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飲食店パート志望動機の簡単な書き方|料理が好き・家から近いはOK?

「飲食店のパート求人に応募したいけれど、志望動機がうまく書けない」そのようにお悩みではないでしょうか?

「時間ができたからパートを始めたい」「自宅から近いところで働きたい」といった漠然とした理由は思い浮かんでも、それをそのまま書いていいのかは悩んでしまいますよね。

この記事では、「自宅から近い」などの理由は志望動機になるのかといったことをはじめ、書き方のポイントや避けたい内容などを例文を交えて紹介します。

志望動機に悩んでいる方はぜひ、最後まで読んでみてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

飲食店のパート志望動機には何を書く?自己PRとの違いを解説

志望動機とは、文字通り志望した動機やきっかけを書く欄、自己PRは自身の長所やスキルをアピールする欄です。

これら2つには通じる部分もあるため、書いているうちに混同してしまうことも少なくありません。長所を生かしたいことを理由にしたい場合は特に注意してください。

志望動機のベースは「なぜこの仕事をしたいと思ったのか」です。自身のスキルや長所について触れるときは、「このスキルが役に立つと思ったから」という書き方になるでしょう。

コミュニケーション能力が高い・接客経験があるといったスキルがどのように培われたのか、その能力でどのような結果を残したのかなど長所のアピールは、自己PR欄に書きます。

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【飲食店パート】採用されやすい志望動機に共通する3つの特徴

飲食店でパートとして採用されやすい志望動機の多くは、以下の3点が共通しています。

  1. お店利用時の感想など具体的なエピソードが盛り込まれている
  2. 採用後どのように活躍したいかなど働く意欲が感じられる
  3. 採用側のメリットを提示できている

これらのポイントをしっかり押さえておくと、採用側にとって好印象で魅力的な志望動機が書けるでしょう。

①お店利用時の感想など具体的なエピソードが盛り込まれている

採用担当者が知りたいのは、なぜ飲食店なのか、その中でもなぜこの店なのかということです。

そのため「料理が好きだから」「接客が好きだから」といった理由だけでは志望動機として不十分と言えます。具体的なエピソードを盛り込んでこのお店で働きたいという気持ちをアピールしましょう。

たとえば「貴店のこのメニューが大好きで、これを食べると元気になれる。私は料理が好きなので、今度は提供する側になってお客様を笑顔にしたい」と書くとこのお店を選んだ理由が明確です。

お店に行ったことがないという場合はホームページやSNSをチェックし、このお店にしかない魅力を探しましょう。

②採用後どのように活躍したいかなど働く意欲が感じられる

志望動機には採用後にどのように活躍したいかを盛り込んで、働く意欲が感じられる文章にしましょう。

「笑顔で接客したい」「積極的にシフトに入って少しでも早く戦力になれるよう頑張りたい」のように意欲を示すことで、採用担当者が採用後の働きぶりを想像しやすくなります。

さらに、「以前も接客業をしていて貴方の笑顔を見ていると元気が出ると褒めてもらえた」などの過去の経験や持っているスキルと合わせてアピールすることで、より説得力を持たせることができるのでおすすめです。

③採用側のメリットを提示できている

どんな企業であってもやはり、自社にとってメリットのある人物を採用したいものです。

パートとして働くことを考えたときにありがちな「自宅から近い」「通いやすい」などの動機は、「シフトの相談がしやすい」「交通費手当がかからない」のように企業側にとってもメリットになります。

「通いやすい距離にあるため長く続けられる」「家が近いのでもしものときに対応できる」などとアピールすることで、採用側にとっては十分魅力的な志望動機となるでしょう。

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さらに、本記事の後半では実際飲食店パートを志望する際の志望動機を添削しています!

