車で面接に行くのは基本NG?ダメな理由や許可のお願い方法を紹介
住んでいる地域によっては、公共交通機関が不便なため、車で面接に行けるのか気になりますよね。
とはいえ、車で面接会場に行くことはマナー違反と考えるのが一般常識です。
本記事ではまずなぜ車で面接に行ってはいけない理由を解説し、次にどうしても車で面接に行きたいのであればどうやってお願いしたらいいのか紹介します。
基本的には、できる限り公共交通機関を使い、時間に遅れないように面接会場まで辿り着いてくださいね。
余程の事でない限り車で面接に行くのは基本的にNG
まず大前提として余程の事でない限り車で面接に行くのは基本的にNGです。
車だけでなく、バイクや自転車もよくありません。
駐車スペースの関係上と思われがちですが、そもそも常識的に面接には公共交通機関を利用して行くことになっているからです。
車で面接に行ってはいけない主な理由5選
ここでは、車で面接に行ってはいけない主な理由を5つ解説します。
駐車スペースに問題があれば、近くのパーキングに停めればいいかと思う人もいますが、それも正当な理由にはなりませんので注意してください。
①モラルに反するから
「面接に車で行く=モラルに反している」とされているからです。
企業によっては、社員の車通勤の許可が必要なところがあります。
社員でさえ車通勤の許可が必要なのにもかかわらず、就活中の学生が面接に車で来ることは、社員からしても違和感を感じてしまうでしょう。
そのため、面接前からあまりよい印象を与えない行動は控えた方が無難です。
②事故などのトラブルに巻き込まれるか可能性があるから
車移動中に事故などのトラブルに巻き込まれてしまったら、面接に遅刻する可能性も考えられます。
また渋滞にはまって遅刻する可能性もゼロではありません。
面接会場に余裕をもって到着することで、面接前に気持ちを集中させて臨むことができるでしょう。
時間通りに運行する公共交通機関を利用した方がよいとされる理由はこうした観点があるからです。
③実際の通勤ルートの確認ができなくなるから
遠方から通勤する際にはどのくらいの通勤時間がかかるのか、またはどのくらい交通費を支給しなければならないのか企業は確認しなければなりません。
もしもこのような場合に、実際の通勤ルートを確認せず、どのくらい時間がかかるか分かっていないとなると、質問されたときに困ります。
自宅から会社の最寄り駅までのルートをインターネットで確認することはできますが、工事や天候によっては通勤ルートを変更する必要もあるので面接前、もしくは当日きちんと自分で確認する必要がありますよ。
④マイカー通勤を許可していない企業だから
志望する企業がマイカー通勤を許可していない場合、当然ながら面接に車で行くことは不可能です。
ここで気になるのが、近くのパーキングに停めれば問題ないかと思われますが、面接を受けに来た就活生が車から降りてきたところを志望する会社の社員が見ているかもしれません。
選考の評価をするのは採用担当の面接官だけでなく、志望する会社の社員全員だと思えば、自ら印象が悪くなることは避けるべきでしょう。
⑤駐車スペースに限りがあるから
車で面接に行ってはいけない理由として、駐車スペースには限りがあるからです。
会社の仕事の移動手段として車の使用自体が禁止されているわけではないので、必要があれば車で移動することはよくあることでしょう。
そのため、社用車で外出している間は、専用の駐車スペースが空いているはずですが、少しだけであれば駐車しても大丈夫だろうと自分勝手な行動はしないようにしてくださいね。
場合によっては、違法駐車として警察に通報される可能性もあります。
車で面接に行く許可が下りる場合とは?
ここでは、車で面接に行く許可が下りる場合について解説します。
車での面接が認められるのは、上記の場合のみです。
この2つに該当するのであれば、面接前に許可をもらって指示を仰ぐとよいでしょう。
①企業説明に車(自家用車)利用許可が明記している場合
面接に関する企業説明に車(自家用車)の利用許可が明記されている場合は、車で面接に向かっても大丈夫です。
当日行ってから確認するのでも大丈夫と思いますが、事前にどの駐車スペースに停めればいいのか確認しておくと安心でしょう。
ただし、どんなことがあったとしても時間までに面接会場に間に合うように、余裕をもって出かけるようにしてください。
②田舎で交通の便が悪い場合
田舎のように車移動が当たり前の地域の場合や、交通の便が悪い場合は、事前に車で面接に行く許可をお願いするとよいでしょう。
その際には「〇時間に1本しかバスが通っておらず、できれば御社の面接には車で向かいたいと思っていますがよろしいでしょうか。」と具体的に話をして許可を得るようにしてください。
面接の質疑応答では、就職が決まった後に転居が可能かどうか聞かれるかもしれないので考えておくとよいでしょう。
面接へ車で行く場合に注意する3つのこと
ここまで何度も繰り返し解説してきた内容になりますが、面接へ車で行く場合に注意する3つのことについて改めて説明します。
①企業に事前に許可をお願いする
面接に車で行く前に、志望する企業に電話かメールで許可をとっておきましょう。
以下は、車で面接に行くための許可のお伺いメールの参考例文です。
面接時の移動手段ついて(〇〇大学 〇〇 〇〇) |
〇〇株式会社 採用担当〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇 〇〇と申します。 この度の〇月〇日〇時からの面接ですが、当日貴社に車でお伺いすることは可能でしょうか。 私の住んでいる地域は交通の便が非常に悪く、〇時間に1本しかバスが通っていないからです。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信いただけると幸いです。 ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。 ————————————- 〇〇大学〇〇学科 〇〇 〇〇 携帯電話:〇〇-〇〇-〇〇 e-mail:〇〇〇〇 ————————————- |
当日になってトラブルにならないようにするためだけでなく、きちんと確認をとってからお願いする謙虚な気持ちも伝えられます。
②指定された駐車スペースに置く
車で面接に向かう許可が下りたら、次に指定された駐車スペースを案内されるので指示に従って停めるようにしましょう。
社員用の駐車スペースを利用しても良い場合もあれば、近くのパーキングを利用するように案内がある場合もあります。
その際には自分から、事前に近隣のコインパーキングを確認していることも伝えるようにしてください。
そうすることで、きちんとマナーを理解していることが企業側にも伝わります。
また、必ず面接には企業に伝えた車で行くようにすることも覚えておきましょう。
③時間に余裕を持って出かける
最後に車で行く際には時間に余裕をもって出かけるようにしましょう。
渋滞状況を確認し、安全運転で向かうようにしてください。
自分が面接会場に着いてから、落ち着いて挑めるようにするためにも大事なことです。
車で面接に行くのはできる限り控えよう!
この記事のまとめとして、面接に車で行くのは基本的にNGです。
やむを得ない事情がない限り面接には公共交通機関を利用していくようにしてください。
どうしても車で面接に行くのであれば、事前に採用担当者に許可を取った上で行くようにしましょう。
その際は、理由とルートを説明し、時間に余裕をもって安全運転で向かうようにしてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。