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内定式がない会社は危ない?開催しない企業の特徴と式の目的を解説!

「この前、内定をもらったんだけど、就職先は内定式がないらしい…これって大丈夫なのかな?」と不安に思っていませんか。

実は、半数以上の会社で内定式を開催していますが、中には内定式のない会社も多数存在しますよ。

そこで、内定式がない企業は危なくないのか、内定式を開催しない会社の特徴を解説します。

さらに、これから内定式に参加する方のために内定式の目的や内容を詳しく紹介していますので、是非参考にして下さい。

内定式がない会社は危ない?

結論、内定式がないからといって、一概に危ない会社(ブラック企業)と決めつけてはいけません。

内定式がない会社は意外に多く、経費削減や設立当初から内定式の慣習がない企業もあるなど内定式がない理由は様々だからです。

内定式を行わない企業の中で、超優良企業も含まれていることもあるので、内定式がないからといって「危ない会社」ではないかと不安になることはないでしょう。

内定式がない会社には、4つの特徴があるので詳しくみていきます。

内定式がない企業の4つの特徴

ここでは、内定式がない企業の特徴を4つ紹介します。

  1. 規模が小さな会社
  2. 経費を削減したい会社
  3. 新しい働き方を導入している会社
  4. 個別入社を重視している会社

①規模が小さな会社

内定式を実施しない会社の特徴1つ目は、規模の小さな会社です。

日本を代表するような大企業ほど内定式を開催し、企業規模の小さな会社ほど内定式を実施しない傾向にあります。

しかし、「富士通」のような誰もが知る大企業でも内定式を開催しないところもありますよ。

「富士通」は、2022年6月以降通年で新卒採用を実施(一定条件があり)しているため、内定式が多く開催される10月1日以降にも採用者がいます。

まだ内定者が増える中、10月1日に内定式を実施するのに意義がないことから実施しない大企業も存在するのです。

②経費削減したい会社

内定式がない企業の特徴2つ目は、経費を削減したい会社です。

内定式は、社外で開催するならば「場所代」や配布用の「印刷物」など様々な費用が掛かります。

また、社長や会社役員の時間も拘束し、内定式の準備などで社員の人件費もかかるでしょう。

費用対効果を鑑みて十分に検討した結果、内定式に経費を割くよりも、その分入社式や入社後の研修などに経費を使いたいと考えています。

③新しい働き方の導入している会社

内定式を実施しない企業の特徴3つ目は、新しい働き方の導入をしている会社です。

コロナウイルス蔓延や時代の変化により、リモートワークやフレックスタイムを導入している会社も増えてきました。

そのため、従来の「内定式で交流する」やり方に固執せずに、オンラインをはじめとする新しい交流の場を提供する企業も出てきています。

④個別入社を重視している会社

内定式がない企業の特徴4つ目は、個別入社を重視している会社です。

同時期に一斉に新卒者を採用するのではなく、少数精鋭で採用を行う企業があります。

特に、ベンチャー企業などは、採用時期や採用人数もまちまちなので、個別のオリエンテーションや個人面談を重視する傾向が強いです。

そもそも内定式とは

内定式とは、企業が内定者に対して正式に内定を通知するイベント(式典)のことになります。

内定式が毎年10月1日に行われる理由は、経団連の「採用選考に関する企業の倫理憲章」で正式な内定日が10月1日と定められているからです。

企業は学生に対し内定通知書の授与を行い、内定を出していた学生に対して入社の意思を確かめる最終的な場でもあります。

一般的な内定式の内容は、経営陣の挨拶から始まり、研修、今後のスケジュールの説明、入社の事務的な手続きや同期との交流などが盛り込まれていますよ。

内定式の3つの目的

内定式の主な目的は次の3つです。

  1. 入社の意思を確認するため
  2. 会社と社員の距離を縮めるため
  3. 入社へのモチベーションを高めるため

内定式の目的を知ることにより、参加すべき理由も明確になり、開催しない場合でも不安が解消されるでしょう。

①入社の意思を確認するため

内定式の1番の目的は、入社の意思を最終的に確認するためです。

内定者の中には、「本当にこの企業に入社して幸せになれるのだろうか」と内定ブルーになる人もいます。

また、内定式の直前に、第一志望の企業に内定をもらえれば、内定を辞退し、式には参加しないという方もいるでしょう。

