面接が苦手だと就職はできない?克服する方法やコツを解説
面接に苦手意識がある人は、「私って就職できないのかな」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
実は面接が苦手でも、対策次第で苦手意識を克服できます。本記事では、面接が苦手と感じる原因とその対処法を解説しますよ。
質問にうまく答えるコツも紹介しますので、面接に不安がある方はぜひ参考にしてください。苦手意識を克服し、面接を乗り切りましょう。
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面接が苦手でも対策次第で克服できる!

面接が苦手でも、原因を分析して、対処法を知ることで克服できます。対策次第で苦手意識も軽減し、自信を持って面接に挑めるでしょう。
採用面接はお互いの求める条件を確認することで、入社後のミスマッチを防ぐ作業です。自分の人柄やスキル、入社意欲を伝えると共に、コミュニケーション力や適応力が試されます。
短時間で効果的にアピールするため、自分の苦手意識の原因に合った対策を実践することが必要です。事前にしっかりと準備をして、志望先の内定を勝ち取りましょう。
面接を苦手と感じてしまう原因7つ

面接を苦手と感じてしまう原因は人それぞれですが、主に以下の7つの原因に分けられます。
原因に合わない対処法を実践しても苦手を克服できません。自分自身が面接を苦手と感じている原因を突き止め、対処法を見つけましょう。
① 緊張しやすい
緊張しやすい人は、面接特有の空気感に緊張してうまく話なくなってしまいます。特に、初対面で目上の人から予測不可能な質問をされるので、面接は、緊張を倍増させるでしょう。
また、面接で緊張するのは「落ちたらどうしよう」「面接で決まってしまう」などのプレッシャーが原因の場合もあります。
ストレスがかかった状態だと、集中力や判断力が低下します。準備してきた回答を忘れてしまうなど、本来の実力を発揮できず、苦手意識が高まるでしょう。
② 自己PRの経験不足
自分の人柄やスキル、経験を相手にアピールすることに慣れていないことも苦手意識を持つ原因です。就活を始めたばかりの就活生は、自己PRの経験が不足しています。
初めて取り組むことで勝手がわからず、自己分析などの面接前に必要な準備ができていないのです。このような状態では、強みや弱みを明確に示せず、どのように自分をアピールすればよいのかわかりませんよね。
経験不足や準備不足が「質問に回答できない」状況を作り、面接が苦手と感じる原因になっている可能性があります。
③ 完璧にこなそうとしている
完璧主義の人は、面接でも完璧を求める傾向があります。少しの失敗でも許せず引きずってしまうことで「面接が苦手」と感じているのかもしれません。
面接では普段とは違う緊張感があり、イレギュラーな質問をされることも多々あります。就活や面接は想定した通りに進めなくて当たり前ですが、完璧主義者だと自分を責めてしまうことも。
また、完璧を求め、面接の質問への回答を丸暗記しているという人もいるでしょう。しかし丸暗記では少し間違えただけで頭が真っ白になり、更なる失敗を生み出す悪循環に陥ることもあります。
④ アピールに自信がない
面接は企業に自分の人柄や魅力をアピールする場ですが、自己主張に苦手意識を感じる人もいるでしょう。周りの目を気にして、意見の主張を遠慮してしまうのです。
面接では集団面接も行われるので、遠慮していては自分を売り込むことができません。
他の就活生がハキハキと主張する姿を見てさらに自信を失い、面接が苦手になるケースもあります。
⑤ 落ちるのが不安
面接に苦手意識があるのは、面接に落ちないか不安な気持ちが原因の場合もあります。
面接に落ちることを考えてしまい、「自分が至らなかったから」と責めたり、「自分を否定されてしまった」と傷つくことを想像してしまうのです。
理想の自分を演じようとして不自然な言動を取る、恐怖心から萎縮してしまうなど、アピールがうまくできないことで苦手意識を持ちやすくなります。
⑥ コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手な人は、面接官ともうまく話せないことから、面接に不安を感じやすいです。面接官と視線を合わせられない人もいるでしょう。
自分を品定めされるかのような面接は、そもそも緊張しやすい場です。この特殊な環境にさらされ、コミュニケーション力が高いのに苦手と思い込んでいる人も中にはいます。
コミュニケーションに苦手意識を持つと、説明が不十分になり、リアクションもうまく取れません。また、何とかうまく伝えようと話しすぎてしまい、要点がうまく伝わらないこともあります。
⑦ 面接で失敗したトラウマがある
過去に面接の経験があり失敗したトラウマがあると、自信を持てません。「また失敗するのでは?」と不安を感じるので、苦手意識が強くなります。
また、自分の失敗ではなくても、圧迫面接を受けた経験がトラウマになっている場合も。いざ面接となると過去の失敗がよみがえり、緊張したり言葉が出てこなかったりする場合もあるでしょう。
トラウマが強く、面接前に体調を崩してしまう人もいます。過去のトラウマは、新たな失敗を生み出すこともあるので、早急に対処法を実践しましょう。
【原因別】苦手な面接を克服する方法7つ

