【封筒ののり付け完全マニュアル】種類・正しい方法・封字のコツまで解説
履歴書や大切な書類を送るとき、「封筒ののり付けって、どの方法が正しいの?」 と迷いがちです。
のり付けが不十分だと中身が飛び出してしまう恐れがあり、逆に不自然な封の仕方はマナー違反と見なされることもあります。きちんとしたのり付けは、書類を受け取る相手への礼儀そのものです。
そこで本記事では、封筒ののり付け方の基本マナーから種類・正しい方法・封字のコツまでを詳しく解説します。履歴書提出やビジネス文書のやり取りで安心して使える知識を、チェックリストや注意点も交えて紹介します。
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封筒をのり付けするときの基本マナー

就活で提出する書類を入れる封筒は、見た目や扱い方ひとつで印象が変わります。特に、のり付けの仕方や封字の書き方は、相手への礼儀や誠実さを示す大切なポイントです。
ここでは、封筒ののり付けで押さえるべき基本マナーを整理し、安心して提出できる準備を整える方法を紹介します。
- のりや両面テープできちんと封をする
- セロハンテープやホチキスの使用を避ける
- 提出方法に応じて対応を変える
- 封字を忘れずに書く
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
①のりや両面テープできちんと封をする
封筒の口は、必ずのりや両面テープでしっかり閉じることが基本です。これは、中身が飛び出すのを防ぐだけでなく、きちんとした印象を相手に与える効果もあります。
特に、履歴書や応募書類など重要な書類を扱うときには厳重さが求められるため、封が甘くならないよう細心の注意を払ってください。
また、両面テープを使う場合は、貼る位置や幅をあらかじめ正確に決めてから封をすると、見た目が整いやすくなり、封筒の形が崩れるのを防げます。
こうしたひと手間が、受け取る側に誠実さや信頼感を伝えることにつながるでしょう。
②セロハンテープやホチキスの使用を避ける
封筒の封をするときに、セロハンテープやホチキスでとめるのは避けたほうが無難です。これらは簡易的で雑な印象を与えるため、ビジネスや就活の場ではマナー違反と受け取られることがあります。
さらに、相手が開封する際に破損やけがの原因になりかねない点も大きなリスクです。のりや両面テープは手間がかかりますが、その分丁寧さを示せる方法でしょう。
封筒の素材や大きさに合わせて適切な接着方法を選び、見た目と安全性の両方を意識した封の仕方を心がけてください。
③提出方法に応じて対応を変える
応募先によっては、手渡しの場合や郵送の場合など、封の仕方に指定があることがあります。たとえば「封はしないで持参してください」と案内されている場合は、その指示に従うことが大切です。
反対に郵送の場合は、しっかり封をしないと中身がこぼれるおそれがあるため、提出方法をよく確認してから封をしてください。
さらに、郵送時は封の接着力を確かめ、場合によっては補強を加えるなど、送付中の破損を防ぐ工夫をすることも重要です。
提出方法に合わせた適切な対応が、相手に対する思いやりや信頼感の表れになります。
④封字を忘れずに書く
封をしたあとには、封筒の口の中央に「〆」や「封」といった封字を書くと、より丁寧な印象になります。
封字は、封が確実に閉じられていることを示す役割があり、就活やビジネスの書類では特に重要です。黒のボールペンや筆ペンを使い、見やすく書くことで誠実さや細やかな配慮を伝えられます。
また、封字を書くことで書類の取り扱いに対する責任感や慎重さを示せるため、応募先に好印象を与える効果も期待できるでしょう。
美しく整った文字で書くことを意識し、最後まで心を込めて仕上げることが大切です。
履歴書を入れる封筒の選び方

就活では、履歴書を入れる封筒の選び方でも、丁寧さや人柄のアピールになります。
サイズや色、素材や厚み、デザインの選び方を押さえることで、応募先に丁寧に準備している人という印象を与えられるでしょう。
ここでは、就活生が迷いやすい封筒選びのポイントを3つに分けて解説します。
- サイズと色
