面接での簡単な自己紹介のコツや注意点は?ポイントを押さえて克服しよう
面接で簡単な自己紹介を行うにはどすればいいか悩みますよね。また、自己PRと混ざりがちになってしまい、上手く自己紹介ができないといった方も多いでしょう。
面接での簡単な自己紹介は、人柄を伝える大切な場面です。
そこで本記事では、面接での簡単な自己紹介のコツを解説します。注意点や自己紹介で企業が見ているポイントなども合わせて紹介していくので、気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
自己紹介のコツを上手くつかんで、面接を突破しましょう。
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簡単な自己紹介とは
面接の序盤に求められるのが、「簡単な自己紹介」です。
ここでは、簡単な自己紹介を以下の3つの項目に分けて紹介します。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
①自己紹介の文字数は100文字~200文字
簡単な自己紹介は、文字数にすると100文字~200文字程度です。
自己紹介が長くなっていないか不安な方は、紙に書き起こして文字数を確認してみましょう。
面接でいい印象を抱かれるためには、適切な長さの自己紹介をできるようにしておくことが大切です。
②自己紹介の時間は30秒~40秒
簡単な自己紹介は、時間にすると30秒〜40秒程度です。
ただ、同じ200文字だとしても話すスピードで時間は変わります。100文字〜200文字の自己紹介を30秒〜40秒に収められると、相手に取って聞き取りやすいスピードですよ。
特に面接では緊張して早口になりがちになったり、しどろもどろになったりしがちですが、これではマイナスな印象になりかねません。
面接官にしっかりと自己紹介を伝えられるようにするためには、時間を図りながら練習するのがおすすめです。同時に録音もすることで、喋り方を客観的に確認できます。
③「自己紹介」と「自己PR」の違い
「自己紹介」と「自己PR」の違いは、自己紹介が経歴・年齢・大学など基本情報を相手に伝えることなのに対し、自己PRは人柄・実績など自分の魅力を企業に伝えるものです。
自己紹介と似たものに自己PRがありますが、それぞれ以下のように目的が異なります。
- 自己紹介:自分のことを紹介するもの
- 自己PR:自分が企業にとって必要な人材だと伝えること
混合されがちな言葉ですが、明確に意味が異なりますよ。
面接で自己紹介をする重要性
ここでは、面接で自己紹介をする重要性を紹介します。具体的には、以下の3つが挙げられます。
それぞれの重要性を詳しく見ていきましょう。
①応募者の緊張を解す
企業は応募者の緊張を和らげる手段として、簡単な自己紹介を求めることがあります。
いくら面接対策をしたとしても、本番になると緊張してしまうものですよね。
緊張していると本来の力を出せず、企業側も優秀な人材を取りこぼしてしまう可能性があります。
②お互いのことを理解できる
簡単な自己紹介をすることで、お互いのことを理解できるようになります。
そもそも、面接官は自己紹介が始まるまで、履歴書からの情報や第一印象しか知りません。
そこで面接官は、自己紹介を通じてあなたの魅力や経歴などを知りたいと考えています。あなたの情報を知らない状態では、企業にマッチしているかの判断はできません。
将来的に会社の一員として働く可能性があるからこそ、簡単な自己紹介であなたのことを知ろうとしています。
③ESに書かれていない情報を集めるため
企業は志望者の自己紹介で、ESに書かれていない情報を集めています。
志望動機や自己PRなどはES(エントリーシート)に書かれていますが、あなたの魅力や強みなどが全て記載されているわけではありません。
応募書類には文字数の都合や、分かりやすく伝えるために書くエピソードを選んでいるでしょう。ですが、さらに説得力のあるエピソードや伝えたいことは他にもあるはずです。
そこで企業側は、自己紹介を通じてESにない情報を集めようとしています。ESには書かれていないエピソードを話せば、会話が盛り上がるでしょう。
企業が自己紹介で見ているポイント
ここでは、企業が自己紹介でみているポイントを紹介していきます。
これから紹介する2つのポイントはあらかじめ押さえておいてください。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
①応募者の人柄・雰囲気
企業は自己紹介での喋り方や内容を通して、応募者の人柄や雰囲気を把握します。
雰囲気や人柄が求めている人材にマッチしていれば、高く評価されるでしょう。
