【例文つき】留学経験から最強ガクチカを作る方法を徹底解説!
「留学経験って就活のガクチカで使えるの?」と悩む人も多いのではないのでしょうか。
学生時代に留学したのはいいものの、就職活動でどのようにアピールしたらいいのか分かりませんよね。
この記事では、自分の留学経験を就活のガクチカで活用する方法を徹底解説。
ガクチカの書き方に悩んでいる人も、この記事を読んで、最強のガクチカを書き上げましょう!
留学経験はガクチカで使える!

結論から言って、学生時代の留学経験は就活のガクチカでとても強い武器になります。
とはいえ、「ただ留学した」と言うだけでは、他の留学経験者と差別化できませんよね。
ここから、留学経験をガクチカで活用する方法を順番に解説していくので、参考にしてください。
留学経験がガクチカで有効な理由3選

まずは留学経験がガクチカで高評価を得やすい理由を解説していきます。
留学経験がガクチカで有効な理由として主に挙げられる理由としては以下の3つがあります。
それぞれ詳しく見ていきますね。
①エピソードが誰にでもイメージしやすい
まず留学経験は、ガクチカの中でも誰にでもイメージしやすいエピソードを加えられる点があります。
ガクチカの中には、ニッチな領域に取り組みすぎて、面接官に話が伝わらないものも多くありますよね。
その点、留学経験は、面接官も聞き慣れているエピソードなので、話の大枠が伝わりやすいのがポイントですよ。
②自分のアピールしたい強みを伝えやすい
留学経験は、伝え方次第でさまざまな強みをアピールできるのもおすすめポイントです。
留学経験をガクチカにすると、海外での生活のさまざまな側面をエピソードとして伝えられます。
いくつかあるエピソードの中から、自分のアピールしたい話を選べるので、自由度高く自己PRができますよ。
③志望動機・自己紹介との一貫性を持たせやすい
留学経験をガクチカに使うと、ESや面接の他の質問事項でも一貫性を持って答えやすくなります。
日本を離れて海外で生活することは、学生にとって価値観への大きな影響を持つでしょう。
留学をきっかけに形成された価値観や性格を基に志望動機や自己紹介を作れば、面接全体に一貫性を持たせられますよ。
留学経験をガクチカまで深ぼる方法3STEP

ここまで、留学経験がガクチカで活用できる理由について解説してきました。
ここからは、そんな留学経験をガクチカという形にするまでの道筋を解説していきます。
留学経験からガクチカを作るには、次の3STEPに従ってみましょう。
それぞれ詳しく解説していきますね。
①苦労した経験・頑張った経験を洗い出す
留学経験からガクチカを書き上げるには、まずは留学中に苦労した経験や頑張った経験を自分のなかで洗い出してみましょう。
ガクチカは、困難を乗り越えるためにどのようなことに力を入れたかをアピールするための質問です。
まずはガクチカの内容の根幹となる、自分が留学中に直面した困難を大小問わず書き出してみましょう。
②困難をどのように乗り越えたかを言葉にする
第一ステップで留学中に直面した困難を言語化できたら、そこからはその困難をどのように乗り越えたかを言葉にしていきましょう。
ここで重要になるのは、困難そのものを詳細に表現し、いかにそれが難しかったかを説明することです。
難しい障壁を乗り越えるためにどのような工夫をしたのかが面接官に伝わるように丁寧に言語化していきましょう。
③困難を乗り越えた経験が現在にどう活用できているかを説明する
困難を乗り越えた方法までを説明し終えたら、そこから現在までの繋がりについて話していきましょう。
せっかく高い壁を乗り越えた経験があっても、現在の自分に活きていなければ意味がありません。
乗り越えた困難のおかげで今の自分はどのような強みを得たのかをアピールできるようにガクチカを考えていきましょう。
ガクチカで使いやすい留学経験のおすすめアピールポイント4選