- 素材と厚み
- デザイン
①サイズと色
履歴書を入れる封筒は、書類が折れずに収まる大きさを選ぶことが基本です。一般的には、A4サイズの履歴書なら角A4または角2封筒が推奨され、無理なく入れられるためしわや折れを防げます。
色は、白または薄いクリーム色が定番で、清潔感や誠実さを伝えやすいでしょう。濃い色やカラフルな封筒は目立ちますが、ビジネスの場には不向きであり、特に就活では避けたほうが安全です。
応募先の指定がある場合はそれに従い、なければこの基本を守ることで安心して提出できます。こうした準備が、履歴書の内容以前に相手への信頼感を高める効果につながるでしょう。
②素材と厚み
封筒の素材や厚みは、履歴書を守るための重要なポイントです。薄い封筒は郵送中に折れやすく、内容物が透けて見えることもあるため、しっかりした厚紙タイプを選ぶと安心でしょう。
特に、証明写真や証明書類を同封する場合、厚みがある封筒は角や端が崩れにくく、見た目のきれいさを保てます。
さらに、紙質がしっかりしていると、応募先に対して細部まで配慮できる人という印象を強められるでしょう。
安価なものよりも、郵便局や文具店などで売られているビジネス用封筒を選ぶことで、全体の印象が引き締まります。こうしたひと工夫が、採用担当者に好印象を与える要因となるはずです。
③デザイン
封筒のデザインは、派手さよりも信頼感を重視することが大切です。基本は無地で、ロゴや装飾がないシンプルなタイプを選ぶと、どの業界や企業にも対応しやすくなります。
華やかな封筒や柄入りのものは個性を出せる一方で、就活用としては軽率に見られることもあるため注意が必要です。
応募先に指定がない場合は、無地・シンプルな封筒が無難であり、特に白や薄いクリーム色が安心でしょう。
さらに、封筒の表面にしわや汚れがないか確認し、宛名や差出人を書く位置も整えておくと、全体の印象がより良くなります。こうした細やかな配慮が、書類の中身以上に誠実さを伝える要素となるでしょう。
封筒を閉じる前に確認すべきチェックリスト

封筒を閉じる前に正しくチェックしておくことで、書類の不足や記載漏れを防ぎ、応募先にきちんとした印象を与えられます。
ここでは「必要な書類の確認」から「郵送方法の最終チェック」まで、就活生が見落としやすいポイントを整理しました。
- 必要な書類がすべて揃っているか
- 書類の日付や署名が正しいか
- 宛名と差出人は正しく記入しているか
- 添え状や送付状を同封したか
- 書類をクリアファイルに入れて保護しているか
- 書類の向きや入れ方は整っているか
- 切手や郵送方法を事前に確認したか
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
①必要な書類がすべて揃っているか
封筒を閉じる前に、提出が求められている書類がすべて入っているか確認することが第一歩です。履歴書だけでなく、成績証明書や推薦状など複数の書類が必要な場合があります。
入れ忘れがあると再提出や印象低下につながるため、応募要項を見ながら1枚ずつチェックすると安心でしょう。特に郵送では、封をしてしまうと差し替えが難しいため、事前確認を徹底してください。
小さな確認作業ですが、採用担当者に「きちんと準備ができる人」という印象を残せます。
②書類の日付や署名が正しいか
書類に記入した日付や、署名が最新かどうかを確認することは、応募先に対する信頼感を高めるために重要です。記入ミスや旧い日付のまま送付してしまうと、「注意力がない」と思われかねません。
提出前には、必ず日付や署名を見直し、間違いがあれば修正してください。些細なポイントですが、ここまで注意を払う姿勢が誠実さを伝えることにつながります。
③宛名と差出人は正しく記入しているか
宛名や差出人の誤記は、企業側の混乱や印象低下につながります。企業名や担当者名、住所などを正確に書いているか見直し、誤字脱字がないか確認してください。
特に、漢字や役職名の表記間違いは目立ちやすいため、応募要項や会社HPなどで再確認するのがおすすめです。正確な記入は、相手への敬意と細部への気配りを示せる大切なステップだと覚えておきましょう。
④添え状や送付状を同封したか
