入社式で必要な持ち物と事前準備・当日の流れとマナーを徹底解説
「入社式で何を持って行けば良いのか、迷ってしまう…」と不安に感じる新入社員も多いはずです。
社会人生活のスタートをスムーズに切るためには、持ち物の準備や服装、当日の流れを事前に把握しておくことが大切です。
本記事では、入社式で必要な持ち物のリストを詳しく紹介し、事前準備のポイントも整理し、さらに、当日のマナーやスケジュールの確認方法もあわせて解説しています。
社会人としての第一歩を心配なく踏み出せるよう、本記事を参考に準備を進めていきましょう。
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入社式は事前準備をしっかりして挑もう

入社式は社会人としての第一歩であり、会社の仲間や上司と初めて顔を合わせる大切な場です。安心して当日を迎えるためには、事前準備が欠かせません。
準備不足は忘れ物や服装の乱れにつながり、第一印象を損ねる恐れがあります。ここでは、会場や持ち物の確認、自己紹介の準備、体調管理などを計画的に行うことが重要です。
早めに段取りを整えておくと、自信や落ち着きが生まれ、余裕を持った行動ができるでしょう。また、予期せぬ変更やトラブルも起こり得るため、余裕を持って到着できるスケジュールを組んでください。
こうした事前の準備は、単なる形式的な作業ではなく、社会人としての責任感や信頼を示す行動の一部です。入社式を好印象でスタートさせるためにも、準備は丁寧かつ早めに進めましょう。
入社式とは

入社式は、新社会人としての第一歩を踏み出すための大切な行事です。多くの企業では4月初旬に行われ、同期や上司、経営層と初めて顔を合わせる機会となります。
会社の理念や方針を知って自分の働き方や成長の方向を考えることで、今後のキャリアの土台を作るきっかけになるでしょう。
入社式は、社会人として新しいスタートを切る場所です。多くの場合、辞令交付や自己紹介もあり、その一言が周囲の印象に直結することも少なくありません。
緊張する場面ですが、あらかじめ内容や雰囲気を知っておけば、当日も落ち着いて行動でき、良い第一印象を残せます。
こうした準備や心構えを持つことで、形式的な式ではなく、自分の社会人生活を力強く始める1日になります。
入社式の基本的な流れ

入社式は、社会人としての第一歩を踏み出す大切な儀式です。当日の進行内容を事前に知っておくと、落ち着いて行動でき、良い印象を残しやすくなるでしょう。
ここでは代表的な流れを順番に解説します。
- 社長挨拶や祝辞を受ける
- 入社辞令を授与される
- 新入社員代表が答辞を述べる
- 記念写真を撮影する
- オリエンテーションを受ける
- 懇親会で交流する
①社長挨拶や祝辞を受ける
入社式は、社長や役員による挨拶・祝辞から始まることが多いです。この時間は会社の理念や方針、今後の目標を直接知る貴重な機会であり、社会人としての意識を高める場でもあります。
姿勢を正し、相手の目を見て話を聞くことが大切でしょう。挨拶では「挑戦」「成長」「信頼」などの言葉がよく使われます。
これらは後の懇親会や自己紹介の際に会話のきっかけにもなるため、覚えておくと役立つでしょう。メモを取る際は、うつむきすぎず適度に視線を上げると、真剣さと礼儀正しさを同時に示せます。
無表情や視線を落としたままでは、やる気がない印象を与えかねません。適度な頷きや軽い笑顔を交えることで、前向きな姿勢が伝わります。この挨拶の時間は、あなたの第一印象を左右する大切な瞬間です。
②入社辞令を授与される
社長挨拶の後、多くの企業では新入社員一人ひとりに入社辞令が手渡されます。これは「正式にこの会社の一員となった」という証です。
名前を呼ばれたら、はっきりとした声で返事をし、背筋を伸ばして前に進みましょう。辞令書の受け取り方にはマナーがあります。
一般的には両手で受け取り、「ありがとうございます」と感謝の言葉を添えましょう。受け取った後は軽く会釈をして席に戻るとスマートです。
歩くときは背筋を伸ばし、足音を立てないよう気を配るとさらに印象が良くなります。焦って片手で受け取ったり、小さな声で返事をしたりすると、だらしない印象を与えることも。
入社辞令の授与は短時間ですが、礼儀や姿勢が見られる大事な場面です。事前に流れをイメージして臨むと安心でしょう。
③新入社員代表が答辞を述べる