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好印象な履歴書は情報の整理から!おさえるべき3つのポイント

志望動機を書く際に自分の中で情報がしっかり整理されていないと、伝えたいことがうまく伝わりません。

いきなり文章を書き始めるのではなく、まずは以下の3点をしっかりと整理したうえで取り組めば、採用されやすい志望動機がスムーズに作成できます。

  1. 飲食店のパートを志望する理由を洗い出す
  2. この店でなければならない理由を考える
  3. 自分の長所や強み、スキルを考える

①飲食店のパートを志望する理由を洗い出す

まず、なぜ飲食店でパートがしたいのかを下記のように簡単に書き出してみましょう。

  • 子供が大きくなって時間ができた
  • 料理が好き
  • 自宅の近くで働きたい
  • 稼ぎたい
  • 接客業の経験がある
  • おしゃれなお店で働いてみたい
  • このお店が好き

これらの理由も十分志望動機になりますし、伝え方によっては採用側がメリットとして受け取ることもあります。

どんな理由もすべて材料になり得ますので、こんな理由じゃダメかな?などと思わずすべて書き出して情報を整理すると、テンプレートではなくオリジナリティのある好印象な志望動機が書けますよ。

②この店でなければならない理由を考える

次に、「なぜ飲食店なのか、その中でもなぜこの店なのか」を考えます。

上で例に挙げた志望理由のみをそのまま伝えるだけでは漠然としすぎていて、「ほかのお店でもいいのでは?」と思われかねません。

客として利用したときに味や接客に感動した、使用している食材にこだわりがあると知って興味を持ったなど、自分にとってのそのお店ならではの魅力を考えてみましょう。

こうした具体的なエピソードを盛り込むには、応募前に足を運んで実際に利用したり、ホームページやSNSなどで事前にリサーチしておく必要があります。

③自分の長所や強み、スキルを考える

最後に自分の長所や強み・スキルを振り返って、飲食店でのパートに活かせるかを考えてみましょう。

例えば、接客業の経験があるならそこで培ったスキルや褒められた経験、料理が好きなら手際の良さなどをアピールできます。

ずっと専業主婦で働いた経験がないという場合でも、家事をする中で身に付いた時間管理能力や問題解決力、地域との関わりやPTA活動で培われたコミュニケーション能力などは接客業に生きるでしょう。

こうした自身の強みを活かして、どのように働けるかを想像してみてください。

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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好印象な志望動機の書き方簡単3ステップ

志望動機を作成するときは、先に整理した情報を元に以下の3ステップに沿って書くと簡単で質の良い文章を書くことができます。

  1. 書き出しは結論から
  2. 具体的なエピソードを書く
  3. 採用後どのように活躍したいかを書く

各ステップについて、以下で詳しく説明します。

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①書き出しは結論から

まずは、「なぜここで働きたいのか」を簡潔に述べましょう

例えば「自宅から近く長く働けそうだと思ったから」「貯金するために働きたいが、働くならいつも気持ちの良い接客をしてくれるこのお店が良かった」など、最初の一文で結論を伝えます。

結論を後回しにしてしまうと、結局何を伝えたかったのかわからないという文章になってしまいかねません。

先に整理した志望理由・このお店でなければならない理由を元に、その中で最も採用側にとってメリットのある志望理由を選んで冒頭にまとめるとよいでしょう。

②具体的なエピソードを書く

次に、なぜここで働きたいと思ったのか、根拠となる具体的なエピソードを述べましょう。

例えば、「接客が好き」や「料理が好き」といった場合、「○○したときにお客様にありがとうと言っていただけたのが嬉しくて」のように具体的なエピソードを盛り込むことで動機に説得力が増します。

「自宅から近い」などが動機の場合にも、「評判が良くてずっと気になっていた。実際に来てみたら評判以上に味も接客も素晴らしくて感動した」など、実際に利用してみた感想などを述べるとよいでしょう。

こうしたエピソードが抜けている志望動機は、「ほかのお店でもよいのでは?」と思われかねない文章になりやすいので注意が必要です。

③採用後どのように活躍したいかを書く

最後に、採用後にどのように活躍したいのか、会社にとって自分を採用することがメリットになることをアピールしましょう。

先述の通り、活躍の展望を盛り込むことで採用担当者が採用後の働きぶりを想像しやすくなります

たとえば「お客様の声をよく聞き、質の良いサービスを提供できるスタッフになりたい」と書けばコミュニケーションを大事に細やかに気を配ってくれそうだと感じられますよ。

条件に惹かれて応募する場合も、「家から近いので緊急時もシフトに柔軟に対応できる」「子供の学費に備えて稼ぎたいので積極的にシフトに入りたい」と積極性をアピールする文章にすると好印象です。