履歴書や職務経歴書だけでなく、郵送する場合は添え状や送付状を同封するのがマナーです。添え状は、書類の趣旨や提出の背景を簡潔に伝える役割を持つため、忘れず同封してください。
特に就活では、添え状の有無が「マナーを知っている人かどうか」という印象にも影響します。同封の有無を確認するだけで、書類全体の印象が大きく変わるでしょう。
⑤書類をクリアファイルに入れて保護しているか
書類をそのまま封筒に入れると、輸送中に折れたり汚れたりする恐れがあります。クリアファイルに入れてから封筒に入れることで、しわや折れを防ぎ、応募先に届いた時の見栄えも良くなるでしょう。
さらに、クリアファイルに入れると取り出しやすくなり、採用担当者の手間も減らせます。こうした配慮は「細部まで気を配れる人」という印象を与える効果があるでしょう。
⑥書類の向きや入れ方は整っているか
封筒に書類を入れるときは、宛名側を表にして取り出しやすい向きにそろえることが基本です。
逆さまやバラバラな状態で入っていると、採用担当者が開封した際に手間がかかり、印象も悪くなりかねません。
向きや順序を整えておくことで、提出先に対して「気配りができる人」というイメージを持たれやすくなります。小さな配慮ですが、全体の印象を大きく左右するポイントです。
⑦切手や郵送方法を事前に確認したか
切手や郵送方法の確認を忘れないことも重要です。料金不足や郵送方法の間違いは、応募書類が届かない原因になる恐れがあります。
重さやサイズに応じて必要な切手を正確に貼り、速達など必要に応じてサービスを選んでください。送る前に郵便局で料金や扱いを確認すると、確実に届けられるでしょう。
これらの基本を守ることで、書類が安全かつ確実に相手に届きます。
封筒に使うのりの種類

封筒をきれいに閉じるためには、どの種類ののりを使うかがとても重要です。のりの特徴や使い方を理解しておくと、封筒の仕上がりや信頼感に大きな差が出ます。
ここでは、就活生が迷いやすい「スティックのり」「液体のり」「テープのり」「両面テープ」の4つを比較し、それぞれの特徴を詳しく解説しています。
- スティックのり
- 液体のり
- テープのり
- 両面テープ
①スティックのり
スティックのりは扱いやすく、ムラなく塗れるのが最大の特徴です。固形タイプなので、必要な量だけを無駄なく使うことができ、書類や封筒の端まで均一に塗りやすいでしょう。
乾きが早い点も魅力で、忙しい就活準備や短時間で多くの書類を処理したいときに特に便利です。ただし、粘着力はやや弱めで、厚い封筒や重い書類には不向きな場合もあります。
軽い封筒や応募書類など、一般的な用途であれば十分対応できるので、まずはこのタイプから試してみて、自分に合った使い方を見つけてください。
②液体のり
液体のりは粘着力が高く、長時間しっかり封を保てるのが大きな強みです。特に、厚紙封筒や重めの書類を送る際に向いており、信頼感のある仕上がりを実現しやすいでしょう。
ただし、量をつけすぎると紙が波打ったり、乾くまでに時間がかかったりすることがあるため注意が必要です。少量を薄く均等に塗り広げることで、強力さと仕上がりのきれいさを両立できます。
確実に封をしたい場合や、重要書類を送るときに安心して使えるのが液体のりです。適切な量を心がけることで、よりプロフェッショナルな印象を与えられるでしょう。
③テープのり
テープのりは、のりを引くようにして使うタイプで、手や封筒を汚さずに作業できるのが魅力です。均一に粘着面をつくれるため、仕上がりも美しく、乾かす時間が不要ですぐに封を閉じられます。
このため、効率を重視する就活準備や大量の書類作業にぴったりです。ただし、温度や湿度が高い環境では粘着力が弱まることもあり、長期保存や輸送時には注意が必要でしょう。
清潔さやスピードを重視する就活生にとって、効率的でストレスの少ない選択肢となるはずです。あらかじめテープ幅を確認し、封筒サイズに合うものを選ぶことで、さらに美しい仕上がりになります。
④両面テープ
両面テープは、非常に高い粘着力があり、開封されにくいという安心感を得られるのが特徴です。
貼る位置を正しく決めれば、見た目もすっきりしてきれいに仕上がるため、信頼性の高い印象を与えやすくなります。
