内定後の質問はメールでしてもいい?お礼の例文も紹介!
内定が決定した後に、分からないことがあればメールで質問してもいいのかと疑問に思いますよね。また、内容によっては失礼に当たらないか不安になる人もいるでしょう。
もちろん内容によってはふさわしくない場合もあるため、メールで質問をする際には押さえておくべきポイントがいくつかあります。
本記事では、そもそも内定後のメールによる質問は可能かを解説し、次に適切な質問内容について紹介します。
要点をしっかりと押さえて、失礼のないようにメールを送りましょう。
内定後の質問はメールでしてもいいの?
結論、内定後にわからないことをメールで質問しても問題ありません。
企業側も気になる疑問を抱えたまま入社されるよりも、気になることは素直に聞いてもらい納得して入社してもらいたいと考えています。
しかし、気になることや聞きたいことなら何でも聞いていいわけではありません。
内定後の質問に適した内容かどうかを見極めて質問することが大切です。
内定後の質問に適した内容
内定後の質問に適した内容を3つ例に挙げて解説します。
①入社前の手続きに必要なもの
内定後の質問に適した内容は、入社前の手続きに必要なものです。
入社前の手続きで、住民票や卒業(成績)証明書などが必要な場合は、入手するのに時間と手間がかかることから事前に聞いておいた方がいいでしょう。
また、配属先がどこかによっては引っ越しをしなければいけない場合もあるので、勤務地が決まっていない場合「いつ頃決まるのか」を確認して下さい。
入社前の手続きに必要なものを事前に聞いておくことで、入社後の動きがスムーズになるので内定後の質問に適しています。
②入社時の服装や持ち物
内定後の質問に適した内容は、入社時の服装や持ち物です。
内定式や入社式はスーツが基本ですが、懇親会や社内イベントの際は服の指定がない場合があります。
また、「私服で出社して下さい」と言われた場合でも、どのような私服がいいのかイメージが湧かないこともあるでしょう。
内定後、迷いやすい服装や仕事で使う自前の持ち物については、仕事にも影響するので内定後の質問に適しています。
③入社前に学んでおくこと
内定後の質問に適した内容は、入社前に学んでおくことです。
入社後は、未経験・経験者に関わらず任された仕事を全うしなければなりません。
仕事内容によっては、事前に身に付けておいた方がいいスキルや資格、知識があるでしょう。
仕事の内容は、先輩社員が教えてくれると思いますが、事前に勉強しておく姿勢を見せる意味でも内定後の質問に適していると言えます。
内定後の質問に適さない内容
内定後の質問に適さない内容を書けば入社する前から印象が悪くなるため、内定後の質問に適さない内容を知っておきましょう。
①既に周知の質問
内定後の質問に適さない内容は、既に誰もが知っている質問です。
応募先の企業のHPを見ればすぐに分かることや、事前に内定者に案内している配布物に記載されている内容の質問はしないようにしましょう。
もし、そのような質問をすれば、注意力や調査力、主体性がないと判断されてしまいますよ。そのため企業理解を深めた上で、わからないことを質問することが大切です。
②給与・賞与・残業について
内定後の質問に適さない内容は、給与・賞与・残業など労働条件についてです。
労働条件の質問はタブーではありませんが、なるべくしない方が無難でしょう。
そもそも、給与や賞与に関しては、企業のHPや会社説明会の際に記載されていることが多いので、まず質問する前に確認して下さい。
内定後の質問で押さえておきたい4つのポイント
内定後の質問で押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
事前に、内定後の質問メールを作成する「ポイント」を知っておくと不安もなくなるでしょう。
①質問が分かりやすい件名にする
押さえておきたいポイント1つ目は、質問が分かりやすい件名にすることです。
特に大企業ともなれば、採用人数は三桁を超え、誰からどんな内容が来たのかパッとみて分かるように工夫する必要があります。
採用担当者は、他にもたくさんの仕事を抱えているので手間取らせてはいけません。
件名は、具体的かつ簡潔にし、すぐに内定者の1人からきたメールであると認識できるように大学名や氏名もあわせて記入しておきましょう。
②会社名・部署名・名前は正しく書く
押さえておきたいポイント2つ目は、会社名・部署名・名前を正しく書くことです。
まず、自分がこれから入社しようとしている会社の名前や担当者の名前、部署名を間違えれば失礼に当たります。
最悪の場合、入社企業に対し「興味がない」もしくは「就業意欲が低い」と見なされてしまうでしょう。
入社する前から意図しないことで悩まないで済むように、社名より法人格(株式会社など)が前につくのか、後につくのかなど確認しておいて下さい。
メールは電話と違い、送信前に何度も読み返すことができるので入念にチェックしておきましょう。
③本文は要点を押さえ簡潔に書く
押さえておきたいポイント3つ目は、本文は要点を押さえ簡潔に書くことです。
ビジネスメールは、丁寧な言葉遣いや誤字脱字のない正確さは欠かせませんが、極力端的で分かりやすい文章が好まれます。
また、見た目の分かりやすさも重要なので、改行を取り入れて導入文と質問を分けて書くなど工夫して下さい。