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「なぜその会社でなければならないのか」の答えは、機械的な文章生成ではなくあなたの心の中にあります。テンプレートに沿って書き進め採用担当者の記憶に残る、血の通った説得力のある文章を作り上げましょう。

飲食店のパートで採用されやすい志望動機の例文

一口に飲食店と言ってもレストランと居酒屋では求められるスキルが異なるため、応募先に合わせて志望動機を作成することが重要です。

ここでは、ファミレス・カフェ・居酒屋に分けて志望動機でアピールしたいポイントを解説しています。

採用されやすい例文も紹介するので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

  1. ファミレス
  2. カフェ
  3. 居酒屋

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①ファミレス

人と接することが好きな特徴を活かして、ファミリーレストランでの体験をもとに志望動機を述べた例文をご紹介します。

ファミレスを志望する動機を伝える際は、「なぜこの業態・この店舗か」という視点と「どのように貢献したいか」を具体的に伝えることが大切です。

ファミレスの志望動機
【結論】
私は、お客様に笑顔で過ごしていただける時間を提供したいという思いから人と接することが好きで、明るい雰囲気の中で接客に挑戦したいと考えたため、貴社のパートに応募いたしました。
添削コメント|「人と接することが好き」という自身の特徴と「接客に挑戦したい」という職務への意欲を具体的に述べることで、企業側が応募者の人物像や職務への適性をイメージしやすくなります。
【根拠となるエピソード】
幼い頃、母と一緒に行ったファミリーレストランで、店員さんに親切にしていただいた経験が強く心に残っています対応に感動し、その時から接客という仕事に自然と興味を持つようになりました
添削コメント|「心に残っています」はやや曖昧で、何が印象的だったのかが読み手に伝わりにくい表現です。「対応に感動した」「自然と興味を持つようになった」といった心の動きや変化を明確にしたことで、エピソードが志望動機にしっかりとつながり、説得力が高まりました。
【エピソード詳細】
当時、体調を崩していた私に対して、店員さんが毛布を貸してくださったり、食べやすいメニューを提案してくださったりと、心のこもった対応をしてくださいました。そのときに感じた安心感と温かさが忘れられずその接客によって不安な気持ちが和らぎ、笑顔になれたことを今でも鮮明に覚えています、今度は自分がそのような接客を提供したいと感じるようになりました。普段から近所づきあいでも笑顔で丁寧な対応を心がけており、その姿勢を活かしたいと考えていますまた、普段から地域のイベントで受付や案内係を引き受けるなど、人と接する場面では丁寧さと気配りを意識して行動しています
添削コメント|抽象的な感情からくる文章(安心感・温かさ)を具体的な行動の結果に言い換えることで、エピソードにリアリティが増しました。また、「近所づきあい」は仕事に直結しづらいため、職務につながる行動(受付・案内)に置き換え、飲食店の接客に必要なスキルをアピールできています。
【心境の変化/企業を選んだ理由】
貴社は幅広い年代のお客様に親しまれており、スタッフの接客にも温かみを感じたため実際に店舗を訪れた際に、スタッフの方が忙しい中でも笑顔で丁寧に対応されていた姿を見て、私もその一員として働きたいと感じたため、自分もこの環境で働きたいと思いました。
添削コメント|「温かみを感じた」という表現では企業理解の深さが伝わりにくいため、実際の店舗訪問を交えた具体的な説明に変更しました。企業選びの根拠に実体験を盛り込むことで、応募の真剣度や動機の現実性を高めることができます。
【入社後】
入社後は、思いやりのある接客を通して、お客様がまた来たいと思えるようなお店づくりに貢献してまいりますお客様一人ひとりに対して気持ちのよい挨拶やスムーズな案内を心がけ、また利用したいと思っていただけるよう努めてまいります
添削コメント|「また来たいと思えるお店づくり」はふんわりした印象の抽象表現で、どんな行動を取るのかが分かりません。今回のように「挨拶」や「案内」などの具体的な行動に置き換えることで、入社後に企業が求める接客スキルを理解し、自分の役割をイメージできていることが伝わります。