例えば、事務職であれば落ち着いていて起承転結がしっかりとしている人や、営業職であれば元気にハキハキと喋る人が求められます。
②説明能力
自己紹介は限られた時間で自分の基本情報を伝える必要があるため、説明能力がある人材であるかを見ています。
限られた時間で相手に必要な情報を伝えるのは、社会人になってからも必要なスキルです。
志望動機や自己PR同様、簡潔かつ分かりやすく話すことを意識しましょう。まずは面接官が知りたいことを考え、そこから構成を作ると伝わりやすい内容になります。
基本を知ろう!自己紹介で伝える内容
ここでは、自己紹介で伝える内容を紹介します。
具体的な内容は、以下の4つです。
あらかじめ紹介する内容を押さえておけば、スムーズな自己紹介ができます。
①基本情報(現在の仕事や大学名など)
自己紹介で伝える基本情報は以下の通りです。
- 大学名
- 学部
- 学科
- 名前
上記を踏まえると、「〇〇大学△△部✕✕学科から参りました□□と申します。」のようになります。
自己紹介から始まるのは、社会人のマナーです。緊張して基本情報を忘れることがないようにしましょう。
②現在の仕事の実績
現在進行形で仕事をしている場合は、仕事での実績も伝えましょう。
以下の順番で伝えると、伝わりやすい内容になります。
- 社名
- 勤務年数
- 担当業務
上記を踏まえると「〇〇株式会社で事務職として3年間経験があります。データ入力や電話対応・来客対応など幅広い業務を担当しました」のようになります。簡潔に話すのが大事なポイントです。
③アピールポイント
自己紹介では自分のアピールポイントをしっかりと伝えましょう。
ただし、アピールポイントも基本情報と同様に分かりやすく伝えることが大切です。
多くの情報を入れてしまうと、「自分のことを一方的に喋りすぎで何が言いたいのかわからない」とマイナスな印象になってしまいます。
そのため、アピールポイントでは以下の項目をもとに簡潔に話しましょう。
- 学生時代に頑張ったこと
- 自分の長所
- 企業でどのように活かせるのか
④意気込み・簡潔な志望理由
自己紹介の最後は、意気込みや簡潔な志望理由を伝えましょう。企業への想いを伝えれば面接官からの印象が良くなります。
先程のアピールポイントを踏まえて、志望理由を簡単に伝えましょう。例文にすると、以下の通りです。
私の強みは高いコミュニケーション能力です。大学生時代はアルバイトとして居酒屋で働いており、幅広い年齢層のお客様を接客しました。 お客様の要望や伝えたい内容を的確に把握しながら、相手の気持ちや立場を考慮しながら気持ちよく会話が私の強みは論理的思考力があることです。 私が所属する〇〇サークルでは、△△の問題を解決するために各メンバーの意見を集めて改善案を出し合いました。 その結果、〇〇の結果を残すことができました。御社では人々が住みやすいように✕✕の課題を解決することに注力しており、私の強みを活かせると考えています。 |
簡単なエピソードを交えると、説得力が増すでしょう。そして自己紹介を終えるまえに、「本日はよろしくお願いします」と伝えると良い印象になります。
簡単な自己紹介のコツ
ここでは、簡単な自己紹介を行う際のコツを紹介します。
自己紹介が苦手な方も、これから紹介するコツを押さえるとスムーズにできます。
それぞれのコツを詳しく見ていきましょう。
①1~2分程度にまとめる
自己紹介の時間は30秒〜40秒ほどだと紹介しましたが、面接では早口になりがちなため1分〜2分程度を目安にすると良いでしょう。
練習のとき1〜2分程度であれば、本番のときは自然と30秒〜40秒程度に収まります。
自己紹介を長く話すと、何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。あらかじめ時間を設けて、その中で基本情報を伝えていきましょう。
②面接官が気にしていそうなところを、要点を押さえ簡潔にまとめる
自己紹介は自分が伝えたいことを一方的に喋る機会ではなく、面接官が知りたいことを伝えるものです。
面接官が気になっているポイントといえば、学生時代に力を入れたことや長所などです。
そして、これらがどのように企業に活かせるのかも伝えましょう。また、企業によっては面接官から「弊社を受けようと思ったのはなぜですか」と聞かれることもあります。
③第一印象に気を配る
簡単な自己紹介を行う際は、第一印象に気を配ることが大切です。人の第一印象はメラビアンの法則から、言語情報7%・聴覚情報38%・視覚情報55%の割合と決まっています。
清潔感のある髪型やシワのないスーツなどはもちろん、目を見て、たまに顔のパーツのどこかに目を向けるようにしましょう。目線が合わないと「自信がない」とネガティブな印象を抱かれてしまいます。
また、話し方や声のトーンも印象を左右する大事なポイントです。緊張すると高い声で話しがちですが、ややゆっくりと低い声で話すと説得力を高められますよ。
