面接にネクタイなしで行っても大丈夫?注意点やしなくても良いケースを紹介
「暑い日が続くので、ネクタイを外して面接に行きたいんだけど…」「クールビズの時はネクタイを外してもいいかな?」
このようにネクタイの着用について悩んでいる就活生は多いと思います。面接では基本的にネクタイをすることがマナーですが、例外もあります。
そこで今回は、面接でのネクタイの着用ルールについて解説します。
服装のマナーを守れないと、社会人としての常識がないと思われかねません。この記事を参考に、就活でのネクタイに関するマナーをしっかり理解しましょう。
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記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
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吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見る就活中でネクタイなしはNG!
一般的に、就活の場ではネクタイなしはマナー違反といわれています。就活の面接ではスーツスタイルが基本で、ネクタイも必須です。
ただし、オフィスカジュアルやクールビズを採用している企業では、ネクタイの着用は必要ありません。適切な服装を判断するために、来社案内を事前に確認しましょう。
ネクタイの有無は、私たち面接官が「しっかり準備してきたか」を判断する一つの目安になります。案内に書かれていなくても、着けていればマイナス評価になることはほぼないので着けておくと安心ですよ。
おすすめは、出発時にネクタイを締めておき、会場に着いてから周囲の服装や雰囲気を見て判断する方法です。もしカジュアルな雰囲気なら、その場で外せば場に合わせられますし、リスクも減らせますね。
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
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面接や内定式であればネクタイは必要
面接や内定式など、フォーマルな場ではネクタイを着用しないと、印象が良くないでしょう。
企業から特に指示がない場合は、スーツスタイルでの参加が基本です。内定式で目立とうとして他の人と違う服装をすると、悪目立ちしてしまうことがあるので、マナーを守った上品な服装を心がけましょう。
面接でネクタイなしでも良いケースを解説

次に、ネクタイをしなくても良いケースについて解説します。普通、就活の際にはネクタイの着用するのが基本ですが、企業側の指示によってはしなくて良い場合もあります。
ネクタイを着用しなくて良いケースは以下の通りです。
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オフィスカジュアル・私服が認められている企業
会社がオフィスカジュアルや私服を認めている場合、ネクタイをしなくても問題ありません。オフィスカジュアルの場合もネクタイは必要ありません。また、一部の会社ではポロシャツを着用して良い場合もあります。
オフィスカジュアルや私服の指定があるにも関わらず、スーツを着用すると、「場違いだ」「周囲に馴染めない」と見なされ、よくない印象を与えてしまいます。会社の方針に沿った服装で臨みましょう。
面接では社風との相性が見られています。オフィスカジュアルや私服OKの企業でも、服装からTPOをわきまえているか、職場になじむ意識があるかが見られているため、清潔感がある服装を選びましょう。
事前に企業の公式SNSや説明会での社員の服装を認しておくのがおすすめです。企業の雰囲気にあった服装を選ぶことで、周囲から浮かずに好印象を持たれやすくなりますよ。
クールビズを実施している企業
会社でクールビズが実施されている場合も、ネクタイなしで参加することが許可されています。
クールビズを着る際には、通気性や襟のデザインなどが考慮されたクールビズ用のシャツを着用しましょう。通常のスーツ用のシャツではありません。
シャツを選ぶ際には、柄や丈に注意し、あまりカジュアルすぎないように気をつける必要があります。
また、社員がクールビズを着用しているからと言って、面接でもクールビズが許可されているわけではないことを理解しておきましょう。
クールビズ実施企業でも、面接時は事前案内に「服装自由」や「クールビズ可」と記載があるかを必ず確認しましょう。案内がなければネクタイ着用が無難ですよ。
他の社員がクールビズでも応募者はスーツ着用というケースはよくあります。正しい服装をしてこれるかが評価に影響を与える可能性もゼロではないので、事前の情報収集を徹底してくださいね。
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ネクタイなしの際に注意しなければならないこと