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【NGポイント】
全体的に抽象的な表現が多く、具体的な行動や志望動機につながるアピールが不足していた点が課題でした。応募者の意欲は伝わる一方で、読み手にイメージさせる力が弱く、他の応募者と差別化されにくい内容となっていました。

【添削内容】
具体的な行動とエピソードを加えることで、長所の業務での再現性と職務への適性を意識した表現に書き換えました。さらに、店舗への訪問などのアピールを盛り込むことで主観的な表現から客観的・実践的な内容へと修正しました。

【どう変わった?】
応募者が実際に行動を通じて接客の魅力を感じた点や、それを活かして働きたいという意志が具体的に伝わります。「ファミレスでなぜ働きたいのか」「どう貢献できるのか」が明確になり、実務での活躍が期待される志望動機に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードは具体的な行動で裏づける
・店舗での体験や実例を含めて説得力を持たせる
・入社後の行動を明確にアピールする

②カフェ

人と接することが好きな大学生が、学園祭の模擬カフェでの経験をもとに接客のやりがいとともに志望動機をアピールする例文をご紹介します。

カフェの志望動機を作成する際は、カフェの接客方針に触れながら、入社後の目標や自身がどう働きたいかについて述べると良いでしょう。

カフェの志望動機
【結論】
私は、人と接することが好きで、落ち着いた雰囲気の中で丁寧さや気配りが求められる環境で丁寧な接客ができる仕事をしたいと考えており、カフェでのパート勤務を志望いたしました。
添削コメント|「落ち着いた雰囲気」は抽象的かつ主観的な表現で、カフェ以外の職場でも当てはまるため説得力に欠けます。丁寧さや気配りが求められるといった接客スタイルに即した言葉へと調整することで、カフェで働きたい理由に具体性と業種との長所のマッチを追加できました。
【根拠となるエピソード】
大学時代に学園祭で模擬カフェの運営を担当した経験があり、その際にお客様と直接関わることの楽しさや、接客を通して感謝の言葉をいただけた喜びが心に残りました。自分の声かけでお客様が笑顔になったことがとても印象に残っています。
添削コメント|「感謝の言葉をいただけた喜び」はやや抽象的で再現性のあるエピソードとしては弱く、企業側が期待する成長・行動が見えにくくなります。笑顔という具体的な成果を挙げることで、接客の効果を自覚し、モチベーションの源泉として説得力を持たせました。
【エピソード詳細】
私は学園祭の実行委員として、模擬カフェの接客部門を担当しました。初めは緊張しましたが、お客様との距離感に不安を感じていましたが、「また来たい」と言ってもらえるよう、笑顔を意識して接客に取り組みました。その結果、リピーターも増え、売上目標を達成することができました。徐々に会話の仕方やお声かけのタイミングを工夫することで、お客様に安心してもらえる接客ができるようになりました。この経験から、接客には相手への思いやりと丁寧な対応が大切だと学びました。
添削コメント|緊張や売上達成といった表現は、根拠の提示がないまま使うと説得力を損ないます。また企業が見たいのは「どう工夫して成果を出したか」。本修正では、声かけの工夫という入社後にも再現可能な行動に焦点を当て、成長の過程が伝わる内容に仕上げました。
【心境の変化/企業を選んだ理由】
貴店のアットホームな雰囲気や、手作りメニューへのこだわりに魅力を感じました。私は、地域密着型の店舗として常連のお客様を大切にする貴店の接客方針に共感しました。地域のお客様が安心して訪れられる場づくりに貢献したいと思いました。
添削コメント|「アットホーム」「こだわりという魅力」などの表現は他店にも使えるアピールであり、「なぜそのカフェを選んだのか」という視点が弱いため、評価が下がる要因となります。改善後は、常連客との関係性を重視する店舗方針に触れることで企業理解の深さが伝わる内容になっています。
【入社後】
入社後は、笑顔と丁寧な対応を大切にし、常連のお客様にも初めてのお客様にも心地よく過ごしていただけるよう努めてまいります。
添削コメント|この一文は、「笑顔」「丁寧な対応」「常連と新規の両方への配慮」など、カフェ接客に求められる要素を網羅しており、高い完成度です。入社後の行動が具体的に想像でき、採用担当者が安心して任せられる印象を与える好例です。