答辞は、新入社員を代表して一人が会社や来賓への感謝と決意を述べるものです。代表に選ばれた場合は、原稿を事前に用意し、繰り返し練習して臨む必要があります。
明るくはっきりとした声で、落ち着いた口調を意識してください。聞く側も、真剣に耳を傾けることが大切です。答辞には新入社員全員の気持ちが込められています。
背筋を伸ばし、相槌や頷きで共感を示すと、一体感をアピールできるでしょう。また、答辞の中には会社の方針や今後の行動指針につながる内容が含まれる場合もあります。
業務や研修の中で参考になることが多いため、心に留めておきましょう。形式的に見えても、やる気や連帯感を高める大切な瞬間です。
④記念写真を撮影する
式典の後には、新入社員全員や役員との記念写真撮影が行われます。この場面では、立ち位置や表情に注意してください。
撮影の瞬間だけでなく、待機中から自然な笑顔を保つと、写真全体の印象が良くなります。服装や髪型はもちろん、名札やスーツの乱れも整えておくことが必要です。
ネクタイの曲がりやジャケットのシワは写真で目立つため、事前に鏡で確認しておきましょう。記念写真は社内報やホームページに掲載される場合もあります。
後々多くの人に見られることを考え、姿勢や表情を意識しましょう。良い写真は、入社時の印象を長く残すことにつながります。
⑤オリエンテーションを受ける
入社式と同じ日に、会社概要や就業規則、福利厚生などの説明が行われることがあります。オリエンテーションは業務に必要な知識を学ぶ場であり、集中して聞く姿勢が重要です。
配布された資料にはメモを加えておくと、後で復習しやすくなります。疑問点があればその場で質問し、理解を深めておくことが望ましいでしょう。
内容が多く疲れることもありますが、姿勢を崩さず最後まで聞くことが信頼につながります。新しい環境に慣れる第一歩として、積極的に参加する意識を持ってください。
⑥懇親会で交流する
入社式後の懇親会は、上司や同期、他部署の社員と親しくなるチャンスです。自己紹介だけでなく、趣味や学生時代の話題を交えると、距離が縮まりやすくなります。
お酒が出る場合でも、飲みすぎには注意してください。節度を保ち、相手の話をよく聞く姿勢が信頼を築きます。名刺交換や自己紹介もスムーズにできるよう準備しておくと安心です。
懇親会で築いた人脈は、その後の仕事や社内生活に大きく影響します。第一印象を大切にし、笑顔と礼儀を忘れずに交流を楽しみましょう。
入社式のマナー

入社式は新社会人としての第一歩を踏み出す場であり、第一印象がその後の人間関係や信頼に影響します。
ここでは、当日必ず意識しておきたい基本のマナーを5つに分けて解説しています。事前に把握しておけば、余計な不安を減らし、自信を持って臨めるでしょう。
- 時間に遅れないよう行動する
- 辞令書の正しい受け取り方を守る
- 社会人としての自覚をもって行動する
- 立ち止まって笑顔で挨拶し丁寧な敬語を使う
- 式典中は背筋を伸ばし私語を控える
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。
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①時間に遅れないよう行動する
入社式当日は、開始時間より余裕を持って会場に到着することが欠かせません。遅刻は社会人としての信頼を大きく損なう行為です。たとえ数分でも「時間にルーズ」という印象を与えてしまうでしょう。
移動時間は事前に確認し、公共交通機関の遅延を想定して予備時間を確保してください。早く着いた場合は控室や指定の場所で静かに待機すると、落ち着いて本番を迎えられます。
早めの到着は忘れ物や服装の乱れを整える時間も生むのです。その結果、自己紹介や式典での発言にも余裕が持てるでしょう。時間管理は社会人の基本です。確実に実行してください。
②辞令書の正しい受け取り方を守る
辞令書は会社の一員となった証です。受け取るときは両手で持ち、軽く会釈してから受け取ります。片手や雑な動作は失礼にあたります。受け取った後はすぐにしまわず、一礼してから席に戻ってください。
折り曲げたり机に乱雑に置いたりせず、きれいな状態を保つことが大切です。こうした所作は礼儀や誠意を示します。入社式で身につけた受け取り方は、その後の社内外の場面でも役立つでしょう。
