大学卒業年早見表|入学年度から卒業年をすぐ確認【西暦・和暦対応】
履歴書や職務経歴書を書くときに、意外と迷うのが大学卒業年の記載です。西暦と和暦が混在していたり、年度と年を混同してしまったりと、記載ミスが起きやすいポイントでもあります。
そこで本記事では、入学年度からすぐに確認できる「大学卒業年早見表」をはじめ、生年月日や証明書からの調べ方、履歴書での正しい書き方までわかりやすく解説します。
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大学卒業年の早見表【西暦・和暦・年度対応】

就職活動を始めるとき、履歴書やエントリーシートに「大学卒業年」を正しく書く必要があります。
大学卒業年は、一般的に4年間の在学期間を基準に計算します。たとえば、2021年4月に入学した場合、2025年3月が卒業年です。入学年の4年後の3月が卒業年と覚えておくと便利でしょう。
もし浪人や留年がある場合は、その分を加えて調整してください。
入学年度 | 卒業年度(西暦) | 卒業年度(和暦) |
---|---|---|
2018年度 | 2022年3月 | 令和4年3月 |
2019年度 | 2023年3月 | 令和5年3月 |
2020年度 | 2024年3月 | 令和6年3月 |
2021年度 | 2025年3月 | 令和7年3月 |
2022年度 | 2026年3月 | 令和8年3月 |
2023年度 | 2027年3月 | 令和9年3月 |
2024年度 | 2028年3月 | 令和10年3月 |
大学卒業年を履歴書に記入するときは、「〇〇大学〇〇学部 卒業予定」または「〇〇大学〇〇学部 卒業」と書くのが一般的です。まだ卒業していない場合は、「卒業予定」と明記しましょう。
また、履歴書内では西暦か和暦のどちらかに統一することが大切です。企業によって指定がある場合もあるため、事前に応募要項を確認してください。
自分の大学卒業年を調べる方法

就活や履歴書を作成するとき、「自分の大学卒業年がいつなのか正確にわからない」という学生は少なくありません。
卒業年を間違えて書いてしまうと、採用担当者に不誠実な印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。ここでは、大学卒業年を正確に確認するための4つの方法を紹介します。
- 入学年から大学卒業年を計算する
- 生年月日から大学卒業年を逆算する
- 卒業証書・学生証・卒業証明書で確認する
- 大学の在籍履歴やマイページで確認する
①入学年から大学卒業年を計算する
もっとも基本的な方法は、大学に入学した年から4年後を卒業年として計算するやり方です。多くの大学は4年制のため、入学年に4を足すだけで卒業年を求められます。
たとえば、2021年に大学へ入学した場合、卒業年は2025年になるのです。ただし、留年や休学をしている場合は例外です。その期間を考慮して再計算する必要があります。
進級状況がわからないときは、大学の教務課や学務システムを確認するとよいでしょう。この方法の利点は、誰でも簡単に計算できる点。
一方で、入学年を覚えていない場合は正確に出せないため、次に紹介する方法を組み合わせて確認するのがおすすめです。
卒業年を知っておくことは、履歴書作成だけでなく就活スケジュールを立てるうえでも役立ちます。
②生年月日から大学卒業年を逆算する
入学年が思い出せない場合は、生年月日から大学卒業年を逆算する方法が便利です。日本の教育制度では、6歳で小学校、12歳で中学校、15歳で高校、18歳で大学に進学するのが一般的。
この流れをもとに、生まれ年に「+18」で大学入学年、「+22」で卒業年を求められます。たとえば、2003年生まれの人は2021年に大学へ入学し、2025年に卒業予定となります。
早生まれ(1月〜3月生まれ)の人は同学年より1年早いケースもあるため、注意してください。より確実に知りたいときは、通知表や卒業証書で学年を確認してから計算すると安心です。
