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自己PRの例文18選|就活で採用担当者に響く書き方とコツを徹底解説

就職活動において、自己PRの書き方で悩む方は多いのではないでしょうか。

しかし、いくつかのポイントを押さえることで、自己PRを効果的に伝えられます。

この記事では、自己PRを作成する際のコツや具体的な例文を18選紹介します。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

自己PRの重要性と目的

自己PRの重要性と目的

就職活動において、自己PRはエントリーシートや面接で必ずと言っていいほど求められる項目です。

ここでは、自己PRの重要性とその目的を解説し、採用担当者に響く自己PRの作り方を紹介します。

  1. 企業が自己PRを求める理由を知ろう
  2. 自己PRの目的を明確にしよう

①企業が自己PRを求める理由を知ろう

企業が自己PRを求める理由は、応募者のスキルや適性、人柄を把握したいからです。

スキルや経験はもちろん重要ですが、それ以上に企業は「この人が自社でどう貢献できるか」を見極めたいと考えています。

例えば、コミュニケーション能力が優れている人であれば、チームの中でどう連携を図り、プロジェクトを成功に導くかが重要なポイントです。

②自己PRの目的を明確にしよう

自己PRの目的は、自分自身を企業にとって「採用したい人材」として伝えることです。

そのためには、ただ漠然と自分の強みを述べるだけでなく、企業の求める人物像や業務内容と関連付けることが大切です。

また、自己PRは自分のキャリアビジョンとも繋げて考えるべきでしょう。

たとえば「将来的には〇〇の分野で専門性を高め、チームの中心として活躍したい」等、自己成長を求める姿勢も同時に伝えられると、より説得力が増します。

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自己PRを書くための基本ステップ

【職種別】自己PRの例文集

自己PRを書くためには、自分の強みやスキルをしっかりと理解し、それをどう企業にアピールするかを考える必要があります。

ここでは、自己PRを作成する際の具体的な手順を解説し、採用担当者に響く自己PRの書き方を紹介します。

  1. 自己分析を行う
  2. 強みを見つけるための方法
  3. 強みを裏付ける具体的なエピソードを選ぶ
  4. エピソードを数字で補強する
  5. 志望企業での活かし方を述べる

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ステップ1: 自己分析を行う

まず自己PRを作成するためには、徹底した自己分析が重要です。

自己分析は、自分の過去の経験やスキルを振り返り、どんな価値を提供できるかを明確にする作業を指します。

このプロセスを通じて、自分が何に強みを持ち、どんなシチュエーションでその強みが発揮されたのかを理解でるでしょう。

なお、自己分析の手法としては、過去の成功体験や失敗体験を振り返る「自分史」や、モチベーションの源泉を探る「モチベーショングラフ」等が有効です。

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ステップ2: 強みを見つけるための方法

自己分析を終えたら、次に自分の強みを具体的に見つける作業に入ります。

強みを見つける方法としては、友人や家族、同僚からのフィードバックを受けることが効果的です。

また、過去の成果や評価を振り返り、どんな場面で成果を上げたかの分析にも役立ちます。

さらに、自己診断ツールや適性検査を使って、自分の性格や適性を客観的に把握するのも良い方法です。

ステップ3: 強みを裏付ける具体的なエピソードを選ぶ

見つけた強みをさらに説得力のあるものにするためには、それを裏付ける具体的なエピソードが必要です。

エピソードは、実際に自分がその強みを発揮した場面を選び、状況、行動、結果(SAR)に基づいて詳細に記述します。

例えば、「リーダーシップがある」とアピールするのであれば、どんなプロジェクトでどんな役割を果たし、結果的にどんな成果を上げたのかを具体的に述べることが重要です。

ステップ4: エピソードを数字で補強する

エピソードに説得力を持たせるためには、数字を使って具体的な説明が効果的です。

数字や具体的なデータは、採用担当者にとって客観的で分かりやすい情報です。

「売上を20%向上させた」「5人のチームを率いてプロジェクトを成功させた」等、定量的なデータを盛り込むことで、あなたの強みがより際立つでしょう。

ステップ5: 志望企業での活かし方を述べる

最後に、見つけた強みを志望企業でどう活かせるかを具体的に述べることが重要です。

企業の求める人物像や業界の課題、会社のビジョンに基づいて、自分の強みがどう役立つかを考えましょう。

例えば、「貴社の新製品開発プロジェクトにおいて、私のリーダーシップと問題解決能力を発揮し、効率的なチーム運営に貢献したい」等の具体的な展望を示すことが大切です。

【強み別】自己PRの例文集

自己PRで強みを効果的に伝えることは、採用担当者に良い印象を与えるための重要なポイントです。

しかし、どんな強みを選び、どうエピソードを組み立てればよいか迷う方も多いでしょう。ここでは、さまざまな強み別に具体的な自己PR例文を合計12個紹介します。

  1. 主体性をアピールできる自己PR例文
  2. チャレンジ精神をアピールできる自己PR例文
  3. リーダーシップをアピールできる自己PR例文
  4. 協調性をアピールできる自己PR例文
  5. 忍耐力をアピールできる自己PR例文
  6. 行動力をアピールできる自己PR例文

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、12の例文を本気で添削!自分の強みをどうアピールしたらいいか気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①主体性をアピールできる自己PR例文

主体性を持って仕事に取り組む姿勢は、多くの企業で求められる重要な資質です。

特に、自分主導でプロジェクトを進めたり、新規事業の提案から実行までをリードした経験は大きなアピールポイントになるでしょう。

1.自己主導でプロジェクトを推進した経験

ここでは、自ら主導して課題を解決した経験をアピールする自己PRを紹介しています。

抽象的な表現は避け、どのような課題をどのような工夫で乗り越えたかを具体的に示すことが重要です。

主体性の自己PR
【結論】
私は、自ら考えて行動し、チームを巻き込みながら目標達成に導く力があります。
添削コメント|この一文は簡潔かつ明確に「自己主導力」と「巻き込み力」を伝えており、第一印象として好まれやすい構成になっています。採用担当者にとっても、冒頭で強みが明確になる点は高評価につながります。
【エピソード】
私は、大学のゼミ活動で地域の観光資源を活用したイベント企画に参加しました。企画の方向性が定まらず停滞していた際、私が中心となってプロジェクトを再構築しました。チーム内で議論がまとまらず、計画が進まない状況だったため、自分から状況整理と改善提案を行い、全体の流れを再設計しました。
添削コメント|元の表現では「中心となって再構築」という抽象表現に留まっており、読者がどんなアクションを取ったのかをイメージしづらい印象でした。改善後は、行動の主導性や課題への向き合い方が伝わりやすいです。
【エピソード詳細】
まず、地域住民や観光課へのヒアリングを提案し、ニーズの洗い出しを実施。その上で、「地域の特産品を使ったワークショップ」を主軸にプランを立て直しました。さらに、進捗管理表を作成し、週1回のミーティングでメンバーと共有しながら全体を牽引しました。その結果、地域の声を反映した「地元特産品の魅力体験ワークショップ」を軸に内容を再構成しました。また、全体の進行を可視化するためにガントチャートを作成し、週1回の進捗会議で役割と進行状況を全体で共有する体制を整えました。
添削コメント|元の文はエピソードが並列的で行動の中身が見えにくく、読み手に強みの再現性が伝わりにくい内容でした。改善後は5W1Hを意識し、「何をどうやって進めたか」を具体化しました。
【成果】
結果的に約150名を集客するイベントとなり、地元紙でも取り上げられるなど、企画は大きな反響を呼びました。広報活動の工夫もあり、多くの来場者から「地域の魅力を再発見できた」との感想をいただきました。担当教員からも「課題解決力と統率力がある」と高く評価されました。
添削コメント|「地元紙で紹介された」という成果ではなく、改善後は「来場者の反応」と「広報の工夫」に言及することで、結果が本人の行動に直結していることが明確になり、実績の具体性が増しました。
【入社後】
入社後も、主体的に課題を見つけ、周囲を巻き込みながら行動する姿勢を活かして、チーム全体に貢献していきたいと考えています。自分から働きかけてチーム内の行動を促進する力を活かし、円滑なプロジェクト推進に貢献したいと考えています。
添削コメント|「周囲を巻き込みながら行動する姿勢」をさらにかみ砕き、「働きかけて行動を促進」という具体的な貢献イメージに言い換え、企業での再現性が伝わりやすい締めに調整しました。