③社会人としての自覚をもって行動する
入社式は社会人としての責任が始まる節目です。学生気分が残った態度や気の緩みは、上司や先輩に悪印象を与えかねません。式典中にスマートフォンを操作したり、私語をしたりすることは控えてください。
服装や身だしなみも清潔感を意識しましょう。また、同期や他部署の人と接するときも、相手への敬意を忘れないことが信頼関係の第一歩です。
自覚を持った行動は、安心して仕事を任せられる人材になるための基盤となります。
④立ち止まって笑顔で挨拶し丁寧な敬語を使う
入社式では多くの初対面の人に会います。廊下や会場ですれ違う際は立ち止まり、笑顔で挨拶してください。短い言葉でも構いませんが、相手の目を見て丁寧な敬語を使うことが大切です。
「おはようございます」「よろしくお願いいたします」といった基本の言葉も、はっきりした声と笑顔があれば好印象を与えます。同期同士でも敬語を使うことで、礼儀を保った良い関係が築けるでしょう。
挨拶は日常の積み重ねが信頼と評価を高める土台です。
⑤式典中は背筋を伸ばし私語を控える
式典では姿勢と態度が目立ちます。背筋を伸ばして話に集中する姿勢は真剣さを示すもの。逆に猫背や落ち着きのない視線は、やる気がないと受け取られるかもしれません。
私語は周囲の集中を妨げるだけでなく、自分の評価を下げます。どうしても話す必要がある場合は休憩時間や式典後にしましょう。入社式は自分を印象づける舞台です。
姿勢や表情を意識することで話の内容も頭に入りやすくなり、その後の業務理解にもつながります。常に見られている意識を持って臨んでください。
入社式までに必要な事前準備

入社式を落ち着いて迎えるためには、事前の準備が欠かせません。あらかじめ確認や用意を済ませておくことで、当日の行動に余裕が生まるでしょう。
ここでは入社式までに整えておくべき準備について、具体的に解説します。
- 会場と開始時間を事前に確認する
- 持ち物や服装を前日までに整える
- 自己紹介の内容を準備しておく
- 必要書類の記入や整理を済ませる
- 当日のスケジュールを確認しておく
①会場と開始時間を事前に確認する
入社式は社会人としての第一歩となる大切な行事です。当日に慌てないためにも、会場の所在地やアクセス方法を事前に確認してください。
地図アプリや会社からの案内を参考に、最寄り駅やバス停、徒歩ルートを把握しておきましょう。可能であれば前日までに現地を下見すると安心です。
集合時間と式の開始時間の両方を確認し、逆算して出発時刻を決めることが重要です。交通機関の遅延や悪天候を考慮し、30分ほど早めに到着できる計画を立てましょう。
時間に余裕があれば会場周辺で身だしなみを整えることもできます。遅刻は第一印象を大きく損ねますので、事前確認は欠かせません。
②持ち物や服装を前日までに整える
入社式当日は朝から緊張や慌ただしさで、忘れ物をしやすくなります。必要な物は前日までにそろえておきましょう。
提出書類や筆記用具、名刺入れ、財布などの必需品に加え、クリアファイルや充電器といった補助的アイテムも確認してください。スーツやシャツはシワを伸ばし、靴は磨いておくと清潔感が増します。
女性は予備のストッキング、男性は替えのネクタイなど、トラブルに備えた用意も大切です。すべてを一つのバッグにまとめれば、当日の忘れ物防止にもなります。
服装は派手すぎない落ち着いた色合いを選び、社会人らしい印象を与えることを意識してください。前日の準備は当日の余裕につながります。
③自己紹介の内容を準備しておく
入社式では同期や先輩社員に向けた自己紹介の場面がよくあります。緊張で言葉が詰まらないよう、事前に内容を考えておくと安心です。
自己紹介には氏名、出身地、出身大学や学部、趣味や特技、入社への意気込みを盛り込みましょう。長くなりすぎないよう、30秒程度に収めるのが理想です。
練習の際は実際に声に出し、声量や話すスピードを確認してください。笑顔を意識し、はっきり発音すると好印象につながります。
話題は無難かつ前向きな内容を選び、会社や仕事への期待感を伝えられるよう工夫しましょう。十分な準備と練習をしておけば、自信を持って臨めるはずです。
④必要書類の記入や整理を済ませる
入社式当日に提出する書類は、事前に記入を終え、封筒やクリアファイルにまとめておきましょう。誤字や記入漏れがあると、その場で修正する手間がかかり、周囲を待たせることになります。