ただし貼り直しが難しいため、最初に位置をしっかり確認してから使うことが欠かせません。
強力な粘着性を求める場合や、重要書類を郵送するときに向いており、他ののりよりも高い信頼感を与えられるでしょう。
封筒の素材や厚みに応じて適切なテープを選ぶことで、さらにプロらしい仕上がりを実現できます。
封筒への正しいのりの付け方

封筒へののり付けは、就活書類の信頼感や印象を左右する大切なポイントです。正しい手順を押さえることで、見た目の美しさや開封時の扱いやすさが変わります。
ここでは「のり付け前の準備」から「仕上げのコツ」まで、確実に好印象を与える方法を4つに分けて詳しく紹介しましょう。
- のり付け前に封筒の口の汚れを取り除く
- 端まで均一にのりを付ける
- のり付け後はしっかり押さえて乾かす
- 両面テープを使う場合は位置を正しく貼る
①のり付け前に封筒の口の汚れを取り除く
封筒の口にほこりやゴミがついていると、のりの粘着力が弱まり仕上がりが悪くなります。まずは、やわらかい布やティッシュで軽く拭き、表面を清潔にしてください。
特に郵送する書類では、接着面がはがれると中身が出てしまう恐れがあり、信用にも影響します。
のり付け前のこのひと手間は、見た目の清潔感と信頼感を高める第一歩となるだけでなく、仕上がりを長持ちさせる効果もあるでしょう。
こうした基本の準備をするかしないかで、全体の印象が大きく変わることを意識して取り組んでみてください。
②端まで均一にのりを付ける
のりを端までしっかり均一に塗ることで、封筒の口が浮かずにきれいに閉じられ、輸送中も安心です。
のりが片寄っていると、輸送中に一部が開いてしまうこともあり、受け取る側にだらしない印象を与えるおそれがあります。
スティックのりを使う場合は両端を特に意識して塗り、液体のりでは薄く均一に伸ばすことを心がけてください。
丁寧な作業は、応募先に対する誠実さを伝える重要なポイントであり、書類全体の完成度を高める決め手にもなります。塗るときは力を入れすぎず、少しずつ重ねるように塗るときれいな仕上がりになるでしょう。
③のり付け後はしっかり押さえて乾かす
のり付けをしたあと、そのまま封筒を放置すると接着が甘くなることがあります。指先や定規など平らなもので軽く押さえ、しっかり密着させてください。
その後、数分おいて完全に乾かすことで、開封されにくくなり見た目も整います。時間がないときでも、この乾かす工程を省かないことが確実さにつながります。
また、乾かすときは風通しの良い場所に置くと、より早く仕上がりが安定するでしょう。こうした少しの配慮が、相手に渡すときの印象をより良いものにしてくれます。
④両面テープを使う場合は位置を正しく貼る
両面テープを使うときは、貼る位置がずれると封筒の見た目が崩れやすくなります。先に仮置きして位置を確認し、封をする直前に保護シートをはがしてください。
端から端までまっすぐ貼ると、接着力が安定し仕上がりもきれいに見えます。強力な粘着性がある分、貼り直しが難しいので慎重に作業することが大切です。
こうした丁寧さが、応募書類全体の印象を高める効果を持ち、受け取る側に信頼感や誠実さを伝えます。仕上げに軽く押さえて密着させることで、より長時間きれいな状態を保つことができるでしょう。
封筒をのり付けするときの注意点

封筒ののり付けは、正しい方法を守らないと見た目や信頼性に大きく影響します。就活書類では特に細かい配慮が評価につながるため、のりの量や作業環境など基本的なポイントを押さえることが大切です。
ここでは、のり付け時に注意しておきたい4つのポイントを詳しく紹介します。
- のりを付けすぎて封筒が波打たないようにする
- 封筒の表面や宛名が汚れないように注意する
- 平らな場所でのり付けする
- 手渡しの場合は封をしない指示があるか確認する
①のりを付けすぎて封筒が波打たないようにする
のりを多くつけすぎると、封筒の紙が水分を吸って波打ちやすくなり、全体の仕上がりが不自然に見えることがあります。見た目が崩れると、せっかくの書類の印象が悪くなってしまうでしょう。
