紹介します。
《例文》
件名:OB訪問日程変更のお願い(〇〇大学・〇〇〇〇) 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇です。 このたびはOB訪問の機会をいただき、誠にありがとうございます。 大変恐縮なのですが、予定しておりました7月3日(月)の訪問について、大学の講義日程変更により出席が必要となり、やむを得ず日程を変更させていただきたくご連絡いたしました。 お忙しいところ大変申し訳ございませんが、改めて以下の候補日の中でご都合のよい日時がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。 ・7月10日(月)午後 ・7月11日(火)午前 ・7月12日(水)終日 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 ——————————— 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名:〇〇〇〇 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ——————————— |
《解説》
理由は簡潔に、相手へのお詫びと代替案を明確に伝えるのが基本です。早めの連絡と丁寧な言葉遣いが信頼につながります。
OB・OG訪問メールで気を付けたいポイント

OB・OG訪問のメールでは、マナーを守ることはもちろん、相手に負担をかけない工夫も重要です。ここでは、スムーズなやり取りをするために知っておきたい5つの注意点を紹介します。
- 相手の都合を最優先する
- 本文は簡潔かつ丁寧にまとめる
- 送信時間帯に配慮する
- 返信時には過去のメールを残す
- 自分のメールでやり取りを終える
① 相手の都合を最優先する
訪問依頼を送る際は、自分の希望だけを押しつけず、相手の都合に配慮することが大切です。「ご都合の良い日時がありましたらご教示ください」など、相手が選べる表現を使うと印象が良くなります。
忙しい中で時間を割いてもらう前提を忘れず、礼儀ある姿勢を示しましょう。相手本位の姿勢を見せることが、信頼関係の第一歩になります。
② 本文は簡潔かつ丁寧にまとめる
メールの文面は読みやすさを意識して、伝えるべき情報をコンパクトにまとめましょう。目的・希望日時・所要時間・連絡先などを整理し、必要な情報だけを丁寧に伝えると親切です。
回りくどい表現は避け、1通で全体像がつかめるようにすると、相手の負担も減ります。段落ごとに話題を整理すると、さらに伝わりやすくなるでしょう。
③ 送信時間帯に配慮する
メールはいつでも送信できますが、深夜や休日の送信は控えたほうが無難です。できれば平日の10時から16時ごろまでの間に送信すると、相手も確認しやすくなります。
どうしても休日に作成する場合は、予約機能などを使って翌営業日に送るとスマートです。送信のタイミングまで気を配ることが、社会人との良好な関係づくりにつながります。
④ 返信時には過去のメールを残す
返信メールでは、直前のやり取りを引用したまま返すのが基本です。過去の内容が残っていれば、相手は状況をすぐに確認でき、誤解や手間を避けられます。
特に日程調整や変更がある場合には、話の流れがひと目で分かるよう意識しましょう。返信の際は、件名や宛名にも漏れがないかあわせて見直してください。
⑤ 自分のメールでやり取りを終える
連絡のやり取りが完了したら、最後は自分のメールで締めくくってください。「本日はご返信ありがとうございました。当日はよろしくお願いいたします」といった一言で十分です。
訪問が確定したという共通認識を持つうえでも、ひとこと添えることが大切です。小さな気配りが、円滑なコミュニケーションの土台になります。
メール以外でOB・OG訪問のアポを取る方法は?

OB・OG訪問の連絡手段といえばメールが一般的ですが、場合によっては他の方法を使ったほうが適していることもあります。
ここでは、メール以外でアポを取る代表的な5つの方法と、それぞれの注意点を紹介しています。
- 電話で約束を取る
- LINEで連絡を取る
- 手紙でアポを取る
- SNSで連絡を取る
- 対面でアプローチする
① 電話で約束を取る
電話はすぐに話せる反面、タイミングを間違えると迷惑になってしまいます。かける前には「今お時間よろしいでしょうか」と一言添えて確認しましょう。
話す内容はあらかじめ整理しておくと、緊張してもうまく伝えられます。焦らず落ち着いて話すことが大切です。会話が終わった後には、念のためメールなどで内容を簡潔にまとめておくと安心でしょう。
② LINEで連絡を取る
すでにLINEでつながっている場合は、そのまま連絡を取るのも一つの方法です。ただし、スタンプや絵文字、くだけた言葉は避け、丁寧な言い回しを意識してください。
相手が返信しやすいよう、要点を簡潔にまとめて送るとよいでしょう。既読スルーを避けたいなら、あいさつと目的を明確に書いてください。
メッセージが長くなりすぎないよう、2~3行で収まる文量を目安にしましょう。
③ 手紙でアポを取る
手紙は時間はかかりますが、誠意を伝えるには非常に有効です。特に目上の方には、丁寧な印象を与えられるでしょう。便箋はシンプルなものを使い、丁寧な字で読みやすく書いてください。
連絡先も忘れずに明記しておくと、相手が返事を出しやすくなります。また、投函した日付をメモしておくと、返事が遅れた場合の確認にも役立ちます。
④ SNSで連絡を取る
ビジネスSNSの「LinkedIn」などでは、出身大学や所属企業で検索してOB・OGを探せます。実名で運用している方が多いため、一定の信頼感もあるでしょう。
連絡を取る際は、自己紹介と目的を簡潔に伝え、相手に負担をかけないように配慮してください。丁寧な言葉づかいも忘れないようにしましょう。
特に初対面の場合は、固すぎない程度の自己紹介文を添えると親しみやすくなります。
⑤ 対面でアプローチする
学内イベントやゼミ、部活動などで直接会う機会があるなら、対面で声をかけるのも自然な方法です。たとえば「今度、お話を伺えませんか」といった軽い形で始めると、気持ちも伝わりやすくなります。
ただし、タイミングや場所はよく見極めてください。無理に声をかけるのではなく、自然な流れを大切にしましょう。その場で無理に予定を決めず、後日改めて連絡する旨を伝えるのも丁寧です。
OB・OG訪問のメールに関するよくある質問