印鑑や証明書類、必要な添付資料がそろっているかも確認してください。書類は種類ごとに分けておくと、提出がスムーズです。
署名や押印の位置が不明な場合は、事前に採用担当者へ確認しておくと安心でしょう。当日、鞄の中で折れたり汚れたりしないよう、硬めのクリアファイルに入れて保護してください。
整理を徹底すれば、入社式を落ち着いた気持ちで迎えられます。
⑤当日のスケジュールを確認しておく
入社式当日は、式典のほかにもオリエンテーションや研修、懇親会などが続く場合があります。事前に全体のスケジュールを把握しておくことで、必要な持ち物や服装の調整ができるでしょう。
午後から研修があるなら筆記用具や資料を準備し、懇親会がある場合は身だしなみを整える時間を確保しましょう。昼食や休憩の時間が短い場合は、軽食を持参すると安心。
スケジュールは会社からの案内や配布資料をもとに、スマートフォンや手帳にメモしておくと便利です。流れを理解しておけば、戸惑うことなく行動でき、落ち着いた印象を与えられるでしょう。
入社式で必要な持ち物

入社式は新社会人としての第一歩を踏み出す大切な日です。忘れ物や準備不足は信頼を損なう原因になりかねません。
ここでは当日に必要な持ち物を10項目に分け、それぞれの理由や注意点を詳しく解説します。前日までに準備を整え、落ち着いて式典を迎えましょう。
- 提出書類
- 身分証明書
- 印鑑
- メモ帳
- A4サイズのクリアファイル
- 名刺入れ
- 筆記用具
- 財布
- スマートフォンと充電器
- 健康保険証(必要に応じて)
①提出書類
入社式では、会社から事前に案内された提出書類を持参する場合がほとんどです。
雇用契約書や誓約書、マイナンバー関連の書類などは特に多く、忘れると手続きが進まず初日から印象を損ねる恐れがあります。
前日までに記入漏れや押印忘れがないかを必ず確認し、添付資料も揃えてください。書類はA4サイズの封筒やクリアファイルにまとめ、折れや汚れを防ぎましょう。
受付でスムーズに提出できるよう、バッグの取り出しやすい場所に入れておくことが望ましいです。会社によっては提出順や形式が細かく指定されている場合もあるため、案内文を再確認しておくと安心。
提出書類は事務的な作業に見えて、社会人としての責任感や準備力を示す重要な場面です。当日は迷わず手渡せるよう、事前準備を徹底してください。
②身分証明書
身分証明書は本人確認や入館時、社内システム登録などで求められることが多いです。運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど有効な証明書を用意しましょう。
提示を求められる場面は意外と多く、取り出しやすい位置に入れておくと安心です。また、コピーの提出を求められる場合もあるため、事前案内を確認し必要に応じて準備してください。
マイナンバーカードは個人情報保護のため専用カバーに入れ、キズや汚れを防ぐことが大切です。紛失防止のため、使用後はすぐにしまう習慣をつけましょう。
入社式当日の朝に探すことがないよう、前日までに必ずバッグへ入れておくことが欠かせません。小さな準備の積み重ねが、当日の落ち着きと信頼感につながります。
③印鑑
入社式では、予想外の書類への押印や訂正印が必要になる場合があります。多くの場合は認印を使用しますが、シャチハタは不可なケースが多いため事前に確認してください。
印面の欠けや朱肉の乾燥状態もチェックしておくと安心です。持ち運びには専用ケースを使い、バッグの中でインクが付かないよう保護しましょう。
押印に慣れていない人は、事前に試し押しをしておくと本番で慌てません。印鑑はビジネスシーンで頻繁に使う道具であり、その扱い方に丁寧さや段取り力が表れます。
予備の朱肉を小型ケースで持っておくと、環境によっては役立つのです。こうした細やかな準備が、入社初日からの評価を高めるきっかけになるでしょう。
④メモ帳
入社式では、会社の理念や今後のスケジュール、研修内容など多くの情報が共有されます。重要な内容を記録するために、必ずメモ帳を持参してください。
A5サイズ程度で持ち運びやすく、ページがめくりやすいタイプが望ましいです。ペンとセットで取り出しやすい場所に入れておくと、突然の指示にもすぐ対応できます。
