面接での一人称は「わたし・わたくし」が適切|不適切な一人称も解説
就活では適切な言葉遣いを意識する必要があります。そのため就活生の中には「普段は「僕」を使っているが、面接では絶対に「私」でないといけないのだろうか」と一人称について悩む人も多いでしょう。
そこで本記事では、なぜ面接での一人称は「私」が適切なのかを詳しく解説します。また、「私」以外の一人称が不適切な理由も紹介しています。
一人称に悩む就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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面接での一人称は「わたし」か「わたくし」

就活の面接などビジネスシーンでは「わたし」か「わたくし」のどちらかを使いましょう。また、「わたし」か「わたくし」は自然に言えるほうを選ぶと良いですよ。
ただし、メールなどの文書の作成時には、「私」と漢字表記にしてください。平仮名の「わたくし」を使うと幼稚な印象を与えるリスクがあるためです。
また、社会人として一人称は「私」が一般的であるため、学生時代から「私」を使い慣れておくのがおすすめですよ。
男性向け|面接での一人称として「僕」はNG

社会人にとって、面接の場において「僕」を使うのは適切ではありません。
また、面接の場だけでなく、ビジネスシーン全般において「僕」の使用は避けましょう。文化庁の敬語指針でも、「ぼく」ではなく「わたし」が推奨されています。
ただし、プライベートな場面での「僕」の使用は問題ありませんよ。
面接では避けるべき「僕」以外の一人称

ここでは、面接では避けるべき「僕」以外の一人称について紹介します。
- 「俺」
- 「あたし」
- 自分の名前
上記3つの一人称を押さえて、面接で使ってしまわないように注意してくださいね。
①「俺」
公の場で「俺」を使うと、失礼な印象を与えてしまう恐れがあるため、面接での「俺」の使用は避けるべきでしょう。
本来「俺」は、同等の立場や目下の人に対して使う一人称ですが、相手によっては無礼に映る可能性もあるためです。
しかし、普段から「俺」を使い慣れていると、無意識に口走ってしまうリスクがあります。そのため、就活のインターン中やOB・OG訪問時から、「私」の使用に慣れておきましょう。
②「あたし」
面接では「あたし」を一人称として使うのは避けましょう。「あたし」は「わたし」に比べて、くだけた印象がありビジネスシーンにおいて不適切であるためです。
また、発音に自信がない方は「わたくし」を使いましょう。なぜなら、「わたし」の子音の「w」がかすれて「あたし」と聞こえてしまう可能性があるためです。
面接官に誤解されない一人称を選び、普段から使い慣れておくことが重要ですよ。
③「自分の名前」
面接の場で一人称に自分の名前を使うのはNGです。必ず「わたし」か「わたくし」を使うよう心がけましょう。
自分の名前を一人称にするのは、企業に幼稚な印象を与えてしまう恐れがあるからです。
プライベートでの使用は自由ですが、ビジネスシーンでは「自分の名前」の使用は避けてくださいね。
面接での不適切な一人称の使用が及ぼす影響

面接などで「僕」「俺」「あたし」といった不適切な一人称を使っても、必ずしも不採用になるわけではありません。
しかし、面接官からの評価は下がってしまう恐れがあります。特に営業職やサービス業など、正しい言葉遣いが重視される職種や業界では、不適切な一人称の使用が原因で落とされる可能性があるでしょう。
そのため万が一「俺は」「僕は」などと言ってしまった場合は、「失礼致しました。私は」と謝罪し、言い直すのが良いでしょう。
面接の一人称は「わたし・わたくし」を使おう
就活において、適切な言葉遣いをすることは大切です。そのため、一人称の使用についても注意する必要があります。
具体的には、「僕」「俺」「あたし」「自分の名前」の使用は控え、「わたし・わたくし」を使うのが適切です。
面接に向けて普段から「わたし・わたくし」を意識的に使用して、まずは言い慣れることから始めましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。