生年月日から逆算する方法は、手元に書類がなくてもすぐに確認できる点がメリット。履歴書を書く前に一度試してみましょう。
③卒業証書・学生証・卒業証明書で確認する
最も確実な方法は、大学が発行する公式書類を確認することです。卒業証書には卒業年月日が明記されており、履歴書に記載する正式な情報として最も信頼性があります。
まだ在学中であれば、学生証や在学証明書にも入学年月が記載されています。それを基にすれば、正確な卒業年を導けるでしょう。
卒業証明書を紛失した場合でも、大学の事務局に依頼すれば再発行してもらえることが多いです。手続きには日数がかかる場合があるため、早めに準備しておくと安心でしょう。
これらの書類を確認することで、誤りのない卒業年を特定できます。公式な証明書をもとに履歴書を作成すれば、信頼性の高い内容になるでしょう。
④大学の在籍履歴やマイページで確認する
最近の大学では、在籍情報をオンラインで確認できる仕組みが整っています。大学のポータルサイトや学生マイページにログインすれば、「入学年月」や「在籍状況」を簡単に確認できるでしょう。
休学や復学の経験がある学生は、マイページの記録をチェックすることで正確な卒業予定年を把握できます。大学によっては「卒業見込み年度」や「履修状況」が表示されることもあるのです。
卒業予定年がわからない場合は、教務課や学部事務室に問い合わせてください。電話やメールで連絡する際は、学籍番号や氏名を伝えるとスムーズに対応してもらえます。
この方法の最大の利点は、最新情報をリアルタイムで確認できることです。特にオンライン化が進む今の時代では、マイページを活用して在籍情報をこまめに確認しておく習慣が大切。
履歴書での大学卒業年の正しい書き方

履歴書に大学の卒業年を記入するとき、書き方を間違えると印象を悪くしてしまうことがあります。採用担当者に誤解を与えないためにも、正しいルールを理解しておくことが大切です。
ここでは、履歴書で大学卒業年を記載するときの基本的なポイントをわかりやすく説明します。
- 西暦・和暦はどちらかに統一して記載する
- 卒業見込みは「〇年〇月卒業見込み」と書く
- 大学院・短大・専門学校は最終学歴の卒業年月を記載する
- 新卒は「見込み」、転職は「卒業」で書き分ける
- 欄に収まらない場合は略記や改行で調整する
①西暦・和暦はどちらかに統一して記載する
履歴書に学歴を書く際は、西暦と和暦を混ぜないように注意することが重要。どちらの表記を使っても問題ありませんが、履歴書全体で統一するのが基本的なマナーです。
たとえば「2021年4月 入学」と記載したなら、「2025年3月 卒業予定」と西暦で統一しましょう。和暦を使う場合は、「令和3年4月 入学」「令和7年3月 卒業予定」といった形で、すべての学歴を和暦でまとめます。
途中で切り替えると、履歴書全体の見た目が不揃いになり、採用担当者に違和感を与えかねません。
特に事務職や公務員など、書類の正確さを重視する業種では、統一感のない書き方はマイナス評価につながる可能性があります。企業によっては「西暦で統一」など指定がある場合もあるのです。
応募要項や履歴書フォーマットの指示を事前に確認し、指定があるときは必ず従いましょう。統一感のある履歴書は読みやすく、印象もよくなります。
②卒業見込みは「〇年〇月卒業見込み」と書く
在学中の学生は「卒業予定」ではなく、「卒業見込み」と記載します。たとえば「2025年3月 卒業見込み」と書くのが正しい表現です。
これは、まだ卒業が正式に確定していないためであり、「見込み」と書くことで正確な状況を示せます。一方、すでに卒業している人は「卒業」と書きましょう。
たとえば「2023年3月 卒業」と記載すれば問題ありません。履歴書では「予定」よりも「見込み」が正式な言い回しとされており、誤った表現を避けることが社会人としての基本的なマナーです。