スマートフォンでの記録は便利ですが、場面によっては失礼にあたるため、紙のメモ帳の方が安心です。記録した内容は帰宅後に整理し、必要ならデジタル化して保存すると業務でも活用できます。
きちんとメモを取る姿勢は「話をしっかり聞いている」という好印象にもつながるため、初日から心掛けておくことが重要です。
⑤A4サイズのクリアファイル
入社式では研修資料や会社案内、社内規定などの書類を受け取ります。これらをきれいな状態で保つためにA4サイズのクリアファイルは必需品です。
透明タイプを選べば中身が一目でわかり、提出書類と受け取った資料を分けて管理できます。複数枚持っておけば用途別に仕分けられて便利です。
ビジネスシーンでは派手な色や柄入りのファイルは避け、落ち着いたデザインを選びましょう。質の良いクリアファイルを用意すれば、入社式後も長く使えます。
資料をきちんと保管できることは、業務効率や信頼感にも直結するのです。
⑥名刺入れ
入社式当日に名刺を配られる場合や、部署の上司・先輩と名刺交換をする可能性があります。名刺入れを持たないと受け取った名刺を適切に保管できず、失礼にあたります。
革製や落ち着いた色合いの名刺入れを選べば、ビジネスにふさわしい印象を与えられます。仕切りがあるタイプなら自分と相手の名刺を分けて管理できるでしょう。
受け取った名刺はすぐしまわず、テーブルの上に置いて名前と顔を確認するのが基本です。事前に中身を整理し、不要な名刺は入れないようにしてください。こうした配慮が信頼構築につながります。
⑦筆記用具
筆記用具は入社式で欠かせないアイテムです。黒のボールペンは公的書類の記入に必須で、予備として2本程度用意しておくと安心です。シャープペンや消しゴムも補助的に持っておくとよいでしょう。
油性で書きやすいペンを選べば長時間の記入でも疲れにくくなります。ペンケースはコンパクトなものを選び、机上でも邪魔にならないようにしてください。静音タイプのペンなら周囲への配慮にもなります。
替え芯や予備インクも持っておくと、急なインク切れにも対応できます。普段から筆記用具を整えておく習慣が、信頼感にもつながります。
⑧財布
財布は交通費や食事代、急な支払いに備えるために必要です。クレジットカードやICカードだけでなく、現金もある程度入れておくと安心できます。
公共交通機関を利用する場合は、事前にICカードの残高を確認し、必要ならチャージしてください。スーツの内ポケットやバッグの取り出しやすい位置に入れて管理すると紛失防止になります。
分厚い長財布より、必要最低限を入れたスリムタイプの方がスマートです。不慣れな移動や予定外の出費があるかもしれないため、準備は怠らないようにしましょう。
⑨スマートフォンと充電器
スマートフォンは連絡や情報確認に欠かせません。当日は待ち時間が長くなる場合もあるため、モバイルバッテリーや充電ケーブルも持参してください。
バッテリーは満充電の状態で持ち歩くことが重要です。会社からの連絡や集合場所の確認など急な対応にも役立ちます。
式典中はマナーモードに設定し、通知音や振動が周囲の迷惑にならないようにしましょう。必要な資料や連絡先は事前にダウンロードしておくと、電波が不安定な場所でも安心です。
⑩健康保険証(必要に応じて)
入社式当日に健康診断が行われる場合、健康保険証やその写しが必要です。事前案内で持参の有無を必ず確認してください。原本を持ち歩く場合はカードケースや専用袋に入れ、汚れや破損を防ぎます。
使用しない場合でも、念のため持参しておけば安心です。特に遠方から参加する場合、急な体調不良で医療機関を受診する可能性もあります。
備えがあることで、不測の事態にも落ち着いて対応できるでしょう。
入社式の服装

入社式は社会人としての第一印象を決定づける場です。服装は派手さよりも清潔感と信頼感を重視し、TPOに合ったものを選ぶことが求められるでしょう。
ここでは入社式にふさわしい服装のポイントを、具体的に解説します。
- 黒や紺のリクルートスーツを着用する
- 白いシャツやブラウスを合わせる
- シンプルで清潔感のある靴を履く
- 控えめなデザインのバッグを持つ
- 前髪や後れ毛を整え、顔がはっきり見える髪型にする
①黒や紺のリクルートスーツを着用する
入社式では、黒や紺といった落ち着いた色合いのリクルートスーツが基本です。これらの色はフォーマルな場面に適しており、相手に真面目さや誠実さを印象づけます。
