内定式のお礼メールはいらない?必要な際のポイントや注意点を解説
内定式に参加した後に、お礼メールは送った方がいいのか不安になりますよね。また、内定式のお礼メールは、送るなら誰に送ればいいのか書き方なども悩みどころです。
内定のお礼メールは書き方を間違えると失礼になってしまうことも。実は、内定式のお礼メールを送るときには押さえておきたいポイントがあります。
本記事ではそもそもお礼メールを送る必要があるのかを解説し、メールの書き方やポイントを紹介します。注意点も合わせて紹介していくため気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
内定式のお礼メールはいらない?
結論、内定式のお礼メールは、送らなかったとしても失礼にはなりません。
しかし、大学から内定式のお礼メールを送るように言われたり、社会人の先輩にお礼メールは礼儀として送るべきと助言をもらう方もいます。
いずれにしても、内定式でお世話になった感謝の気持ちをお礼メールで表現したいと思っているのならば送った方がいいでしょう。
送るなら誰に送ればいいの?
半数以上の方が「人事担当者」宛てに送る傾向ですが、他にも先輩社員や社長宛てに送る方もいます。
また、内定式で出会った同期と連絡先を交換し、内定式が終わってからお礼メールを送る方もいますよ。
お礼メールは感謝を伝えたいと思う相手に送るようにしましょう。
内定式のお礼メールのポイント4つ
内定式のお礼メールの印象が良くなるポイントを4つ紹介します。
ぜひそれぞれのポイントをしっかりと理解して、採用担当者に好印象を残しましょう。
①内定式後なるべく早めに送る
内定式のお礼メールは、内定式後なるべく早めに送りましょう。
内定式に関わらず、何かのお礼をする際は、時間が空けば空くほどお礼の効果が薄くなってしまいますし、何日もたってから送れば失礼にあたります。
内定式のお礼メールを送るなら、内定式当日、もしくは翌日をめどに送るようにして下さい。
②内容は簡潔で短めにする
内定式のお礼メールの内容は、簡潔で短めにすることがポイントです。
メールを受け取る側からすれば、通常業務の忙しい中、内定者1人1人のメールを全部読むだけでも手間がかかるでしょう。
お礼メールは、受け取る側への配慮が大切なので、長々と書かないように心がけて下さい。
お礼メールの構成は、「挨拶・自己紹介・内定式開催の感謝・内定式の感想・締めの言葉」のみを短くまとめて書きましょう。
③内定式の感想と感謝を書く
内定式のお礼メールは、内定式の感想と感謝を書きましょう。
内定式は、社長や役員も参加する企業の一大イベントなので、滞りなく式が進行するように担当者は万全の準備をしています。
お礼メールを送る意味は、担当者の労をねぎらうことも含まれているため、まず感謝の気持ちを伝えましょう。
また、内定式の感想を含めると担当者も参加者の気持ちが知れ、次回の内定式を企画する際の参考になります。
④入社後の意気込みも加える
内定式のお礼メールの内容に、入社後の意気込みも加えるとより効果的でしょう。
内定式開催に時間と労力をかけて準備してきた企業からすれば、内定式を通じて仕事へのモチベーションが上がったと言われれば嬉しいはずです。
また、具体的にどのような点でやる気がわいてきたのかを書けば、より受け取り側に感情が伝わってきます。
入社後の抱負なども短く付け加えてもいいでしょう。
内定式のお礼メールの書き方
内定式のお礼メールは「件名」、「本文」、「署名」の順に書きましょう。
ここでは、それぞれの書き方についても詳しく解説します。
①件名
はじめに書く「件名」は、パッとみて内容が理解できる分かりやすい言葉で簡潔に書きましょう。
内定式のお礼であれば、件名は「内定式のお礼」で十分です。
また「内定式のお礼」の後に、内定者の大学名と氏名を付け加えると誰からのメールか一目で分かりやすいでしょう。
②本文
メールのメインである「本文」は、内定式のお礼を必ず初めに書きましょう。
次に、内定式で感じたことや入社への意欲を伝えれば好印象になります。
また、送る相手によって内容を変えれば、より受け取り側の心に伝わるお礼メールを作成できるでしょう。
③署名
内定式のお礼メールの最後は、必ず「署名」で締めくくります。
今後のビジネスシーンにおいても、最後に必ず署名するのが常識です。
署名していれば、誰からのメールなのかすぐに分かり、返信の際にも役立つでしょう。
内定式のお礼メールの注意点
せっかく、内定式後すぐにお礼メールを書いても印象が悪ければ逆効果になってしまうので、内定式のお礼メールの注意点を3つ知っておきましょう。
①誤字脱字をしない
内定式のお礼メールは、誤字脱字がないように注意して入力しましょう。
一般的な内定式のお礼メールは、文章量も少ないため確認にそれ程手間もかからないので、完成後一度読み返して下さい。
誤字脱字以外にも、文章の流れは自然になっているか、間違った表現や言葉遣いはしていないか、丁寧な印象で書けているかチェックします。
送信ボタンを押す前に、家族や友人などに自分以外の人に見てもらうことで間違いに気づくこともあるので添削してもらってもいいでしょう。
②一斉送信ならToやCcは使用しない
内定式のお礼メールは、一斉送信ならToやCcは使用しないようにしましょう。