苦手な面接を克服する方法を先ほど紹介した原因別に見ていきましょう。原因に合った対処法を実践し、苦手意識の克服を目指しましょう。
① 緊張しやすい人の対処法
緊張しやすい人は、面接官に緊張していることを正直に伝えましょう。自己紹介の際に「本日は大変緊張しておりますが、何卒よろしくお願いいたします。」のように挨拶できると好印象です。
面接で緊張しても、それが原因で不合格になることはありません。予め伝えることで、誠実さや本気度が伝わり、高評価につながる可能性もあります。
さらに、「緊張している」と口に出すことで気持ちが軽くなり、リラックスできます。面接官も緊張に配慮するので、面接を進めやすくなるでしょう。
② 経験不足の対処法
面接の経験が不足している人は、まずどんな準備が必要なのかを知り、1つずつ着実に準備を進めるのが効果的です。
まずは自己分析・業界研究・企業研究を徹底的に行い、どんな質問にもスムーズに答えられる土台を整えておきましょう。そのためには、どんな質問がなされるか事前に調べておく必要があります。
さらに、マナーを把握することで、自信を持って面接に挑めますよ。以下のポイントを意識し、繰り返し練習してください。動画を撮って見返すと自分のできていない点を振り返られます。
- 大きな声でハキハキ話す
- 早口にならないようゆっくり話す
- 身だしなみや姿勢を整える
- 明るい表情を意識する
- 礼儀・マナーを守る
- 身振り手振りを交えて話す
③ 完璧主義な人の対処法
面接に完璧を求めてしまう人は、面接が思い通りに進まないことは当たり前だという意識を持ちましょう。
企業も、就活生に完璧を求めているわけではありません。緊張して言葉に詰まった際に、人柄や考え方が見え、採用のきっかけになる場合もあります。
また、完璧主義者の人は質問への回答を丸暗記しがちですが、覚えておく箇所は伝えたいポイントのみに絞るのがおすすめです。丸暗記よりも自然で、ありのままの自分をアピールできますよ。
④ 自信がない人の対処法
アピールに自信がない方は、身だしなみや服装を整え、礼儀・マナーを身につけることで苦手意識を軽減できるでしょう。
また、無理に自分をよく見せようとせず、強みや経験を入社後にどう活かせるのかを落ち着いて話すことが重要です。
実績や経験の豊富さを必ず企業が求めているとは限りません。他の就活生を気にすることなく、自分に自信を持って貢献できることをしっかりと伝えられる志望者は、企業にとって魅力的に映るでしょう。
⑤ 不安を感じる人の対処法
面接は企業との相性を確かめる場です。面接に落ちることに不安がある人は、「落ちた場合はその企業が自分に合わなかった」と考え方を変えましょう。
面接に落ちたからといって、人格を否定されたわけではありません。企業が求めている人物像に合わなかった可能性や、男女比や希望配属先の人員調整といった内部事情で落ちる場合もあります。
面接は「企業側が選ぶ」だけでなく、自分自身も「その企業で本当に働きたいか」「長く続けられる企業か」を判断する場と考えると苦手意識が和らぎますよ。
⑥ コミュニケーションが苦手な人の対処法
コミュニケーションが苦手な場合は、面接官の目ではなく、おでこ・口・鼻などを見て、ゆっくり話すことで対処しましょう。
面接官の目を見ると緊張しやすいので、目から視線を外すのは効果的です。ただし足元を見るなど、大きく視線を外してうつむいている印象を与えるのは避けたいので、目の周辺で見るポイントを決めましょう。
また、緊張すると早口になりがちなので、いつもよりゆっくり話す意識を持ってください。面接官が聞き取りやすい早さを心がけましょう。
⑦ トラウマがある人の対処法
過去に面接でのトラウマがある場合は、失敗を活かした面接対策を行うことで成功につなげられるでしょう。
例えば、「質問の意図がわからずあやふやな回答をした」ことを失敗と感じているのなら、次は「わからないまま答えるのではなく質問の意図を尋ねる」のように、1つずつ反省し対策を立てましょう。
失敗で辛い思いをしても、自己成長には必要な経験です。失敗したのはその企業と縁がなかっただけとポジティブに捉え、次への足がかりにしてください。
面接を受ける前の準備5つ