スーツは自分の体型に合ったサイズを選び、肩や袖丈、裾の長さが適切であることを確認してください。新品でなくても、クリーニングやアイロンをかけてシワを取り、きちんと感を演出しましょう。
色や柄が派手なスーツは避け、無地や目立たない織り柄を選ぶのが安全です。男女問わず、インナーや小物との組み合わせはシンプルにまとめ、スーツ全体の印象を引き立てるよう意識してください。
清潔で整ったスーツは、それだけで信頼感を高める大きな要素になります。
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②白いシャツやブラウスを合わせる
スーツのインナーには、白色のシャツやブラウスが最も無難で好印象です。白は清潔感があり、顔まわりを明るく見せる効果があります。
シャツはシワがないようにアイロンをかけ、襟元や袖口の汚れがないかも必ず確認してください。男性は無地のワイシャツに落ち着いた色のネクタイを合わせると、きちんと感が増します。
女性は透け防止のインナーを着用し、胸元が開きすぎないデザインを選びましょう。柄物や派手な色のシャツは、カジュアルな印象になってしまうため控えたほうが安心です。
首元や袖口のサイズ感も見直し、動いたときに窮屈すぎないか、逆にだらしなく見えないかをチェックしてください。白シャツはシンプルですが、細部の手入れで印象が大きく変わります。
③シンプルで清潔感のある靴を履く
靴はスーツに合わせた黒または濃い茶色のシンプルなデザインが基本です。男性は革製のストレートチップやプレーントゥ、女性はプレーンなパンプスがおすすめ。
ヒールの高さは3〜5センチ程度が歩きやすく、かつ上品な印象を与えます。靴は事前に磨き、汚れや傷を落としておきましょう。かかとがすり減っている場合は、修理をしてから履くことが大切です。
新しい靴を用意する場合は、当日までに何度か履き慣らしておくと靴擦れ防止になります。装飾が多い靴や派手な色のものは避け、全体の服装になじむシンプルなデザインを選んでください。
足元まで整っていることで、全体の印象が引き締まり、細部まで気を配れる人という評価につながります。
④控えめなデザインのバッグを持つ
入社式に持っていくバッグは、A4サイズの書類がすっきり入る自立型のものが便利です。色は黒やダークブラウンなど落ち着いた色味を選び、装飾の少ないシンプルなデザインにしましょう。
革製や合皮製であればフォーマルな場にも適しています。バッグの中は整理しやすく、必要な書類や筆記用具、財布などをきちんと収納できるものが望ましいです。
外見だけでなく、中身も整っていると当日の行動がスムーズになります。ブランドロゴが大きく目立つバッグや、カジュアルすぎるリュックは避けたほうが無難です。
持ち手や角の擦れも事前に確認し、必要に応じて手入れをしておくと良いでしょう。バッグもまた、あなたの印象を左右する重要なポイントです。
⑤前髪や後れ毛を整え、顔がはっきり見える髪型にする
髪型は服装と同じく第一印象に大きく影響します。前髪や後れ毛が顔にかかっていると暗い印象を与えるため、ピンや整髪料で整えましょう。]
男性は短く清潔感のあるカットを心がけ、耳や襟足がすっきり見える状態にします。女性は髪を結ぶ場合、低めの位置でまとめると落ち着いた印象になります。
髪色は自然なトーンに整え、派手なカラーや過度なパーマは避けてください。当日の朝は寝癖や乱れがないかを鏡で確認し、必要ならヘアアイロンやブラシで手直しを行いましょう。
髪型は顔の表情を引き立てる大切な要素です。清潔で整った髪型にすることで、相手に明るく誠実な印象を与えられます。
入社式で好印象を残すコツ

入社式は社会人としての第一歩を踏み出す大切な日で、その場での立ち振る舞いや雰囲気は今後の人間関係や評価に直結します。
ここでは、上司や同期、先輩に好印象を与えるための具体的なポイントを5つに分けて解説していきます。事前に意識して行動することで、不安を減らし安心して当日を迎えられるでしょう。
- 常に笑顔を意識する
- 清潔感のある身だしなみを心がける
- 積極的に周囲と交流する
- 姿勢や所作を美しく保つ
- 相手の話を丁寧に聞く
①常に笑顔を意識する
笑顔は相手に安心感や好印象を与える最もシンプルで効果的な方法です。入社式では緊張や不安で表情が硬くなりやすいですが、柔らかい笑顔はその場の空気を和らげます。