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【NGポイント】
「なぜこの企業か」「どう接客に活かせるか」の視点が弱くなっていました。特に「雰囲気が良い」「感謝の言葉が嬉しかった」といったアピール方法では、誰にでも当てはまる内容に見えてしまい、志望理由の差別化ができていませんでした。

【添削内容】
曖昧な表現を修正し、代わりに「丁寧さや気配り」「声かけで笑顔になった」など具体的な行動や結果に置き換えました。また、企業選びの理由にも、地域密着・接客方針といった特徴を盛り込みました。

【どう変わった?】
企業の接客スタイルに即した経験と意欲が明確に伝わる内容に変わりました。これにより、業務での再現性・具体性・志望度の3点が強くアピールできており、企業側にとっても説得力のある文章になったといえるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象表現は具体的な経験に置き換える
・企業の特徴と自分の価値観を結びつける
・成果よりも行動と工夫を明確に描く

③居酒屋

本例文では、居酒屋のパート志望動機に対し、抽象的な表現を具体化し、説得力のある内容にブラッシュアップしました。

居酒屋を志望する場合は、接客での強みや居酒屋の特徴とのつながりを具体的に盛り込むことが重要です。

居酒屋の志望動機
【結論】
人と接する仕事が好きで、活気のあるさまざまなお客様と明るくコミュニケーションが取れる居酒屋での接客を通じて、お客様に楽しい時間を提供したいと考え、笑顔と丁寧な対応を通してお客様に心地よいひとときを届けたいと考え、応募しました。
添削コメント|「活気のある」「楽しい時間を提供」といった表現は説得力が弱いため、居酒屋の特徴である「明るい接客」や「心地よさの提供」に具体化することで、飲食パートの志望動機としての独自性と現場への理解が伝わりやすくなります。
【根拠となるエピソード】
高校時代、文化祭の模擬店で接客を担当した際、お客様に「楽しかった」と声をかけてもらえた経験が、「対応が丁寧で気持ちよかった」と声をかけていただいたことがきっかけで、人と関わる仕事のやりがいを感じた原点です。
添削コメント|「楽しかった」では何に対して良い印象を持たれたのかが不明瞭なため、「丁寧な対応」が評価されたという具体的なフィードバックに言い換えることで、接客における本人の努力やスキルが浮き彫りにしています。
【エピソード詳細】
当時は初めての接客で緊張しましたが、笑顔での対応や声掛けを意識することで、お客様との距離が縮まりました。相手の反応を見ながら柔らかい表情や丁寧な声かけを心がけたことで、自然なやりとりができるようになりました。その結果、来場者アンケートでは私たちの模擬店が「雰囲気がよかった」と高評価を得られました。この経験を通して、飲食店のように直接人と関わる仕事への関心が深まりました。このときの接客を通じて、短時間でも人との関係性を築ける飲食の仕事に強く興味を持つようになりました。
添削コメント|「距離が縮まった」「関心が深まった」などの表現はやや曖昧で、就活生の行動や気づきの深さを伝えるには不十分です。当時の状況の描写と得られた学びをセットで書くことで、経験の業務での再現性と志望動機とのつながりが明確になります。
【心境の変化/企業を選んだ理由】
貴店は明るくフレンドリーな接客を大切にされている点に共感し、楽しい雰囲気の中で**活気のある接客スタイルに自分も積極的に関わりながら、自分の接客力を活かしながら成長できると感じました。
添削コメント|「楽しい雰囲気」はやや抽象的で説得力に欠けます。「明るくフレンドリーな接客」という企業の特徴と、自分がそれにどう貢献したいかを具体的に書くことで、企業理解の深さと適性が伝わります。
【入社後】
まずは基本的な業務を正確にこなすことを大切にし、将来的には常連のお客様にも顔を覚えていただけるような、お客様一人ひとりのご要望に気づき、先回りして動けるような、信頼されるスタッフを目指したいです。
添削コメント|「顔を覚えてもらう」という表現は評価の軸として曖昧です。代わりに「ご要望に気づき先回りして動ける」など、具体的にどのように信頼される存在になるかを明確に示すことで、成長意欲と具体性が伝わります。