【NGポイント】
「どう自己主導したか」が明確に伝わらない箇所が複数存在していました。また、成果や入社後の記述とエピソードとのつながりが薄く見えています。

【添削内容】
再構成・進行管理などの働きかけを読み手が想像できるよう修正しました。成果については客観性を補い、入社後の展望もエピソードと連動させています。

【どう変わった?】
強みとしての「自己主導力」が行動の一つ一つから伝わる構成となり、企業側も「この人なら実際の現場で動けるだろう」と想像しやすくなりました。

【今回の自己PRのコツ】
・行動の背景を伝える
・成果に行動の因果を加える
・入社後に強みを結びつける

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2.新規事業の提案と実行をリードした経験

ここでは、これまでに新規事業を提案して実行に移した経験を自己PRとして紹介します。

提案をいかに現実的な実現へと移していったか、その過程を端的にわかりやすく説明しましょう。

新規事業実行の自己PR
【結論】
私は、課題を見つけて改善策を提案し、周囲を巻き込んで行動に移す力があります自ら動き、組織を動かすことで課題を解決へ導く行動力と推進力があります
添削コメント|「周囲を巻き込んで行動に移す力」は抽象的で伝わりづらく、面接官の印象に残りません。「行動力」「推進力」など評価されやすいキーワードに言い換え、なおかつ“新規事業をリードした”文脈に合う表現にしています。
【エピソード】
所属している大学のゼミ活動で、学内イベントの集客数が年々減少していることに課題を感じました。
添削コメント|ここでは「課題発見力」と「視点の広さ」が自然に伝わっており、スムーズに読み手をエピソードの中へ誘導できています。
【エピソード詳細】
そこで、私はSNSを活用した広報活動の強化を提案し、メンバーに役割を分担しました。事前アンケートで学生の興味関心を調査し、それをもとに発信内容を見直すなど、計画的に施策を進行広報内容の見直しに向けて、Webアンケートを作成・配布し、集計データをもとに投稿テーマを再構成しましたメンバーの意見も取り入れながら、全体の動きをまとめる役割を担いましたチーム全体の動きを管理するために進行管理表を作成し、週次でミーティングを開いて役割の進捗を確認しました
添削コメント|この項目は、具体性と行動の流れが不明確でした。特に「発信内容を見直す」「まとめる役割」といった抽象表現を、5W1Hに基づき数値や手段のある文に書き換えました。
【成果】
その結果、イベントの来場者数は前年の1.8倍に増加し、学内でも成功事例として取り上げられました翌年度の広報担当にも取り組み内容が引き継がれるなど、継続性のある成果となりましたチームで目標を達成する喜びを得られた経験でした自分の提案が形となり成果に結びついたことで、改善提案の実践に自信を持つきっかけとなりました
添削コメント|「どのように成功事例として取り上げられたのか」「どう喜びを感じたのか」を補うために、「翌年度への引継ぎ」や「改善提案の手応え」といった客観的に分かりやすい表現に置き換えました。
【入社後】
入社後はこの経験を活かし、業務上の課題に対して主体的に改善提案を行いながら周囲と連携して成果を出せる社員を目指しますチームの意見を取りまとめながら、現場のニーズに即した提案と推進を担える人材を目指します
添削コメント|「周囲と連携して成果を出す」は多くの就活生が使用するテンプレート的な表現です。実行主体としての自分の役割と、どのようなスタンスで企業に貢献したいかをより明確にすることで、説得力が増します。

【NGポイント】
どのような強みを持つ人物かが明確に伝わらない構成になっています。特に「周囲を巻き込む」や「喜びを得た経験」といった表現は曖昧さの原因です。

【添削内容】
抽象表現を具体的な行動・数値・成果に置き換えることで、読み手が「どんな人物か」「ビジネスでもどう再現できそうか」を明確に想像できる内容へと修正しました。

【どう変わった?】
提案から実行までを主導できる行動力・実務能力の高さが明確に伝わるようになりました。企業側も実際の業務との結びつきをイメージしやすいです。

【今回の自己PRのコツ】
・課程を簡潔に伝える
・成果は数値や事実で示す
・入社後の活躍を明確に描く

②チャレンジ精神をアピールできる自己PR例文

チャレンジ精神は、変化の多いビジネス環境で活躍するための重要な要素です。

未経験の分野に果敢に挑戦した経験や高い目標を設定して達成したエピソードは、面接での自己PRにおいて大きな武器です。

1.未経験の分野への挑戦で成功を収めた経験

ここでは、未経験分野への挑戦をテーマにした自己PRを紹介しています。

新しい環境に対応する姿勢や行動力を5W1Hに基づいて具体的に書くよう意識しましょう。

未経験からの挑戦の自己PR
【結論】
私は、未経験の分野にも前向きに挑戦し、努力を重ねて成果を出す力があります成果につながるまで主体的に学び続ける粘り強さがあります
添削コメント|「努力を重ねて成果を出す」をさらに具体化し、自己PRとして伝えたい「未経験領域への挑戦」というテーマに即して主体的に学んで結果につなげる粘り強さを示す文に変更しました。
【エピソード】
大学2年時、所属するゼミで動画制作を担当することになりましたが、私はそれまで動画編集の経験がまったくありませんでしたなく、最初は何から手を付けて良いか分からない状態でした。
添削コメント|「まったくありませんでした」だけでは未経験である事実を示すに留まり、具体的にどんな困難があったのかを追加しました。
【エピソード詳細】
不安を感じながらも、まずは基本的な編集ソフトの使い方を独学で学び、編集経験のある友人に相談しながら、地道にスキルを高めました。限られた期間の中で複数の修正依頼にも丁寧に対応しチームからのフィードバックを反映しながら、納得いく作品に仕上げることができました。
添削コメント|「修正依頼に丁寧に対応」という受動的表現を「フィードバックを反映」と言い換えることで、自発的に改善を重ねた行動が際立ちます。協働性と実行力が評価されやすい構成になります。
【成果】
結果的に、完成した動画は学内プレゼンで高評価を受け、「分かりやすく印象に残る内容だった」と教員や学生から好評を得ました。この経験を通じて、未知の領域でも自ら学び続ける姿勢が身についたと実感しています。状況に応じて自ら学び、成果を出せる力が自分の強みだと自覚しました。
添削コメント|「姿勢が身についた」という表現を変え、行動の再現性と企業での成長可能性を具体的に示せています。強みが単なる感想でなく「発揮された具体的な能力」であることが伝わるようになります。
【入社後】
入社後も、業務で必要な知識やスキルを一つひとつ吸収し、未経験の業務でも臆せず挑戦しながら初めての業務にも前向きに取り組み、着実に成果を上げられる人材を目指します。
添削コメント|「臆せず挑戦」という表現はやや抽象的かつ精神論的に見えるため、より肯定的かつ再現性をイメージできる言い換え(前向きに取り組む)に修正しました。

【NGポイント】
「努力」「姿勢」といった言葉に具体性が欠けていたため、どのように未経験を乗り越えたのか、どのような工夫をしたのかが不明瞭でした。

【添削内容】
ただチャレンジするだけでなく、「主体的」をキーワードに文章表現を変更・追記することで、企業が評価しやすい再現性の高い内容に整えています。

【どう変わった?】
「未経験でも前向きに行動して成果を出す人材」であることが、エピソード全体を通じて具体的に伝わる内容に変わりました。

【今回の自己PRのコツ】
・抽象的な強み表現を避ける
・行動の手段や工夫を明記する
・成長実感を成果に結び付ける

2.高い目標を設定し達成した経験

ここでは、高い目標に向けて努力をし達成した経験を自己PRにしている文章を紹介しています。

高い目標を達成するための課程を具体的にかつ簡潔に伝え、仕事にどう活かしていくかを意識しましょう。

目標へ努力した自己PR
【結論】
私の強みは、高い目標に対して自ら計画を立て、粘り強く成果を出す「目標達成力」です
添削コメント|冒頭で自身の強みを端的かつ具体的に表現できており、読み手に明確な印象を与えます。結論先出しの構成はエントリーシートや面接でも有効で、アピール力が高い形式です。
【エピソード】
大学時代、学業とアルバイトを両立しながら、TOEICで800点を取得することを目標に掲げました。当時のスコアは600点台で、独学では限界を感じていました。当時は600点台で伸び悩んでいましたが、課題を見極め、効果的な学習方法が必要だと感じました
添削コメント|否定的・受け身な「限界を感じていた」という表現を避け、主体的に行動に移した点を強調することで、「課題に直面した際の思考と行動」が伝わる内容に変更しています。
【エピソード詳細】
そこで、1年間の学習計画を自分で立て、週に4回は英語の学習時間を確保し、シャドーイングや単語帳の活用など方法も工夫しました。シャドーイングは毎日15分行い、単語帳はアプリを使って1日100語のペースで取り組むなど、明確なルールを設定しましたまた、成果を数値で可視化するため、毎月模試を受験し、進捗を確認しました。
添削コメント|「方法も工夫」という表現はどのように工夫したのかが伝わりにくいです。読者が取り組みの具体性をイメージできるように、数値や頻度を盛り込んだ描写にすると説得力が大きく増します。
【成果】
その結果、半年後には700点を超え、最終的に目標としていた800点を達成しました。この経験から、目標達成には「計画力」と「継続力」が不可欠であることを学びました。この結果を通じて、自ら計画を立ててやり抜く力に自信を持つようになりました。
添削コメント|「学び」では企業の評価につながりにくいため、自己理解や成長実感につなげる表現が有効です。「自信を持った」という言い換えで行動→成果→自己認識の流れを明確にしました。
【入社後】
入社後も、目標達成に向けて自ら行動し、状況に応じた戦略を立てて取り組む姿勢を大切にし、その目標に対して必要な手順を逆算して行動に落とし込みながら、着実に成果を出してチームに貢献できる人材を目指します。
添削コメント|抽象的な「戦略を立てて〜」を削り、より業務での実行が想像しやすい表現に置き換えました。企業が知りたいのは「この人が実際にどう行動するか」であり、再現性ある行動指針が重要です。

【NGポイント】
エピソードの中で、「限界を感じた」「方法も工夫した」など曖昧な表現が多く、説得力を損ねていた点も問題でした。また、企業視点での再現性が感じにくい構成だった点も課題です。

【添削内容】
主に、強みに結びつく行動の明確化を行いました。「限界を感じた」という受動的な語を主体的な思考に変え、「工夫した」部分には具体的な取り組みを挿入しています。