また、「見込み」と「卒業」の違いを正しく使い分けることで、採用担当者に正確な学歴を伝えられます。小さな違いのように見えても、書類審査では細部の丁寧さが評価されることがあるのです。
自分の状況を明確に示し、正しい言葉を使う意識を持ちましょう。
③大学院・短大・専門学校は最終学歴の卒業年月を記載する
履歴書には、最終学歴を中心に記載します。大学院や短大、専門学校を卒業している場合は、それぞれの正式名称を省略せずに書きましょう。
たとえば「〇〇大学大学院 △△研究科 修士課程 2024年3月 修了」と書くのが一般的です。大学卒業後に大学院に進学した場合も、学部の卒業年月を省略せずに記載したほうが自然でしょう。
たとえば「〇〇大学 経済学部 経済学科 2022年3月 卒業」「〇〇大学大学院 経済学研究科 修士課程 2024年3月 修了」といった流れです。
このように学びの過程を明確にすることで、採用担当者もあなたの経歴を理解しやすくなります。また、学校名や学科名を略さないことで、信頼感を持たせることができるでしょう。
たとえ長い名称でも、省略せずに正式表記を使うのが基本です。特に公的な書類では、正式名称の使用が求められるため注意しましょう。
④新卒は「見込み」、転職は「卒業」で書き分ける
履歴書に卒業年を記載するときは、自分の立場に合わせて表現を変えることが必要です。新卒の学生は「卒業見込み」、すでに社会人として働いている人は「卒業」と記載します。
この区別を正しく行うことで、採用担当者が応募者の状況をすぐに把握できるのです。たとえば、学生であれば「2025年3月 卒業見込み」、社会人であれば「2023年3月 卒業」と書きます。
新卒なのに「卒業」と記載すると、既卒と誤解される可能性がありますし、反対に転職者が「卒業見込み」と書くと、在学中と誤認されるおそれがあるのです。
書類選考の段階で誤解が生じると、評価に悪影響を与える場合もあります。特に新卒採用と中途採用が同時に行われる企業では、この違いが非常に重要です。
自分の立場を明確にし、適切な表現を使い分けるよう心がけてください。
⑤欄に収まらない場合は略記や改行で調整する
大学名や学部名が長い場合、履歴書の欄に収まらないことがあります。そのようなときは、文字を詰め込みすぎず、読みやすさを重視して略記や改行を使って整えましょう。
たとえば「〇〇大学 経済学部 経営情報学科」のように、スペースを見ながら改行を入れるとバランスが取れます。ただし、正式名称を極端に省略するのは避けてください。
略称を使う場合は、誰が見てもわかる一般的な略記にとどめましょう。たとえば「慶應義塾大学」を「慶大」と略すのは避け、「慶應義塾大学」と正式に記載するのが適切です。
履歴書は内容だけでなく、見た目の整え方も評価の対象になります。読みやすく整った書類は、誠実で丁寧な印象を与えるのです。小さな部分にも気を配ることで、採用担当者に好印象を残せるでしょう。
履歴書での卒業年の書き方ポイント

履歴書を書くとき、卒業年の書き方に迷う学生は多いでしょう。誤って記入すると「確認不足」と見なされることもあるのです。ここでは、正確で見やすい履歴書にするためのポイントを5つ紹介します。
- 西暦・和暦はどちらかに統一して記載する
- 元号の初年は「元年」と表記する
- 年度と年の違いを理解して書き間違いを防ぐ
- 学歴欄の入学・卒業年を正確にそろえる
- 提出前に卒業年の記載ミスをチェックする
①西暦・和暦はどちらかに統一して記載する
履歴書では、西暦と和暦を混ぜて使わないようにしましょう。途中で表記が変わると、読み手が違和感を覚え、全体の印象が悪くなるおそれがあります。指定がない場合は、西暦で統一するのがおすすめです。
学校の書類が和暦でも、自分で西暦に変えて問題ありません。逆に和暦で統一する場合は、年度の変換ミスに注意してください。どちらの形式でも、一貫性を保つことが大切です。
また、履歴書作成ツールやテンプレートを使うときは、表記形式が自動設定されていないかも確認してください。