ここまで留学経験の深掘り方について解説してきました。
ここからは、留学経験から具体的にどのようなアピールをすれば良いのかについて解説していきます。
以下の4つのアピールポイントは特におすすめなので参考にしてみてください。
それぞれ詳しく見ていきますね。
①主体性・行動力
まず留学経験でアピールしやすい能力として、主体性や行動力といった自分で考えて動く力が挙げられます。
留学生活では、言語の不自由さや日本人の少なさから、日本にいるときより何倍も主体的に活動することが求められます。
企業で働くなかでも、自分で考えて動ける人間は高く評価されやすいので、主体性をアピールすれば好印象を獲得できますよ。
②コミュニケーション能力
留学経験からは、コミュニケーション能力もアピールしやすい強みとして挙げられるでしょう。
日本の友人が1人もいない状況から周りを巻き込んで行動するためには、相当なコミュニケーション能力を発揮する必要があります。
企業に入ると、社内外の多くの人間と関わりながら仕事をすることになるので、コミュニケーション能力は多くの業界で高く評価されますよ。
③適応能力
留学経験で成長する能力の中では、適応能力も重要です。
慣れ親しんだ日本の環境から離れ、海外という新しい環境で生活するには、さまざまな変化に適応することを求められます。
部署移動や役職の変化に応じてさまざまな変化に直面することになるのが社会生活。そのため、変化に適応できる能力は、どの業界においても重要な能力になりますよ。
④調整力・リーダーシップ
留学経験から得られる能力で、最後に紹介するのが調整力やリーダーシップです。
留学先では、現地の学生や他国からの留学生など、異なる考え方や価値観を持った人と交流することになります。
さまざまな意見の相違があるなかで、集団をまとめて動かす力は、社会においても重要な能力なので、アピールすれば評価されますよ。
留学経験を活かしたガクチカのテーマ別例文

留学経験からアピールできる強みを紹介したところで、ここからは実際に使える例文を紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①主体性・行動力をアピールしたガクチカ例文
まずは、主体性・行動力を強みとしたい人向けのガクチカ例文です。
私は大学2年次に1年間、アメリカへ留学しました。最初は英語が思うように話せず、授業や日常生活で苦労しました。しかし、そのような難しい環境をむしろチャンスと捉え、自ら積極的に行動することを決意しました。授業後に教授へ質問しに行く、地元のイベントに参加するなど、自ら英語を使う機会を増やしました。その結果、3ヶ月後にはディスカッションで意見を述べられるようになり、クラスで1番の評価を得られました。この経験を通じて、自ら行動することの重要性を学びました。 |
②コミュニケーション能力をアピールしたガクチカ例文
次に、コミュニケーション能力をアピールしたい人向けの例文です。
私は大学3年次にカナダへ留学し、異文化の中で生活しました。最初は価値観の違いから現地の学生と打ち解けるのが難しかったのですが、共通の趣味を活かして交流の機会を増やしました。例えば、日本文化に興味を持つ学生に日本の映画や食文化を紹介し、逆に彼らの文化についても学びました。すると、次第に打ち解け、現地のグループプロジェクトでは中心的な役割を任されるようになりました。この経験を通じて、異なるバックグラウンドを持つ人と円滑にコミュニケーションを取る力を身につけました。 |
③適応能力をアピールしたガクチカ例文
適応能力の高さをアピールしたい人は以下の例文を参考にしてください。
私はフランスへの1年間の留学の中で、当初は授業のスタイルや生活習慣の違いに戸惑いました。しかし、「現地のやり方を理解し、柔軟に対応することが大切だ」と考え、積極的に適応する努力をしました。例えば、授業ではフランス人学生のノートの取り方や発言の仕方を観察し、自分の学習方法を改善しました。その結果、最初は苦戦していたフランス語でのプレゼンテーションも高評価を得ることができました。この経験を通じて、新しい環境に素早く適応し、成果を出す力を養いました。 |
④調整力・リーダーシップをアピールしたガクチカ例文
調整力やリーダーシップの高さに自信がある人は以下のガクチカを参考にしてください。
私は留学中に多国籍のメンバーと共同でプレゼンテーションを行う機会がありました。しかし、文化や価値観の違いから意見がまとまらず、議論が進まない状況でした。そこで、私はリーダー役を引き受け、まず全員の意見をしっかり聞くことを意識しました。その上で、それぞれの強みを活かせるように役割分担を提案し、定期的な進捗管理を行いました。その結果、プレゼンは成功し、教授からも高く評価されました。この経験を通じて、多様な価値観を尊重しながらチームをまとめるリーダーシップを身につけました。 |
留学経験を活かしたガクチカの期間別おすすめアピールポイント3選

ガクチカで留学経験の何をアピールするべきかは、留学期間によっても異なります。
以下の3つの期間に応じて、それぞれおすすめを紹介していきますね。
①〜半年の短期留学の場合
半年ほどの留学であれば、短期の留学になるので、留学に行くという決断をした行動力をアピールするのがおすすめです。
留学中の経験となると、どうしても長期留学の人より見劣りするエピソードになってしまうでしょう。
エピソードの面白さよりも、留学に行くために起こしたアクションを伝えて、自分の行動力の高さをアピールすると好印象ですよ。
②半年〜1年の長期留学の場合
1年近く留学をした人は、留学中に挑戦した内容から分かる自分の強みをアピールするのがおすすめです。
留学中に主に何に取り組んだのかを考え、自分の強みをまとめてみましょう。
特に、慣れない言語を用いながらのコミュニケーションや環境変化への適応力などは、企業から高評価をもらいやすいですよ。
③1年以上の正規留学の場合
1年以上の長期に渡って、海外大学で正規の学生として留学した人は、よりアカデミックな経験をアピールすると良いでしょう。
海外の大学に長く滞在するなかで、現地でしかできない勉強に取り組んだ経験は、他の短期の留学生よりもユニークな経験に映ります。
自分の専門性の高さをアピールできるという点でも、学問を頑張った経験は高く評価されやすいですよ。
留学経験から練ったガクチカを伝える時のポイント3選