【どう変わった?】
企業視点でも「計画的に考え、行動し、結果を出せる人物像」が明確に浮かぶ内容に変化しました。

【今回の自己PRのコツ】
強みは具体的な言葉で示す
・成果は数字で裏づける
・成果から成長に結びつける

③リーダーシップをアピールできる自己PR例文

リーダーシップを発揮することは、チームでの働き方やプロジェクトの成功に大きく影響します。

以下の例文では、チームを効果的に導いた経験や、部下を育成してプロジェクトを成功に導いたエピソードを紹介します。

1.チームを効果的に導いた経験

今回の例文では、チームをまとめる力という強みをテーマにしています。

自己PRでは自分の強みを、5W1Hを意識して具体的に伝え、企業がイメージできる行動に落とし込みましょう。

リーダーシップの自己PR
【結論】
私は、周囲を巻き込みながらチームを導く力があります課題や意見の対立がある状況でも、目的を整理して周囲を巻き込み、チームの方向性をまとめる力があります
添削コメント|「周囲を巻き込んで導く」などの表現は汎用的で読み手の印象に残りづらく、行動の中身が見えません。ゼミでの経験を想起させるように、「課題整理」や「意見の対立」という言葉を入れることで、これから展開する内容との一貫性も高めています。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、研究発表に向けたグループワークのリーダーを担当した際、チーム内の意見がまとまらず進行が停滞したことがありました意見が分かれて方向性が決まらない状態が3日ほど続きました
添削コメント|「進行が停滞した」という表現は曖昧で、どの程度深刻だったのかが読み手に伝わりません。実際に「3日ほど進まなかった」という時間的な情報を加えることで、課題の深刻さが可視化され、リーダーとして行動する必要性が強調されます。
【エピソード詳細】
メンバーそれぞれの主張が強く、議論が平行線をたどる中で、私は一人ひとりの意見を丁寧に聞き直し、「共通する目的は何か」を改めて確認しました個別に意見を聞き取り、発表の目的が「○○の提案」であることを全員に再確認しました。そして全員の意見を可視化して整理することで、建設的な話し合いへと流れを変えることができましたホワイトボードに意見を分類し、共通点と相違点を見える化することで、合意形成に向けた議論を進めました
添削コメント|元の文章では「丁寧に聞いた」「可視化した」と抽象的な表現が続き、何をどう行動したかが伝わりにくいため、「ホワイトボード」「意見の分類」といった手法を明示し、5W1Hを意識した表現に改善しました。
【成果】
最終的には、発表内容の方針が明確になり、全員が納得して役割分担できたことで、学内発表会ではゼミ内で最も高い評価を得ることができましたゼミ内発表会で「発表の構成と意図が明確」と教員から評価され、最優秀発表として表彰されました
添削コメント|「最も高い評価」という表現は主観的で、どの程度すごいのか読み手に伝わりません。「教員からの具体的なコメント」と「最優秀発表に選ばれた」という事実を明示することで、成果が客観的に理解できるようになりました。
【入社後】
入社後も、立場や考え方の異なる人と協力しながら、目標達成に向けてチームを適切に導く力を活かしていきたいです部門や立場を超えて多様な人と協力する中でも、全体の目的を見失わず、意見をまとめながら組織を前進させる役割を担いたいです
添削コメント|入社後の展望がやや抽象的で、再現性のある職場イメージに乏しかったため、実務で発揮される場面を連想させる表現に変更しました。具体的な職場シーン(部門横断など)を入れることで、企業側にも「自社で活かせる力だ」とイメージしてもらいやすくなります。

【NGポイント】
成果や行動の描写が具体性に欠け、読み手である企業側にとって再現イメージが持ちにくく、働く様子が思い浮かびません。

【添削内容】
結論やエピソードに含まれる抽象表現を具体的な言葉に置き換え、行動や成果に関しては5W1Hを踏まえた記述へ変更しました。

【どう変わった?】
強みが発揮された場面が明確になり、企業側が実際の職場で再現できる能力として受け取りやすくなりました。即戦力としての印象が高まっています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みとエピソードとの関連性を意識する
・成果は客観性のある事実で裏付ける
・入社後の活用場面も具体的に描写

2.部下を育成しプロジェクトの成功に導いた経験

今回はリーダー経験に焦点を当てながらも後輩や部下の育成を通して成果を生む強みをアピールしています。

就活における自己PRでは、「何をしたか」だけでなく「どう変わったか」まで丁寧に描くことが効果的です。

部下や後輩の成長の自己PR
【結論】
私は、相手の成長に寄り添いながら成果を引き出す力があります。
添削コメント|この文章は、自分の強みと性格を明確に示せています。簡潔で具体的な文章であるため、採用担当者側に印象に残り、非常に効果的と言えます。
【エピソード】
大学のゼミで地域活性化を目的とした企画のリーダーを任された際、プロジェクト初心者の後輩メンバーとの連携が課題となりました。プロジェクト経験の浅い後輩メンバーが、業務内容の意図をうまく理解できず、作業が停滞することが課題となりました。
添削コメント|「連携が課題」という表現を、後輩のどのような状態が問題だったのか(理解力・実行力)という視点で明確化し、課題に直面した場面がよりリアルに伝わるよう修正しました。
【エピソード詳細】
後輩が自信を持てず発言が減っていたため、私は週1回の面談を提案し、業務の進め方を一緒に見直しました。また、進行役として意見を引き出す場面を意識的に設け、発言しやすい環境づくりに努めました。さらに、打ち合わせでは後輩の意見を必ず最初に聞く場を設けたり、事前に質問項目を共有したりすることで、準備しやすく発言しやすい環境を整えました。
添削コメント|「意見を引き出す場面を設けた」は抽象的な表現で、どんな工夫をしたのかが不明確でした。今回は「いつ・どうやって・なぜ発言を促したのか」を明確にし、行動内容の具体性と説得力を高めました。
【成果】
その結果、後輩からも積極的な提案が生まれ、企画は地域団体からの後援も得られるまでに成長しました。チームとしての達成感を全員で分かち合えたことが一番の成果です。後輩が自ら新しいイベントを企画し、地域団体との交渉まで主体的に行うようになり、最終的にプロジェクトは地域団体の後援を受けて実現し、大きな達成感を得ることができました。
添削コメント|「積極的な提案」「達成感が成果」など、抽象的で主観的な表現を削り、後輩の行動変化と地域団体の後援という客観的成果に焦点を絞ることで「育成」と「プロジェクト成功」の両軸を明確にしました。
【入社後】
貴社でも、相手の特性に応じて働きかけ個々の特性を見極めた上で主体性を引き出す関わり方を実践し、チームの力を最大限に引き出せる人材として貢献したいと考えています。
添削コメント|「特性に応じて働きかける」でも意欲は伝わりますが、「主体性を引き出す関わり方」とすることで、より実務に活かせるスキルとしての印象を高めました。

【NGポイント】
課題の記述が抽象的であったこと、行動内容がイメージしづらかったこと、成果が主観的すぎたことが問題でした。

【添削内容】
曖昧な課題説明を「作業が停滞した原因」へと具体化し、行動内容には「打ち合わせの仕組み化」など詳細な描写を追加しました。

【どう変わった?】
課題・行動・成果のつながりが明確になったことで、自己PR全体が一貫性を持ち、読み手に伝わりやすい内容へと改善されました。

【今回の自己PRのコツ】
・抽象的な言葉を避ける
・焦点を絞って成果を示す
・入社後の活用を明確に描く

④協調性をアピールできる自己PR例文

協調性は、チームワークを重視する企業において不可欠なスキルです。

意見の異なるメンバーとの調整を行いながら目標を達成した経験や、異なる価値観を持つメンバーと協力して成功を収めたエピソードを紹介します。

1.グループ内での意見調整を成功させた経験

協調性は、企業において不可欠なスキルです。ここでは協調性をアピールする自己PRを紹介しています。

意見の異なるメンバーとの調整や、異なる価値観を持つメンバーと協力した課程を具体的に伝えましょう

協調性をアピールしている自己PR
【結論】
私は、異なる意見をまとめる調整力に自信があります。立場の異なるメンバー間でも共通点を見つけ、話し合いを促すことができます。相手の主張を整理し、目的を明確にしたうえで、双方が納得できる解決策を導き出すことを得意としています。
添削コメント|「促す」や「共通点を見つける」ではやや抽象的です。何をしてどう調整するのかという具体的な行動を補足することで、企業の採用担当に強みが伝わりやすくなります。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、文化祭に出展する内容を話し合う際、プレゼン発表とワークショップ実施の2案に意見が割れ、議論が難航しました。「ゼミ内容の発信を重視したい派」と「来場者の体験を重視したい派」に分かれ、意見が平行線をたどっていました
添削コメント|対立構造の説明がぼやけていたため、両者の立場と目的の違いを明示しました。調整力をアピールするうえで、どのような対立を解決したのかは非常に重要です。背景が明確であればあるほど、対応力の価値も際立ちます。
【エピソード詳細】
そこで私は、両者の意見を丁寧にヒアリングし、それぞれの目的や期待している成果を整理しました。両者の主張と目的を書き出し、双方の強みを組み合わせた構成としてプレゼン発表であればゼミ内容の可視化、ワークショップなら来場者参加型の価値があることを全体に共有したうえで、「前半にプレゼン、後半にワークショップ」という構成案を提案しました。結果、全員が納得し、当日は来場者の満足度も高く、ゼミ紹介としても成功を収めました。アンケートでは「発表も体験もあって楽しかった」という好意的なコメントが多く、ゼミ紹介の目的を十分果たせました。
添削コメント|行動内容がより具体的になるよう、「提案の工夫」「反応の客観的な表現」を強化しました。5W1Hに基づいて、何をどうしたかが伝わるようにすることで、実行力や主体性を評価してもらいやすくなります。
【成果】
この経験を通じて、相手の立場や目的をくみ取り、対立を対話へと導く力が身についたと感じています。表面的な対立ではなく、本質的な目的に目を向けることが調整の鍵であると学びました。意見の背景にある目的を共有し、全体の成果に結びつける視点が重要であると学びました。
添削コメント|成果部分は概ね良好でしたが、「本質的な目的に目を向ける」はやや抽象的でした。目的の共有と全体最適への視点といったキーワードに置き換えることで、グループ内調整力としての学びがより具体的に伝わります。
【入社後】
入社後も、チーム内での意見の違いを前向きな成果に変換できるよう、円滑な協働を推進していきたいと考えています。それぞれの立場を理解しながら、最適な落としどころを見つけ出し、意見をまとめていく存在を目指します。
添削コメント|「円滑な協働を推進」とは具体的にどうするのかがイメージしづらくなっていました。入社後のビジョンを過去の経験とつなげた表現にすることで、「自社で活躍できそう」とイメージしやすくしています。