質問がいくつもある場合は、一度にまとめて送信する方が親切です。
④最後に必ず署名をする
押さえておきたいポイント4つ目は、最後に必ず署名することです。
本文の最初に大学名と氏名は必須ですが、本文の後にも自分の氏名や電話番号など連絡先を記入しておきます。
担当者によっては、メールではなく、郵送や電話で回答してくれることも考えられますので住所・メールアドレス・電話番号は必須です。
また、のちに誰からの質問なのかすぐにわかるように最後に必ず署名しておきましょう。
内定後の質問の注意点
ここでは、内定後の質問の注意点を4つ紹介するので、頭に入れておきましょう。
内定後の質問をするにあたって、今後お世話になる採用担当者に失礼のないように振舞いましょう。
①質問前にクッション言葉を置く
内定後の質問の注意点1つ目は、質問前にクッション言葉を置くことです。
メールの際はいきなり質問するのではなく、質問の前に「恐れ入りますが」などのクッション言葉を置くようにしましょう。
「もし、差し支えないようでしたら」などを前置きすることで、好印象を与えられます。
②送信時間は営業時間内にする
内定後の質問の注意点2つ目は、メールを送信する時間を営業時間内にすることです。
また、営業時間内であっても、朝の始業時間や昼休みの時間、帰りの終業時間など忙しい時間帯は避けて下さい。
メールは、相手のタイミングで見られるので、いつ送っても変わらないかもしれませんが、会社のメールをプライベート携帯に転送している場合迷惑になるでしょう。
③質問したい理由を添える
内定後の質問の注意点3つ目は、質問したい理由も一緒に添えることです。
聞きにくい質問は特に、知りたい理由を添えることで企業の担当者も回答しやすくなります。
例えば、「残業は何時間くらいありますか?」という質問をしたとしましょう。
残業が頻繁にあるようなら、会社の近くに引っ越そうかと検討している旨を伝えればマイナスイメージからプラスのイメージで捉えてもらえます。
④返信のお礼メールは24時間以内にする
内定後の質問の注意点4つ目は、返信のお礼のメールは24時間以内に送ることです。
一般的なビジネスマナーでは、初めにメールを送信した人がやり取りを終えるのが通例になります。
もし、卒業旅行などですぐに返信できない場合は、質問メールを送らないようにし、帰ってきてからメールを送信しましょう。
返信は、「Re:」がついた返信機能を利用すれば、本文の下に引用記号(>)がついた前回までのやり取りが確認できるのでそのままにしておきます。
担当者はたくさんの仕事を抱えているため、前回のやり取りを忘れている可能性があるので、返信機能を活用した方が親切でしょう。
内定後の質問の例文
内定後にメールで質問する際の例文は次の通りです。
件名:入社式に必要な書類や持ち物に関する質問(内定者●●●●大学●年 〇〇〇〇←氏名) |
株式会社□□□□□□ 人事部 新卒採用係 ●●様 いつもお世話になっております。 私は、先日貴社に内定をいただきました●●●●大学●年 〇〇〇〇と申します。 この度は、貴社の入社式に関する質問をさせていただきたく、ご連絡した次第です。 入社式の際に、準備しておく必要な書類や持ち物はどのようなものでしょうか。 ご教示いただけましたら幸いです。 お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。 |
〇〇大学△△学部××学科4年 氏名〇〇〇〇 住所▲▲▲▲▲▲▲▲ 携帯番号:□□□-□□□□-□□□□ メール:××××××××@×××××.com |
返信に対するお礼の例文
返信に対するお礼の例文は次の通りです。
件名:Re:入社式に必要な書類や持ち物に関する質問(内定者●●●●大学●年 〇〇〇〇←氏名) |
株式会社□□□□□□ 人事部 新卒採用係 ●●様 いつもお世話になっております。 私は、先日貴社に内定をいただきました●●●●大学●年 〇〇〇〇と申します。 お忙しいところ、ご返信いただきありがとうございました。 この度は、入社式に必要な書類と持ち物について承知いたしました。 筆記用具と印鑑は必ず持っていきます。 当日お会いできることを楽しみにしております。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
〇〇大学△△学部××学科4年 氏名〇〇〇〇 住所▲▲▲▲▲▲▲▲ 携帯番号:□□□-□□□□-□□□□ メール:××××××××@×××××.com |
内定後の質問はマナーを守って行いましょう!
内定後のメールでの質問は、企業側も疑問点を解消して入社してほしいと思っているはずなので、もちろんOKです。
しかし、何でも思いのままに質問していいわけではありません。質問していい内容となるべくしない方がいい内容を判別し、マイナスイメージにならないよう気を付けましょう。
内定後の質問で押さえておきたいポイントは、分かりやすく正しく書き、最初と最後に必ず署名することです。
また、質問の前にはクッション言葉を置き、送信するタイミングや質問理由も示してあげると好印象になるでしょう。
内定後の質問は、ビジネスマナーを守り、担当者を不快にさせない質問の仕方をすることが大切ですよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。