ここまで、留学経験からガクチカを作る際のポイントについて解説してきました。
ここからは、作り上げたガクチカを実際に伝える際のポイントについて説明していきます。
特に以下の3つのポイントについて解説していきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
①留学に行った動機・目的を明確にする
まず、ガクチカを伝えるときには留学に行った動機や目的を明確にした上で話すようにしましょう。
近年では就活で評価を得ることだけを目的になんとなく留学に行く学生も増えています。
自分が何を得るために留学に行くことを決意したのかを明らかにすることで、説得力のあるガクチカを伝えられますよ。
②エピソードに具体性を持たせる
ガクチカを伝えるときには、エピソードが具体的になるようにすることにも気をつけましょう。
留学に行っている学生はたくさんいるので、抽象的な話ばかりしていると、どの留学生にも当てはまる話になってしまいます。
自分が行った国や学校特有の話を加えることで、他の学生と差別化し、ユニークな経験を伝えましょう。
③留学前後の変化も伝える
留学経験をガクチカで伝えるなら、留学の話だけでなく、その前後の変化の内容も入れるようにしましょう。
留学は何かを学んだ上で、今後の人生に学びを活かしていくためのものです。
留学を通じて得たものが今に生きていなければ留学に行った意味がないので、自分が何を身につけたのかまで明確にするようにしましょう。
【差別化】留学経験から練ったガクチカをもう1段階ブラシュアップする方法3選

ガクチカの伝え方の基本がわかったところで、ここからは周りの学生に差をつけるガクチカの書き方を解説していきます。
周りの学生と差別化するには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
①自分の感情の動きをしっかり伝える
周りの学生と差別化するには、まずは自分の感情の動きを乗せてガクチカを伝えることが重要です。
エピソード当時の自分の感情を含めることで、そのガクチカにはリアル感や臨場感が生まれます。
話にリアル感があれば、面接官も話に共感してくれやすくなるので、より印象に残るガクチカになりますよ。
②現地ならではの経験を選ぶ
ガクチカで伝える内容を、より現地特有の話にすることも、1つの差別化方法でしょう。
留学経験のエピソードは、実のところ多くの場合似通った話になりがちです。
自分が行った国や地域、学校特有の要素を盛り込むことで、面接官の印象に残る話にできますよ。
③他のESの内容と一貫させる
ガクチカの内容と、自己紹介や志望動機の内容に一貫性を持たせることも重要です。
ESや面接を通して同じ強みを一貫してアピールできている学生は、それだけで面接官から高評価をもらえます。
留学の経験の中でも、他の設問の回答と一貫する部分をアピールすることで、筋の通ったガクチカという印象を与えられますよ。
留学経験をガクチカにするときの注意点3選

最後に、留学経験をガクチカにする際の注意点について解説していきます。
特に以下の3つのポイントに気をつけて、ガクチカを書いていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
①語学力のアピールに終始しない
留学経験で努力したこととして、語学力だけをアピールするのは得策とは言えません。
近年では、語学力は留学に行かずとも日本で十分に伸ばせるようになっています。
語学力だけではなく、留学に行ったという環境下でしかできない経験を伝えることが重要です。
②留学に行ったこと自体をアピールしない
ガクチカを書くときには、留学に行ったこと自体がアピール内容にならないようにしましょう。
今の時代、留学自体はお金さえあれば誰でもいけるような環境が整っています。
留学に行った先で、どういう工夫や努力をしたのかに、企業は興味があるので、もう1歩踏み込んだ内容を書くようにしましょう。
③嘘はつかない
当たり前の話ですが、留学経験の話であっても、虚偽の内容はガクチカに書かないようにしましょう。
日本国外の話なので、通常の嘘よりはバレにくくはあるでしょう。
しかし虚偽の内容がバレた場合、即刻不合格になることは決まっているので、不要なリスクを取ることは避けるべきです。
留学経験を活かして最強のガクチカを作り上げよう!
この記事では留学経験からガクチカを作る方法について解説してきました。
留学経験は、ポイントをおさえて伝えれば、採用担当者に好印象を与えられるガクチカと言えます。
留学経験を活かして、志望企業から高評価を得られるガクチカを書き上げましょう!
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。