ToやCcで送ってしまえば、自分以外にも受信者情報が見える形になるので注意が必要です。
お礼メールで一斉送信する場合は、Bccを使用し、他の受信者の情報が見えないように心がけて下さい。
③テキスト形式で送る
内定式のお礼メールは、書式設定をテキスト形式にして送りましょう。
テキスト形式なら文字だけのシンプルな形式なので、容量も軽く送受信者双方に負担がかかりません。
一方の「HTML」や「リッチテキスト」だと、文字化けして受け取った相手が読めない可能性があります。
企業によっては、「HTMLメール」の受発信を制限しているところもあるのでご注意ください。
内定式のお礼メールの例文
実際に、どのようなお礼メールを作成したらいいのかと悩む就活生も多いでしょう。
ここでは送る相手別に3つのパターンの内定式のお礼メールを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
①人事担当者編
まずは、半数以上の方が送る相手に選ぶ「人事担当者」宛ての例文です。
件名:内定式のお礼(●●大学 就活花子←自分の氏名) |
本文: 株式会社 就職商事 人事部 ●●様 いつもお世話になっております。 私は、〇〇大学〇〇学科の就活花子と申します。 本日は、内定式を開催していただきありがとうございました。 具体的な仕事内容や社内の雰囲気も感じることができ、入社するイメージが湧き、これから皆様と一緒に働けることに喜びを感じております。 お忙しい中、色々ご準備いただきありがとうございました。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |
就活花子 □□大学□□学部□□学科4年 携帯番号:×××-××××-×××× メール:hanakoshuukatu@▲▲▲▲.com |
【ワンポイントアドバイス】
人事担当者宛てのお礼メールは、まず開催してくれたお礼の気持ちを述べ、印象深かったプログラムについて触れましょう。
②社長や役員編
以下は、「社長や役員」宛ての例文です。
件名:内定式のお礼(●●大学 就活花子←自分の氏名) |
本文: 株式会社 就職商事 代表取締役 ●●様 いつもお世話になっております。 私は、〇〇大学〇〇学科の就活花子と申します。 本日はご多忙の中、内定式を開催していただきありがとうございました。 社長の「会社とは何か」・「仲間とは何か」というお話を間近で聞き、とても感動したとともに、身の引き締まる思いでした。 内定証書を手渡された時は緊張のあまり手が震えてしまいましたが、一生の思い出です。 今後は、配属先の営業で先輩社員の姿勢を学び、貴社のスーパー営業マンと慕われるような存在を目指して努力してまいりたいと思っております。 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 |
就活花子 □□大学□□学部□□学科4年 携帯番号:×××-××××-×××× メール:hanakoshuukatu@▲▲▲▲.com |
【ワンポイントアドバイス】
社長や役員宛てのメールは、感謝の気持ちと内定式でも印象深かった感想、今後の抱負や入社の意欲を示し、印象を良くしましょう。
③先輩社員編
内定式で話を聞いた先輩社員へのお礼の例文です。
件名:内定式のお礼(●●大学 就活花子←自分の氏名) |
本文: 株式会社 就職商事 営業部 ●●様 いつもお世話になっております。 私は、〇〇大学〇〇学科の就活花子と申します。 先日は、内定式を開催していただきありがとうございました。 〇〇様の新人時代のエピソードや、仕事に対するまっすぐな姿勢はとても有意義で感動しました。 入社後もご指導いただく機会があるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。 お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。 |
就活花子 □□大学□□学部□□学科4年 携帯番号:×××-××××-×××× メール:hanakoshuukatu@▲▲▲▲.com |
【ワンポイントアドバイス】
まず先輩社員に対してお礼メールを送る際は、貴重な業務時間を割いてもらった感謝の気持ちを述べて下さい。
また、話してくれた内容に触れ、聞いた感想を具体的に書くようにしましょう。
内定式のお礼メールはいらない?の答え合わせ
結論、内定式のお礼メールは、送らなかったとしても失礼にはなりません。
しかし、内定式でお世話になった感謝の気持ちをお礼メールで表現したいと思っているのならば送った方がいいでしょう。
内定式のお礼メールは、半数以上の方が「人事担当者」宛てに送る傾向ですが、先輩社員や社長宛てに送る方もいます。
内定式のお礼メールを送る際は、なるべく内定式当日に送り、内定式の感謝や感想、入社への意気込みなどを簡潔に書くことがポイントです。
また、送信する前に誤字脱字がないか何度も読み返し、メール作成時に誤って送信しないように文章が完成してから宛先のアドレスを入力することを心がけましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。