スティックのりやテープのりを使うと適量を保ちやすく、仕上がりもきれいで安定します。液体のりを使う場合は、できるだけ薄くのばして塗ることを意識し、端から端まで均一にのばすと安心でしょう。
少ない量でしっかり接着できることがポイントで、無理に重ね塗りしないことが美しい仕上がりのコツです。
②封筒の表面や宛名が汚れないように注意する
のりが指先や机に残っていると、封筒の表面や宛名部分にシミや汚れがつくことがあり、清潔感が失われてしまいます。
特に、就活書類では細かい部分が印象を左右するため、作業前に手をきれいに洗い、下に紙やマットを敷くなど工夫してください。のりを塗るときも、乾く前に不要な部分を拭き取るとより安心です。
少しの汚れが全体の印象を損ねることを意識し、常に清潔さを保つよう心がけると、受け取る側に丁寧さや誠実さがしっかり伝わります。
③平らな場所でのり付けする
のり付けは、必ず平らで安定した場所で行ってください。傾いた机や不安定な場所では、のりが均一につかず、接着が甘くなる恐れがあります。
平らな場所で作業することで、端まできちんと密着し、見た目も美しく仕上がるでしょう。さらに、余計な力がかかりにくいため、封筒がしわになったり曲がったりすることも防げます。
小さなことですが、応募書類全体の印象を高める大事な習慣であり、落ち着いて作業できる環境を整えることが成功への第一歩となるでしょう。
④手渡しの場合は封をしない指示があるか確認する
事前に案内や募集要項をよく読み、封をするかしないかを確認してから作業してください。企業によっては、履歴書などを手渡しする際に封をしないよう指示されることがあります。
のり付けをしてしまうと、担当者が確認しにくくなるため、せっかくの書類がスムーズに見てもらえないこともあるでしょう。
また、念のために封をしない場合は、封筒の口が折れないよう軽く押さえて持参すると良いでしょう。
この一手間で、相手に「きちんと確認する人」という好印象を与えられ、信頼感も高まります。
封筒ののり付け後に行う封字の書き方

封筒ののり付けが終わったあとに封字を書くことは、応募書類の信頼性や丁寧さを示す大切な仕上げです。封字には正しい目的や書き方があり、それを守ることで受け取る相手に好印象を与えられます。
ここでは、封字を書く目的から位置、使う文字やペンの種類まで、基本を4つに分けて詳しく解説します。
- 封字を書く目的を理解する
- 封字を書く位置を正しく決める
- 封字には「〆」や「封」などを使う
- 封字は黒のボールペンや筆ペンで書く
①封字を書く目的を理解する
封字は、封筒が開封されていないことを相手に示すために書きます。特に、履歴書や重要書類を送る場合、封字を入れることで信頼感が高まり、受け取る側に安心感を与えられるでしょう。
また、形式を守ることで「きちんとした人」という印象を強く残せます。封字は単なる飾りや形式だけのものではなく、受け取る相手への敬意や細やかな配慮を表す意味を持っています。
こうした背景を理解して書くことで、より丁寧で印象的な仕上がりになります。
②封字を書く位置を正しく決める
封字は、封筒の裏側のフラップ(とじ口)の中央に書くのが基本です。中央にしっかり書くことで視覚的にバランスが整い、見た目がきれいに仕上がります。
右や左にずれると見栄えが悪くなり、雑な印象を与えることもあるため、あらかじめ位置を定めてから書いてください。
ペン先をしっかり安定させ、力を均一に入れて落ち着いて記入することで、仕上がりが美しくなるでしょう。封字を書く前に、軽く下書きをイメージするのも効果的です。
③封字には「〆」や「封」などを使う
封字には「〆」や「封」などの一般的な文字を使うのが適切です。特に、就活の書類では「〆」がもっとも多く使われていますが、企業の慣例や送付する書類の種類によっては「封」を使う場合もあります。
どちらの文字も意味は同じで、封が確実に閉じられていることを示す役割を持っています。漢字や記号を正確に書くことが信頼感につながり、丁寧さを相手に伝えられるポイントです。
あいまいな形やかすれた文字にならないよう、落ち着いて書くことを心がけましょう。
④封字は黒のボールペンや筆ペンで書く