②元号の初年は「元年」と表記する
和暦を使う場合、元号が変わった最初の年は「1年」ではなく「元年」と書きます。たとえば、2019年は「令和元年」と表記するのが正しい書き方です。
この点を知らずに「令和1年」と書く学生も多いため注意しましょう。履歴書はビジネス文書です。正しい形式で記載することで、丁寧さや誠実さを伝えられます。
和暦を使うときは、元号表記にも気を配ることが大切です。迷った場合は、内閣府が公開している元号一覧や学校の証明書を参考にしてください。
③年度と年の違いを理解して書き間違いを防ぐ
履歴書では、「年度」と「年」を混同しないようにしましょう。学校では4月から翌年3月までを「○○年度」として扱いますが、履歴書では「○○年○月」と書くのが正しい形式です。
たとえば、2025年3月に卒業予定であれば、「2025年3月」と記入します。「2024年度卒業」と書くと、採用担当者が混乱する可能性があるでしょう。
この違いを理解しておけば、記載ミスを防げます。複数社へ履歴書を提出する際も、最初にどの形式で統一するかを決めておくと安心です。小さな点ですが、正確な書き方は信頼感につながります。
④学歴欄の入学・卒業年を正確にそろえる
学歴欄を記入するときは、入学年と卒業年を正確に対応させることが重要です。たとえば、2021年に大学へ入学した場合、4年制なら卒業年は2025年になります。
計算を間違えると全体の整合性が崩れてしまうため、注意が必要です。「入学」「卒業」は必ず両方書きましょう。休学や留年をしている場合は、その経緯を説明できるようにしておくと安心です。
入学・卒業年を確認するときは、大学のマイページや証明書を参照してください。正確な記載は誠実さの証です。
⑤提出前に卒業年の記載ミスをチェックする
履歴書を提出する前に、卒業年の記載を必ず見直してください。複数の企業に応募していると、書き方を間違えることがあります。最終確認を怠ると、せっかくの書類が台無しになることもあるでしょう。
学校の公式書類や卒業証書と照らし合わせて確認するのが確実です。可能であれば、家族や友人など第三者にも見てもらいましょう。
採用担当者は細かい点までチェックしているため、完成度の高さが印象を左右します。丁寧な確認は、就職後の仕事にも通じる姿勢です。ミスのない履歴書を仕上げ、自信を持って提出してください。
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履歴書の基本的な書き方

履歴書はあなたの第一印象を決める非常に重要な書類です。どれほど内容が充実していても、書き方や見た目に統一感がなければ、採用担当者に「丁寧さが欠ける」と判断されることも。
ここでは、清潔感があり、信頼される印象を与えるための履歴書の基本的な書き方をわかりやすく解説します。
- 履歴書は形式を統一して清潔感を出す
- 学歴・職歴は時系列で正確に記載する
- 生年月日は和暦・西暦を統一して書く
- 年号は略さず正式表記で丁寧に記載する
- 余白と行間を整えて見やすく仕上げる
①履歴書は形式を統一して清潔感を出す
履歴書を書くときは、全体の形式をそろえることが第一歩です。文字の大きさや行間、余白の幅が統一されていないと、内容が正確でも「雑な印象」を与えてしまいます。
特に、西暦と和暦が混在していたり、フォントが途中で変わっていたりすると、採用担当者は違和感を覚えるでしょう。
清潔感を出すためには、黒のボールペンで丁寧に書き、文字の大きさや配置をそろえてください。修正液は使わず、誤記した場合は新しい用紙に書き直すのが基本です。
パソコン作成の場合も同様で、フォントや文字サイズを統一することで、全体の印象が整います。また、用紙の端まで文字を詰め込みすぎず、適度な余白を残すと読みやすさが向上します。
見た目がきれいな履歴書は、あなたの誠実さや几帳面さを自然に伝えてくれるでしょう。
②学歴・職歴は時系列で正確に記載する