【NGポイント】
全体として、抽象的な表現が多く、調整力という強みの具体性に欠けていました。入社後の活かし方も一般的で自己PRとしての説得力が弱まっていました。

【添削内容】
調整場面での具体的な立場の違いや行動内容を明示し、「どのように合意形成を行ったか」を中心に構成を改善しました。

【どう変わった?】
調整力が、「対立を把握し、目的を整理して、全体にとって最適な案を導いた」という具体的行動として描かれ、実践的な能力として伝わっています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを分かりやすく説明する
・成果はより強みとの関連が分かるよう表現する
・過去の経験を入社後のビジョンに繋げる

2.異なる価値観を持つメンバーと協力して目標を達成した経験

ここでは、価値観や意見の違いを話し合いを経ながら、解決へと導いた経験を紹介しています。

どのような課題があったのか、それにどう向き合ったのかを具体的に示すことが重要です。

メンバーと協力した自己PR
【結論】
私は、異なる価値観を持つ人と協力し、チームとして成果を出すことが得意です。相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も伝えるバランスを大切にしています。特に、意見の異なる相手にも冷静に向き合い、双方の意見をすり合わせながら議論を建設的に進める力に自信があります
添削コメント|「相手の意見を尊重~」ではチームで成果を出す力の裏付けにはなりづらい表現でした。改善文では、「すり合わせ」や「建設的に進める力」といった行動を想起させる語句を用い、協働力をより具体的に伝えました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、異なる学部の学生と合同で地域課題をテーマにした提案型プレゼンを行う機会がありました。最初は意見の食い違いも多く、話し合いが前に進まない状況でした意見の方向性がバラバラで、全員が自分の正しさを主張してしまい、議論が停滞する場面もありました。
添削コメント|後半の表現では背景が伝わりづらかったため、「自分の正しさを主張」といった対立の具体的な状況を補足する形で修正。読者が状況をリアルに想像でき、なぜ協調力が求められたかが明確になりました。
【エピソード詳細】
あるとき、全員が意見を出すだけでなく目的を共有する仕組みを私から提案しました。私は、意見のすれ違いを防ぐため、各自の発言意図や目的を明記する「目的共有シート」を作成し、全員に活用を促しました。また、意見がぶつかったときは「共通項」を探す姿勢を大切にし、互いの立場を理解し合うことに努めました。結果的に、全員が納得できる形で企画をまとめることができました。その結果、全員の意見を取り入れつつ、企画の方向性を明確に定めることができ、プレゼンに向けて一体感を持って取り組む体制を整えることができました。
添削コメント|「仕組みを提案した」だけでは何をしたかが伝わらないため、「目的共有シート」という具体行動を明示。さらに、「方向性の明確化」や「一体感の醸成」といった結果としての状態変化に言い換えることで、強みの成果がより伝わるようになりました。
【成果】
そのプレゼンは、地域の自治体から高く評価され、実際に一部施策が採用されるという成果にもつながりました。提案した商店街の活性化案が評価され、地域のイベント開催に結びつきました。多様な価値観を一つにまとめる力が、形となって評価された経験でした。
添削コメント|「一部施策が採用」という表現は成果をぼかしているように見えるため、何が評価されたのか、どう実現したのかを明記することで、評価の裏づけを明確にし、実績の信ぴょう性も高めました。
【入社後】
入社後も、社内外の信頼関係構築に貢献していきたいと考えています。多様な意見をまとめながら議論を前に進める力を活かし、チーム全体の目標達成を後押しする存在として、組織の成果に貢献したいと考えています。
添削コメント|「目標達成を後押し」「組織の成果に貢献」といったビジネスでの成果を意識した表現を挿入することで、入社後の活躍がよりイメージしやすくなりました。

【NGポイント】
「意見を尊重する」「納得できる形」といった表現は、行動や成果の具体性に欠けていたため、評価者に印象づけるには弱かったでしょう。

【添削内容】
全体的に説明不足な箇所を補うため、「目的共有シートの作成」や「商店街活性化案の実現」など、行動や成果を具体的な内容に言い換えました。

【どう変わった?】
どのような場面で、どのような行動を取り、どう結果につながったのかが一本の流れとして伝わる文章に変化しました。

【今回の自己PRのコツ】
・行動を明確に伝える
・成果はぼかさず事例で示す
・ビジネスでの貢献をアピールする

⑤忍耐力をアピールできる自己PR例文

忍耐力は、長期的な目標を達成するために必要な資質です。

長期的なプロジェクトで成果を上げた経験や、困難な状況で粘り強く対応して問題を解決したエピソードを紹介します。

1.長期的なプロジェクトで成果を上げた経験

ここでは、長期的なプロジェクトへの尽力する姿勢から、忍耐力をアピールする自己PRを紹介します。

困難に直面した場面や、自分が工夫した行動を具体的に描写することで、強みの説得力が大きく高まります。

忍耐力の自己PR
【結論】
私は、目標達成に向けて地道に取り組み続ける粘り強さがあります。特に、プロジェクトでも計画的に行動し、成果に結びつける力を大切にしています。進行が長期化する中でも課題に向き合い続け、着実に前進する行動力を発揮してきました。
添削コメント|強みである「粘り強さ」を説明するには、「計画的に行動し〜」では少し抽象的すぎました。そこで、「進行が長期化しても課題に向き合い続けた」という粘り強さの本質がより伝わる具体的表現に言い換えています。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、半年間にわたって地域活性化を目的としたPR企画を立ち上げるプロジェクトに参加しました。初めて関わる長期型のチーム活動であり、途中で方向性が揺らぐ場面もありました。途中で意見の対立や進行遅れが生じ、計画通りに進まない時期もありました
添削コメント|「方向性が揺らぐ」という表現ではどのような問題が起きたのかが曖昧です。「意見の対立」「進行遅れ」など実際に起きた課題を明記することで、読者が状況をよりリアルに想像できるようにしています。
【エピソード詳細】
私は、各メンバーの役割分担が曖昧になっていた点に着目し、週次で進捗確認を行うミーティングを提案しました。また、プロジェクト全体の進行管理表を作成し、ゴールから逆算した計画を可視化することで、メンバーの迷いや焦りを減らすよう努めました。全体の進行状況を誰もが把握できるようにし、メンバーの行動が止まらない仕組みを整えました。
添削コメント|「迷いや焦りを減らすよう努めた」は結果が曖昧で、成果とつながりにくい表現でした。「行動が止まらない仕組み」とすることで、強みの発揮とプロジェクトの前進を直接結びつけています。
【成果】
結果として、企画は予定通り完成し、地域の商店街と連携したイベントは100人以上の来場を記録しました。チーム内でも「継続的な推進力が頼りになった」との声を多くもらいました。メンバーからは「最後まで計画を引っ張ってくれた存在」と評価を受け、ゼミ内のリーダー枠にも推薦されました。
添削コメント|「頼りになった」という抽象的な評価は成果の裏付けとしてはやや弱いため、「リーダーに推薦された」といった客観的で具体的な事実に置き換えることで説得力を高めています。
【入社後】
今後も、プロジェクトの途中で困難があっても粘り強く取り組み、ゴールまで着実に導く力を活かして、継続的な成果創出に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|この項目は、「粘り強さ」という強みが入社後の業務でも再現されることを自然に想像できる内容になっており、構成上も表現上もバランスが取れているため問題ありません。