封字を書くときは、黒のボールペンや筆ペンを選ぶのが基本であり、もっとも公式な印象を与えます。鉛筆や青インク、カラーペンなどはビジネス書類には適していません。
黒インクを使うことで、落ち着いた雰囲気や信頼感、そして格式を演出できます。文字は小さすぎず、読みやすくはっきりとした字形で書くことが重要です。
また、書く際に手元がぶれないよう注意し、インクがにじまないように時間をおいて乾かす配慮も大切でしょう。こうした細やかな心遣いが、応募書類全体の印象をさらに高める効果を持ちます。
きれいに仕上げるための封筒ののり付けのコツ

封筒ののり付けは、ただ貼り合わせるだけでなく、仕上がりの美しさや清潔感まで意識することが大切です。
ここでは、見た目に整った封筒に仕上げるための5つのコツを解説します。どれも簡単に実践できる内容なので、ぜひ参考にしてください。
- 作業前に手や机を清潔にしておく
- 封筒の口の折り目をまっすぐに整える
- のりの量を少なめにする
- のり付け後に重しを置いて平らに仕上げる
- 気温や湿度に応じて乾燥時間を調整する
①作業前に手や机を清潔にしておく
封筒にのり付けをする前には、まず自分の手や作業する机の表面をきれいに整えておきましょう。手や作業台が汚れていると、せっかくの封筒にシミや跡がついてしまい、清潔感が損なわれてしまいます。
下に紙やマットを敷くことで、のりのはみ出しや小さなゴミの付着を防ぐことができ、より整った仕上がりになります。
清潔な環境で作業することが、美しい封筒を仕上げるための第一歩であり、受け取る相手に丁寧な印象を与えるポイントにもなるでしょう。
②封筒の口の折り目をまっすぐに整える
封筒のフラップ部分を折るときには、のり付けの前にしっかりとまっすぐ整えておくことが重要です。
折り目が歪むと、見た目が悪くなるだけでなく、封が浮いたりズレたりしてしっかり閉じなくなる原因にもなりかねません。
軽く指先で折り目をなぞってからのりを塗ることで位置がずれにくくなり、接着面が均一になります。
特に履歴書や応募書類など大切な書類を送る場合は、このひと手間が全体の印象を左右することにつながるでしょう。
③のりの量を少なめにする
のりを多くつけすぎると、封筒が波打ったりシワになったりする原因になり、清潔感やきちんと感が失われてしまいます。
スティックのりやテープのりを使えば、必要な量だけを均一に塗りやすく、手や封筒も汚れにくいでしょう。
液体のりを使う場合は、できるだけ薄く均一に広げることを意識し、端の部分にもしっかり塗ると安心です。
少量でも正しく塗れば十分な接着力を得られるため、無駄に多く塗らないことがきれいな仕上がりへの近道でしょう。
④のり付け後に重しを置いて平らに仕上げる
のり付けが終わったら、軽く指先や定規などで押さえたあとに重しを置くと、平らな状態を保ったまま乾かせます。重しには本やファイルなど、表面が平らで均一な重さのものを選ぶと良いでしょう。
重しを使うことで、封筒全体がしっかり密着し、シワや浮きができにくくなります。わずかな時間の工夫でも、仕上がりが格段に整い、よりプロフェッショナルな印象を相手に与えられるでしょう。
⑤気温や湿度に応じて乾燥時間を調整する
のりの乾燥時間は、気温や湿度によって大きく変わります。冬や湿度が高い環境では、いつもより長めに乾かすことが必要ですし、逆に夏場や乾燥した場所では短時間でも乾く場合があるでしょう。
しっかり乾かさずに扱うと、封筒が開いてしまったり、汚れがついてしまう恐れがあります。
状況に合わせて十分な乾燥時間を確保することで、より確実で美しい仕上がりになり、応募先にも好印象を与えられるでしょう。
のり付けした封筒を再度開ける場合の正しい対応

一度のり付けした封筒を開け直すことは、見た目や信頼感に大きな影響を与えるため、基本的には避けるべき行為です。ただし、やむを得ない事情で開ける必要が出る場合もあるでしょう。
ここでは、その際の正しい対応と注意点を解説します。
- 基本的にのり付けした封筒は開け直すのを避ける
- 間違いや入れ忘れに気づいた場合は新しい封筒を用意する
- やむを得ず再利用する場合は慎重に開封する
①基本的にのり付けした封筒は開け直すのを避ける