学歴や職歴は、古い順に時系列で正確に書くことが基本です。たとえば「2019年4月 〇〇大学入学」「2023年3月 〇〇大学卒業」のように、年月をそろえて記載します。
順番が前後すると採用担当者が混乱してしまうため、特に注意しましょう。在学中の場合は「在学中」や「卒業見込み」と記載し、誤解を避けてください。
職歴については、正社員経験を中心に書き、アルバイトや短期雇用は原則不要ですが、応募職種に関係する場合は記載しても問題ありません。
また、転職や留学の期間がある場合は、空白期間の理由を簡潔に説明できるよう準備しておくと安心です。すべて書き終えた後は、誤字脱字や日付のずれがないか必ず確認してください。
正確な情報を記載することは、信頼を得るための基本。履歴書は単なる書類ではなく、あなたの経歴と人柄を伝える大切なツールなのです。
③生年月日は和暦・西暦を統一して書く
履歴書に生年月日を記載する際は、和暦か西暦のどちらかに統一する必要があります。和暦で書くなら「平成13年4月1日生」、西暦で書くなら「2001年4月1日生」と記載してください。
どちらの形式でも問題はありませんが、統一感を持たせることが何より大切です。企業によっては「西暦で統一」と指定している場合もあるため、応募要項を確認しましょう。
記載形式が途中で混ざってしまうと、全体が読みづらくなるだけでなく、注意力に欠ける印象を与えるおそれがあります。最初にどちらを使用するかを決め、すべての項目で統一してください。
また、エントリーシートや職務経歴書など、他の応募書類でも同じ表記方法を使うようにしましょう。すべての書類で表記が統一されていれば、採用担当者が見やすく、誠実で信頼できる印象を与えられます。
④年号は略さず正式表記で丁寧に記載する
履歴書の年号を書くときは、「R5」「H30」といった略記ではなく、「令和5年」「平成30年」と正式に書いてください。略式表記はフォーマルな書類には適していません。
特に履歴書はビジネス文書ですので、丁寧で正確な表記が求められます。正式表記にすることで、文章全体の印象が引き締まり、真面目で誠実な印象を与えられるでしょう。
また、年号の途中で書き方を変えないよう注意してください。途中で「令和」を省略したり、西暦と混在させたりすると、読みづらくなってしまいます。
さらに、年月日を書く際は桁をそろえるように意識しましょう。「2025年3月」「2023年12月」など、統一感のある書き方にすることで全体が整います。
細部まで丁寧に記載された履歴書は、採用担当者に信頼される第一歩となるのです。
⑤余白と行間を整えて見やすく仕上げる
履歴書は内容だけでなく、レイアウトの整え方でも印象が変わります。文字を詰め込みすぎたり、行間が狭すぎたりすると読みづらくなり、どんなに良い内容でも伝わりにくくなるのです。
項目ごとに適度な余白を取り、行間を均一に保つことで、読み手にやさしい履歴書になります。手書きの場合は、1文字1文字を丁寧に書き、文字の高さや横幅をそろえることを意識してください。
文字が小さすぎると読みにくく、大きすぎると雑に見えるため、バランスが大切です。
パソコンで作成する場合は、フォントサイズ(10.5〜12pt程度)と行間(1.2〜1.5倍程度)を調整し、見やすさを意識しましょう。
また、名前欄や学歴欄などは、行ごとの余白をそろえて配置すると、全体が美しく仕上がります。
大学卒業年に関するよくある質問

大学卒業年の書き方は、就活で多くの学生が迷いやすいポイントです。特に留年や休学、中退などのケースでは、どのように書けばよいか不安に感じる人も多いでしょう。
ここでは、よくある5つの疑問を整理し、正しい対応方法を分かりやすく解説します。
- 留年・休学した場合の卒業年はどう書く?
- 中退・単位取得退学はどう表記すればいい?
- 「卒業年度」と「卒業年」はどちらを使う?
- 和暦と西暦を混ぜても問題ない?
- 卒業見込みで提出した履歴書は修正すべき?
①留年・休学した場合の卒業年はどう書く?