【NGポイント】
全体として、「忍耐力」を裏付けるには説得力が不足している表現が見られ、どのような場面で粘り強さを発揮したのかも伝わりにくい印象がありました。

【添削内容】
抽象的な語句を排除し、代わりに「意見の対立」「進行遅れ」「リーダー推薦」など、行動や評価が具体的に伝わるように修正しました。

【どう変わった?】
読んだ人が「この人は実際にどう行動したのか」「忍耐力のおかげでどんな成果を得たのか」を鮮明に想像できる構成に変わりました。

【今回の自己PRのコツ】
・期間や状況を明確にして粘り強さを強調する
・行動の背景を明示する
・再現性のある成果で締める

2.困難な状況での粘り強い対応で問題を解決した経験

ここでは、困難な状況に対して、諦めずに行動し続ける力をアピールする自己PRを紹介していきます。

粘り強さをアピールする自己PRでは、「どんな壁にぶつかり」「どう行動したか」を具体的に示すことが重要です。

粘り強さの自己PR
【結論】
私は、困難な状況でもあきらめずに行動し続ける粘り強さがあります。一度つまずいても状況を整理し、冷静にできることを一つずつ積み重ねる姿勢を大切にしてきました。特に予期せぬトラブルが起きた際も、状況を冷静に整理し、課題を細分化して着実に解決へ導く力があります。
添削コメント|取り消し線部分は抽象的な性格描写にとどまっており、実際にどう行動するかが読み取れませんでした。改善後は、企業が再現性を判断しやすいよう「状況整理」「課題の細分化」などの具体行動を盛り込みました。
【エピソード】
大学2年次、学園祭のステージ企画でリーダーを務めました。しかし、開催2週間前に主要演者が参加を辞退する事態となり、企画の継続自体が危ぶまれる状況に陥りました。直前に主要演者の辞退が発生し、ステージ構成を根本から見直す必要が出てきました。
添削コメント|取り消し線箇所は状況を大げさに表現しており、実態がやや不明瞭でした。企業側が判断しやすいよう、辞退という事実と、それによって何が問題になったのかを明確にし、論理的なつながりを重視しました。
【エピソード詳細】
私はすぐに出演可能な代替案を探し、サークル・ゼミを中心に20団体以上に出演依頼を送りました。断られることも多く心が折れそうになりましたが、「誰かが動き続けないと終わってしまう」と考え、学内のサークルやゼミを一件ずつ調査してパフォーマンス可能な団体に絞って依頼を行いました。スケジュールや準備状況も確認しながら、最終的に複数の団体と調整に成功しました。
添削コメント|元の文章では「20団体に依頼した」点が強調されていましたが、行動の工夫や交渉の視点が弱く、粘り強さが「数」頼りに見えてしまいます。そこで、問題解決プロセスや実際の対応内容を具体化し、実行力と柔軟性を補強しました。
【成果】
最終的に新たな出演者を確保し、当日は予定通りの構成でステージを開催できました。来場者からは好評をいただき、来場者アンケートでは「バリエーション豊かで楽しめた」といった声が多数寄せられ、運営メンバーからも「最後まで動き続けてくれて助かった」との声をいただきました。
添削コメント|「好評をいただいた」という表現では評価の具体性が乏しく、成果の説得力が弱くなってしまいます。改善後は第三者の定性的な声を加えることで、読者にも成果の実感が伝わりやすくなっています。
【入社後】
入社後も、予期せぬトラブルや困難に直面しても、粘り強く対応しながら周囲と協力し、最後までやり抜く姿勢で業務に取り組んでまいります。状況を冷静に整理し、優先順位を見極めながら粘り強く取り組むことで、業務を着実に遂行してまいります。
添削コメント|「やり抜く姿勢」という言葉は曖昧で、企業にとって再現性のある行動として受け取りにくくなります。改善後は「整理」「優先順位」「遂行」などの実務に通じる表現へ具体化することで、入社後の活躍イメージを強化しました。

【NGポイント】
エピソード詳細において行動の工夫や実行のプロセスが弱く、「どのように粘り強く動いたか」が見えにくくなっていました。

【添削内容】
行動の具体性を強調し、ただ動いたのではなく「整理・工夫・継続した対応」を行ったことを示すよう修正しました。

【どう変わった?】
強みである「粘り強さ」が、単なる性格ではなく「問題解決に向けて地道に動く力」として明確化されました。

【今回の自己PRのコツ】
・性格でなく行動で強みを語る
・状況説明は誇張せず具体的に
・成果は主観でなく客観で示す

⑥行動力をアピールできる自己PR例文

行動力は、迅速な意思決定と実行力を持つことを示す重要なスキルです。

即行動し、結果を出した経験や緊急事態に迅速に対応して影響を最小限に抑えたエピソードを紹介します。

1.即行動し、結果を出した経験

ここでは、強みである行動力を企業にアピールする例文を紹介しています。

即行動し、結果を出した経験や緊急事態に迅速に対応して影響を最小限に抑えたエピソードを伝えましょう。

行動力の自己PR
【結論】
私は「即行動」を強みとしており、周囲より一歩先に進むことを意識しています。状況を的確に把握し、行動を起こすことで周囲よりいち早く課題に取り組むことを意識しています。
添削コメント|「周囲より先に進む」という表現だけでは自己中心的に見え、マイナスに捉えられてしまう可能性もありました。行動に至るまでの思考と目的を明確化することで、「即行動」が実務に通用するプラスの強みであると伝わるようにしています。
【エピソード】
大学のゼミ活動において、新しく立ち上げた地域活性化プロジェクトの広報担当に立候補しました。プロジェクト立ち上げと同時に、情報発信が重要だと感じて自ら広報の役職を買って出ました。
添削コメント|「立候補しました」という表現は受動的に聞こえるため、「即行動」という強みとの結びつきが弱くなっていました。プロジェクトの初期段階での行動であることを明示し、行動の背景にある主体性や判断力も補足しました。
【エピソード詳細】
企画が始動して間もない頃、情報発信が全く進んでいなかったため、まず私一人でSNSアカウントを開設し、イベント情報や準備風景を定期的に投稿しました。私はすぐにSNSアカウントを開設し、数日以内にイベント内容や準備の様子を写真付きで投稿し始めました。その後、周囲にも働きかけ、広報チームを組織し、役割分担を決めて運用を強化しました。
添削コメント|「定期的に投稿しました」では即行動の要素が弱く、印象に残りづらいため、「数日以内」「写真付き」という具体的な要素を盛り込みました。
【成果】結果として、イベント当日の来場者数は目標の150名を大きく上回る230名を記録し、地域メディアにも取り上げられる成功に繋がりました。
添削コメント|この成果の記述は数値・外部評価の両面で具体性があり、第三者が納得しやすい結果として高く評価できます。エピソードとの因果関係も自然で、改善不要です。
【入社後】
入社後も、まず行動に移す姿勢を持ち、課題に対してスピーディーかつ柔軟に取り組むことで、状況を素早く分析し、最初の一手を早く打てる行動力を活かして、チームの成果に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「まず行動」「スピーディーに取り組む」という言い回しは抽象的で、行動の中身が想像しにくい点が課題でした。「最初の一手を早く打つ」という表現により、即行動型人材であることが伝わりやすくなっています。

【NGポイント】
文章全体にやや抽象的な表現が多く「即行動」という強みが明確に伝わりづらいです。行動の速さや主体性を証明するには弱い言葉が使われています。

【添削内容】
全体を通して、即行動の「速さ」や「背景となる判断」「周囲との関わり」などをより具体的に描写するよう修正しました。

【どう変わった?】
曖昧だった表現が具体的かつ実行力を感じさせる内容に変わり、行動力が企業でも活かされるという再現性が高まりました。

【今回の自己PRのコツ】
・行動の速さを数値で示す
・速さだけでなく「どう行動したのか」をアピール
・企業での活躍目標を行動ベースで示す

2.緊急事態に迅速に対応し、影響を最小限に抑えた経験

ここでは、緊急事態にどのように対応できるかを自己PRとして紹介しています。

特に「緊急事態への対応」をテーマとする場合、行動の速さだけでなく、冷静な判断や周囲との連携まで伝えることで、信頼感のあるアピールになります。

緊急時の対応力の自己PR
【結論】
私は、緊急事態に直面した際でも冷静に判断し、迅速に動く力があります。冷静に状況を整理し、周囲と連携しながら最適な対応策を即座に実行する力があります。
添削コメント|「冷静に判断し、迅速に動く」でも伝わりますが、「状況整理」や「連携」といった行動ベースの要素を加え、1人で突っ走るのではなく周囲への気遣いをする点まで想像しやすくしました。
【エピソード】
大学のゼミで運営したオンライン発表会にて、配信中に資料が表示されないトラブルが発生しました。司会を務めていた私は、その場の進行と対応を一手に任されることとなりました。私は進行役として状況を確認し、どのように進行を継続すべきか即座に判断しました。
添削コメント|「任された」という表現は受け身で主体性が弱く見えます。企業は能動的な行動力を評価するため、「自ら判断した」という表現に変更することで、対応力の強みがより鮮明になります。
【エピソード詳細】
私はまず、資料が表示されない旨を参加者に丁寧に伝え、発表者に口頭で説明を続けてもらうよう依頼しました。その間に、裏で別のPCに切り替える準備を進め、5分以内に資料を復旧させることができました。また、裏方メンバーに予備のパソコンの起動を依頼し、自分は司会として発表内容を補足しながら場を保つことに集中しました。想定外の状況にも関わらず、慌てず状況を整理し、周囲との連携をとることを優先しました。
添削コメント|「5分以内に復旧」など曖昧で成果と重複する表現は削除し、代わりに具体的な役割分担と行動内容を追加。行動の順序と目的が明確になり、緊急対応の中でどのようにチームを動かしたかが伝わる構成になりました。
【成果】
発表会は大きな混乱もなく予定通り終了し、後日、担当教員や参加者から「安心して見ていられた」とのお声をいただきました。進行を止めずにトラブルを乗り切った点が評価され、全体の雰囲気も落ち着いていたとコメントをいただきました。トラブル発生時の柔軟な対応力を評価されたことで、自信にもつながる経験になっています。
添削コメント|削除箇所は抽象的で根拠が乏しく、評価として説得力に欠けていました。具体的な第三者評価とその理由を加えることで、「影響を最小限に抑えた」点がより伝わりやすくなっています。
【入社後】
貴社においても、イレギュラーな事態が発生した際に冷静に対応し、チームの進行や業務の遅延を最小限に抑えるサポート役として貢献したい必要な判断を迅速に下すことで、業務の停滞を防ぐ役割を担いたいと考えております。また、状況整理と関係者との連携を通じて、チーム全体のリスク対応力の底上げにも貢献していきたいです。
添削コメント|「サポート役」という受け身の表現を避け、「判断を下す」「停滞を防ぐ」「リスク対応力を高める」といった能動的で企業に貢献する姿勢を明確化。強みが企業内でも活きることが想起しやすくなるよう調整しています。す。

【NGポイント】
主体性が求められる自己PRにおいて、「任された」「予定通り終了した」などの受動的・抽象的な表現が使われていた点が問題でした。

【添削内容】
行動の主体性が伝わるように、「判断」「指示」「集中」といった能動的なキーワードに置き換え、信頼性の高いアピールに修正しています。
トラブル内容や対応のプロセスに焦点を当てることで、自己PRの軸となる「緊急対応力」が明確に伝わる構成へと調整しています。