話し方に自信がない方は録音したり動画撮影をしたりすると、客観的に自分の目線や姿勢をチェックできておすすめです。
簡単な自己紹介をするときのポイント
ここでは、簡単な自己紹介をするときのポイントを紹介します。具体的なポイントは、以下の通りです。
これから紹介するポイントを押さえていきましょう。
①面接官が知りたい内容を簡潔に伝える
まずは、面接官が知りたい内容を簡潔に伝えましょう。
自分のことを深く知ってもらうために、自己紹介に多くの情報を含めてしまう方もいるかもしれません。
しかし、面接の簡単な自己紹介は簡潔に伝えることが大切です。企業側は自己紹介の情報をもとに質問で深堀りしていくため、興味を持ってもらうためにもまずは小出しにしましょう。
一方的に喋るのは、コミュニケーション能力が低いとマイナス評価になりかねません。
②相手が聞こえやすいように大きな声でゆっくりと喋る
面接官には、相手が聞こえやすいようにゆっくりと大きな声で喋りましょう。
いくら能力が高くて人柄がいいとしても、早口で自己紹介されては内容が伝わりません。
それどころか、面接官からすれば「適切なコミュニケーションができない」「自信がなさそう」とマイナス評価になるでしょう。
普段、自分がどのような話し方をしているのか客観的に把握できている人は多くありません。相手に伝わりやすい声量、速度で喋れているかを把握するためには、録音・録画して確認するのが効果的です。
③姿勢を正して相手の目を見る
姿勢を正して相手の目を見るようにしましょう。
姿勢が良く相手の目を見てハキハキと喋ることができれば面接官は「自信がある人」だと評価されて、志望意欲の高さが伝わります。
しかし、中には相手の目を見て話すのが苦手な方もいるでしょう。その場合は喉元や鼻、眉間に目線を向けましょう。たまに目を合わせれば、面接官も目線が逸れていると感じることはありません。
簡単な自己紹介をするときに避けたいコト
ここでは、簡単な自己紹介をするときに避けたい以下の6つを紹介します。
面接官にマイナスな印象を抱かれないためには、これから紹介することを押さえておきましょう。
①応募書類と自己紹介の内容が相違している
自己紹介をする際は、応募書類と相違することがないように注意しましょう。
面接官から軸がぶれている応募書類と自己紹介の内容が相違していると、面接官から軸がぶれていると思われてしまいます。
自分のことを高く評価してもらおうと、話を大きくする気持ちもあるかもしれません。
しかし誇張した話は聞いていれば分かるため、面接官は違和感を感じるものです。信用できないと判断されれば不採用になる可能性も高くなるため、事実を話しましょう。
②話が長く内容が多い
軽い自己紹介では、話が長く内容が多いのはマイナス評価になります。
軽い自己紹介は文字数にすると100〜200字、時間にすると30秒〜40秒が目安です。
これを大幅に上回ってしまうと、簡単な自己紹介ではありません。求められていることに答えられないと思われれば、当然マイナス評価になります。
また、そもそも話が長くなると内容がぼやけて、聞き手側は内容を理解しきれません。自分の評価を落とさずにしっかりと知ってもらうためにも、簡潔に自己紹介をしましょう。
③自己PRになっている
自己紹介をする際は、自己PRにならないように気を付けましょう。
自己紹介と自己PRは、以下のように異なるものです。
- 自己紹介:自分のことを紹介するもの
- 自己PR:自分が企業にとって必要な人材だと伝えること
自分の魅力や強みばかりを伝えていては、簡単な自己紹介から外れてしまいます。自己紹介でも軽く長所を伝えるにしても、基本情報がベースです。
自分から内容を深堀りするようなことはせず、聞かれたら答えるようにしましょう。
④ネガティブな発言が多い
自己紹介で、ネガティブな発言をするようなことは避けましょう。
事実だとしても、ネガティブな発言は「自信がなくて暗い人」という印象を持たれる可能性があります。
また、ネガティブな発言が多い方と一緒に働きたいと思う企業は当然少ないでしょう。一緒に働きたいと思ってもらえるためには、前向きな自己紹介をするのがポイントです。
⑤基本情報を伝えていない
自己紹介で、基本情報を伝え忘れるということがないように気を付けてください。名前と学校、学年などの基本情報は自己紹介の最初に持っていきましょう。
基本情報は応募書類に書いているため、再度伝えるのは無駄だと思う方もいるかもしれません。
しかし、初対面の相手に基本情報を伝えないのは不自然です。緊張から基本情報を伝え忘れないようにしましょう。
⑥「えー」・「あのー」などの言葉が多い
なるべく、「えー」「あのー」などのような場繋ぎ言葉の多用は避けるべきです。