留年や休学をした場合は、実際に卒業する年を正確に書くことが大切です。予定より1年や2年遅れても、「〇年卒業予定」と現時点での情報に基づいて記載してください。
履歴書では「〇〇大学〇〇学部卒業見込み」や「卒業予定」と書くのが一般的です。休学や留年を不安に思うかもしれませんが、正直に書くことで信頼を得られます。
空白期間について聞かれた場合は、「留学で視野を広げた」「体調を整える時間にした」など、目的や学びを前向きに伝えることが重要です。
卒業年を誤って書いたり、事実と異なる内容を記載したりすると、後々トラブルになるおそれがあります。正確な卒業予定年を把握し、誠実な対応を心がけましょう。
②中退・単位取得退学はどう表記すればいい?
大学を中退、または単位取得退学した場合は、「中退」や「単位取得退学」と明記しましょう。中途退学した年月を記載し、卒業年を入れないのが正しい書き方です。
たとえば「2023年3月 〇〇大学〇〇学部中退」と記入します。単位取得退学とは、卒業に必要な単位を修得しているものの、学位授与を受けていない状態を指します。
この場合は「単位取得退学」と書くことで、学びに真剣に取り組んだ姿勢を伝えられるのです。中退した理由よりも、その後どう行動したかが評価のポイントになります。
資格取得やアルバイト経験、インターン参加などがある場合は、前向きな経験として説明できるよう準備しておくとよいでしょう。
③「卒業年度」と「卒業年」はどちらを使う?
履歴書では、「卒業年度」ではなく「卒業年(年月)」を使用します。たとえば2025年3月に卒業予定の場合は、「2025年3月 〇〇大学〇〇学部卒業予定」と記載してください。
「卒業年度(2024年度卒業)」という書き方は、企業や大学によって解釈が異なるため、誤解を生むことがあります。履歴書は採用担当者がすぐに理解できる内容にすることが大切です。
また、エントリーシートや職務経歴書でも同様に年月表記を使いましょう。書類全体の統一感が出て、読みやすく、誠実な印象を与えられます。
④和暦と西暦を混ぜても問題ない?
履歴書の中で、和暦と西暦を混ぜるのは避けてください。表記が統一されていないと、見づらくなり、注意力に欠ける印象を与えてしまいます。どちらか一方に統一するのが基本です。
特に指定がない場合は、西暦表記のほうがわかりやすく、多くの企業で好まれます。ただし、大学の証明書などが和暦で記載されている場合は、それに合わせても問題ありません。
重要なのは、履歴書や職務経歴書、エントリーシートなど、すべての書類で同じ形式にそろえることです。統一された書き方は、信頼性と印象の良さにつながります。
⑤卒業見込みで提出した履歴書は修正すべき?
卒業見込みで提出した履歴書は、卒業が確定した段階で「卒業見込み」から「卒業」に修正して再提出するのが望ましいです。特に内定後に正式な書類を求められた際は、必ず最新情報を反映してください。
修正の際は、修正液や二重線は使わず、新しい履歴書を作り直しましょう。「先日までは卒業見込みでしたが、卒業が確定したため修正版を提出します」と添えると、より丁寧です。
採用手続きで情報の不一致があると、確認作業が増えてしまいます。誠実な対応を心がけ、最新の情報を反映した履歴書を提出するようにしましょう。
正しく理解して書く大学卒業年のポイント

大学卒業年は、履歴書の信頼性を左右する重要な情報です。まず、早見表で自分の卒業年を確認し、入学年や生年月日からも正確に計算できるようにしておくことが大切。
卒業証書や大学のマイページなどで確認すれば、間違いを防げるでしょう。また、履歴書に記載する際は、西暦か和暦のどちらかに統一し、「〇年〇月卒業見込み」などの表現を正しく使うことが求められます。
学歴欄の年度や年号を揃え、提出前にミスがないか確認することも忘れないでください。さらに、余白や行間を整えるなど、見た目の清潔感も印象を左右します。
大学卒業年の正しい理解と丁寧な書き方を意識することで、履歴書全体の完成度が高まり、面接官に誠実で信頼できる印象を与えられるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。