対処法がわかったら、面接前の準備に進みましょう。面接前の準備は、以下の通りです。
面接が苦手でも準備をしっかり行うことで、苦手意識を軽減できます。5つのステップに沿って準備し、苦手な面接を乗り切りましょう。
① 面接の流れを把握する
面接官からの想定質問を調べ回答を予め準備することで、面接で焦らず対応できます。基本的な面接の流れは、以下の通りです。
- 入室:ドアを3回ノックし、面接官の指示があれば入室する
- 挨拶:面接官にお辞儀をして「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶する
- 着席:「おかけください」と促されたら「失礼します」と言って着席する
- 自己紹介:着席後、面接官の指示に従い自己紹介をする
- 質問対応:志望動機・強み・過去の経験などの質問に答える
- 逆質問:企業や業務内容について質問をする
- 退室:面接官にお礼を伝え、軽くお辞儀をして退室する
② 想定質問を調べる
面接官からの想定質問を調べて回答を予め準備することで、面接で焦らず対処できます。面接でよくある質問は以下の通りです。
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 強みや長所
- 学生時代に力を入れていたこと
- 趣味
- 志望順位や他の企業への応募の有無
- 逆質問
質問内容を把握できると、「どんな質問をされるのか」と不安になることがありません。
志望企業で過去にどんな面接が行われたのか、OB・OG訪問や就活エージェントなどを利用してリサーチしておきましょう。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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③ 想定質問の回答を準備する
想定質問の回答を予め準備し、落ち着いて受け答えできるよう練習しましょう
。想定質問への回答は以下のポイントを意識してください。
- 長すぎず短すぎない適切な長さ(1分程度)にまとめる
- 各質問の回答に矛盾が生じないようにする
- 結論から伝え効果的にアピールする
- 企業への理解度や入社意欲を伝える
上記のポイントを押さえた回答ができると、高評価につながるでしょう。ただし、想定質問にはない内容を問われる場合もあります。
また、その業界や企業ならではの質問が飛び交うことも。業界の動向や企業の実績についても、情報収集を徹底しましょう。
④ 逆質問を考えておく
一般的に面接では最後に「何か質問はありますか?」と逆質問の場が設けられます。「何もありません。」と答えるのではなく、質問内容を事前に用意しておきましょう。
逆質問が思い浮かばない人は、以下の逆質問例を参考にしてください。
- 御社に貢献するために勉強しておくべきことはありますか?
- 入社後の具体的な業務内容やスケジュールを教えてください。
- ○○の資格(スキル)を持っていますが、御社でどのように活かせますか?
- 部署を超えて社員同士で交流できるイベントはありますか?
- ○○(役職)を目指したいと考えていますが、通常どのくらいの期間が必要ですか?
- 長期的に働き活躍している方はどんな方が多いですか?
入社後のことや具体的な仕事内容・キャリアプラン・職場環境について逆質問することで、入社意欲や積極性のアピールにつながりますよ。
ただし、福利厚生や残業時間・給与に関する逆質問は、マイナス評価となることもあるため、注意しましょう。
⑤ 模擬面接を受ける
質問への回答が準備できたら、模擬面接を受け、練習を繰り返しましょう。
大学内の模擬面接の他、家族や友達に面接官の役割を頼むこともおすすめです。また、自分も面接官になることで、どのような回答や話し方が好印象なのか確認できます。
練習が多いほど臨機応変な対応も身につくので、繰り返し練習しましょう。
面接で答えに詰まったときの対処法3つ

対処法や事前準備を行っても、実際の面接で詰まってしまうこともあります。ここでは、答えに詰まったときに役立つ方法を紹介します。
対応がしっかりできれば、面接官からの評価は下がりません。面接で詰まらないか心配な方は、参考にしてください。
① 面接官に緊張していることを伝える
言葉に詰まってしまった時は「申し訳ございません。緊張しています。」と正直に伝えてかまいません。面接官は話の内容を重視しており、緊張が低評価につながることはありません。
すぐに答えられない場合は「少し考える時間をください」と伝え、何も言わずに無言になってしまうことを避けてください。
素直な気持ちを面接官に伝えることで、緊張もほぐれて落ち着きを取り戻せるはずです。緊張を隠すよりも、素直に伝えて緊張をほぐし、前向きな気持ちでアピールしましょう。
② 質問の意図を聞く
面接では想定外の質問をされることもあり、すぐに意図がつかめないこともあります。質問の意図をつかめなかった時は、素直に質問の意図を聞き返しましょう。
- 「○○について、お答えすればよろしいですか?」
- 「申し訳ございませんが、もう一度質問の意味を教えていただけますか?」
- 「○○とは○○という認識で間違いないでしょうか?」
意図をつかみにくい質問は、対応力を見るためにわざと尋ねられている場合もあります。意図をつかめないまま、曖昧に回答することは避けましょう。
③ わかる範囲で答える
自分が知らないことや答えられない質問があった場合には、わかる範囲で答えてください。知ったかぶりをして回答しても、プラスの評価は得られません。
また、面接官が必ずしも完璧な模範解答を求めているわけではありません。完璧な答えよりも、自分の魅力を伝えることが重要です。
自分がわからないことについて質問された時は、完璧でなくてもよいので、「個人的な意見ですが」と前置きして自分の考えを伝えましょう。
苦手を克服して自信を持って面接に挑もう!

面接が苦手でも原因に合った対処法を実践し、事前準備をしっかり行うことで、苦手意識の克服を目指せます。面接では、他の就活生も同じように緊張している場合がほとんどです。
企業は、言葉に詰まる学生をたくさん見ています。多少の失敗は誰にでもありますので、気にしすぎることなく準備してきたことを最大限アピールしましょう。
当記事で紹介した対処法を参考に準備を整え、自信を持って面接に臨み、志望先の内定獲得を目指しましょう。