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【NGポイント】
曖昧な表現が多く、どのような接客を通じて志望に至ったのかが曖昧になっていました。また、企業理解や入社後の目標も一般的と言え、応募先との接点が見えにくい内容になっていた点が課題でした。

【添削内容】
具体的な行動・評価・志望理由に言い換えました。エピソードの中では「丁寧な対応が評価された」など、行動と結果がつながるよう調整し、企業に合わせた言葉も取り入れました。

【どう変わった?】
応募先の居酒屋にふさわしい志望理由に仕上がり、本人の経験や接客姿勢が具体的に伝わる内容へと改善されました。企業側から見ても、成長意欲やマッチ度が伝わる実践的な志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードはできるだけ具体的にする
・企業特徴と自分の接点を示す
・成長意欲は自身の行動と結びつける

飲食店パートの志望動機を書く時の注意点3つ

最後に、志望動機を書く時に注意したい3つのポイントについて解説します。

  1. 漠然とした内容になっていないか
  2. 待遇・条件面のメリット以外の魅力も伝えられているか
  3. ネガティブな印象を受ける内容になっていないか

書きあがった志望動機が以上の3点に当てはまってないかよく確認してから提出しましょう。

①漠然とした内容になっていないか

志望理由があまりに漠然としていると、ここで働きたいという熱意が伝わりません。

飲食店のパートの志望理由として多いのが、「食べることが好きだからです」「料理が好きだからです」といった内容のものです。

もちろんこれも志望動機として間違いではありませんが、これだけでは他の応募者に埋もれ採用側の記憶に残りません。

「このお店のこのメニューが好き」「こんなところにこだわりを感じる」「ぜひ自分もプロの技を学びたい」というように、具体的に伝えることが大切です。

②待遇・条件面のメリット以外の魅力も伝えられているか

待遇や条件を理由にする場合、他の理由もあわせて伝えることをおすすめします。

待遇や条件面が仕事を選ぶうえで大事なポイントであることは間違いありませんし、志望動機として挙げるのも間違いではありません。

しかしそれだけを理由にしてしまうと、そのお店での仕事に対する熱意や興味、どんな働きをしてくれるのかが伝わらず、不採用となってしまうこともあります。

待遇や条件を理由にするときは、「その条件を満たしたお店の中でも一番スタッフの雰囲気が良く、働くならここだと思った」というようにほかの理由もあわせて伝えましょう。

③ネガティブな印象を受ける内容になっていないか

「自分にも簡単にできそう」「マニュアルがあって楽そう」といった言葉はやる気がないと判断される可能性があるため避けましょう。

「自分にもできそう」は「普段から料理をしているため自分も役に立てるのではと考えた」と言い換えると好印象です。

また「マニュアルがあって楽そう」は「しっかりしたマニュアルがある貴社で学べば効率よく力が身に付くと思った」などと言い換えると学ぶ意欲が感じ取れる文章になります。

「簡単そう」「楽そうだから選んだ」というのが本音であったとしても、ネガティブな言葉は前向きな言葉に変換して伝えましょう。

飲食店パートの志望理由は熱意・想いなどを盛り込もう

パートを選ぶ際、家から近い・給料がいい・シフトが合ったなど、「条件が合う」ことを理由に決めたという方は多く、これをそのまま志望動機として書いてしまっていいものかと悩む方が少なくありません。

結論として、これらの条件が合うことは「長く安定して働いてくれそう」「交通費がかからない」「シフトの相談がしやすい」など採用側にとってもメリットになるためストレートに書いてしまって構いませんよ。

ただし、これだけでは熱意が伝わりにくいのは確かです。

この記事で紹介した内容を参考に、「条件があった」以外にも、志望するお店に関するエピソードや仕事に対する熱意・想いなどを盛り込んで、好印象な志望動機を作成しましょう!

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。