のり付けした封筒を無理に開けると、紙が破れたり汚れたりして清潔感や信頼感が大きく損なわれます。封筒が応募者の第一印象につながるため、できるだけ開け直しは控えたほうが無難です。
特に、履歴書や応募書類などの重要な書類を入れている場合は、封をする前に中身をしっかり確認し、記載や同封物に誤りがないか入念にチェックしてから、のり付けを行うことが大切でしょう。
②間違いや入れ忘れに気づいた場合は新しい封筒を用意する
封をしたあとに、書類の入れ忘れや記載ミスに気づいた場合は、既存の封筒を無理に使わず新しいものを準備することが望ましいです。
新しい封筒に改めて書類を入れ直し、宛名や差出人も正確に書き直すことで、相手に不信感を与えるリスクを避けられます。
封筒が新しいだけで全体の清潔感や誠実さが保たれ、安心感を持って受け取ってもらえるでしょう。小さな手間を惜しまないことが、信頼感を高める近道です。
③やむを得ず再利用する場合は慎重に開封する
どうしても再利用しなければならない場合は、封筒を傷めにくい方法を選ぶことが重要です。たとえば、スチームやドライヤーの温風をあててのりを柔らかくすると、比較的きれいに開けやすくなります。
ただし、それでも跡が残ったり形が崩れたりする可能性が高く、完全に元通りにはならないことを理解しておいてください。
相手に悪い印象を与えないためにも、最終的には新しい封筒を使うことが、最も安全で確実な対応といえるでしょう。
封筒ののり付けに関するよくある質問と回答

封筒ののり付けは、少しの工夫や知識で仕上がりや信頼感に大きな差が出ます。
ここでは、就活生が特に気になりやすい疑問を取り上げ、よくある3つの質問に分けて解説しています。どれも実践しやすく、すぐに使える内容です。
- のり付け後に封筒がシワになったときの対処法は?
- のり付け後に封筒がはがれてしまったらどうする?
- 水で濡らすタイプの封筒を使ってもいい?
①のり付け後に封筒がシワになったときの対処法は?
のりを薄く均一に塗り、軽く押さえてから十分に乾かしてください。
封筒がシワになる多くの原因は、のりの量が多すぎることや乾燥が不十分なことです。特に液体のりは水分が多く、紙にしみ込みやすいため波打ちやすくなります。
すでにシワができてしまった場合は、厚紙や布をあててアイロンの低温で軽く押さえると改善することがありますが、完全に元に戻すのは難しいため、最初から塗りすぎに注意することが一番の予防策です。
②のり付け後に封筒がはがれてしまったらどうする?
封筒がはがれる原因には、のりの量不足や接着面の汚れ、乾燥不足などが挙げられます。
はがれてしまった場合は、まずは接着面を軽く拭いて汚れを取り除き、薄くのりを塗り直してしっかり押さえ、十分に乾かしてください。重要な書類を送るときは、新しい封筒に入れ替えるほうが安心です。
整った見た目を保つことは、相手に丁寧な印象を残すことにつながります。
③水で濡らすタイプの封筒を使ってもいい?
水で濡らすタイプの封筒は便利ですが、使うときに注意が必要です。水分を多くつけすぎると紙が弱くなり、破れや波打ちの原因になります。
また、乾くまでに時間がかかるため、急ぎのときには向いていません。少量の水で均一に濡らし、しっかり押さえてから完全に乾かすときれいに仕上がります。
就活で使う場合は、スティックのりやテープのりなど乾きが早いものを選ぶ方法も有効でしょう。
封筒のり付け方のポイント

封筒のり付け方を正しく理解し実践することは、就活で好印象を与えるために欠かせません。まず、封筒の選び方やのりの種類を知ることで、用途や状況に合った準備が可能です。
そして、端まで均一にのりを付け、乾燥まで丁寧に仕上げることで、清潔感や信頼感を高められます。
さらに、提出前のチェックリストや封字の書き方を確認することで、細部まで整った印象を与えられるでしょう。
やむを得ず封筒を開け直す場合や、失敗時の対応も理解しておくことで、トラブルを最小限に抑えられます。
これらのポイントを押さえることで、自信を持って就活書類を送ることができ、相手に丁寧な印象を届けられるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。