GATBはどんな適性検査?|内容から対策やおすすめ参考書まで解説
適性検査であるGATBは、就活生にとって馴染みがないかもしれません。
この記事では、GATBの検査内容に焦点を当て、対策方法を詳しく解説しています。
さらに、おすすめの参考書も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
GATBとは一般職業適正検査の略
GATB、正式名称「General Aptitude Test Battery(一般的な適性検査のバッテリー)」は、厚生労働省が主催する検査です。
この検査では、さまざまな職業分野で必要な9つの主要な適性能力を測定・数値化します。求職者は自分に適した職業を見つけるための手助けになることがGATBの目的です。
多くの人が、自分にぴったりの仕事を見つけることに悩んでいるなかで、GATBが役立つのです。
GATBには2種類の検査がある|紙筆検査・器具検査
GATBは、紙筆検査と器具検査の2つ検査から成り立っておr、それぞれが異なる目的と特徴を持っています。以下では、これら2つの検査内容について詳しく解説します。
- 紙筆検査
- 器具検査
①紙筆検査
紙筆検査は、受検者の知識や能力を評価する検査です。
具体的には、算数、言語、空間認識などの項目が含まれており、求職者の基本的な学力や思考力を測定することが目的です。
例えば、算数の問題では基本的な計算能力や論理的思考力を、言語の問題では文章の理解力や語彙力を、空間認識の問題では物の形や位置関係を正確に捉える能力を評価します。
紙筆検査の項目は、多くの職種で必要とされる基本的なスキルの測定をするため、非常に重要です。
②器具検査
器具検査は、受検者の手先の器用さや動作の正確さを評価する検査です。
具体的には、ビーズを使った作業や細かい部品の組み立てなどのタスクが行われます。
ビーズを使った作業では、色や形を正確に識別し、指定された順番でビーズを繋げる能力が評価されます。細かい部品の組み立てでは、部品の取り扱いや組み立ての正確さをチェックするのです。
器具検査のタスクは、製造業や工業系の職種での作業能力を評価するため、非常に重要になります。
GATBは比較的簡単に対策できる
GATBは、特別な学習や準備を必要としない、一般的な能力を評価する試験です。
対策が必要ないというのは、日常の経験や学校での基礎教育が問題ベースになっているためです。言葉の理解力や計算力、空間認識力など、基本的なスキルが試されます。
それでも、過去の試験内容を把握することは大切です。過去問に取り組むことで、試験のパターンや範囲、そして難易度を理解することができますし、自身の強みや改善点を発見する手助けにもなります。
GATB対策におすすめの参考書3選
最後に、GATB対策に役立つおすすめの本を3冊紹介します。以下の参考書を参考にして、試験対策をしっかりと行いましょう。
- 就職試験によく出る 適性・適職問題
- 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
- 事務職・一般職SPI3の完全対策
①就職試験によく出る適性・適職問題
GATBにおいて頻出する適性・適職問題を専門に解説した書籍です。
問題内容や解答のポイント、解説が細かく記載されており、初心者でも理解しやすい内容となっています。また、実際の試験で出題される可能性が高い問題を多数含んでいるため、効率的な対策ができます。
②史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
多くの企業が採用選考で利用するSPI試験に特化した問題集です。
過去の出題傾向や頻出問題を網羅し、テストセンターで出るような実戦的な問題も含まれています。試験対策には必須の1冊です。
③事務職・一般職SPI3の完全対策
この本は、事務職や一般職を目指す人向けにSPI3試験の対策を解説しています。
SPI3は、事務職や一般職の採用選考でよく利用される試験で、この本はその対策を徹底的にできる内容です。
具体的な問題内容や解答のポイント、試験の攻略法まで詳しく解説されており、安心して試験に臨むことができるでしょう。
GATBは過去問を確認して落ち着いて解けば大丈夫!
GATBの対策は比較的簡単なので、過去問を確認しておけば、慌てることなく落ち着いて取り組むことができるでしょう。
GATBを受けて、自分の職業適性を確認してみましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。