OB・OG訪問メールでは、「このときどうすればいいのか」と迷う場面が多いものです。ここでは、就活生からよく寄せられる質問を5つ取り上げ、それぞれの対処法や考え方を分かりやすくまとめました。
- OB・OG訪問のメールは何日前までに送るべき?
- 日程調整で希望が合わないときはどうする?
- OB・OGから返信がない場合の対処法は?
- メールの文体の基準は?
- 一度断られた相手に再度メールしてもいい?
① OB・OG訪問のメールは何日前までに送るべき?
訪問のお願いは、できれば1週間以上前に送るのが安心です。直前だと相手の予定が埋まっている可能性が高く、失礼にあたる場合もあります。最低でも3~4日前には連絡を済ませておくとよいでしょう。
早めに連絡することで、丁寧な印象を与え、余裕をもって準備してもらいやすくなります。スケジュールに余裕をもたせることで、やり取りの中で生じる変更にも柔軟に対応できるでしょう。
② 日程調整で希望が合わないときはどうする?
もし相手の提示した日時と都合が合わない場合は、恐縮の気持ちを伝えながら、あらためて複数の候補日を提案してください。
「恐縮ですが、以下の日程はいかがでしょうか」と書き添えると印象も柔らかくなります。なるべく選択肢を広げておくと、再調整がスムーズに進みやすくなるでしょう。
日程を提示する際は、曜日や時間帯を添えてわかりやすく伝えると親切です。
③ OB・OGから返信がない場合の対処法は?
送信から3~5日たっても返事がない場合は、軽くフォローアップしましょう。「お忙しいところ恐れ入りますが、先日お送りした件についてご確認いただけましたら幸いです」といった表現が適しています。
催促にならないよう配慮しながら、丁寧に再連絡してください。その際、元のメール内容を簡単に要約しておくと、相手にも伝わりやすくなります。
④ メールの文体の基準は?
基本は敬語と丁寧語を使った、落ち着いた表現を心がけましょう。たとえば「ご多忙のところ恐縮ですが」や「ご教示いただけますと幸いです」といった文面がよく使われます。
友達感覚の文章は避け、社会人として失礼のない文体にすることで、信頼感を持ってもらえるでしょう。文末に「よろしくお願いいたします」などの定番の挨拶を添えると、全体が締まります。
⑤ 一度断られた相手に再度メールしてもいい?
一度断られた場合でも、断りの理由によっては再度連絡しても問題ありません。「多忙のため今は難しい」といった返答であれば、一定の期間を空けて再度お伺いしてみるのもよいでしょう。
ただし、はっきりと「対応できません」と伝えられた場合には、それ以上の連絡は控えてください。再度メールを送る際には、以前のやり取りへのお礼を冒頭に添えると丁寧です。
OB・OG訪問のメールから好印象を目指そう!

OB・OG訪問を成功させるには、相手への丁寧な配慮と基本的なマナーを押さえたメールが欠かせません。
まずはキャリアセンターやSNSなどを活用して相手を見つけ、訪問の目的や日程をわかりやすく伝えることが大切です。
さらに、件名や文面の書き方、送信のタイミングにも気を配ることで、信頼感を損なわずにやり取りを進められます。例文を参考に、自分なりの言葉で誠意を伝えてみてください。
メール以外にも連絡手段はありますが、メールは就活マナーを示す絶好の場です。正しい手順と気配りを意識すれば、OB・OG訪問を通じてより良い関係を築けるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。