次に、ネクタイを着用しない場合の注意点について解説します。オフィスカジュアルやクールビズで、ネクタイをしないスタイルを選択する際には、清潔さやフォーマルさを保つためにいくつかの注意点があります。
ネクタイを着用しない場合は、以下の4つの点に注意してください。
①ジャケットは着ない
ノーネクタイのスタイルを選ぶ際は、ジャケットを着用しない方が良いです。ジャケットを着ると、ノーネクタイが目立ち、バランスが悪くなります。
クールビズでネクタイをしたい場合は、サマースーツを着用するのがおすすめです。サマースーツなら、フォーマルさを保ちつつ暑さ対策もでき、快適に過ごせます。
ノーネクタイでジャケットを着ない場合は、全体のバランスや色使いが印象を左右します。例えば、襟元がすっきり見えるシャツや、淡い色と濃い色を組み合わせると顔映りが良くなり、清潔感も増しますよ。
コーディネートは、しっかりアイロンをかけたシャツにスラックスを合わせ、足元は革靴でまとめるのがおすすめです。さらに、腕時計やベルトの色を統一すると、細部まで配慮している印象を与えられます。
②襟周りを清潔に保つ
ネクタイをしない際は、襟周りを清潔にすることが重要です。
清潔感を保つことはスーツスタイルにおいても重要ですが、ノーネクタイの場合は特に襟周りが目立つため、汚れやシワに注意しましょう。
襟周りの印象を引き締めるためには、ボタンダウンシャツがおすすめです。ノーネクタイのスタイルを考えている方は、ボタンダウンシャツも検討してみてください。
襟の内側に残った皮脂汚れや洗濯後のわずかな縮みは、清潔感を大きく下げかねません。面接当日は必ず朝の段階で襟の状態を鏡で最終確認する習慣をつけておくと安心です。
また、シャツの選び方も重要ですよ。形態安定加工やノーアイロンタイプのシャツを選ぶと、移動中のシワやヨレを防ぎやすくなります。出発前にスチームアイロンで襟を整えるのもおすすめです。
③シャツは第一ボタンまで留める
ネクタイをしない場合でも、シャツの第一ボタンまで留めるようにしましょう。シャツのボタンが開いていると、だらしない印象を与えてしまいますので注意してください。
スーツスタイルで着用するシャツは、通常ネクタイを着用することを前提にしており、襟元が詰まっているものが一般的です。そのため、クールビズ用のシャツを選びましょう。
クールビズ用のシャツであれば、第一ボタンを留めても自然な襟元になり、通気性や速乾性も良いので快適に着用できますよ。
第一ボタンを留めるときは、首回りのサイズ感にも注意が必要です。窮屈すぎると面接中に無意識に手で触れてしまうことがあります。余裕が1〜2cm程度あるサイズを選ぶのがおすすめです。
また、面接直前には鏡で襟元をチェックし、ボタン周辺や襟の内側にシワや汚れがないか確認しましょう。事前にアイロンがけや替えシャツの用意をしておくと安心です。
④肌着は透けないものを選ぶ
ノーネクタイのスタイルを選ぶ際には、肌着にも注意するようにしてください。ジャケットを着用しないので、汗で肌着が透けてしまうことがあるからです。
そのため、肌着は透けにくい色を選ぶようにしましょう。
おすすめは白やベージュ、淡いグレーなどです。
さらに、半袖のシャツを着る場合は、インナーが見えないように丈にも注意が必要です。
透け防止には色選びだけでなく素材も大切です。ポリエステル混や高密度編みのインナーは、光が当たっても透けにくく形も出にくいためおすすめですよ。
透け対策として、事前に自然光の下で一度全身をチェックしましょう。また、肌着は複数枚をローテーションし、常に新品に近い状態を保つと清潔感につながりますよ。
就活でのネクタイに関するよくある質問2つ

ここでは就活のネクタイに関するよくある質問について回答します。
夏の就活の暑さ対策は?
夏の就活では、暑さ対策が非常に重要です。具体的な対策として、以下のことが挙げられます。
– サマースーツを着用する
– 吸水性や速乾性に優れたインナーを着用する
– 冷却スプレーを使う
– 予備のハンドタオルを持参する
その他にも、制汗剤や汗拭きシートも暑さ対策に役立つアイテムです。真夏の就活では、無理をすると熱中症になる可能性もあるので、水分補給をこまめに行いながら、しっかりと対策をしていきましょう。
冬の時期でもネクタイは必要?
冬の時期でもネクタイを着用しなくて良い企業も存在します。
夏の就活では、暑さ対策としてネクタイなしを許可する企業が増えますが、暑さの問題ではなく、服装規定としてネクタイをしなくても良いとする企業もあります。
面接にネクタイなしで行かないようにしよう
今回は、就活時におけるネクタイの着用について詳しく解説しました。
面接の際にはノーネクタイは基本的に避けるべきですが、企業がオフィスカジュアルやクールビズを指定している場合は、その指定に従う必要があります。
服装は相手に与える第一印象に大きな影響を与える要素ですので、マナーを守り、良い印象を与えるよう心がけましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。