【どう変わった?】
行動の背景と判断力が明確になり、「緊急事態への迅速かつ冷静な対応力」がより伝わりやすくなりました。

【今回の自己PRのコツ】
・受け身表現は避け主体性をアピールする
・行動の背景まで示す
・第三者評価で成果の説得力を高める

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【職種別】自己PRの例文集

職種ごとに求められるスキルや適性は異なるため、自己PRの内容もそれに応じたカスタマイズが大切です。

ここでは、職種別に分けた自己PRの例文を紹介し、自身の強みをアピールすればよいかを具体的に解説します。

  1. 事務職向けの自己PR例文
  2. 営業職向けの自己PR例文
  3. 技術職向けの自己PR例文

ここまでいくつかの自己PR例を見てきましたが、ここではまた別のテーマの例文を添削しながら解説していきます。気になる例文を見て参考にしてみてくださいね。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①事務職向けの自己PR例文

事務職では、正確さや効率的な業務遂行が求められます。というのも、事務職ではデータ管理能力や細かい作業が多く、その適性が重要だからです。

また、チーム内でのサポート業務を効率的に進める能力も評価されます。

1.データ管理と細かい作業で成果を上げた経験

ここでは、正確性を強みとして、事務職で働く際の活躍を伝える自己PRを紹介していきます。

細かい作業やデータ管理に関する自己PRでは「業務効率をどう向上させたのか」といった行動の説明が重要です。

正確性の自己PR
【結論】
私は、丁寧な作業とデータ管理の正確さに強みがあります。細かい確認や地道な作業を着実に進めることで、チームの信頼を得て成果を出してきました。具体的には、ミスを防ぐためのチェック体制を自ら整え、常に作業の質と効率の両立を意識してきました。
添削コメント|「信頼を得た」「成果を出した」は抽象的な表現であり、読み手に伝わりにくいのが難点です。代わりに、具体的な行動と意識面の工夫を述べることで、正確性という強みがどのように実行に移されたかを明確に示しました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、3年間分の調査データをまとめる役割を担当しました。情報の不備や重複が多く、正確なデータ整理が求められる中で、粘り強く取り組みました。特に過去の資料の誤記や記録漏れを一つひとつ修正する作業に重点を置き、ゼミ内で正確な情報共有を可能にしました。
添削コメント|「粘り強く取り組んだ」は行動の具体性に欠けるため、何に重点を置き、どんな目的で取り組んだのかを加えました。これにより、「正確なデータ管理」という強みを活かした場面であることがより鮮明になります。
【エピソード詳細】
まずは過去の調査データを一つひとつ照合し、誤記や重複を洗い出しました。その後、データの整合性を保ちつつ表やグラフに再構成し、ゼミ全体での報告資料として活用されました。地味な作業も妥協せずに取り組む姿勢が、メンバーから評価されました。照合結果をもとに表記ルールを統一し、見やすさにも配慮したフォーマットに再構成しました。その結果誰もが扱いやすい報告資料としてゼミ全体で共有されました。
添削コメント|「整合性を保ちつつ」「妥協せずに」は抽象的な表現にとどまり、強みを活かした行動や工夫が不明確でした。代わりに、具体的な作業工程と成果物の活用状況を記述することで、行動→成果の流れを論理的に描いています。
【成果】
資料の正確性と見やすさが評価され、学内発表会で「最もわかりやすい報告資料」として表彰を受けました。また、教授からも「今後のゼミ資料の基準にしたい」とのお言葉をいただきました。さらに、後輩への引き継ぎ資料としても活用されるなど、継続的に貢献する成果となりました。
添削コメント|教授のコメントは主観的で評価として弱いため、より客観性・持続性のある成果に置き換えました。評価の軸が「正確性と共有性」にあることで、企業における再現性もイメージしやすくなります。
【入社後】
貴社のように正確な情報管理や細部の品質が求められる環境でも、私の粘り強さと丁寧な作業力を活かし、信頼される事務職員として貢献したいと考えております。
添削コメント|この項目は、企業が求める資質と本人の強みが明確に一致しており、構成の一貫性が保たれています。特に「正確な情報管理」がテーマとマッチしている点が評価ポイントです。さらに貢献の具体性を加えるとより良くなります。

【NGポイント】
「成果を出した」「粘り強く取り組んだ」といった表現が抽象的だったため、読み手にとって行動の具体像や成果の価値が伝わりづらくなっていました。

【添削内容】
「チェック体制」「表記ルールの統一」「共有フォーマット」といったキーワードを盛り込むことで、プロセスと成果が明確になるように調整しました。

【どう変わった?】
強みの「正確なデータ管理力」がどのように実行され、どのような成果を生んだのかがストーリーとして伝わるようになりました。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを端的に伝える
・成果は客観性と継続性を重視する
・行動と結果の因果を明確にする

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2.チームサポート業務で効率化を実現した経験

今回の例文は、裏方としての行動力や気配りの力をアピールする構成です。

自己PRでは抽象的な強みではなく、「何をして、どんな成果を出したか」を具体的に書くことが重要です。

業務効率化の自己PR
【結論】
私は、チーム全体の動きに気を配り、サポートに徹することで自ら主体的に補助業務を設計・提案することで組織の効率を高める力があります。
添削コメント|「サポートに徹する」という言い回しは受動的で、企業が求める「主体性」や「能動的な改善力」が伝わりにくいため、行動の主体を強調する表現に変更が必要です。
【エピソード】
大学のゼミ活動において、学園祭の運営を任された際、進行管理ではなく裏方業務を中心に担いましたメンバーがスムーズに動けるよう、資料や準備物の管理、連絡の整理など裏方としてチームを支えました。チーム内の困りごとを拾い上げ、都度対応していくうちに、全体の動きがスムーズになっていきました。
添削コメント|「進行管理ではなく裏方業務」の表現では伝わりにくいため、「資料管理」「連絡の整理」など具体的な支援行動に言い換えました。これにより、どう行動し、どのようにチームの効率向上に貢献したかが明瞭になります。
【エピソード詳細】
当初は個々の準備作業が分断されており、連携が取れていない状態でした。私は、誰が何を抱えているかを見える化するホワイトボードを設置し、情報共有の習慣を定着させることに注力しましたメンバー全員が日々の進捗を書き込むルールを提案し、自然に情報が集まる仕組みを構築しましたこれにより、他のメンバーが互いに助け合える環境が生まれました。
添削コメント|「習慣を定着させる」に具体性がなかったため、「ルール提案」「仕組み構築」へ言い換えました。5W1Hの視点が明確になり、行動の再現性と能動的に動ける力を印象づける効果があります。
【成果】
結果として、例年よりも準備時間を2割短縮でき、学園祭当日のトラブルも大幅に減らすことができました前年よりも発生件数が半減し、当日の進行も滞りなく終えることができました。リーダーからは「全体の調整役として非常に助かった」と評価されました。
添削コメント|「大幅に減らす」は主観的な表現なので、「発生件数が半減」などの客観的成果に置き換えました。数値・比較表現を加えることで、実績としての信頼性が高まり、企業も納得しやすい構成になります。
【入社後】
入社後も、周囲に目を配りながら、メンバーが力を発揮できる環境づくりに貢献しチーム全体の進捗や課題を把握し、周囲が動きやすくなるようサポートを行うことで、チーム全体の成果向上に寄与したいと考えています。
添削コメント|「周囲に目を配り〜環境づくりに貢献」という表現を「進捗把握」や「周囲が動きやすくなるようサポート」とさらに具体行動に言い換え、企業での再現性と即戦力感を強調しています。

【NGポイント】
当初の文章では、裏方としての行動がやや抽象的で、「何をしたか」「どのように効率化につなげたか」の因果関係があいまいになっていました。

【添削内容】
裏方業務の具体的な内容を明示し、特に「資料の管理」や「進捗共有のルール化」など、行動ベースの表現に修正しました。

【どう変わった?】
チームを支える力が“気配り”にとどまらず、“自ら仕組みを整え、周囲を動かす実行力”として伝わるようになりました。

【今回の自己PRのコツ】
行動を端的に述べる
・成果は定量表現で説得力を出す
・入社後の活用法も具体的に述べる

②営業職向けの自己PR例文

営業職では、コミュニケーション力や顧客対応能力、成果に直結する行動力が求められます。

以下に、営業職向けの自己PR例文を紹介します。

1.営業成績を向上させた具体的な事例

ここでは、営業職に必要な課題発見力と改善実行力をアピールした例文を紹介しています。

自己PRでは、抽象的な表現を避け、行動の過程や成果を具体的に記すことが重要です。

営業職向けの自己PR
【結論】
私は、目標に向けて地道に課題を見つけて改善を重ねることで成果を出す力があります。
添削コメント|「地道に」という表現は評価者にとって曖昧で再現性が見えにくいため、「課題発見と改善」という明確な行動に言い換えることで、営業職でも応用できる力として伝わるよう工夫しています。
【エピソード】
大学時代、アパレルの販売アルバイトにて、売上目標の達成率が低迷していた店舗で勤務していました売上目標の達成に苦戦している店舗に配属されました
添削コメント|「達成率が低迷」という表現は客観性に欠け、どのような課題があったのかが見えづらくなっていました。状況の背景が簡潔に伝わるように修正し、課題解決への導入として自然な形に整えました。
【エピソード詳細】
接客の中で「顧客のニーズを正しく掴めていない」と感じ、先輩の接客を観察・記録し、自分の接客と比較しました。さらに、お客様からいただいた感想をノートにまとめ、改善点を分析しましたそのうえで、接客後にお客様へ感想を伺い、内容をノートに記録して接客の改善に活かしましたその結果、単なる商品説明から「コーディネート提案」を中心とした提案型接客へと切り替えることにしました。
添削コメント|「感想をノートにまとめる」という表現は行動の粒度が粗く、どのように活用したかが不明瞭でした。5W1Hの視点で、観察・記録・分析・実践の流れを具体化することで、改善行動の説得力が増しました。
【成果】
提案型の接客に変更してから、私の月間販売点数は従来比で約1.5倍となり、店舗全体の売上目標も3ヶ月連続で達成できました。店長からも「店舗の雰囲気を変えた立役者」と評価をいただきました店長からは、改善提案と実行力について高く評価されました
添削コメント|「雰囲気を変えた立役者」という表現は印象的ではありますが主観的で評価基準が曖昧です。どのような力を評価されたのかに焦点を当てることで、企業側が評価すべきスキルと結びつけやすくなります。
【入社後】
営業職でも、顧客の課題を的確に捉え、提案内容を改善し続けながら柔軟に見直し、成果につなげる工夫を重ねながら貢献してまいります。
添削コメント|「改善し続ける姿勢」は抽象的で印象が弱いため、「見直し」や「工夫」といった具体性のある行動に言い換えると、営業としての実行力が伝わりやすくなります。