特に受付や席に着くとき、同期や先輩とすれ違うとき、名前を呼ばれた瞬間など、ちょっとした場面で笑顔を見せると親しみやすさが伝わるでしょう。
笑顔は自分自身の緊張をほぐし、声のトーンや姿勢も自然に良くします。作り笑顔は不自然に見えるため、口角を軽く上げて目元も柔らかくすることを意識しましょう。
緊張しやすい人は、前日から鏡の前で笑顔を作る練習をすると当日も自然に出せます。入社式は多くの人と初めて会う場であり、その印象は長く残るはず。
互いに心地よくなる笑顔を意識することが、良い社会人生活の第一歩になります。
②清潔感のある身だしなみを心がける
清潔感は第一印象の大部分を左右します。シワや汚れのないスーツ、アイロンがかかったシャツはもちろん、靴の手入れや髪型の整え方までが相手の印象に影響するのです。
男性はひげの剃り残しや眉の形、女性はナチュラルで整ったメイクや髪のまとめ方に気を配りましょう。香水や整髪料は香りが強すぎないよう控えめに。
爪は短く清潔に保ち、カバンや名刺入れなどの小物も整理しておくと全体の印象が引き締まるでしょう。身だしなみは相手に不快感を与えないための基本的なマナーです。
当日の朝は全身を鏡で確認し、必要に応じて粘着ローラーやハンカチで仕上げましょう。細部まで整った清潔感は、言葉を交わす前から相手の評価を高めてくれます。
③積極的に周囲と交流する
入社式は同期や先輩と初めて出会う場であり、関係づくりのきっかけになります。この機会を逃さず積極的に声をかけることが大切です。
席が近い人に軽く挨拶をしたり、休憩時間に「よろしくお願いします」と話しかけたりするだけでも印象は良くなります。
人見知りの場合は、相手の名前を聞く、出身地や趣味など簡単な質問をするなど、会話の糸口を作ると話が広がりやすくなるでしょう。
同期とのつながりは、入社後の仕事や精神面での支えとなることも多く、早めに関係を築いておくと安心です。交流を通して得られる情報は多く、研修や社内ルールの理解にも役立ちます。
初日から積極性を示すことで、周囲に前向きで頼れる印象を与えられるのです。
④姿勢や所作を美しく保つ
姿勢や所作は言葉以上に人柄を映します。立つときは背筋をまっすぐにし、肩の力を抜いた自然な姿勢を心がけてください。座るときは浅く腰掛け、両足を揃えると上品な印象になります。
歩くときは視線を前方に置き、背中を丸めないよう注意しましょう。資料の受け渡しやお辞儀、椅子の立ち座りなど、所作を丁寧に行うことで礼儀正しさが伝わります。
だらしない動作や癖は印象を損なうため、事前に鏡や動画で姿勢を確認し改善点を見つけましょう。入社式という特別な場で所作が整っていると、自信と誠実さを相手に示すことができます。
こうした小さな積み重ねが、信頼感を早く得るための基盤になるのです。
⑤相手の話を丁寧に聞く
入社式では、上司や役員、研修担当者などから多くの話を聞く機会があります。このとき、相手の話を丁寧に聞く姿勢は誠意と真剣さを伝える重要な要素です。
相手の目を見てうなずきながら聞くと、「理解しようとしている」という印象を与えられます。重要な内容はメモを取り、後から振り返られるようにしてください。
話を途中で遮らず、最後まで聞いてから質問することも基本的なマナーです。この姿勢は入社式だけでなく、今後の業務や会議でも信頼を築く基礎となります。
初日から話を大切に聞く態度を示すことで、「しっかり話を聞ける人」という評価を得やすくなるはず。結果として良好な人間関係の土台を作り、スムーズな社会人生活につながるでしょう。
入社式に向けた準備と当日の心構え

入社式は社会人としての第一歩を踏み出す重要な場であり、事前準備がその印象を大きく左右します。特に持ち物を整えることは、当日をスムーズに過ごすための基本です。
まず、式典の流れやマナーを理解し、必要な書類や身分証明書、筆記用具などを前日までに用意しましょう。服装は黒や紺のスーツに白いシャツを合わせ、清潔感を意識します。
当日は笑顔や丁寧な挨拶、落ち着いた姿勢を保つことで好印象を与えられますよ。
これらの準備と心構えを徹底すれば、入社式を安心して迎えられ、今後の社会人生活の良いスタートを切ることができるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。