これらの言葉は話す内容に迷ったときに使いがちですが、ビジネスの場で使用するのはふさわしくありません。
それどころか、だらしないと思われるリスクもあります。場繋ぎの言葉は無意識で使っていることも多いため、まずは周囲の人に聞いてみたり、録音して喋っている様子を自分で確認したりしてみましょう。
簡単な自己紹介のテンプレート
今までに紹介したことを踏まえて、簡単な自己紹介のテンプレートを紹介します。
自己紹介がわからないと悩んでいる方は、これから紹介することが参考になるでしょう。
①【例文】趣味
こちらの例文は、趣味と絡めた内容です。
〇〇大学〇〇学部4年の××と申します。私の趣味は読書で、週末や就寝前にはいつも本を読んでいます。 読む本は物語がメインで、主人公の行動やセリフから気持ちを想像し、感情移入するのがとても好きです。 この共感力と想像力の高さを活かして、本日は皆様に自分の思いを分かりやすく伝えられたらと思います。よろしくお願いいたします。 |
この後は好きな小説や作家など、会話のきっかけになる要素が多くあります。共感力や想像力の高さは、自己PRでさらに深くアピールできるでしょう。
②【例文】サークル
こちらの例文は、自分の強みを学生時代のサークルと絡めた内容です。
〇〇大学〇〇学部4年の××と申します。私は大学生のときにテニスサークルに加入していました。さまざまな学年のメンバーがテニスを通じて、初対面の人ともスムーズに話せるコミュニケーション能力が身につきました。 大学で身につけたコミュニケーション能力を活かして、皆様に自分の魅力を上手に伝えたいと思っています。よろしくお願いいたします。 |
具体的なエピソードを踏まえることで、自分の強みをさらにアピールできます。
③【例文】部活動
こちらの例文は、部活動と絡めた内容です。
〇〇大学〇〇学部4年の××と申します。大学ではバスケ部に所属しており、さまざまな大会に出場しました。大学3年生のときに出場した◯◯大会では、3位の成績を残しました。 部活動の経験で得た〇〇という力を活かし、御社で活躍できればと思っています。よろしくお願いいたします。 |
どのような部活動に所属していたのか、具体的にどのような結果を出したのかを述べると、簡潔ながらも説得力を持たすことができます。
④【例文】アルバイト
こちらの例文は、アルバイトと絡めた内容です。
〇〇大学〇〇学部4年の△△△△です。私は大学生のときに居酒屋のアルバイトをしていました。幅広い年齢層のお客様が訪れており、どんなに忙しくとも効率よくタスクをこなせるよう行動し続けました。 この経験を活かして、御社の生産管理にとても興味を持っています。本日はよろしくお願いいたします。 |
どのようなアルバイトをしていて、どんなスキルを身に着けたのか簡潔に伝えましょう。志望する職種に活かせるスキルだと、なお好印象になります。
⑤【例文】インターン
こちらの例文は、インターンと絡めた内容です。
私はBtoBのマーケティング部門で長期インターンシップを1年間行っています。業務では収集した情報を分析し、ユーザーニーズの調査や製品の宣伝に取り組んでいます。 御社のマーケティング部門でも、私の経験を活かしたいと思っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 |
志望する企業と同業界のインターンであれば、志望意欲の高さが伝わるでしょう。
⑥【例文】ゼミ
こちらの例文は、ゼミと絡めた内容です。
〇〇大学〇〇学部4年の△△△△です。大学では〇〇の研究に取り組み、特にプレゼンテーションに力を入れました。 難しい内容を分かりやすく伝えるように勉強をし、その結果プレゼンの大会で優秀賞をいただきました。社会人になってからも学ぶことを忘れずに、御社の仕事で活かしていたいきたいと考えています。 |
志望する業界と異なるものであっても、ゼミで得られたスキルをどう活かすかまで話せば、説得力のある内容になります。
簡単な自己紹介はテンプレートを押さえれば克服できる!
この記事では、面接時の簡単な自己紹介について紹介しました。
簡単な自己紹介は大学や学部、名前などの基本情報を伝えるものです。自分の強みや具体的なエピソードを長く話す自己PRとは異なるため、注意してください。
自己紹介1つで採用が決まることはありませんが、答え方によっては大きなマイナスとなることがあります。本記事で紹介した内容をもとにして、簡単な自己紹介を上手に行っていきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
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編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。