【NGポイント】
文章全体で抽象的な表現が多く、読んだ側が「どんな行動をしたのか」「何が評価されたのか」を具体的に想像しづらい状態でした。

【添削内容】
強みを「課題発見・改善実行力」に言い換え、行動や成果の記述を5W1Hの視点で具体化しました。さらに評価された中身が伝わるように修正しています。

【どう変わった?】
営業職に必要な力と直結した説得力のある内容へと改善され、課題の発見から改善実行、そして成果につながる流れが明確になっています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを最初に伝える
・成果でさらに強みの説得力を補強する
・将来像は職種と結びつける

2.顧客との信頼関係を構築し、大口契約を獲得した経験

今回の例文は、信頼構築のプロセスをアピールする自己PRです。

相手との信頼関係を築くには、単なる誠実さだけでなく、相手の課題を捉える力や粘り強さが必要です。

信頼関係の自己PR
【結論】
私は、相手の立場に立って行動し相手の課題や要望を丁寧にくみ取り、それに応じた対応を行うことで、信頼関係を築く力があります。
添削コメント|「相手の立場に立つ」という表現は一般的で抽象度が高く、具体性に欠けていました。実際に行動として想起できる「課題のくみ取り」と「それに応じた対応」と言い換え、営業職など信頼構築を重視する職種にも訴求しやすい構成にしました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、地域の商店と連携し、販売促進の提案を行うプロジェクトに参加しました。最初は商店の方から「学生の提案は現実的でない」と距離を置かれていましたが提案に対して慎重な姿勢を示されましたが、何度も訪問を重ね、丁寧にヒアリングを行うことで信頼を得ていきました。
添削コメント|直接的な否定的発言を引用する形式は読み手に強いネガティブな印象を与えがちです。事実をやわらかく伝える「慎重な姿勢」といった表現に変えることで、相手への配慮を示すと同時に、就活生の対応力や粘り強さに焦点が当たるようにしました。
【エピソード詳細】
私は相手の業務状況や要望を正確に把握するため、営業時間外でも時間を調整し、店主の声にじっくり耳を傾けました。また、過去の販促活動のデータや顧客層の傾向も分析し、実行可能なプランを提案した結果過去の取り組み内容と来店者層をヒアリングしたうえで、顧客層の年代や時間帯別の傾向をExcelで整理し、現実的かつ店主の負担が少ない販促プランを提案した結果、最終的にその案が採用され、実際の売上が前年比で約15%向上しました。
添削コメント|「データや傾向を分析」という表現はあいまいで、読み手に具体的な行動が伝わりません。そこで、ヒアリング内容・分析方法・提案の工夫点を具体化しました。Excelなど実務に即した表現も盛り込み、実行力と信頼構築のプロセスが結びつくように調整しています。
【成果】
この経験を通じて、相手の目線で考え相手のニーズに真摯に向き合い、信頼を得るために粘り強く行動する姿勢を大切にすることで、継続的なコミュニケーションを通じて信頼を構築することで、大きな成果に結びつくことを学びました。
添削コメント|「相手の目線で考える」は表現として漠然としているため、「ニーズに真摯に向き合う」「粘り強く行動する」など、成果に結びつく具体的な態度に言い換えました。これにより、応募企業が学生の人柄や職場での姿勢を具体的に想像しやすくなります。
【入社後】
入社後も、お客様やチームと誠実に向き合いながらお客様の状況や課題に応じた提案を心がけることで信頼を築き、営業としてお客様にとって「一番に相談される存在」を目指していきたいと考えています。
添削コメント|「誠実に向き合う」は印象は良いものの内容が抽象的で、具体的な行動につながりません。結論やエピソードと連動するように、「状況や課題に応じた提案」と言い換えることで、強みの一貫性と営業職への適性を自然にアピールできる構成としました。

【NGポイント】
「信頼関係を築く力」という強みに対して、どのような行動で信頼を得たのかが伝わりづらく、再現性や説得力に欠けていた点が問題でした。

【添削内容】
「相手の立場に立つ」「誠実に向き合う」といった漠然とした表現を、具体的な行動や工夫に基づいた内容へと言い換えました。

【どう変わった?】
読んだ採用担当者が「この人は実際にどう動いたか」「再現性があるか」を具体的に想像できるようになりました。

【今回の自己PRのコツ】
・どんな行動で困難を乗り越えたのかを強調する
・具体例を端的に示す
・キャリアビジョンを明確に伝える

③技術職向けの自己PR例文

技術職では、専門知識や技術力はもちろん、プロジェクトを円滑に進めるためのリーダーシップや問題解決能力も重要です。

以下に、技術職向けの自己PR例文を紹介します。

1.開発プロジェクトでリーダーシップを発揮した経験

チームをまとめる力や周囲を活かす工夫を強みとして自己PRにした例文を紹介しています。

自己PRでは「どのように強みを発揮したか」を5W1Hの視点で示すことで、企業が再現性を感じやすくなります。

技術職の自己PR
【結論】
私は、周囲を巻き込みながら目標達成に導くリーダーシップに自信があります。自分だけで完結せず、メンバーの意見や特性を活かして全体を前進させるリーダーシップを強みとしています。
添削コメント|「リーダーシップに自信がある」だけでは抽象的で伝わりにくく、どのようなリーダーシップかが分かりません。「周囲を活かす」「全体を前進させる」といった特徴を入れると、企業が求める協調性やマネジメント力にもつながるアピールになります。
【エピソード】
大学の情報系ゼミで行ったアプリ開発プロジェクトにおいて、私はチームリーダーを務めました。チームは5人構成で、開発経験や作業スピードに差があり、当初は進行が思うように進みませんでした。メンバー間でスキルや作業ペースに差があり、目標の足並みが揃わず、チームの方向性が曖昧になっていました。
添削コメント|元の文章は表面的な「進行が遅れた」という状況しか伝えておらず、問題の背景や深さがわかりません。何が原因で進まなかったのかを補うことで、読んだ企業が「状況把握力がある」と判断できる構成になります。
【エピソード詳細】
私はまず、各メンバーの得意分野や苦手分野を把握することに注力し、タスクの分担を見直しました。また、週1回のミーティングに加えてチャットツールを活用し、進捗共有と相談がしやすい環境を整えました。進捗状況が一目で分かるようにガントチャートを作成し、全員がタスクの進行度を可視化できるようにしました。さらに、遅れが生じた際は、自ら作業を補うことでチーム全体の士気を保ちました。
添削コメント|「ミーティングやチャット」は一般的で差別化にならないため、具体的な工夫である「ガントチャートの導入」に言い換えました。行動の実効性や工夫が伝わることで、リーダーとしての思考力・管理能力をより強く印象づけられます。
【成果】
その結果、プロジェクトは無事に予定通り完成し、学内の発表会でも高評価を得ました。学内の発表会ではユーザー目線での設計が評価され、優秀賞を受賞しました。メンバーからは「的確な指示で安心できた」「一体感を持って取り組めた」との声をもらい、リーダーとしての成長を実感しました。
添削コメント|「高評価を得た」は曖昧でインパクトに欠けます。誰からどう評価されたのか、何が評価されたのかを示すことで、アピールに説得力と客観性が加わります。受賞歴は客観的な成果として特に好印象です。
【入社後】
入社後も、状況を見極めて柔軟に対応しながら、チームの力を最大限に引き出す存在として貢献していきたいです。現場でスキルや意識に差がある場合でも、適切な役割調整や働きかけによって成果を生み出せる人材を目指します。
添削コメント|もとの記述も悪くはありませんが、学生時代の経験と入社後の貢献がやや断絶していました。経験から得た「マネジメント力」や「働きかけの工夫」を未来にも活かすと明言することで、企業側も即戦力としてのイメージが持ちやすくなります。