内定式に参加するということは、内定を承諾し、前向きな気持ちで入社する意思があるという企業への証になります。

②会社と社員の距離を縮めるため

内定式の目的は、会社と社員の距離を縮めるためです。

内定式では、入社後の業務をスムーズに行えるよう業務内容の説明や研修などを行う企業が多いでしょう。

研修などを通じて、同期や先輩社員との距離を縮め、コミュニケーションをとる目的もあります。

積極的に内定式に参加し、同期や先輩社員との距離を縮め、入社後にスムーズに仕事ができるようにコミュニケーションをとりましょう。

③入社へのモチベーションを高めるため

内定式の目的は、就活を終えつい怠けがちになる学生の「入社へのモチベーション」を高めるためです。

内定式では、社長や役員の挨拶、先輩社員や同期の話など入社へのモチベーションを高める要素が満載でしょう。

会社の方針や企業理念をよく理解できる絶好の機会になりますので、是非内定式に参加し気を引き締めて下さい。

内定式の内容(流れ)

一般的な内定式の内容(流れ)は次の通りです。内定式にこれから参加しようという方の中には、内定式がどのような内容で行われるのか気になっている方もいることでしょう。

  1. スピーチや内定者代表の挨拶
  2. 内定証書の交付
  3. 入社前研修
  4. 必要な事務手続き
  5. 内定者懇親会

ここからは、実際の内定式がどのような内容で執り行われているのかを、流れとともに詳しく解説します。

①スピーチや内定者代表の挨拶

内定式では、最初に社長や役員、内定者の挨拶などがあります。

社長の挨拶は、企業方針や未来へ向けたビジョン、内定者への期待感や入社に当たっての心構えなどを交えた内容であることが多いのでしっかり聞いておきましょう。

改めて、会社の方針や仕事に対する思いを聞くことで、今後のモチベーションアップにもつながります。

②内定証書の交付

挨拶が終われば、内定者に「当社社員として採用することを内定します」という言葉とともに「内定証書」の交付が行われます。

内定通知書は、労働契約の成立を意味し、法的効力も発生するので、受け取った「内定通知書」は大切に保管しておきましょう。

内定通知書を発行されるかどうかは企業により異なりますので、発行されずに不安を感じる方は採用担当者にお願いすれば対応してくれる場合もあります。

③入社前研修

内定式では、早い段階から会社への理解や人に慣れてもらうために入社前研修を行う企業があります。

入社前研修は、入社前なのであまりハードなものではありませんので安心して下さい。

一般的には、社会人としての心構えや基本的なビジネススキルに関する研修が多い傾向です。

【具体的な例】

  • 社内案内や仕事内容の説明
  • 社会人としてのビジネスマナー
  • 基本的なビジネスキル(パソコン操作など)

④必要な事務手続き

内定式では、入社承諾書などの必要書類の提出といった事務的な手続きもあります。

入社承諾書を提出することで、正式に労働契約が成立したと見なされるのです。

また、入社までのスケジュールや連絡事項も同時に伝えられることが多いので、重要なことの聞き漏れがないように筆記用具を持参しましょう。

内定式の持ち物
ハンカチ・ちり紙・筆記用具・メモ帳・印鑑・クリアファイルなど

⑤内定者懇親会

内定者懇親会とは、次年度の新入社員を対象に、会社の文化や価値観を共有しながら、同期や先輩社員と交流が持てる場になります。

また、先輩社員が情報や経験を共有することで、業務内容や勤務地、研修内容などについての不安や疑問も解消されるでしょう。

懇親会では、自己紹介や学生生活や就活の話題、入社後の目標などを話す機会も設けられることから事前に何を話すか準備しておいて下さい。

懇親会は、入社前から仲間意識を高めることができ、入社初日でも緊張感なく新しい環境になじみやすくなるので是非参加することをお勧めします。

内定式の有無よりも、自分に合った企業を探そう!

結論、内定式がないからといって危ない会社ではありませんし、企業の価値観や文化が劣っているわけではないので、不安に思うことはありません。

内定式を実施していない会社の特徴は、経費削減したい規模の小さな中小企業や新しい働き方を導入している企業などです。

しかし、内定式には入社へのモチベーションを高めたり、同期や社員との距離を縮められたりメリットがありますので、内定式がある企業へ就職した際には是非参加して下さい。

内定式の有無よりも、いかに自分に合った企業に就職し、働きやすい環境で将来明るい未来を想像できるかが大切です。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。