【NGポイント】
一部の表現が抽象的すぎたため、企業が評価する力の中身が伝わりづらくなっていました。また、成果の部分が曖昧で、印象に残りにくいです。

【添削内容】
リーダーシップの中身を明確にし、再現性が伝わるような文言に修正しました。さらに、行動の工夫点や成果についても具体的な数値や評価軸を挿入しました。

【どう変わった?】
チームマネジメントの実力や調整力がより伝わり、企業側も「この学生なら同じような状況で成果を出せそうだ」と判断しやすいです。

【今回の自己PRのコツ】
・リーダーシップの中身を具体化する
・問題点の背景まで描写する
・成果は客観的に提示する

2.技術的な課題を解決し、プロジェクトの納期を短縮した経験

ここでは、技術的なトラブルに対して、冷静な対応をし、より良い結果に繋げた経験を紹介しています。

柔軟性や論理的思考力といった再現性のある強みを伝えて、その強みを行動や成果につなげて語りましょう。

課題解決の自己PR
【結論】
私は、課題に対して粘り強く取り組み、解決策を見つける継続的に試行錯誤を重ねながら、論理的に課題の本質を捉え、実現可能な解決策を導き出す力が強みです。
添削コメント|「解決策を見つける」は抽象的な印象を与えるため、「試行錯誤」「本質を捉える」「実現可能な解決策」と具体性のある要素に言い換えました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、3人チームでWebアプリを制作するプロジェクトに取り組みました。途中、使用していた外部APIが仕様変更により使えなくなり、開発が一時停止してしまいました。外部APIの仕様変更により、当初予定していた機能が実装できず、プロジェクトが一時停止する状況となりました。
添削コメント|「使えなくなり開発が停止」では、トラブルの深刻さが伝わりません。因果関係を明確にした修正により、状況の理解が深まり、課題対応力を際立たせています。
【エピソード詳細】
私は原因を調査し、代替のAPIを提案しましたが、仕様が異なるため既存のコードが大幅に修正を要する状況でした。代替APIは既存の仕様と互換性がなく、構造から見直す必要がありました。そこで、私は一度設計図を見直し、互換性を保ったまま最低限の変更で対応可能な方法を検討しました。結果として、コードの約半分の修正で済み、修正範囲を最小限に抑えることができチーム全体の作業時間を大幅に削減できました。
添削コメント|「コードの半分を修正」は主観的でやや大げさに見えるため、「構造から見直した」「最小限に抑えた」といった表現で冷静かつ論理的に改善策を講じた印象に変えています。
【成果】
当初より3日早く完成させることができ、発表会でも「柔軟な対応力」が評価されました。発表会では「突発的な課題への対応力と判断力」を評価されました。チームメンバーからも「トラブル時に冷静に状況を整理してくれて助かった」との声をもらいました。
添削コメント|「柔軟な対応力」という表現だけでは曖昧で、どのようなスキルが評価されたかが伝わりません。「対応力と判断力」と補足することで、行動の質が明確になり、成果としての説得力が増します。
【入社後】
入社後も、予期せぬ課題に直面した際には冷静に対処し、納期や品質に配慮した解決策を提案できる技術者を目指したいと考えています。納期と品質の両立を意識しながら、状況を分析して最適な選択肢を提案できる技術者を目指します。
添削コメント|「納期や品質に配慮」は抽象的です。「分析して提案する」といった具体的な行動フローを記すことで、企業が配属後の姿を想像しやすくなる構成にしました。

【NGポイント】
「柔軟性」「納期への配慮」など、抽象的な表現が多く、伝えたい強みや成果が企業視点では不明瞭でした。

【添削内容】
エピソード詳細と成果においては、構造的な問題分析や実行の工夫、評価者の声などを追加することで、説得力を強化しました。

【どう変わった?】
論理的な対応力とプロジェクト推進力を兼ね備えた人材として、即戦力性が高い印象を与えられるようになりました。

【今回の自己PRのコツ】
・解決の課程を分かりやすく伝える
・誰がどの点で評価したかを明示する
・入社後を想像できる内容にする

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

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自己PRのフレームワークを使って説得力を高める方法

自己PRのフレームワークを使って説得力を高める方法

自己PRの文章を効果的に作成するためには、説得力を持たせることが重要です。

ここでは、これらのフレームワークを用いた自己PRの書き方と、その効果的な活用方法について解説していきます。

  1. PREP法を活用する
  2. STAR法を活用する

「自己PRの作成法がよくわからない……」「やってみたけどうまく作成できない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己PRテンプレシートをダウンロードしてみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強みを効果的にアピールする自己PRが作成できますよ。

①PREP法を活用する

PREP法は、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)等の順番で構成するフレームワークです。

この方法を用いることで、最初に結論を述べ、その後に理由と具体的なエピソードを挙げることで説得力を持たせられます。

私はリーダーシップの発揮が得意です(Point)。
なぜなら、前職でチームリーダーとしてプロジェクトを成功に導いた経験があるからです(Reason)。
具体的には、チーム全員が納得する目標を設定し、定期的な進捗確認を行いながらサポートを続けたことで、全員が一致団結しプロジェクトを予定より早く完了させることができました(Example)。
上記の通り、リーダーとしての役割を果たせると自負しています(Point)。

②STAR法を活用する

STAR法は、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)等の4つの要素を使ってエピソードをストーリー形式で組み立てるフレームワークです。

この方法は、具体的な経験や実績を通じて、自分の強みをより効果的に伝えられます。

私は新規プロジェクトの立ち上げ時(Situation)、リソース不足等の課題(Task)に直面しました。
そこで、社内の他部署と協力し、リソースの再分配を提案し実行しました(Action)。
結果として、プロジェクトは予定通りに進行し、顧客から高評価を得ることができました(Result)。

自己PRで差別化するためのポイント

自己PRで差別化するためのポイント

自己PRで他の応募者との差別化を図ることは、採用担当者に印象を残すために非常に重要です。

ここでは、自己PRを差別化するための具体的なポイントやテクニックを解説します

  1. セールスポイントを強調する方法
  2. キャッチフレーズを使って印象に残す方法
  3. 具体性を持たせるためのテクニック

①セールスポイントを強調する方法

競合する他の応募者との差別化を図るためには、自己PRにおいて自分のセールスポイントを明確に打ち出すことが大切です。

まず、自分が持つ強みやスキルを整理し、他者よりも優れている点をピックアップします。

その強みをアピールする際には、単に「協調性がある」や「リーダーシップがある」等の一般的な表現だけでなく、具体的な成果や行動に基づいた内容を記載しましょう。

例えば、「私はチームの中でリーダーシップを発揮し、3か月間で売上を20%増加させました」等、数字や事例を用いることで具体的な強みを伝えられます。

②キャッチフレーズを使って印象に残す方法

自己PRの文面を考える際にキャッチフレーズを使うことで、採用担当者に強い印象を残せます。

キャッチフレーズは、短くてインパクトのある言葉で、自分の強みや個性を効果的に表現するための手段です。

例えば、「解決策を見つける情熱家」や「目標達成のためのプロジェクトマネージャー」等の言い回しを使用すれば、採用担当者の記憶に残りやすくなるでしょう。

キャッチフレーズを使う際には、自分の特徴を簡潔にまとめ、すぐに理解できるような表現を心がけましょう。

③具体性を持たせるためのテクニック

自己PRに具体性を持たせるためには、数字や具体的なエピソードを取り入れることが重要です。

具体的な数値や事実を示すことで、自分のスキルや経験が実際にどれほどの価値を持つのかを明確に伝えられます。

例えば、「プロジェクトをリードし、3か月で売上を15%増加させた」等の具体的な数字を示すことで、実績を視覚的に理解してもらえます。

また、エピソードを活用すれば、自分がそのスキルを活用して成果を上げたのかを具体的に伝えられるでしょう。

自己PRで避けるべきNG例

自己PRで避けるべきNG例

自己PRは採用担当者に自分をアピールする絶好のチャンスですが、書き方次第で逆効果になることもあります。

多くの就活生が犯しがちなミスを理解し、避けることが重要です。

ここでは、自己PRを書く際に避けるべきNG例と、その改善方法を具体的に解説します。

  1. 具体性がない自己PR
  2. 一貫性がない自己PR
  3. 長すぎる自己PR

①具体性がない自己PR

自己PRに具体性が欠けていると、採用担当者にあなたの強みや魅力を伝えることは難しいでしょう。

例えば、「リーダーシップがあります」や「協調性があります」等の一般的な表現では、他の応募者との差別化ができません。

具体的なエピソードや数字を用いた、自分の強みの証明を明確にすることが大切です。

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

②一貫性がない自己PR

一貫性のない自己PRは、採用担当者に混乱を与え、信頼感を損ねる原因です。

例えば、「チームでの協力が得意」と言った後で、「一人で黙々と作業するのが好き」等の矛盾した内容を記載すると、応募者の考え方や働き方に一貫性がないと判断される可能性があります。

自己PRでは、自分の強みや性格を一貫して伝えることが重要です。

そのためには、自己分析をしっかり行い、自分の強みが一貫したメッセージとして伝わるように内容を整理する必要があります。

③長すぎる自己PR

自己PRが長すぎると、採用担当者にとって読みづらく、要点が伝わりにくくなるでしょう。

長い自己PRは逆に情報をぼやけさせ、重要なポイントが埋もれてしまう可能性があります。

理想的な自己PRは、短く簡潔でありながら、ポイントを的確に伝えるものです。

一般的には、自己PRは200〜400文字程度にまとめるのが適切とされています。

自己PRを実践的に練習する方法

自己PRを実践的に練習する方法

自己PRを効果的に伝えるには、実践的な練習が欠かせません。

そこで、ここでは自己PRを実践的に練習する方法を紹介します。

  1. 模擬面接での練習法
  2. 録画を使ったフィードバック方法

①模擬面接での練習法

モック面接は、実際の面接を模した練習方法で、自己PRのスキルを磨くために非常に有効です。

友人や家族、キャリアセンターのアドバイザー等を相手に模擬面接を行うことで、リアルな面接環境を再現でるでしょう。

模擬面接では、実際の面接で出されるような質問に答える練習ができるだけでなく、面接官役の相手から具体的なフィードバックをもらえます。

②録画を使ったフィードバック方法

録画は、自分の自己PRを客観的に見直すための効果的な方法です。

スマートフォンやパソコンを使って、自分が自己PRを話している様子を録画し、その後自分で視聴すると、話ていては気づかなかった癖や改善点を見つけられます。

例えば、無意識に話のテンポが速くなっている、目線が定まっていない、笑顔が足りない等の点を発見できるでしょう。

自己PRの例文についてのまとめ

自己PRの作成においては、自分の強みや経験を的確に伝えることが重要です。

この記事で紹介した例文や書き方のコツを参考に、あなたの個性やスキルを最大限にアピールできる自己PRを作り上げてください。

企業が求める人物像を理解し、それに合わせた自己PRを用意すれば、面接での評価も格段に上がるはずです。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。